説明

二重サイン印刷

【課題】明状態と暗状態で異なる図柄を表現する印刷方法。
【解決手段】半透明の乳白色の基材1の表面には通常印刷2を施し、裏面に夜光塗料で印刷をして、明状態と暗状態で異なる図柄を表現する。明状態では商業広告やポスター、カレンダーなどのサインとして利用されるが、暗状態には夜光塗料で描写及び印刷した明状態とは全く異なる図柄がしばらくの間光って見える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は昼(明状態)と夜(暗状態)で、別の図柄の表現法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、白色の用紙の上に、通常のインクにより下地を印刷し、その上から夜光塗料で描写または印刷をしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
次のような問題点があった。
イ)下地の印刷面の上に、夜光塗料を印刷するため、明状態時に暗状態の図柄が判ってしまう。
ロ)暗状態の図柄は、通常のインクによる印刷の図柄の強調になってしまっており、その表現に限界がある。
【0006】
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
半透明の乳白色の材質の表面に通常インクにより1色若しくは多色で印刷し、裏面に夜光塗料で描写または印刷をする。
以上を特徴とする二重サイン印刷法である。
【発明の効果】
【0008】
明状態では商業広告やポスター、カレンダーなどのサインとして利用されるが、暗状態には夜光塗料で描写及び印刷した明状態とは全く異なる図柄がしばらくの間光って見える。
また、電気を用いないため、メンテナンスは不要である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
イ)第一工程として半透明の乳白色の材質を基材とし、その基材の表面に通常インクを用い1色若しくは多色にて印刷する。
ロ)第二工程として第一工程の印刷後、基材の裏面に夜光塗料を使い描写または印刷をする。
ハ)夜光塗料の印刷面に夜光塗料の乱反射を防ぐための印刷を夜光塗料の上から行う。
【0010】
本発明は以上の構成よりなっている。
明状態では表面の印刷の図柄により、裏面の図柄は見えにくくしてある。が、暗状態になれば夜光塗料印刷面が光り、表面とは別の図柄が見える。
【0011】
なお、本発明は広告・ポスターなどの描写及び印刷法について説明したが、これに限らず、災害・事故発生時には、避難誘導サインとしても使える特徴を持っている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 明状態の実施形態の平面図
【図2】 暗状態の実施形態の平面図
【図3】 断面図
【符号の説明】
【0013】
1 基材
2 通常インク印刷部
3 夜光塗料印刷部
4 反射止め印刷部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半透明の乳白色の材質の表面に1色若しくは多色で印刷しその表面に夜光塗料で描写及び印刷することを特徴としたポスター、広告等の描写及び印刷法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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