説明

人形のバイオリンの弓を動かす装置

【課題】バイオリンを持った人形の足底を通した操りひもを引いたり、緩めたりするだけで、人形がバイオリンを演奏する動作を操るきわめて簡単な人形を操るバイオリンの弓の往復装置を提供する。
【解決手段】肩、肘、手首が自在に動く、胴体が空洞の人形(1)に、駒部に操り紐を通す通し穴を開けたバイオリンと弓を持たせる。弓の毛箱部に操り紐の一端を結び、弓のヘッド部に操り紐の一端を結ぶ。操り紐を通し穴に通し、人形(1)のバイオリンの尾止め板部(9)を宛がう真下に開けた通し穴(10)に通し、操り紐の一方の端を引っ張りバネ(11)の一方の端に接合し、引っ張りバネ(11)のもう一方の端を人形(1)の右足底部(12)に弓の毛箱部が最も接近する位置に、長さを調整し固定する。操り紐のもう一方の端を人形(1)の左足底部(13)に開けた通し穴(14)に通す。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この考案は一本の操り紐を引っ張ったり緩めたりするだけで、人形にバイオリン(弓を使う弦楽器全般)を引く動作を連動する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、弦楽器の弓の駆動で人形を動かす装置はなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これには次のような欠点があった。
人形本体の動きを操作する装置によるバイオリン(弓を使う弦楽器全般)の演奏動作を人形に作り出すには複雑な機構を要した。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
肩、肘、手首が自在に動く、胴体が空洞の人形(1)に、駒部に操り紐(2)と(3)を通す通し穴(4)を開けたバイオリン(5)と弓(6)を持たせる。弓(6)の毛箱部(7)に操り紐(2)の一端を結び、弓(6)のヘッド部(8)に操り紐(3)の一端を結ぶ。操り紐(2)と(3)を通し穴(4)に通し、人形(1)のバイオリンの尾止め板部(9)を宛がう真下に開けた通し穴(10)に通し、操り紐(2)の一方の端を引っ張りバネ(11)の一方の端に接合し、引っ張りバネ(11)のもう一方の端を人形(1)の右足底部(12)に弓(6)の毛箱部(7)が最も接近する位置に、長さを調整し固定する。操り紐(3)のもう一方の端を人形(1)の左足底部(13)に開けた通し穴(14)に通す。
【作用】
【0005】
操り紐(3)を引くと、引いた分だけ弓(6)のヘッド部(8)が通し穴(4)に近づき、緩めると緩めた分だけヘッド部(8)は引っ張りバネ(11)の作用で元の位置に戻り、引っ張る速さが速ければ速く、遅ければ遅く動くのである。
【実施例】
【0006】
(イ)操り紐(2)の長さを弓(6)の毛箱部(7)に最も近づく長さに調節する。
【発明の効果】
【0007】
人形(1)の右足底部(12)に、操り紐(12)に接続した引っ張りバネ(11)を固定し、人形(1)の左足底部(13)に開けた通し穴(14)を通した操り紐(3)を、引いたり緩めたりするだけで人形(1)にバイオリンを弾く弓(6)を自在に動かし、演奏する動作を与える事ができる極めて簡単な人形にバイオリンを弾かせる弓の装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバイオリンと弓部の一部を欠いた斜視図である。
【図2】本考案のバイオリンと弓部及び人形の一部を欠いた斜視図である。
【符号の説明】
1 人形(1) 8 ヘッド部(8)
2 操り紐(2) 9 尾止め板部(9)
3 操り紐(3) 10 通し穴(10)
4 通し穴 (駒部)(4) 11 引っ張りバネ(11)
5 バイオリン(5) 12 右足底部(12)
6 弓(6) 13 左足底部(13)
7 毛箱部(7) 14 通し穴(14)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオリンの弓とつながった操り紐を、引いたり緩めたりして弓の動きを自由に制御する装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−56278(P2009−56278A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−259222(P2007−259222)
【出願日】平成19年9月3日(2007.9.3)
【出願人】(502368761)
【Fターム(参考)】