説明

介助用リモートコントロール局部洗浄装置

【目的】 紙パンツをしたまま排便をした場合、便は肛門の周りと前方、陰部にかけて広がってしまい、汚物を洗浄することができなかった。 洗浄装置のノズルの先端をリモートコントロールで、360度回転することにより、広範囲に汚物を洗浄するものである。
【構成】 介助者はリモートコントロールによりノズルの前後の位置とノズル先端部の角度調整を操作していき、洗浄部位を確認しながら、ノズルの角度を変えて洗浄していく。また、洗浄装置ノズルに切り換えによるシャワー機能を備え、広範囲に洗浄しやすくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は介護対象者が紙パンツなどで、便をした場合、便がおしり全体に広がってしまう為、リモートコントロールにより、介助者が洗浄装置を操作しながら汚物を洗浄するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、肛門部及び陰部を洗浄する洗浄装置が知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術はおしり洗浄と女性用のビデ洗浄とがあるが、ノズルの移動は前後のみであり、紙パンツをしたまま排便をして、おしり全体に便が広がってしまった状態では、汚物を洗浄することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
洗浄装置のノズルの先端をリモートコントロールで、360度回転することにより、広範囲に汚物を洗浄するものである。また、洗浄装置ノズルに切り換えによるシャワー機能を備え、広範囲に洗浄しやすくする。さらに、洗浄する部位をあらかじめ記憶させ、ワンタッチで、広範囲の洗浄を可能にする。
【発明の効果】
【0005】
従来の洗浄装置ではノズルは前後移動のみであった為、洗浄範囲が限られていたが、本発明ではノズルの先端が首振りする為、紙パンツなどで広がってしまった汚物を広範囲に洗浄することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
紙パンツをしたまま排便をした場合、便は肛門の周りと前方、陰部にかけて広がってしまう。介助者はリモートコントロールにより、洗浄部位を確認しながら、ノズルを操作していく。また、介助対象者が男性の場合、睾丸のつけ根部分に便が多く付着するため、角度を変えて洗浄する必要があり、ノズルの前後の位置とノズル先端部の角度調整をリモートコントロールで操作していく。
また、洗浄装置ノズルに切り換えによるシャワー機能を備え、広範囲に洗浄しやすくする。さらに、洗浄する部位をあらかじめ記憶させ、ワンタッチで、広範囲の洗浄を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 リモートコントロールにより、ノズルの方向を変えて、洗浄する説明図である。
【図2】 洗浄装置ノズルのシャワー機能の説明図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙パンツをしたまま排便をした場合、便は肛門の周りと前方、陰部にかけて広がってしまう。介助者はリモートコントロールにより、洗浄部位を確認しながら、ノズルを操作していく。また、介助対象者が男性の場合、睾丸のつけ根部分に便が多く付着するため、角度を変えて洗浄する必要があり、ノズルの前後の位置とノズル先端部の角度調整をリモートコントロールで操作していく。
【請求項2】
洗浄装置ノズルに切り換えによるシャワー機能を備え、広範囲に洗浄しやすくする。
【請求項3】
洗浄する部位をあらかじめ記憶させ、ワンタッチで、広範囲の洗浄を可能にする。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−138494(P2008−138494A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−350584(P2006−350584)
【出願日】平成18年11月29日(2006.11.29)
【出願人】(506430716)
【Fターム(参考)】