仕分装置
【課題】効率よく仕分作業ができる仕分装置を提供する。
【解決手段】仕分装置1は、物品Wを搬送方向Aに搬送する主搬送部2からこの主搬送部2の側方に複数配設した分岐搬送部3に物品Wを仕分ける。主搬送部2は、物品Wを搬送方向Aに搬送する複数の搬送コンベヤ5を備える。隣り合う搬送コンベヤ5間には、回動コンベヤ6を搬送方向Aに沿った回動中心軸線を中心として回動可能に設ける。回動コンベヤ6は、回動中心軸線を中心とする回動により搬送状態および仕分傾斜状態に切り換え可能である。回動コンベヤ6は、搬送状態時には搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れて搬送方向Aに搬送し、仕分傾斜状態時には搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れて自重により滑落させて側方の分岐搬送部3に仕分ける。
【解決手段】仕分装置1は、物品Wを搬送方向Aに搬送する主搬送部2からこの主搬送部2の側方に複数配設した分岐搬送部3に物品Wを仕分ける。主搬送部2は、物品Wを搬送方向Aに搬送する複数の搬送コンベヤ5を備える。隣り合う搬送コンベヤ5間には、回動コンベヤ6を搬送方向Aに沿った回動中心軸線を中心として回動可能に設ける。回動コンベヤ6は、回動中心軸線を中心とする回動により搬送状態および仕分傾斜状態に切り換え可能である。回動コンベヤ6は、搬送状態時には搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れて搬送方向Aに搬送し、仕分傾斜状態時には搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れて自重により滑落させて側方の分岐搬送部3に仕分ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率よく仕分作業ができる仕分装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の側方に配設された複数の分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置が知られている。そして、この主搬送部は、例えば物品を水平な搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、上下方向の回動中心軸線を中心として水平回動可能に設けられその水平回動により搬送状態および仕分状態に切り換えられ搬送状態時には搬送コンベヤからの物品をそのまま搬送方向に搬送し仕分状態時には搬送コンベヤからの物品を搬送方向側方に搬送して分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平4−53775号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の仕分装置では、主搬送部の回動コンベヤは仕分状態で搬送コンベヤから物品を受け入れることができず、物品の受け入れのために、回動コンベヤを搬送状態に切り換える必要がある。このため、複数個の物品を同じ分岐搬送部に連続して仕分ける場合であっても、回動コンベヤを搬送状態に一旦切り換えなければならず、仕分作業の効率が悪い。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率よく仕分作業ができる仕分装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の仕分装置は、物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の側方に配設された複数の分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、前記主搬送部は、物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、搬送方向に沿った回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、その回動により搬送状態および仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向側方に滑落させて前記分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備えるものである。
【0006】
請求項2記載の仕分装置は、物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の一側方に配設された複数の一方側分岐搬送部および前記主搬送部の他側方に配設された複数の他方側分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、前記主搬送部は、物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、搬送方向に沿った第1回動中心軸線および第2回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、前記第1回動中心軸線を中心とする回動により搬送状態および一方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記第2回動中心軸線を中心とする回動により前記搬送状態および他方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記一方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向一側方に滑落させて前記一方側分岐搬送部に仕分け、前記他方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向他側方に滑落させて前記他方側分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数個の物品を同じ分岐搬送部に連続して仕分ける場合に、回動コンベヤを搬送状態に一旦切り換える必要がなく、効率よく仕分作業ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の仕分装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1において、1は仕分装置で、この仕分装置1は、物品Wを水平な搬送方向Aに搬送する主搬送部2から、この主搬送部2の側方にこの主搬送部2に対して直交状に配設された複数の分岐搬送部3に仕分情報に基づいて物品Wを仕分けるものである。なお、物品Wは、例えば新聞、雑誌、書籍等の矩形板状のものである。
【0010】
主搬送部2は、物品Wを搬送方向Aに搬送する複数の搬送コンベヤ5を備えている。これら複数の搬送コンベヤ5は、主搬送部2の搬送方向Aに沿って互いに間隔をおいて配設されている。各搬送コンベヤ5は、例えば搬送ローラ(図示せず)で物品Wを搬送方向Aに搬送するローラコンベヤである。
【0011】
また、互いに隣合う搬送コンベヤ5間には、主搬送部2の搬送方向Aに沿った水平な回動中心軸線Xを中心として上下方向に回動可能な回動コンベヤ6が配設されている。各回動コンベヤ6は、回動中心軸線Xを中心とする上下回動により搬送状態および仕分傾斜状態に選択的に切り換えられる。
【0012】
そして、回動コンベヤ6は、水平状の搬送状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをそのまま搬送方向Aに搬送し、分岐搬送部3側に向って下り傾斜状の仕分傾斜状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをその自重により搬送方向A側方(図1では、上方向)に滑落させて対応する分岐搬送部3に仕分ける。
【0013】
ここで、回動コンベヤ6は、図2ないし図4に示すように、コンベヤ支持体11の支軸12にてこの支軸12つまり回動中心軸線Xを中心として上下方向に回動可能に支持された回動フレーム13を有している。回動フレーム13には、搬送方向Aに長手状で互いに離間対向する一対の対向フレーム14が設けられ、これら両対向フレーム14間に複数の搬送ローラ15が回転可能に設けられている。これら複数の搬送ローラ15は、駆動源であるローラ駆動用モータ16から出力される動力に基づいて回転して物品Wを搬送方向Aに搬送する。このローラ駆動用モータ16は回動フレーム13に取り付けられている。
【0014】
また、回動コンベヤ6は、仕分情報に基づく回動駆動手段21の作動により回動中心軸線Xを中心として上下方向に回動する。この回動駆動手段21は、駆動源であるモータ22を有し、このモータ22の出力軸23には第1リンク24の一端部が回動可能に連結され、この第1リンク24の他端部には第2リンク25の一端部が回動可能に連結されている。第2リンク25の他端部には、第3リンク26の一端部および第4リンク27の一端部が連結軸28を介してそれぞれ回動可能に連結されている。第3リンク26の他端部はコンベヤ支持体11の支軸29に回動可能に連結され、第4リンク27の他端部は回動フレーム13の支軸30に回動可能に連結されている。
【0015】
そして、図5(a)ないし(e)に示すように、回動駆動手段21のモータ22が駆動して出力軸23が一方向(図中、矢印方向)に回転すると、各リンク24,25,26,27が回動することにより回動コンベヤ6が支軸(回動中心軸線X)12を中心として上下方向に回動する。そして、回動コンベヤ6は、上方回動により図5(e)に示す水平状の搬送状態となり、下方回動により図5(a)に示す傾斜状の仕分傾斜状態となる。
【0016】
分岐搬送部3は、図1に示すように、仕分傾斜状態の回動コンベヤ6から滑落してくる物品Wを受け入れて搬送する下り傾斜状のシュート31と、このシュート31からの物品Wを受け入れて搬送するコンベヤ32とを備えている。シュート31の回動コンベヤ6側の端部には、物品Wと接触して物品Wの向きを変更する向き変更手段33が設けられている。この向き変更手段33は、例えば物品Wと接触して物品Wを90度回動させるターンローラ34で、このターンローラ34は上下方向の軸(図示せず)を中心として回動可能となっている。
【0017】
次に、上記仕分装置1の作用等を説明する。
【0018】
仕分対象物である物品Wが主搬送部2にて搬送方向Aに搬送されている途中で、物品Wに対応する仕分情報に基づいて回動コンベヤ6が回動中心軸線Xを中心とする下方回動により水平状の搬送状態から仕分傾斜状態に切り換えられると、その物品Wは、仕分傾斜状態の回動コンベヤ6の搬送ローラ15上を自重により搬送方向A側方に向って滑落し、対応する分岐搬送部3に仕分けられる。この仕分けられた物品Wは、ターンローラ34にて向きが変更された後、シュート31およびコンベヤ32にて搬送される。
【0019】
そして、例えば次に続く物品Wが1つ前の物品Wと同じ分岐搬送部3に仕分けるべきものである場合には、回動コンベヤ6は仕分傾斜状態に維持され、その物品Wは、搬送コンベヤ5から仕分傾斜状態の回動コンベヤ6の搬送ローラ15上に乗り移った後、その搬送ローラ15上を自重により搬送方向A側方に向って滑落し、対応する分岐搬送部3に仕分けられる。
【0020】
なお、次に続く物品Wが1つ前の物品Wとは異なる分岐搬送部3に仕分けるべきものである場合には、回動コンベヤ6は回動中心軸線Xを中心とする上方回動により仕分傾斜状態から水平状の搬送状態に切り換えられ、その物品Wは、搬送コンベヤ5から搬送状態の回動コンベヤ6の搬送ローラ15上に乗り移り、そのまま搬送ローラ15にて搬送方向Aに向って搬送される。
【0021】
このように仕分装置1によれば、複数個の物品Wを同じ分岐搬送部3に連続して仕分ける場合に、回動コンベヤ6を搬送状態に一旦切り換える必要がなく、このため、例えば同じ分岐搬送部3に仕分ける隣合う物品W間の距離を短くでき、効率よく仕分作業ができる。
【0022】
また、搬送コンベヤ5および回動コンベヤ6はいずれも短機長コンベヤであり、主搬送部2はその短機長コンベヤが連設されて構成されているため、構造がきわめてシンプルで、メンテナンス性も良好である。
【0023】
なお、上記実施の形態では、主搬送部2の一側方のみに複数の分岐搬送部3を直交状に配設し、物品Wを搬送方向A一側方にのみ仕分ける構成について説明したが、例えば図6に示すように、主搬送部2の一側方に複数の一方側分岐搬送部3aを直交状に配設しかつ主搬送部2の他側方に複数の他方側分岐搬送部3bを直交状に配設し、物品Wを搬送方向Aの両側方に仕分ける構成でもよい。
【0024】
この図6に示す仕分装置1の各回動コンベヤ6は、図1に示すものとは異なり、図7ないし図10に示すように、一方側分岐搬送部3a側に位置し主搬送部2の搬送方向Aに沿った水平な第1回動中心軸線X1を中心として上下方向に回動可能であり、かつ他方側分岐搬送部3b側に位置し主搬送部2の搬送方向Aに沿った水平な第2回動中心軸線X2を中心として上下方向に回動可能である。
【0025】
各回動コンベヤ6は、第1回動中心軸線X1を中心とする上下回動により水平な搬送状態および一方側仕分傾斜状態に選択的に切り換えられ、第2回動中心軸線X2を中心とする上下回動により水平な搬送状態および他方側仕分傾斜状態に選択的に切り換えられる。すなわち、各回動コンベヤ6は、水平状の搬送状態と、一方側分岐搬送部3a側に向って下り傾斜状の一方側仕分傾斜状態と、他方側分岐搬送部3b側に向って下り傾斜状の他方側仕分傾斜状態とに選択的に切り換えられる。
【0026】
そして、回動コンベヤ6は、水平状の搬送状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをそのまま搬送方向Aに搬送し、一方側仕分傾斜状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをその自重により搬送方向A側方(図6では、上方向)に滑落させて対応する一方側分岐搬送部3aに仕分け、他方側仕分傾斜状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをその自重により搬送方向A側方(図6では、下方向)に滑落させて対応する他方側分岐搬送部3bに仕分ける。
【0027】
また、この回動コンベヤ6は、図7ないし図10に示すように、第1支軸(第1回動中心軸線X1)12aおよび第2支軸(第2回動中心軸線X2)12bを中心として上下方向に回動可能に支持された回動フレーム13を有している。回動フレーム13には、図4等に示すものと同様、一対の対向フレーム14が設けられ、これら両対向フレーム14間に複数の搬送ローラ15が回転可能に設けられ、これら複数の搬送ローラ15は駆動源であるローラ駆動用モータ16から出力される動力に基づいて回転して物品Wを搬送方向Aに搬送する。
【0028】
さらに、回動コンベヤ6は、仕分情報に基づく第1回動駆動手段21aの作動により第1回動中心軸線X1を中心として上下方向に回動するとともに仕分情報に基づく第2回動駆動手段21bの作動により第2回動中心軸線X2を中心として上下方向に回動する。第1回動駆動手段21aおよび第2回動駆動手段21bは、いずれも基本的構成が図4等に示す回動駆動手段21と同じもので、駆動源であるモータ22を有し、このモータ22の出力軸23には第1リンク24の一端部が回動可能に連結され、この第1リンク24の他端部には第2リンク25の一端部が回動可能に連結されている。第2リンク25の他端部には、第3リンク26の一端部および第4リンク27の一端部が連結軸28を介してそれぞれ回動可能に連結されている。第3リンク26の他端部はコンベヤ支持体11の支軸29に回動可能に連結され、第4リンク27の他端部は支軸12a,12bに回動可能に連結されている。
【0029】
そして、第1回動駆動手段21aのモータ22が駆動して出力軸23が一方向に回転すると、各リンク24,25,26,27が回動することにより回動コンベヤ6が第1支軸(第1回動中心軸線X1)12aを中心として上下方向に回動し、その上方回動により回動コンベヤ6が水平状の搬送状態となり、その下方回動により回動コンベヤ6が傾斜状の一方側仕分傾斜状態となる。また、第2回動駆動手段21bのモータ22が駆動して出力軸23が一方向に回転すると、各リンク24,25,26,27が回動することにより回動コンベヤ6が第2支軸(第2回動中心軸線X2)12bを中心として上下方向に回動し、その上方回動により回動コンベヤ6が水平状の搬送状態となり、その下方回動により回動コンベヤ6が傾斜状の他方側仕分傾斜状態となる。
【0030】
また、一方側分岐搬送部3aおよび他方側分岐搬送部3bは、図1に示す分岐搬送部3と同様、下り傾斜状のシュート31とこのシュート31からの物品Wを受け入れて搬送するコンベヤ32とを備え、シュート31にはターンローラ34にて構成された向き変更手段33が設けられている。
【0031】
そして、このような図6に示す仕分装置1であっても、複数個の物品Wを同じ分岐搬送部3a,3bに連続して仕分ける場合に、回動コンベヤ6を搬送状態に一旦切り換える必要がなく、このため、例えば同じ分岐搬送部3a,3bに仕分ける隣合う物品W間の距離を短くでき、効率よく仕分作業ができる等、前記図1に示すものと同様の作用効果を奏することができる。
【0032】
なお、上記いずれの実施の形態においても、搬送コンベヤ5および回動コンベヤ6は、搬送ローラを有するローラコンベヤである構成について説明したが、例えば無端状の搬送ベルトを有するベルトコンベヤ等でもよく、またローラコンベヤおよびベルトコンベヤを適宜組み合わせたもの等でもよい。
【0033】
また、回動コンベヤ6を上下方向に回動させる回動駆動手段は、モータ22で回動するリンク24,25,26,27を用いた構成には限定されず、例えば流体圧シリンダ等の伸縮駆動手段の伸縮動作で回動コンベヤ6を回動させる構成等でもよい。
【0034】
さらに、分岐搬送部3,3a,3bを主搬送部2に対して直交状に配設した構成には限定されず、分岐搬送部3,3a,3bを主搬送部2に対して傾斜状に配設した構成等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施の形態に係る仕分装置の概略平面図である。
【図2】同上仕分装置の回動コンベヤの平面図である。
【図3】同上回動コンベヤの側面図である。
【図4】同上回動コンベヤの正面図である。
【図5】(a)〜(e)は同上回動コンベヤの動作説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る仕分装置の概略平面図である。
【図7】同上仕分装置の回動コンベヤの平面図である。
【図8】同上回動コンベヤの側面図である。
【図9】同上回動コンベヤの一方側仕分傾斜状態を示す正面図である。
【図10】同上回動コンベヤの他方側仕分傾斜状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 仕分装置
2 主搬送部
3 分岐搬送部
3a 一方側分岐搬送部
3b 他方側分岐搬送部
5 搬送コンベヤ
6 回動コンベヤ
A 搬送方向
W 物品
X 回動中心軸線
X1 第1回動中心軸線
X2 第2回動中心軸線
【技術分野】
【0001】
本発明は、効率よく仕分作業ができる仕分装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の側方に配設された複数の分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置が知られている。そして、この主搬送部は、例えば物品を水平な搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、上下方向の回動中心軸線を中心として水平回動可能に設けられその水平回動により搬送状態および仕分状態に切り換えられ搬送状態時には搬送コンベヤからの物品をそのまま搬送方向に搬送し仕分状態時には搬送コンベヤからの物品を搬送方向側方に搬送して分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平4−53775号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の仕分装置では、主搬送部の回動コンベヤは仕分状態で搬送コンベヤから物品を受け入れることができず、物品の受け入れのために、回動コンベヤを搬送状態に切り換える必要がある。このため、複数個の物品を同じ分岐搬送部に連続して仕分ける場合であっても、回動コンベヤを搬送状態に一旦切り換えなければならず、仕分作業の効率が悪い。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効率よく仕分作業ができる仕分装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の仕分装置は、物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の側方に配設された複数の分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、前記主搬送部は、物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、搬送方向に沿った回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、その回動により搬送状態および仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向側方に滑落させて前記分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備えるものである。
【0006】
請求項2記載の仕分装置は、物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の一側方に配設された複数の一方側分岐搬送部および前記主搬送部の他側方に配設された複数の他方側分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、前記主搬送部は、物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、搬送方向に沿った第1回動中心軸線および第2回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、前記第1回動中心軸線を中心とする回動により搬送状態および一方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記第2回動中心軸線を中心とする回動により前記搬送状態および他方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記一方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向一側方に滑落させて前記一方側分岐搬送部に仕分け、前記他方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向他側方に滑落させて前記他方側分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数個の物品を同じ分岐搬送部に連続して仕分ける場合に、回動コンベヤを搬送状態に一旦切り換える必要がなく、効率よく仕分作業ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の仕分装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1において、1は仕分装置で、この仕分装置1は、物品Wを水平な搬送方向Aに搬送する主搬送部2から、この主搬送部2の側方にこの主搬送部2に対して直交状に配設された複数の分岐搬送部3に仕分情報に基づいて物品Wを仕分けるものである。なお、物品Wは、例えば新聞、雑誌、書籍等の矩形板状のものである。
【0010】
主搬送部2は、物品Wを搬送方向Aに搬送する複数の搬送コンベヤ5を備えている。これら複数の搬送コンベヤ5は、主搬送部2の搬送方向Aに沿って互いに間隔をおいて配設されている。各搬送コンベヤ5は、例えば搬送ローラ(図示せず)で物品Wを搬送方向Aに搬送するローラコンベヤである。
【0011】
また、互いに隣合う搬送コンベヤ5間には、主搬送部2の搬送方向Aに沿った水平な回動中心軸線Xを中心として上下方向に回動可能な回動コンベヤ6が配設されている。各回動コンベヤ6は、回動中心軸線Xを中心とする上下回動により搬送状態および仕分傾斜状態に選択的に切り換えられる。
【0012】
そして、回動コンベヤ6は、水平状の搬送状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをそのまま搬送方向Aに搬送し、分岐搬送部3側に向って下り傾斜状の仕分傾斜状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをその自重により搬送方向A側方(図1では、上方向)に滑落させて対応する分岐搬送部3に仕分ける。
【0013】
ここで、回動コンベヤ6は、図2ないし図4に示すように、コンベヤ支持体11の支軸12にてこの支軸12つまり回動中心軸線Xを中心として上下方向に回動可能に支持された回動フレーム13を有している。回動フレーム13には、搬送方向Aに長手状で互いに離間対向する一対の対向フレーム14が設けられ、これら両対向フレーム14間に複数の搬送ローラ15が回転可能に設けられている。これら複数の搬送ローラ15は、駆動源であるローラ駆動用モータ16から出力される動力に基づいて回転して物品Wを搬送方向Aに搬送する。このローラ駆動用モータ16は回動フレーム13に取り付けられている。
【0014】
また、回動コンベヤ6は、仕分情報に基づく回動駆動手段21の作動により回動中心軸線Xを中心として上下方向に回動する。この回動駆動手段21は、駆動源であるモータ22を有し、このモータ22の出力軸23には第1リンク24の一端部が回動可能に連結され、この第1リンク24の他端部には第2リンク25の一端部が回動可能に連結されている。第2リンク25の他端部には、第3リンク26の一端部および第4リンク27の一端部が連結軸28を介してそれぞれ回動可能に連結されている。第3リンク26の他端部はコンベヤ支持体11の支軸29に回動可能に連結され、第4リンク27の他端部は回動フレーム13の支軸30に回動可能に連結されている。
【0015】
そして、図5(a)ないし(e)に示すように、回動駆動手段21のモータ22が駆動して出力軸23が一方向(図中、矢印方向)に回転すると、各リンク24,25,26,27が回動することにより回動コンベヤ6が支軸(回動中心軸線X)12を中心として上下方向に回動する。そして、回動コンベヤ6は、上方回動により図5(e)に示す水平状の搬送状態となり、下方回動により図5(a)に示す傾斜状の仕分傾斜状態となる。
【0016】
分岐搬送部3は、図1に示すように、仕分傾斜状態の回動コンベヤ6から滑落してくる物品Wを受け入れて搬送する下り傾斜状のシュート31と、このシュート31からの物品Wを受け入れて搬送するコンベヤ32とを備えている。シュート31の回動コンベヤ6側の端部には、物品Wと接触して物品Wの向きを変更する向き変更手段33が設けられている。この向き変更手段33は、例えば物品Wと接触して物品Wを90度回動させるターンローラ34で、このターンローラ34は上下方向の軸(図示せず)を中心として回動可能となっている。
【0017】
次に、上記仕分装置1の作用等を説明する。
【0018】
仕分対象物である物品Wが主搬送部2にて搬送方向Aに搬送されている途中で、物品Wに対応する仕分情報に基づいて回動コンベヤ6が回動中心軸線Xを中心とする下方回動により水平状の搬送状態から仕分傾斜状態に切り換えられると、その物品Wは、仕分傾斜状態の回動コンベヤ6の搬送ローラ15上を自重により搬送方向A側方に向って滑落し、対応する分岐搬送部3に仕分けられる。この仕分けられた物品Wは、ターンローラ34にて向きが変更された後、シュート31およびコンベヤ32にて搬送される。
【0019】
そして、例えば次に続く物品Wが1つ前の物品Wと同じ分岐搬送部3に仕分けるべきものである場合には、回動コンベヤ6は仕分傾斜状態に維持され、その物品Wは、搬送コンベヤ5から仕分傾斜状態の回動コンベヤ6の搬送ローラ15上に乗り移った後、その搬送ローラ15上を自重により搬送方向A側方に向って滑落し、対応する分岐搬送部3に仕分けられる。
【0020】
なお、次に続く物品Wが1つ前の物品Wとは異なる分岐搬送部3に仕分けるべきものである場合には、回動コンベヤ6は回動中心軸線Xを中心とする上方回動により仕分傾斜状態から水平状の搬送状態に切り換えられ、その物品Wは、搬送コンベヤ5から搬送状態の回動コンベヤ6の搬送ローラ15上に乗り移り、そのまま搬送ローラ15にて搬送方向Aに向って搬送される。
【0021】
このように仕分装置1によれば、複数個の物品Wを同じ分岐搬送部3に連続して仕分ける場合に、回動コンベヤ6を搬送状態に一旦切り換える必要がなく、このため、例えば同じ分岐搬送部3に仕分ける隣合う物品W間の距離を短くでき、効率よく仕分作業ができる。
【0022】
また、搬送コンベヤ5および回動コンベヤ6はいずれも短機長コンベヤであり、主搬送部2はその短機長コンベヤが連設されて構成されているため、構造がきわめてシンプルで、メンテナンス性も良好である。
【0023】
なお、上記実施の形態では、主搬送部2の一側方のみに複数の分岐搬送部3を直交状に配設し、物品Wを搬送方向A一側方にのみ仕分ける構成について説明したが、例えば図6に示すように、主搬送部2の一側方に複数の一方側分岐搬送部3aを直交状に配設しかつ主搬送部2の他側方に複数の他方側分岐搬送部3bを直交状に配設し、物品Wを搬送方向Aの両側方に仕分ける構成でもよい。
【0024】
この図6に示す仕分装置1の各回動コンベヤ6は、図1に示すものとは異なり、図7ないし図10に示すように、一方側分岐搬送部3a側に位置し主搬送部2の搬送方向Aに沿った水平な第1回動中心軸線X1を中心として上下方向に回動可能であり、かつ他方側分岐搬送部3b側に位置し主搬送部2の搬送方向Aに沿った水平な第2回動中心軸線X2を中心として上下方向に回動可能である。
【0025】
各回動コンベヤ6は、第1回動中心軸線X1を中心とする上下回動により水平な搬送状態および一方側仕分傾斜状態に選択的に切り換えられ、第2回動中心軸線X2を中心とする上下回動により水平な搬送状態および他方側仕分傾斜状態に選択的に切り換えられる。すなわち、各回動コンベヤ6は、水平状の搬送状態と、一方側分岐搬送部3a側に向って下り傾斜状の一方側仕分傾斜状態と、他方側分岐搬送部3b側に向って下り傾斜状の他方側仕分傾斜状態とに選択的に切り換えられる。
【0026】
そして、回動コンベヤ6は、水平状の搬送状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをそのまま搬送方向Aに搬送し、一方側仕分傾斜状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをその自重により搬送方向A側方(図6では、上方向)に滑落させて対応する一方側分岐搬送部3aに仕分け、他方側仕分傾斜状態時には搬送方向A上流の搬送コンベヤ5から物品Wを受け入れこの受け入れた物品Wをその自重により搬送方向A側方(図6では、下方向)に滑落させて対応する他方側分岐搬送部3bに仕分ける。
【0027】
また、この回動コンベヤ6は、図7ないし図10に示すように、第1支軸(第1回動中心軸線X1)12aおよび第2支軸(第2回動中心軸線X2)12bを中心として上下方向に回動可能に支持された回動フレーム13を有している。回動フレーム13には、図4等に示すものと同様、一対の対向フレーム14が設けられ、これら両対向フレーム14間に複数の搬送ローラ15が回転可能に設けられ、これら複数の搬送ローラ15は駆動源であるローラ駆動用モータ16から出力される動力に基づいて回転して物品Wを搬送方向Aに搬送する。
【0028】
さらに、回動コンベヤ6は、仕分情報に基づく第1回動駆動手段21aの作動により第1回動中心軸線X1を中心として上下方向に回動するとともに仕分情報に基づく第2回動駆動手段21bの作動により第2回動中心軸線X2を中心として上下方向に回動する。第1回動駆動手段21aおよび第2回動駆動手段21bは、いずれも基本的構成が図4等に示す回動駆動手段21と同じもので、駆動源であるモータ22を有し、このモータ22の出力軸23には第1リンク24の一端部が回動可能に連結され、この第1リンク24の他端部には第2リンク25の一端部が回動可能に連結されている。第2リンク25の他端部には、第3リンク26の一端部および第4リンク27の一端部が連結軸28を介してそれぞれ回動可能に連結されている。第3リンク26の他端部はコンベヤ支持体11の支軸29に回動可能に連結され、第4リンク27の他端部は支軸12a,12bに回動可能に連結されている。
【0029】
そして、第1回動駆動手段21aのモータ22が駆動して出力軸23が一方向に回転すると、各リンク24,25,26,27が回動することにより回動コンベヤ6が第1支軸(第1回動中心軸線X1)12aを中心として上下方向に回動し、その上方回動により回動コンベヤ6が水平状の搬送状態となり、その下方回動により回動コンベヤ6が傾斜状の一方側仕分傾斜状態となる。また、第2回動駆動手段21bのモータ22が駆動して出力軸23が一方向に回転すると、各リンク24,25,26,27が回動することにより回動コンベヤ6が第2支軸(第2回動中心軸線X2)12bを中心として上下方向に回動し、その上方回動により回動コンベヤ6が水平状の搬送状態となり、その下方回動により回動コンベヤ6が傾斜状の他方側仕分傾斜状態となる。
【0030】
また、一方側分岐搬送部3aおよび他方側分岐搬送部3bは、図1に示す分岐搬送部3と同様、下り傾斜状のシュート31とこのシュート31からの物品Wを受け入れて搬送するコンベヤ32とを備え、シュート31にはターンローラ34にて構成された向き変更手段33が設けられている。
【0031】
そして、このような図6に示す仕分装置1であっても、複数個の物品Wを同じ分岐搬送部3a,3bに連続して仕分ける場合に、回動コンベヤ6を搬送状態に一旦切り換える必要がなく、このため、例えば同じ分岐搬送部3a,3bに仕分ける隣合う物品W間の距離を短くでき、効率よく仕分作業ができる等、前記図1に示すものと同様の作用効果を奏することができる。
【0032】
なお、上記いずれの実施の形態においても、搬送コンベヤ5および回動コンベヤ6は、搬送ローラを有するローラコンベヤである構成について説明したが、例えば無端状の搬送ベルトを有するベルトコンベヤ等でもよく、またローラコンベヤおよびベルトコンベヤを適宜組み合わせたもの等でもよい。
【0033】
また、回動コンベヤ6を上下方向に回動させる回動駆動手段は、モータ22で回動するリンク24,25,26,27を用いた構成には限定されず、例えば流体圧シリンダ等の伸縮駆動手段の伸縮動作で回動コンベヤ6を回動させる構成等でもよい。
【0034】
さらに、分岐搬送部3,3a,3bを主搬送部2に対して直交状に配設した構成には限定されず、分岐搬送部3,3a,3bを主搬送部2に対して傾斜状に配設した構成等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施の形態に係る仕分装置の概略平面図である。
【図2】同上仕分装置の回動コンベヤの平面図である。
【図3】同上回動コンベヤの側面図である。
【図4】同上回動コンベヤの正面図である。
【図5】(a)〜(e)は同上回動コンベヤの動作説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る仕分装置の概略平面図である。
【図7】同上仕分装置の回動コンベヤの平面図である。
【図8】同上回動コンベヤの側面図である。
【図9】同上回動コンベヤの一方側仕分傾斜状態を示す正面図である。
【図10】同上回動コンベヤの他方側仕分傾斜状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 仕分装置
2 主搬送部
3 分岐搬送部
3a 一方側分岐搬送部
3b 他方側分岐搬送部
5 搬送コンベヤ
6 回動コンベヤ
A 搬送方向
W 物品
X 回動中心軸線
X1 第1回動中心軸線
X2 第2回動中心軸線
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の側方に配設された複数の分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、
前記主搬送部は、
物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、
搬送方向に沿った回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、その回動により搬送状態および仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向側方に滑落させて前記分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備える
ことを特徴とする仕分装置。
【請求項2】
物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の一側方に配設された複数の一方側分岐搬送部および前記主搬送部の他側方に配設された複数の他方側分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、
前記主搬送部は、
物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、
搬送方向に沿った第1回動中心軸線および第2回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、前記第1回動中心軸線を中心とする回動により搬送状態および一方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記第2回動中心軸線を中心とする回動により前記搬送状態および他方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記一方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向一側方に滑落させて前記一方側分岐搬送部に仕分け、前記他方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向他側方に滑落させて前記他方側分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備える
ことを特徴とする仕分装置。
【請求項1】
物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の側方に配設された複数の分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、
前記主搬送部は、
物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、
搬送方向に沿った回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、その回動により搬送状態および仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向側方に滑落させて前記分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備える
ことを特徴とする仕分装置。
【請求項2】
物品を搬送方向に搬送する主搬送部から、この主搬送部の一側方に配設された複数の一方側分岐搬送部および前記主搬送部の他側方に配設された複数の他方側分岐搬送部に物品を仕分ける仕分装置であって、
前記主搬送部は、
物品を搬送方向に搬送する搬送コンベヤと、
搬送方向に沿った第1回動中心軸線および第2回動中心軸線を中心として回動可能に設けられ、前記第1回動中心軸線を中心とする回動により搬送状態および一方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記第2回動中心軸線を中心とする回動により前記搬送状態および他方側仕分傾斜状態に切り換えられ、前記搬送状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品を搬送方向に搬送し、前記一方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向一側方に滑落させて前記一方側分岐搬送部に仕分け、前記他方側仕分傾斜状態時には前記搬送コンベヤから物品を受け入れこの受け入れた物品をその自重により搬送方向他側方に滑落させて前記他方側分岐搬送部に仕分ける回動コンベヤとを備える
ことを特徴とする仕分装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2008−254910(P2008−254910A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−101409(P2007−101409)
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【出願人】(000103426)オークラ輸送機株式会社 (84)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【出願人】(000103426)オークラ輸送機株式会社 (84)
【Fターム(参考)】
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