仮想エレベータグループを用いてエレベータを監視するエレベータシステムおよび方法
本発明は、仮想エレベータグループを用いてエレベータを監視する方法およびエレベータシステムに関する。複数のエレベータグループに分類された複数のエレベータを含むエレベータシステムのエレベータを監視する本発明の方法は、少なくとも１つのエレベータが他と異なるエレベータグループに含まれているような複数のエレベータからなる少なくとも１つの仮想エレベータグループを選択し、選択した仮想エレベータグループに含まれるエレベータのエレベータ関連情報を表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、概して、複数のエレベータを含むエレベータシステムに関し、詳しくは、仮想エレベータグループを用いてエレベータを監視するエレベータシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
エレベータシステムは、乗客を上階または下階に便利に運ぶ移動手段である。一般的なエレベータシステムは、乗客を目的階に安全に運ぶためにエレベータを継続的に監視することができるエレベータ監視装置を含む。
【０００３】
エレベータ監視装置は、現在のサービス階、エレベータの移動方向、エレベータの移動状況、およびホール／かごの呼び登録階などに関する運転情報と、特定の階への移動、およびエレベータのパーキングなどに関する制御情報と、を受信する。このような情報を各エレベータの制御ユニットから受信することにより、エレベータのリアルタイム監視を可能にする。
【０００４】
通常、エレベータシステムに含まれる複数のエレベータは、エレベータ特性に応じて複数のエレベータグループに分類されて制御および監視される。各エレベータグループは、少なくとも１つのエレベータを含む。従来のエレベータ監視装置は、複数のエレベータグループの中から任意のエレベータグループを選択して、選択されたエレベータグループに含まれるエレベータに関する様々な情報を監視画面に表示する。
【０００５】
エレベータに関する情報を監視画面に表示するとき、監視画面のサイズに限りがあるため、表示できるエレベータグループの数には限りがある。従って、画面に表示されているエレベータグループに含まれない特定のエレベータを監視するためには、監視画面に表示されるエレベータグループを、その特定のエレベータを含むエレベータグループに切り替えなければならない。
【０００６】
監視画面に表示されるエレベータグループを変更する場合、変更前のエレベータグループに含まれているエレベータは、監視することができなくなる。すなわち、従来のエレベータ監視装置においては、１つの監視画面を通して、異なるエレベータグループのエレベータを監視することは不可能である。
【０００７】
また、各エレベータのサービス階を判定する設定値が互いに異なって設定された場合、エレベータグループの数を、エレベータの数と同じだけ設定しなければならないという問題が生じる。さらに、各エレベータを監視するために、監視画面をエレベータの数と同じ回数だけ、変更しなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
上記の問題を解決するために、各エレベータグループを接続する通信インタフェイスを採用して、１つの監視画面を通して異なるエレベータグループのエレベータを監視する。
しかし、追加的な通信インタフェイスを設置しなければならないという問題がある。さらに、通信インタフェイスを原因とするノイズが発生するので、正確なエレベータ関連情報を得ることは難しい。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
従って、本発明の目的は、同じエレベータグループおよび／または異なるエレベータグループのエレベータを、通信インタフェイスを追加せずに、仮想エレベータグループを用いて有効に監視するエレベータ監視方法およびエレベータシステムを提供することである。
【００１０】
本発明の態様によると、複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムのエレベータ監視方法が提供され、その方法は、（ａ）少なくとも１つのエレベータが他と異なるエレベータグループに含まれているような複数のエレベータからなる少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定するステップと、（ｂ）前記複数のエレベータからエレベータ関連情報を受信するステップと、（ｃ）監視画面に表示すべき前記仮想エレベータグループを選択するステップと、（ｄ）前記選択された仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報を表示するステップと、を含む。
【００１１】
本発明の他の態様によると、複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムが提供され、そのエレベータシステムは、複数のエレベータを制御する複数のエレベータ制御ユニットと、オペレータが入力した仮想エレベータグループ設定情報に従って少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定し、エレベータ制御ユニットからエレベータ関連情報を受信し、かつ各仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータを監視するエレベータ監視装置と、を備え、仮想エレベータグループは、異なるエレベータグループの少なくとも１つのエレベータを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１２】
図１は、本発明の好ましい実施形態によるエレベータシステムを示すブロック図である。
【００１３】
図１を参照すると、エレベータシステム１０は、複数のエレベータグループ１００＿ｌ〜ｌ００＿ｍに分類される複数のエレベータ（図示せず）と、複数のエレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎと、エレベータ監視装置２００と、通信インタフェイス３００と、を含む。エレベータの運転および停止動作を制御するエレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎは、各エレベータグループまたは各エレベータに割当てられる。
【００１４】
通常、複数のエレベータは、エレベータの特性によって複数のエレベータグループに分類され、複数のエレベータは、エレベータグループごとに制御および監視される。各エレベータグループは、少なくとも１つのエレベータを含む。エレベータグループを、近接度またはサービス階によって分類してもよい。エレベータの特性は、エレベータの型と、エレベータの位置と、エレベータのサービス階と、を含み、エレベータグループを分類する際の参考になる。エレベータの設置後に、エレベータグループを設定してもよい。
【００１５】
エレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎは、通信インタフェイス３００を介してエレベータ関連情報をエレベータ監視装置２００に送信する。通信インタフェイス３００は、エレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎと、エレベータ監視装置２００と、の間でデータを交換する。エレベータ監視装置２００は、データ記憶ユニット２１０と、仮想エレベータグループ管理ユニット２２０と、中央演算処理装置（ＣＰＵ）２３０と、エレベータ表示ユニット２４０と、を含む。データ記憶ユニット２１０は、複数のエレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎ、からのエレベータ関連情報と、仮想エレベータグループ設定情報と、を記憶する。
【００１６】
エレベータ関連情報は、現在のサービス階、エレベータの移動方向、エレベータの移動状況、およびホール／かごの呼び登録階などに関する運転情報と、特定階への移動、およびエレベータのパーキングなどに関する制御情報と、を含む。
【００１７】
所望の複数のエレベータを監視するための仮想エレベータグループ設定情報は、オペレータによってエレベータ表示ユニット２４０の監視画面を通して入力される。
【００１８】
仮想エレベータ管理ユニット２２０は、記憶ユニット（図示せず）を含み、この記憶ユニットは、データ記憶ユニット２１０に記憶された仮想エレベータグループ設定情報に基づいた仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータのエレベータ関連情報を記憶する。仮想エレベータ管理ユニット２２０は、エレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎからエレベータ関連情報を受信し、このエレベータ関連情報を対応する仮想エレベータグループに分配することにより、エレベータ関連情報を記憶する。
【００１９】
各仮想エレベータグループが複数のエレベータを含み、この複数のエレベータのうち少なくとも１つは異なるエレベータグループに属するように設定する。また、仮想エレベータグループを複数の方法で設定してもよく、複数の仮想エレベータグループに含まれるエレベータがあってもよい。仮想エレベータグループの数および仮想エレベータグループに属するエレベータの数を、エレベータシステムや各エレベータの性能に基づいて適切に調整することができる。
【００２０】
オペレータが、エレベータグループすなわち仮想エレベータグループの１つを選択すると、中央演算処理装置２３０が、選択したエレベータグループに含まれるエレベータに関する情報をデータ変換して、エレベータ表示ユニット２４０の監視画面に表示する。エレベータ表示ユニット２４０は、中央演算処理装置２３０から受信したデータ変換された情報を監視画面に表示する。
【００２１】
図２は、本発明によるエレベータ表示ユニット２３０の監視画面を示すブロック図である。分かりやすくするため、エレベータグループＡは、エレベータＡ１，Ａ２から成り、エレベータグループＢは、エレベータＢ１，Ｂ２から成り、仮想エレベータグループは、エレベータＡ２およびＢ１を含むと仮定する。
【００２２】
図２に示すように、エレベータＡ１，Ａ２に関連する情報は、第１監視画面２０に表示され、エレベータＢ１，Ｂ２に関連する情報は、第２監視画面３０に表示される。オペレータが第１仮想エレベータグループを選択する場合、中央演算処理装置２３０がエレベータＡ２，Ｂ１に関連する情報を表示用データに変換し、変換されたデータをエレベータ表示ユニット２４０に送信する。その後、エレベータ表示ユニット２４０は、異なるエレベータグループに属するエレベータＡ２，Ｂ１に間連する情報を、第３監視画面４０に示されているように監視画面の一つに表示する。
【００２３】
図３は、本発明による仮想エレベータグループ管理ユニット２２０を示すブロック図である。仮想エレベータグループ管理ユニット２２０は、データ記憶ユニット２１０に記憶された仮想エレベータグループ設定情報に従って、複数の仮想エレベータグループ２２１，２２２の設定および管理をする。図３に示すように、エレベータグループＡは、エレベータＡ１，Ａ２から成り、エレベータグループＢは、エレベータＢ１，Ｂ２から成る。仮想エレベータグループ管理ユニット２２０は、データ記憶ユニット２１０に記憶された仮想エレベータグループ設定情報に基づいて、第１仮想エレベータグループ２２１と、第２仮想エレベータグループ２２２と、を設定する。
【００２４】
一例として、第１仮想エレベータグループ２２１は、エレベータＡ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２から成り、第２仮想エレベータグループ２２２は、エレベータＡ２，Ｂ１から成る。オペレータが、第１仮想エレベータグループ２２１を選択した場合、エレベータＡ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２に関連する情報が、監視画面に表示される。また、オペレータが、第２仮想エレベータグループ２２２を選択した場合、エレベータＡ２，Ｂ１に関連する情報が、監視画面に表示される。
【００２５】
エレベータ制御ユニットから受信したエレベータ関連情報のデータ変換が、中央演算処理装置２３０で行われ、エレベータ表示ユニット２４０に表示される。このエレベータ関連情報は、エレベータ表示ユニット２４０の監視画面にグラフィックスまたは文字列として表示され得る。
【００２６】
図４は、本発明の好ましい実施形態による仮想エレベータグループを表示する監視画面を示す図である。図４は、エレベータのサービス階に基づいて分類されたエレベータグループＡ，Ｂ，Ｃから任意に選択されたエレベータから成る仮想エレベータグループをグラフィックスによって表示する監視画面を示す。この監視画面は、エレベータグループＡのサービス階は１階から７階まで、エレベータグループＢのサービス階は４階から７階まで、エレベータグループＣのサービス階は２階から４階まであることを示している。仮想エレベータグループに含まれるエレベータは、本発明の好ましい実施形態によると、同じ監視画面に表示される。
【００２７】
監視画面に表示されたエレベータのサービス階は、エレベータ制御ユニットから送信されたエレベータ関連情報に含まれるサービス階指示値に応じて決定される。
【００２８】
通常、各エレベータのサービス階がそのエレベータの最下サービス階である場合、中央演算処理装置２３０は、そのサービス階指示値を「１」に設定する。すなわち、サービス階指示値が「１」である場合、エレベータグループＡのエレベータのサービス階は、１階であることを意味し、エレベータグループＢのエレベータのサービス階は、４階であることを意味し、エレベータグループＣのエレベータのサービス階は、２階であることを意味する。
【００２９】
エレベータのサービス階が最下サービス階から１階上がるごとに、中央演算処理装置２３０がサービス階指示値を１つ増加させ、サービス階の監視画面にエレベータがグラフィックスで表示されるようにする。
【００３０】
サービス階指示値が、「１」である場合、各エレベータのサービス階が異なっていても、監視画面上では同じサービス階を示す位置に各エレベータのサービス階を表示することができる。
【００３１】
従って、最下サービス階が異なる複数のエレベータグループに含まれる複数のエレベータが、本発明の他の実施形態による１つの監視画面に表示されるとき、各エレベータに加算値が設定される。加算値は、基準階に応じて決定される。複数のエレベータの最下サービス階のうち、最も下にあるサービス階に基準値を設定することができる。
【００３２】
例えば、基準階を１階に規定すると、各エレベータの加算値は、そのエレベータの最下サービス階と基準階との差に基づいて設定される。１階から７階まで運転するエレベータグループＡに含まれるエレベータの最下サービス階は、１階であるから基準階は１階となり、加算値は、「０」となる。また、４階から７階まで運転するエレベータグループＢに含まれるエレベータの加算値は、「３」に設定され、２階から４階まで運転するエレベータグループＣに含まれるエレベータの加算値は、「１」に設定される。
【００３３】
エレベータの最下サービス階が、１階より下の階である場合、エレベータサービス階指示値は、負の符号（−）で表すことができる。このような場合、エレベータの最下サービス階と基準階との間の差に従って決まる加算値は、絶対値で示される。
【００３４】
各エレベータグループに対して加算値を設定後、エレベータのサービス階指示値に加算値を加えて、エレベータのサービス階を監視画面に表示する。従って、異なる最下サービス階を有するエレベータが、各々の最下サービス階に位置している場合、図５に示すように、各エレベータの最下サービス階は、エレベータ表示ユニット２４０の監視画面上で同じ位置に並ばない。
【００３５】
仮想エレベータグループが複数のエレベータを含み、この複数のエレベータのうち少なくとも１つがエレベータシステムの異なるエレベータグループに含まれるように設定すると、異なるエレベータグループに含まれる複数のエレベータを、監視画面を切り替えることなく監視することができる。
【００３６】
また、異なるエレベータグループに含まれるエレベータを１つの監視画面に表示するために各エレベータグループを接続する通信ラインを追加する必要がないので、このシステムは、費用効率が高く、通信ラインを設置することによって発生し得る通信ノイズの問題を解決することができる。
【００３７】
本発明の好ましい実施形態に関して記述し、図に示したが、当業者であれば、請求項の範囲によってのみ制限される本発明の趣旨および教示から逸脱することなく、変更および修正が可能であることを理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】本発明の好ましい実施形態によるエレベータシステムを示すブロック図。
【図２】本発明によるエレベータ表示ユニットの監視画面を示すブロック図。
【図３】本発明による仮想エレベータグループ管理ユニットの監視画面を示すブロック図。
【図４】本発明による仮想エレベータグループを表示する監視画面の一例を示す概略図。
【図５】異なる最下サービス階を有するエレベータを表示する監視画面の一例を示す概略図（エレベータは、実質的なサービス階によって並んでいる）。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、概して、複数のエレベータを含むエレベータシステムに関し、詳しくは、仮想エレベータグループを用いてエレベータを監視するエレベータシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
エレベータシステムは、乗客を上階または下階に便利に運ぶ移動手段である。一般的なエレベータシステムは、乗客を目的階に安全に運ぶためにエレベータを継続的に監視することができるエレベータ監視装置を含む。
【０００３】
エレベータ監視装置は、現在のサービス階、エレベータの移動方向、エレベータの移動状況、およびホール／かごの呼び登録階などに関する運転情報と、特定の階への移動、およびエレベータのパーキングなどに関する制御情報と、を受信する。このような情報を各エレベータの制御ユニットから受信することにより、エレベータのリアルタイム監視を可能にする。
【０００４】
通常、エレベータシステムに含まれる複数のエレベータは、エレベータ特性に応じて複数のエレベータグループに分類されて制御および監視される。各エレベータグループは、少なくとも１つのエレベータを含む。従来のエレベータ監視装置は、複数のエレベータグループの中から任意のエレベータグループを選択して、選択されたエレベータグループに含まれるエレベータに関する様々な情報を監視画面に表示する。
【０００５】
エレベータに関する情報を監視画面に表示するとき、監視画面のサイズに限りがあるため、表示できるエレベータグループの数には限りがある。従って、画面に表示されているエレベータグループに含まれない特定のエレベータを監視するためには、監視画面に表示されるエレベータグループを、その特定のエレベータを含むエレベータグループに切り替えなければならない。
【０００６】
監視画面に表示されるエレベータグループを変更する場合、変更前のエレベータグループに含まれているエレベータは、監視することができなくなる。すなわち、従来のエレベータ監視装置においては、１つの監視画面を通して、異なるエレベータグループのエレベータを監視することは不可能である。
【０００７】
また、各エレベータのサービス階を判定する設定値が互いに異なって設定された場合、エレベータグループの数を、エレベータの数と同じだけ設定しなければならないという問題が生じる。さらに、各エレベータを監視するために、監視画面をエレベータの数と同じ回数だけ、変更しなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
上記の問題を解決するために、各エレベータグループを接続する通信インタフェイスを採用して、１つの監視画面を通して異なるエレベータグループのエレベータを監視する。
しかし、追加的な通信インタフェイスを設置しなければならないという問題がある。さらに、通信インタフェイスを原因とするノイズが発生するので、正確なエレベータ関連情報を得ることは難しい。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
従って、本発明の目的は、同じエレベータグループおよび／または異なるエレベータグループのエレベータを、通信インタフェイスを追加せずに、仮想エレベータグループを用いて有効に監視するエレベータ監視方法およびエレベータシステムを提供することである。
【００１０】
本発明の態様によると、複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムのエレベータ監視方法が提供され、その方法は、（ａ）少なくとも１つのエレベータが他と異なるエレベータグループに含まれているような複数のエレベータからなる少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定するステップと、（ｂ）前記複数のエレベータからエレベータ関連情報を受信するステップと、（ｃ）監視画面に表示すべき前記仮想エレベータグループを選択するステップと、（ｄ）前記選択された仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報を表示するステップと、を含む。
【００１１】
本発明の他の態様によると、複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムが提供され、そのエレベータシステムは、複数のエレベータを制御する複数のエレベータ制御ユニットと、オペレータが入力した仮想エレベータグループ設定情報に従って少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定し、エレベータ制御ユニットからエレベータ関連情報を受信し、かつ各仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータを監視するエレベータ監視装置と、を備え、仮想エレベータグループは、異なるエレベータグループの少なくとも１つのエレベータを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１２】
図１は、本発明の好ましい実施形態によるエレベータシステムを示すブロック図である。
【００１３】
図１を参照すると、エレベータシステム１０は、複数のエレベータグループ１００＿ｌ〜ｌ００＿ｍに分類される複数のエレベータ（図示せず）と、複数のエレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎと、エレベータ監視装置２００と、通信インタフェイス３００と、を含む。エレベータの運転および停止動作を制御するエレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎは、各エレベータグループまたは各エレベータに割当てられる。
【００１４】
通常、複数のエレベータは、エレベータの特性によって複数のエレベータグループに分類され、複数のエレベータは、エレベータグループごとに制御および監視される。各エレベータグループは、少なくとも１つのエレベータを含む。エレベータグループを、近接度またはサービス階によって分類してもよい。エレベータの特性は、エレベータの型と、エレベータの位置と、エレベータのサービス階と、を含み、エレベータグループを分類する際の参考になる。エレベータの設置後に、エレベータグループを設定してもよい。
【００１５】
エレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎは、通信インタフェイス３００を介してエレベータ関連情報をエレベータ監視装置２００に送信する。通信インタフェイス３００は、エレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎと、エレベータ監視装置２００と、の間でデータを交換する。エレベータ監視装置２００は、データ記憶ユニット２１０と、仮想エレベータグループ管理ユニット２２０と、中央演算処理装置（ＣＰＵ）２３０と、エレベータ表示ユニット２４０と、を含む。データ記憶ユニット２１０は、複数のエレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎ、からのエレベータ関連情報と、仮想エレベータグループ設定情報と、を記憶する。
【００１６】
エレベータ関連情報は、現在のサービス階、エレベータの移動方向、エレベータの移動状況、およびホール／かごの呼び登録階などに関する運転情報と、特定階への移動、およびエレベータのパーキングなどに関する制御情報と、を含む。
【００１７】
所望の複数のエレベータを監視するための仮想エレベータグループ設定情報は、オペレータによってエレベータ表示ユニット２４０の監視画面を通して入力される。
【００１８】
仮想エレベータ管理ユニット２２０は、記憶ユニット（図示せず）を含み、この記憶ユニットは、データ記憶ユニット２１０に記憶された仮想エレベータグループ設定情報に基づいた仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータのエレベータ関連情報を記憶する。仮想エレベータ管理ユニット２２０は、エレベータ制御ユニット１１０＿１〜１１０＿ｎからエレベータ関連情報を受信し、このエレベータ関連情報を対応する仮想エレベータグループに分配することにより、エレベータ関連情報を記憶する。
【００１９】
各仮想エレベータグループが複数のエレベータを含み、この複数のエレベータのうち少なくとも１つは異なるエレベータグループに属するように設定する。また、仮想エレベータグループを複数の方法で設定してもよく、複数の仮想エレベータグループに含まれるエレベータがあってもよい。仮想エレベータグループの数および仮想エレベータグループに属するエレベータの数を、エレベータシステムや各エレベータの性能に基づいて適切に調整することができる。
【００２０】
オペレータが、エレベータグループすなわち仮想エレベータグループの１つを選択すると、中央演算処理装置２３０が、選択したエレベータグループに含まれるエレベータに関する情報をデータ変換して、エレベータ表示ユニット２４０の監視画面に表示する。エレベータ表示ユニット２４０は、中央演算処理装置２３０から受信したデータ変換された情報を監視画面に表示する。
【００２１】
図２は、本発明によるエレベータ表示ユニット２３０の監視画面を示すブロック図である。分かりやすくするため、エレベータグループＡは、エレベータＡ１，Ａ２から成り、エレベータグループＢは、エレベータＢ１，Ｂ２から成り、仮想エレベータグループは、エレベータＡ２およびＢ１を含むと仮定する。
【００２２】
図２に示すように、エレベータＡ１，Ａ２に関連する情報は、第１監視画面２０に表示され、エレベータＢ１，Ｂ２に関連する情報は、第２監視画面３０に表示される。オペレータが第１仮想エレベータグループを選択する場合、中央演算処理装置２３０がエレベータＡ２，Ｂ１に関連する情報を表示用データに変換し、変換されたデータをエレベータ表示ユニット２４０に送信する。その後、エレベータ表示ユニット２４０は、異なるエレベータグループに属するエレベータＡ２，Ｂ１に間連する情報を、第３監視画面４０に示されているように監視画面の一つに表示する。
【００２３】
図３は、本発明による仮想エレベータグループ管理ユニット２２０を示すブロック図である。仮想エレベータグループ管理ユニット２２０は、データ記憶ユニット２１０に記憶された仮想エレベータグループ設定情報に従って、複数の仮想エレベータグループ２２１，２２２の設定および管理をする。図３に示すように、エレベータグループＡは、エレベータＡ１，Ａ２から成り、エレベータグループＢは、エレベータＢ１，Ｂ２から成る。仮想エレベータグループ管理ユニット２２０は、データ記憶ユニット２１０に記憶された仮想エレベータグループ設定情報に基づいて、第１仮想エレベータグループ２２１と、第２仮想エレベータグループ２２２と、を設定する。
【００２４】
一例として、第１仮想エレベータグループ２２１は、エレベータＡ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２から成り、第２仮想エレベータグループ２２２は、エレベータＡ２，Ｂ１から成る。オペレータが、第１仮想エレベータグループ２２１を選択した場合、エレベータＡ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２に関連する情報が、監視画面に表示される。また、オペレータが、第２仮想エレベータグループ２２２を選択した場合、エレベータＡ２，Ｂ１に関連する情報が、監視画面に表示される。
【００２５】
エレベータ制御ユニットから受信したエレベータ関連情報のデータ変換が、中央演算処理装置２３０で行われ、エレベータ表示ユニット２４０に表示される。このエレベータ関連情報は、エレベータ表示ユニット２４０の監視画面にグラフィックスまたは文字列として表示され得る。
【００２６】
図４は、本発明の好ましい実施形態による仮想エレベータグループを表示する監視画面を示す図である。図４は、エレベータのサービス階に基づいて分類されたエレベータグループＡ，Ｂ，Ｃから任意に選択されたエレベータから成る仮想エレベータグループをグラフィックスによって表示する監視画面を示す。この監視画面は、エレベータグループＡのサービス階は１階から７階まで、エレベータグループＢのサービス階は４階から７階まで、エレベータグループＣのサービス階は２階から４階まであることを示している。仮想エレベータグループに含まれるエレベータは、本発明の好ましい実施形態によると、同じ監視画面に表示される。
【００２７】
監視画面に表示されたエレベータのサービス階は、エレベータ制御ユニットから送信されたエレベータ関連情報に含まれるサービス階指示値に応じて決定される。
【００２８】
通常、各エレベータのサービス階がそのエレベータの最下サービス階である場合、中央演算処理装置２３０は、そのサービス階指示値を「１」に設定する。すなわち、サービス階指示値が「１」である場合、エレベータグループＡのエレベータのサービス階は、１階であることを意味し、エレベータグループＢのエレベータのサービス階は、４階であることを意味し、エレベータグループＣのエレベータのサービス階は、２階であることを意味する。
【００２９】
エレベータのサービス階が最下サービス階から１階上がるごとに、中央演算処理装置２３０がサービス階指示値を１つ増加させ、サービス階の監視画面にエレベータがグラフィックスで表示されるようにする。
【００３０】
サービス階指示値が、「１」である場合、各エレベータのサービス階が異なっていても、監視画面上では同じサービス階を示す位置に各エレベータのサービス階を表示することができる。
【００３１】
従って、最下サービス階が異なる複数のエレベータグループに含まれる複数のエレベータが、本発明の他の実施形態による１つの監視画面に表示されるとき、各エレベータに加算値が設定される。加算値は、基準階に応じて決定される。複数のエレベータの最下サービス階のうち、最も下にあるサービス階に基準値を設定することができる。
【００３２】
例えば、基準階を１階に規定すると、各エレベータの加算値は、そのエレベータの最下サービス階と基準階との差に基づいて設定される。１階から７階まで運転するエレベータグループＡに含まれるエレベータの最下サービス階は、１階であるから基準階は１階となり、加算値は、「０」となる。また、４階から７階まで運転するエレベータグループＢに含まれるエレベータの加算値は、「３」に設定され、２階から４階まで運転するエレベータグループＣに含まれるエレベータの加算値は、「１」に設定される。
【００３３】
エレベータの最下サービス階が、１階より下の階である場合、エレベータサービス階指示値は、負の符号（−）で表すことができる。このような場合、エレベータの最下サービス階と基準階との間の差に従って決まる加算値は、絶対値で示される。
【００３４】
各エレベータグループに対して加算値を設定後、エレベータのサービス階指示値に加算値を加えて、エレベータのサービス階を監視画面に表示する。従って、異なる最下サービス階を有するエレベータが、各々の最下サービス階に位置している場合、図５に示すように、各エレベータの最下サービス階は、エレベータ表示ユニット２４０の監視画面上で同じ位置に並ばない。
【００３５】
仮想エレベータグループが複数のエレベータを含み、この複数のエレベータのうち少なくとも１つがエレベータシステムの異なるエレベータグループに含まれるように設定すると、異なるエレベータグループに含まれる複数のエレベータを、監視画面を切り替えることなく監視することができる。
【００３６】
また、異なるエレベータグループに含まれるエレベータを１つの監視画面に表示するために各エレベータグループを接続する通信ラインを追加する必要がないので、このシステムは、費用効率が高く、通信ラインを設置することによって発生し得る通信ノイズの問題を解決することができる。
【００３７】
本発明の好ましい実施形態に関して記述し、図に示したが、当業者であれば、請求項の範囲によってのみ制限される本発明の趣旨および教示から逸脱することなく、変更および修正が可能であることを理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】本発明の好ましい実施形態によるエレベータシステムを示すブロック図。
【図２】本発明によるエレベータ表示ユニットの監視画面を示すブロック図。
【図３】本発明による仮想エレベータグループ管理ユニットの監視画面を示すブロック図。
【図４】本発明による仮想エレベータグループを表示する監視画面の一例を示す概略図。
【図５】異なる最下サービス階を有するエレベータを表示する監視画面の一例を示す概略図（エレベータは、実質的なサービス階によって並んでいる）。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムにおいて複数のエレベータを監視する方法であって、
（ａ）少なくとも１つのエレベータが他と異なるエレベータグループに含まれているような複数のエレベータからなる少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定するステップと、
（ｂ）前記複数のエレベータからエレベータ関連情報を受信するステップと、
（ｃ）監視画面に表示すべき前記仮想エレベータグループを選択するステップと、
（ｄ）前記選択された仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報を表示するステップと、
を含むエレベータを監視する方法。
【請求項２】
前記ステップ（ａ）が、
（ａ１）仮想エレベータグループ設定情報を記憶するステップと、
（ａ２）前記記憶した仮想エレベータグループ設定情報に従って前記仮想エレベータグループを設定するステップと、
（ａ３）前記仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータに対応するエレベータ関連情報を受信して記憶するステップと、
を含む請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記複数のエレベータグループが、エレベータの特性に応じて分類され、前記エレベータの特性は、エレベータの型式、物理的なエレベータ位置、およびエレベータのサービス階のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項４】
複数の仮想エレベータグループに属しているエレベータがあることを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項５】
前記ステップ（ｄ）が、
（ｄ１）前記選択された仮想グループに含まれる複数のエレベータの最下サービス階が、互いに異なるか否かをチェックするステップと、
（ｄ２）前記最下サービス階が互いに異なると判された場合に、基準階を設定するステップと、
（ｄ３）各エレベータグループの前記最下サービス階と前記基準階との間の差に基づいて加算値を設定するステップと、
（ｄ４）前記加算値をエレベータサービス階指示値に加えることによって、各エレベータの前記サービス階を表示するステップと、
を含む請求項１に記載の方法。
【請求項６】
複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムであって、
前記複数のエレベータを制御する複数のエレベータ制御ユニットと、
オペレータが入力した仮想エレベータグループ設定情報に従って少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定し、前記エレベータ制御ユニットからエレベータ関連情報を受信し、かつ前記各仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータを監視するエレベータ監視装置と、
を備え、
前記仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータのうち少なくとも１つが異なるグループに属していることを特徴とするエレベータシステム。
【請求項７】
前記複数のエレベータグループが、エレベータの特性に従って分類され、前記エレベータの特性は、エレベータの型式、物理的なエレベータ位置、および前記エレベータのサービス階のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項６に記載のエレベータシステム。
【請求項８】
前記エレベータ監視装置が、
前記エレベータ制御ユニットから受信した前記エレベータ関連情報および前記仮想エレベータ設定情報を記憶するデータ記憶ユニットと、
前記仮想エレベータグループ設定情報に基づいて前記仮想エレベータグループを設定し、前記エレベータ制御ユニットから前記エレベータ関連情報を受信し、前記エレベータ関連情報を対応する仮想エレベータグループに分配する仮想エレベータグループ管理ユニットと、
前記仮想エレベータグループの１つに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報を監視画面に表示するエレベータ表示ユニットと、
を含むことを特徴とする請求項７に記載のエレベータシステム。
【請求項９】
前記エレベータ監視装置が、前記オペレータが選択した前記仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報のデータ変換を行う中央演算処理装置をさらに含み、変換されたデータは前記エレベータ表示ユニットの前記監視画面に表示されることを特徴とする請求項８に記載のエレベータシステム。
【請求項１０】
複数の仮想エレベータグループに属しているエレベータがあることを特徴とする請求項８に記載のエレベータシステム。
【請求項１１】
前記監視画面に表示された前記エレベータサービス階の位置が、前記エレベータ制御ユニットから受信された前記エレベータサービス階指示値に基づいて決定されることを特徴とする請求項９に記載のエレベータシステム。
【請求項１２】
前記中央演算処理装置が、前記選択された仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータの最下サービス階が互いに異なるか否かをチェックし、前記最下サービス階が異なる場合に、各エレベータに加算値を設定し、この加算値を、各エレベータの前記エレベータサービス階指示値に加えることを特徴とする請求項１１に記載のエレベータシステム。
【請求項１】
複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムにおいて複数のエレベータを監視する方法であって、
（ａ）少なくとも１つのエレベータが他と異なるエレベータグループに含まれているような複数のエレベータからなる少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定するステップと、
（ｂ）前記複数のエレベータからエレベータ関連情報を受信するステップと、
（ｃ）監視画面に表示すべき前記仮想エレベータグループを選択するステップと、
（ｄ）前記選択された仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報を表示するステップと、
を含むエレベータを監視する方法。
【請求項２】
前記ステップ（ａ）が、
（ａ１）仮想エレベータグループ設定情報を記憶するステップと、
（ａ２）前記記憶した仮想エレベータグループ設定情報に従って前記仮想エレベータグループを設定するステップと、
（ａ３）前記仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータに対応するエレベータ関連情報を受信して記憶するステップと、
を含む請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記複数のエレベータグループが、エレベータの特性に応じて分類され、前記エレベータの特性は、エレベータの型式、物理的なエレベータ位置、およびエレベータのサービス階のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
【請求項４】
複数の仮想エレベータグループに属しているエレベータがあることを特徴とする請求項２に記載の方法。
【請求項５】
前記ステップ（ｄ）が、
（ｄ１）前記選択された仮想グループに含まれる複数のエレベータの最下サービス階が、互いに異なるか否かをチェックするステップと、
（ｄ２）前記最下サービス階が互いに異なると判された場合に、基準階を設定するステップと、
（ｄ３）各エレベータグループの前記最下サービス階と前記基準階との間の差に基づいて加算値を設定するステップと、
（ｄ４）前記加算値をエレベータサービス階指示値に加えることによって、各エレベータの前記サービス階を表示するステップと、
を含む請求項１に記載の方法。
【請求項６】
複数のエレベータグループに分類される複数のエレベータを含むエレベータシステムであって、
前記複数のエレベータを制御する複数のエレベータ制御ユニットと、
オペレータが入力した仮想エレベータグループ設定情報に従って少なくとも１つの仮想エレベータグループを設定し、前記エレベータ制御ユニットからエレベータ関連情報を受信し、かつ前記各仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータを監視するエレベータ監視装置と、
を備え、
前記仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータのうち少なくとも１つが異なるグループに属していることを特徴とするエレベータシステム。
【請求項７】
前記複数のエレベータグループが、エレベータの特性に従って分類され、前記エレベータの特性は、エレベータの型式、物理的なエレベータ位置、および前記エレベータのサービス階のうち少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項６に記載のエレベータシステム。
【請求項８】
前記エレベータ監視装置が、
前記エレベータ制御ユニットから受信した前記エレベータ関連情報および前記仮想エレベータ設定情報を記憶するデータ記憶ユニットと、
前記仮想エレベータグループ設定情報に基づいて前記仮想エレベータグループを設定し、前記エレベータ制御ユニットから前記エレベータ関連情報を受信し、前記エレベータ関連情報を対応する仮想エレベータグループに分配する仮想エレベータグループ管理ユニットと、
前記仮想エレベータグループの１つに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報を監視画面に表示するエレベータ表示ユニットと、
を含むことを特徴とする請求項７に記載のエレベータシステム。
【請求項９】
前記エレベータ監視装置が、前記オペレータが選択した前記仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータについてのエレベータ関連情報のデータ変換を行う中央演算処理装置をさらに含み、変換されたデータは前記エレベータ表示ユニットの前記監視画面に表示されることを特徴とする請求項８に記載のエレベータシステム。
【請求項１０】
複数の仮想エレベータグループに属しているエレベータがあることを特徴とする請求項８に記載のエレベータシステム。
【請求項１１】
前記監視画面に表示された前記エレベータサービス階の位置が、前記エレベータ制御ユニットから受信された前記エレベータサービス階指示値に基づいて決定されることを特徴とする請求項９に記載のエレベータシステム。
【請求項１２】
前記中央演算処理装置が、前記選択された仮想エレベータグループに含まれる複数のエレベータの最下サービス階が互いに異なるか否かをチェックし、前記最下サービス階が異なる場合に、各エレベータに加算値を設定し、この加算値を、各エレベータの前記エレベータサービス階指示値に加えることを特徴とする請求項１１に記載のエレベータシステム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公表番号】特表２００８−５２９９３６（Ｐ２００８−５２９９３６Ａ）
【公表日】平成２０年８月７日（２００８．８．７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−５５６３９７（Ｐ２００７−５５６３９７）
【出願日】平成１８年２月１７日（２００６．２．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００６／００６０６８
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０８９２８２
【国際公開日】平成１８年８月２４日（２００６．８．２４）
【出願人】（５９１０２０３５３）オーチス エレベータ カンパニー (402)
【氏名又は名称原語表記】ＯＴＩＳ ＥＬＥＶＡＴＯＲ ＣＯＭＰＡＮＹ
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２０年８月７日（２００８．８．７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年２月１７日（２００６．２．１７）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００６／００６０６８
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０８９２８２
【国際公開日】平成１８年８月２４日（２００６．８．２４）
【出願人】（５９１０２０３５３）オーチス エレベータ カンパニー (402)
【氏名又は名称原語表記】ＯＴＩＳ ＥＬＥＶＡＴＯＲ ＣＯＭＰＡＮＹ
【Ｆターム（参考）】
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