説明

伝送方法及び伝送装置

【課題】伝送装置において、同期網の回線使用効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網に送信する伝送装置において、前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加する符号生成手段と、前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行う反転手段と、前記受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームとする選択手段と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非同期網からの受信データ同期網の伝送装置間で伝送して非同期網に送信する伝送方法及び伝送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の爆発的普及により、イーサネット(登録商標)等のLANサービスが非常に活発化してきている。通信事業者においては、サービスメニューの拡大や通信品質の向上とともに、いかに安く広帯域のサービスを提供できるかがポイントとなっている。また、一般的に通信事業者は、既設のネットワーク設備を極力有効活用しシステムを構築している。
【0003】
こうした背景から、従来より広く構築され信頼性の高いSONET(Synchronous Optical Network)又はSDH(Synchronous Digital Hierarchy)等の同期網である伝送網を利用してイーサネット(登録商標)を始めとするLAN等の非同期網のパケットデータを伝送する方法として、PPP(point−to−point protocol)オーバーSONET/SDH方式が広く用いられている。なお、本明細書では、WAN(Wide Area Network),MAN(Metropolitan Area Network)もLAN(Local Area Network)に含まれるものとする。
【0004】
図1は、PPPオーバーSDHでのネットワーク構成図を示す。同図中、PPPオーバーSDH伝送装置1,2では、クライアント装置3,4からのLANフレームをSDHのデータ領域にマッピングし、広帯域のSDH伝送網を用いてデータを伝送する機能を持つっている。
【0005】
図2は、従来のPPPオーバーSDH伝送装置の一例のブロック図を示す。また、図3にPPPフレームのフォーマットを示し、図4にバイトスタッフィング方法を示す。
【0006】
PPPオーバーSDH伝送装置(IETF RFC2615参照)又はPPPオーバーSONET伝送装置では、SONET/SDHネットワークに接続する外部機器(クライアント装置)からのパケットデータをフレーム単位でDHLCライクフレーミングの(IETF RFC1662参照)のインフォメーションフィールドにカプセリングし、SONET/SDHフレームのペイロードにマッピングして伝送する。
【0007】
DHLCライクフレーミングでは、図3に示すように、フレーム間のGAP部分をフラグ(FLAG:0x7E,0xは16進表示を表す)で埋めて、フラグ間のデータをPPPフレームとして認識する。
【0008】
このため、PPPフレーム内にフラグと同じ0x7Eが存在するとフレームの誤認識を起こすため、図4に示すように、バイトスタッフィング部にてPPPフレーム内に0x7Eが存在した場合にはデータ0x7D5Eに変換する(7D:エスケープコード)。同様に、0x7Dが存在するとエスケープコードと誤認識を起こすため、0x7Dが存在した場合には0x7D5Dに変換する。これをバイトスタッフィングと呼ぶ。
【0009】
図2では、外部機器から供給されるLANパケットデータは送信側装置10に供給され、PPPカプセリング部11でPPPフレーム(DHLCライクフレーミング)のインフォメーションフィールドにカプセリングされ、FCS生成部12でFCS(Flame Check Sequence)が付加される。こののちバイトスタッフィング部13でバイトスタッフィングが行われ、スクランブル部14でスクランブルされ、SDHフレーミング部15でSDHフレームにマッピングされ、更にSDHフレーム間にフラグを埋めてSDH伝送網16に送出される。
【0010】
SDH伝送網16を伝送されたSDHフレームは受信側装置10で受信され、SDHフレーミング部21でフレーム間のフラグを削除され、デスクランブル部22でスクランブルを解かれる。こののち、バイトデスタッフィング部23でバイトスタッフィング前の状態に戻し、FCS検出部24でFCSの検出を行ったのち、PPPデカプセリング部25でPPPデカプセリングを行ってLANパケットデータとして外部機器に送信する。
【0011】
ところで、他装置から受信したデータ量を検出し、これが閾値を超えた場合にPPPフレームを格納する場所を固定スタッフとし、PPPフレームの送信量を抑制するようにしたものがある(特許文献1参照)。
【0012】
また、従来のPPPフレームの固定値であるアドレスフィールドと制御フィールドを活用し各種情報を識別コード値として利用するようにしたものがある(特許文献2参照)。
【0013】
また、SDHフレームの同期パタンの一部のみをスクランブラをかけずに残し同期パタンを1バイト毎に反転するパタンとすることでパタンジッタ等のビットエラーレートの悪化を防ぐものがある(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2006−135754号公報
【特許文献2】特開2001−86156号公報
【特許文献3】特開平5−292050号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
DHLCライクフレーミングでは、元のデータ内に0x7E(フラグと同一コード),0x7D(エスケープコードと同一コード)が存在すると、1バイトに対しエスケープコードを含め2バイトのデータに変換されるため、SDH伝送路に流れるデータ量が増大してしまう。最悪の場合(全データが7E/7Dであった場合)、変換後のデータ量は2倍に増大する。
【0015】
特に、PPPフレーム内の大部分を占めるインフォメーションフィールドにマッピングされるクライアントからのデータは送信側装置10でコントロールできないため、あらゆるケースを考慮すると、SONET/SDH側ではクライアントからのデータに対し2倍のデータ帯域を用意しなければ帯域不足でデータを失うおそれがある。このため、高信頼性を要求される回線では、クライアントのデータ帯域に対してマージンを加算した帯域をSONET/SDH伝送路上に用意して運用する必要が生じ、このため回線使用効率低下の要因となっているという問題があった。
【0016】
開示の装置は、同期網の回線使用効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
開示の一実施態様による伝送装置は、非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網に送信する伝送装置において、
前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加する符号生成手段と、
前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行う反転手段と、
前記受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームとする選択手段と、を有する。
【0018】
また、開示の一実施態様による伝送装置は、非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化しエラー検出符号を付加して同期網に送信された同期網フレームを受信し、デカプセル化し元の受信データとして前記非同期網に送信する伝送装置において、
前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データのビット反転を行う反転手段と、
前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれの前記エラー検出符号を用いたエラー検出結果に基づいて前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データのいずれか一方を選択して前記非同期網に送信する選択手段と、を有する。
【0019】
開示の一実施態様による伝送方法は、非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網の伝送装置間で伝送したのち非同期網に送信する伝送方法において、
前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加し、
前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行い、
前記非同期網からの受信データとビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームにマッピングして前記同期網の伝送装置間で伝送し、
前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データのビット反転を行い、
前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれの前記エラー検出符号を用いたエラー検出結果に基づいて前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データのいずれか一方を選択して前記非同期網に送信する。
【発明の効果】
【0020】
本実施形態によれば、同期網の回線使用効率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
【0022】
<第1実施形態>
図5は、PPPオーバーSDH伝送システムの第1実施形態のブロック図を示す。また、図6にPPPフレームフォーマット(規定フォーマット)を示し、図7にバイトスタッフィング方法を示す。
【0023】
図5において、外部機器から供給されるLANパケットデータは送信側装置30に供給される。PPPカプセリング部31は、図6に示すPPPフレーム(DHLCライクフレーミング)のインフォメーションフィールドに、上記パケットデータをフレーム単位でカプセリングする。こののち、FCS生成部32でエラー検出符号としてのFCSが付加される。
【0024】
FCSが付加されたPPPフレームは、7E/7Dカウント部33に供給されると共に、ビット反転部34でPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをバイト単位でビット反転されて7E/7Dカウント部35に供給される。
【0025】
なお、ビット反転部34は、例えば上記インフォメーションフィールドをバイト単位で0xFFとイクスクルーシブオア演算することで、バイト単位のビット反転を行っている。
【0026】
7E/7Dカウント部33はPPPフレームにおける0x7E(フラグと同一コード)又は0x7D(エスケープコードと同一コード)のバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36に供給し、PPPフレームを送信選択部37に供給する。
【0027】
7E/7Dカウント部35はビット反転されたPPPフレームにおける0x7E又は0x7Dのバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36に供給し、ビット反転されたPPPフレームを送信選択部37に供給する。
【0028】
送信選択判定部36は、7E/7Dカウント部33のカウント値と7E/7Dカウント部35のカウント値とを比較して、カウント値の小さい方のPPPフレームを選択するよう送信選択部37に通知する。これにより、送信選択部37は7E/7Dカウント部33,35のいずれか一方から供給されるバイトを選択してバイトスタッフィング部38に供給する。
【0029】
バイトスタッフィング部38は、PPPフレーム内に0x7Eが存在した場合にはデータ0x7D5Eに変換し、同様に、0x7Dが存在した場合には0x7D5Dに変換するバイトスタッフィングを行う。その後、スクランブル部39でPPPフレームはスクランブルされ、SDHフレーミング部40でSDHフレームにマッピングされ、更にSDHフレーム間にフラグを埋めてSDH伝送網41に送出される。
【0030】
この場合、図7に示すように、ビット反転前のデータにおけるバイト0x7E,0x7D,0x81それぞれは、ビット反転後はバイト0x81,0x82,0x7Eとなり、ビット反転後のバイト0x7Eがバイトスタッフィングによってバイト0x7D5Eとなる。
【0031】
ビット反転前におけるバイト0x7E,0x7Dのバイト数は2のためデータ増大は2バイトである。これに対し、ビット反転後におけるバイト0x7E,0x7Dのバイト数は1のためデータ増大は1バイトとなる。
【0032】
SDH伝送網41を伝送されたSDHフレームは受信側装置50で受信され、SDHフレーミング部51でフレーム間のフラグを削除され、デスクランブル部52でスクランブルを解かれる。こののち、バイトデスタッフィング部53でバイトスタッフィング前の状態のPPPフレームに戻したのち、FCS検出部54及びビット反転部55それぞれに供給する。
【0033】
FCS検出部54はPPPフレーム内のFCSを用いてエラー検出を行って検出結果を受信選択判定部57に供給し、PPPフレームを受信選択部58に供給する。
【0034】
ビット反転部55はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをバイト単位でビット反転を行ってFCS検出部56に供給する。FCS検出部56はPPPフレーム内のFCSを用いてエラー検出を行って検出結果を受信選択判定部57に供給し、PPPフレームを受信選択部58に供給する。
【0035】
なお、ビット反転部55は、例えば上記インフォメーションフィールドをバイト単位で0xFFとイクスクルーシブオア演算することで、バイト単位のビット反転を行っている。
【0036】
受信選択判定部57は、FCS検出部54からのエラー検出結果とFCS検出部56からのエラー検出結果とを比較して、エラーが検出されなかった方(もしくはエラーが少ない方)のバイトを選択するよう受信選択部58に通知する。これにより、受信選択部58はFCS検出部54,56のいずれか一方から供給されるエラーのないバイトを選択してPPPデカプセリング部59に供給する。
【0037】
PPPデカプセリング部59はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドからLANパケットデータを取り出すPPPデカプセリングを行ってLANパケットデータを外部機器に送信する。
【0038】
この実施形態では、インフォメーションフィールドのビット反転の組合せは2通り(全ビット反転+全ビット無反転)であり、単純構成が可能となる。この場合、バイトスタッフィング後のデータ増大が最大となるのは、インフォメーションフィールドの全データの1/2が0x7D又は0x7E、かつ、残りの1/2が0x81(反転により0x7Eとなる)又は0x82(反転により0x7Dとなる)の場合であり、データ増大を最大で元データの1.5倍に抑えることができる。
【0039】
<第2実施形態>
図8及び図9は、PPPオーバーSDH伝送システムの第2実施形態のブロック図を示す。同図中、図5と同一部分には同一符号を付す。
【0040】
図8において、外部機器から供給されるLANパケットデータは送信側装置30に供給される。PPPカプセリング部31は、図6に示すPPPフレームのインフォメーションフィールドに、上記パケットデータをフレーム単位でカプセリングする。こののち、FCS生成部32でFCSが付加される。
【0041】
FCSが付加されたPPPフレームは7E/7Dカウント部33に供給されると共に、ビット反転部34a〜34hそれぞれでPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをビット単位でビット反転されて7E/7Dカウント部35a〜35hに供給される。
【0042】
すなわち、ビット反転部34aはインフォメーションフィールドをバイト単位で0x01とイクスクルーシブオア演算して第1ビットのみを反転し、ビット反転部34bは0x02とイクスクルーシブオア演算して第2ビットのみを反転し、ビット反転部34cは0x04とイクスクルーシブオア演算して第3ビットのみを反転し、ビット反転部34dは0x08とイクスクルーシブオア演算して第4ビットのみを反転する。
【0043】
ビット反転部34eはインフォメーションフィールドをバイト単位で0x10とイクスクルーシブオア演算して第5ビットのみを反転し、ビット反転部34fは0x20とイクスクルーシブオア演算して第6ビットのみを反転し、ビット反転部34gは0x40とイクスクルーシブオア演算して第7ビットのみを反転し、ビット反転部34hは0x80とイクスクルーシブオア演算して第8ビットのみを反転する。
【0044】
7E/7Dカウント部33はPPPフレームにおける0x7E(フラグと同一コード)又は0x7D(エスケープコードと同一コード)のバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36a供給し、PPPフレームを送信選択部37aに供給する。
【0045】
7E/7Dカウント部35a〜35hそれぞれはビット反転されたPPPフレームにおける0x7E又は0x7Dのバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36sに供給し、ビット反転されたPPPフレームを送信選択部37aに供給する。
【0046】
送信選択判定部36は、7E/7Dカウント部33のカウント値と7E/7Dカウント部35a〜35hのカウント値とを比較して、カウント値が最小のPPPフレームを選択するよう送信選択部37aに通知する。これにより、送信選択部37aは7E/7Dカウント部33,35a〜35hのいずれか一つから供給されるバイトを選択してバイトスタッフィング部38に供給する。
【0047】
バイトスタッフィング部38は、PPPフレーム内に0x7Eが存在した場合にはデータ0x7D5Eに変換し、同様に、0x7Dが存在した場合には0x7D5Dに変換するバイトスタッフィングを行う。その後、スクランブル部39でPPPフレームはスクランブルされ、SDHフレーミング部40でSDHフレームにマッピングされ、更にSDHフレーム間にフラグを埋めてSDH伝送網に送出される。
【0048】
図9において、SDH伝送網を伝送されたSDHフレームは受信側装置50で受信され、SDHフレーミング部51でフレーム間のフラグを削除され、デスクランブル部52でスクランブルを解かれる。こののち、バイトデスタッフィング部53でバイトスタッフィング前の状態のPPPフレームに戻したのち、FCS検出部54及びビット反転部55a〜55hそれぞれに供給する。
【0049】
FCS検出部54はPPPフレーム内のFCSを用いてエラー検出を行って検出結果を受信選択判定部57aに供給し、PPPフレームを受信選択部58aに供給する。
【0050】
ビット反転部55a〜55hは、ビット反転部34a〜34hと同様にして、PPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをビット単位でビット反転してFCS検出部56a〜56hに供給する。FCS検出部56a〜56hはPPPフレーム内のFCSを用いてエラー検出を行って検出結果を受信選択判定部57aに供給し、PPPフレームを受信選択部58aに供給する。
【0051】
受信選択判定部57aは、FCS検出部54からのエラー検出結果とFCS検出部56a〜56hからのエラー検出結果とを比較して、エラーが検出されなかった(もしくはエラーが最小)のPPPフレームを選択するよう受信選択部58aに通知する。これにより、受信選択部58aはFCS検出部54,56a〜56hのいずれか一つから供給されるPPPフレームを選択してPPPデカプセリング部59に供給する。
【0052】
PPPデカプセリング部59はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドからLANパケットデータを取り出すPPPデカプセリングを行ってLANパケットデータを外部機器に送信する。
【0053】
この実施形態では、バイトスタッフィング後のデータ増大が最大となるのは、全データの1/9ずつ各パタンでのビット反転後のデータが0x7E又は0x7Dとなっている場合であり、最悪条件でデータ増大を最大で約1.11倍に抑えることができる。
【0054】
また、各ビット反転の組合せとして256通り(255パタンのビット反転とビット無反転)の構成が可能となる。この場合、データの増大を最大で約1.004倍に抑えることができる。
【0055】
なお、上記実施形態では、ビット単位でビット反転を行っているが、例えば2ビット単位、4ビット単位、バイト単位、等でビット反転を行う構成としてもよい。
【0056】
<第3実施形態>
ところで、PPPオーバーSDH伝送システム又はPPPオーバーSONET伝送システムにおいて、図6に示すPPPフレームのプロトコルフィールドはネットワーク内に閉じておりクライアント側に送出されないため、ビット反転の有無をプロトコルフィールドにコードつまり反転情報として載せてフレーム毎に送信側装置30から受信側装置50に転送することができる。
【0057】
反転情報を付加し伝送することにより、受信側装置50で該当フレームのビット反転の有無を認識できるため、元のLANパケットデータ(クライアントデータ)を復元して送信先クライアントに転送することができる。
【0058】
図10は、PPPオーバーSDH伝送システムの第3実施形態のブロック図を示す。また、図11にPPPフレームフォーマットを示す。
【0059】
図10において、図5と同一部分には同一符号を付す。外部機器から供給されるLANパケットデータは送信側装置30に供給される。PPPカプセリング部31は、図11に示すPPPフレームのインフォメーションフィールドに、上記パケットデータをフレーム単位でカプセリングする。こののち、FCS生成部32でFCSが付加される。
【0060】
FCSが付加されたPPPフレームは7E/7Dカウント部33に供給されると共に、ビット反転部34でPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをバイト単位でビット反転されて7E/7Dカウント部35に供給される。
【0061】
7E/7Dカウント部33はPPPフレームにおける0x7E又は0x7Dのバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36bに供給し、PPPフレームを送信選択部37に供給する。
【0062】
なお、ビット反転部34は、例えば上記インフォメーションフィールドをバイト単位で0xFFとイクスクルーシブオア演算することで、バイト単位のビット反転を行っている。
【0063】
7E/7Dカウント部35はビット反転されたPPPフレームにおける0x7E又は0x7Dのバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36bに供給し、ビット反転されたPPPフレームを送信選択部37に供給する。
【0064】
送信選択判定部36bは、7E/7Dカウント部33のカウント値と7E/7Dカウント部35のカウント値とを比較して、カウント値の小さい方のPPPフレームを選択するよう送信選択部37及び反転情報書き込み部61に通知する。これにより、送信選択部37は7E/7Dカウント部33,35のいずれか一方から供給されるPPPフレームを選択して反転情報書き込み部61に供給する。
【0065】
反転情報書き込み部61は、送信選択判定部36bからの選択指示を基づいて図11に示すPPPフレームのプロトコルフィールドに反転情報を書き込む。反転情報は、例えば0x00でインフォメーションフィールドのビット反転なしを表し、0xFFでインフォメーションフィールドのビット反転ありを表す。反転情報書き込み部61は反転情報を書き込んだのちPPPフレームをバイトスタッフィング部38に供給する。
【0066】
バイトスタッフィング部38は、PPPフレーム内に0x7Eが存在した場合にはデータ0x7D5Eに変換し、同様に、0x7Dが存在した場合には0x7D5Dに変換するバイトスタッフィングを行う。その後、スクランブル部39でPPPフレームはスクランブルされ、SDHフレーミング部40でSDHフレームにマッピングされ、更にSDHフレーム間にフラグを埋めてSDH伝送網41に送出される。
【0067】
SDH伝送網41を伝送されたSDHフレームは受信側装置50で受信され、SDHフレーミング部51でフレーム間のフラグを削除され、デスクランブル部52でスクランブルを解かれる。こののち、バイトデスタッフィング部53でバイトスタッフィング前の状態のPPPフレームに戻したのち、反転情報読み出し部62に供給する。
【0068】
反転情報読み出し部62は、PPPフレームのプロトコルフィールドに反転情報を読み出して受信選択判定部57bに供給し、また、PPPフレームをビット反転部55及び受信選択部58bそれぞれに供給する。
【0069】
ビット反転部55はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをバイト単位でビット反転を行って受信選択部58bに供給する。なお、ビット反転部55は、例えば上記インフォメーションフィールドをバイト単位で0xFFとイクスクルーシブオア演算することで、バイト単位のビット反転を行っている。
【0070】
受信選択判定部57bは、反転情報読み出し部62から供給される反転情報に基づいて、インフォメーションフィールドのビット反転をしていないPPPフレーム(反転情報読み出し部62出力)と、インフォメーションフィールドのビット反転をしたPPPフレーム(ビット反転部55出力)のいずれかを選択するよう受信選択部58bに通知する。これにより、受信選択部58bは反転情報読み出し部62とビット反転部55のいずれか一方から供給されるPPPフレームを選択してFCS検出部63に供給する。
【0071】
FCS検出部63はPPPフレーム内のFCSを用いてエラー検出を行って検出結果をPPPデカプセリング部59に供給する。PPPデカプセリング部59はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドからLANパケットデータを取り出すPPPデカプセリングを行ってLANパケットデータを外部機器に送信する。
【0072】
なお、この実施形態は反転情報のインフォメーションフィールドへの書き込みを第1実施形態に適用した構成であるが、反転情報の書き込みを第2実施形態に適用した構成としてもよい。
【0073】
<第4実施形態>
図12は、PPPオーバーSDH伝送システムの第4実施形態のブロック図を示す。また、図13,図14にSDHフレームフォーマットを示す。
【0074】
図12において、図5と同一部分には同一符号を付す。外部機器から供給されるLANパケットデータは送信側装置30に供給される。PPPカプセリング部31は、図11に示すPPPフレームのインフォメーションフィールドに、上記パケットデータをフレーム単位でカプセリングする。こののち、FCS生成部32でFCSが付加される。
【0075】
FCSが付加されたPPPフレームは7E/7Dカウント部33に供給されると共に、ビット反転部34でPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをバイト単位でビット反転されて7E/7Dカウント部35に供給される。
【0076】
なお、ビット反転部34は、例えば上記インフォメーションフィールドをバイト単位で0xFFとイクスクルーシブオア演算することで、バイト単位のビット反転を行っている。
【0077】
7E/7Dカウント部33はPPPフレームにおける0x7E又は0x7Dのバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36cに供給し、PPPフレームを送信選択部37に供給する。
【0078】
7E/7Dカウント部35はビット反転されたPPPフレームにおける0x7E又は0x7Dのバイト数をカウントしてカウント値を送信選択判定部36cに供給し、ビット反転されたPPPフレームを送信選択部37に供給する。
【0079】
送信選択判定部36cは、7E/7Dカウント部33のカウント値と7E/7Dカウント部35のカウント値とを比較して、カウント値の小さい方のPPPフレームを選択するよう送信選択部37及びSDHフレーミング部40cに通知する。これにより、送信選択部37は7E/7Dカウント部33,35のいずれか一方から供給されるPPPフレームを選択してバイトスタッフィング部38に供給する。
【0080】
バイトスタッフィング部38は、PPPフレーム内に0x7Eが存在した場合にはデータ0x7D5Eに変換し、同様に、0x7Dが存在した場合には0x7D5Dに変換するバイトスタッフィングを行う。その後、スクランブル部39でPPPフレームはスクランブルされ、SDHフレーミング部40cに供給される。
【0081】
SDHフレーミング部40cは、スクランブルされたPPPフレームをSDHフレームにマッピングし、送信選択判定部36cからの選択指示を基づいて図13,図14に示すSDHのPOH(Pass Overhead)のN1バイトに反転情報を書き込む。反転情報は、例えば0x00でインフォメーションフィールドのビット反転なしを表し、0xFFでインフォメーションフィールドのビット反転ありを表す。更にSDHフレーム間にフラグを埋めてSDH伝送網41に送出される。
【0082】
SDH伝送網41を伝送されたSDHフレームは受信側装置50で受信され、SDHフレーミング部51cでフレーム間のフラグを削除され、SDHのPOHのN1バイトの反転情報を読み出す。この反転情報は受信選択判定部57cに供給される。SDHのペイロードから取り出されるスクランブルされたPPPフレームはデスクランブル部52でスクランブルを解かれる。
【0083】
こののち、デスクランブル部52の出力はバイトデスタッフィング部53でバイトスタッフィング前の状態のPPPフレームに戻されて、ビット反転部55及び受信選択部58cそれぞれに供給される。
【0084】
ビット反転部55はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドの各バイトをバイト単位でビット反転を行って受信選択部58cに供給する。なお、ビット反転部55は、例えば上記インフォメーションフィールドをバイト単位で0xFFとイクスクルーシブオア演算することで、バイト単位のビット反転を行っている。
【0085】
受信選択判定部57cは、SDHフレーミング部51cから供給される反転情報に基づいて、インフォメーションフィールドのビット反転をしていないPPPフレーム(バイトデスタッフィング部53出力)と、インフォメーションフィールドのビット反転をしたPPPフレーム(ビット反転部55出力)のいずれかを選択するよう受信選択部58cに通知する。これにより、受信選択部58cはバイトデスタッフィング部53とビット反転部55のいずれか一方から供給されるPPPフレームを選択してFCS検出部63に供給する。
【0086】
FCS検出部63はPPPフレーム内のFCSを用いてエラー検出を行って検出結果をPPPデカプセリング部59に供給する。PPPデカプセリング部59はPPPフレーム内のインフォメーションフィールドからLANパケットデータを取り出すPPPデカプセリングを行ってLANパケットデータを外部機器に送信する。
【0087】
なお、第3実施形態では反転情報がPPPフレーム単位であるのに対し、第4実施形態では反転情報がSDHフレームに多重される複数PPPフレーム単位である点が異なっている。
【0088】
なお、この実施形態は反転情報のPOHへの書き込みを第1実施形態に適用した構成であるが、反転情報の書き込みを第2実施形態に適用した構成としてもよい。
【0089】
上記の各実施形態においては、クライアントデータパタンによりSONET又はSDH伝送路における使用帯域の増大を半分以下に抑制することができ、データ廃棄の可能性をなくすのに必要な伝送路帯域を低減することができる。このため、クライアントからのデータ帯域に対し取っていたマージンを半分以下に抑制することができ、伝送路品質を保ったまま伝送路帯域の効率的な利用ができる。
(付記1)
非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網に送信する伝送装置において、
前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加する符号生成手段と、
前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行う反転手段と、
前記受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームとする選択手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記2)
非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化しエラー検出符号を付加して同期網に送信された同期網フレームを受信し、デカプセル化し元の受信データとして前記非同期網に送信する伝送装置において、
前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データのビット反転を行う反転手段と、
前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれの前記エラー検出符号を用いたエラー検出結果に基づいて前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データのいずれか一方を選択して前記非同期網に送信する選択手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記3)
非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網の伝送装置間で伝送したのち非同期網に送信する伝送方法において、
前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加し、
前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行い、
前記非同期網からの受信データとビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームにマッピングして前記同期網の伝送装置間で伝送し、
前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データのビット反転を行い、
前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれの前記エラー検出符号を用いたエラー検出結果に基づいて前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データのいずれか一方を選択して前記非同期網に送信する
ことを特徴とする伝送方法。
(付記4)
付記1記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記受信データの各バイトをバイト単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
(付記5)
付記1記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記受信データの各バイトをビット単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
(付記6)
付記2記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データの各バイトをバイト単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
(付記7)
付記2記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データの各バイトをビット単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
(付記8)
付記1又は4又は5のいずれか1項記載の伝送装置において、
前記選択手段が選択した前記受信データと前記反転データのいずれか一方を示す反転情報を前記規定フォーマットのフレームに書き込む情報書き込み手段を
有することを特徴とする伝送装置。
(付記9)
付記1又は4又は5のいずれか1項記載の伝送装置において、
前記選択手段が選択した前記受信データと前記反転データのいずれか一方を示す反転情報を前記同期網フレームに書き込む情報書き込み手段を
有することを特徴とする伝送装置。
(付記10)
付記2又は6又は7のいずれか1項記載の伝送装置において、
前記同期網フレームに含まれる規定フォーマットのフレームから反転情報を読み出して前記選択手段の前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データの選択を制御する選択制御手段を
有することを特徴とする伝送装置。
(付記11)
付記2又は6又は7のいずれか1項記載の伝送装置において、
前記同期網フレームから反転情報を読み出して前記選択手段の前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データの選択を制御する選択制御手段を
有することを特徴とする伝送装置。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】PPPオーバーSDHでのネットワーク構成図である。
【図2】従来のPPPオーバーSDH伝送装置の一例のブロック図である。
【図3】PPPフレームのフォーマットを示す図である。
【図4】バイトスタッフィング方法を示す図である。
【図5】PPPオーバーSDH伝送システムの第1実施形態のブロック図である。
【図6】PPPフレームフォーマットを示す図である。
【図7】バイトスタッフィング方法を示す図である。
【図8】PPPオーバーSDH伝送システムの第2実施形態のブロック図である。
【図9】PPPオーバーSDH伝送システムの第2実施形態のブロック図である。
【図10】PPPオーバーSDH伝送システムの第3実施形態のブロック図である。
【図11】PPPフレームフォーマットを示す図である。
【図12】PPPオーバーSDH伝送システムの第4実施形態のブロック図である。
【図13】SDHフレームフォーマットを示す図である。
【図14】SDHフレームフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
【0091】
30 送信側装置
31 PPPカプセリング部
32 FCS生成部
33,35 7E/7Dカウント部
34 ビット反転部
36 送信選択判定部
37 送信選択部
38 バイトスタッフィング部
39 スクランブル部
40 SDHフレーミング部
41 SDH伝送網
50 受信側装置
51 SDHフレーミング部
52 デスクランブル部
53 バイトデスタッフィング部
54 FCS検出部
55 ビット反転部
56 FCS検出部
57 受信選択判定部
58 受信選択部
59 PPPデカプセリング部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網に送信する伝送装置において、
前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加する符号生成手段と、
前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行う反転手段と、
前記受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームとする選択手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
【請求項2】
非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化しエラー検出符号を付加して同期網に送信された同期網フレームを受信し、デカプセル化し元の受信データとして前記非同期網に送信する伝送装置において、
前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データのビット反転を行う反転手段と、
前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれの前記エラー検出符号を用いたエラー検出結果に基づいて前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データのいずれか一方を選択して前記非同期網に送信する選択手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
【請求項3】
非同期網からの受信データを規定フォーマットのフレームにカプセル化し同期網フレームとして同期網の伝送装置間で伝送したのち非同期網に送信する伝送方法において、
前記受信データのエラー検出符号を生成して前記受信データに付加し、
前記エラー検出符号を付加した受信データのビット反転を行い、
前記非同期網からの受信データとビット反転された反転データそれぞれに含まれる所定ビットパタンの数に基づいて前記受信データと前記反転データのいずれか一方を選択して前記エラー検出符号と共に前記同期網フレームにマッピングして前記同期網の伝送装置間で伝送し、
前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データのビット反転を行い、
前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データそれぞれの前記エラー検出符号を用いたエラー検出結果に基づいて前記同期網フレームに含まれる受信データと前記反転手段でビット反転された反転データのいずれか一方を選択して前記非同期網に送信する
ことを特徴とする伝送方法。
【請求項4】
請求項1記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記受信データの各バイトをバイト単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
【請求項5】
請求項1記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記受信データの各バイトをビット単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
【請求項6】
請求項2記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データの各バイトをバイト単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。
【請求項7】
請求項2記載の伝送装置において、
前記反転手段は、前記同期網から受信した前記同期網フレームに含まれる受信データの各バイトをビット単位で反転する
ことを特徴とする伝送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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