説明

伸縮梯子

【課題】梯子収縮時における指詰め防止を図り、梯子伸縮作業を安全に行える伸縮梯子を提供する。
【解決手段】両側一対の筒状側枠部材21 〜2n ,21 〜2n と両側枠部材21 〜2n ,21 〜2n の上端部間に横架される踏み桟31 〜3n とで門形に形成されて上下複数段に配置される門形梯子部材11 〜1n の側枠部材21 〜2n どうしを入れ子式に嵌合してなる伸縮梯子において、梯子収縮時に上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟31 〜3n 間で作業者の指を詰めるのを防止するためにその指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sを保持する間隔保持手段6を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両側一対の筒状側枠部材と両側枠部材の上端部間に横架される踏み桟とで門形に形成されて上下複数段に配置される門形梯子部材の側枠部材どうしを入れ子式に嵌合して伸縮自在とした伸縮梯子の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図6の(a) は従来のアルミ製の伸縮梯子Bを伸張状態で示す斜視図、(b) は同伸縮梯子Bを収縮状態で示す斜視図であり、図7は収縮状態における伸縮梯子Bの例えば下から2番目〜4番目の門形梯子部材12 〜14 の一部拡大断面図である。この伸縮梯子Bは、各門形梯子部材11 〜1n が両側一対の筒状側枠部材21 〜2n ,21 〜2n と両側枠部材21 〜2n ,21 〜2n の上端部に横架連結された踏み桟31 〜3n とからなるもので、各踏み桟31 〜3n の両端部は、両側枠部材21 〜2n ,21 〜2n の夫々上端部に嵌合固定された踏み桟取付用短管部材41 〜4n に一体的に連結されており、各踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端側には、梯子収縮時に上下に隣り合う短管部材41 〜4n どうしが衝当する際の衝撃を緩和するためのゴム製の衝撃緩和用リング51 〜5n が側枠部材21 〜2n に嵌合して取り付けられている。尚、一番下の門形梯子部材11 には両側枠部材21 ,21 の下端部に踏み桟30 が取り付けられている。
【0003】
各門形梯子部材11 〜1n には各踏み桟31 〜3n の両端部に、梯子伸張時に上段側梯子部材の踏み桟と下段側の踏み桟とを一定間隔に保持するためのストッパー手段9が設けられている。このストッパー手段9は、各踏み桟31 〜3n 内部をスライドするスライダー11にストッパーピン12を一体的に取り付け、このピン12の先端部12aが各短管部材41 〜4n の開口部13を通って各側枠部材21 〜2n のピン挿通孔14から突出するように付勢するコイルバネ15を、スライダー11と、各踏み桟31 〜3n に固定されたピンガイド16との間に介装したもので、各踏み桟31 〜3n の正面側にはスライダー11をコイルバネ15の付勢力に抗してスライド操作する操作片17(仮想線図示)が設けてある。この操作片17は、取付軸18(仮想線図示)によってスライダー11に取り付けられ、この取付軸18は各踏み桟31 〜3n の前側壁に貫設された長孔19(仮想線図示)に挿通されている。
【0004】
梯子Bが伸縮している時は、図7の例えば梯子部材13 側のストッパーピン12について説明すると、ストッパーピン12の先端部12aは、側枠部材23 のピン挿通孔14から突出するが、上段側の梯子部材14 の側枠部材24 に当接した状態にある。しかして、梯子伸張時に最上段の門形梯子部材1n の踏み桟3n を引き上げてゆくと、上から2段目の梯子部材のストッパーピン12の先端部12aが最上段の梯子部材1n の側枠部材2n の下端部に設けてある係止用ピン孔(図示省略)に突入してロックされ、それにより上から2段目の梯子部材が引っ張られて上から3段目の梯子部材のストッパーピン12の先端部12aが上から2段目の梯子部材の側枠部材下端部の係止用ピン孔(図示省略)に突入してロックされ、以降同様にして順次図6の(a) に示すような伸張状態となる。
【0005】
図6の(a) に示す伸張状態から(b) に示す収縮状態に折り畳む時は、最下段側梯子部材11 の踏み桟31 にある操作片17をコイルバネ15に抗してスライド操作させて、ストッパーピン12をロック解除すれば、下から2番目の梯子部材12 の側枠部材22 が最下段側梯子部材11 の側枠部材21 内に落ち込んで下から2番目の梯子部材12 が最下段の梯子部材11 に折り畳まれる。以降同様な操作を行って順次折り畳むことにより、図6の(b) に示す収縮状態となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の伸縮梯子Bは、図7に示すように、梯子収縮時において上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟32 〜34 相互間の間隔sが6mmと狭いため、図6の(a)
に示す伸張状態から(b) に示す収縮状態に折り畳み収縮作業を行う際に、上下に隣り合う踏み桟と踏み桟との間で作業者の手指を挟むことがあり、特に下段側における折り畳み収縮作業ではその上方側にある多数段の門形梯子部材によって相当な荷重が作用することから、非常に危険であった。
【0007】
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、梯子収縮時における指詰め防止を図り、梯子伸縮作業を安全に行えるようにした伸縮梯子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、両側一対の筒状側枠部材21 〜2n ,21 〜2n と両側枠部材21 〜2n ,21 〜2n の上端部間に横架される踏み桟31 〜3n とで門形に形成されて上下複数段に配置される門形梯子部材11 〜1n の側枠部材21 〜2n どうしを入れ子式に嵌合してなる伸縮梯子において、
梯子収縮時に上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟31 〜3n 間で作業者の指を詰めるのを防止するためにその指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sを保持する間隔保持手段6を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2は、請求項1に記載の伸縮梯子において、間隔保持手段6は、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部又は下端部を指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sが確保されるように上方又は下方へ所要長さだけ延長することによって形成された延長管部7からなることを特徴とする。
【0010】
請求項3は、請求項1に記載の伸縮梯子において、間隔保持手段6は、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端又は上端に一端が接するように各側枠部材21 〜2n に嵌合される衝撃緩和用リング151 〜15n であって、指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sが確保されるようにリング幅が拡張された衝撃緩和用リング151 〜15n からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、梯子収縮時に上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟31 〜3n 間で作業者の指を詰めるのを防止するためその指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 相互間の間隔Sを保持する間隔保持手段6を各門形梯子部材11 〜1n に設けていることから、この梯子Aを伸張状態から収縮状態に折り畳み収縮作業を行う際に、上下に隣り合う踏み桟31 〜3n 相互間で作業者の手指を挟むことがなくなり、その折り畳み収縮作業を安全に行うことができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、間隔保持手段6は、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部又は下端部を指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔Sが確保されるように上方又は下方へ所要長さだけ延長することによって形成された延長管部7からなるため、踏み桟取付用短管部材41 〜4n の製作時には各踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部を所要長さ上方へ延設すればよいから、製作が容易となる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、間隔保持手段6が、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端又は上端に一端が接するよう各側枠部材21 〜2n に嵌合される衝撃緩和用リング151 〜15n であって、指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sが確保されるようにリング幅の拡張された衝撃緩和用リング151 〜15n からなるものによれば、従来使用されている伸縮梯子にリング幅の拡張された衝撃緩和用リング151 〜15n を取り付ければよいから、従来の伸縮梯子をそのまま利用できる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係る伸縮梯子Aを収縮状態で示す正面図、図2の(a) は図1のX−X線断面図、(b) は(a) の矢印Yで示す部分の拡大図、図3は縮状態における伸縮梯子Aの例えば下から2番目〜4番目の門形梯子部材12 〜14 の一部拡大断面図である。
【0015】
この伸縮梯子Aは、図6、図7に示す従来の伸縮梯子Bと同様に、各門形梯子部材11 〜1n が、両側一対の筒状側枠部材21 〜2n ,21 〜2n と、両側枠部材21 〜2n ,21 〜2n の上端部に横架連結した踏み桟31 〜3n とからなるもので、各踏み桟31 〜3n の両端部は、両側枠部材21 〜2n ,21 〜2n の夫々上端部に嵌合固定された踏み桟取付用短管部材41 〜4n に一体的に連結されていて、各踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端側には、梯子収縮時に上下に隣り合う短管部材41 〜4n どうしが衝当する際の衝撃を緩和するためのゴム製の衝撃緩和用リング51 〜5n が側枠部材21 〜2n に嵌合して取り付けられている。
【0016】
そして、この伸縮梯子Aが従来の伸縮梯子Bと異なるところは、梯子収縮時に上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟31 〜3n 間で作業者の指を詰めるのを防止するためにその指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 相互間の間隔Sを保持する間隔保持手段6を各門形梯子部材11 〜1n に設けたことである。
【0017】
各間隔保持手段6は、図3に示すように、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材41 〜4n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部を指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔Sが確保されるように上方へ所要長さδだけ延長することによって形成された延長管部7からなるものである。この場合、指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 相互間の間隔Sは15mm程度とされる。従って、各衝撃緩和用リング51 〜5n のリング幅w(軸方向長さ)を4mmとし、各踏み桟取付用短管部材41 〜4n (延長管部7を除く)の上端と各踏み桟31 〜3n の上端との距離ηを2mmとすれば、延長管部6の軸方向長さηは、15mm−4mm−2mm=9mmとされる。
【0018】
各門形梯子部材11 〜1n には各踏み桟31 〜3n の両端部に、従来の伸縮梯子Bと同じ様に、梯子伸張時に上段側梯子部材の踏み桟と下段側の踏み桟とを一定間隔に保持するための間隔保持手段6が設けられている。このストッパー手段9については、図7で説明した従来の伸縮梯子Bと同じ構造であるため、図3には図7に示す従来の梯子Bと同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0019】
上記のような構成よりなる本発明に係る伸縮梯子Aによれば、梯子収縮時に上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟31 〜3n 間で作業者の指を詰めるのを防止するためその指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 相互間の間隔Sを例えば15mmに保持する間隔保持手段6を各門形梯子部材11 〜1n に設けていることから、この梯子Aを伸張状態(図6の(a) 参照)から収縮状態(図6の(b) 参照)に折り畳み収縮作業を行う際に、上下に隣り合う踏み桟31 〜3n 相互間で作業者の手指を挟むことがなくなり、その折り畳み収縮作業を安全に行うことができる。
【0020】
図4の(a) は本発明に係る改良型伸縮梯子Aの収縮状態を示す正面図、(b) は従来型伸縮梯子Bの収縮状態を示す正面図で、(a) ,(b) を比較すれば分かるように、改良型伸縮梯子Aは収縮状態において従来型伸縮梯子Bより丈が若干高くなるが、上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の踏み桟31 〜3n 間が間隔保持手段6によって指詰め防止に必要な間隔Sに保持されるから、作業者の手指を挟むことがない。
【0021】
上記間隔保持手段6は、図2及び図3に示すように、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部又は下端部を指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sが確保されるように上方又は下方へ所要長さだけ延長することによって形成された延長管部7からなるものであって、梯子収縮時には、図3に示すように、上下に隣り合う門形梯子部材11 〜1n の上段側梯子部材の踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端に取り付けてある衝撃緩和用リング51 〜5n が下段側梯子部材の踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部にある延長管部7に当接した状態となり、しかして上下に隣り合う踏み桟31 〜3n 相互間の間隔Sは、15mm程度と広いから、指詰めを有効に防止することができる。
【0022】
このように間隔保持手段6が踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部を上方へ所要長さだけ延長することによって形成された延長管部7からなる場合は、踏み桟取付用短管部材41 〜4n の製作時には各踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部を所要長さ上方へ延設すればよいから、製作が容易となる。尚、この延長管部7は、各踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端部を下方へ所要長さだけ延長することによって形成してもよい。
【0023】
また図1〜図3に示す実施形態では、各間隔保持手段6を、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端部(又は下端部)を指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔Sが確保されるように上方(又は下方)へ所要長さだけ延長して形成した延長管部7からなるものとしたが、他の間隔保持手段6としては、図5に示すように、各門形梯子部材11 〜1の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端に一端が接するように各側枠部材21 〜2n に嵌合される衝撃緩和用リング151 〜15n であって、指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔Sが確保されるようにリング幅が拡張された(拡張されたリング幅をWで示す)衝撃緩和用リング151 〜15n からなるものでもよい。この撃緩和用リング151 〜15n は、踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端に一端が接するように各側枠部材21 〜2n に嵌合されるものでもよい。
【0024】
図5に示す梯子Aの場合、指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 相互間の間隔Sを15mmとして、各踏み桟取付用短管部材41 〜4n の上端と各踏み桟31 〜3n の上端との距離ηを2mmとすれば、各衝撃緩和用リング151 〜15n の拡張リング幅Wは、15mm−2mm=13mmとされる。
【0025】
このように間隔保持手段6が、各門形梯子部材11 〜1n の各側枠部材21 〜2n 上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材41 〜4n の下端又は上端に一端が接するように各側枠部材21 〜2n に嵌合される衝撃緩和用リング151 〜15n であって、指詰め防止に必要な踏み桟31 〜3n 間の間隔Sが確保されるようにリング幅の拡張された衝撃緩和用リング151 〜15n からなるものによれば、従来使用されている伸縮梯子にリング幅の拡張された衝撃緩和用リング151 〜15n を取り付ければよいから、従来の伸縮梯子をそのまま利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る伸縮梯子Aを収縮状態で示す正面図である。
【図2】(a) は図1のX−X線断面図、(b) は(a) の矢印Yで示す部分の拡大図である。
【図3】縮状態における伸縮梯子Aの例えば下から2番目〜4番目の門形梯子で、材12 〜14 の一部拡大断面図である。
【図4】(a) は本発明に係る改良型伸縮梯子Aの収縮状態を示す正面図、(b) は従来型伸縮梯子Bの収縮状態を示す正面図である。
【図5】間隔保持手段6の他の実施形態を示す図3と同様な断面図である。
【図6】(a) は従来のアルミ製伸縮梯子Bを伸張状態で示す斜視図、(b) は同伸縮梯子Bを収縮状態で示す斜視図である。
【図7】収縮状態における伸縮梯子Bの例えば下から2番目〜4番目の門形梯子部材12 〜14 の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0027】
A 本発明の改良型伸縮梯子
B 従来型伸縮梯子
1 〜1n 門形梯子部材
1 〜2n 側枠部材
1 〜3n 踏み桟
1 〜4n 踏み桟取付用短管部材指詰め
1 〜5n 衝撃緩和用リング
6 間隔保持手段
7 踏み桟取付用短管部材の延長管部
9 ストッパー手段
151 〜15n 衝撃緩和用リング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両側一対の筒状側枠部材と両側枠部材の上端部間に横架される踏み桟とで門形に形成されて上下複数段に配置される門形梯子部材の側枠部材どうしを入れ子式に嵌合してなる伸縮梯子において、
梯子収縮時に上下に隣り合う門形梯子部材の踏み桟間で作業者の指を詰めるのを防止するためにその指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔を保持する間隔保持手段を設けたことを特徴とする伸縮梯子。
【請求項2】
間隔保持手段は、各門形梯子部材の各側枠部材上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材の上端部又は下端部を指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔が確保されるように上方又は下方へ所要長さだけ延長することによって形成された延長管部からなることを特徴とする請求項1に記載の伸縮梯子。
【請求項3】
間隔保持手段は、各門形梯子部材の各側枠部材上端部に嵌合固定される踏み桟取付用短管部材の下端又は上端に一端が接するように各側枠部材に嵌合される衝撃緩和用リングであって、指詰め防止に必要な踏み桟間の間隔が確保されるようにリング幅が拡張された衝撃緩和用リングからなる請求項1に記載の伸縮梯子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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