説明

作動玩具用走行装置

【課題】 作動玩具でモーター及び減速ギアを用いなくても、作動玩具の前後進及び回転を可能であるとともに、作動玩具の嵩及び高さを大幅減少させることができる作動玩具用走行装置を提供する。
【解決手段】 所定の形態で製作され、ヒンジ4により回転可能に設けられた平板状のベースプレート5と、それに所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、それらの磁石から離隔されて設けられ、電流が印加されると第1磁石1又は第2磁石2と反発する極性の磁力を発生させるコイル部3と、ベースプレート5の一端にコイル部3が固定設置され、他端にブレーキングアーム6が形成されたアーム7と、ベースプレート5の両端に前輪9が設けられ、ブレーキングアーム6が一定角度で回転すると接触する走行アーム10と、コイルに電流を供給するように制御する制御ユニット11と、その電源を供給する電源部13を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作動玩具用走行装置に関するものであって、より詳しくはモーターと減速ギアを用いなくても、輪を駆動させ前後進及び回転が可能であるように構成し、作動玩具の嵩を極小化させることができる作動玩具用走行装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、R/C自動車のような作動玩具は、輪駆動用モーターとともに、モーターから発生された回転を減速させる減速機を有し、モーターからの回転動力を減速機により減速させ、駆動輪で減速された回転力を伝達し、作動玩具を走行させるようになる。
【0003】
即ち、モーターを内蔵した自動車のような作動玩具は、モーターの回転数を減速ギアを通じ低めるとともに駆動力を増大させ自動車を走行させるようになる。
【0004】
もちろん、前記の自動車のような作動玩具は、モーターに電流を供給する乾電池又は充電池を装着することができることになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前記のように、作動玩具の駆動力を発生させる部品でモーター及び減速ギアを用いると、前記のモーター及び減速ギアの嵩により作動玩具の嵩が非常に大きくなるから、小型であり高さが非常に低い作動玩具を作ることができない問題点がある。
【0006】
このような問題点を解決するために、嵩が非常に小さいモーター(超小型モーター)及び減速ギアを用いることができるが、この方法を用いると、出力が低くなるだけでなく、部品の値が非常に高くなるから、作動玩具の製造費用が増加することになる問題点がある。
【0007】
又、前記のモーター及び減速ギアは回転を発生させる部品であるから、これを通じ虫が這って行くことのような歩行運動を具現するためには、別途の複雑なリンク手段が設けられなければならないが、このようにすると、作動玩具の大きさが大きくなり、製造費用が増加するとともに、部品の増加により故障の発生率が高くなる問題点がある。
【0008】
本発明は前記のような問題点を解決するためのものであって、作動玩具でモーター及び減速ギアを用いなくても、作動玩具の前後進及び回転を可能であるとともに、作動玩具の嵩及び高さを大幅減少させることができる作動玩具用走行装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の作動玩具用走行装置は、上記課題を解決するために、所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、前記ベースプレート(5)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石(1、2)と、前記第1、2磁石(1、2)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石(1)又は第2磁石(2)と反発する極性の磁力を発生させるコイル部(3)と、ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記コイル部(3)が一端に固定設置され、他端にブレーキングアーム(6)が形成されたアーム(7)と、前記ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、両端に前輪(9)が設けられ、前記ブレーキングアーム(6)が一定角度で回転すると接触する走行アーム(10)と、前記コイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニット(11)と、前記制御ユニット(11)に電源を供給する電源部(13)を含むことを特徴としている。
【0010】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記課題を解決するために、所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、前記ベースプレート(5)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石(1、2)と、前記第1、2磁石(1、2)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石(1)又は第2磁石(2)と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部(3’)と、ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記第1コイル部(3’)が一端に固定設置され、他端に前輪(9)が設けられた回転プレート(15)と、前記回転プレート(15)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第3、4磁石(16、17)と、前記第3、4磁石(16、17)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第3磁石(16)又は第4磁石(17)と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部(3”)と、前記ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記第2コイル部(3”)が一端に設けられ、他端にブレーキングアーム(6)が形成され、作動の時、前記回転プレート(15)の前輪(9)側の部分と、前記ブレーキングアーム(6)が接触するアーム(7)と、前記第1コイル部(3’)と第2コイル部(3”)のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニット(11)と、前記制御ユニット(11)に電源を供給する電源部(13)を含むことを特徴としている。
【0011】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記課題を解決するために、所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させるコイル部と、ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が一端に固定設置され、他端にブレーキングアームが形成されたアーム部材と、前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、両端に前輪が設けられ、前記ブレーキングアームが一定角度で回転すると接触する走行アームと、前記コイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴としている。
【0012】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記課題を解決するために、所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部と、ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が一端に固定設置され、他端に前輪が設けられた回転プレートと、所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第3、4磁石と、前記回転プレートに設けられ、前記第3、4磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第3磁石又は第4磁石と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部と、前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第3、4磁石が一端に設けられ、他端にブレーキングアームが形成され、作動の時、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームが接触するアーム部材と、前記第1コイル部と第2コイル部のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴としている。
【0013】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記課題を解決するために、所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、前記ベースプレートに下部が固定された支持構造の上に互いに所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部と、ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1コイル部が一端に固定設置され、他端に前輪が設けられた回転プレートと、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部と、前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が間に配置されるように回転プレートとは開けているし、前記第2コイル部が一端に設けられ、他端にブレーキングアームが形成され、作動の時、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームが接触するアーム部材と、前記第1コイル部と第2コイル部のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴としている。
【0014】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記課題を解決するために、所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、回転プレートに設けられ、互いに所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、前記ベースプレートに固定設置され、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部と、ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が一端に設けられ、他端に前輪が設けられた回転プレートと、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部と、前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第2コイル部が一端に設けられ、他端にブレーキングアームが形成され、作動の時、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームが接触するアーム部材と、前記第1コイル部と第2コイル部のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記ブレーキングアームと走行アームの接触は、前記ブレーキングアームが前記前輪に接触して成り立つことが好ましい。
【0016】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームの接触は、前記ブレーキングアームが前記前輪に接触して成り立つことが好ましい。
【0017】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記ブレーキングアームと走行アームの接触は、前記前輪近くに前記走行アームの両側に嵌め込まれたギアや、前記ブレーキングアームの両端の当該部分に設けられた突部が互いにかみ合って成り立つことが好ましい。
【0018】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームの接触は、前記前輪近くの回転プレートの両側に嵌め込まれたギアや、前記ブレーキングアームの両端の当該部分に設けられた突部が互いにかみ合って成り立つことが好ましい。
【0019】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記ブレーキングアームと走行アームの接触は、前記前輪近くに前記走行アームの両側に嵌め込まれたゴムリングや、前記ブレーキングアームの接触により成り立つことが好ましい。
【0020】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームの接触は、前記前輪近くの回転プレートの両側に嵌め込まれたゴムリングや、前記ブレーキングアームの接触により成り立つことが好ましい。
【0021】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記作動玩具は、這って行く虫玩具であることが好ましい。
【0022】
また、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記作動玩具にキーホルダの設置構造を有することが好ましい。
【0023】
さらに、本発明の作動玩具用走行装置は、上記の構成において、前記作動玩具は、携帯用装飾物であることが好ましい。
【発明の効果】
【0024】
以上のような本発明を用いると、嵩が非常に大きい部品であるモーター、減速ギア等を用なくても、前進、後進、回転運動ができる嵩が小さい作動玩具用走行装置を製作することができる利点がある。
【0025】
尚、このような走行装置を有する作動玩具は、非常に小さい大きさを有し、低い高さを有するように製作することができるので、キーホルダを附着し、携帯が容易にしたり、携帯用装飾物等で用いながら、電源をつければ、直ちに作動玩具で用いることができる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
先ず、本発明の一実施例による作動玩具用走行装置の構成を図1(平面図)及び図2(側面図)を参考にして説明する。
【0027】
本発明の作動玩具用走行装置は、所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、前記のベースプレート(5)の中間部に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性(N極とS極)を有する第1、2磁石(1、2)と、前記の第1、2磁石(1、2)の上面から少し離隔されるように近接設置され、一定のターン数でコイルが巻き取られて電流が印加されると、一定極性の磁力を発生させるコイル部(3)と、前記のコイル部(3)が一端に固定設置され、ヒンジ(4)により自由回転可能にベースプレート(5)に設けられ、他端に“T”状でブレーキングアーム(6)が形成されたアーム(7)と、前記のヒンジ(4)により自由回転可能に設けられ、ブレーキングアーム(6)が一定角度で回転すると、一側の前輪(9)が接触されるように両端に前輪(9)が設けられた走行アーム(10)と、前記のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御するマイクロプロセッサ(図示せず)を含む制御ユニット(11)と、前記の制御ユニット(11)に電源を供給するようにベースプレート(5)に設けられた乾電池(12)とオンーオフスイッチ(図示せず)を含む電源部(13)からなっている。
【0028】
即ち、第1、2磁石(1、2)の表面(コイル部(3)と近接された部分)には互いに対向される極性を有するように磁石が配置され、コイルに一定極性の磁力が発生すれば、コイル部(3)が一側の磁石により反発しながらアーム(7)がヒンジ(4)を中心に回転するように構成されるが、アーム(7)の回転の時には、ブレーキングアーム(6)が一側の前輪(9)に接触されながら引き続き押すと自由状態である他側の前輪(9)だけが回転して前進することになって、これを両側の方向に繰り返るとベースプレート(5)が前進することができるように構成したものである。
【0029】
もちろん、ベースプレート(5)の後面には後輪(14)が設けられ、前輪(9)により駆動する時、ベースプレート(5)の全体が移動することができるようにする。
【0030】
ここで、ブレーキングアーム(6)と前輪(9)との離隔距離(D)は一側が接触する時、他側が非接触する範囲内で小さいほどよい。これはブレーキングアーム(6)の回転運動の時、前輪(9)とブレーキングアーム(6)が一端接触した状態で引き続き前輪(9)を押し走行アーム(10)が回転するようにして他側の前輪(9)が前進することができるようにするためである。
【0031】
さて、本発明の構成による本発明の作動玩具用走行装置の組立方法に対して詳しく説明する。
【0032】
先ず、ベースプレート(5)の中間部に例え、N極が上部の表面である第1磁石(1)と、S極が上部の表面である第2磁石(2)を一定距離で離隔させながら固定する。
【0033】
第1、2磁石(1、2)が固定されると、走行アーム(10)とアーム(7)がヒンジ(4)により自由回転可能にベースプレート(5)に結合させ、アーム(7)の第1、2磁石(1、2)に近接した部分の上面にはコイル部(3)が結合される。
【0034】
コイル部(3)は比較的薄い高さで形成された円通型のボビン(図示せず)に一定のターン数でコイルを巻き取って製作する一般的な構成を有する。
【0035】
又、前記のコイルは制御ユニット(11)とワイヤ等を通じ、電気的に連結されている。
【0036】
次に本発明の走行装置の動作に対して説明する。
【0037】
以上のように組立された状態で制御ユニット(11)で正方向の電流をコイルに流すことになると、電流の方向によりコイルに磁力が発生されるが例え、N極の磁力が発生されたといえば、コイル部(3)は第1磁石(N極)(1)と反発しながら、第2磁石(S極)(2)側に移動するようになる。
【0038】
コイル部(3)が第2磁石(2)側に移動しようとすると、前記のアーム(7)がヒンジ(4)を中心に図3aのように反時計の方向に回転するようになり、左側の前輪(9)と左側のブレーキングアーム(6)が接触することになるとともに、右側の前輪(9)とブレーキングアーム(6)は離隔される。
【0039】
左側の前輪(9)と左側のブレーキングアーム(6)が接触することになると、左側の前輪(9)は摩擦力により固定される状態になり始めて、ここで図3bでのように左側のブレーキングアーム(6)が左側の前輪(9)をもっと押し走行アーム(10)が反時計の方向に回転されるようにすると、右側の前輪(9)だけが駆動して一定距離で移動するようになる。
【0040】
即ち、前記の左側の前輪(9)は固定された状態であるから、これを軸に右側の前輪(9)が駆動するようになりながら、作動玩具の全体が一定距離で前進するようになる。
【0041】
この時、前記の制御ユニット(11)が逆方向の電流をコイルに流すようになると、前記のコイル部(3)にS極が形成されながら、図3cでのようにコイル部(3)が第1磁石(1)側に移動するようになり、アーム(7)がヒンジ(4)を中心に時計方向の回転をするようになるところ、前記の時計方向の回転の時にも同一なメカニズムが適用され、左側の前輪(9)が前進するようになる。
【0042】
前記の左右方向の回転運動を繰り返しながら、ジグザグ方式で左右側の前輪(9)が前進を繰り返すようになると、結果的にベースプレート(作動玩具)(5)の全体が前進をするようになる。
【0043】
ここで、前記の制御ユニット(11)でコイルに電流を流す時間を正、逆方向で同一にすれば、左右側の前輪(9)が同一な距離を回転及び前進するために結果的に前進をするようになる。
【0044】
ここで、前記の正逆方向の電流供給パルスの振幅を非常に狭く即ち、制御ユニット(11)で電流の供給の取り締まり幅を非常に短くすると、前記のアーム(7)の左右回転が速くなりながら、前進速度が速くなり、幅を広くすると前進速度が遅くなる。
【0045】
一方、以上のような単動式の作動玩具は、後進及び回転が不可能であるが、図5aに示したどおり、コイル部を2つ形成した複動式で構成すると、前後進及び回転が可能であることになる。
【0046】
このような複動式の走行装置は、所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、前記のベースプレート(5)の中間部に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性(N極とS極)を有する第1、2磁石(1、2)と、前記の第1、2磁石(1、2)の上面から少し離隔されるように近接設置し、一定のターン数でコイルが巻き取られて電流が印加されると、一定極性の磁力を発生させる第1コイル部(3’)と、前記の第1コイル部(3’)が一端に固定設置され、ヒンジ(4)に自由回転可能にベースプレート(5)に設けられ、他端に前輪(9)が設けられた回転プレート(15)と、前記の回転プレート(15)に固定設置される第3、4磁石(16、17)と、前記の第3、4磁石(16、17)の上面と近接し離隔されるように配置された第2コイル部(3”)と、前記の第2コイル部(3”)が一端に連結設置され、ヒンジ(4)に回転自由に設けられ、他端に“T”状でブレーキングアーム(6)が形成されたアーム(7)と、第1コイル(3’)と第2コイル部(3”)のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御するマイクロプロセッサを含む制御ユニット(11)と、制御ユニット(11)に電源を供給するようにベースプレート(5)に設けられた乾電池等のような電源部(13)を含む。
【0047】
このような複動式の作動玩具用走行装置を用い、後進する場合を図5bと図5c及び図6(2番目の図面)により説明する。
【0048】
制御ユニット(11)から第2コイル部(3”)に電流を印加すると例え、アーム(7)がヒンジ(4)を中心に反時計の方向に回転して図5bでのようにブレーキングアーム(6)が左側の前輪(9)に接触するようになり、左側の前輪(9)が駆動しないようにするとともに、制御ユニット(11)から第1コイル部(3’)に逆方向(第2コイル部(3”)に印加された電流と逆方向)の電流を流すようになる。
【0049】
このように第1コイル部(3’)に逆方向の電流が流すようになると、ヒンジ(4)を中心に回転プレート(15)が時計の方向に回転するようになり、結果的に左側の前輪(9)が固定された状態で回転プレート(15)が時計の方向で回転するようになり、右側の前輪(9)が後方へ引かれるようになる。このような過程を左右側で交賛に繰り返せば、前進の時と同じくジグザグ方式で後進することができるようになる。
【0050】
もちろん、第1、2コイル部(3’、3”)に印加される電流値は同一な振幅を用いると後進し(2番目の図面)、相異した振幅(3番目の図面)を用いるようになると回転も可能になる。そして、第1、2コイル部(3’、3”)に同一なパターンの電流を印加(1番目の図面)すると前進するようになる。
【0051】
以上では本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明は、この実施例に限定することでなく、本発明の精神を脱しない範囲内で多様な変形及び修正が可能である。
【0052】
例えば、以上では前後進及び回転の時に前輪(9)とブレーキングアーム(6)が接触して前輪(9)が固定されることで記載したが、前輪(9)とブレーキングアーム(6)の接触の代わりに、より堅固な固定のために、前輪(9)近くに走行アーム(10)の両側にプラスチック材質のギアを介在させて固定設置し、ブレーキングアーム(6)の両側の末端の当該部分にも、前記接触の時にこのギアの溝に嵌め込まれることができる突部を設け、接触の時ブレーキングアーム(6)の突部が走行アーム(10)の前記ギアの溝に嵌め込まれ、より堅固に固定されるようにすることも可能である。又、前輪(9)とブレーキングアーム(6)の接触の代わりに、前記ギア部分にゴム材質のリングを嵌め、ブレーキングアーム(6)の両側の末端(前記の突部がない)がこのゴムリングに接触するようにすることも可能である。
【0053】
又、以上では第1、2磁石(1、2)がベースプレート(5)に固定設置され、第3、4磁石(16、17)が回転プレート(15)に固定設置され、コイル部(3)がアーム(7)に設けられ、第1、2コイル部(3’、3”)がそれぞれ回転プレート(15)とアーム(7)に設けられ、結局コイル部(3)がベースプレート(5)に対して回転し、第1、2コイル部(3’、3”)がそれぞれベースプレート(5)と回転プレート(15)に対して回転するもので記載した。
【0054】
しかし、同一な原理であるが、磁石とコイルの位置を反対にして図1でコイル部(3)をベースプレート(5)に固定設置し、図5aで第1、2コイル部(3’、3”)はそれぞれベースプレート(5)と回転プレート(15)に固定設置され、第1、2磁石(1、2)は図1ではアーム(7)に設け、図5aでは回転プレート(15)に設け、図5aで第3、4磁石(16、17)はアーム(7)に設け、結局第1、2磁石(1、2)がベースプレート(5)に対して回転し、第3、4磁石(16、17)が回転プレート(15)に対して回転するようにすることも可能である。
【0055】
又、同一な原理であるが、より簡単な構造を提供するために、図5aでのようにアーム(7)と回転プレート(15)が互いに重なっている構造の代わりに、アーム(7)と回転プレート(15)の2つの板の間を開けて、この間にベースプレート(5)に固定された支持構造により、第1、2磁石(1、2)を固定設置し、第1、2コイル部(3’、3”)をこの第1、2磁石(1、2)の下面の回転プレート(15)と上面のアーム(7)に配置する構造を用いると、磁石数を半分で減らすことができるようになる。
【0056】
又、図5aと同一な原理であるが、磁石数を減らす他の方法として、第1コイル部(3’)をベースプレート(5)に設け、第1、2磁石(1、2)を第1コイル部(3’)上部の回転プレート(15)に設け、第2コイル部(3”)を第1、2磁石(1、2)上部のアーム(7)に設ける構造も可能である。
【0057】
また、本発明は、作動玩具用走行装置に関するものであって、より詳しくはモーターと減速ギアを用いなくも、輪を駆動させ前後進及び回転が可能であるように構成し、作動玩具の嵩を極小化させることができる作動玩具用走行装置に関するものである。
【0058】
本発明は、所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、前記ベースプレート(5)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石(1、2)と、前記第1、2磁石(1、2)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると前記第1磁石(1)又は第2磁石(2)と反発する極性の磁力を発生させるコイル部(3)と、ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記コイル部(3)が一端に固定設置され、他端にブレーキングアーム(6)が形成されたアーム(7)と、前記ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、両端に前輪(9)が設けられ、前記ブレーキングアーム(6)が一定角度で回転すると接触する走行アーム(10)と、前記コイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニット(11)と、前記制御ユニット(11)に電源を供給する電源部(13)を含むことを特徴とする。
【0059】
以上のような本発明を用いると、嵩が非常に大きい部品であるモーター、減速ギア等を用いなくても、前進、後進、回転運動ができる嵩が小さい作動玩具用走行装置を製作することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の一実施例による作動玩具用走行装置の平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3a】図1でブレーキングアームが走行輪中の一側に接触された状態を示した平面図である。
【図3b】図3aでブレーキングアームがもっと回転され、走行輪を回転させながら走行するようになることを示した平面図である。
【図3c】図3bでブレーキングアームが逆回転しながら、他側の走行輪を駆動させることを示した平面図である。
【図4】図1によるコイルでの電流供給状態を示したグラフである。
【図5a】本発明の他実施例による複動式走行装置を示した平面図である。
【図5b】図5aで第1コイルによりブレーキングアームが一側の輪に接触された状態を示した平面図である。
【図5c】図5bで第2コイルにより後進する状態を示した平面図である。
【図6】図5aによる複動式走行装置で前進、後進、回転の場合第1、2コイルに供給される電流の状態を示したグラフである。
【符号の説明】
【0061】
1 第1磁石
2 第2磁石
3 コイル部
3’ 第1コイル部
3” 第2コイル部
4 ヒンジ部
5 ベースプレート
6 ブレーキングアーム
7 アーム
9 前輪
10 走行アーム
11、11’ 制御ユニット
12 乾電池
13 電源部
14 後輪
15 回転プレート
16 第3磁石
17 第4磁石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、
前記ベースプレート(5)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石(1、2)と、
前記第1、2磁石(1、2)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石(1)又は第2磁石(2)と反発する極性の磁力を発生させるコイル部(3)と、
ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記コイル部(3)が一端に固定設置され、他端にブレーキングアーム(6)が形成されたアーム(7)と、
前記ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、両端に前輪(9)が設けられ、前記ブレーキングアーム(6)が一定角度で回転すると接触する走行アーム(10)と、
前記コイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニット(11)と、
前記制御ユニット(11)に電源を供給する電源部(13)を含むことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項2】
所定の形態で製作された平板状のベースプレート(5)と、
前記ベースプレート(5)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石(1、2)と、
前記第1、2磁石(1、2)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石(1)又は第2磁石(2)と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部(3’)と、
ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記第1コイル部(3’)が一端に固定設置され、他端に前輪(9)が設けられた回転プレート(15)と、
前記回転プレート(15)に所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第3、4磁石(16、17)と、
前記第3、4磁石(16、17)から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第3磁石(16)又は第4磁石(17)と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部(3”)と、
前記ヒンジ(4)により回転可能に前記ベースプレート(5)に設けられ、前記第2コイル部(3”)が一端に設けられ、他端にブレーキングアーム(6)が形成され、作動の時、前記回転プレート(15)の前輪(9)側の部分と、前記ブレーキングアーム(6)が接触するアーム(7)と、
前記第1コイル部(3’)と第2コイル部(3”)のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニット(11)と、
前記制御ユニット(11)に電源を供給する電源部(13)を含むことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項3】
所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、
所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、
前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させるコイル部と、
ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が一端に固定設置され、他端にブレーキングアームが形成されたアーム部材と、
前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、両端に前輪が設けられ、前記ブレーキングアームが一定角度で回転すると接触する走行アームと、
前記コイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、
前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項4】
所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、
所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、
前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部と、
ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が一端に固定設置され、他端に前輪が設けられた回転プレートと、
所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第3、4磁石と、
前記回転プレートに設けられ、前記第3、4磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第3磁石又は第4磁石と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部と、
前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第3、4磁石が一端に設けられ、他端にブレーキングアームが形成され、作動の時、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームが接触するアーム部材と、
前記第1コイル部と第2コイル部のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、
前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項5】
所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、
前記ベースプレートに下部が固定された支持構造の上に互いに所定の距離離隔されるように固定設置され、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、
前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部と、
ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1コイル部が一端に固定設置され、他端に前輪が設けられた回転プレートと、
前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部と、
前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が間に配置されるように回転プレートとは開けているし、前記第2コイル部が一端に設けられ、他端にブレーキングアームが形成され、作動の時、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームが接触するアーム部材と、
前記第1コイル部と第2コイル部のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、
前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項6】
所定の形態で製作された平板状のベースプレートと、
回転プレートに設けられ、互いに所定の距離離隔されるように設けられ、互いに対向される極性を有する第1、2磁石と、
前記ベースプレートに固定設置され、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第1コイル部と、
ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第1、2磁石が一端に設けられ、他端に前輪が設けられた回転プレートと、
前記第1、2磁石から離隔されるように設けられ、コイルが巻き取られて電流が印加されると、前記第1磁石又は第2磁石と反発する極性の磁力を発生させる第2コイル部と、
前記ヒンジにより回転可能に前記ベースプレートに設けられ、前記第2コイル部が一端に設けられ、他端にブレーキングアームが形成され、作動の時、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームが接触するアーム部材と、
前記第1コイル部と第2コイル部のコイルに所定のパターンで電流を供給するように制御する制御ユニットと、
前記制御ユニットに電源を供給する電源部を含むことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項7】
第1項又は第3項において、前記ブレーキングアームと走行アームの接触は、
前記ブレーキングアームが前記前輪に接触して成り立つことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項8】
第2、4、5項又は第6項のいずれかの1つにおいて、前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームの接触は、
前記ブレーキングアームが前記前輪に接触して成り立つことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項9】
第1項又は第3項において、前記ブレーキングアームと走行アームの接触は、
前記前輪近くに前記走行アームの両側に嵌め込まれたギアや、前記ブレーキングアームの両端の当該部分に設けられた突部が互いにかみ合って成り立つことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項10】
第2、4、5項又は第6項のいずれかの1つにおいて、
前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームの接触は、
前記前輪近くの回転プレートの両側に嵌め込まれたギアや、前記ブレーキングアームの両端の当該部分に設けられた突部が互いにかみ合って成り立つことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項11】
第1項又は第3項において、前記ブレーキングアームと走行アームの接触は、
前記前輪近くに前記走行アームの両側に嵌め込まれたゴムリングや、前記ブレーキングアームの接触により成り立つことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項12】
第2、4、5項又は第6項のいずれかの1つにおいて、
前記回転プレートの前輪側の部分と前記ブレーキングアームの接触は、
前記前輪近くの回転プレートの両側に嵌め込まれたゴムリングや、前記ブレーキングアームの接触により成り立つことを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項13】
第1項乃至第6項のいずれかの1つにおいて、
前記作動玩具は、這って行く虫玩具であることを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項14】
第1項乃至第6項のいずれかの1つにおいて、
前記作動玩具にキーホルダの設置構造を有することを特徴とする作動玩具用走行装置。
【請求項15】
第1項乃至第6項のいずれかの1つにおいて、
前記作動玩具は、携帯用装飾物であることを特徴とする作動玩具用走行装置。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−263161(P2006−263161A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−85769(P2005−85769)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(000132998)株式会社タカラ (35)
【出願人】(505108258)アイオー.テック カンパニー リミテッド (6)
【Fターム(参考)】