説明

使い捨て吸収性物品

【課題】 簡単な構成で、吸収体の輪郭が外部から視認し難く、着用が目立たない使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 使い捨ておむつは、後背部と前腹部とそれらに連なって設けられる股部とを有する不織布からなる外層シート12と、外層シート12の内面側に重合状態とされた内層シート11と、後背部から股部および前腹部にわたる吸液マット体20と、吸液マット体20の外面側を覆う不透液性のバックシート21と、吸液マット体20の肌面側を覆う透液性のトップシート22とを備える。外層シート12および内層シート11は、肌色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施され、バックシート21も吸液マット体20の輪郭が目立たない程度の濃さに肌色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パンツ型の使い捨ておむつ等のような使い捨て吸収性物品の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の使い捨て吸収性物品として、例えば、パンツ型等の使い捨ておむつがあり、このようなおむつの外層シートは白色の無地で形成されているものがほとんどであった。従って、このようなおむつの着用状態においては、内部の吸収体の輪郭が透けて外部から容易に視認でき、おむつを着用していることが目立つという欠点があった。
【0003】
そこで、吸収体が接合されている内層シートと、おむつ外側の外層シートとが、全面的に接合されておらず、断続的あるいは部分的に接合され、また、外層シートに模様を印刷することで、内層シートから緩く垂れるような外層シートのブラウス状化と、見る者の注意を内層シートからそらせるような外層シートの印刷により、吸収体の輪郭を目立たなくした使い捨て吸収性物品が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特許第3605730号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、軽失禁用の使い捨ておむつを着用する人は、失禁する尿の量も少なく、自分自身で歩くことができる人が多い。従って、尿が吸収体から漏れることよりも、おむつを着用していることが目立たないような、より下着に近い感覚で使用できる使い捨ておむつが求められている。
【0006】
また、前記特許文献1に開示のように、模様により注意をそらせて吸収体の輪郭を目立たなくする方法によれば、模様には着用者各人の好き嫌いがあり、各人の好みに応じた多種多様の模様を印刷したおむつを製造する必要があり、さらには、模様付きのおむつを好まない使用者もいる。
【0007】
そこで、本発明の解決すべき課題は、簡単な構成で、吸収体の輪郭が外部から視認し難く、着用が目立たない使い捨て吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、背部にあてがわれる後背部と腹部にあてがわれる前腹部とそれら後背部と前腹部間に連なって設けられる股部とを有する不織布からなる外層シートと、後背部から股部および前腹部にわたる吸収体本体部と、吸収体本体部の肌面側を覆う透液性のトップシートと、外層シートと吸収体本体部との間に介装される不透液性の防漏層シートとを備えてなる使い捨て吸収性物品において、前記外層シートに白色以外の着色もしくは印刷が施されると共に、前記防漏層シートは前記吸収体本体部の輪郭が目立たない程度の濃さに前記外層シートと同色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施された構造とされている。
【0009】
また、請求項2の発明では、請求項1に係る使い捨て吸収性物品において、吸収体は前記吸収体本体部および前記トップシートの他に、吸収体本体部の外面側を覆うバックシートをさらに備え、前記外層シートの内面側に重合状態とされた内層シートを備え、前記バックシートもしくは前記内層シートの少なくともいずれか一方が前記防漏層シートとされた構造とされている。
【0010】
さらに、請求項3の発明では、請求項2に係る使い捨て吸収性物品において、前記吸収体の長手方向両端部が後背部および前腹部にそれぞれ接合されたエンド押さえシートにより被覆され、該エンド押さえシート、前記外層シートおよび前記内層シートがそれぞれ同色もしくはその近似色に、着色もしくは印刷が施され、前記バックシートが前記防漏層シートとされた構造とされている。
【0011】
また、請求項4の発明では、請求項3に係る使い捨て吸収性物品において、前記吸収体における幅方向両側部の長手方向に沿ってそれぞれ内向きに起立可能とされた立体ギャザー部が備えられ、該立体ギャザー部および前記トップシートも前記外層シートと同色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施された構造とされている。
【0012】
さらに、請求項5の発明では、請求項2ないし請求項4のいずれかに係る使い捨て吸収性物品において、前記内層シートおよび前記エンド押さえシートも不織布からなり、これら内層シートやエンド押さえシートおよび前記外層シートに対する前記印刷がそれぞれ間欠的に施された構造とされている。
【0013】
また、請求項6の発明では、請求項3ないし請求項5のいずれかに係る使い捨て吸収性物品において、前記外層シート、前記内層シートおよび前記エンド押さえシートに対する着色もしくは印刷する色は、それぞれ肌色もしくはその近似色である構造とされている。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明に係る使い捨て吸収性物品においては、外層シートに白色以外の着色もしくは印刷が施されると共に、防漏層シートは吸収体本体部の輪郭が目立たない程度の濃さに外層シートと同色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施された構造とされており、吸収体本体部、即ち吸収体が白色以外で着色等された防漏層シートと外層シートとのいわゆる二重に覆われた構造となり、吸収性物品を着用した状態において、内部の吸収体の輪郭が外部から容易に視認し難く、従って、吸収性物品の着用が目立たず、下着に近い外観を与える利点がある。そして、外層シートや防漏層シートを白色以外で着色等する簡単な構成であり、容易に提供できる利点もある。
【0015】
また、請求項2に記載の発明によれば、吸収体は吸収体本体部およびトップシートの他に、吸収体本体部の外面側を覆うバックシートをさらに備え、外層シートの内面側に重合状態とされた内層シートを備え、バックシートもしくは内層シートの少なくともいずれか一方が防漏層シートとされており、上記同様の効果を奏する。
【0016】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、吸収体の長手方向両端部が後背部および前腹部にそれぞれ接合されたエンド押さえシートにより被覆され、該エンド押さえシート、外層シートおよび内層シートがそれぞれ同色もしくはその近似色に、着色もしくは印刷が施され、バックシートが防漏層シートとされており、吸収体本体部が着色等された外層シートと内層シートとバックシートとのいわゆる三重に覆われた構造となり、内部の吸収体の輪郭が外部からより視認し難く、従って、吸収性物品の着用がより目立たなくなる利点がある。
【0017】
また、請求項4に記載の発明によれば、吸収体における幅方向両側部の長手方向に沿ってそれぞれ内向きに起立可能とされた立体ギャザー部が備えられ、該立体ギャザー部およびトップシートも外層シートと同色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施された構造とされており、股部の隙間から立体ギャザー部等が見えた場合であっても、吸収性物品の着用が何ら目立つことがないという利点がある。
【0018】
さらに、請求項5に記載の発明によれば、内層シートおよびエンド押さえシートも不織布からなり、これら内層シートやエンド押さえシートおよび外層シートに対する印刷がそれぞれ間欠的に施された構造とされているため、外層シート、内層シート、エンド押さえシートの不織布としての透湿度を落とすことなく色づけでき、着用時の蒸れが有効に防止できて着用感の向上が図れ、下着をはいているときの感覚により近付けることができる。
【0019】
また、請求項6に記載の発明によれば、外層シート、内層シートおよびエンド押さえシートに対する着色もしくは印刷する色は、それぞれ肌色もしくはその近似色とされているため、より下着に近い外観を有し、吸収性物品を着用していることがより目立たないという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
<実施形態>
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1ないし図4に示されるように、使い捨て吸収性物品の一例としてのパンツ型の使い捨ておむつ1は、従来同様、着用者の背部にあてがわれる後背部2と、腹部にあてがわれる前腹部3と、それら後背部2と前腹部3間に連なって設けられると共に両側部が切欠状とされて若干幅狭に形成され、着用者の股部にあてがわれる股部4とを有するおむつ本体5と、股部4に後背部2から前腹部3にわたってホットメルト接着剤等により貼着されたいわゆる縦長の吸収体6とを備えた構造とされている。
【0021】
そして、二つ折り状態とされたおむつ本体5における後背部2の両側端部2aと前腹部3の両側端部3aとが、超音波溶着等により互いに接合されて接合部7が形成され、ここに、図1に示されるように、後背部2と前腹部3とにより周方向環状の腰周り開口部8が形成されると共に、股部4の両側に脚周り開口部9がそれぞれ形成されたいわゆるパンツ型に構成されている。
【0022】
前記おむつ本体5は、図3に示されるように、ホットメルト接着剤等により互いに重合状に接合された内層シート11と外層シート12とを備え、後背部2や前腹部3における腰部周り、腹部周りにそれぞれ対応した内層シート11と外層シート12との間には、ウエストギャザー形成用弾性部材13、ボディフィットギャザー形成用弾性部材14がそれぞれ伸長状態で介在され、ウエストギャザー形成用弾性部材13やボディフィットギャザー形成用弾性部材14の伸縮作用により腰周りや腹周りに柔軟にフィットするウエストギャザー部15やボディフィットギャザー部16が構成されている。
【0023】
また、股部4における脚部周りに対応した内層シート11と外層シート12との間には、レッグギャザー形成用弾性部材17が伸張状態で介在されており、レッグギャザー形成用弾性部材17の伸縮作用により脚周りに柔軟にフィットするレッグギャザー部18が構成されている。
【0024】
そして、内層シート11や外層シート12は撥水性を有するシート材、例えば、スパンボンド不織布等の撥水性不織布により形成されている。また、各弾性部材13,14,17としては、通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料(ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等)が用いられ、伸張状態でホットメルト接着剤、熱溶着、超音波溶着等の貼着手段によりそれぞれの所定部位に貼着される構造とされている。
【0025】
前記吸収体6は、図4にも示されるように、吸収体本体部としての液保持性を有する吸液マット体20と、該吸液マット体20の外面側(図では下側)を包むように覆うバックシート21と、吸液マット体20の肌面側(図では上側)を包むように覆うトップシート22とを備え、所定形状に成形された構造とされている。
【0026】
例えば、トップシート22は透液性の不織布等により構成され、不透液性の防漏層シートとしてのバックシート21は撥水性不織布等により構成される。また、吸液マット体20は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸収体を混合した塊をティッシュペーパー等の紙シートまたは透液性不織布シート等の被覆シートで包み、所定形状に成形された構造とされている。
【0027】
さらに、吸収体6における肌面側の幅方向両側部には、その長手方向に沿ってサイドシート23がそれぞれホットメルト接着剤等により接合されており、各サイドシート23の内側端縁部にはそれぞれ立体ギャザー形成用弾性部材24が伸張状態で介在されている。そして、これら立体ギャザー形成用弾性部材24の伸縮作用により、着用者の肌側に柔軟に押し付けられるべく内向きに起立する立体ギャザー部25が構成されている。このようなサイドシート23は不透液性シート、例えば不透液性のプラスチックフィルムや撥水性不織布等により構成されている。また、立体ギャザー形成用弾性部材24は前記弾性部材13,14,17と同様の伸縮性材料が用いられ、同様に、ホットメルト接着剤等により所定部位に貼着される構造とされている。
【0028】
また、貼着された吸収体6の両端部が直接肌に当たらないように、吸収体6の長手方向両端部が後背部2および前腹部3にそれぞれホットメルト接着剤等により重合状に接合されたエンド押さえシート26,27により被覆された構造とされている。この際、図2や図3に示されるように、各エンド押さえシート26,27は後背部2や前腹部3の領域よりも幅狭な帯状に形成されている。
【0029】
そして、図3に示されるように、外層シート12の端部は内層シート11の端部上面側にそれぞれ折り返されて重合状に接合された構造とされている。
【0030】
また、各エンド押さえシート26,27は、本実施形態においては、撥水性を有するスパンボンド不織布からなる構造とされている。
【0031】
さらに、本実施形態においては、外層シート12と内層シート11およびエンド押さえシート26,27の少なくとも1面が、おむつ1をはく世代の人が好む下着の色であり、かつそのような世代の人の肌の色に近い色に全面着色、もしくは全面印刷されている。この際、それらのシート11,12,26,27に対する着色、もしくは印刷は、吸収体6の輪郭が目立たない程度の適宜濃さとされている。例えば、JIS慣用色名の肌色(F1BB93)、マンセル値5YR8/5やその色に近い同系色や類似色等のいわゆる近似色に着色、もしくは印刷されている。製品の一例としては、それらのシート11,12,26,27を白色に重ねたときは、マンセル値が0.1YR6.9/3.4であり、それらのシート11,12,26,27を肌に重ねたときは、マンセル値が5.3YR6.9/2である色が提供される。
【0032】
本実施形態は以上のように構成されており、この使い捨ておむつ1の着用状態においては、ウエストギャザー部15、ボディフィットギャザー部16、レッグギャザー部18、立体ギャザー部25による着用者の各部肌側への密着作用により、尿等の排泄物の横漏れ、股漏れ、背漏れ、腹漏れ等の漏れを有効に防止し、尿等の排泄物を吸収体6で効果的に収容する。
【0033】
そして、互いに重合状態とされている外層シート12、内層シート11およびエンド押さえシート26,27の少なくとも1面がそれぞれ白色以外の単一色に全面着色、もしくは全面印刷されており、吸収体6の外面側は、着色等された内層シート11(防漏層シート)と外層シート12とのいわゆる二重で覆われた構造となるため、おむつ1の着用状態において、内部の吸収体6の輪郭が外部から容易に視認し難く、従って、おむつ1の着用が目立たず、下着に近い外観を与える利点がある。特に、本実施形態においては、各シート11,12,26,27が肌色もしくはその近似色に着色、もしくは印刷されているため、違和感なく、より下着に近い外観を有し、おむつ1を着用していることがより目立たないという利点がある。
【0034】
また、外層シート12や内層シート11やエンド押さえシート26,27の製造時に、着色や印刷を施しておけばよく、簡単な構成であり、容易に提供できる。特に、着色する場合にあっては、シート11,12,26,27の原材料に顔料を予め混ぜておくだけでよい。
【0035】
さらに、バックシート21も、外層シート12や内層シート11やエンド押さえシート26,27と同色もしくはその近似色に着色、もしくは印刷されている構造とすれば、吸液マット体20が外層シート12と内層シート11とバックシート21とのいわゆる三重に覆われた構造となり、内部の吸液マット体20、即ちいわゆる吸収体6の輪郭が外部からより視認し難く、従って、おむつ1の着用がより目立たなくなる利点がある。
【0036】
さらにまた、立体ギャザー部25のサイドシート23やトップシート22も、外層シート12等と同色もしくはその近似色に着色されている構造とすれば、股部4における脚周り開口部9の隙間から立体ギャザー部25やトップシート22が見えた場合であっても、おむつ1の着用が何ら目立つことがないという利点がある。
【0037】
また、外層シート12や内層シート11やエンド押さえシート26,27が不織布からなる場合において、肌色等の色を印刷するに際して、ストライプ状、ドット状等のように間欠的に印刷する構造とすれば、外層シート12、内層シート11、エンド押さえシート26,27の不織布としての透湿度を落とすことなく色づけでき、着用時の蒸れが有効に防止できて着用感の向上が図れ、下着をはいているときの感覚により近付けることができる利点がある。
【0038】
なお、上記実施形態においては、外層シート12、内層シート11、エンド押さえシート26,27、バックシート21、トップシート22、サイドシート23を肌色やその近似色に着色や印刷する構造を示しているが、ベージュ系の色やその他の色であってもよく、着用者の好む色で色づけすればよい。
【0039】
また、内層シート11を防漏層シートとして不透液性のプラスチックフィルム等で構成し、バックシート21を透液性の不織布等で構成してもよい。
【0040】
さらに、上記実施形態においては、使い捨て吸収性物品としていわゆるパンツ型の使い捨ておむつ1に採用した構造を示しているが、脱着テープ等によりおむつの前後を着脱自在に止着可能とした使い捨ておむつであってもよく、実施形態の構造に何ら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施形態に係る使い捨ておむつの斜視図である。
【図2】同展開図である。
【図3】図2のIII−III線断面矢視図である。
【図4】図2のIV−IV線断面矢視図である。
【符号の説明】
【0042】
1 使い捨ておむつ、2 後背部、3 前腹部、4 股部、5 おむつ本体、6 吸収体、11 内層シート、12 外層シート、13 ウエストギャザー形成用弾性部材、14 ボディフィットギャザー形成用弾性部材、15 ウエストギャザー部、16 ボディフィットギャザー部、17 レッグギャザー形成用弾性部材、18 レッグギャザー部、20 吸液マット体、21 バックシート、22 トップシート、23 サイドシート、24 立体ギャザー形成用弾性部材、25 立体ギャザー部、26 エンド押さえシート、27 エンド押さえシート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
背部にあてがわれる後背部と腹部にあてがわれる前腹部とそれら後背部と前腹部間に連なって設けられる股部とを有する不織布からなる外層シートと、後背部から股部および前腹部にわたる吸収体本体部と、吸収体本体部の肌面側を覆う透液性のトップシートと、外層シートと吸収体本体部との間に介装される不透液性の防漏層シートとを備えてなる使い捨て吸収性物品において、
前記外層シートに白色以外の着色もしくは印刷が施されると共に、前記防漏層シートは前記吸収体本体部の輪郭が目立たない程度の濃さに前記外層シートと同色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施されていることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項2】
請求項1に記載の使い捨て吸収性物品において、
吸収体は前記吸収体本体部および前記トップシートの他に、吸収体本体部の外面側を覆うバックシートをさらに備え、
前記外層シートの内面側に重合状態とされた内層シートを備え、
前記バックシートもしくは前記内層シートの少なくともいずれか一方が前記防漏層シートとされていることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項3】
請求項2に記載の使い捨て吸収性物品において、
前記吸収体の長手方向両端部が後背部および前腹部にそれぞれ接合されたエンド押さえシートにより被覆され、該エンド押さえシート、前記外層シートおよび前記内層シートがそれぞれ同色もしくはその近似色に、着色もしくは印刷が施され、前記バックシートが前記防漏層シートとされていることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項4】
請求項3に記載の使い捨て吸収性物品において、
前記吸収体における幅方向両側部の長手方向に沿ってそれぞれ内向きに起立可能とされた立体ギャザー部が備えられ、該立体ギャザー部および前記トップシートも前記外層シートと同色もしくはその近似色に着色もしくは印刷が施されていることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項5】
請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の使い捨て吸収性物品において、
前記内層シートおよび前記エンド押さえシートも不織布からなり、これら内層シートやエンド押さえシートおよび前記外層シートに対する前記印刷がそれぞれ間欠的に施されていることを特徴とする使い捨て吸収性物品。
【請求項6】
請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の使い捨て吸収性物品において、
前記外層シート、前記内層シートおよび前記エンド押さえシートに対する着色もしくは印刷する色は、それぞれ肌色もしくはその近似色であることを特徴とする使い捨て吸収性物品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−50145(P2007−50145A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−238272(P2005−238272)
【出願日】平成17年8月19日(2005.8.19)
【出願人】(000110044)株式会社リブドゥコーポレーション (390)
【Fターム(参考)】