説明

便器装置

【課題】給水路の凍結を防止することが可能な便器装置を提供する。
【解決手段】各種操作が可能な操作パネル8を備えた便器装置Aであって、水道管と接続される給水路と、該給水路に配設される開閉弁と、上記給水路の温度を測定する給水路温度センサ20と、該給水路温度センサによる測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段21aとを備えており、上記操作パネルは、該給水路温度センサによる測定値を報知するとともに、上記判別手段に基づいて、上記測定値が所定の温度を下回っていた場合は、上記開閉弁を開状態とすべきことを報知する報知手段8aを備えていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、便器用操作パネルを備えた便器装置に関し、詳しくは、給水路の凍結を防止することが可能な便器装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、寒さの厳しい寒冷地において、便器装置の給水路の凍結を防止するため、断続的或いは間欠的に少量の水を給水路内に給水し、水を流動させることがなされている。
【0003】
下記特許文献1には、排水栓の開閉によらずに便器本体と連通している排水流路を備えると共に、排水流路と連通する凍結防止弁が洗浄タンク内に設けられた便器装置が開示されている。これによれば、洗浄タンクのハウジング内に設けられたフロートが受ける浮力を利用し、凍結防止弁を開弁状態に維持できるので、排水流路内に水を流して凍結を防止しつつ、無駄に水を垂れ流すことを防ぐことができるとされている。
【0004】
下記特許文献2には、便器洗浄タンク内に洗浄水排水装置とは別に、該タンク内の水を小流量で便器に流すことができる凍結防止装置が設けられたものが開示されている。凍結防止装置には、絞り弁装置が設けられており、該絞り弁装置は、氷点付近の所定の温度以下の温度に感応して、変形する形状記憶素子と圧縮バネの付勢とによって、絞り弁装置の弁の開閉がなされるように構成されている。これによれば、氷点付近に設定された所定の温度以下の温度に感応して弁が開き、水が流動するようになっているため、凍結防止のために弁をわざわざ操作することなく、確実に凍結防止動作を行うことができるとされている。
【特許文献1】特開平7−180203号公報
【特許文献2】特開平9−13463号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1、2に記載のものは洗浄水を貯めておくタンクを備えたもので、そのタンク内に別途凍結を防止するための流路や装置等を要し、構造が複雑化しコストアップの懸念があるものであった。
また近年、水道管と直結された給水路を介して水を供給するタンクレスタイプの便器装置が見られるが、水道管が屋外に設置されているものであると、給水される水は外気温の影響を直接受けているで、給水路の温度管理がより重要となる特有の問題がある。
更に上記特許文献1、2のような従来のものは、便器装置を利用するユーザにとっては、凍結防止のために流れる水の音が、凍結防止のための水の音なのか、故障によるものなのかの判断ができないということやユーザには給水路の温度がわからないため、凍結防止の対処が遅れるということも問題となっていた。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、給水路の凍結を防止することが可能な便器装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の便器装置は、各種操作が可能な操作パネルを備えたものであって、水道管と接続される給水路と、該給水路に配設される開閉弁と、上記給水路の温度を測定する給水路温度センサと、該給水路温度センサによる測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段とを備えており、上記操作パネルは、該給水路温度センサによる測定値を報知するとともに、上記判別手段に基づいて、上記測定値が所定の温度を下回っていた場合は、上記開閉弁を開状態とすべきことを報知する報知手段を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の便器装置は、各種操作が可能な操作パネルを備えたものであって、水道管と接続される給水路と、該給水路に配設される開閉弁と、上記給水路の温度を測定する給水路温度センサと、該給水路温度センサによる測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段と、該判別手段に基づいて、上記給水路温度センサによる測定値が所定の温度を下回った場合に、自動的に前記開閉弁を開状態とする制御手段とを備えており、上記操作パネルは、該給水路温度センサによる測定値を報知するとともに、上記判別手段に基づく上記開閉弁の動作状況を報知する報知手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の便器装置は、請求項1又は2において、前記給水路温度センサは、前記水道管と前記給水路との接合部より給水方向下流側に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の便器装置によれば、操作パネルは、給水路温度センサによる測定値を報知する報知手段を備えているので、ユーザはその報知手段によって給水路に設けられた給水路温度センサによる測定値を知ることができる。また、操作パネルは、判別手段に基づいて、上記給水路温度センサによる測定値が所定の温度を下回った場合には、開閉弁を開状態とすべきことが報知されるので、凍結のおそれがあることが即座にわかり、凍結を防止するために弁を開状態にする対処を速やかに行うことができる。更に弁を開状態としたことを知らないユーザが利用する場合には、便器本体で水が流れる音がしても、故障や誤動作と誤判断することがない。
【0011】
請求項2に記載の便器装置によれば、給水路温度センサによる測定値を知ることができるとともに、給水路温度センサによる測定値が所定の温度を下回った場合に、自動的に開閉弁を開状態とする制御手段とを備えており、報知手段によって、判別手段に基づく開閉弁の動作状況が報知されるので、ユーザが気づかないうちに、自動的に開閉弁が開状態となり、水が流れる音がしても、ユーザが故障や誤動作と誤判断することがない。また夜間等、ユーザが凍結のおそれのある温度まで冷え込んだことに気がつかなくても、自動的に開閉弁が開状態となるため、確実に凍結防止を図ることができる。
【0012】
請求項3に記載の便器装置によれば、給水路温度センサは、前記水道管と前記給水路との接合部より給水方向下流側に設けられているので、凍結を防止すべき箇所の温度を測定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の便器装置を示す概略斜視図、図2は、本発明の便器装置を示す透視平面図、図3は、本発明の便器装置の制御ブロック図、図4は、図1に示す操作パネルの拡大斜視図、図5は本発明の基本動作の一例を示すフローチャート、図6は、本発明の別の実施形態における操作パネルの拡大斜視図、図7は本発明の別の実施形態の基本動作の一例を示すフローチャートである。
【0014】
便器装置Aは、便器本体1と、トイレ室内壁に固設され該便器本体1と無線により各種信号を送受信し、各種操作が可能な操作パネル8とを備えており、便器本体1の後部に排水タンクを備えていない水道管直結方式、所謂タンクレスタイプで、局部洗浄手段を装備したものを図示している。便器本体1は、封水を貯留するボウル部2と、ボウル部2の周囲を囲繞するスカート部3と、ボウル部2の上端縁部上に開閉自在に設置される便座4と、便座4の上面をカバーする便蓋5と、スカート部3の後方には、排水管(不図示)等を覆うサイドカバー6と、後述する給水ホース11や温水タンク等を上方から覆うケース7とを備えている。
便器本体1は、図例のようなボウル部2及びスカート部3が一体とされた樹脂成型品の他、陶磁器によって製せられたものも採用される。その他、ボウル部2に排泄された排泄物を流すための給水システム及び排水システム等の便器装置として必要な他の構成を備えていることは言うまでもない。
【0015】
本発明の便器装置Aは、水道管10と接続され、給水電磁弁13の開閉によって該水道管10より供給された水を便器本体1に給水する給水路12と、該給水路12の温度を測定する給水路温度センサ20と、該給水路温度センサ20による測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段21aとを備えており、操作パネル8は、該給水路温度センサ20による測定値を報知するとともに、判別手段21aに基づいて、測定値が所定の温度を下回っていた場合は、給水電磁弁13を開状態とすべきことを報知する報知手段8aを備えている。
【0016】
図2に示すように、ボウル部2に給水される水は給水路12を通じて給水され、給水路12は水道管10に直接接続されている。即ち、水道管10から給水された水は給水路12を通じて分岐部14へと流れ、該分岐部14で温水タンク17へと通じる温水ホース16側とボウル部2に給水される給水ホース11側とに分岐されるようになっている。給水路12の温度測定する給水路温度センサ20は、水道管10と給水路12との接合部19より給水方向下流側に設けられている。給水ホース11と温水ホース16の始端部には、夫々給水電磁弁13と温水電磁弁15とが設けられており、この給水電磁弁13及び温水電磁弁15の開閉により、給水ホース11側或いは温水ホース16側へと水が供給されるように構成されている。尚、給水路温度センサ20はサーモスタット等が用いられ、その設置箇所は、図例のものに限定されず、給水路12の温度が適正に測定できる場所であればよいが、水道管10と給水路12との接合部19より給水方向下流側に設けられれば、凍結を防止すべき箇所の温度を適正に測定することができる。
【0017】
温水ホース16を通じて温水タンク17に貯留された水は、内蔵されているヒータ(不図示)によって所定の温度に暖められ、温水とした後、操作パネル8による操作によって、適宜2本のノズル18を通じて人体の局部を洗浄するように構成されている。ここで温水電磁弁15が開状態となるトリガは特に限定されるものではないが、例えば温水タンク17の水が所定量に達していないと検知された場合に開状態となるものとすることができる。
【0018】
一方、操作パネル8等の所定の操作により、洗浄スイッチが操作されると、後述の制御手段21にオン信号が入力され、給水電磁弁13が駆動して開状態となり、給水ホース11を通じて給水された水は洗浄水として、ボウル部2の表面を洗浄するように構成されている。尚、給水電磁弁13は通常は上述のように洗浄スイッチに連動して開状態となるよう制御されている他、給水路12の凍結を防止するため、手動操作で開状態にすることもできる。手動操作の方法は、ケース7を取り外して給水電磁弁13を直接開とするものとしてもよいし、操作パネル8に給水電磁弁13を開状態にできる操作釦を別途設けるものとしてもよい。
【0019】
図3は、本発明の便器装置Aの制御ブロック図である。便器本体1に設けられた制御手段21は、制御装置としてサイドカバー6内等に設けられ、上述の給水電磁弁13や温水電磁弁15の開閉制御や局部洗浄手段の制御をする他、給水路温度センサ20による測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段21aとを備えている。そして操作パネル8は、便器本体1との各種信号の送受信を無線により可能にする赤外線センサ等を備えており、液晶画面81やランプ82等の報知手段8aと、ボウル部2に排泄された排泄物を流す水洗動作を行わせるためのボタンや便器本体1に設けられた局部洗浄手段や局部乾燥手段等を作動させるための各種操作手段8bとを備えている。尚、これらはCPU(不図示)によって制御されていることは言うまでもなく、便器本体1と操作パネル8との各種信号の送受信は、本実施形態のように無線によるものではなく、有線によるものでもよい。
【0020】
検知手段21aで検知された測定内容は、操作パネル8に送信され、該検知手段21aで検知された測定内容を報知手段8aによって報知する。また、給水路温度センサ20による測定値が所定の温度を下回った場合には、給水電磁弁13を開状態とすべきことも報知手段8aによって報知するよう制御されている。
【0021】
図4は、図1に示す操作パネル8の拡大斜視図である。ここに示す操作パネル8は報知手段8aとしてLCD等で構成される液晶画面81と、LED等で構成されるランプ82とを備えている。
液晶画面81には、給水路温度センサ20によって測定された測定温度が逐次表示され、ここでは、給水路12の温度が「−3℃」であることを示している。また所定の温度、例えば0℃を下回ると、「凍結注意 弁を開いてください」といったメッセージを報知させることができる。
尚、液晶画面81の表示態様は図例のものに限定されず、マーク表記したものとしてもよい。
【0022】
これによれば、ユーザが、液晶画面81をみれば、給水路12が凍結するおそれがあることを知ることができると同時に、給水電磁弁13を開状態として水を流動させることにより、凍結を防止すべきことを認識することができる。尚、給水電磁弁13を開状態とする方法は上述の通り、ユーザが直接操作するものとしてもよいし、操作パネル8から操作可能な構成としてもよい。
更に図例のものは、所定の温度を下回るとランプ82が点灯、或いは点滅するよう構成されている。これによれば、液晶画面81の表示内容をみなくてもユーザは凍結のおそれがあることを認識することができ便利である。
尚、報知手段8aは上述の例に限定されず、例えば音声メッセージや所定態様の報知音を報知することにより、ユーザに給水路12が凍結するおそれがあることを知らせるよう構成することもできる。また上述のような音や光、文字表記を組み合わせて報知する構成としてもよいことは言うまでもない。
【0023】
図5は本発明の便器装置Aの基本動作の一例を示すフローチャート(ステップ100〜106)である。ここでは主に判別手段21aにより、測定値が所定温度より下回っていた場合についての基本動作について述べるが、液晶画面81には、逐次給水路温度センサ20によって測定された温度が表示されることは上述のとおりである。
給水路温度センサ20によって給水路12の温度が検知されると(ステップ100)、判別手段21aによって所定の温度と測定値とを比較し、所定の温度より測定値が下回っていた場合は、給水電磁弁13を開状態とすべきことを操作パネル8の液晶画面81に表示する(弁、開操作催促表示)(ステップ101)。そこで給水電磁弁13が開状態とされると(ステップ103)、液晶画面81に「凍結防止起動中」表示をする(ステップ104)。そしてその後、給水電磁弁13が閉状態となると(ステップ105)、「凍結防止起動中」の表示を消去する(ステップ106)。
ここで給水電磁弁13を開状態とするとは、通常の排泄物を流すときの開状態とは異なり、ごく少量の水が流れる程度に開とすればよいものである。
【0024】
次に、上述とは別の実施形態について説明する。
本実施形態は、上述の実施形態とは、給水路温度センサ20による測定値が所定の温度を下回った場合に、自動的に給水電磁弁13を開状態とする制御手段21を備え、操作パネル8の報知手段8aによって、判別手段21aに基づく給水電磁弁13の動作状況を報知することを特徴とする点が相違する。尚、他の構成は、同様であるため、共通部分の説明は割愛する。
これによれば、夜間等、ユーザが凍結のおそれのある温度まで冷え込んだことに気がつかなくても、自動的に電磁給水弁13が開状態となるため、確実に凍結防止を図ることができ、温度が上昇し凍結のおそれがなくなれば、自動的に電磁給水弁13が閉状態となるため、水を無駄にすることがない。
【0025】
図6は、本実施形態の操作パネル8の拡大斜視図であり、図1に示す操作パネル8と同様にトイレ室内の壁に固設される。ここに示す操作パネル8は報知手段8aとして液晶画面81と、LED等で構成されるランプ82とを備えており、液晶画面81には、給水路温度センサ20によって測定された測定温度が逐次が表示されとともに、所定の温度、例えば0℃を下回ると、給水電磁弁13が自動的に開となるので、これを知らせるメッセージが報知される。ここでは、「−3℃」であることを示すとともに、「凍結注意 凍結防止起動中(弁が開状態です)」といったメッセージを報知させることができる。
【0026】
これによれば、ユーザが、液晶画面81をみれば、給水路12が凍結するおそれがあることを知ることができる同時に、給水電磁弁13が自動的を開状態となっていることも認識できるので、便器本体1から水が流れる音がしても、故障や誤動作と誤判断することがない。
また図例のものは、所定の温度を下回るとランプ82が点灯、或いは点滅するよう構成されている。これによれば、液晶画面81の表示内容をみなくてもユーザは凍結のおそれがあることを認識することができ便利である。
【0027】
図7は本発明の別の実施形態の便器装置Aの基本動作の一例を示すフローチャート(ステップ200〜206)である。ここでは主に判別手段21aにより、測定値が所定温度より下回っていた場合についての基本動作について述べるが、液晶画面81には、逐次給水路温度センサ20によって測定された温度が表示されることは上述のとおりである。
給水路温度センサ20によって給水路12の温度が検知されると(ステップ200)、判別手段21aによって所定の温度と測定値とを比較し、所定の温度より測定値が下回っていた場合は、給水電磁弁13を自動的に開操作し、操作パネル8の液晶画面81には「凍結防止起動中」の表示をする(ステップ203)。そしてその後、測定値が所定の温度を上回った場合は、給水電磁弁1を自動的に閉操作し(ステップ205)、「凍結防止起動中」の表示を消去する(ステップ206)。
ここで給水電磁弁13は自動的に開閉操作されるが、このときの開状態とは、通常の排泄物を流すときの開状態とは異なり、ごく少量の水が流れる程度に開とされる。
【0028】
尚、便器本体1及び操作パネル8の構造、形状等は図例のものに限定されるものではなく、操作パネル8はトイレ室内の壁に固設されたものに限定されず、持ち運び可能なものであってもよいし、便器本体1の側部等に一体とされているものであってもよい。また水道直結式の便器装置Aに限定されず、排水タンクを備えたものにも適用可能であり、液晶画面81に表示されるメッセージも上述の例に限定されるものではない。更に、給水電磁弁13による開閉を手動で行うか自動で行うかを手動モード、自動モードといったモード設定できるものとしてもよく、夏場等、給水路12が凍結するおそれがない時期はこれら表示を行わない設定にできるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の便器装置を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の便器装置を示す透視平面図である。
【図3】本発明の便器装置の制御ブロック図である。
【図4】図1に示す操作パネルの拡大斜視図である。
【図5】本発明の基本動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の別の実施形態における操作パネルの拡大斜視図である。
【図7】本発明の別の実施形態における基本動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0030】
A 便器装置
8 操作パネル
10 水道管
12 給水路
13 給水電磁弁(開閉弁)
20 給水路温度センサ
21a 判別手段
8a 報知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種操作が可能な操作パネルを備えた便器装置であって、
水道管と接続される給水路と、該給水路に配設される開閉弁と、上記給水路の温度を測定する給水路温度センサと、
該給水路温度センサによる測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段とを備えており、
上記操作パネルは、該給水路温度センサによる測定値を報知するとともに、上記判別手段に基づいて、上記測定値が所定の温度を下回っていた場合は、上記開閉弁を開状態とすべきことを報知する報知手段を備えていることを特徴とする便器装置。
【請求項2】
各種操作が可能な操作パネルを備えた便器装置であって、
水道管と接続される給水路と、該給水路に配設される開閉弁と、上記給水路の温度を測定する給水路温度センサと、
該給水路温度センサによる測定値と所定の温度とを比較して判別する判別手段と、該判別手段に基づいて、上記給水路温度センサによる測定値が所定の温度を下回った場合に、自動的に前記開閉弁を開状態とする制御手段とを備えており、
上記操作パネルは、該給水路温度センサによる測定値を報知するとともに、上記判別手段に基づく上記開閉弁の動作状況を報知する報知手段を備えていることを特徴とする便器装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記給水路温度センサは、前記水道管と前記給水路との接合部より給水方向下流側に設けられていることを特徴とする便器装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate