説明

保持スタンド

【課題】 コンパクトに折り畳むことができ、かつ、折り畳み作業及び展開作業を容易に行うことができる保持スタンドを提供する。
【解決手段】 基台3と、基台3の両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚2、2と、一対の支持脚2、2間に配置され、上保持部51を有する上棚部材5とを備える保持スタンド1であって、各支持脚2は、上棚部材5を支持する上支持部15をそれぞれ備え、上棚部材5は、一対の支持脚2、2の対向方向に延びる上ガイド部52を備え、上支持部15が各支持脚2の回転に伴い上ガイド部52に沿ってスライドするように構成された保持スタンド1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被保持物を保持する保持スタンドに関し、より詳しくは、折り畳み可能な保持スタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
被保持物を保持する保持スタンドとして、例えば、試験管を保持する試験管立てが知られている。従来、試験管立てとして、折り畳み可能な試験管立てが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この試験管立て101は、図8に示すように、左右に立設された一対の支持脚102、102と、支持脚102、102の間に多段に配設された下段棚103及び上段棚104とを備えている。支持脚102は、下段棚103が回転可能に連結されるヒンジ回転軸113と、上段棚104が着脱可能に係止される係止部114とを備えている。下段棚103は、試験管の底部を支持するように構成されており、支持脚102に対して回転可能なようにヒンジ回転軸113に連結されている。上段棚104は、試験管の側面を支持するように構成されており、試験管立て101の使用時には、係止部114に係止されている。
【0004】
このような構成の試験管立て101によれば、非使用時には、まず、上段棚104を係止部114から取り外す。次に、一対の支持脚102、102を回転させることにより横倒しにし、下段棚103と重ね合せる。こうして、試験管立て101をコンパクトに折り畳む。
【0005】
また、試験管立て101の使用時には、一対の支持脚102、102を回転させることにより起立させる。次に、上段棚104を係止部114に係止する。こうして、試験管立て101を組み立てる。
【特許文献1】実開昭63−141635号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、このような構成の試験管立て101では、上段棚104が他の部材から分離されているので、試験管立て101の使用時又は非使用時において、その都度、上段棚104を係止部114に着脱しなければならなかった。そのため、試験管立て101の折り畳み作業及び組み立て作業が煩雑になるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、コンパクトに折り畳むことができ、かつ、折り畳み作業及び展開作業を容易に行うことができる保持スタンドの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の前記目的は、基台と、前記基台の両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚と、前記一対の支持脚間に配置され、被保持物の保持部を有する棚部材とを備える保持スタンドであって、前記各支持脚は、前記棚部材を支持する支持部をそれぞれ備え、前記棚部材は、前記一対の支持脚の対向方向に延びるガイド部を備え、前記支持部が前記各支持脚の回転に伴い前記ガイド部に沿ってスライドするように構成された保持スタンドにより達成される。
【0009】
また、上記保持スタンドにおいて、前記ガイド部は、前記各支持脚が起立するときに前記支持部にそれぞれ支持されると共に前記支持部が前記対向方向へスライドすることを規制するスライド規制部を備えることが好ましい。
【0010】
また、上記各保持スタンドは、それぞれ一端部が前記基台に連結させると共に他端部が前記各支持脚に係止され、前記各支持脚の起立状態を維持する起立維持部材を更に備えることが好ましい。
【0011】
また、前記ガイド部は、前記各支持脚の前記支持部に対応して個別に形成されていることが好ましい。
【0012】
また、前記各支持脚は、側方に突出する把持部をそれぞれ備えることが好ましい。
【0013】
また、本発明の前記目的は、被保持物の保持部を有する棚部材と、前記棚部材の両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚と、前記一対の支持脚間に配置された基台とを備える保持スタンドであって、前記各支持脚は、前記基台を支持する支持部をそれぞれ備え、前記基台は、前記一対の支持脚の対向方向に延びるガイド部を備え、前記支持部が前記各支持脚の回転に伴い前記ガイド部に沿ってスライドするように構成された保持スタンドにより達成される。
【発明の効果】
【0014】
本発明の保持スタンドによれば、コンパクトに折り畳むことができ、かつ、折り畳み作業及び展開作業を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る保持スタンド1の概略構成図であり、図2は、この保持スタンド1の正面図、図3は、保持スタンド1の側面図である。
【0016】
図1、図2及び図3に示すように、保持スタンド1は、試験管9を保持するためのスタンドであり、水平面に載置される基台3と、基台3の左右両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚2、2とを備えている。
【0017】
基台3は、水平面に載置される載置部30と、載置部30の上部に固定された底保持部31とを備えている。載置部30は、側面視において台形状の金属板からなり、支持脚2が挿入される挿入孔32と、後述の起立維持部材10が挿入される連結孔33とを備えている。連結孔33は、水平方向に延びるように形成されている。底保持部31は、金属の線材を桟状に配設することにより、試験管9の底部を保持可能に構成されている。
【0018】
支持脚2は、側面視において門型に屈曲した金属の線材からなり、下端部から上方に延びる柱部20と、正面視において、柱部20の上端部から側方に張り出す張出部21と、張出部21の上端部から側方に突出する把持部22とを備えている。また、支持脚2は、挿入孔32に挿入された回転軸13を下端部に備えており、回転軸13を介して基台3に回転可能に支持されている。また、支持脚2は、張出部21及び柱部20にそれぞれ設けられた棒状の上支持部15及び中間支持部14を備えている。上支持部15及び中間支持部14は、それぞれ、後述の上棚部材5及び中間棚部材4を支持する。
【0019】
また、保持スタンド1は、基台3及び各支持脚2、2にそれぞれ接続された一対の起立維持部材10、10と、一対の支持脚2、2間に配置された上棚部材5及び中間棚部材4とを備えている。
【0020】
起立維持部材10は、棒状の部材からなり、両端部をそれぞれ屈曲させることにより形成された連結部19及び係止部18を備えている。起立維持部材10は、連結部19が連結孔33に挿入されることにより基台3に連結され、係止部18が中間支持部14に係止されることにより支持脚2に係止されている。これにより、起立維持部材10は、支持脚2に作用する水平荷重に対して引っ張り力で抵抗し、支持脚2が回転して転倒するのを防ぐことにより、支持脚2の起立状態を維持している。連結部19は、起立維持部材10の動きに応じて、連結孔33に沿ってスライド可能である。
【0021】
上棚部材5及び中間棚部材4は、基台3の上方において上下に間隔をあけて多段に配置されている。
【0022】
上棚部材5は、一対の支持脚2、2に支持された上板50と、上板50の上部に固定された上保持部51とを備えている。上板50は、金属の平板からなり、一対の支持脚2、2の対向方向に延びる上ガイド部52を備えている。上ガイド部52は、水平方向に延びるように形成された孔からなり、内部に上支持部15がスライド可能に挿入されている。上支持部15は、上ガイド部52を介して上棚部材5を支持しており、図4及び図5に示すように、一対の支持脚2、2の回転に伴い上ガイド部52に沿ってスライドするように構成されている。
【0023】
また、上ガイド部52は、上方に延びるように形成された孔からなるスライド規制部53を一端部に備えている。スライド規制部53は、各支持脚2が起立するときに上支持部15にそれぞれ支持されると共に上支持部15が一対の支持脚2の対向方向へスライドすることを規制する。
【0024】
また、上ガイド部52は、各支持脚2の上支持部15に対応して個別に形成されており、上当接部55が他端部に形成されている。上当接部55は、図5に示すように、支持脚2が横倒しになった状態で上支持部15が当接することにより、上棚部材5の左右への移動を規制する。上ガイド部52の長さは、支持脚2が起立している状態で上支持部15が位置する高さに対応していることが好ましい。これにより、支持脚2が横倒しになった状態で、上支持部15の位置が上当接部55の位置に対応するので、上棚部材5の左右の移動が少なくなる。
【0025】
上保持部51は、格子状に組み上げられた金属の線材からなり、線材で囲まれた領域に収容された試験管9を保持する。
【0026】
中間棚部材4は、一対の支持脚2、2に支持された中間板40と、中間板40の上部に固定された中間保持部41とを備えている。中間板40は、金属の平板からなり、一対の支持脚2、2の対向方向に延びる中間ガイド部42を備えている。中間ガイド部42は、水平方向に延びるように形成された孔からなり、内部に中間支持部14がスライド可能に挿入されている。中間支持部14は、中間ガイド部42を介して中間棚部材4を支持しており、図4及び図5に示すように、一対の支持脚2、2の回転に伴い中間ガイド部42に沿ってスライドするように構成されている。
【0027】
また、中間ガイド部42は、各支持脚2の中間支持部14に対応して個別に形成されており、中間当接部45を一端部に備えている。中間当接部45は、図5に示すように、支持脚2が横倒しになった状態で中間支持部14が当接することにより、中間棚部材4の移動を規制する。中間ガイド部42の長さは、支持脚2が起立している状態で中間支持部14が位置する高さに対応していることが好ましい。これにより、支持脚2が横倒しになった状態で、中間支持部14の位置が中間当接部45の位置に対応するので、中間棚部材4の左右の移動が少なくなる。
【0028】
中間保持部41は、上述の上保持部51と同様の構成を備えており、上保持部51と協同して試験管9を保持する。
【0029】
次に、以上のように構成された保持スタンド1を折り畳む方法を説明する。
【0030】
まず、図2に示すように、支持脚2が起立しており、上支持部15がスライド規制部53に挿入されることにより一対の支持脚2、2の対向方向へスライドすることが規制されている状態で、上棚部材5を持ち上げることにより、上支持部15をスライド規制部53から退避させる。これにより、上支持部15の前記対向方向へのスライド規制が解除される。
【0031】
次に、上支持部15のスライド規制が解除された状態で、一対の支持脚2、2をそれぞれ押圧する。これにより、図4に示すように、各支持脚2が回転軸13を回転中心として回転するに伴い、上支持部15が上ガイド部52に沿ってスライドし、中間支持部14が中間ガイド部42に沿ってスライドする。また、支持脚2の回転、並びに、上支持部15及び中間支持部14のスライドに伴い、上棚部材5及び中間棚部材4が下降し、基台3に接近してゆく。また、起立維持部材10が中間支持部14に係止されている状態が解除される。
【0032】
その後、図5に示すように、支持脚2が横倒しになると共に、基台3、中間棚部材4及び上棚部材5が重なり合う。こうして、保持スタンド1が折り畳まれる。支持脚2が横倒しになった状態では、把持部22が上棚部材5の上方に突出している。
【0033】
次に、保持スタンド1を展開する方法を説明する。
【0034】
まず、図5に示すように、支持脚2が横倒しになり、把持部22が上棚部材5の上方に突出している状態で、把持部22を把持して、持ち上げる。これにより、図4に示すように、保持スタンド1を折り畳む場合とは逆方向に、各支持脚2が回転するに伴い、上支持部15が上ガイド部52に沿ってスライドし、中間支持部14が中間ガイド部42に沿ってスライドする。また、支持脚2の回転、並びに、上支持部15及び中間支持部14のスライドに伴い、上棚部材5及び中間棚部材4が上昇し、基台3から離れてゆく。
【0035】
その後、図2に示すように、支持脚2が起立すると、上支持部15がスライド規制部53に挿入され、一対の支持脚2、2の対向方向へスライドすることが規制される。また、起立維持部材10が中間支持部14に係止され、支持脚2の起立状態が維持される。こうして、保持スタンド1が展開される。
【0036】
本実施形態に係る保持スタンド1によれば、各支持脚2が上棚部材5を支持する上支持部15をそれぞれ備え、上棚部材5が一対の支持脚2、2の対向方向に延びる上ガイド部52を備え、上支持部15が各支持脚2の回転に伴い上ガイド部52に沿ってスライドするように構成されているので、支持脚2を押圧するだけで、コンパクトに折り畳むことができると共に、支持脚2を持ち上げるだけで展開することができる。したがって、コンパクトに折り畳むことができ、かつ、折り畳み作業及び展開作業を容易に行うことができる。また、保持スタンド1全体が一体として構成されているので、個別の部品を紛失するおそれを軽減することができる。
【0037】
また、上ガイド部52が、各支持脚2が起立するときに上支持部15にそれぞれ支持されると共に上支持部15が前記対向方向へスライドすることを規制するスライド規制部53を備えるので、上支持部15のスライドにより各支持脚2が回転して転倒するのを防ぐことができ、支持脚2を安定した状態で起立させることができる。
【0038】
また、それぞれ一端部が基台3に連結させると共に他端部が各支持脚2に係止され、各支持脚2の起立状態を維持する起立維持部材10を更に備えるので、支持脚2をより安定した状態で起立させることができる。
【0039】
また、上ガイド部52が各支持脚2の上支持部15に対応して個別に形成されているので、支持脚2が横倒しになった状態で、上ガイド部52の上当接部55に上支持部15が当接し、上棚部材5の移動が規制される。これにより、折り畳んだ状態の保持スタンド1を、よりコンパクトにすることができる。
【0040】
また、各支持脚2が側方に突出する把持部22をそれぞれ備えるので、展開作業をより容易に行うことができる。
【0041】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0042】
例えば、本実施形態では、保持スタンド1が保持する被保持物は試験管9であったが、これに限定されるものではない。
【0043】
また、本実施形態では、底保持部31、上保持部51及び中間保持部41は、金属の線材を桟状や格子状に組むことにより形成されていたが、これらの構成は被保持物を保持可能であれば特に限定されず、例えば、平板状の保持台や、箱型の保持ケースなどであてもよい。
【0044】
また、本実施形態では、起立維持部材10の係止部18は、中間支持部14に係止されていたが、支持脚2に係止されていればその構成は特に限定されず、例えば、上支持部15に係止されていてもよい。
【0045】
また、本実施形態では、上支持部15は、棒状の部材であったが、上ガイド部52に沿ってスライド可能、かつ、スライド規制部53に挿入可能であればその構成は特に限定されず、例えば、支持脚2に回転可能に取り付けられたローラーであってもよい。このような構成によれば、上支持部15が上ガイド部52に沿ってスムーズに移動するので、保持ケース1の折り畳み作業及び展開作業を円滑に行うことができる。また、中間支持部4も同様に、支持脚2に回転可能に取り付けられたローラーであってもよい。また、この場合、図6に示すように、上ガイド部52は、上板50に形成された溝から構成されていてもよい。支持脚2に回転可能に取り付けられたローラーからなる上支持部15は、上ガイド部52に挿入され、溝に沿ってスライドする。また、中間ガイド部42も同様に、中間板40に形成された溝であってもよい。
【0046】
また、本実施形態では、スライド規制部53は、上板50に形成されていたが、中間板40に形成されていてもよい。この場合、中間支持部14がスライド規制部に係止される。
【0047】
また、本実施形態では、支持脚2が張出部21を備えていたが、これは必ずしも必要ではない。
【0048】
また、中間棚部材4は、必ずしも必要ではなく、省略することもできる。また、中間棚部材4を複数配設することもできる。
【0049】
また、本実施形態では、一対の支持脚2、2は、基台3に回転可能に支持された構成であったが、上棚部材5に回転可能に支持された構成であってもよい。この場合、基台3が備える構成と、上棚部材5が備える構成とは、それぞれ逆になる。図7は、他の実施形態に係る保持スタンド1の正面図である。図7において、図2と同様の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図7に示すように、保持スタンド1は、上棚部材70と、上棚部材70の両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚2、2と、一対の支持脚2、2間に配置された基台80とを備えている。上棚部材70は、上述した基台3と同様の構成を備えている。上保持部71は、格子状に組み上げられた金属の線材からなる。支持脚2は、起立した状態で、把持部22を介して水平面に載置される。基台80は、上述した上棚部材5と同様の構成を備えている。底保持部81は、金属の線材を桟状に配設することにより試験管9の底部を保持可能に構成されている。このような構成によれば、保持スタンド1を折り畳むときは、基台80を持ち上げることにより、上支持部15をスライド規制部53から退避させる。これにより、上支持部15のスライド規制が解除される。次に、この状態で、一対の支持脚2、2をそれぞれ押圧する。これにより、支持脚2の回転、並びに、上支持部15及び中間支持部14のスライドに伴い、基台80及び中間棚部材4が上昇し、上棚部材70に接近してゆく。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施形態に係る保持スタンドの概略構成図である。
【図2】保持スタンドの正面図である。
【図3】保持スタンドの側面図である。
【図4】保持スタンドの他の状態の正面図である。
【図5】保持スタンドの更に他の状態の正面図である。
【図6】他の実施形態に係る保持スタンドの部分断面図である。
【図7】更に他の実施形態に係る保持スタンドの正面図である。
【図8】従来の保持スタンドの概略構成図である。
【符号の説明】
【0051】
1 保持スタンド
2 支持脚
3 基台
4 中間棚部材
5 上棚部材
10 起立維持部材
13 回転軸
14 中間支持部
15 上支持部
22 把持部
30 載置部
31 底保持部
32 挿入孔
40 中間板
41 中間保持部
42 中間ガイド部
50 上板
51 上保持部
52 上ガイド部
53 スライド規制部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台と、
前記基台の両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚と、
前記一対の支持脚間に配置され、被保持物の保持部を有する棚部材とを備える保持スタンドであって、
前記各支持脚は、前記棚部材を支持する支持部をそれぞれ備え、
前記棚部材は、前記一対の支持脚の対向方向に延びるガイド部を備え、
前記支持部が前記各支持脚の回転に伴い前記ガイド部に沿ってスライドするように構成された保持スタンド。
【請求項2】
前記ガイド部は、前記各支持脚が起立するときに前記支持部にそれぞれ支持されると共に前記支持部が前記対向方向へスライドすることを規制するスライド規制部を備える請求項1に記載の保持スタンド。
【請求項3】
それぞれ一端部が前記基台に連結させると共に他端部が前記各支持脚に係止され、前記各支持脚の起立状態を維持する起立維持部材を更に備える請求項1又は2に記載の保持スタンド。
【請求項4】
前記ガイド部は、前記各支持脚の前記支持部に対応して個別に形成されている請求項1から3のいずれかに記載の保持スタンド。
【請求項5】
前記各支持脚は、側方に突出する把持部をそれぞれ備える請求項1から4のいずれかに記載の保持スタンド。
【請求項6】
被保持物の保持部を有する棚部材と、
前記棚部材の両側にそれぞれ回転可能に支持された一対の支持脚と、
前記一対の支持脚間に配置された基台とを備える保持スタンドであって、
前記各支持脚は、前記基台を支持する支持部をそれぞれ備え、
前記基台は、前記一対の支持脚の対向方向に延びるガイド部を備え、
前記支持部が前記各支持脚の回転に伴い前記ガイド部に沿ってスライドするように構成された保持スタンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−253962(P2008−253962A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−101918(P2007−101918)
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【出願人】(397069868)アズワン株式会社 (23)
【Fターム(参考)】