説明

保持部材を備えたランプ

本発明は、ランプたとえば中程度の電圧領域または高電圧領域のために設けられたハロゲン白熱ランプに関する。このランプには、一方の側でピンチ封止されたランプ容器が設けられており、その内部空間には、少なくとも2つの発光体脚部を備えた少なくとも1つの発光体が収容されており、さらにこのランプ容器は排気管先端部により封止されている。この場合、ランプ容器内の発光体は、排気管先端部に配置された保持部材を介して位置固定されている。さらに本発明によれば、保持部材が中央部によって排気管先端部の収容区間内に保持されており、その際、ランプ発光体を保持するために保持部材において自由端をもつ終端区間が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプたとえば中程度の電圧領域または高電圧領域のために設けられたハロゲン白熱ランプに関する。このランプには、一方の側でピンチ封止ないしは圧潰封止されたランプ容器が設けられており、その内部空間には、少なくとも2つの発光体脚部を備えた少なくとも1つの発光体が収容されており、さらにこのランプ容器は排気管先端部により封止されている。この場合、ランプ容器内の発光体は、排気管先端部に配置された保持部材を介して位置固定されている。
【0002】
DE 296 20 098 U1により開示されているハロゲン白熱ランプの場合、白熱フィラメントの形態をとる発光体がランプ容器内に収容されている。ランプ容器は一方の側でピンチ封止部により密閉されており、このピンチ封止部を通って白熱フィラメントのための電流導入機構が案内されている。この種のランプは中程度の電圧領域および高電圧領域で駆動されるので、比較的長く本質的には堅牢でない白熱フィラメントを有しており、この白熱フィラメントはピンチ封止部に埋め込まれたバー状フレームを介して、あるいはランプ容器に取り付けられたピンチ封止ノブによって、複数のフィラメント区間が互いに間隔をおいてたとえばU字型またはV字型に配置されるよう、ランプ容器内部空間内で引張されている。この種のランプにおいて欠点となるのは、バー状フレームに起因して影が発生し室内照明において妨害となる構造が生じる可能性があること、もしくはピンチ封止ノブによりランプ容器形状が損なわれ、それによってランプの光学的特性が劣化する可能性があることである。
【0003】
ランプの光学的特性を改善する目的でたとえばGB 1 178 062 B1により知られているのは、白熱フィラメントを排気管先端部に配置された保持部材を介してランプ容器内に固定することであり、これによって白熱フィラメント脚部がほぼV字型にランプ容器内部空間に引張されるようになる。このような解決策の場合、保持ワイヤ端部がたとえばスパイラル状拡張部により外側から排気管に挿入され、排気管先端部に固定されている。保持ワイヤの自由端はハーケン状の保持部材となるよう成形され、そこに白熱フィラメント脚部の結合領域が保持されている。この種のランプにおいて欠点となるのは、V字状に引張された白熱フィラメント脚部と高い駆動電圧に起因して、隣り合って配置された白熱フィラメント区間の間でアーク放電が引き起こされる可能性があることである。このようなアークはフィラメント導体間の短絡によって発生し、たとえば2つのフィラメント脚部の接触により短絡が引き起こされる可能性がある。短絡電流に起因して、ランプの破裂に至るおそれのある高い温度がピンチ封止部に生じる可能性がある。ピンチ封止部におけるこの種の熱的過負荷を回避する目的でDE 296 20 098 U1によれば、内部電流導入線の少なくとも部分領域を比較的僅かな横断面積で構成してピンチ封止部に埋め込むことが提案される。短絡電流が発生すると、ワイヤ材料の一部分がピンチ封止部内で蒸発して自由なキャピラリが生じ、最初はこの部分に沿って放電が燃焼していく。自由なキャピラリの実効長を超えると、放電アークは著しく急速に自動的に消弧に至る。このような保護形態を内在的保護とも称する。電流導入線の直径をDE 296 20 098 U1の規定に合うよう小さく選定するのはいくつかの適用事例では不可能なことが判明しており、したがってその場合にはさらに別の保護対策が必要となる。
【0004】
さらにたとえばUS 5 270 609 B1により知られているのは、白熱フィラメントにアーチ形中央部を設け、この部分を介して排気管先端部の収容スペースに白熱フィラメントを挟み込むことである。この解決策において欠点となるのは、上述の中央部を湾曲させるときに比較的敏感で損傷しやすい白熱フィラメントを扱わなければならず、中央部を湾曲させることからフィラメント製造が製造技術的に複雑になり、自動化が難しくなることである。さらに、白熱フィラメントのばね力は排気管先端部に確実に保持するには不十分なことも判明した。
【0005】
発明の開示
本発明の基礎とする課題は、従来の解決策よりもランプ容器内におけるフィラメントのポジショニングを向上させてアークの発生を回避するようにしたランプを提供することにある。
【0006】
本発明によればこの課題は、ランプたとえば中程度の電圧領域または高電圧領域のために設けられたハロゲン白熱ランプにおいて、一方の側でピンチ封止されたランプ容器が設けられており、その内部空間には、少なくとも2つの発光体脚部を備えた少なくとも1つの発光体が収容されており、このランプ容器は排気管先端部により封止されており、ランプ容器内の発光体は、排気管先端部に配置された保持部材を介して位置固定されていることにより解決される。さらに本発明によれば、保持部材が中央部によって排気管先端部の収容区間内に保持されており、その際、ランプ発光体を保持するために保持部材において自由端をもつ終端区間が設けられている。従属請求項には本発明の格別有利な実施形態が示されている。
【0007】
保持部材が中央部により排気管先端部の収容区間に保持されていることから、両方の自由端を発光体の保持に利用することができ、したがって発光体脚部はランプ容器内で空間的に互いに隔てられて張設されるようになり、発光体脚部間の電気的なフラッシオーバが効果的に回避されるようになる。これにより電流導入線を、DE 296 20 098 U1による従来技術とは異なりランプ寿命にとって最適な横断面をもたせて構成することができる。保持部材は発光体を機械的に固定する役割を担うので、たとえばDE 296 20 098 U1に示されている解決策のように別個にバーフレームあるいはピンチ封止ノブを設けなくてもよくなり、このような解決策に比べて装置技術的な複雑さが著しく低減されるようになる。本発明によるランプの場合、白熱フィラメントが保持部材の終端区間によりそれぞれ保持されていることから、ランプ容器壁に対する発光体のポジショニングを規定して調節することができ、したがってコーティングの効率たとえば赤外線波長領域(IR領域)または可視波長領域(VIS領域)における放射を反射する反射コーティングの効率が著しく向上することになる。
【0008】
本発明の格別有利な実施例によれば、保持部材はワイヤクリップとして形成されており、このワイヤクリップはランプ容器の内部空間から弾性的に可撓性である中央部を経て、排気管先端部の収容区間にばね特性を伴って弾性的に組み込まれており、力の作用に基づく嵌合および/または形状の作用に基づく嵌合により、ないしは力を利用した係合および/または形状を利用した係合により、収容区間内で保持されている。ワイヤクリップをタングステンワイヤによって形成するのが有利である。
【0009】
収容区間に保持部材を収容して保持するために、中央部が少なくとも一部の区間において収容区間の内部輪郭に整合されていると有利である。
【0010】
本発明の1つの実施例によれば、中央部は少なくとも一部の区間でアーチ状に形成されており、その際にこれを1回または複数回巻かれたスパイラルないしは螺旋体として形成するのが有利である。
【0011】
本発明によるランプの1つの実施形態によれば、排気管先端部の収容区間はくびれた部分ないしは狭窄部を有しており、したがって保持部材は中央部により形状的な作用および力を利用した作用により係合されて収容区間内で保持されることになる。これにより排気管先端部の収容領域における保持部材の保持がさらに改善される。
【0012】
また、ランプ容器内で発光体を保持するために保持部材が少なくとも2つのばね脚部を備えていると有利である。さらに有利にはこれらのばね脚部は外側へ向かって互いに離れるように曲げられており、これにより発光体脚部の長手方向軸が互いに実質的に平行に配置されることになる。これらのばね脚部を発光体に向かってほぼV字状に延在させると、格別有利であることが判明した。これにより白熱フィラメント脚部の幅の広い張設が実現され、発光体脚部が接触してしまうリスクがさらに最小限に抑えられるようになる。
【0013】
発光体を保持部材に簡単に通せるようにし、さらに発光体から滑り落ちてしまうのを回避する目的で本発明の1つの実施例によれば、ばね脚部において自由端をもつ終端区間が少なくとも一部の区間で外側に向かって曲げられ、ほぼ螺旋状に形成されている。
【0014】
本発明によるランプの1つの有利な実施例によれば、発光体はほぼU字型に曲げられた白熱フィラメントとして形成されており、その発光体脚部のところにそれぞれ少なくとも1つのフィラメント区間が形成されている。さらに有利には白熱フィラメントは、これらフィラメント区間の間に設けられた接続領域を介して保持部材の保持領域に保持されている。
【0015】
クランプ保持に加えて保持部材の中央部を、排気管が溶融するときに少なくとも部分的に排気管先端部の収容区間に溶け込ませて融着させることができる。
【0016】
本発明によるランプの1つの有利な実施形態によれば、発光体の電流導入区間はピンチ封止部に配置されたモリブデン箔と接続されており、さらにこれらのモリブデン箔のところにピンチ封止部から延び出ているそれぞれ1つの電流導入線たとえば接触ピンが取り付けられている。
【0017】
図面の簡単な説明
次に、有利な実施例に基づき本発明について詳しく説明する。
【0018】
図1は、軸線方向リフレクタを備えた本発明によるランプの第1の実施例を示す正面図である。
【0019】
図2は、円筒形のランプ容器を備えた本発明によるランプの第2の実施例を示す詳細図である。
【0020】
本発明の有利な実施形態
以下では本発明について、片側に口金を備え高電圧技術を利用したハロゲンリフレクタランプに基づき説明する。このようなランプはたとえば一般照明用に大量の個数で使用される。
【0021】
最初に図1を参照しながら、軸線方向リフレクタを備えた本発明によるランプの第1の実施例について説明する。
【0022】
図1には、HVハロゲンリフレクタランプ1として構成されたランプが示されている。このランプには、石英ガラスから成りランプ長手方向軸2を中心に回転対称であるランプ容器4が設けられている。このランプ容器4において図1では下方に位置する終端区間のところに、ピンチ封止部6により口金8が形成されており、この口金8を介してハロゲンリフレクタランプ1を図示されていないホルダに挿入することができる。ピンチ封止部6は、漏斗状に拡開され円錐状の軸線方向リフレクタとして形成されているランプ容器4の容器区間10に移行している。口金8とは隔たっている側のランプ容器4の終端区間はドーム12により形成されており、このドーム12はピンチ封止部6とは正反対の位置に配置された排気管先端部14を有している。この先端部14にはランプ製造時、ランプ容器4内部を排気しハロゲンを含有する充填ガスを充填する目的で排気管が取り付けられていた。充填後に排気管が取り除かれ、排気管取り付け口を溶融して排気管先端部14が形成された。ランプ容器4の石英ガラスには、紫外線放射を吸収するドーパントが設けられている。ランプ容器4の内部空間16には発光体18が2つの発光体脚部20,22とともに配置されており、図示の実施例では発光体18はほぼU字形に曲げられた白熱フィラメント24として形成されていて、その発光体脚部20,22のところにそれぞれ1つのフィラメント区間26,28が配置されている。発光体脚部20,22は、電流導入区間30,32を介してピンチ封止部6に埋め込まれたモリブデン箔34,36と接続されており、さらにモリブデン箔34,36には、接触ピン38,39として形成されピンチ封止部6から延び出ているそれぞれ1つの外部電流導入線が取り付けられている。
【0023】
白熱フィラメント24はフィラメント区間26,28の間に設けられている接続領域40のところで、フィラメント区間26,28が実質的にU字型となって互いに隔てられるよう、排気管先端部14に挿入された保持部材42を介してランプ容器4の内部空間16内に張設されている。本発明によれば、保持部材42は中央部44を介して排気管先端部14の収容区間46に保持されている。その際、白熱フィラメント24を保持するために自由端をもつ保持部材42の終端区間48,50が設けられており、これによって発光体脚部20,22は空間的に隔たってランプ容器4内で張設され、アーク放電を引き起こす発光体脚部20,22間の電気的なフラッシオーバが効果的に回避される。保持部材42はランプ容器4内で白熱フィラメント24を機械的に固定する役割を果たし、これによってランプ容器4内にわざわざバーフレームまたはピンチ封止ノブを設ける必要がなくなる。その結果、本発明によるランプ1を製造するための装置技術的な複雑さないしはコストが低減する。
【0024】
図示の実施例によれば、保持部材42はタングステンから成るワイヤクリップ42として形成されており、これはランプ容器4の内部空間16から弾性的に可撓性である中央部44を経て、排気管先端部14の収容区間にばね特性を伴って弾性的に組み込まれている。このため中央部44は一部の区間でアーチ状に形成されており、ランプ容器4内で白熱フィラメント24を保持する2つのばね脚部52,54に移行している。実質的に円筒状に形成されている排気管先端部14の収容区間46にはくびれ部分56が設けられており、この部分は一部の区間ではアーチ状の中央部44に及んでおり、これによってワイヤクリップ42は、形状の作用に基づく嵌合および力の作用に基づく嵌合により、ないしは形状を利用した係合および力を利用した係合により、収容区間46内に保持されている。クリップ作用による保持に加えて中央部44を、排気管先端部14が溶融するときに少なくとも部分的に排気管先端部14の収容区間46に溶け込ませて融着させることができる。ばね脚部52,54は外側に向かってほぼV字型に互いに離れるよう曲げられているので、発光体脚部20,22の長手方向軸は、ランプ容器4内で実質的に互いに平行に隔たって張設されている。これにより発光体脚部20,22の幅の広い張設が実現され、接触のリスクがさらに最小限に抑えられるようになる。ばね脚部52,54において自由端をもつ終端区間48,50は外側に向かって曲げられており、これらは一部の区間ではほぼ螺旋状に形成されている。このようにする目的は、ワイヤクリップ42に白熱フィラメント24を簡単に通せるようにすることであり、さらにそこから滑り落ちてしまうのを回避するためである。
【0025】
図示されていない1つの実施例によれば、ワイヤクリップ42の中央部44は1回または複数回巻かれたスパイラルないしは螺旋体として形成されており、このスパイラルによって排気管先端部14の収容区間46内に保持されている。
【0026】
図2には、本発明による第2の実施例によるワイヤクリップ42の領域におけるハロゲンランプ60の詳細図が描かれている。この実施例が既述の実施例と基本的に異なるのは、ランプ容器4がほぼ円筒形状に形成されている点である。この実施例の場合、ランプ容器4において図示されていない口金とは離れている側の終端区間が、球状に成形されたドーム62により形成されており、このドーム62のところに排気管先端部14が形成されている。ランプ容器4の外側周囲面64には、赤外線波長領域の放射を反射するコーティングが施されている。白熱フィラメント24はワイヤクリップ42の終端区間48,50によりそれぞれ保持されているので、ランプ容器部に対する白熱フィラメント24のポジショニングを規定して調節することができ、したがってピンチ封止ノブの設けられたランプ容器よりもコーティングの効率が著しく改善されることになる。
【0027】
本発明はこれまで説明してきた実施例に限定されるものではなく、たとえば任意のランプ容器形状をもち様々なコーティングの施された白熱ランプ1,60において本発明を適用することができる。さらに排気管先端部14におけるワイヤクリップ42の保持を、既述のように収容区間46にくびれ部分56を設けず中央部44のクランプ作用だけで実現することもできる。
【0028】
以上のとおり本発明は、ランプ1,60たとえば中程度の電圧領域または高電圧領域のために設けられたハロゲン白熱ランプに関する。このランプ1,60には、一方の側でピンチ封止されたランプ容器4が設けられており、その内部空間16には、少なくとも2つの発光体脚部20,22を備えた少なくとも1つの発光体18が収容されており、さらにこのランプ容器は排気管先端部14により封止されている。その際、ランプ容器4内の発光体18は、排気管先端部14に配置された保持部材42を介して位置固定されている。さらに本発明によれば、保持部材42が中央部44によって排気管先端部14の収容区間46内に保持されており、その際、ランプ発光体18を保持するために保持部材42において自由端をもつ終端区間48,50が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】軸線方向リフレクタを備えた本発明によるランプの第1の実施例を示す正面図
【図2】円筒形のランプ容器を備えた本発明によるランプの第2の実施例を示す詳細図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方の側でピンチ封止されたランプ容器(4)が設けられており、該ランプ容器(4)の内部空間(16)に、少なくとも2つの発光体脚部(20,22)を備えた少なくとも1つの発光体(18)が収容されており、該ランプ容器(4)は排気管先端部(14)により封止されており、該ランプ容器(4)内で前記発光体(18)は、前記排気管先端部(14)に配置された保持部材(42)を介して位置固定されている、
ランプたとえば中程度の電圧領域または高電圧領域のために設けられたハロゲン白熱ランプ(1,60)において、
前記保持部材(42)は、中央部(44)を介して前記排気管先端部(14)の収容区間(46)内に保持されており、
前記発光体(18)を保持するため前記保持部材(42)において自由端をもつ終端区間(48,50)が設けられていることを特徴とするランプ。
【請求項2】
請求項1記載のランプにおいて、
前記保持部材(42)はワイヤクリップであり、該ワイヤクリップは前記ランプ容器(4)の内部空間(16)から弾性的に可撓性である中央部(44)を経て、前記排気管先端部(14)の収容区間(46)にばね特性を伴って組み込まれており、該収容区間(46)内で力の作用に基づく嵌合および/または形状の作用に基づく嵌合により保持されていることを特徴とするランプ。
【請求項3】
請求項1または2記載のランプにおいて、
前記中央部(44)は少なくとも一部の区間で前記収容区間(46)の内側輪郭に整合されていることを特徴とするランプ。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記中央部(44)は少なくとも一部の区間でアーチ状に形成されており、たとえば1回または複数回巻かれたスパイラルとして形成されていることを特徴とするランプ。
【請求項5】
請求項2または4記載のランプにおいて、
前記排気管先端部(14)の収容区間(46)はくびれ部分(56)を有しており、前記保持部材(42)は前記中央部(44)を介して、形状を利用した嵌合および力の作用を利用した嵌合により前記収容区間(46)内に保持されていることを特徴とするランプ。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記保持部材(42)は、前記ランプ容器(4)内で前記発光体(18)を保持するために少なくとも2つのばね脚部(52,54)を有することを特徴とするランプ。
【請求項7】
請求項6記載のランプにおいて、
前記ばね脚部(52,54)はほぼV字状に外側へ向かって互いに離れるように曲げられていることを特徴とするランプ。
【請求項8】
請求項6または7記載のランプにおいて、
前記ばね脚部(52,54)の自由端をもつ終端区間(48,50)は、少なくとも一部の区間で外側に向かって曲げられており、ほぼ螺旋状に形成されていることを特徴とするランプ。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記発光体(18)はほぼU字状に曲げられた白熱フィラメント(24)であり、該白熱フィラメント(24)の発光体脚部(20,22)にそれぞれ少なくとも1つのフィラメント区間(26,28)が形成されていることを特徴とするランプ。
【請求項10】
請求項9記載のランプにおいて、
前記フィラメント区間(26,28)の間の接続領域(40)は前記保持部材(42)の終端区間(48,50)内で保持されていることを特徴とするランプ。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記保持部材(42)はタングステンワイヤにより形成されていることを特徴とするランプ。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記中央部(44)は少なくとも部分的に前記排気管先端部(14)の収容区間(46)に融着されていることを特徴とするランプ。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記発光体(18)の電流導入区間(30,32)がピンチ封止部(6)内に配置されたモリブデン箔(34,36)と接続されており、該モリブデン箔(34,36)には、前記ピンチ封止部(6)から延び出ているそれぞれ1つの外部電流導入線(38)たとえば接触ピンが取り付けられていることを特徴とするランプ。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項記載のランプにおいて、
前記ランプ容器(4)には少なくとも一部の区間に、可視光線領域および/または赤外線領域で反射を行うコーティングが設けられていることを特徴とするランプ。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−531817(P2009−531817A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−502003(P2009−502003)
【出願日】平成19年3月13日(2007.3.13)
【国際出願番号】PCT/EP2007/052347
【国際公開番号】WO2007/113084
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(504458493)オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (168)
【氏名又は名称原語表記】Osram Gesellschaft mit beschraenkter Haftung
【住所又は居所原語表記】Hellabrunner Strasse 1, D−81543 Muenchen, Germany