説明

保温剤とその製造方法

【課題】籾殻すり潰しの保温剤効果は長時間安定使用とその装置を提供する。籾殻保温剤とその製造装置は、簡単に組立て、籾殻のあるところに移動設置ができ、しかも、操作が簡単であることを特徴とする。
【解決手段】本発明の保温剤は、大量に排出される農業廃棄物の籾殻を原料にすることで、均一・均質・安定の保温剤を提供する。装置は高額な設備投資をおさえた簡単な装置とした。
保温剤の原料は、農業廃棄物の籾殻を使用することで、地域の循環型資源資材を活用することになり、地域農業の育成と地域産業の開発となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、稲作地帯に大量に発生する農業廃棄物の籾殻を有効活用し、安価な保温剤とその製造方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
従来の保温剤は、効果・効率が低いことから、有効活用の汎用性は弱い。また、製造工程において設計・部材・型材等に製作技術がかかり高額である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、籾殻独自の保温性の特徴を取り入れ、長時間の安定保温を可能とすることに特徴がある。保温持続性現象の籾殻は、無公害をもって課題の解決をする。安定供給の籾殻素材を原料とし、製造コスト安価・安全・安心を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の籾殻保温剤は、天然素材を固形棒に圧縮成形固形化燃料を備えることにより、有害物の発生しない環境に優しい、ロ−コストな装置システムである。
【発明の効果】
【0005】
籾殻保温剤は、農業の地産地消を可能とした地域保全・循環構成され新エネルギ−の確保を実現とする。
【0006】
本発明、籾殻保温剤の成形物は、農業廃棄物を素材にした長期間の保温の持続を可能とする。
【0007】
本発明は、籾殻をすり潰した効果を特徴とし、農業廃棄物資源の再利活用であるため、これらの再資源化を図ることにより環境保全対策に有効である。
【0008】
本発明の籾殻をすり潰した保温効果と空気の保温効果を合わせることの効果を特徴とした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、籾殻原料を100%としたすり潰し、圧縮成形をすることの製造を可能とする保温剤。
【0010】
本発明は、籾殻を過熱処理、又は、籾殻をすり潰した素材に水とバインダ−・デンプン等を混ぜて押し出し圧縮成形し、パイプ固形棒のなかに空気層を成形し、保温効果を容易にしたことを特徴とした。
【0011】
本発明は、保温効果を高め、長期の保温を可能にしたことを特徴とする。
【0012】
使用後、燃料の代替に活用し、高温にすることで排気に有害物を含まなく、煙の発生が少ないことを特徴とする。
【0013】
本発明の籾殻すり潰しの保温剤は、使用後に、化石燃料の代替燃料として無公害固形化燃料の汎用と、燃焼室内はダイオキシン発生を抑制させるため、炉内温度を急速冷却防止のためセラミック状の炭化層を特徴とする。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明の籾殻すり潰し保温剤は、農業廃棄物となる籾殻の有効活用の循環環境でもって稲作地帯の地産地消に繋がり、合理化な保温剤ならびに使用後のエコ燃料として、産業上の利用可能性に関する。
【0015】
籾殻すり潰し保温剤は、大量製造できる装置を付属させることで、産業上の汎用利用可能性ができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
籾殻を原料とし、すり潰して保温剤にしたことを特徴とする。
【請求項2】
籾殻の原料を100%すり潰して保温剤にしたことを特徴とする。
【請求項3】
籾殻をすり潰し過熱押し出し成形にしたことを特徴とする。
【請求項4】
又は、籾殻をすり潰し・水・バインダ−・デンプン等の混練後、押し出し成形にしたことを特徴とする。
【請求項5】
請求項3・請求項4の籾殻保温剤は、パイプ状・マカロニ状に成形し、その成形に空気層の圧縮形状を得ることでの保温効果を特徴とする。
【請求項6】
籾殻保温剤は、天然資源無公害保温剤に製造できる装置を特徴とし、保温剤その製造方法において、本発明趣旨を逸脱しない範囲の変更は、本発明に含まれる。

【公開番号】特開2012−86204(P2012−86204A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−246804(P2010−246804)
【出願日】平成22年10月15日(2010.10.15)
【出願人】(305058494)
【Fターム(参考)】