説明

個人情報保護を想定した電子レシートの発行システムと、購買者の専用端末での購買履歴の確認システム

【課題】個人情報保護を想定した電子レシート発行システムと、購買者の専用端末での購買履歴を確認できる閲覧システム。
【解決手段】電子レシートのデータは、金銭登録機2より生成を行うが、金銭登録機2の設置場所1には、十分に情報セキュリティが行き届いていないことが多い。電子レシートは、商取引の情報と個人情報に該当しない購入者番号を記載し生成する。生成された電子レシートは、商取引時にリアルタイムで、個人情報保護が遵守されている施設3内に送信され、個人情報が付加され、購買者が事前に指定した送信先5へ電子レシートを送信する。また、上記電子レシートのデータ送信は、商取引成立時に行われるが、後日、購入者の専用端末6より前記施設3のシステム4へ接続し、購買履歴を確認することを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
個人情報保護を想定した電子レシートの発行システムと、購買者の専用端末での購買履歴の確認システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
以前の電子レシートの発行システムは、金銭登録機に設置している場所で情報を処理し、電子レシートを発行していた。
この場合、前記設置場所で個人情報保護を遵守する必要があり、特にチェーン展開を行う事業者は、個人情報が前記設置場所に散在し、情報管理が容易ではなくシステムの実装が困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
金銭登録機より生成される電子レシートは、商取引の情報と個人情報に該当しない購買者番号などの購買者情報を記載することで、この商取引が第三者から購入者の特定が困難な情報とする。(図1:符号2)
この個人が特定できるのは、金銭登録機の設置場所以外の場所で、個人情報情報漏えい対策を行うかまたはそれに該当する資格や認可を保有する、金銭登録機とネットワークで接続された施設内のシステムとする。(図1:符号3、4)
商取引が行われたタイミングで、電子レシートは金銭登録機や金銭登録機の設置場所にある機器より、前記施設内のシステムへ送信され個人情報を特定し、個人情報に事前に登録された送信先へ電子レシートを送信する。(図1:符号5)
【0004】
紙媒体のレシートおよび電子レシートは、商取引が行われたタイミングでしか使用されない場合が多い。
日常では、購買者がレシートを確認したのち、廃棄する場合があり、過去の購買履歴が確認できなくなり不都合な場面がある。
また、電子レシートも同様に商取引成立時にしか確認しない場合が想像される。
このために、電子レシートは前記施設内システムで保存され購買履歴として、購買者の専用端末よりネットワークを介して閲覧できるものとする。(図1:符号6)
【産業上の利用可能性】
【0005】
金銭登録機の設置場所で、個人情報の管理をすることなく、電子レシートを安全に購買者のもとへデータ配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】電子レシートのシステム実装方法を示したシステムフロー概念図である。
【符号の説明】
【0007】
1 金銭登録機又は金銭登録機を管理するシステムが設置されている場所
2 金銭登録機又は金銭登録機
3 個人情報情報漏えい対策を行いまたはそれにそれに該当する資格や認可を保有する施設。
4 「3」施設内にあるシステムで、電子レシートに個人情報を付加し、電子レシートの配信や商取引情報が閲覧できる。
5 個人情報に事前に登録されている送信先でで、携帯、PDA、PCなど購買者が事前に指定した送信先
6 購買者の専用端末 自宅にあるパソコンなどのデータ受信端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金銭登録機で、販売社の番号及び現金と、個人情報に当たらない購買者番号などの購買者情報を生成することができ、左記を商取引情報と統合し、電子レシートとして金銭登録機で管理できる方法
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、金銭登録機で、商取引の電子レシートを生成することを更に有する方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、金銭登録機や金銭登録機の管理システムよりセキュリティの保護のあるネットワークへ、前記電子レシートを送信できることを有する方法
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、金銭登録機や金銭登録機の管理システムよりセキュリティの保護のあるネットワークへ、購買者が利用するための前記電子レシートを送信できることを有する方法
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、個人情報情報漏えい対策を行い、またはそれに該当する資格や認可を保有する施設のシステム内に前記電子レシートを保存する方法
【請求項6】
請求項4に記載の方法であって、前記の施設で、電子レシートの購買者番号より購買者の個人情報を特定する方法
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、特定した個人情報をもとに、事前に購買者が指定した送信先へ接続することを有する方法
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、特定した個人情報をもとに、事前に購買者が指定した送信先へ電子レシートを送信することを有する方法
【請求項9】
請求項5の施設に、購買者の個人情報と販売社の情報を有する方法
【請求項10】
購買者の専用端末から、ネットワークへ接続し、前記施設内に保存された電子レシートを購買者の購買履歴を閲覧する方法


【図1】
image rotate