説明

偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールおよび近似形の球型ボール

【課題】従来からマレットゴルフ、ガーデンゴルフ、グランドゴルフ、等小規模ゴルフは在った、然しいずれも、身体不自由者が健常者と同じ場所で、同じペースで、対等に楽しむ事は出来なかった。しかも、住居より遠い特設の場所まで出掛けるのは億劫であった。故に、日常毎日プレーする事は出来なかった。
【解決手段】本発明は、1個乃至は複数の錘を、鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似の形態の球形ボール、の特定の場所に埋設して、偏重心を有するボールとし、それを打球しても転進方向が定まらない特性を利用して、身体不自由者も健常者と同じレベルで、楽しくプレー出来て、しかも、家庭のリビング、町役場の前、繁華街の空き地、等、どんな所でもプレー出来る。この様に貧富貴賎を問わず、老若男女、庶民全てが手軽に楽しめるエッグゴルフの主役となる、偏重心を有するボールである、

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は転進方向が予測出来ない遊び兼ゲーム用の偏心ボールについて説明する
【背景技術】
【0002】
偏心ボールについては、特許文献に於いて3例の先行技術があり、次に示す。
【0003】
【特許文献1】特許公開 2001−87421、ゲーム用偏心ボール。
【特許文献2】特許公開 平10−23488、室内遊戯用スポンジボール。
【特許文献3】特許公開 2003−080194、配管洗滌用偏心ボール。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許公開2001−87421が公開するボールは、内充実球の1側乃至は2側を非平行に平面割断し除去したもので、錘を偏重心に設置埋没した物ではない。又、特許公開 平10−234887が公開する発明は室内競技用スポンジボールであり、偏心ボールではない。特許公開2003−080194はボール内で重心が移動する物で、固定の偏重心ボールではない。
【0005】
従来の考案、ゲーム用偏心ボール、及び、スポンジボール、は湾曲して転進するだけであるが、本発明は、湾曲、迂曲して転進するに加えて、右往左往して想定外の転進をする事を追求して、錘の形態を単なる球形だけに留まらず、種々の形態を、1個乃至複数個設置埋設した事である。身体不自由者も健常者と同じレベルで遊べ、広い、特設の場所を必要としない、現時代に適応した、遊び兼ゲーム用偏心ボールであり、社会性の利点の多いゲームである。利点については、明細書の最後の項〔0013〕で詳しく述べる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、2007年8月1日に、考案の名称、エッグ・ゴルフが実用新案登録第3134579号として、実用新案登録証を取得した。エッグ・ゴルフは身体不自由者が健常者と共に同じ場所で平等にゲームを楽しむ主旨で考案したものであり、上記の実用新案登録済のエッグ・ゴルフを実施するには、今回発明申請した、発明の名称、偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、及び近似形の球型ボールは、必要にして、欠くべからざる物である。
【0007】
本発明は、家庭の8畳のリビング内、乃至は、もっと広い場所で、楕円形のアウトライン内で、偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールを打球して、身体不自由者が健常者と同等に、最小打数を競い、しかも、ボールは、人々が予測出来ない方向に、右往左往して転進する意外性を、参加者、ギャラリーが、笑い、楽む為に発明した物である。
【0008】
その為に、鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似形の球型ボール、の内充実体の、特定せる1箇所乃至は複数箇所に、鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似形の球型ボール、より小さい形態である事と、鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似形の球型ボールの中実体より比重が異なる材質、即ち重いか軽い材質である事と、鶏卵型球、乃至は楕円球、紡錘球、円球、円筒形、長立法形、及び、それらに近似の形態である事と、個数は1個乃至複数個である事を、必要条件とする錘にして、その錘の長軸の傾きは特定せる傾きを維持する如く設置埋没した内部構造よりなる事を、特徴とする偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールおよび近似の形態の球型ボールであり、エッグゴルフのプレーを面白くする主役となる物である。
【0009】
錘を設置埋没する場所、即ち、中実球体内の1箇所乃至は複数箇所を特定する事は、鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールの転進する軌跡を推定する能力に長けた数人の思考力に任せる。何故なら、現時点ではコンピューターによる理数系の計算方法で、転進する軌跡を特定する事が可能か不可能か、分からないからである。
【0010】
〔0008〕で言う錘の長軸の傾きを特定する事も〔0009〕と同じ理由による。
【0011】
鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールの転進の軌跡は無数にある。そのボールの転進の軌跡が多くの人に面白い、飽きないゲームだと、愛用され、長続きすれば、実用新案登録、第3134579号のエッグ・ゴルフが、弱者と健常者が同等に楽しみ、社会的に有意義な環境を推進する目的と一致する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の目的である、偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、近似の形態の球形ボール、は打球すれば、右往左往して転進し、ベテランでも、ポールへホールインする事は容易ではない、失敗の連続である。参加者、ギャラリーからは、それが面白く、笑い転げ、人の和を広げる。このエッグゴルフが飽きずに、永久に、愛用される最大の理由となる。
【0013】
では、偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似の形態の球型ボール、を打球して遊ぶ、エッグゴルフはどれほど多くの利点が在るか列挙する。
1、エッグゴルフは 人の和を広げて行きます。
2、歩行不自由な人、車椅子の人、運動が苦手な人でも、健全者と一緒に同じハンデーで遊べます。
3、エッグゴルフは家庭の8畳のリビングで、団地の空き地で、老人施設内で、公共建物の内外で、町内の広場で、繁華街の空き地で、コミュニティー広場、ショッピングセンターの内外で、神社、お寺の境内、運動会、御祭りのイベントで、狭くても、広くても、あらゆる空き地で、競技したり、遊んだり出来ます
4、エッグゴルフは 親子の断絶を防ぎ、夫婦が愛情を取り戻し、家庭が幸福を増幅します。夕食の後のエッグゴルフが 待ち遠しくて 家族全員が揃います。
5、町内、団地内、の隣人が リビングで、マンション内で、空き地で、エッグゴルフをして、親交を結びます。
6,駅前の広場で、バス待ちの他人同士が誘い合って、プレーして、良き友人を作ります。
7、北国の人は、老若男女全て、積雪、降雪中でも、屋内でエッグゴルフをして、運動不足を解消します。
8、ペナルティー、ハザードを多用しているから、子供達は社会の道徳と秩序を学習します。
9、どんなベテランでも、ボールの行方は確定出来ません。爆笑の連続です
エッグゴルフで、人々は笑いあって、信愛を深め、明るい日本を再建設します。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図面により説明する、図1は鶏卵型ボール、図2は楕円球型ボール、の各々に、錘を埋設したものである。錘の個数は1個乃至は複数個とし、錘は鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、近似の形態の球形ボール、より小さい形態である事と、鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、近似の形態の球形ボールの、内充実体より比重が重いか、軽い材質である事とし、図1では長立方形4、と楕円球5、を特定せる場所に設置埋没し、図2では円筒形9、と円球10を、特定せる場所に設置埋没した。錘の長軸の傾斜は、この偏重心ボールを打球した場合、転進する軌跡を予想、想定できる能力に長じた人に依頼した。
【0015】
錘の形態は、図3に示す、鶏卵型球1、乃至は楕円球2、紡錘球3、円球4、カプセル型5,円筒形6、長立方形7、及び、三角柱8とし、それらに近似の形態も可とする。
【0016】
打球するストックは、図4に類似の形態で、平常は歩行杖1として用い、エッグゴルフの時は逆さまに持ち変えて、握り部2の両端に接着した、大小の打球円盤4、3で打球する。
【0017】
図5はエッグゴルフのプレー場の用具の配置の概略を示す。数字は用具の名称と配置を示す。プレーの順序に従って説明する。ウエストベース12、又はイーストベース6から打球を始め、必ず相手のベースを迂回して、ノースポール1又はサウスポール11へホールインする。ハザードはロック4、7、15及びデザート5、14、16及びリバー3、8、10があり、それに、ボールが触れるか、入ったら、打点数を加算する。ボーナスは善行賞2、13、努力賞9、17があり、それに、ボールが入ったら、打点数を減免する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】1 鶏卵型ボールの長軸を含む垂直断面、2 短軸を含む垂直断面の右側面図、 3 長軸を含む水平断面の上面図 、と4 長立方形、 5楕円球 の錘の埋設場所を示す。
【図2】6 楕円球型ボールの長軸を含む垂直断面、7 短軸を含む垂直断面の右側面図、 8 長軸を含む水平断面の上面図、と9 円筒型と10 円球の錘の埋設場所を示す。
【図3】鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールの中へ埋設する錘の形状、鶏1 卵型球、2 楕円球 、3 紡錘型球 、4 円球 、5 カプセル型球、6 円柱型、7 長立方形 、8 三角柱を示す。
【図4】偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボールを打球する1 ストックと、2 握り部の両端の、4,3 ボールを打球する円形打球板を示す。
【図5】エッグゴルフのプレー場の用具の配置を図示する。〔0015〕で用具名は説明済
【図6】エッグゴルフでプレーして楽しんでいるイラスト
【符号の説明】
【0019】
図1の1 鶏卵型ボールの長軸を含む垂直断面、
2 短軸を含む垂直断面の右側面図、
3 長軸を含む水平断面の上面図 、
4 長立方形の錘
5 楕円球 の錘
図2 楕円球型ボールの断面図、
6 長軸を含む垂直断面、
7 短軸を含む垂直断面の右側面図、
8 長軸を含む水平断面の上面図、
9 円筒型の錘
10 円球の錘
図3は鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール及び円球ボールの中へ埋設する錘の形状、
1鶏卵型球、2楕円球 、3紡錘型球、4円球 、5 カプセル型球、6円柱型、7長立方形 、8 三角柱を示す
図4は円球ボールを打球する
1 ストック
2 ストックの握り部、
3,4 ボールを打球する円形打球板
図5 エッグゴルフのプレー場に配置せる用具名
1 ノースポール、
2 ボーナス
12 ウエストべ−ス、
6 イーストベース
11 サウスポール
4、7、15 ロック、
5、14、16 デザート
3、8、10 リバー
9,17 努力賞
図6 エッグゴルフでプレーして楽しんでいるイラスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似形の球型ボール、の内充実体の特定せる1箇所乃至は複数箇所に設置する錘の個数は、1個乃至複数個とする事と、錘の比重は鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似形の球型ボール、の内充実体より比重が重いか、又は軽い材質である事と、錘の形態は鶏卵型球、乃至は楕円球、紡錘球、円球、円筒形、長立法形、及び、それらに近似の形である事と、その錘の長軸の傾きは特定せる傾きを維持する如く、設置埋没した内部構造である事を必要条件とする、偏重心を有する鶏卵型ボール乃至は楕円球型ボール、円球ボール、および近似形の球型ボール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−50606(P2009−50606A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−222165(P2007−222165)
【出願日】平成19年8月29日(2007.8.29)
【出願人】(502359046)信愛商事株式会社 (6)