説明

充電装置

【課題】電子機器の装着時における接点の移動の安定性を向上させた充電装置を提供する。
【解決手段】電子機器1が装着される装着台20と、電子機器1が装着台20に装着されることにより未装着位置から装着位置に移動するレバー部材40と、レバー部材40を装着位置から未装着位置に向け移動付勢するばね部材62と、レバー部材40に設けられておりレバー部材40が装着位置に移動した際に装着台20の壁部22aから突出して電子機器1の電極2に接続される接点61とを有する充電装置であって、ばね部材62として圧縮ばねを用いると共に、レバー部材40の接点61の配設位置においてばね部材62が壁部22aと対向するよう配設した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は充電装置に係り、特に電子機器が装着されることにより接点が変位して電子機器の電極に接続する構成とされた充電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末装置に代表されるような電子機器は充電池を内蔵しており、この充電池に充電を行うことによりこれを電源とするものが多用されている。この種の電子機器に対して充電を行う場合、充電装置(クレドール)が用いられる。そして、電子機器を充電装置の装着台に装着し、充電装置の充電用の接点を電子機器に設けられた充電用の電極に接続し、これにより充電を行う構成とされている。
【0003】
また、充電装置に設けられる充電用の接点が装着台から露出した状態では、接点が外力等により変形した場合、接点同士(通常、接点は2個設けられている)が短絡したり、また電子機器の電極に適正に接続することができなくなる。
【0004】
このため充電装置では、電子機器が充電装置に装着された時にのみ接点を装着台から突出させる接点移動機構が設けられている。従来、この接点移動機構は支軸を中心として回転可能な構成とされており、一端部に装着される電子機器と係合する突起部が形成されると共に他端部に接点が配設されたレバー部材を有している。このレバー部材は、ばね部材により突起部が装着台から突出する方向に付勢されており、突起部が装着台から突出した状態(以下、未装着状態という)では、レバー部材の他端部に設けられた接点は、装着台の内側に隠れた状態となっている。
【0005】
この未装着状態から装着台に電子機器が装着されると、突起部が電子機器に押圧されることによりレバー部材がばね部材の弾性力に抗して回転を行う。これにより、突起部が装着台の内部に移動すると共に、レバー部材の他端部に配設された端子が移動して装着台から突出し、これにより電子機器の電極と接続される構成とされていた(この状態を装着状態という)。また、この装着状態より電子機器を充電装置の装着台から取り外すと、前記のばね部材の弾性復元力によりレバー部材は移動を行う、再び未装着状態に戻る構成とされていた(特許文献1,2,3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−177853号公報
【特許文献2】特開2006−050789号公報
【特許文献3】特開2005−168105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように接点移動機構を設けた充電装置では、接点と共にレバー部材を移動付勢するばね部材を設ける必要がある。従来では、ばね部材をレバー部材の回転支軸に配設すると共に、接点はレバー部材の端部に配設する構成とされていた。このため、ばね部材はトーションばねとする必要があり、レバー部材の経時的な回転動作によりへたりが発生しやすいという問題点があった。
【0008】
ばね部材にへたりが発生した場合、電子機器を装着しても接点が装着台から突出しなくなったり、逆に接点が装着台から突出したままの状態となり、接点の移動安定性が低下してしまう。よって、接点と電子機器の電極が適正に接続されない場合が生じ、充電装置の信頼性が低下してしまう。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電子機器の装着時における接点の移動の安定性を向上させた充電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題は、第1の観点からは、
電子機器(1)が装着される装着台(20)と、
前記電子機器(1)が前記装着台(20)に装着されることにより、未装着位置から装着位置に移動するレバー部材(40)と、
前記レバー部材(40)を前記装着位置から未装着位置に向け移動付勢するばね部材(62)と、
前記レバー部材(40)に設けられており、前記レバー部材(40)が前記装着位置に移動した際、前記装着台(20)の壁部(22a)から突出して前記電子機器(1)の電極(2)に接続される接点(61)とを有する充電装置であって、
前記ばね部材(62)として圧縮ばねを用いると共に、
前記ばね部材(62)を前記レバー部材(40)の前記接点(61)の配設位置に前記壁部(22a)と対向するよう配設したことを特徴とする充電装置により解決することができる。
【0011】
なお、上記参照符号は、あくまでも参考であり、これによって、特許請求の範囲の記載が限定されるものではない。
【発明の効果】
【0012】
開示の充電装置によれば、ばね部材として圧縮ばねを用いることによりばねのへたりの発生を抑制できると共に、ばね部材と接点が近接して配設されるため充電装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の一実施形態である充電装置の分解斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施形態である充電装置の斜視図であり、(A)は電子機器の未装着状態を示す図であり、(B)は装着状態を示す図である。
【図3】図3は、レバー部材を拡大して示す斜視図である。
【図4】図4は、ばねユニットを拡大して示す斜視図である。
【図5】図5は本発明の一実施形態である充電装置の要部を拡大して示す縦断面図であり、(A)は電子機器の未装着状態を示す図であり、(B)は装着状態を示す図である。
【図6】図6は本発明の一実施形態である充電装置の要部を拡大して示す断面斜視図であり、(A)は電子機器の未装着状態を示す図であり、(B)は装着状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0015】
図1及び図2は、本発明の一実施形態である充電装置10の全体構成を説明するための図である。図1は充電装置10の分解斜視図であり、図2は充電装置10の外観を示す斜視図である。
【0016】
この充電装置10には電子装置1が装着され、この装着状態において電子装置1に対して充電を行うものである。具体的には、電子装置1には充電用の電極2(図2参照)が設けられており、この電極2に充電装置10の接点61が接続することにより、電子装置1に対して充電を行う構成とされている。以下、充電装置10の詳細について説明する。
【0017】
充電装置10は、装着台20と接点移動機構30とを有している。装着台20は、上部半体20Aと下部半体20Bとにより構成されており、この各半体20A,20Bを組み合わせ固定することにより装着台20が構成される。この装着台20は、例えば硬質の樹脂により形成されている。
【0018】
上部半体20Aは、電子装置1が装着される装着凹部21が形成されている。また、上部半体20Aにはこの装着凹部21を挟むように立設部22,23が形成されている。電子装置1が装着凹部21に装着された際、電子装置1はこの一対の立設部22,23により挟持される。また、電子装置1の装着台20に対する装着性を高めるため、装着凹部21の底面21aは所定の角度を有した傾斜面とされている。
【0019】
また、底面21aの所定位置には開口部24が形成されている。この開口部24には、後述するレバー部材40の突起部44が配設される。
【0020】
立設部22の壁部22aには、一対の接点窓25が形成されている。後述する接点61は、この接点窓25から装着凹部21内に突出し、電子装置1の電極2と接続される(この詳細については、後述する)。また、上部半体20Aの側壁27の内壁には、後述するレバー部材40の支軸部43を軸承する軸受け部(図に表れず)が形成されている。
【0021】
下部半体20Bは、その内部にボス26が形成されている。このボス26には、図示しないねじにより基板80が固定される。この基板80には、後述する接点移動機構30を構成するばねユニット60のリード部63が接続される。
【0022】
接点移動機構30は、上記した装着台20の内部に配設される。接点移動機構30は、図3に拡大して示すように、レバー部材40及びばねユニット60を有した構成とされている。
【0023】
レバー部材40は樹脂成型品でありレバー本体41、ユニット装着部42、及び支軸部43等を一体的に形成した構成とされている。また、レバー本体41とユニット装着部42は支軸部43を中心として所定角度をなしており、よってレバー部材40は側面視で略L字形状を有している。
【0024】
レバー本体41には、突起部44が形成されている。また、ユニット装着部42はばねユニット60を装着するための装着穴45が形成されている。また、レバー本体41とユニット装着部42との境界部に形成された支軸部43は、側壁部27の内部に形成された軸受け部に軸承される。これにより、レバー部材40は支軸部43を中心として回転可能な構成となる。
【0025】
ばねユニット60は導電性及びばね性を有する金属線よりなり、図4に拡大して示すように、接点61、円錐コイルばね62、及びリード部63等を一体的に形成した構成とされている。
【0026】
接点61は、電子装置1が装着台20に装着された際に電子装置1の電極2に接続される。この接点61は、後述する円錐コイルばね62と接続される接続部64から直線状に延出する延出部61aと、この延出部61aの先端部を折曲形成することにより端子構造とした接触部61bとにより構成されている。この接点61は、上部半体20Aの壁部22aに形成された接点窓25に挿入脱可能な構成とされている。
【0027】
円錐コイルばね62は、前記した金属線を円錐状に巻回した構造を有している。この円錐コイルばね62は、装着状態において壁部22aと対向する側の直径が、レバー部材40のユニット装着部42に装着される側の直径に対して大きくなるよう設定されている。
【0028】
この円錐コイルばね62の小径側の端部は、接続部64において前記した接点61(延出部61a)と接続している。また、円錐コイルばね62の大径側の端部は、リード部63が設けられている。このリード部63は下方に延出しており、基板80に接続(はんだ付け)される。これにより、接点61は、円錐コイルばね62及びリード部63を介して基板80と電気的に接続された構成となる。
【0029】
上記の円錐コイルばね62は、本実施形態では圧縮ばねを構成している。また、前記した接点61は、円錐形状を有した円錐コイルばね62内の中心位置(軸位置)に位置するよう構成されている。
【0030】
円錐コイルばね62をレバー部材40に取り付けるには、接続部64をユニット装着部42の装着穴45に装着(嵌着)する。図1及び図3に示すように、レバー部材40に対してばねユニット60は2個配設される。この一対のばねユニット60がレバー部材40に配設された状態で、一方のばねユニット60のリード部63はレバー本体41に形成された挿通穴46を挿通して基板80に接続され、他方のばねユニット60のリード部63はレバー本体41の外側部を通り基板80に接続される(図3参照)。
【0031】
図5(A)及び図6(A)は、接点移動機構30を装着台20に装着した状態を示している。
【0032】
装着台20を接点移動機構30に装着した状態で、円錐コイルばね62は壁部22aとユニット装着部42との間に配設されている。よって、円錐コイルばね62は、壁部22aと対向するよう配設される。
【0033】
この取付け状態おいて、円錐コイルばね62の小径側の端部(図5における右側)はユニット装着部42に取り付けられ、ユニット装着部42の大径側の端部(図5における左側)は上部半体20Aを構成する壁部22aの内面と当接するよう配設される。
【0034】
また取付け状態おいて、円錐コイルばね62はレバー部材40を支軸部43を中心として図5における時計方向(矢印B2方向)に回転するよう弾性力を付勢している。しかしながら、レバー本体41が底面21aの背面と当接することにより、レバー部材40のそれ以上の回転が規制されている。
【0035】
電子装置1が充電装置10に装着されていない状態(図2(A)、図5(A)、及び図6(A)に示す状態)では、レバー部材40は前記のように矢印B2方向に回転した位置に移動している。以下、電子装置1が充電装置10に装着されていない状態を未装着状態といい、また未装着状態におけるレバー部材40の位置を未装着位置というものとする。
【0036】
この未装着状態では、レバー部材40に形成された突起部44は、開口部24から底面21aの上部に突出した構成となっている。また、ユニット装着部42も矢印B2方向に変位しており、よって壁部22aとユニット装着部42の間は、大きく離間した状態となっている。従って、壁部22aとユニット装着部42との間に配設される円錐コイルばね62は、伸長した状態となっている。
【0037】
ここで、レバー部材40が未装着位置にある状態における、接点61及び円錐コイルばね62の長さに注目する。
【0038】
いま、接点61の長さをL1とし、円錐コイルばね62の長さをL2とし、壁部22aの厚さL3とする(図5参照)。本実施形態では、レバー部材40が未装着位置における接点61の長さL1、円錐コイルばね62の長さL2、及び壁部22aの厚さL3が、L2<L1<(L2+L3)となるよう設定している。
【0039】
上記構成とすることにより、未装着状態では接点61が円錐コイルばね62の大径側の端部から突出した状態となる。よって未装着状態において、ばねユニット60の接点61は、その一部が壁部22aに形成された接点窓25に入り込んだ状態となる。しかしながら、接点61の長さL1は円錐コイルばね62の長さL2と壁部22aの厚さL3とを加算した長さ(L2+L3)よりも小さいため、未装着状態では接点61は接点窓25から装着凹部21内に突出するようなことはない(図2(A),図5(A),図6(A)参照)。
【0040】
次に、上記構成とされた充電装置10に対し、電子装置1が装着された時の動作について説明する。
【0041】
図2(A)に示すように、電子装置1は充電装置10の装着台20に対し上部から装着される。以下、電子装置1が充電装置10に装着された状態を装着状態という。
【0042】
装着状態では、図2(B)に示すように、電子装置1は装着台20の装着凹部21内に位置しており、一対の立設部22,23に挟持された構成とされている。また、電子装置1が装着凹部21内に装着されることにより、底面21aから突出していたレバー部材40の突起部44は、下方に向け押圧される。これによりレバー部材40は図5における反時計方向(矢印B1方向)に回転付勢され、よって円錐コイルばね62の弾性力に抗してレバー部材40はB1方向に回転する。
【0043】
図2(B),図5(B),及び図6(B)は、突起部44が装着される電子装置1に押圧され、底面21aと略同一高さとなる位置までレバー部材40が回転した状態を示している。以下、この装着状態におけるレバー部材40の位置を装着位置というものとする。
【0044】
レバー部材40が未装着位置から装着位置に移動することにより、ユニット装着部42もB1方向に回転移動する。これにより、ユニット装着部42は円錐コイルばね62の小径側の端部を壁部22aに向け押圧する。従って、円錐コイルばね62は弾性力を蓄成しつつ収縮する。
【0045】
これに対し、接点61はユニット装着部42から略直角方向に延出した構成とされている。このため、ユニット装着部42がB1方向に移動することにより、接点61の先端部は接点窓25から装着凹部21の内部に突出した状態となる。この接点窓25の形成位置は、装着台20に装着された電子装置1の電極2の形成位置と対応するよう設定されている。
【0046】
よって、接点61が接点窓25から突出することにより、接点61は電子装置1の電極2に圧接されて電気的に接続する。この際、前記のように未装着状態において接点61の先端部の一部は接点窓25に挿入された状態であるため、レバー部材40が未装着位置から装着位置に移動する時に接点61は壁部22aと衝突することなく円滑に接点窓25から突出することができる。
【0047】
上記の装着状態にある電子装置1が充電装置10から取り外されると、円錐コイルばね62はレバー部材40を装着位置から未装着位置に向け移動付勢しているため、レバー部材40は装着位置から未装着位置に向けた回転(矢印B2方向への回転)を開始する。そして、再びレバー本体41が底面21aと当接することにより、レバー部材40の移動は規制され充電装置10は装着前状態となる。
【0048】
上記のように本実施形態に係る充電装置10は、レバー部材40を装着位置から未装着位置に戻す駆動力として円錐コイルばね62に蓄成される弾性力を用いている。
【0049】
従来ではレバー部材を装着位置から未装着位置に戻すばねとしては接点と別個にトーションばねを用い、このトーションばねをレバー部材の支軸部に配設した構成としていた。しかしながら、この構成では部品点数が増大して充電装置が大型化してしまうことは前述した通りである。
【0050】
これに対して本実施形態に係る充電装置10は、接点61と円錐コイルばね62を一体化したばねユニット60を用いているため、部品点数の削減を図れると共に充電装置10の小型化を図ることができる。
【0051】
また、従来のようにトーションばね(捩じりばね)を用いてレバー部材を装着位置から未装着位置に戻す構成では、トーションばねを構成するばね線材の軸方向への伸縮荷重が大きく、よってばね径が大きなって“へたり”が発生する。これに対して本実施形態のように円錐コイルばね62を用いた場合、荷重はばね軸に垂直方向に印加され、ばね線材の軸方向へ伸縮荷重が印加されることはない。このため、円錐コイルばね62を用いることにより、“へたり”が発生することを防止できる。
【0052】
更に、トーションばね(捩じりばね)を用いてレバー部材を装着位置から未装着位置に戻す構成では、トーションばねをレバー部材の最も応力が印加される支軸部に配設する必要がある。よって、レバー部材を確実に装着位置から未装着位置に戻すためには剛性が高い太い線材を用いる必要がある。
【0053】
しかしながら、この構成とした場合にはレバー部材の回転がトーションばねのばね力により阻害されるため、電子装置の装着時におけるレバー部材の回転が円滑に行われないおそれがある。逆に、レバー部材の回転を円滑にするために剛性の低い細い線材よりなるトーションばねを用いる必要がある。しかしながら、最も応力が印加される支軸部に細い線材よりなるトーションばねを設けた構成では、トーションばねが比較的短時間でへたってしまい、充電装置の信頼性が低下してしまう。
【0054】
これに対して本実施形態に係る充電装置10は、円錐コイルばね62が支軸部43ではなく、接点61の配設位置(即ち、ユニット装着部42の支軸部43から離間した位置)に設けられているため、レバー部材40の回転を確実に行うためにばねユニット60を越構成する線材として比較的細い線材(例えば、φ0.15mmのピアノ線)を用いても、円錐コイルばね62に“へたり”が発生することを防止することができる。
【0055】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
【符号の説明】
【0056】
1 電子機器
2 電極
10 充電装置
20 装着台
22,23 立設部
22a 壁部
24 開口部
25 接点窓
30 接点移動機構
40 レバー部材
41 レバー本体
42 ユニット装着部
43 支軸部
44 突起部
60 ばねユニット
61 接点
62 円錐コイルばね
63 リード部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器が装着される装着台と、
前記電子機器が前記装着台に装着されることにより、未装着位置から装着位置に移動するレバー部材と、
前記レバー部材を前記装着位置から未装着位置に向け移動付勢するばね部材と、
前記レバー部材に設けられており、前記レバー部材が前記装着位置に移動した際、前記装着台の壁部から突出して前記電子機器の電極に接続される接点とを有する充電装置であって、
前記ばね部材として圧縮ばねを用いると共に、
前記ばね部材を前記レバー部材の前記接点の配設位置に前記壁部と対向するよう配設したことを特徴とする充電装置。
【請求項2】
前記ばね部材と前記接点とを一体的に形成し、
前記ばね部材を円錐状に巻回した円錐コイルばねとし、
前記接点を該円錐コイルばね内の中心位置に配設したことを特徴とする充電装置。
【請求項3】
前記レバー部材が前記未装着位置に位置している時における前記接点の長さをL1とし、前記ばね部材の長さをL2とし、前記壁部の厚さL3とした時、L2<L1<(L2+L3)となるよう設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の充電装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−227991(P2012−227991A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90765(P2011−90765)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000006220)ミツミ電機株式会社 (1,651)
【Fターム(参考)】