説明

光の特性の周波数計数への変換

【課題】実施形態において、本発明は光電デバイスの光の特性を測定する方法を提供する。
【解決手段】コンデンサ110が第1の電圧が得られるまでスイッチ108を通じて充電される。コンデンサが第1の電圧まで充電されると、コンデンサに接続されたスイッチが開き、コンデンサは、光の特性の影響を受けると電流を伝導する光電デバイス102を通じて、第2の電圧が得られるまで放電される。コンデンサは、コンデンサ上の電圧の周波数が決定されるまで前述のように充電および放電される。コンデンサ上の電圧の周波数が決定されると、コンデンサ上の電圧の周波数に比例した電気信号が生成される。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
様々なデバイスが光の特性を電気信号に変換することを必要とする。これらのデバイスは、周辺光測定、製品の光吸収/反射、写真機材、比色分析、化学分析器、および光強度の広ダイナミックレンジおよび/または高分解能デジタル測定を必要とする表示コントラスト制御機構または任意のシステムなどの用途にしばしば使用される。他の用途として、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、フラットパネルテレビジョン、携帯電話、デジタルカメラ、街路灯制御、保安灯、日光集光、マシンビジョン、および自動車計器群が挙げられる。
【0002】
光の特性の電気特性への変換を必要とするデバイスは、単一のモノリシックIC(集積回路)上で光検出、信号処理、およびA/D(アナログからデジタル)変換の機能を実行することができる。デバイスは、光強度をマイクロコントローラ用のデジタル形式に変換することができる。特定の光周波数を検出するためにカラーセンサが使用されることがある。デジタル出力を有するカラーセンサには、多くの場合、パイプラインA/D変換が利用される。これらのデバイスは、ICまたはプリント回路基板上に大きな面積を必要とする場合が多い。必要とする面積が大きいことに加えて、これらのデバイスは大量の電力を消費する場合が多い。
【0003】
センサ、例えば、フォトダイオードとA/D変換器との間には、アナログ信号処理を必要とする場合が多い。センサとA/D変換器との間にアナログ信号処理を有する結果、検出速度が低下することになる。
【発明の開示】
【0004】
本発明の実施形態は、光強度を可変周波数の「鋸歯状」電圧波形に変換する。本実施形態において、フォトダイオードからの光電流は、コンデンサおよび比較器によって「鋸歯状」電圧波形に変換される。本実施形態において、「鋸歯状」電圧波形周波数は、光強度に比例して変化する。本実施形態において、周波数変換器が「鋸歯状」電圧波形周波数を光の強さを表わす電気信号に変換する。本例における電気信号は、アナログ電気信号またはデジタル電気信号であってよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
図1は、光の特性を電気信号に変換するデバイス100の実施形態の回路図である。光の特性は、光の強さおよび光の周波数を含むが、これらに限定されない。本実施形態において、コンデンサC1(110)は、GNDおよびノードVCAP116に電気的に接続される。電気スイッチS1(108)は、電圧基準VREF1(112)、COMPOUT118、およびVCAP116に電気的に接続される。光電デバイス102は、GNDおよびVCAP116に電気的に接続される。比較器106は、VCAP116に接続された第1の電気入力122、電圧基準VREF2(114)に接続された第2の電気入力124、およびノードCOMPOUT118に接続された電気出力126を有する。ノードVCAP116は周波数カウンタ104の電気的入力128に接続され、周波数カウンタ104の出力130はノードFC_OUT120に接続される。図1において、充電/放電デバイスはボックス132によって表わされる。
【0006】
図1における本発明の実施形態を参照すると、スイッチS1(108)が閉じると、コンデンサC1(110)は電圧基準VREF1(112)まで充電される。コンデンサC1(110)が電圧基準VREF1(112)まで充電されると、比較器106の第1の入力122の電圧は電圧基準VREF1(112)となる。基準VREF2(114)の電圧は、VREF1(112)の電圧よりも低くなるように選定される。比較器106の第1の入力122がVREF1(112)まで充電されると、比較器106の出力126はノードCOMPOUT118を「オフ」に駆動する。ノードCOMPOUT118は「オフ」であるため、スイッチS1(108)は開かれる。スイッチS1(108)が開かれる、ノードVCAP116は電圧基準VREF1(112)に接続されない。
【0007】
スイッチS1(108)が開き、電圧基準VREF1(112)がノードVCAP116に接続されていない状態で、コンデンサC1(110)は光電デバイス102を通じて放電を開始する。光電デバイス102、例えば、フォトダイオードは光の特性によって光電デバイス102に電流を伝導するので、コンデンサC1(110)を放電する。光電デバイス102を通じて伝導する電流は、コンデンサC1(110)を放電する。光電デバイス102を通じて伝導する電流は、光の強さ、光の周波数、または光の他の特性によって生じ得る。
【0008】
ノードVCAP116の電圧が電圧基準VREF2(114)の電圧を下回るまで放電されると、比較器106の出力126は「オン」になる。ノードCOMPOUT118が「オン」になると、スイッチS1(108)は閉じられる。スイッチS1(108)が閉じると、ノードVCAP116は電圧基準VREF1(112)に電気的に接続される。VCAP116が電圧基準VREF1(112)に電気的に接続されると、コンデンサC1(110)は充電を開始する。コンデンサC1(110)は、VREF1(112)の電圧に達するまで充電することになる。コンデンサC1(110)が、VREF1(112)の電圧に達すると、出力126は「オフ」に切り替わってスイッチS1(108)を開く。
【0009】
スイッチS1(108)を通じてのコンデンサC1(110)の充電、および光電デバイスを通じてのコンデンサC1(110)の放電は、ノードVCAP116の電圧をVREF2(114)とVREF1(112)の間でスイングを生じさせる。ノードVCAP116がVREF2(114)とVREF1(112)の間でスイングする周波数は、コンデンサC1(110)の大きさ、VREF1(112)とVREF2(114)の電圧差、および光電デバイスを通じて伝導される電流によって決定される。
【0010】
図2は、光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のタイミング図である。図2は、電圧と時間の2つのプロットを示す。プロット1では、電圧VCAP116が、コンデンサC1(110)を放電および充電している間の時間の関数としてプロットされる。プロット2では、ノードCOMPOUT118の電圧が、コンデンサC1(110)を放電および充電している間の時間の関数としてプロットされる。
【0011】
図2に示されるような位相1の間、ノードCOMPOUT118が「オン」である。本例における「オン」はノードCOMPOUT118がVDDであることを意味する。VDDは、比較器106に使用される電源の正値を表す。ノードCOMPOUT118がVDDであるとき、スイッチS1(108)は閉じて、VREF1(112)をコンデンサC1(110)に接続する。位相1の間、ノードVCAP116の電圧は、図2のプロット1に示されるように、VREF2(114)からVREF1(112)まで充電する。
【0012】
図2に示されるような位相2の間、ノードCOMPOUT118は「オフ」である。本例における「オフ」はノードCOMPOUT118がGNDであることを意味する。ノードCOMPOUT118がGNDであるとき、スイッチS1(108)は開いて、VREF1(112)をコンデンサC1から切り離す。位相2の間、コンデンサC1(110)の電圧VCAP116は、図2のプロット1に示されるように、光電デバイス102を通じて電圧VREF1(112)から電圧VREF2(114)まで放電される。位相1および2を繰り返すと、図2に示されるように、「鋸歯状」電圧波形202が生成される。「鋸歯状」波形202の周波数は、コンデンサC1(110)の大きさ、VREF1(112)とVREF2(114)の電圧差、および光電デバイス102を通じて伝導する電流によって決定される。
【0013】
コンデンサC1(110)の大きさが一定であり、VREF1(112)とVREF2(114)の電圧差が一定であるとき、「鋸歯状」波形202の周波数は、光電デバイス102を通じて伝導する電流の大きさに依存する。光電デバイス102を流れる電流が増加すると、「鋸歯状」波形202の周波数は増加する。光電デバイス102を流れる電流が減少すると、「鋸歯状」波形202の周波数は減少する。
【0014】
スイッチS1(108)は、様々なタイプのトランジスタを使って実現されてもよい。これらのトランジスタは、NFET(N型電界効果トランジスタ)トランジスタ、PFET(P型電界効果トランジスタ)トランジスタ、またはバイポーラトランジスタを含むが、これらに限定されない。スイッチとしてのこれらのトランジスタを「オン」にするために使用される絶対電圧は、各トランジスタによって異なる。例えば、PFETトランジスタを「オン」にするためには論理0が使用されてもよく、NFETトランジスタを「オン」にするためには論理1が使用されてもよい。
【0015】
図1に示される光電デバイス102は、様々なタイプの光電デバイスを用いて実現することができる。これらは、フォトダイオードおよびフォトセルを含むが、これらに限定されない。周波数カウンタ104の出力130は周波数が増加するにつれて大きさが増加してもよく、あるいは、周波数カウンタ104の出力130は、出力130を使用するシステムの要件により、周波数が増加するにつれて大きさが減少してもよい。出力、130は、アナログ電気信号、またはデジタル電気信号であってもよい。出力130は、光電デバイスによって生成される電流の大きさを表わす。VREF1(112)は、一定の電圧基準または一定の電流基準であってもよい。
【0016】
図3は、フォトダイオードを流れる電流が10nAである場合に光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のシミュレーションの周波数プロットである。プロットのY軸には電圧が表わされ、プロットのX軸には時間が表わされる。Y軸の電圧、VCAP116は、本例では0V〜1.8Vの範囲にある。ダイオード電流Ipは、本例では10nAである。「鋸歯状」電圧VCAP116の波形は、コンデンサC1(110)をVREF1(112)とVREF2(114)の電圧の間で充電および放電することによって生成される。この電圧、VCAP116、の波形の周波数は、ダイオード電流Ipの大きさに比例する。
【0017】
図4は、フォトダイオードを流れる電流が20nAである場合に光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のシミュレーションの周波数プロットである。プロットのY軸には電圧が表わされ、プロットのX軸には時間が表わされる。Y軸の電圧、VCAP116は、本例では0V〜1.8Vの範囲にある。ダイオード電流Ipは、本例では20nAである。「鋸歯状」電圧、VCAP116、の波形は、コンデンサC1(110)をVREF1(112)とVREF2(114)の電圧の間で充電および放電することによって生成される。この電圧、VCAP116、の波形の周波数は、ダイオード電流Ipの大きさに比例する。図4のダイオード電流Ipの大きさは図3のダイオード電流Ipの大きさよりも大きいため、図4に示される電圧、VCAP116、の波形の周波数は、図3に示される電圧、VCAP116、の波形の周波数よりも高い。
【0018】
図5は、フォトダイオードを流れる電流が50nAである場合に光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のシミュレーションの周波数プロットである。プロットのY軸には電圧が表わされ、プロットのX軸には時間が表わされる。Y軸の電圧、VCAP116は、本例では0V〜1.8Vの範囲にある。ダイオード電流Ipは、本例では50nAである。「鋸歯状」電圧、VCAP116、の波形は、コンデンサC1(110)をVREF1(112)とVREF2(114)の電圧の間で充電および放電することによって生成される。この電圧、VCAP116、の波形の周波数は、ダイオード電流Ipの大きさに比例する。図5のダイオード電流Ipの大きさは図3および4に示されるダイオード電流Ipの大きさよりも大きいため、図5に示される電圧、VCAP116、の波形の周波数は、図3および4に示される電圧波形の周波数よりも高い。
【0019】
図3、4、および5に示される電圧波形の周波数を比較すると、ダイオード電流Ipが増加すると電圧波形の周波数が増加することが分かる。これら3つの例では、コンデンサC1(110)の値が一定に保たれている。さらに、これらの例では、値VREF1(112)およびVREF2が一定に保たれている。C1(110)、VREF1(112)、またはVREF2(114)の値を変えると図3、4、および5に示される電圧波形の周波数が変化することは理解されよう。
【0020】
図6は、光の特性を電気信号に変換する方法の実施形態を示すフローチャートである。ボックス602は、ノードVCAP116の電圧が電圧基準VREF1(112)の電圧に達するまで、スイッチS1(108)を通じて充電されるコンデンサC1(110)を説明する。ボックス604は、ノードVCAP116の電圧が、電圧基準VREF1(112)の電圧に達すると、コンデンサC1(110)との接続が切り離されるスイッチS1(108)を説明する。ボックス606は、スイッチS1(108)が開かれた後、コンデンサC1(110)から、動作中の光電デバイス102を通じて放電を開始し、ノードVCAP116の電圧が基準電圧VREF2(112)を下回るまで、放電を継続するコンデンサC1(110)を説明する。ボックス608は、ノードVCAP116の電圧が基準電圧VFEF2(112)を下回ると、スイッチS1(108)がコンデンサC1(110)に対して閉じるときの状態を説明する。コンデンサC1(110)を電圧基準VREF1(112)の電圧まで充電し、ノードVCAP116の電圧が基準電圧VREF2(112)を下回るまでコンデンサC1(110)を放電するプロセスは、ノードVCAP116の電圧の周波数が決定されるまで繰り返される(610)。ノードVCAP116の電圧の周波数が決定されると(612)、周波数カウンタ104の出力130は、光電デバイス102を通じて伝導される電流に比例する電気信号FC_OUT120を出力する。電気信号FC_OUT120は、アナログ電気信号またはデジタル電気信号であってもよい。
【0021】
特に、本発明の実施形態の利点は、本実施形態がプロセスおよび温度の変動とほとんど無関係に動作することである。VREF1(112)およびVREF2(114)が同じ電圧基準から得られる場合、VREF1(112)およびVREF2(114)は互いにほぼ追従してVREF1−VREF2の差が一定となるため、プロセスおよび温度の変動に伴うこれらの変動がその動作に及ぼす影響は最小限になる。
【0022】
本発明の実施形態のもう1つの利点は、本実施形態がノイズとほとんど無関係に動作することである。VREF1(112)およびVREF2(114)が同じ電圧基準から得られる場合、ノードVREF1(112)およびVREF2(114)が生じるノイズは、このノイズがVREF1(112)およびVREF2(114)の両方にほぼ等しく生じるので、ほぼ相殺される。
【0023】
本発明の他の利点は、実施に極わずかな面積しか必要とせず、消費電力が他の同様のセンサデバイスよりも少ないことである。さらに、本発明の実施形態は精度を低下させることなく他の同様のセンサデバイスよりも高速で光強度を有意義な情報に変換する。
【0024】
先の記述は、図示および説明を目的として提示されている。これは、本発明を網羅するものでも開示された正確な形態に限定するものでもなく、上記の教示に照らして他の修正形態および変更形態が可能であり得る。適用可能な原理およびその現実的な用途を最適に説明し、それにより当業者が予想される具体的用途に適しているものとして様々な実施形態および様々な修正形態を最適に利用し得るように、例示的な実施形態が選定され説明されている。添付の特許請求の範囲は、先行技術によって制限される場合を除き、他の代替実施形態を含むものと解釈されるよう意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態の回路図である。
【図2】光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のタイミング図である。
【図3】フォトダイオードを流れる電流が10nAである場合に光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のシミュレーションの周波数プロットを示す図である。
【図4】フォトダイオードを流れる電流が20nAである場合に光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のシミュレーションの周波数プロットを示す図である。
【図5】フォトダイオードを流れる電流が50nAである場合に光の特性を電気信号に変換するデバイスの実施形態のシミュレーションの周波数プロットを示す図である。
【図6】光の特性を電気信号に変換する方法の実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0026】
102 光電デバイス
104 周波数カウンタ
106 比較器
108 電気スイッチ
110 コンデンサ
112 電圧基準VREF1
114 電圧基準VREF2
116 ノードVCAP

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光電デバイスと、
充電/放電デバイスと、
周波数カウンタと、
を備えるデバイスであって、
前記光電デバイスは前記充電/放電デバイスに電気的に接続されており、
前記充電/放電デバイスは前記周波数カウンタに電気的に接続されており、
前記光電デバイスに引き込まれる電流が前記充電/放電デバイスを放電するように、
前記充電/放電デバイスの充電および放電の周波数が前記周波数カウンタによって決定されるように、
前記周波数カウンタの出力が前記充電/放電デバイスの充電および放電の周波数に比例するように、
前記光電デバイスが光の特性を電流に変換する、
デバイス。
【請求項2】
前記充電/放電デバイスが、
コンデンサと、
第1の基準電圧と、
第2の基準電圧と、
を備え、
前記コンデンサは前記第1の基準電圧の電圧まで充電され、
前記コンデンサは前記光電デバイスに引き込まれる電流によって前記第2の基準電圧の電圧まで放電される、
請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
スイッチをさらに備え、
前記スイッチが閉じているとき、前記コンデンサは、前記第1の基準電圧の電圧まで充電され、
前記スイッチが開いているとき、前記コンデンサは、前記光電デバイスに引き込まれる電流によって前記第2の基準電圧の電圧まで放電される、
請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
比較器をさらに備え、
前記スイッチが閉じているとき、前記コンデンサは、前記第1の基準電圧の電圧まで充電され、前記スイッチは、前記比較器の第1の入力が前記第2の基準電圧の電圧を下回った場合に、前記比較器の出力が前記スイッチを電気的に閉じるようにして閉じられ、
前記スイッチが開いているとき、前記コンデンサは、前記光電デバイスに引き込まれる電流によって前記第2の基準電圧の電圧まで放電され、前記スイッチは、前記比較器の前記第1の入力が前記第1の基準電圧の電圧に達したとき、前記比較器の出力が前記スイッチを電気的に開くようにして開かれ、
前記第2の基準電圧は前記比較器の第2の入力に電気的に接続される、
請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記スイッチが、N−FETトランジスタ、P−FETトランジスタ、およびバイポーラトランジスタからなる群から選択される、請求項3に記載のデバイス。
【請求項6】
前記光電デバイスが、フォトダイオードおよびフォトセルからなる群から選択される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記光の特性が光強度である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
前記光の特性が周波数である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項9】
前記周波数カウンタの出力が、デジタル信号およびアナログ信号からなる群から選択される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
光の特性を測定する方法であって、
(a)コンデンサ上で第1の電圧が得られるまでスイッチを通じて前記コンデンサを充電するステップと、
(b)前記第1の電圧が得られたとき、前記コンデンサに接続された前記スイッチを開くステップと、
(c)光の特性の影響を受けた場合に電流を伝導する光電デバイスを通じて、前記コンデンサを、該コンデンサ上に第2の電圧が得られるまで放電するステップと、
(d)前記コンデンサ上の電圧の周波数が決定されるまで、前記ステップ(a)、(b)、および(c)を繰り返すステップと、
(e)前記コンデンサ上の電圧の周波数に比例する電気信号を生成するステップと、
を含む方法。
【請求項11】
比較器の第1の入力上の電圧が第1の基準電圧の電圧に等しくなると、前記比較器の出力によって前記スイッチが開かれる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
比較器の第1の入力上の電圧が第2の基準電圧の電圧を下回ると、前記比較器の出力によって前記スイッチが閉じられる、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記コンデンサ上の電圧の周波数が、周波数カウンタによって決定される、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記コンデンサ上の電圧の周波数の増加が、前記光電デバイスによって引き込まれる電流の増加を示す、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記コンデンサ上の電圧の周波数の減少が、前記光電デバイスによって引き込まれる電流の減少を示す、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
デバイスを備えるシステムであって、前記デバイスは、
光電デバイスと、
充電/放電デバイスと、
周波数カウンタと、
を有し、
前記光電デバイスは前記充電/放電デバイスに電気的に接続されており、
前記充電/放電デバイスは前記周波数カウンタに電気的に接続されており、
前記光電デバイスに引き込まれる電流が、前記充電/放電デバイスを放電するように、
前記充電/放電デバイスの充電および放電の周波数が、前記周波数カウンタによって決定されるように、
前記周波数カウンタの出力が、前記充電/放電デバイスの充電および放電の周波数に比例するように、
前記光電デバイスが光の特性を電流に変換する、
システム。
【請求項17】
前記充電/放電デバイスが、
コンデンサと、
第1の基準電圧と、
第2の基準電圧と、
を備え、
前記コンデンサは、前記第1の基準電圧の電圧まで充電され、
前記コンデンサは、前記光電デバイスに引き込まれる電流によって前記第2の基準電圧の電圧まで放電される、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
スイッチをさらに備え、
前記スイッチが閉じているとき、前記コンデンサは前記第1の基準電圧の電圧まで充電され、
前記スイッチが開いているとき、前記コンデンサは、前記光電デバイスに引き込まれる電流によって前記第2の基準電圧の電圧まで放電される、
請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
比較器をさらに備え、
前記スイッチが閉じているとき、前記コンデンサは、前記第1の基準電圧の電圧まで充電され、前記スイッチは、前記比較器の第1の入力が前記第2の基準電圧の電圧を下回る場合に、前記比較器の出力が前記スイッチを電気的に閉じるようにして、閉じられ、
前記スイッチが開いているとき、前記コンデンサは、前記光電デバイスに引き込まれる電流によって前記第2の基準電圧の電圧まで放電され、前記スイッチは、前記比較器の第1の入力が前記第1の基準電圧の電圧に達した場合に、前記比較器の出力が前記スイッチを電気的に開くようにして、開かれ、
前記第2の基準電圧は前記比較器の第2の入力に電気的に接続される、
請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記システムが、LEDディスプレイ、コンピュータ、フラットパネルディスプレイ、携帯電話、およびデジタルカメラからなる群から選択される、請求項16に記載のシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate