説明

光ケーブルの鋼帯剥取工具及び剥取工法

【課題】 被覆層を剥ぎ取って露出させた鋼帯を、効率的にかつ心線を破断する恐れなく剥ぎ取ることができる光ケーブルの鋼帯剥取工具及び剥取工法を提供する。
【解決手段】 光ファイバーからなる多数の心線を保持した心線部と、心線部の外周に巻き付けられた鋼帯8と、鋼帯8の外周を被覆する樹脂製の被覆層とを有する光ケーブルにおける鋼帯剥取工具10であって、当接・離間操作可能な一対の把持ブロック11、12を備え、両把持ブロック11、12の対向面21、22に、互いに当接したときに被覆層を剥ぎ取った光ケーブルが丁度嵌合する筒穴部を形成する保持溝24、25を形成するとともに、一方の把持ブロック11の筒穴部を形成する部分の側部に、鋼帯8の継ぎ目8aに先端が食込む刃28を装着した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ケーブルの鋼帯剥取工具及び剥取工法に関し、詳しくは心線部と樹脂製の被覆層との間に鋼帯が巻き付けられている光ケーブルにおける鋼帯を剥ぎ取るための工具とそれを用いた剥取工法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、光ケーブル1は、図7に示すように、軸心位置にピアノ線などからなる張力線4をインサートされ、外周部の周方向に複数のスロット5を形成された合成樹脂製の心線保持材3と、心線保持材3のスロット5内に収容保持された光ファイバーからなる多数の心線6とを有する心線部2と、心線部2の外周に不織布などのテープを螺旋状に複数層の巻き付けて形成されている吸水テープ層7と、吸水テープ層7の外周を被覆する樹脂製の被覆層9とを有する構成のものが一般に用いられていた。
【0003】
このような光ケーブル1が架空配線されている状態でその途中で分岐させる工事などを行う場合には、光ケーブル1の被覆層9を所定範囲にわたって剥ぎ取る必要がある。そのため従来は、光ケーブル1の長手方向に対して垂直な直刃状の刃物を半径方向に位置調整可能に配設した剥取工具を光ケーブル1に装着し、刃物の先端を被覆層9に食い込ませるとともにその位置を調整した後、剥取工具を光ケーブル1の回りに回転させて被覆層9をリング状に切断し、次いで所定間隔あけて同様にリング状に切断し、次いで別の剥取工具を光ケーブル1に装着してリング状の切断線間を軸心方向に切断した後、被覆層9を引き剥がすことで剥ぎ取っていた。
【0004】
しかし、上記従来の剥取工法では、作業が煩雑で工数が多くかかるため作業能率が悪く、しかも被覆層9に対する刃物の食い込み量が不足すると被覆層9を引き剥がすことができず、逆に食い込み量が少しでも過大になると心線6を破断して断線事故を発生してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、図8に示すように、光ケーブル1の外周面を四方から挟持した状態に装着することができ、かつ断面円弧状の刃物32が被覆層9に対して略接線方向に食い込みかつ光ケーブル1の軸心に対して斜めに傾斜した姿勢で装着されて成る剥取工具31を用い、光ケーブル1にこの剥取工具31を装着し、刃物32の食い込み量を予め求められている所定量に調整した後、剥取工具31を光ケーブル1の回りに回転させることによって、図9に示すように、被覆層9を略刃物幅で剥ぎ取りながら螺旋状に進行する剥取工法が提案されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、架空配線された光ケーブル1をキツツキなどの野鳥がつついて、被覆層9を突き破り、心線を破断させる事故が発生するなど、鳥害やその他の獣害による光ケーブルの断線事故が多発していることが分かったため、近年は、図6に示すように、帯状のステンレス鋼板などから成る鋼帯8を吸水テープ層7と被覆層9との間に介装した光ケーブル1が使用されるようになっている。なお、鋼帯8は、吸水テープ層7の外面上に光ケーブル1の長手方向に沿って配置し、両側から折り曲げて両側縁部を重ね合わせた状態で吸水テープ層7の外面に巻き付けられており、鋼帯8の両側縁部が重ね合わされている継ぎ目8aが長手方向にストレートに延びている。また、鋼帯8には、光ケーブル1の可撓性を確保するためにコルゲート状の凹凸が形成されている。
【0007】
このような鋼帯8を有する光ケーブル1においては、図8に示した剥取工具では、被覆層9を効率的に剥ぎ取ることはできても、図9に示すように、鋼帯8が露出した状態で残って心線部2を露出させることはできない。そのため、鋼帯8を効率的にかつ心線6を破断する恐れなく剥ぎ取る工具と工法の提供が要請されている。なお、上記従来の剥取工具と同様の直刃状の刃物を有する剥取工具を用いて鋼帯8をリング状に切断した後、継ぎ目8aから引き剥がして剥ぎ取ることもできるが、上記と同様に刃物の位置調整が難しく、心線6を破断して断線事故を発生してしまう恐れがあるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、被覆層を剥ぎ取って露出させた鋼帯を、効率的にかつ心線を破断する恐れなく剥ぎ取ることができる光ケーブルの鋼帯剥取工具及び剥取工法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の光ケーブルの鋼帯剥取工具は、光ファイバーからなる多数の心線を保持した心線部と、心線部の外周に巻き付けられた鋼帯と、鋼帯の外周を被覆する樹脂製の被覆層とを有する光ケーブルにおける鋼帯剥取工具であって、当接・離間操作可能な一対の把持ブロックを備え、両把持ブロックの対向面に、互いに当接したときに被覆層を剥ぎ取った光ケーブルが丁度嵌合する筒穴部を形成する保持溝を形成するとともに、一方の把持ブロックの筒穴部を形成する部分の側部に、鋼帯の継ぎ目に先端が食込む刃を装着したものである。
【0010】
この構成によると、一対の把持ブロックを離間させ、その間に被覆層を剥ぎ取った光ケーブルを挿入して保持溝の位置に位置決めし、一対の把持ブロックを接近させて対向面を当接させ、保持溝にて形成された筒穴部にて光ケーブルの鋼帯を嵌合保持し、その状態で筒穴部の側部位置で刃の先端を鋼帯の継ぎ目に当て、さらに強く回転させることで、筒穴部で鋼帯外周を保持した状態でその側部位置で鋼帯の継ぎ目を浮かせることができ、その後把持ブロックを元に戻すように回転させ、横にスライドさせて再び強く回転させて継ぎ目を浮かせるという動作を繰り返すことにより、所要区間の鋼帯の継ぎ目を浮かせることができ、その後ニッパなどの工具を用いて浮き上がった鋼帯を切断しつつ引き剥がすことにより、鋼帯を効率的にかつ心線を破断する恐れなく剥ぎ取ることができる。
【0011】
また、一方の把持ブロックの中央部を貫通するねじ軸の一端を他方の把持ブロックの中央部に固定し、一方の把持ブロックの対向面と反対面にねじ軸に螺合するナットを有する操作部を係合させ、各把持ブロックの両側部に互いに径の異なる保持溝を形成すると、操作部を軸回りに回転することで、一対の把持ブロックを容易に接近離間させることができ、またその操作部を持って光ケーブルの回りに回動させることで鋼帯の継ぎ目を容易に浮かせることができるので作業性が良く、また両側の保持溝の径を異ならせているので、1つの工具で複数の径の光ケーブルに共用することができる。
【0012】
また、本発明の光ケーブルの鋼帯剥取工法は、光ファイバーからなる多数の心線を保持した心線部と、心線部の外周に巻き付けられた鋼帯と、鋼帯の外周を被覆する樹脂製の被覆層とを有する光ケーブルにおける鋼帯剥取工法であって、被覆層を剥ぎ取られ鋼帯が露出した光ケーブルに、鋼帯の継ぎ目に先端が食込む刃を有するとともにその側部で鋼帯外周に丁度嵌合する剥取工具を装着する工程と、剥取工具を回転させて鋼帯の継ぎ目を浮かせる工程と、剥取工具を横にスライドさせた後回転させて鋼帯の継ぎ目を浮かせる動作を順次繰り返し、所定範囲の鋼帯の継ぎ目を浮かせる工程と、浮いた継ぎ目で鋼帯を切断して鋼帯を引き剥がす工程とを有するものであり、上記のように鋼帯を効率的にかつ心線を破断する恐れなく剥ぎ取ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、当接・離間操作可能な一対の把持ブロックの対向面に、互いに当接したときに被覆層を剥ぎ取った光ケーブルが丁度嵌合する筒穴部を形成する保持溝を形成するとともに、一方の把持ブロックの筒穴部を形成する部分の側部に、鋼帯の継ぎ目に先端が食込む刃を装着した鋼帯剥取工具を用いることによって、鋼帯の継ぎ目を容易に浮かせることができ、浮いた継ぎ目で鋼帯を切断して鋼帯を引き剥がすことにより、鋼帯を効率的にかつ心線を破断する恐れなく剥ぎ取ることができるという多大な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の光ケーブルの鋼帯剥取工具及び剥取工法の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
【0015】
図1において、10は光ケーブルの鋼帯剥取工具である。この鋼帯剥取工具10は、図6に示すように、軸心位置にピアノ線などからなる張力線4をインサートされ、外周部の周方向に複数のスロット5を形成された合成樹脂製の心線保持材3と、心線保持材3のスロット5内に収容保持された光ファイバーからなる多数の心線6とを有する心線部2と、心線部2の外周に不織布などのテープを螺旋状に複数層の巻き付けて形成されている吸水テープ層7と、吸水テープ層7の外周を被覆するように巻き付けられた鋼帯8と、鋼帯8の外周を被覆する樹脂製の被覆層9とを有する光ケーブル1において、被覆層9を剥ぎ取った後に、鋼帯8を剥ぎ取るための工具である。
【0016】
鋼帯剥取工具10は、一対の略直方体の把持ブロック11、12を備えている。一方の把持ブロック11の中央部には、ねじ軸13が貫通する貫通穴14が形成され、他方の把持ブロック12の中央部にねじ軸13のねじ部13aの一端部が螺合されるとともに把持ブロック12の側面から打ち込まれた固定ピン15にて把持ブロック12に固定されている。30は、把持ブロック11がねじ軸13回りに回転するのを防止しつつ把持ブロック12に向けて接近離間移動するのをガイドするガイドピンである。ねじ軸13の他端部にはねじ底径よりも小径の軸部13bが形成され、他端面にはストッパ16がねじ16aにて取付けられている。
【0017】
ねじ軸13の他端側には、ねじ軸13のねじ部13aに螺合するナット部17を一端部内周に形成した操作筒軸18の一端部が外嵌されている。この操作筒軸18の一端面は把持ブロック11の把持ブロック12とは反対側の面11bに係合し、その一端部内周のナット部17の他端にストッパ16が係合することで操作筒軸18の抜け止めがなされている。操作筒軸18には一端部外周を除いてその外面を覆うようにゴム若しくは合成樹脂製の握り部材19が装着されている。一対の把持ブロック11、12の間には、ねじ軸13の外周に外嵌させて比較的弱い圧縮ばね20が介装され、一対の把持ブロック11、12を離間付勢するように構成されている。
【0018】
かくして、一対の把持ブロック11、12は、通常圧縮ばね20にて離間しており、握り部材19を持って操作筒軸18を把持ブロック12側に押すことによって相互に接近し、ナット部17がねじ軸13のねじ部13aに当たったところで操作筒軸18を回転操作することによって一対の把持ブロック11、12をさらに接近させ、それらの対向面21、22が互いに当接した状態で保持するように構成されている。
【0019】
一対の把持ブロック11、12の対向面21、22におけるねじ軸13の両側位置にはそれぞれ、被覆層9を剥ぎ取った光ケーブル1が丁度嵌合する筒穴部23を形成する断面形状が半円形の保持溝24、25が形成されている。これらの保持溝24、25はねじ軸13の両側で互いに径を異ならせて形成されている。また、各保持溝24、25の一半部においては、対向面21、22に隣接しかつ保持溝24、25の長手方向に沿う把持ブロック11、12の一側面11a、12aにこれらの保持溝24、25を開放する切込部26が形成されている。そして、一方の把持ブロック11の一側面11aにおける切込部26に対応する位置に形成した凹部27に,鋼帯8の継ぎ目に先端が食込む刃28がボルト29にて装着されている。
【0020】
次に、以上の構成の光ケーブルの鋼帯剥取工具10を用いた鋼帯8の剥ぎ取り工程について、図1〜図5を参照して説明する。まず、図1に示すように、一対の把持ブロック11、12を離間させた状態で、図2に示すように、把持ブロック11、12の間に、図9に示した工程にて被覆層9を剥ぎ取り、鋼帯8を露出させた光ケーブル1を挿入し、露出させた鋼帯8の一端部を保持溝24、25間の位置に位置決めする。
【0021】
次に、操作筒軸18を他方の把持ブロック12に向けて圧縮ばね20の付勢力に抗して押し付け、さらに操作筒軸18を回転操作し、ナット部17をねじ軸13に沿って螺進させることで、一方の把持ブロック11を他方の把持ブロック12に接近させて一対の把持ブロック11、12の対向面21、22を当接させ、図3に示すように、保持溝24、25にて形成された筒穴部23を鋼帯8の外周に嵌合させて鋼帯8を保持するとともに、鋼帯8を保持した筒穴部23の側部に形成された切込部26に対応する位置に装着されている刃28の先端を鋼帯8の継ぎ目8aに当てる。
【0022】
次に、鋼帯剥取工具10を鋼帯8の回りに強く回転させることで、図4に示すように、筒穴部23で鋼帯8の外周を保持した状態で、その側部位置で刃28にて鋼帯8の継ぎ目8aを浮かせることができる。
【0023】
次に、鋼帯剥取工具10を一旦元に戻すように回転させた後横にスライドさせ、再び強く回転させて鋼帯8の継ぎ目8aを浮かせるという動作を繰り返し、図5に示すように、所要区間の鋼帯8の継ぎ目8aを浮かせる。その後、ニッパなどの工具(図示せず)を用いて浮き上がった鋼帯8を切断しつつ引き剥がす。以上の工程により、心線部2の心線6を破断する恐れなく、鋼帯8を効率的に剥ぎ取ることができる。
【0024】
また、本実施形態では、ねじ軸13の両側に、互いに径の異なる保持溝24、25を形成しているので、1つの鋼帯剥取工具10で複数の径の光ケーブル1の鋼帯8の剥ぎ取り作業に共用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明の光ケーブルの鋼帯剥取工具及び剥取工法は、当接・離間操作可能な一対の把持ブロックの対向面に、互いに当接したときに被覆層を剥ぎ取った光ケーブルが丁度嵌合する筒穴部を形成する保持溝を形成するとともに、一方の把持ブロックの筒穴部を形成する部分の側部に、鋼帯の継ぎ目に先端が食込む刃を装着した鋼帯剥取工具を用いることによって、鋼帯の継ぎ目を容易に浮かせることができ、浮いた継ぎ目で鋼帯を切断して鋼帯を引き剥がすことにより、鋼帯を効率的にかつ心線を破断する恐れなく剥ぎ取ることができるので、架空配線された鋼帯を有する光ケーブルの分岐工事に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の光ケーブルの鋼帯剥取工具の一実施形態を示し、(a)は縦断正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図2】同実施形態の鋼帯剥取工具を用いた鋼帯剥ぎ取りの第1工程を示す斜視図である。
【図3】同実施形態の鋼帯剥取工具を用いた鋼帯剥ぎ取りの第2工程を示す斜視図である。
【図4】同実施形態の鋼帯剥取工具を用いた鋼帯剥ぎ取りの第3工程を示す斜視図である。
【図5】同実施形態の鋼帯剥取工具を用いた鋼帯剥ぎ取りの第4工程を示す斜視図である。
【図6】本発明の対象の光ケーブルの構造を示し、(a)は部分破断正面図、(b)は断面図である。
【図7】従来例の光ケーブルの構造を示し、(a)は部分破断正面図、(b)は断面図である。
【図8】光ケーブルの被覆層を剥離する被覆剥離工具の斜視図である。
【図9】同被覆剥離工具による被覆層の剥離工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 光ケーブル
2 心線部
6 心線
8 鋼帯
8a 継ぎ目
9 被覆層
10 鋼帯剥取工具
11 一方の把持ブロック
12 他方の把持ブロック
13 ねじ軸
17 ナット部
18 操作筒軸(操作部)
21、22 対向面
23 筒穴部
24、25 保持溝
28 刃

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバーからなる多数の心線を保持した心線部と、心線部の外周に巻き付けられた鋼帯と、鋼帯の外周を被覆する樹脂製の被覆層とを有する光ケーブルにおける鋼帯剥取工具であって、当接・離間操作可能な一対の把持ブロックを備え、両把持ブロックの対向面に、互いに当接したときに被覆層を剥ぎ取った光ケーブルが丁度嵌合する筒穴部を形成する保持溝を形成するとともに、一方の把持ブロックの筒穴部を形成する部分の側部に、鋼帯の継ぎ目に先端が食込む刃を装着したことを特徴とする光ケーブルの鋼帯剥取工具。
【請求項2】
一方の把持ブロックの中央部を貫通するねじ軸の一端を他方の把持ブロックの中央部に固定し、一方の把持ブロックの対向面と反対面にねじ軸に螺合するナットを有する操作部を係合させ、各把持ブロックの両側部に互いに径の異なる保持溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の光ケーブルの鋼帯剥取工具。
【請求項3】
光ファイバーからなる多数の心線を保持した心線部と、心線部の外周に巻き付けられた鋼帯と、鋼帯の外周を被覆する樹脂製の被覆層とを有する光ケーブルにおける鋼帯剥取工法であって、被覆層を剥ぎ取られ鋼帯が露出した光ケーブルに、鋼帯の継ぎ目に先端が食込む刃を有するとともにその側部で鋼帯外周に丁度嵌合する剥取工具を装着する工程と、剥取工具を回転させて鋼帯の継ぎ目を浮かせる工程と、剥取工具を横にスライドさせた後回転させて鋼帯の継ぎ目を浮かせる動作を順次繰り返し、所定範囲の鋼帯の継ぎ目を浮かせる工程と、浮いた継ぎ目で鋼帯を切断して鋼帯を引き剥がす工程とを有することを特徴とする光ケーブルの鋼帯剥取工法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−251260(P2006−251260A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−66465(P2005−66465)
【出願日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(591083772)株式会社永木精機 (65)
【出願人】(593021150)株式会社つうけん (4)
【Fターム(参考)】