説明

光合成微細藻類培養装置

【課題】光合成微細藻類の沈降や堆積を確実に防止できる光合成微細藻類培養装置を提供する。
【解決手段】光合成微細藻類と培養液の混合液Cを収容し当該光合成微細藻類を培養するための培養槽1において、培養槽1の底部から上方の一定位置に離間して位置した状態で、混合液Cを吸引し、培養槽1の底部に向かって排出し当該底部の光合成微細藻類を撹拌する撹拌装置2により、液位にかかわらず、培養槽1の底部に十分な撹拌力を与える。また、撹拌装置2を混合液C中で移動させる移動手段により、撹拌装置2を移動させ、培養槽1の全域を満遍なく撹拌する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光合成微細藻類を培養するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化の元凶である二酸化炭素を光合成反応により吸収して固定化する微細生物として光合成微細藻類が注目されている。光合成微細藻類は、培養液を収容する培養槽又は培養池を具備する装置で培養され、光合成反応が促進される。このような培養装置では、光合成微細藻類と培養液の混合液を撹拌することで、培養された光合成微細藻類の沈降や堆積に伴う腐敗を防止し生産性を高めることが求められる。そして、培養液の撹拌を効果的に行うことができる装置として、混合液を撹拌しながら航行する撹拌浮揚体を具備するものが知られている。この撹拌浮揚体は、液面に浮揚するボート型の浮揚体の下部に、撹拌用と推進用を兼ねるプロペラを有する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平6−3098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記装置にあっては、培養槽又は培養池の底部を十分に撹拌できず、光合成微細藻類の沈降や堆積を防止できない場合があった。例えば、雨天の影響で培養槽又は培養池の液位が高くなると、プロペラと培養槽又は培養池の底部との距離が長くなり、培養槽又は培養池の底部までプロペラによる撹拌力が及ばない場合があった。一方、晴天により培養液が蒸発し、培養槽又は培養池の液位が低くなると、プロペラと培養槽又は培養液の底部とが接触してしまい、航行不能となる場合があった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、安定且つ十分な撹拌により、光合成微細藻類の沈降や堆積を確実に防止できる光合成微細藻類培養装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による光合成微細藻類培養装置は、光を吸収し二酸化炭素を取り込み光合成を行う光合成微細藻類を培養するための光合成微細藻類培養装置において、光合成微細藻類と培養液の混合液を収容し当該光合成微細藻類を培養するための培養槽又は培養池と、培養槽又は培養池の混合液中で、培養槽又は培養池の底部から上方の一定位置に離間して位置した状態で、混合液を吸引し、底部に向かって排出し当該底部の光合成微細藻類を撹拌する撹拌装置と、撹拌装置を混合液中で移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
このような光合成微細藻類培養装置によれば、撹拌装置が、培養槽又は培養池の底部から上方の一定位置に離間して位置した状態に保たれるため、液位にかかわらず、底部を安定且つ十分に撹拌することができる。また、移動手段により撹拌装置が移動されるため、底部全体を満遍なく撹拌することができる。これにより、光合成微細藻類の沈降や堆積を確実に防止することができる。
【0008】
ここで、移動手段が、混合液の流れを発生させる水流発生手段で構成されていると、水流発生手段で混合液の全体に流れを発生させることができるため、複数の撹拌装置を移動させることができ、撹拌装置の個々を能動的に駆動するのに比べ構成を単純化することができる。
【0009】
また、撹拌装置が、混合液を吸引し、底部に向かって排出することにより、底部の光合成微細藻類を撹拌すると共に、当該撹拌装置を底部から上方の一定位置に離間して位置するように浮揚させる撹拌・浮揚手段を有する構成とされていると、一つの手段で撹拌作用と浮揚作用を兼ねることができ、構成を単純化することができる。また、撹拌装置を浮揚させているため、撹拌装置をスムーズに移動させることができる。
【0010】
また、回転可能に構成されて底部に接地すると共に、下方から撹拌装置を支持し、当該撹拌装置を底部から上方の一定位置に離間して位置させる回転体を備えた構成とされていると、回転体により撹拌装置を底部から上方の一定位置に離間して位置させることができる。また、回転体の回転により、撹拌装置をスムーズに移動させることができる。回転体によるこれらの作用は、撹拌装置の重量に係わらず得られるため、撹拌装置を大型化でき、撹拌装置の台数を減らすことができる。
【発明の効果】
【0011】
このように、本発明によれば、安定且つ十分な撹拌により、光合成微細藻類の沈降や堆積を確実に防止できる光合成微細藻類培養装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光合成微細藻類培養装置の概略構成を説明する平面図である。
【図2】図1中の撹拌装置の縦断面図である。
【図3】図1のIII-III矢視図である。
【図4】図1に示す光合成微細藻類培養装置の一部に、光合成微細藻類の堆積が形成された状態を示す平面図である。
【図5】図4のV-V矢視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る光合成微細藻類培養装置が具備する撹拌装置の縦断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る光合成微細藻類培養装置が具備する撹拌装置の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明による光合成微細藻類培養装置の好適な実施形態について図1〜図7を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】
先ず、本発明による光合成微細藻類培養装置の第1実施形態を説明する。図1は第1実施形態に係る光合成微細藻類培養装置を示す平面図、図2は図1中の撹拌装置の縦断面図(図1のII-II矢視図)、図3は図1のIII-III矢視図である。
【0015】
図1に示すように、光合成微細藻類培養装置100は、光合成微細藻類と培養液の混合液(濁液)Cを収容し当該光合成微細藻類を培養するための培養槽又は培養池(以降、一括して培養槽と呼ぶ)1と、混合液C中で、培養槽1底部の光合成微細藻類を撹拌する複数の撹拌装置2と、培養槽1全体の混合液Cの流れを形成するための水流発生手段3とを備えている。
【0016】
培養槽1に収容され培養液と混合される光合成微細藻類としては、ボツリオコッカス(Botryococcus)属のボツリオコッカス・ブラウニー(Botryococcus braunii)、セネデスムス(Scenedesmus)属のセネデスムス・ディモファス(Scenedesmus dimorphus)や、クロレラ(Chlorella)属のクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)等が用いられる。
【0017】
培養槽1は屋外に設置され、太陽からの太陽光が照射される。培養槽1が室内に設けられている場合には、室内又は槽内に設けた光源により光が照射される。この培養槽1は、レースウェイタイプのオープンポンドであり、長円形状の循環水路を成している。なお、培養槽1は、レースウェイタイプのオープンポンドに限られず、培養槽1中に収容された混合液Cに流れを形成させられるものであれば、円形槽や角形槽等どのようなものであっても良い。
【0018】
培養槽1の循環水路の底部には、1個又は複数個(本実施形態では1個)の非接触型充電器4が設置されている。この非接触型充電器4は、電磁誘導等の既知の手段を利用して、充電対象に非接触で充電を行う充電器であり、後述するように撹拌装置2に内蔵された充電池を充電する。
【0019】
撹拌装置2は、図2に示すように、本体5と、プロペラ6と、モータ7とを備えている。本体5は、円板形状をしており、その中央に、その軸心に沿って上下に貫通する液体流路8が形成されている。プロペラ6とモータ7は、液体流路8内に取り付けられている。具体的には、モータ7は液体流路8の上端側に取り付けられ、プロペラ6は、下方に延びるモータ7の出力軸に取り付けられ、モータ7の駆動によりプロペラ6が回転されると、液体流路8の上端側の開口8aから液体が吸引され、下端側の開口8bからその液体が排出されるようになっている。また、本体5には、モータ7を駆動するための充電池(不図示)が内蔵されており、当該充電池は、培養槽1底部の非接触型充電器4に接近する度に充電される。なお、本体5の形状は円板形状に限られず、四角板形状、三角板形状等、様々な形状を選択し得る。
【0020】
このように構成された撹拌装置2は、図示のように開口8bが培養槽1の底部に向かうようにして、培養槽1中の混合液C中に配置され、プロペラ6が一定速度で回転される。このプロペラ6の回転により、混合液Cが、開口8aから吸引され、開口8bから培養槽1底部に向かって排出される。そして、撹拌装置2は、混合液Cの排出の反作用で生じる浮揚力で浮揚し、当該浮揚力と重力とが釣り合う位置に留まり、培養槽1底部から上方の一定位置に離間して位置する。このように、撹拌装置2は、培養槽1底部の光合成微細藻類を撹拌すると共に、当該撹拌装置2を培養槽1底部から上方の一定位置に離間して位置するように浮揚させる撹拌・浮揚手段を備えている。
【0021】
図1に示すように、水流発生手段3は、培養槽1を構成する循環水路の途中に設けられた水車を有している。この水流発生手段3は、水車を回転させ、混合液Cを一方から他方に送り出すことで、培養槽1中の混合液Cの流れFを形成し、この流れFに乗せて撹拌装置2を移動させる。このように、水流発生手段3は、撹拌装置2を混合液中で移動させる移動手段を構成する。なお、ここでは水流発生手段3として水車を例示したが、水車に代えて水中ポンプ等を用いても良い。
【0022】
ここで、水流発生手段3の循環水路を横切る長さは、培養槽1の循環水路の幅よりも短く、水流発生手段3と培養槽1の側壁との間に、撹拌装置2の通過可能な隙間9が形成されている。そして、水流発生手段3の上流側には、撹拌装置2の水流発生手段3に対する接触を防止すると共に、撹拌装置2を隙間9に導くためのフェンス10が設けられている。フェンス10は、上流側から見て水流発生手段3の全長を覆っていて、水流発生手段3の隙間9側の端(循環水路の外周側)から他端(循環水路の内周側)に向かうに従い、水流発生手段3との距離が大きくなるように傾斜している。従って、流れFに乗り、上流側から水流発生手段3に接近する撹拌装置2は、フェンス10の傾斜により隙間9に導かれ、隙間9を通って水流発生手段3の下流側に移動可能である。
【0023】
隙間9には、図3に示すように邪魔部材11が設けられている。この邪魔部材11は、隙間9において、流れFの深さ方向の一部を幅方向に亘って塞き止める部材である。これにより、隙間9内の混合液Cの流れが絞られ、水流発生手段3の無い隙間9内の流速が確保され、撹拌装置2の滞留が防止される。なお、隙間9内の混合液Cの流速が十分である場合には、邪魔部材11は不要である。
【0024】
続いて、このように構成された光合成微細藻類培養装置100の作用について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、培養槽1の循環水路の一部に、光合成微細藻類の堆積が形成された状態を示す平面図、図5は、図4のV-V矢視図である。
【0025】
培養槽1内の混合液Cには、散気装置等により二酸化炭素が供給されるとともに、屋外にあっては太陽光、室内にあっては室内に設けた光源の光が照射され、これにより混合液C中の光合成微細藻類が光を吸収し、二酸化炭素を取り込んで光合成を行い増殖する。
【0026】
図4に示すように、混合液Cには、水流発生手段3により流れFが形成され、光合成微細藻類は、培養槽1内を循環流動する。また、複数の撹拌装置2も、その撹拌・浮揚手段により浮揚しながら流れFに乗って移動し、フェンス10に導かれて隙間9を通り、培養槽1内を循環流動する。
【0027】
撹拌装置2は、循環流動過程で非接触型充電器4の近傍を通過し、撹拌装置2に内蔵された充電池が充電される。このため、流れFによる循環流動を続ける限りモータ7に電流が供給され続け、プロペラ6が回転し続ける。
【0028】
ここで、流れFの強さは、培養槽1内の全域で均等とはならず、流れFの弱い部分が生じる。従って、光合成微細藻類の増殖が進行すると、このような流れFの弱い部分に光合成微細藻類の堆積Pが形成される。なお、堆積Pの形成の要因は、これに限られるものではない。
【0029】
形成された堆積Pは、撹拌装置2によって解消される。即ち、図5に示すように、撹拌装置2がそのプロペラ6の回転により上方から吸引し、培養槽1底部に向かって排出する混合液Cにより、培養槽1底部に堆積していた光合成微細藻類が撹拌される。この際、撹拌装置2が、撹拌・浮揚手段により、培養槽1底部から上方の一定位置に離間して位置しているため、液位にかかわらず培養槽1底部に十分な撹拌力が及ぶ。また、浮揚した撹拌装置2が、流れFに乗ってスムーズに移動するため、培養槽1底部の全域が満遍なく撹拌される。こうして、培養槽1全域の堆積Pが解消され、光合成微細藻類の沈降、堆積に伴う腐敗が防止され、高い生産性が確保される。
【0030】
このように、本実施形態においては、撹拌装置2が、培養槽1の底部から上方の一定位置に離間して位置した状態に保たれ、且つ水流発生手段3の形成する流れFにより移動されるため、培養槽1の底部全体を満遍なく、安定且つ十分に撹拌することができ、光合成微細藻類の沈降や堆積を確実に防止することができる。
【0031】
また、撹拌装置2単体で撹拌作用と浮揚作用を兼ね、構成を単純化することができ、さらに撹拌装置2が浮揚しているため、撹拌装置2をスムーズに移動させることができる。
【0032】
次に、本発明による光合成微細藻類培養装置の第2実施形態を説明する。図6は、第2実施形態に係る光合成微細藻類培養装置が具備する撹拌装置の縦断面図である。
【0033】
第2実施形態の光合成微細藻類培養装置が第1実施形態の光合成微細藻類培養装置100と違う点は、撹拌装置2を、異なる撹拌・浮揚手段を有する撹拌装置12に代えた点である。
【0034】
撹拌装置12は、第1実施形態の撹拌・浮揚手段を構成するプロペラ6、モータ7及び液体流路8に代えて、水中ポンプ14を備えている。この水中ポンプ14は、1個又は複数個(本実施形態では2個)とされ、上部の吸入口14aから混合液Cを吸引し、下部の排出口14bから培養槽1の底部に向かって排出することで、培養槽1底部から上方の一定位置に離間して位置するように浮揚しながら、培養槽1底部の光合成微細藻類を撹拌する。なお、この変更に伴って、プロペラ6、モータ7及び液体流路8を有する本体5は、水中ポンプ14を有する本体13に代えられている。また、この本体13には、水中ポンプ14を駆動するための充電池(不図示)が内蔵されている。
【0035】
このように、水中ポンプ14を用いる構成としても、第1実施形態と同様な効果を得ることができることはいうまでもない。
【0036】
なお、第1、第2実施形態において、撹拌装置2,12に推進用のプロペラ等を別途設けることで移動手段を構成し、撹拌装置2,12を移動させるようにしても良い。
【0037】
次に、本発明による光合成微細藻類培養装置の第3実施形態を説明する。図7は、第3実施形態に係る光合成微細藻類培養装置が具備する撹拌装置の縦断面図である。
【0038】
第3実施形態の光合成微細藻類培養装置が第1実施形態の光合成微細藻類培養装置100と違う点は、撹拌装置2を、複数の回転体16が回転自在に取り付けられた撹拌装置15に代えた点である。
【0039】
撹拌装置15は、第1実施形態の撹拌装置2と同様の本体5、プロペラ6、モータ7及び液体流路8を備えている。そして、液体を排出する開口8bの形成された本体5の端部に、複数の回転体16が回転自在に取り付けられている。
【0040】
このように構成された撹拌装置15は、複数の回転体16が培養槽1底部に接地するよう配置され、回転体16に支持されることで、培養槽1底部から上方の一定位置に離間して位置している。また、回転体16が回転自在であるため、培養槽1底部に対する回転体16の回転を伴いながら、培養槽1中を移動することが可能となっている。そして、この撹拌装置15は、第1実施形態の撹拌装置2と同様に、流れFに乗って移動する。
【0041】
このように、回転体16により支持することで、撹拌装置15を培養槽1底部から上方の一定位置に離間して位置させる構成としても、第1実施形態と同様な効果を得ることができることはいうまでもなく、加えて、このように構成すると、撹拌装置15の重量が大きい場合であっても、撹拌装置15を培養槽1底部から上方の一定位置に容易に離間させることができ、且つ回転体16の回転により撹拌装置15をスムーズに移動させることができる。このため、撹拌装置15を大型化でき、その台数を減らすことができる。
【0042】
なお、回転体16をモータ等により駆動することで移動手段を構成し、撹拌装置15を移動させるようにしても良い。
【0043】
また、第1〜第3実施形態において、混合液Cの吸引方向は上方に限られるものではなく、例えば側方等、どのような方向から吸引しても良い。さらに、混合液Cの排出方向は、鉛直下方に限られるものではなく、例えば斜め下方等、培養槽1底部に向かうのであればどのような方向に排出しても良い。
【符号の説明】
【0044】
1…培養槽、2,12,15…撹拌装置、3…水流発生手段、4…非接触型充電器、5…本体、6…プロペラ、7…モータ、8…液体流路、8a…開口、8b…開口、13…本体、14…水中ポンプ、14a…吸入口、14b…排出口、16…回転体、100…光合成微細藻類培養装置、C…混合液、P…堆積。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を吸収し二酸化炭素を取り込み光合成を行う光合成微細藻類を培養するための光合成微細藻類培養装置において、
前記光合成微細藻類と培養液の混合液を収容し当該光合成微細藻類を培養するための培養槽又は培養池と、
前記培養槽又は培養池の前記混合液中で、前記培養槽又は培養池の底部から上方の一定位置に離間して位置した状態で、前記混合液を吸引し、前記底部に向かって排出し当該底部の前記光合成微細藻類を撹拌する撹拌装置と、
前記撹拌装置を前記混合液中で移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする光合成微細藻類培養装置。
【請求項2】
前記移動手段は、前記混合液の流れを発生させる水流発生手段で構成されていることを特徴とする請求項1記載の光合成微細藻類培養装置。
【請求項3】
前記撹拌装置は、前記混合液を吸引し、前記底部に向かって排出することにより、前記底部の前記光合成微細藻類を撹拌すると共に、当該撹拌装置を前記底部から上方の一定位置に離間して位置するように浮揚させる撹拌・浮揚手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の光合成微細藻類培養装置。
【請求項4】
回転可能に構成されて前記底部に接地すると共に、下方から前記撹拌装置を支持し、当該撹拌装置を前記底部から上方の一定位置に離間して位置させる回転体を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の光合成微細藻類培養装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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