説明

光照射型美容装置

【課題】 光照射手段を生体表面に確実に対向させると共に、生体表面と光照射手段との接触を防止し、且つ生体表面以外に光が漏れることを防止して、安全で且つ確実な光照射を行える光照射型美容装置を提供する。
【解決手段】 本発明の光照射型美容装置1は、手で把持する本体11の一端に光源41からレンズ44を介して生体表面に光照射を行う光照射手段を備えた装置であるい。そして、レンズ44と生体表面の間に、光を透過する光学的部材57が配置された放出部52と、上記放出部52および光照射手段の周囲を覆う不透明部材と、からなる配光制御手段5を設けた。これにより、生体表面に対して安全に且つ確実に光照射による美容を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光照射型美容装置、詳しくは光源を備え、光源からの光を生体表面、特に肌面に対して照射することで肌をトリートメントする光照射型美容装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、光源から生体表面、特に肌面に光を照射して脱毛や毛の再生抑制等を行うことで、肌をトリートメントする光照射型美容装置があった。
【0003】
しかしながら、光照射の際に光が漏れて目に入ったり、光照射を行う光照射手段が発光の際に高温となり、生体表面が光照射手段に接触して火傷を生じたりして生体に対して損傷を与えてしまうことがあった。
【0004】
そこで、特許文献1のように、光照射手段と肌面との間にスペーサーを取り付けて、スペーサーが肌面の光照射手段への接触を防止すると共に、光照射手段の肌面に対する位置決めを行わせたものがあった。
【0005】
しかし、照射手段から均一化して照射された光がスペーサー内で不均一となり、詳しくは偏光等により光の強度や向きに変化を生じて、スペーサーの側面から光が漏れたり、スペーサーと肌面との間に隙間が生じて光が漏れたりして、安全性があまり高くないものであった。更に、スペーサーにより不均一になることで皮膚に照射される光量が低下しまうこともあり、光量を増加させるために光源を強化すると、発光時の発熱が増してしまい、放熱手段の増設等の装置の大型化をまねき、使い勝手が悪くなるという問題があった。
【0006】
また、特許文献2のように、光照射手段にタッチセンサ機構を設けて、複数のセンサにより光照射型美容装置と肌面とが対向して接触しているか否かを検出することで、光照射手段と肌面との間に隙間を生じ難くして、光の漏洩を抑制して安全性を向上させたものもある。
【0007】
しかし、タッチセンサ機構による装置の重量の増加や大型化に加え、肌面の状態によって肌面の抵抗値が変わるため、センサに動作不良を生じる恐れがあり、使い勝手があまり良くないという問題があった。
【特許文献1】特開2004−321401号公報
【特許文献2】特開2005−278724号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は上記問題に鑑みて発明したものであり、装置を大型化させずに生体表面へ照射される光の光量低下を防止すると共に、生体表面の光照射手段への接触を防止し、且つ光照射手段と生体表面とを確実に対向させて、照射される光が漏れることを防止することで、使い勝手を低下させることなく安全性を向上させた光照射型美容装置を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の光照射型美容装置1は、手で把持する本体11の一端に光源41からレンズ44を介して生体表面に光を照射する光照射手段を備えた装置である。そして、上記光照射手段のレンズ44と上記生体表面の間には、上記光照射手段から照射された光に対して光量を維持して透過する光学的部材57が配置された放出部52と、上記放出部52および光照射手段の周囲を覆う不透明部材と、からなる配光制御手段5が設けてあることを特徴としている。
【0010】
このような構成としたことで、不透明部材により光照射手段から放出部52以外へ光が漏れることを防止すると共に、放出部52が生体表面を光照射手段に接触させることなく生体表面に光照射を行うことができる。
【0011】
また、配光制御手段5がレンズ44に対して光照射手段が光照射を行う生体表面に直交する光照射方向Fに沿って移動自在であり、上記光照射手段の光照射を許可する照射スイッチのうち、少なくとも一つが上記配光制御手段5の上記光照射方向Fに沿った移動に連動して動作するものであれば、配光制御手段5と生体表面との密着性を向上でき、且つ配光制御手段5を生体表面に押し当てる動作が照射スイッチの一つとなり、生体表面により確実に光照射を行えると共に、使い勝手を向上することができる。
【0012】
また、本体11に配光制御手段5が光照射方向Fに沿って移動自在で保持されたものであれば、配光制御手段5の光照射方向Fへの移動がスムーズなものとなり、密着性がより高まり安全性が向上すると共に、使い勝手を向上することができる。
【0013】
また、本体11は配光制御手段5の光照射方向Fに沿った移動を禁止するロック部を備えたものであれば、取り落とし等による誤作動や悪戯等による誤射で美容効果を得たい生体表面以外に光照射が行われることを防止でき、より安全性を向上することができる。
【0014】
また、配光制御手段5は本体11に対して着脱自在とする着脱部を備えたものであれば、配光制御手段5が劣化あるいは故障した際に容易に交換でき、より安全性および使い勝手を向上することができる。
【0015】
また、放出部52は格子形状に光学的部材57を配置したものとすることが好ましい。
【0016】
また、配光制御手段5の、放出部52と、不透明部材と、を一体で形成することが好ましい。
【0017】
また、光照射手段の光源41をキセノン管あるいはダイオードとすることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
上記のように、本発明の光照射型美容装置は、配光制御手段、特に放出部に配置した光学的部材により生体表面の装置への入り込みが抑制されて、生体表面を光照射手段に接触させることなく光照射手段の位置決めおよび光照射を行うことができ、且つ不透明部材により光が漏れることを確実に防止すると共に、光照射手段から光量を均一にして照射された光が放出部を介しても生体表面に照射される光の光量が不均一にならないため、使い勝手を損なうことなく安全に且つ確実に光照射による美容を生体表面に対して行うことができるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
【0020】
本発明の光照射型美容装置1は、生体表面に光照射を行うことにより、生体表面の脱毛を行う光脱毛や、生体表面の毛の再生および成長を抑制する光抑毛等の生体表面、特に生体の皮膚である肌面に対して美容を行うものである。そして、図1〜図3に示すように、片手で把持可能な本体11と、本体11の一端に着脱自在で取り付けられ且つ光源41を内部に有する光照射手段である照射ユニット4と、照射ユニット4の周囲を覆い且つ照射ユニット4から照射された光を調節する配光制御手段5と、配光制御手段5を保持し且つ本体11に着脱自在のカバー3と、からなる装置である。
【0021】
上記本体11は、光照射を制御する制御回路13および内蔵電源12を内部に備えると共に、外装に、本体11の電源のオンオフを行う電源スイッチ14と、カバー3の着脱を操作する着脱操作部15と、を備えたものである。なお、上記制御回路13が行う光照射の制御とは、例えば、照射ユニット4の連続光照射回数・通算光照射回数の記憶および回数に応じた光源41の発光量の調節等の長期使用における光量の制御や、照射ユニット4の温度検知あるいはカバー3・照射ユニット4の有無検知等の安全管理等が好ましいが、適宜設計変更可能である。
【0022】
そして、上記本体11の照射ユニット4が取り付けられる側の端部である照射側端部2には、照射ユニット4を着脱自在とするユニット装着部21と、着脱操作部15により操作されカバー3を着脱自在に係止する本体側係止部23と、照射ユニット4の光源41を発光させる発光スイッチ22と、を備えている。
【0023】
また、上記照射ユニット4は、図3〜図5に示すように、光が照射される略長方形状の照射口42を一端に有すると共に、上記照射口42に蓋としてレンズ44が嵌込されている箱である。そして、箱の長手方向の両外側、詳しくは照射口42の長手方向における両端に夫々位置する箱の外面にはユニット装着部21に係脱自在な取付用突起43が夫々延設されており、取付用突起43とユニット装着部21とが係合することで照射ユニット4が本体11に着脱自在で取り付けられるものである。
【0024】
また、上記レンズ44で蓋をされた箱の内部には、光源41、例えば、管球状のキセノン管と、上記光源41からの光を反射して照射口42に向けるリフレクター45と、上記リフレクター45を箱内に保持する基台46と、発光スイッチ22からの信号を受け光源41を発光させるユニット回路47と、が収納されている。そして、上記リフレクター45は、照射口42側に照射口42と略同じ大きさの開口を有し且つ反射面を内側に備えた略U字のカップ形状のものである。
【0025】
更に、上記開口と逆の位置であるカップ形状の底部の内側には光源41が位置しており、リフレクター45とレンズ44とが光源41からの光を均一化する。詳しくは、光源41の発光により生じた光の向きを照射口42に直交する向きに揃えると共に、照射口42から照射される光量の分布を略一定に揃えるものである。なお、上記照射ユニット4の光源41を一つあるいは複数のダイオードとしてもよい。
【0026】
また、上記配光制御手段5は、図6に示すように、光を透過しない不透明部材で筒形状に形成された遮光部51と、遮光部51の筒形状に略長方形状で開口した一端に光学的部材57を設けた放出部52と、からなるものである。
【0027】
上記遮光部51は、照射ユニット4の箱の側面を覆い且つ照射ユニット4が光を照射口42から照射する光照射方向Fに向かって箱を覆う面を延設した筒形状のものであり、筒の開口と照射ユニット4の照射口42とを対向して配置されるものである。
【0028】
そして、上記延設した側に位置する開口が照射ユニット4からの光を外部に放出する放出口となっており、上記放出口を形成する遮光部51の端部が光照射の際に生体表面に当接する部位である。なお、上記光照射方向Fとは、照射口42の開口面に直交する方向であり、詳しくは、リフレクター45およびレンズ44で均一化されて照射口42から光が照射される方向である。
【0029】
また、遮光部51の開口の長手方向を形成する端辺を有する側面には、上記開口に直交する光照射方向Fに沿ってスライドガイド53が筒の外側に夫々設けてある。そして、上記スライドガイド53は光照射型美容装置1を組み立てた際に配光制御手段5を光照射方向Fと平行にスライド自在とするものである。
【0030】
更に、上記側面のうち、一方の面の放出口と反対側の開口を形成する端辺の略中央にはスイッチ用突起54が面に平行に突設されており、スイッチ用突起54はスライドガイド53により配光制御手段5がスライドした際に発光スイッチ22を作動させるものである。
【0031】
詳しくは、電源スイッチ14がオンの状態で、上記放出口を形成する部位を生体表面に密着させて光照射方向Fに押すあるいは生体表面に押し当てることで、光照射方向Fと反対の方向に配光制御手段5がスライドされる。該スライドに伴いスイッチ用突起54が発光スイッチ22を押圧し、押圧された発光スイッチ22はユニット回路47を介して光源41を発光させる。そして、光照射後に配光制御手段5が光照射方向Fにスライドすることで、スイッチ用突起54が発光スイッチ22から離れて発光スイッチ22の押圧が解除されるものである。
【0032】
なお、上記光照射動作は一例であり、生体表面に押し当てて発光スイッチ22を作動させた状態で電源スイッチ14をオンにすることで光照射を行うものはもちろん、更に他の照射スイッチを備えたものでもよく、本発明の作用効果が得られる照射スイッチであれば適宜設計変更可能である。
【0033】
また、上記二面に直交して隣接した面である遮光部51の長手方向の両端面には保持用フック55が夫々外側に向いて設けてある。そして、保持用フック55はカバー3に嵌合することで配光制御手段5をカバー3に保持して配光制御手段5の抜け落ちおよびスライド時のがたつきを防止するものである。
【0034】
また、上記放出口に設けた放出部52は放出口より光照射方向F側に突出しない、詳しくは放出口を形成する遮光部51の端部と略面一あるいは端部より内側に位置する光学的部材57からなる格子であり、上記格子は嵌合位置の光量に合わせて凸あるいは凹レンズ形状に形成した照射ユニット4が均一化した光量を維持して透過可能なものであると共に、遮光部51と一体で形成されている。
【0035】
そのため、生体表面に配光制御手段5を押し当てた際に放出部52が生体表面の遮光部51の内部空間への入り込みを抑制して、生体表面が照射ユニット4、特にレンズ44、に接触することを防止している。なお、光学的部材57とは、照射ユニット4から入射された光に対して集光する等の光の強度や向きを略変化させることがなく光量に不均一を生じさせない材料で形成されたもの、または、光量に不均一を生じさせない形状に形成したものである。
【0036】
また、上記カバー3は、図2および図7に示すように、配光制御手段5をスライド自在で保持する配光制御手段5用の開口を有し且つ上記照射側端部2および照射ユニット4を覆うカバー部材31で形成されている。
【0037】
そして、上記カバー部材31は、前記本体側係止部23に係脱自在である係止用フック32と、前記スライドガイド53を支持するガイドリブ33と、前記保持用フック55を保持する保持用フック受け部34と、を備えたものである。上記ガイドリブ33はカバー部材31の内側に光照射方向Fに沿って設けてあり、保持用フック55と保持用フック受け部34とが嵌合した際にスライドガイド53に沿って配光制御手段5をスライド自在に支持するものである。そして、上記保持用フック受け部34には保持用フック55を光照射方向Fに付勢する弾性体(特に図示しない)例えば、ばね等、が夫々設けてあり、上記弾性体により配光制御手段5が光照射方向Fに付勢されて、スイッチ用突起54が発光スイッチ22を押圧しない位置でカバー3に保持される。
【0038】
また、図6〜図8に示すように、配光制御手段5の上記スライドを禁止するロック部が設けてあり、上記ロック部は、配光制御手段5側に配光制御手段5のスライドガイド53の延設された面に直交して突出したロック用凸部56を備え、カバー3側に上記ロック用凸部56に係脱自在のストッパー35と、上記ストッパー35を操作してロック用凸部56との係脱を行わせるロック操作部36と、を備えたものである。
【0039】
詳しくは、ロック操作部36とストッパー35は一体となっており、配光制御手段5がスライド自在である図7に示す状態から、ロック操作部36を配光制御手段5のスライド方向と直交する方向に移動させることでストッパー35がスライド方向に直交する方向に移動する。そして、図8に示すロック用凸部56にストッパー35が係合した状態となり、配光制御手段5がカバー3に保持されて、配光制御手段5のスライドが禁止される。更に、ロック操作部36を図7に示す状態に戻すことで、ロック用凸部56とストッパー35の係合が解除され、配光制御手段5のスライドが許可されるものである。
【0040】
したがって、配光制御手段5を設けたことで光照射手段を生体表面に直接接触させる必要がなくなり、且つ照射手段の周囲を覆う遮光部51により、光照射方向Fに平行な側面側から光が漏れることを防止すると共に、光学的部材57を格子状に配置した放出部52により、生体表面の光照射型美容装置1への入り込みを抑えて、光照射手段に生体表面が接触して火傷等を生じる恐れを確実に防止すると共に、放出部52が光照射手段から光量を均一化して照射された光に変化を与えることないため、生体表面に安定した光量で光照射による美容を行うことができる装置となっている。
【0041】
尚且つ、配光制御手段5、詳しくは放出部52または放出口を形成する遮光部51の端部、を生体表面に押し当てることで配光制御手段5がスライドし発光スイッチ22を作動させて光源41を発光させるものとしたことで、生体表面に放出口および照射口42を確実に向けた状態で光照射を行うと共に、光照射を行うための照射スイッチが電源スイッチ14と、発光スイッチ22との二つとなり、電源をオンにした後、生体表面に放出部52を押し当てる光照射を行うのに二つの照射スイッチを夫々動作させるものとなり、生体表面以外への誤射の恐れを無くすことができると共に、上記生体表面に押し当てたことで配光制御手段5と生体表面の間に隙間が生じなくなり、光照射時の配光制御手段5と生体表面の密着性が向上して、配光制御手段5と生体表面の間からの光の漏洩を確実に防止することができ、使い勝手および安全性の向上した装置となっている。
【0042】
そして、配光制御手段5の遮光部51と放出部52とを一体とし、且つ照射手段を一体の照射ユニット4とすると共に、生体表面との接触や発光に伴い生じる熱等の長期使用の影響で劣化や故障を生じ易い光照射手段および配光制御手段5を本体11から容易に着脱自在としたことで、上記手段に劣化や故障が生じても取り外して新たなものに取り替えられ、且つ交換時に放出部52や光源41等の位置ずれによる光量の不均一化を生じる恐れが無く、容易に不具合を改善でき、安全性および使い勝手をより向上した装置となっている。
【0043】
更に、配光制御手段5をカバー3に保持させたことで、本体11を把持して生体表面に配光制御手段5を押し当てた際に、がたつくことなくスムーズに配光制御手段5がスライドでき、生体表面との密着性が向上すると共に、スイッチ用突起54による発光スイッチ22の押圧を確実に行うことができ、且つ、光照射後に配光制御手段5を生体表面から離すと、弾性体の付勢によりスイッチ用突起54が発光スイッチ22を押圧しない位置に戻るため、再照射の際に配光制御手段5の位置を戻す等の配光制御手段5の調節の必要が無くなり、配光制御手段5の光源41に対する位置ずれを防止すると共に、生体表面に押し当てていない状態での発光スイッチ22の誤作動を防止することができる装置となっている。
【0044】
また、配光制御手段5のスライドを禁止するロック部を設けたことで、落下の衝撃等による誤作動の恐れや、幼児の悪戯等による誤射の恐れが無くなり、生体表面以外へ光照射が行われることを防止でき、より安全性を向上することができる。なお、本発明の光照射型美容装置の係止・係合部やスライド機構等を本実施形態のみに限定するものではなく、本発明の上記作用効果を得られる構成であれば適宜設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の光照射型美容装置の説明図であり、(a)が正面図であり、(b)が側面図である。
【図2】同上の説明図であり、(a)がA−A断面図であり、(b)がB−B断面図である。
【図3】図1のカバーを外した状態の斜視図である。
【図4】同上の光照射手段の説明図であり、(a)が正面図であり、(b)がC−C断面図である。
【図5】同上の光照射手段の分解斜視図である。
【図6】同上の配光制御手段の説明図である。
【図7】同上のカバーの説明図であり、(a)が正面図であり、(b)がD−D断面図である。
【図8】同上のスライドロック状態の説明図であり、(a)が正面図であり、(b)がE−E断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1 光照射型美容装置
11 本体
2 照射側端部
3 カバー
4 照射ユニット
41 光源
43 取付用突起
44 レンズ
45 リフレクター
5 配光制御手段
51 遮光部
52 放出部
53 スライドガイド
58 光学的部材
F 光照射方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手で把持する本体の一端に光源からレンズを介して生体表面に光を照射する光照射手段を備えた光照射型美容装置において、上記光照射手段のレンズと上記生体表面の間には、上記光照射手段から照射された光に対して光量を維持して透過する光学的部材が配置された放出部と、上記放出部および光照射手段の周囲を覆う不透明部材と、からなる配光制御手段が設けてあることを特徴とする光照射型美容装置。
【請求項2】
前記配光制御手段が前記レンズに対して前記光照射手段が光照射を行う生体表面に直交する光照射方向に沿って移動自在であり、上記光照射手段の光照射を許可する照射スイッチのうち、少なくとも一つが上記配光制御手段の上記光照射方向に沿った移動に連動して動作するものであることを特徴とする請求項1に記載の光照射型美容装置。
【請求項3】
前記本体に前記配光制御手段が前記光照射方向に沿って移動自在で保持されたものであることを特徴とする請求項2に記載の光照射型美容装置。
【請求項4】
前記本体は前記配光制御手段の前記光照射方向に沿った移動を禁止するロック部を備えたものであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光照射型美容装置。
【請求項5】
前記配光制御手段は前記本体に対して着脱自在とする着脱部を備えたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光照射型美容装置。
【請求項6】
前記放出部は格子形状に光学的部材を配置したものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光照射型美容装置。
【請求項7】
前記配光制御手段は、前記放出部と、前記不透明部材と、が一体で形成されたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光照射型美容装置。
【請求項8】
前記光照射手段の光源がキセノン管あるいはダイオードであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光照射型美容装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−142611(P2010−142611A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326528(P2008−326528)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】