説明

入口ガイドと出口ガイドを備えた可逆ロールスタンド

本発明は、少なくとも1個の上側と下側のバックアップロール(2、4)と、このバックアップロールにそれぞれ付設された上側と下側のワークロール(1、3)とを備えている可逆ロールスタンド(20)、特にステッケル可逆ロールスタンド(20)に関する。可逆ロールスタンド内にはロールスタンド入口側とスンド出口側にそれぞれ、上側ワークロール(1)に付設された上側ガイド(8)が配置されている。この上側ガイドは第1アクチュエータ(6)を介して上側可逆ロールスタンドに連結されている。上側ガイド(8)とは異なる位置において、上側ワークロール(1)に付設され回転可能に支承された上側剥ぎ取り具(11)が、上側ガイド(8)に配置された第2アクチュエータ(12)を介して上側ワークロール(1)の方へ調節可能に配置されている。上側ガイド(8)は第1アクチュエータ(6)によって下側垂直ガイド(9)から引き出し可能にかつ配置された第3アクチュエータ(7)によって付設の上側ワークロール(1)の方へ外側に揺動可能であるように、下側と上側の垂直ガイド(9、10)内に摺動可能に保持されている。可逆ロールスタンド(20)内にはさらにロールスタンド入口側とロールスタンド出口側にそれぞれ、下側ワークロール(3)に付設された下側剥ぎ取り具(13)が配置され、この下側剥ぎ取り具は第4アクチュエータ(14)によって回転可能にかつ付設の下側ワークロール(3)の方へ調節可能に支承されている。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1個の上側と下側のバックアップロールと、このバックアップロールにそれぞれ付設された上側と下側のワークロールとを備え、このワークロールがロールスタンド入口側とスンド出口側にこのワークロールに付設された上側ガイドを備えている可逆ロールスタンド、特にステッケル可逆ロールスタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
粗圧延ロールスタンドでスラブを圧延する際に、可逆運転において約250mmの厚さのスラブは約40mmの厚さのプレストリップに圧延される。このような可逆ロールスタンドは垂直方向に案内された上側入口ガイドと出口ガイドを備えている。この入口ガイドと出口ガイドはそれぞれロールスタンド内に配置されている。圧延運転中、ロールスタンド入口側に配置されたこの上側入口ガイドとロールスタンド出口側に配置された上側出口ガイドは、可逆ロールスタンドの上側ワークロール組み立て部材の間に組み込み固定されたロールビームを掴んでいる。ロール交換を行うために、上側入口ガイドと上側出口ガイドは垂直方向に降ろされ、上側ワークロール組み立て部材を解放する。ロールビームは実際のワークロール直径に相応してロール表面に対して所定の間隔をおいて圧延工場で組み立てられる。下側ワークロールチョック内に同様にロールビームが組み込まれる。勿論、このロールビームは下側ガイドに接触しない。この場合、このような可逆ロールスタンド内の上側と下側で、ロールビームとワークロールは接触しない。これは必要ではない。なぜなら、最小プレストリップ厚さが非常に厚く約40mmであるので、被圧延材がワークロールとロールビームの間の隙間内に達する危険がないからである。
【0003】
仕上げロールスタンド内で、プレストリップ厚さは約40mmから約1mm以下の最終ストリップ厚さまで仕上げ圧延される。これはタンデム配置構造の多ロールスタンド型仕上げラインで行われるかまたはステッケル構造の1個または2個のロールスタンドで行われる。ステッケル可逆ロールスタンドでは、プレストリップが可逆運転の複数回のパスで、1mm以下の最終ストリップ厚さまで仕上げ圧延される。このような仕上げロールスタンドでは、上側の入口ガイドと出口ガイド上に通常のごとく配置された上側剥ぎ取り具と、ワークロールに同様に付設されかつそれぞれ同様にロールスタンド入口側とロールスタンド出口側に設けられた下側剥ぎ取り具は、それぞれ付設された上側または下側のワークロールに常時接触している。これはロール冷却水に対してストリップ表面を遮蔽するため、しかもワークロールに場合によって付着する被圧延材をワークロールから剥ぎ取るために必要である。この上側と下側の剥ぎ取り具はワークロール交換時に、ワークロール交換が可能であるように、付設されたそれぞれのワークロールから離隔しなければならない。
【0004】
粗圧延ロールスタンドと仕上げロールスタンドの前述したいろいろな作動態様および形成に基づいて、いろいろな種類のロールスタンドまたは装備をしたいろいろな種類のロールスタンドを、用途に応じて使用すべきである。これは製造運転のためにコストのかかる在庫をもたらす。従って、簡単化する必要がある。
【0005】
このような様式の可逆ロールスタンドに関して、記載すべき先行技術文献情報はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の根底をなす課題は、可逆ロールスタンドを粗圧延ロールスタンドとしておよび仕上げロールスタンドとして使用することを可能にする解決策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は本発明に従い、請求項1の特徴を有する可逆ロールスタンドによって解決される。本発明の有利な発展形態と合目的な実施形態は、従属請求項の対象である。
【0008】
本発明により、「粗圧延ロールスタンド運転」と「仕上げロールスタンド運転」のための要件を満たす可逆ロールスタンドが提供される。本発明にかかる可逆ロールスタンドの場合、上側と下側の剥ぎ取り具をそれぞれ付設されたワークロールに押し付け、かつ上側と下側のガイドをロール交換のために離れるように揺動させることができる。それによって特に、ステッケル可逆ロールスタンドは、粗圧延ロールスタンド運転および仕上げロールスタンド運転において約250mmの厚さのスラブを可逆運転で約1mmの最終ストリップ厚さの仕上げ製品まで圧延することができるように装備可能である。
【0009】
第1実施例では、上側ガイドがアクチュエータによって継手を介して上側バックアップロールバランス装置に連結され、それによって下側垂直ガイドから摺動可能に案内されそして引き出し可能である。従って、簡単な機構により、上側ガイドはワークロールの作業領域から外に移動し、それによって上側ワークロールチョックを解放する。
【0010】
継手として、挟持ヘッド、ボールヘッドおよび、ユニバーサルジョイントまたは簡単な可動のボルト接続部が使用されると有利である。
【0011】
本発明の他の実施形態では、配置された第3アクチュエータが上側ガイドを調節するために、上側ガイドをロールスタンドに連結するかまたはバックアップロールバランス装置に固定されている。それによって、供される構造スペースに応じて、メンテナンス作業または修理作業中に容易にアクセス可能で簡単に組み立てまたは分解可能である上側ガイドの最適な固定が選択される。
【0012】
本発明の他の実施形態では、上側剥ぎ取り具が上側ワークロールに向き合わせて配意され、この剥ぎ取り具が第2アクチュエータを介してワークロールの方へ圧下可能または押し付け可能である。配置された第2アクチュエータにより、剥ぎ取り具は全長にわたって上側ワークロールに均一に接触する。剥ぎ取り具尖端部の摩耗は好ましくは、第2アクチュエータによって剥ぎ取り具をワークロールに連続的に押し付けることによって補償される。
【0013】
本発明の他の実施形態では、下側剥ぎ取り具が第4アクチュエータによってワークロールに押し付けるかまたはワークロールから離れるように移動させてワークロールの組み立て領域または分解領域の外に揺動させ得るように、下側剥ぎ取り具が第4アクチュエータと共に配置されている。それによって、配置された剥ぎ取り具のより大きな組み立て作業を必要とせずに、ワークロールのための構造スペースに自由にアクセスすることができる。両剥ぎ取り具はワークロールチョックの外側輪郭の外にあり、このワークロールチョックをワークロール交換のために解放する。
【0014】
剥ぎ取り具の配置は、本発明の特別な実施形態では、剥ぎ取り具の外への揺動が上方へまたは/および下方へ実施可能であるように行われている。それによって、存在するスペース状態にフレキシブルに適合可能である。
【0015】
さらに、上側と下側の剥ぎ取り具がカルダン式に支承されていることにより、前述の本発明の実施形態がさらに有利になる。このような支承により、外への揺動を任意の方向に行うことができる。
【0016】
本発明の他の実施形態では、上側と下側の剥ぎ取り具がワークロールチョックの作業領域の外に揺動可能である。
【0017】
本発明の他の実施形態では、アクチュエータが液圧シリンダまたは空気圧シリンダの形式の昇降シリンダとして形成されているかまたは駆動されるスピンドルの形に形成されている。それによって、例えば液圧接続部、空気圧接続部または電気接続部あるいはこの3つすべての接続部のような、建物側に設けられた接続部に相応して、最適なアクチュエータを構造的所与に応じて選択することできるようになる。この最適なアクチュエータは、ワークロールの構造空間内で占有するスペースをできるだけ小さくし、最適な調節機構を保証する。
【0018】
本発明の他の実施形態では、可逆ロールスタンドの上側ガイドが連結要素に回転可能に配置され、この連結要素にそれぞれ、挟持ヘッドを備えた昇降シリンダの一端と、第2空気圧シリンダの一端が作用している。連結要素の接続部の構造に応じて、例えばいろいろな穴の配置に応じて、昇降シリンダの相互の角度を適切に定めることができ、それによってスペース状態に適合させることができる。
【0019】
次に、図に基づいて本発明を例示的に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】ステッケル可逆ロールスタンドの一部領域の概略的な断面図であり、図の左側部分は圧延運転を示し、右側部分はワークロール交換位置を示す。
【図2】圧延方向から見たステッケル可逆ロールスタンドの概略的な部分図である。
【図3】図の左側部分は上側ガイドを、右側部分は下側ガイドを示す概略的な平面図であり、この両ガイドはそれぞれ圧延運転位置にある。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1の左側部分に示すように、圧延運転では、上側ワークロール1と上側バックアップロール2が、そして下側ワークロール3と下側バックアップロール4が互いに接触している。図の左側部分に示したこの圧延位置では、上側剥ぎ取り具11が付設の上側ワークロール1に接触し、下側剥ぎ取り具13が付設の下側ワークロール3に接触している。上側剥ぎ取り具11はそれぞれ上側ガイド8に保持されている。この上側ガイドは第1アクチュエータ6、例えば挟持ヘッドを備えた昇降シリンダを介して、上側バックアップロールバランス装置5に連結されている。上側ガイド8は全体を20で示したステッケル可逆ロールスタンド内で下側垂直ガイド9と上側垂直ガイド10に沿って案内されている。上側剥ぎ取り具11は、特にカルダン式懸吊部を用いて回転可能に上側ガイド8に組み込まれ、そしてこの上側ガイドと相対的に揺動可能にこの上側ガイドに枢着されている。第2アクチュエータ12、例えば上側ガイド8に配置された空気圧シリンダを用いて、その都度上側剥ぎ取り具1を上側ワークロール1に対して押し付けることができる。回転軸16の回りを上側剥ぎ取り具11が揺動可能である。この回転軸は、上側剥ぎ取り具11の尖端が剥ぎ取り具11の全長にわたって上側ワークロール1に接触し得るように配置および位置決めされている。上側剥ぎ取り具11のこの縦方向エッジで生じる摩耗は、第2アクチュエータ12の連続的な押圧作用によって補償される。上側バックアップロールバランス装置5に揺動可能に設けられた第1アクチュエータ6は挟持ヘッドによって上側ガイド8の上端でこのガイドに連結され、そして図1の左側部分に示したロール運転位置において、上側バックアップロールバランス装置5と上側ガイド8とを固定連結するようにロックされる。ロール間隙15の高さの、必要なまたは生じるすべての変更は、ロール運転中に上側バックアップロールバランス装置5を介してロックされた上側ガイド8によって行われる。アクチュエータ6のストロークは実際のワークロールとバックアップロールの直径に相応して位置を制御して調節され、かつ昇降シリンダ6に一体形成された挟持ヘッドによってロックされる。
【0022】
下側剥ぎ取り具13は同様に、付設の下側ワークロール3の領域において回転個所17の軸線回りに揺動可能に、好ましくはカルダン式に、可逆ロールスタンド20に配置されている。好ましくはロールビームの前に支承された下側剥ぎ取り具13は、詳しく示していない第4アクチュエータ14によって、上側剥ぎ取り具11に適合させるために類似の方法で下側ワークロール3に押し付けられる。
【0023】
特に図2と3からわかるように、各下側剥ぎ取り具13には2個の第4アクチュエータ14が付設されている。このアクチュエータは下側剥ぎ取り具13に関して対称に配置され、そして一方では下側剥ぎ取り具13に支持され、他方では逆ロールスタンド20またはこの可逆ロールスタンドに設けられた要素に支持されている。同様に、各上側ガイド8には、対称に配置された2個の昇降シリンダ6が付設され、各上側ガイド8の両側においてこの上側ガイドにはそれぞれ1個の下側垂直ガイド9と上側垂直ガイド10が付設されている。この垂直ガイドは可逆ロールスタンド20に設けられた相応の相手方要素と協働する。
【0024】
昇降シリンダ6に固定された連結要素19において、各上側ガイド8は軸21回りに揺動可能に第3アクチュエータ7に連結され、この第3アクチュエータは同様に軸22回りに揺動可能に連結要素19に固定されている。アクチュエータ7の他端は軸23回りに揺動可能に、連結部材19から離隔された各上側ガイド8の部分領域に固定されている。従って、各上側ガイド8は或る数の第1アクチュエータ6と同様に、或る数の第3アクチュエータ7が付設されている。本実施例ではこれは2個の液圧シリンダである。
【0025】
下側剥ぎ取り具13と上側剥ぎ取り具11を、図1の右側部分に示した、上側と下側ワークロール1、3の交換を可能にするワークロール交換場所またはワークロール交換位置に移動させるために、図1の右側部分に示すように上側ワークロール1と上側バックアップロール2が互いに接触しなくなるように、ロールスタンド入口側とロールスタンド出口側に配置された上側ガイド8がそれぞれ上側バックアップロールバランス装置5によって上側バックアップロール2と共に引き上げられる。続いて、昇降シリンダ6の挟持ヘッドが弛められ、上側ガイド8が下側垂直ガイド9から出るように、上側ガイド8が第1アクチュエータ6によって持ち上げられ、それによって上側垂直ガイド10内を案内された軸24回りに上側ガイドを揺動させることができる。この揺動運動は第3アクチュエータ7によって達成される。そのため、この第3アクチュエータのピストンロッドがピストン内に入り、第3アクチュエータの長さが短くなるので、上側ガイド8は図1の右側部分に示すように外側へ揺動し、上側ワークロール1の領域を上側ワークロール1の交換のために解放する。続いて、下側剥ぎ取り具13が第4アクチュエータ14によって図1の右側部分に示した開放位置へ上方に揺動させられる。上側剥ぎ取り具11と下側剥ぎ取り具13はワークロール1、2から離れる方向に外側へ揺動する。下側剥ぎ取り具13がそのワークロール交換位置に達した後で、続いて下側ワークロール3が可逆ロールスタンド20内のワークロール運び出しレール18に載るまで、下側バックアップロール4が下げられる。下側バックアップロール4をさらに下げると、下側ワークロール3と下側バックアップロール4が互いに接触しなくなるので、下側ワークロール3を交換することができる。
【0026】
図1の右側部分に示したワークロール交換位置において、上側剥ぎ取り具11と下側剥ぎ取り具13は、ワークロール交換のために解放されて露出するように、ワークロール組み立て部材またはワークロールチョックの外側輪郭の外に位置する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可逆ロールスタンド(20)、特にステッケル可逆ロールスタンド(20)であって、この可逆ロールスタンドが少なくとも1個の上側と下側のバックアップロール(2、4)と、このバックアップロールにそれぞれ付設された上側と下側のワークロール(1、3)とを備え、
前記可逆ロールスタンドがロールスタンド入口側とロールスタンド出口側にそれぞれ、前記上側ワークロール(1)に付設された上側ガイド(8)を備え、この上側ガイドが第1アクチュエータ(6)を介して上側可逆ロールスタンドに連結され、前記上側ガイド(8)とは異なる位置において、前記上側ワークロール(1)に付設され回転可能に支承された上側剥ぎ取り具(11)が、前記上側ガイド(8)に配置された第2アクチュエータ(12)を介して前記上側ワークロール(1)の方へ調節可能に配置され、
前記上側ガイド(8)が第1アクチュエータ(6)によって下側垂直ガイド(9)から引き出しできるようにかつ配置された第3アクチュエータ(7)によって付設の前記上側ワークロール(1)の方へ外側に揺動可能であるように、下側と上側の垂直ガイド(9、10)内に摺動可能に保持され、
前記可逆ロールスタンド(20)がさらにロールスタンド入口側とロールスタンド出口側にそれぞれ、前記下側ワークロール(3)に付設された下側剥ぎ取り具(13)を備え、この下側剥ぎ取り具が第4アクチュエータ(14)によって回転可能にかつ付設の前記下側ワークロール(3)の方へ調節可能に支承されている可逆ロールスタンド(20)。
【請求項2】
前記上側ガイド(8)が前記第1アクチュエータ(6)によって継手を介して上側バックアップロールバランス装置(5)に連結されて配置され、かつ前記下側垂直ガイド(9)から引き出し可能であることを特徴とする請求項1に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項3】
前記継手が挟持ヘッド、ボールヘッド、ユニバーサルジョイントまたは簡単な機械的連結部であることを特徴とする請求項2に記載の可逆ロールスタンド。
【請求項4】
前記第3アクチュエータ(7)が前記可逆ロールスタンドまたは前記バックアップロールバランス装置(5)および/または前記上側ガイド(8)に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項5】
前記上側剥ぎ取り具(11)が前記上側ワークロール(1)に向き合わせて配置され、前記剥ぎ取り具(11)が前記第2アクチュエータ(12)を介して前記ワークロール(1)の方へ圧下可能および押し付け可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項6】
前記アクチュエータ(14)が前記下側剥ぎ取り具(13)を前記ワークロール(3)に押し付けるかまたは前記ワークロールから離れるように移動させて前記ワークロール(1)の組み立て領域または分解領域の外に揺動させるように、前記下側剥ぎ取り具(13)が前記第4アクチュエータ(14)と共に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項7】
前記外への揺動が上方へまたは下方へ実施可能であることを特徴とする請求項6に記載の可逆ロールスタンド。
【請求項8】
上側と下側の前記剥ぎ取り具(11、13)がカルダン式に支承されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項9】
上側と下側の前記剥ぎ取り具(11、13)がワークロールチョックの領域から外に揺動可能に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項10】
前記アクチュエータ(6、7、12、14)が液圧シリンダまたは空気圧シリンダの形式の昇降シリンダとして形成されているかまたは駆動されるスピンドルの形に形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。
【請求項11】
前記上側ガイド(8)が連結要素(19)に回転可能に配置され、この連結要素にそれぞれ、挟持ヘッドを備えた昇降シリンダ(6)の一端と、第2液圧シリンダ(7)の一端が作用していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の可逆ロールスタンド(20)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−525259(P2012−525259A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−507640(P2012−507640)
【出願日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【国際出願番号】PCT/EP2010/002630
【国際公開番号】WO2010/124863
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(390035426)エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト (320)