説明

共同購入システムと共同購入サービス方法

【課題】 インターネット等の通信回線を介した手間の掛からない購入者の側が主導する共同購入システムを提供する。
【解決手段】 共同購入に関する情報をインターネット上に公開しかつ各利用者からの操作を受け付けるウェブサーバと、サーバ部10には利用者が購入を希望する対象を新規に登録する登録部11と、登録された対象を販売するために必要な販売条件を設定する販売条件設定部12と、登録された対象を販売条件と共に通信回線60を介して発信する公開部13と、登録された対象に対する各利用者からの新たな購入希望を受け付ける追加受付部14と、各登録された対象において現在までに受け付けた購入希望の総数が販売条件を満たすまでに達した場合に取引の成立を判定する判定部15と、商品やサービスの提供者の側が同時に一括して販売する場合の単価とその数量を示す販売情報を記録する販売情報記録部16を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等の通信回線を介した電子商取引に関し、特に商品やサービスの購入を仲介する共同購入システムと共同購入サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】販売者は、商品を一度に多量に購入する購入者に対して、代金の割引サービスを提供し、少量を購入する場合よりも安い単価により商品を販売することが多い。これは、多量に商品が販売できることは販売者にとって利益であり、更に一度にまとめて販売できることにより、販売に必要な多くの作業(接客、会計、伝票記入、梱包、配送等)を一度に処理でき、少量ずつ販売する場合よりも販売のコストが軽減できること等のためである。
【0003】このため購入者の側でも、一度に多量に商品を購入することによりこうした割引サービスの適用を受けられるようにしたい。そこで、同じ販売者から商品を購入する知り合い同士等が互いに協力して一括して購入する、共同購入が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の共同購入のシステムでは、以下に述べるような問題点があった。
【0005】従来では、共同購入する商品の価格等は、全て当該商品を販売する販売者の側において設定されるものであり、販売者の側が定めた数量の商品を一括して購入する場合に、販売者の側が定めた割引料金にて販売するシステムであった。このため、共同購入は全て販売者の側が主導して行うものであって、購入者の側から希望する販売価格を指定すること等はできなかった。
【0006】また、従来の共同購入においては、例えば共同購入を行う仲間を集めるには、各参加者が直接に知り合い等に声を掛けて募集する方法や、回覧版等を用いて共同購入の申し込み用紙を地域の住人や社内の従業員の間に回す等の方法により行われており、手間の掛かるものであった。
【0007】本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、購入者主導の共同購入を行う共同購入システムと共同購入サービス方法を提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、共同購入をインターネット等の通信回線を介して実施することにより、共同購入を手間を掛けずに行うことのできる共同購入システムと共同購入サービス方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明の共同購入システムは、通信回線を介して利用者による商品やサービスの購入を仲介する共同購入システムにおいて、利用者が購入を希望する対象を新規に登録する登録手段と、前記登録された対象を販売するために必要な販売条件を設定する販売条件設定手段と、前記登録された対象を、販売条件と共に前記通信回線を介して発信する公開手段と、前記登録された対象に対する、各利用者からの新たな購入希望を受け付ける追加受付手段と、前記登録された対象において、現在までに受け付けた購入希望の総数が販売条件を満たすまでに達した場合に、取引の成立を判定する判定手段を備えることを特徴とする。
【0010】請求項2の本発明の共同購入システムは、前記商品やサービスの提供者の側が、同時に一括して販売する場合の単価とその数量を示す販売情報を記録する販売情報記録部を備え、前記販売条件設定手段は、前記販売情報記録部を参照し、前記利用者が購入を希望する対象に対し指定した購入条件を基に、当該対象に対する販売条件を設定することを特徴とする。
【0011】請求項3の本発明の共同購入システムは、利用者の購入代金の支払いを仲介する決済機関の端末である決済端末に接続し、購入代金の支払いを受ける決済処理手段を備えることを特徴とする。
【0012】請求項4の本発明の共同購入システムは、前記通信回線をインターネットとすることを特徴とする。
【0013】請求項5の本発明の共同購入システムは、インターネット上に情報を公開するウェブサーバを備え、前記ウェブサーバは、共同購入に関する情報をインターネット上に公開し、かつ各利用者からの操作を受け付けることを特徴とする。
【0014】請求項6の本発明の共同購入サービス方法は、通信回線を介して利用者による商品やサービスの購入を仲介する共同購入サービス方法において、利用者が購入を希望する対象を新規に登録し、前記登録された対象を販売するために必要な販売条件を設定し、前記登録された対象を販売条件と共に前記通信回線を介して発信し、当該対象に対する各利用者からの新たな購入希望を受け付け、前記登録された対象において、現在までに受け付けた購入希望の総数が販売条件を満たすまでに達した場合に、取引の成立を判定することを特徴とする。
【0015】請求項7の本発明の共同購入サービス方法は、前記商品やサービスの提供者の側が、同時に一括して販売する場合の単価とその数量を示す販売情報を記録し、これを参照し、前記利用者が購入を希望する対象に対し指定した購入条件を基に、当該対象に対する販売条件を設定することを特徴とする。
【0016】請求項8の本発明の共同購入サービス方法は、利用者の購入代金の支払いを仲介する決済機関の端末である決済端末に接続し、購入代金の支払いを受けることを特徴とする。
【0017】請求項9の本発明の共同購入サービス方法は、前記通信回線をインターネットとすることを特徴とする。
【0018】請求項10の本発明の共同購入サービス方法は、ウェブサーバを介して、共同購入に関する情報をインターネット上に公開しかつ各利用者からの操作を受け付けることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態による共同購入システム100の構造を示すブロック図である。
【0021】図1を参照すると、本実施の形態の共同購入システム100は、各購入者と販売者との間における共同購入を仲介するサーバ装置10を備え、通信回線60を介して各購入者のユーザ端末30や、各販売者の販売者端末40等と接続している。
【0022】通信回線60は、共同購入を行うための通信を行う情報通信回線であり、例えばインターネットやパソコン通信やその他の専用回線や、これらの回線に接続するための電話回線や無線電話回線等を用いることができる。
【0023】ユーザ端末30は、購入者である各利用者が共同購入のための操作を行う端末であり、通信回線60を介してサーバ装置10に接続する通信機能と、共同購入のための操作を行う情報処理機能を備えるものである。例えば、パソコンやノートパソコンやPDA(personal digital assistants)等の情報端末や、iモード等の文字データの通信機能を備える携帯電話やPHS(personal handy-phonesystem)等の通信端末を用いることができる。
【0024】販売者端末40は、ユーザ端末30と同様にして、販売者の側が共同購入のための操作を行う端末である。また、販売者端末40は、ユーザ端末30と異なる端末装置とする必要は特になく、1台の端末が販売者端末40とユーザ端末30との双方を兼ねてもよい。
【0025】ここで、共同購入により購入する対象には特に制限はなく、日用品、家電製品、パソコン、自動車等の各種商品の購入や、その他にもホテルや航空機の予約、旅行代理店のサービス、自動車学校や英会話の学校等による各種サービスの購入が考えられる。
【0026】また、本実施の形態の共同購入システム100が通信回線60を介して購入者や販売者と通信するためには、例えば特に、図1の例においてはウェブサーバ20を備えてこれをサーバ装置10から制御することにより、インターネット上等において共同購入を行うための共同購入サイトを開設し運営することができ、このサイトにおいて共同購入の情報を掲載したウェブページを公開したり、購入者や販売者からの共同購入の操作を受け付けることができる。
【0027】また、クレジットカード会社や金融機関等による決済機関の端末である決済端末50に、通信回線60を介して接続することにより、共同購入する商品等の代金を、サーバ装置10は購入者が指定したクレジットカード番号や預金口座番号等を用いて決済することができる。
【0028】図2は、本実施の形態のサーバ装置10の構造の一例を示すブロック図である。
【0029】図2を参照すると、サーバ装置10は、利用者が希望する共同購入の案件をシステムに登録する登録部11と、利用者が希望する共同購入の案件に対して必要とする販売数量や販売時の単価等を設定する販売条件設定部12と、共同購入の案件の情報を通信回線60を介して公開する公開部13と、公開された共同購入の案件に対してその購入に賛同する各利用者からの更なる購入の申し込みを受け付ける追加受付部14と、共同購入の取引の成立を判定する判定部15と、販売者が販売する商品等の情報を記録する販売情報記録部16と、取引成立時に共同購入する代金を決済する決済処理部17と、取引成立時に販売者に当該商品等を発注する発注部18と、注文した購入者に当該商品等を発送する配送部19を備える。
【0030】次に、本実施の形態の共同購入システム100の動作の一例を説明する。
【0031】図3は、本実施の形態による共同購入システム100の処理を説明するためのフローチャートである。図3においては、特に、販売者による販売情報の登録の処理と、購入者による共同購入の新規登録の処理と、登録された共同購入への新たな共同購入者の受付処理と、取引成立後の処理を示している。
【0032】まず、販売者による販売情報の登録の処理においては、販売者は、ウェブサーバ20に開設される共同購入サイトに接続し、販売情報を登録するための販売情報登録ページを表示する。図4は、本実施の形態の販売情報登録ページの一例を示す図である。
【0033】ここで販売情報とは、販売者が共同購入において販売する商品等の販売価格の情報であり、一括して購入する所定の数量に対応したその割引きされた販売価格を示すものである。こうして、販売情報として、共同購入における販売価格の情報を記録しておくことにより、販売条件設定部12は利用者が希望する価格により購入するためには一括して何人が共同購入をする必要があるのか等を自動判定することができる。
【0034】図4の例では、販売者は、自らが販売する商品の名前とその説明、及び一括して販売する場合における販売個数に対応した単価を入力して指定することができる。そして、下部の送信ボタンをマウスカーソルによりクリックすることにより、入力したデータをウェブサーバ20やサーバ装置10の側に送信することができる(ステップ301)。そして、送信された販売情報は受信され、販売情報記録部16によりこの受信した販売情報のデータが記録される。また、サーバ装置10の公開部13等により、各商品等の販売情報のデータを記載した販売情報ページを生成して、ウェブサーバ20からインターネット上に公開するものとしてもよい。
【0035】次に、各購入者による共同購入を希望する商品等を新規に登録する処理を説明する。
【0036】利用者は、まずウェブサーバ20に開設される共同購入サイトに接続し、購入を希望する商品の共同購入者の募集が既に行われているか、また当該商品を販売する販売者が販売情報を登録しているかどうか等をサイト内を検索して調査する。もし、まだ共同購入者の募集が開始されていない場合等においては、共同購入を自ら新規登録する。
【0037】その検索のためには、例えば、共同購入を行う商品やサービスの分類別や50音順の一覧のページを共同購入サイトに備えたり、CGI(common gateway interface)等を用いてその商品等をキーワードから自動的に検索する機能をウェブサーバ20に備える等の方法がある。
【0038】また、希望する商品等に対して、それを希望する価格で購入するために必要な総購入数(又は、総購入者数)を、各販売者が登録した販売条件のデータを参照して検索できるようにすることもできる。
【0039】図5は、本実施の形態の販売条件の検索ページの一例を示す図である。図5の例では、利用者は、購入を希望する商品の販売情報の検索ページを表示し、当該商品の購入を希望する価格(単価)を指定してサーバ装置10の側に送信する(ステップ311)。すると、販売条件設定部12は、指定された商品に関する販売情報が記録されているかどうかを販売情報記録部16を参照して検索し、そしてもし販売情報が記録されている場合には、指定された単価により購入するために必要な総購入数を調べ、その総購入数が最小であるものを(又は、検索に該当した全てを)利用者に通知する。この利用者への通知は、例えば、ユーザ端末30のウェブブラウザの表示を、検索結果を示すページに更新する等により行うことができる。そして、利用者は通知された共同購入の総購入数を参照し、もし同意する場合には、その総購入数の条件による共同購入を登録する。また、販売条件設定部12は、指定した単価による購入のために必要な総購入数を検索する他にも、指定した総購入数(又は、共同購入者数)による購入により可能な最安の販売単価を検索することも同様に可能である。
【0040】図6は、本実施の形態の共同購入の新規登録ページの一例を示す図である。図6の例では、特に販売者が販売情報を登録している商品に対する共同購入の新規登録ページが示されている。
【0041】利用者は、図6の新規登録ページに対して購入を希望する数量等の所定の事項をを入力し、入力したデータを図4の場合等と同様に送信する。そして送信されたデータは、サーバ装置10の登録部11により登録処理が実行される(ステップ312)。そして、登録された共同購入の情報を表示するウェブページが生成され、これがウェブサーバ20からインターネット上に公開されることにより、他の利用者の共同購入への参加が募集される。
【0042】また、利用者が購入を希望する商品が、販売者による販売情報の登録されていない場合にもその共同購入の登録を受け付けても良い。この場合には、利用者が希望する価格により購入ができるかどうか、また共同購入を受け付ける販売者が現れるかどうかは保証されないが、利用者が希望する購入条件の情報を公開することにより、当該条件により販売を行う販売者を募集することができる。また、この場合には、例えば共同購入システムを運営する業者が、指定された購入条件に基づき別途メーカーや問屋等と交渉し販売の同意を得て、必要とする総購入数の決定を行うものとしてもよい。
【0043】次に、登録された共同購入に対する新たな共同購入者の受付処理を説明する。
【0044】利用者は、自らが購入したい商品等に対して既に共同購入の参加者が募集されている場合には、その共同購入における商品の単価や取引の成立のために販売が必要な残りの商品数等の情報を参照し、その共同購入への参加を希望する場合にでは、新たな共同購入者として当該共同購入に参加するのである。
【0045】図7は、本実施の形態の共同購入受付ページの一例を示す図である。図7の例では、現在共同購入者を募集している共同購入の、商品名や、単価や、必要とする総購入数や、これまでに受け付けられた共同購入の総数等を表示している。利用者は、もしこの共同購入の条件に同意する場合には、自らが購入を希望する数量等の所定の事項を入力して送信することにより、共同購入をする旨を通知する(ステップ322)。そして送信されたデータは、サーバ装置10の追加受付部14により登録処理が実行される(ステップ323)。また、残る購入の必要な数等を最新のものに更新する(ステップ324)。
【0046】図7の例では、50台の購入の申し込みを受け付ける必要があることろに、これまでに32台の購入の申し込みを受け付けており、残りは18台であるが、ここで新たに1台の購入の申し込みを受け付けることでその残りは17台となる。
【0047】次に、取引成立後の処理を説明する。
【0048】判定部15は、購入の申し込みの受付数が必要とする総購入数に達した場合にこれを検出し、共同購入の取引の成立を判定する。そして、購入を申し込んだ各利用者のユーザ端末30と、当該商品を販売する販売者の販売者端末40に取引成立を通知する。
【0049】そして、利用者の代金の支払いを代行するクレジットカード会社等の決済機関の端末である決済端末50に接続し、決済処理部17は、各利用者のクレジットカード番号を指定してその代金の決済を行う(ステップ332)。そして、販売者端末40に対し共同購入の商品を発注し(ステップ333)、販売者から届けられた商品を利用者の元に配送することにより(ステップ334、335)、本実施の形態の共同購入システム100による共同購入の一連の処理が終了する。
【0050】また、ここで発注や配送の処理は、その一部又は全てをサーバ装置10に備える発注部18や配送部19により、その実行又その実行の指示を自動処理することができる。例えば、発注部18による発注処理は、販売者の電子メールアドレスに対し発注を指示する所定のメールを送信する等の方法が可能である。また、配送部19による配送処理は、外部の配送業者に対し配送を指示する電子メールを送信したり、当該商品を配送するためのあて先等を記入した伝票を印刷する等の処理が可能である。
【0051】また、本実施の形態の共同購入システム100を運営する業者は、その運営経費を、販売者や購入者から徴収するものとしたり、共同購入サイト内の各ウェブページにバナー広告を表示しその広告料金で運営したり、またインターネット接続サービスを提供するプロバイダや通話サービスを提供する電話会社等において自社のサービスを利用する利用者に対し無料で共同購入のサービスを提供する等の方法が考えられる。
【0052】また他の実施例として、こうした共同購入した商品の代金の決済、発注、配送等の処理は、各購入者と販売者の双方の間に任せて、共同購入システムは取引の成立の判定までを行うものとしてもよい。
【0053】さらに他の実施例として、共同購入を行う商品の価格や取引の成立の条件である総購入数は、最初に設定された値に限定するのではなく、取引の成立までに他の販売者からより有利な条件により販売を行う申し出があった場合に、その購入先を有利な条件を提示した販売者に変更する、いわゆる逆入札のシステムを本共同購入システムに導入することも可能である。
【0054】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の共同購入システムによれば、以下のような効果が達成される。
【0056】第1に、共同購入をインターネット等の通信回線を介して実施し、その購入者と販売者からの共同購入の操作を自動処理することにより、共同購入をその購入者と販売者の双方が手間を掛けずに容易に行うことができる。
【0057】第2に、共同購入をする商品とその価格を、購入者の側からもその希望を指定することができるため、購入者主導の共同購入を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による共同購入システムの構造を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のサーバ装置の構造の一例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態による共同購入システムの処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の販売情報登録ページの一例を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の販売条件の検索ページの一例を示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の共同購入の新規登録ページの一例を示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の共同購入受付ページの一例を示す図である。
【符号の説明】
100 共同購入システム
10 サーバ装置
11 登録部
12 販売条件設定部
13 公開部
14 追加受付部
15 判定部
16 販売情報記録部
17 決済処理部
18 発注部
19 配送部
20 ウェブサーバ
30 ユーザ端末
40 販売者端末
50 決済端末
60 通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】 通信回線を介して利用者による商品やサービスの購入を仲介する共同購入システムにおいて、利用者が購入を希望する対象を新規に登録する登録手段と、前記登録された対象を販売するために必要な販売条件を設定する販売条件設定手段と、前記登録された対象を、販売条件と共に前記通信回線を介して発信する公開手段と、前記登録された対象に対する、各利用者からの新たな購入希望を受け付ける追加受付手段と、前記登録された対象において、現在までに受け付けた購入希望の総数が販売条件を満たすまでに達した場合に、取引の成立を判定する判定手段を備えることを特徴とする共同購入システム。
【請求項2】 前記商品やサービスの提供者の側が、同時に一括して販売する場合の単価とその数量を示す販売情報を記録する販売情報記録部を備え、前記販売条件設定手段は、前記販売情報記録部を参照し、前記利用者が購入を希望する対象に対し指定した購入条件を基に、当該対象に対する販売条件を設定することを特徴とする請求項1に記載の共同購入システム。
【請求項3】 利用者の購入代金の支払いを仲介する決済機関の端末である決済端末に接続し、購入代金の支払いを受ける決済処理手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の共同購入システム。
【請求項4】 前記通信回線をインターネットとすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の共同購入システム。
【請求項5】 インターネット上に情報を公開するウェブサーバを備え、前記ウェブサーバは、共同購入に関する情報をインターネット上に公開し、かつ各利用者からの操作を受け付けることを特徴とする請求項4に記載の共同購入システム。
【請求項6】 通信回線を介して利用者による商品やサービスの購入を仲介する共同購入サービス方法において、利用者が購入を希望する対象を新規に登録し、前記登録された対象を販売するために必要な販売条件を設定し、前記登録された対象を販売条件と共に前記通信回線を介して発信し、当該対象に対する各利用者からの新たな購入希望を受け付け、前記登録された対象において、現在までに受け付けた購入希望の総数が販売条件を満たすまでに達した場合に、取引の成立を判定することを特徴とする共同購入サービス方法。
【請求項7】 前記商品やサービスの提供者の側が、同時に一括して販売する場合の単価とその数量を示す販売情報を記録し、これを参照し、前記利用者が購入を希望する対象に対し指定した購入条件を基に、当該対象に対する販売条件を設定することを特徴とする請求項6に記載の共同購入サービス方法。
【請求項8】 利用者の購入代金の支払いを仲介する決済機関の端末である決済端末に接続し、購入代金の支払いを受けることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の共同購入サービス方法。
【請求項9】 前記通信回線をインターネットとすることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一つに記載の共同購入サービス方法。
【請求項10】 ウェブサーバを介して、共同購入に関する情報をインターネット上に公開しかつ各利用者からの操作を受け付けることを特徴とする請求項9に記載の共同購入サービス方法。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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