説明

共有テレビジョン・セッション

共有テレビジョン・セッションについて記載する。実施形態(1つまたは複数)では、テレビジョン・コンテンツをチューナー・デバイスのチューナーを通じて受信することができる。テレビジョン・コンテンツを受信するためにチューナー・デバイスのチューナーを共有するレンダリング・デバイス間において、共有テレビジョン・セッションを作ることができる。レンダリング・デバイスにおいて開始される場合、チューナー・コンフィギュレーション入力を受けることができ、このチューナー・コンフィギュレーション入力は、テレビジョン・コンテンツを変えるために、チューナー・デバイスに伝達することができる。チューナー・デバイスは、チューナー・コンフィギュレーション入力にしたがって、チューナーを通じて異なるテレビジョン・コンテンツを受信することができる。次いで、異なるテレビジョン・コンテンツを受信するためにチューナー・デバイスのチューナーを更に共有するレンダリング・デバイスを更新するために、チューナー・コンフィギュレーション入力と関連したチューナー更新データーを伝達することができる。

【発明の詳細な説明】
【従来技術】
【0001】
[0001] 視聴ために入手可能な種々のテレビジョン・プログラミングおよび他のメディア・コンテンツは、増大しつつある。予定が組まれているテレビジョン番組の放送に加えて、テレビジョン視聴選択肢には、ビデオ・オン・デマンドによる選択、および他の記録済みテレビジョン・コンテンツが含まれる。テレビジョン・システムは、テレビジョン・クライアント・デバイスを含む。テレビジョン・クライアント・デバイスは、テレビジョン・プログラミングおよび他の選択されたメディア・コンテンツを、ブロードキャスト・ネットワークおよび/またはIPベース・コンテンツ配信ネットワークを通じて受信する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
複数のテレビジョン・クライアント・デバイスを含む家庭用ネットワークまたは業務用ネットワークというような、典型的なマルチルーム・ブロードキャストおよび/またはIPTVシステムでは、 家庭または事務所に入ることができるテレビジョン・コンテンツ・ストリームの数が限られているために、リソースの制約がある場合もある。他のリソースの制約には、テレビジョン・コンテンツを受信するブロードキャスト・チューナーの台数の制限、および/またはテレビジョン・コンテンツ・ストリームに利用可能な進入帯域幅(ingress bandwidth)の制限も含まれることがある。これらのリソースの制約のために、ネットワークにおいて利用可能なチューナーが全て、テレビジョン・コンテンツの再生および/またはテレビジョン・コンテンツの記録のために他の人によって用いられているときのように、ユーザーが選択したテレビジョン・プログラミングを受信し視聴するというユーザーの要求が制限される可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0003】
[0002] この摘要は、共有テレビジョン・セッションの概念を簡略化して紹介するために設けられている。この簡略化した概念については、以下で詳細な説明において更に説明する。この摘要は、特許請求される主題の必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求される主題の範囲を決定するときに用いることを意図するのでもない。
【0004】
[0003] 共有テレビジョン・セッションについて記載する。実施形態(1つまたは複数)では、テレビジョン・コンテンツは、チューナー・デバイスのチューナーを通じて受信することができる。チューナー・デバイスのチューナーを共有するレンダリング・デバイス間において、テレビジョン・コンテンツを受信するために、共有テレビジョン・セッションを作ることができる。レンダリング・デバイスにおいて開始するときに、チューナー・コンフィギュレーション入力を受信することができ、テレビジョン・コンテンツを変更するために、このチューナー・コンフィギュレーション入力をチューナー・デバイスに伝達することができる。チューナー・デバイスは、チューナー・コンフィギュレーション入力にしたがって、チューナーを通じて異なるテレビジョン・コンテンツを受信することができる。次いで、異なるテレビジョン・コンテンツを受信するためにチューナー・デバイスのチューナーを更に共有するレンダリング・デバイスを更新するために、チューナー・コンフィギュレーション入力と関連したチューナー更新データーを伝達することができる。一実施形態では、チューナー・デバイスのチューナーを、共有テレビジョン・セッションに接続されているレンダリング・デバイスによって、そのレンダリング・デバイスおよび共有テレビジョン・セッションの許可および/またはコンフィギュレーション設定に基づいて制御することができる。
【0005】
[0004] 共有テレビジョン・セッションの他の実施形態(1つまたは複数)では、共有テレビジョン・セッションに加入するために、追加のレンダリング・デバイスから加入要求を受けることができ、チューナー・デバイスのチューナーを通じてテレビジョン・コンテンツを受信するために、この追加のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッションに加入させることができる。共有テレビジョン・セッションに既に接続されている各レンダリング・デバイスから、加入要求の承認を受けたなら、追加のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッションに加入させることができる。あるいはまたは加えて、共有テレビジョン・セッションに接続されている各デバイスと共に加入する追加のレンダリング・デバイスと関連して得られた許可に基づいて、追加のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッションに加入させることができる。他の実施形態では、共有テレビジョン・セッションに接続されているレンダリング・デバイスのうち1つにおいて視聴のために表示されているテレビジョン・コンテンツは、レンダリング・デバイスのうち他の1つから、これらのデバイスの1つまたは双方の許可および/またはコンフィギュレーション設定に基づいて監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
[0005] 共有テレビジョン・セッションの実施形態について、以下の図面を参照しながら説明する。図面全体を通じて、同様の機構およびコンポーネントを指すために同じ番号が用いられる。
【図1】図1は、共有テレビジョン・セッションの実施形態を実現することができるシステム例を示す。
【図2】図2は、1つ以上の実施形態による共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)例を示す。
【図3】図3は、1つ以上の実施形態による共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)例を示す。
【図4】図4は、1つ以上の実施形態による共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)例を示す。
【図5】図5は、1つ以上の実施形態による共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)例を示す。
【図6】図6は、1つ以上の実施形態による共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)例を示す。
【図7】図7は、共有テレビジョン・セッションの実施形態を実現することができるデバイス例の種々のコンポーネントを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0013] 共有テレビジョン・セッションの実施形態は、テレビジョン・コンテンツを受信するチューナー・デバイスから、テレビジョン・コンテンツを受信するチューナーを有していないレンダリング・デバイスに、テレビジョン・コンテンツを共有することに備える。家庭または事務所の環境において、チューナー・デバイスはIPTVコンテンツおよび/または地上波ブロードキャスト・テレビジョン・コンテンツ(over-the-air broadcast television content)を受信することができる。共有テレビジョン・セッションは、チューナー・デバイスのチューナーまたは他の機能によってテレビジョン・コンテンツを受信するレンダリング・デバイス間で作ることができる。一実施形態では、チューナー・デバイスのチューナーは、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスによって、このレンダリング・デバイスおよび共有テレビジョン・セッションの許可および/またはコンフィギュレーション設定に基づいて制御することができる。また、他のレンダリング・デバイスが、共有テレビジョン・セッションに加入し、チューナー・デバイスのチューナーを通じてテレビジョン・コンテンツを受信するために、加入要求を開始することもできる。
【0008】
[0014] 数個のデバイスが1つのチューナーを共有するとき、リソースのコンフリクトが起こる可能性があり、システムにおけるチューナーが既に他のビューアによってまたは記録のために用いられている場合に、ユーザーの視聴要求を拒絶するのではなく、このユーザーは、他のビューアと共に視聴を共有するために、異なる共有テレビジョン・セッションに加入することを開始することができる。加えて、一人のユーザーは、家庭または事務所環境全体で表示されるというような、複数のデバイスにおける視聴のために表示される同じテレビジョン・コンテンツを有するためにも、チューナー・デバイスの1つのチューナーのみを利用すれば済む。リソースのコンフリクトは、ユーザーが共有視聴のために加入することができる任意の共有テレビジョン・セッションを提供することによって解決することができ、リソースのコンフリクトについて多くのあり得る理由を提示して、ユーザーがリソースのコンフリクトを片付けて(sort out)解決することを期待するのではない。
【0009】
[0015] 記載する共有テレビジョン・セッションのシステムおよび方法の特徴および概念は、任意の数の異なる環境、システム、および/または種々の構成において実現することができるが、共有テレビジョン・セッションの実施形態は、以下のシステム例および環境例のコンテキストで説明することとする。
【0010】
[0016] 図1は、共有テレビジョン・セッションの種々の実施形態を実現することができるシステム例100を示す。システム例100は、複数のネットワーク接続デバイスを含む家庭環境または事務所環境におけるような、種々のデバイスの共有セッション・ネットワーク102を含む。また、システム例100は、コンテンツ・ディストリビューター104も含む。コンテンツ・ディストリビューター104は、共有セッション・ネットワーク102のチューナー・デバイス108との通信ネットワーク106を通じた通信のために実装されている。チューナー・デバイス108は、テレビジョン・コンテンツを受信するために用いられるチューナーを含むデバイスの一例であり、一実施形態では、テレビジョン・クライアント・デバイスとして実現することができる。共有セッション・ネットワーク102は、任意の数のチューナー・デバイスおよびレンダリング・デバイスを含み、同じ場所に配置することができる。
【0011】
[0017] チューナー・デバイスは、テレビジョン・コンテンツを受信するチューナーを含み、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスに対するリソースとして実現することができる。レンダリング・デバイスは、共有テレビジョン・セッションのためのリソースを合体(join)、管理、および調停するために実装することができる。種々の実施形態では、チューナー・デバイスにおけるチューナーという用語は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスとテレビジョン・コンテンツを共有する帯域幅というような、他の種々の共有リソースを示す。加えて、チューナー・デバイスがチューナーを含まなくてもよく、代わりに、事実上テレビジョン・コンテンツに同調するソフトウェアまたは他の機能を、チューナー・デバイスに実装することができる。例えば、IPTV受信機のようなデバイスは、イーサネット入力ポートを通じてテレビジョン・コンテンツを受信することができる。次いで、受信機は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスとテレビジョン・コンテンツを共有するために、チューナーを用いずに、テレビジョン・コンテンツを播布することができる。
【0012】
[0018] メディア・コンテンツ配信システムでは、コンテンツ・ディストリビューター104は、テレビジョン・コンテンツ110、コンテンツ・メタデーター、メディア・コンテンツ、および/または他の関連したデーターを、複数のビューア、ユーザー、顧客、定期加入者、視聴システム、および/またはクライアント・デバイスに配信し易くする。通信ネットワーク106は、任意のフォーマットでのデーター通信を容易にする任意のタイプのデーター・ネットワーク、音声ネットワーク、ブロードキャスト・ネットワーク、IPベース・ネットワーク、および/またはワイヤレス・ネットワーク112を含むことができる。通信ネットワーク106(ワイヤレス・ネットワーク112を含む)は、任意のタイプのネットワーク/トポロジおよび/または通信プロトコルを用いて実現することができ、2系統以上のネットワークの組み合わせとして表現または実現することができる。加えて、矢印で示す通信リンクのうち任意の1つ以上が、双方向データー通信に対応する(facilitate)。
【0013】
[0019] メディア・コンテンツ(例えば、記録したメディア・コンテンツを含む)は、任意のタイプのオーディオ、ビデオ、および/または任意のメディア・コンテンツ・ソースから受信した画像メディア・コンテンツを含むことができる。本明細書において記載する場合、メディア・コンテンツは、記録されたビデオ・コンテンツ、ビデオ・オン・デマンドによるコンテンツ、テレビジョン・コンテンツ、テレビジョン番組(またはプログラミング)、広告、コマーシャル、音楽、ムービー、ビデオ・クリップ、およびその他のオン・デマンド・メディア・コンテンツを含むことができる。他のメディア・コンテンツには、インタラクティブ・ゲーム、ネットワーク・ベース・アプリケーション、および任意の他のコンテンツまたはデーター(例えば、プログラム・ガイド・アプリケーション・データー、ユーザー・インターフェース・データー、広告コンテンツ、クローズド・キャプション・データー、コンテンツ・メタデーター、サーチ結果、および/または推薦等)を含むことができる。
【0014】
[0020] この例では、共有セッション・ネットワーク102は、テレビジョン・クライアント・デバイス114、ゲーミング・デバイス116、およびコンピューター・デバイス118というような、種々のレンダリング・デバイスを含む。これらは全て、ローカル・ネットワーク接続120と通じたデーター通信のために実装される。種々のデバイスは、クライアント・システムにおけるコンポーネントとして実装され、各デバイスは、それぞれのディスプレイ・デバイス122を含み、レンダリング・デバイスおよびディスプレイ・デバイスが一緒になって任意の形態のオーディオ、ビデオ、および/または画像コンテンツをレンダリングまたは再生する。ディスプレイ・デバイス122は、任意のタイプのテレビジョン、高品位テレビジョン(HDTV)、LCD、または同様のディスプレイ・システムとして実現することができる。種々のテレビジョン、ゲーミング、およびコンピューター・デバイスには、テレビジョン・クライアント・デバイス114へのユーザー選択可能な入力のためのリモート・コントロール・デバイス124、ゲーミング・デバイス116へのユーザー選択可能な入力のためのゲーミング・コントローラー126、およびコンピューター・デバイス118へのユーザー選択可能入力のためのキーボード128(および/またはマウス入力デバイス)というような、1つ以上の入力デバイスを関連付けることもできる。
【0015】
[0021] 共有テレビジョン・セッションの一実施形態では、共有セッション・ネットワーク102が、チューナーを実装したチューナー・デバイスを含むことができ、更にチューナーを有していないデバイス(例えば、レンダリング・デバイスとも呼ぶ)を含むことができる。一例としたチューナー・デバイス130は、共有セッション・ネットワーク102におけるチューナー・デバイス108のような、チューナー・デバイスを代表する。一例としたレンダリング・デバイス132は、共有セッション・ネットワーク102におけるテレビジョン・クライアント・デバイス114、ゲーミング・デバイス116、およびコンピューター・デバイス118というような、レンダリング・デバイスを代表する。本明細書において記載するデバイスのうち任意のものには、1つ以上のプロセッサー、通信コンポーネント、データー入力、メモリー・コンポーネント、処理および制御回路、および/またはメディア・コンテンツ・レンダリング・システムを実装することができる。また、デバイスには、図7に示すデバイス例を参照して説明するような異なるコンポーネントを任意の数だけまたはその組み合わせを実装することもできる。
【0016】
[0022] この例では、チューナー・デバイス130は、メディア・コンテンツ入力134と、テレビジョン・コンテンツ138のようなメディア・コンテンツをコンテンツ・ディストリビューター104から受信する1つ以上のチューナー136とを含む。メディア・コンテンツ入力134は、IPベース・ネットワークを通じてテレビジョン・コンテンツ(例えば、IPTVコンテンツ)のストリームを受信するインターネット・プロトコル(IP)入力のような、任意のタイプの通信インターフェースおよび/またはデーター入力を含むことができる。メディア・コンテンツ入力134は、テレビジョン・コンテンツ138を、コンテンツ・ディストリビューター104からマルチキャストされたIPTVとして受信することができる。加えて、メディア・コンテンツ入力134は、任意のタイプのブロードキャストおよび/または地上波入力を含むことができ、これらを通じてメディア・コンテンツが無線で受信される。また、チューナー・デバイス130は、デバイス・マネージャー140(例えば、制御アプリケーション、ソフトウェア・アプリケーション、信号処理および制御モジュール、特定のデバイスにはネーティブであるコード、特定のデバイスのためのハードウェア・アブストラクション・レイヤー等)も含むことができる。
【0017】
[0023] この例では、レンダリング・デバイス132は、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスを代表し、1つ以上のプロセッサー、通信コンポーネント、データー入力、メモリー・コンポーネント、処理および制御回路、および/または図7に示すデバイス例を参照しながら説明するような異なるコンポーネントのうち任意のものを実装することができる。レンダリング・デバイス132は、チューナー・デバイス130においてデバイス・マネージャー140を参照しながら説明するデバイス・マネージャー142を含むことができる。また、レンダリング・デバイス132は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているときにチューナー・デバイス130のチューナー136を通じて、テレビジョン・コンテンツ138のようなメディア・コンテンツを受信するメディア・コンテンツ・ネットワーク入力144も含む。
【0018】
[0024] レンダリング・デバイス132は、テレビジョン・コンテンツ138がチューナー・デバイス130から受信されたときに、表示のためにこのテレビジョン・コンテンツ138を受信しレンダリングするレンダリング・システム146を含む。また、レンダリング・システム146は、共有テレビジョン・セッションの実施形態を実現するために、ディスプレイ用ユーザー・インターフェースをレンダリングするために実装することもできる。また、レンダリング・デバイス132は、セッション・マネージャー148も含む。セッション・マネージャー148は、コンピューター実行可能命令として実装し、共有テレビジョン・セッションの実施形態および/または機構を実現するためにプロセッサーによって実行することができる。一実施態様では、セッション・マネージャー148は、デバイス・マネージャー142のコンポーネントまたはモジュールとして実装することもできる。
【0019】
[0025] 実施形態では、セッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいてレンダリング・デバイス(例えば、テレビジョン・クライアント・デバイス114、ゲーミング・デバイス116、およびコンピューター・デバイス118)間で共有テレビジョン・セッション150を作るために実装することができる。共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスは、チューナー・デバイス130のチューナー136を共有して、テレビジョン・コンテンツ138を受信する。また、レンダリング・デバイス132は、このデバイスのためのコンフィギュレーション設定も含む。このコンフィギュレーション設定は、レンダリング・デバイスの共有テレビジョン・セッションのそれぞれに対応する許可および/またはセッション設定を含むことができる。
【0020】
[0026] 加えて、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスは、各々、テレビジョン・コンテンツを、受信しつつ、一時的に記録するポーズ・バッファーも含むことができる。あるいはおよび/または加えて、チューナー・デバイスは、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスによってアクセスされるポーズ・バッファーを含むことができる。共有セッション・ネットワーク102の中にあるデバイスの各々には、視聴のためにテレビジョン・コンテンツを再生する、独立したDVR制御部も実装することができる。
【0021】
[0027] 実施形態では、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、ユーザー選択可能な選択肢、入力、および/または共有テレビジョン・セッション150および共有セッション・ネットワーク102において接続されているデバイスに対するコンフィギュレーション設定を表示するセッション・ユーザー・インターフェース154の表示を開始するために実装することができる。例えば、セッション・ユーザー・インターフェース154は、テレビジョン・クライアント・デバイス114と関連付けられているディスプレイ・デバイス122上に表示することができる。セッション・ユーザー・インターフェース154は、共有テレビジョン・セッションのコンフィギュレーション表現156を含み、このコンフィギュレーション表現は、各々共有テレビション・セッションにおいて接続されているデバイスを表す画像を含む。各々コンフィギュレーション表現156において共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイスを表す画像またはロゴは、カラー・コード化することができ、あるいは許可、セッション設定、コンフィギュレーション設定、チューナー制御などを示す任意の他の別個の視覚的機構を含むこともできる。
【0022】
[0028] セッション・ユーザー・インターフェースは、ユーザー選択可能な選択肢、入力、許可、コンフィギュレーション設定、および/またはそれぞれの共有テレビジョン・セッションについてのセッション設定を表示するために、ディスプレイ・デバイス122のうち任意のものに表示することができる。例えば、共有テレビジョン・セッションのコンフィギュレーション表現158が、コンピューター・デバイス118と関連付けられているディスプレイ・デバイス122上に表示されているのが示されている。他の例では、視聴選択肢160のメニューが、セッション・ユーザー・インターフェース154の一例として、ゲーミング・デバイス116に表示されている。ユーザーは、利用可能なチューナー、リソース、および/または共有テレビジョン・セッションのリストから、共有視聴のための視聴選択肢として、共有テレビジョン・セッションを選択することができる。一実施形態では、セッション・ユーザー・インターフェース154は、ユーザーが加入することを選択することができる既存の共有テレビジョン・セッションを含む、ユーザー選択可能な視聴選択肢を表示することができる。共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスのセッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションに加入することを要求している追加のレンダリング・デバイスからの加入要求を受けることができる。次いで、セッション・マネージャー148は、この追加のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッションに加入させて、チューナー・デバイス130のチューナー136(例えば、チューナー・デバイス108)を通じてテレビジョン・コンテンツを受信し、追加のレンダリング・デバイスにおける視聴のためにテレビジョン・コンテンツを表示することができる。
【0023】
[0029] セッション・ユーザー・インターフェース154は、種々の共有テレビジョン・セッション情報を表示するために、共有セッション・ネットワーク102において接続されているデバイスのうち任意のものにおいて表示することができる。1つの実例では、セッション・ユーザー・インターフェース154は、利用可能な共有テレビジョン・セッションおよび視聴選択肢のリスト、ならびに共有テレビジョン・セッションにおける現在のデバイスおよび/または視聴者の指示、更に共有視聴に関連したテレビジョン・チャネルを含むことができる。他の実例では、セッション・ユーザー・インターフェース154は、共有テレビジョン・セッションに加入するメニュー選択肢、または一度に複数の共有テレビジョン・セッションに加入する選択肢を含むことができる。モザイク画面に複数の共有テレビジョン・セッションを表示し、セッション・ユーザー・インターフェースからの選択に合わせて、特定のセッションを強調するための焦点を含むことができる。
【0024】
[0030] セッション・ユーザー・インターフェース154の他の実例では、ユーザーが共有テレビジョン・セッションを共有し始めるためのメニュー選択肢を含むことができる。例えば、あるデバイスにおいて、ユーザーは他の視聴者とテレビジョン・コンテンツを共有し始めることができ、このユーザーはセッション・ユーザー・インターフェース154から、共有セッション・ネットワーク102において接続されている他のレンダリング・デバイスのうち任意のものを選択することができる。一実施形態では、ユーザーは、家庭環境または事務所環境全体における視聴のために表示される同じテレビジョン・コンテンツを有するために、共有セッション・ネットワーク102において接続されている他のデバイス全てを選択することができる。一実施形態では、セッション・ユーザー・インターフェース154は、共有テレビジョン・セッションに加入するためにユーザーが選択することができる、利用可能なレンダリング・デバイスを表示することができ、セッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいて利用可能なレンダリング・デバイスから選択されたものを加入させるために、加入選択を受けることができる。次いで、セッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいて利用可能なレンダリング・デバイスから選択されたものを加入させて、チューナー・デバイス130のチューナー136を通じてテレビジョン・コンテンツ138を受信し、利用可能なレンダリング・デバイスから選択されたものにおける視聴のために、このテレビジョン・コンテンツを表示することができる。
【0025】
[0031] ユーザー・インターフェースへのユーザー選択または制御入力は、キーボード128、マウス、または計算機118における他のポインティング・デバイスというような入力デバイスによって開始することができる。また、ユーザー制御入力は、テレビジョン・クライアント・デバイス114におけるリモート・コントロール・デバイス124によって、またはゲーミング・デバイス116におけるゲーム・コントローラー126によって開始することもできる。入力デバイスは、種々の共有テレビジョン・セッション入力制御を含むことができる。例えば、リモート・コントロール・デバイス124は、共有テレビジョン・セッションに加入し始めるための加入入力制御を含むことができ、更に共有テレビジョン・セッションから離脱または切断し始めるための離脱(unjoin)入力制御を含むことができる。あるいは、チューナー・デバイスにおいて、他の接続されているデバイスがチューナー・デバイスのチューナーを通じたテレビジョン・コンテンツの受信から切断することを要求するために、ユーザーが離脱入力制御を開始することもできる。あるいはおよび/または加えて、リモート・コントロール・デバイス124は、共有テレビジョン・セッションに対してチューナーの一時的制御を得ることを開示するために、ロック−アンロック・チューナー入力制御を含むこともできる。
【0026】
[0032] 共有テレビジョン・セッションの実施形態では、レンダリング・デバイス132において、共有テレビジョン・セッション150に加入することを要求している追加のレンダリング・デバイスから、加入要求を受けるために、セッション・マネージャー148を実装することができる。次いで、セッション・マネージャー148は、この追加のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッション150に加入させ、チューナー・デバイス(例えば、チューナー・デバイス130)のチューナー136を通じてテレビジョン・コンテンツ138を受信することができる。一実施形態では、要求側デバイスは、作られたコンフィギュレーション設定および/または当該デバイスと関連した許可に基づいて、共有テレビジョン・セッション150に加入し、共有テレビジョン・セッションにおいて既に接続されている各レンダリング・デバイスと一緒に加入することができる。例えば、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスのうち第1部分集合には、チューナー・デバイス130においてテレビジョン・コンテンツを変化させるためにチューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可することができ、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスのうち第2部分集合には、チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可しない。
【0027】
[0033] あるいはおよび/または加えて、既に共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている各レンダリング・デバイスから加入要求の承認を受けた場合、要求側デバイスを共有テレビジョン・セッション150に加入させることができる。例えば、ゲーミング・デバイス117において、ユーザーが、共有セッション・ネットワーク102において共有テレビジョン・セッション150に加入するための加入要求を開始することもでき、テレビジョン・クライアント・デバイス114およびコンピューター・デバイス118において、ユーザーはゲーミング・デバイス116が共有テレビジョン・セッションに加入することに対して承認を開始することができる。共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている現在のデバイスの全てによる、デバイスが共有テレビジョン・セッションに加入するための加入要求の承認は、共有テレビジョン・セッションにおいて現在テレビジョン・コンテンツを見ている視聴者のプライバシーに配慮して実現することができる。
【0028】
[0034] セッション・ユーザー・インターフェース154の実例の1つでは、ユーザー・インターフェースは、共有テレビジョン・セッションに加入することを要求している追加のデバイスから加入要求を受けたときに、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイスに表示される加入許可選択肢を含むことができる。共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおけるセッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおいて、追加のレンダリング・デバイスからの加入要求の表示を開始することができる。次いで、セッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおけるユーザーから、加入容認入力または加入拒否入力を受けることができ、加入拒否入力を受けたときには、共有テレビジョン・セッションへの追加のレンダリング・デバイスの加入を拒否することができる。
【0029】
[0035] 加入許可選択肢は、テレビジョン・コンテンツを視聴するために新たなユーザーが加入することを許可するプロンプト、チューナー制御を用いて視聴のために新たなユーザーが加入することを許可するプロンプト、または新たなユーザーが加入することを許可しないプロンプトを含むことができる。加えて、セッション・ユーザー・インターフェース154は、新たなユーザーが共有テレビジョン・セッションに加入することを許可する前に、現在のチャネルを変える選択肢を含むことができる。別の実例では、セッション・ユーザー・インターフェース154は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイスにおいてユーザーが、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されていないデバイスにおけるユーザーに対する加入招待を開始したとき、加入招待を受け入れる加入受入選択を含むことができる。
【0030】
[0036] リソース(例えば、チューナーまたは帯域幅)が入手できないときにデバイスをオンにしたユーザーには、共有セッション・ネットワーク102において、加入するために入手可能であり、加入することを禁止していない他の共有テレビジョン・セッション150に加入する選択肢を提供することができる。チャネル変更の手段が与えられているチューナー制御によって共有テレビジョン・セッションに加入する場合、双方のレンダリング・デバイスからのリモート・コントロール・コマンドがチャネル変更を開始することができ、双方のユーザーにそれぞれのデバイスにおいてチャネル変更が表示される。加えて、各ユーザーは、リソースが独立したユーザーに入手可能であるというような場合、共有テレビジョン・セッションから離脱する選択肢も有する。
【0031】
[0037] 共有テレビジョン・セッションの実施形態では、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のデバイスにおいて視聴するために、何が表示されているのか監視するために、レンダリング・デバイス132においてセッション・マネージャー148を実装することができる。デバイスは、共有テレビジョン・セッションに加入することを静かに、通知によって、プロンプトによって、許可するコンフィギュレーション設定を含むことができ、または、視聴のために共有されているテレビジョン・コンテンツを他のユーザーが視聴することを妨げるために、デバイスが加入要求を受けるのを禁止することができる。共有テレビジョン・セッションに静かに加入するとき、共有セッション・ネットワーク102の中にある1つのデバイスにおけるユーザーは、他のデバイスにおける視聴者が知ることなく、他のデバイスにおいて視聴のために表示されているテレビジョン・コンテンツを視聴することができる。例えば、子供部屋にあるデバイスを親によって、静かに視聴することを可能にするように構成することができ、すると親は、子供部屋にあるデバイスを通じて視聴のために表示されているテレビジョン・コンテンツを他のデバイスから調べることができる。
【0032】
[0038] あるいは、共有セッション・ネットワーク102の中にあるデバイスにおけるユーザーは、他のデバイスにおける視聴のために表示されているテレビジョン・コンテンツを、この他のデバイスにおける視聴者に通知して、このテレビジョン・コンテンツが監視されていることをその視聴者が分かるように、視聴することができる。他の実例では、共有テレビジョン・セッション150において接続されているデバイスが加入要求を受けることができ、選択可能なプロンプトを表示し、次いでユーザーが、視聴のために表示されているテレビジョン・コンテンツを他の者が監視し、そして共有テレビジョン・セッションに加入することを許可し始めることを選択することができる。
【0033】
[0039] セッション・ユーザー・インターフェース154の他の実例では、このユーザー・インターフェースは、チューナーが利用可能になった場合、他のユーザーへの離脱通知を含むことができる。チューナーが利用可能になった場合、ユーザーは異なるテレビジョン・コンテンツを視聴のために受信するために、他の共有テレビジョン・セッションを開始したいと思うこともある。あるいは、離脱通知は、共有テレビジョン・セッションを終了するために開始することもできる。例えば、チューナー・デバイス108におけるユーザーが離脱通知を開始することができ、この離脱通知は、他のデバイスを切断するために、共有テレビジョン・セッション150において接続されているレンダリング・デバイスにおける視聴者に伝えられる。
【0034】
[0040] 共有テレビジョン・セッションの実施形態では、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイス毎に、チューナー・デバイスのチューナーを制御するための、順位付き許可(ranked permissions)を作るために実装することができる。レンダリング・デバイス132におけるコンフィギュレーション設定は、共有セッション・ネットワーク102における個々のデバイスについてのセッション設定および許可を含むことができる。特定のデバイスと関連付けられているデバイスおよび/またはユーザーに対応する許可は、共有テレビジョン・セッションに加入するために加入要求を受けたときにアクセスを制御するために利用することができる。また、コンフィギュレーション設定152をPINコード(個人識別番号)によって保護することもできる。一実施態様では、共有テレビジョン・セッション150において接続されている1つのデバイスを、チャネルおよび初期記録を変更するために全てのチューナー制御を有するように選択することができる。あるいはまたは加えて、共有テレビジョン・セッション150において接続されているデバイスに、それぞれのデバイスおよび/またはそのデバイスと関連付けられており、ログイン・コードによって特定されるようなユーザーに対応する許可によって順位付けすることができる。
【0035】
[0041] 共有テレビジョン・セッション150において接続されているデバイスにおいて、チャネルが、ペアレンタル・コントロール(parental control)が可能に構成されているチャネルに変更された場合、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスの全てにおいて、ユーザーがPINコードを入力することができる。正しいPINコードを入力した種々のそれぞれのデバイスにおけるユーザーだけが、その特定のチャネルにおける視聴のために、テレビジョン・コンテンツを受信する。あるいは、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のデバイスにおけるユーザーのうち一人のみが、他のユーザーがそれぞれのデバイスにおいてテレビジョン・コンテンツを受信するために、PINコードを入力するように、共有テレビジョン・セッションを構成することもできる。
【0036】
[0042] セッション・ユーザー・インターフェース154の他の実例では、このユーザー・インターフェースは、選択可能な構成設定、および任意に、PINコード入力領域を含むことができ、このPINコード入力領域に、ユーザーはPINコードを入力してコンフィギュレーション設定を開錠することができる。セッション・ユーザー・インターフェース154は、種々の加入選択肢に対するコンフィギュレーション設定を含むことができ、共有テレビジョン・セッションに静かに、通知によって、プロンプトによって加入することを許可することができ、あるいはデバイスが加入要求を受けることを禁止することができる。また、加入選択肢に対するコンフィギュレーション設定は、テレビジョン・コンテンツを共有する要求を許可すること、他のユーザーが視聴者としてのみ加入することを許可すること、あるいはチャネル変更および記録開始というような、チューナー入力制御ができる視聴者として加入することを許可することを含むこともできる。また、コンフィギュレーション設定は、低、中、および高というような、優先度を含むこともできる。
【0037】
[0043] 実施形態では、レンダリング・デバイス132におけるデバイス・コンフィギュレーション設定152は、共有テレビジョン・セッションに加入するレンダリング・デバイスにチャネル変更制御を割り当てるか否か、あるいはリソースを最初に利用したレンダリング・デバイスまたはその関連ユーザーに制御を割り当てるか否かというような、チューナー制御の割り当てについての選択肢を含むことができる。レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、ゲーミング・デバイス116からチューナー制御入力を受信して、チューナー・デバイス108のチューナー136への入力を開始することができ、チューナー136を通じて、テレビジョン・コンテンツ138がゲーミング・デバイス116において受信される。
【0038】
[0044] チューナー制御入力は、チャネル変更入力、DVRコンテンツ制御入力(例えば、ポーズ、巻き戻し、早送り、再生など)、または記録の予定を立てるための入力を含むことができ、これらのいずれもが、リソースのコンフリクトの原因になり得るが、セッション・マネージャー148によって軽減することができる。一実施形態では、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスにおけるセッション・マネージャー148は、チューナー・コンフィギュレーション入力を受けて、チャネル変更を開始し、次いでチューナー・コンフィギュレーション入力と関連したチューナー更新データーの伝達を開始して、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスを更新し、チャネル変更を指示することができる。一実施形態では、共有テレビジョン・セッションにおける他のデバイスは、次に同期を取って、アドレス可能なデーター・ストリームを通じて共有テレビジョン・コンテンツを受信することができる。
【0039】
[0045] 共有テレビジョン・セッションの実施形態では、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、2つのレンダリング・デバイス間におけるチューナーの使用というような、共有テレビジョン・セッションについてのリソースのコンフリクトを検出するために実装することができる。また、セッション・マネージャー148は、次に、視聴選択肢が選択されたときに、リソースのコンフリクトを解決するユーザー選択可能な視聴選択肢の表示を開始するために実装することができる。例えば、ユーザー選択可能な視聴選択肢の表示は、共有テレビジョン・セッションのために利用されているチューナーを共有するレンダリング・デバイスにおいて選択肢を表示することを含むことができる。あるいはおよび/または加えて、セッション・マネージャー148は、他の視聴選択肢160のユーザー・インターフェースのような、レンダリング・デバイスにおける表示のために、ユーザー選択可能な視聴選択肢の伝達を開始することができ、異なる共有テレビジョン・セッションにおいて接続することによって、リソースのコンフリクトを軽減するために、視聴選択肢160のうち任意のものを選択することができる。
【0040】
[0046] セッション・マネージャー148は、レンダリング・デバイスにおけるユーザーから受けた、選択された視聴選択肢にしたがって、リソースのコンフリクトを解決することができる。リソースのコンフリクトは、数個のデバイスがテレビジョン・コンテンツを1台のチューナーを通じて受信するために共有テレビジョン・セッションに接続されており、予定されている記録がチューナー・デバイスにおいて開始したときにも発生する可能性がある。共有テレビジョン・セッションの一部であるレンダリング・デバイスは、現在記録に利用されているチューナーを通じて、テレビジョン・コンテンツを受信する選択肢を失い、これらのデバイスは、現在の共有テレビジョン・セッションから離脱すること、および/または異なる共有テレビジョン・セッションに加入することができる。
【0041】
[0047] セッション・ユーザー・インターフェース154の他の実例では、このユーザー・インターフェースは、記録が開始されたときまたはチャネル変更が開始されたときというような、リソースのコンフリクトが検出されたときのコンフリクト解決選択肢を含むことができる。共有セッション・ネットワーク102において共有テレビジョン・セッションの中で接続されている種々のデバイスのうち任意のものにおいて表示されるコンフリクト解決選択肢は、記録を取り消すユーザー選択、あるいは共有視聴および/またはテレビジョン・コンテンツの制御のために他の共有テレビジョン・セッションに加入するユーザー選択を含むことができる。
【0042】
[0048] 共有テレビジョン・セッションの一実施形態では、セッション・マネージャー148は、共有セッション・ネットワーク102において接続されているレンダリング・デバイスについてのテレビジョン・コンテンツ視聴履歴を追跡し維持するために実装することができる。例えば、子供のテレビジョン視聴を監視するために、チャネル変更および/または選択したテレビジョン・コンテンツの履歴を今後のアクセスのために格納することができる。セッション・ユーザー・インターフェース154の他の実例では、ユーザー・インターフェースは、共有セッション・ネットワークの中にあるデバイスに対応するテレビジョン視聴の画像、グラフィック、および/またはテキストによる履歴を含むことができる。
【0043】
[0049] 共有テレビジョン・セッションの他の実施形態では、セッション・マネージャー148は、システムにおいてオーディオ・レイテンシーを発生することなく、家庭または事務所環境内にある複数の異なる部屋全体において同じテレビジョン・コンテンツを共有するために、共有セッション・ネットワーク102の中にある数個のデバイスにおけるオーディオおよびビジュアル・コンテンツを同期させるために実装することができる。加えて、共有セッション・ネットワーク102は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている種々のデバイス間で、オーディオ、テキスト、および/またはインスタント・メッセージを伝達するために実装することができる。他の実施形態では、共有テレビジョン・セッションの概念および特徴を、共有セッション・ネットワーク102において接続されているデバイスを超えて広げることができる。例えば、ユーザーが離れて加入しており、共有テレビジョン・セッションのテレビジョン・コンテンツのチャネルについての制御データーを、対応するオーディオと共に、通信ネットワーク106を通じてリモート・デバイスに伝達することができるとき、共有テレビジョン・セッションにこのデバイスを含ませることができる。
【0044】
[0050] 共有テレビジョン・セッションの1つ以上の実施形態による方法例200〜600について、それぞれ図2から図6を参照しながら説明する。一般に、本明細書において説明する関数、メソッド、手順、コンポーネント、およびモジュールのいずれでも、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、固定ロジック回路、手動処理、またはその任意の組み合わせを用いて実現することができる。関数、メソッド、手順、コンポーネント、またはモジュールのソフトウェアの実施態様は、計算ベース・プロセッサーにおいて実行すると、指定されたタスクを実行するプログラム・コードを表す。メソッド(1つまたは複数)については、コンピューター実行可能命令という一般的なコンテキストで説明することができ、コンピューター実行可能命令は、ソフトウェア、アプリケーション、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データー構造、手順、モジュール、関数等を含むことができる。
【0045】
[0051] また、本方法は、分散型計算環境で実施することもでき、この場合、通信ネットワークによってリンクされているリモート処理デバイスによって機能が実行される。分散型計算環境では、コンピューター実行可能命令は、メモリー記憶デバイスを含み、ローカルおよびリモート・コンピューター記憶媒体双方に配置することができる。更に、本明細書において説明する特徴は、プラットフォーム依存性がなく、種々のプロセッサーを有する種々の計算プラットフォームにおいて、本技術を実現できるようになっている。
【0046】
[0052] 図2は、共有テレビジョン・セッションの方法例(1つまたは複数)200を示す。本方法を説明する順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、説明する方法のブロックのうち任意の数のものは、本方法または代わりの方法を実現するために、任意の順序で組み合わせることができる。
【0047】
[0053] ブロック202において、チューナー・デバイスのチューナーを通じて、テレビジョン・コンテンツを受信する。例えば、共有セッション・ネットワーク102(図1)は、テレビジョン・コンテンツを受信するチューナーを含むチューナー・デバイス108を含み、共有セッション・ネットワーク102は、チューナーを有さないレンダリング・デバイスを含む。このチューナー・デバイスの例130は、チューナー・デバイス108のような、共有セッション・ネットワーク102の中にあるチューナー・デバイスを代表する。チューナー・デバイス130は、IPTVマルチキャスト、あるいは任意のタイプのブロードキャストおよび/または地上波入力としてテレビジョン・コンテンツ138を受信するメディア・コンテンツ入力134を含む。レンダリング・デバイスの例132は、テレビジョン・クライアント・デバイス114、ゲーミング・デバイス116、およびコンピューター・デバイス118のような、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスを代表する。
【0048】
[0054] ブロック204において、テレビジョン・コンテンツを受信するためにチューナー・デバイスのチューナーを共有するレンダリング・デバイス間において、共有テレビジョン・セッションを作る。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、テレビジョン・コンテンツ138を受信するためにチューナー・デバイス130のチューナー136を共有するレンダリング・デバイス間において共有テレビジョン・セッション150を作る。レンダリング・デバイス132は、チューナー・デバイス130のチューナー136を通じてテレビジョン・コンテンツ138を受信するメディア・コンテンツ・ネットワーク入力144を含む。
【0049】
[0055] ブロック206において、テレビジョン・コンテンツを変えるために、チューナー・コンフィギュレーション入力をレンダリング・デバイスにおいて受信する。例えば、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおけるユーザーは、チューナー・デバイス130において受信されるテレビジョン・コンテンツを変えるために、チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することができる。共有テレビジョン・セッションでは、レンダリング・デバイスのうち部分集合が、チューナー・デバイスにおいてテレビジョン・コンテンツを変えるためにチューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可することができ、一方レンダリング・デバイスのうち他の部分集合は、チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可されない場合もある。
【0050】
[0056] ブロック208において、チューナー・コンフィギュレーション入力がチューナー・デバイスに伝達される。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、チューナー・コンフィギュレーション入力をチューナー・デバイス130に伝達して、チャネル変更のような、チューナー・コンフィギュレーション変更を開始する。ブロック210において、このチューナー・コンフィギュレーション入力にしたがって、チューナー・デバイスのチューナーを通じて、異なるテレビジョン/コンテンツを受信する。
【0051】
[0057] ブロック212において、チューナー・コンフィギュレーション入力と関連したチューナー更新データーが、レンダリング・デバイスを更新するために伝達される。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスに対してチューナー更新データーの伝達を開始する。これら他のレンダリング・デバイスは、チューナー更新データーを受け取り、更に異なるテレビジョン・コンテンツを受信するためにチューナー・デバイスのチューナーを共有するように構成する。
【0052】
[0058] ブロック214において、レンダリング・デバイスにおいて、コンテンツ再生入力を受ける。例えば、レンダリング・デバイスにおけるユーザーが、テレビジョン・コンテンツの再生位置を制御するため、および/またはテレビジョン・コンテンツの再生速度を制御するために、コンテンツ再生入力を開始することができる。ブロック216において、コンテンツ再生入力をチューナー・デバイスに伝達する。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、チューナー・デバイスへのコンテンツ再生入力の伝達を開始し、次いで、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスは、このコンテンツ再生入力にしたがってテレビジョン・コンテンツを受信する。
【0053】
[0059] 図3は、共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)例300を示す。本方法を説明する順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、説明する方法のブロックのうち任意の数のものは、本方法または代わりの方法を実現するために、任意の順序で組み合わせることができる。
【0054】
[0060] ブロック302において、チューナー・デバイスのチューナーへの入力を開始するために、レンダリング・デバイスからチューナー・コンフィギュレーション入力を受ける。例えば、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおけるユーザーは、チューナー・コンフィギュレーション入力を開始して、チューナー・デバイス130におけるチューナー136を構成設定することができる。レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、レンダリング・デバイスからのチューナー・コンフィギュレーション入力を受ける。このチューナー・コンフィギュレーション入力は、チャネル変更入力、記録の予定を立てるための入力、または他のタイプのチューナー・コンフィギュレーション入力を含むことができる。
【0055】
[0061] ブロック304において、チャネル変更要求(例えば、チューナー・コンフィギュレーション入力)を許可するか否か判定を行う。チャネル変更要求が許可されない場合(即ち、ブロック304から「no」)、ブロック306において、共有テレビジョン・セッションにおけるレンダリング・デバイスの1つによって、チューナーの一時的入力制御が開始される。例えば、リモート・コントロール・デバイス124は、共有テレビジョン・セッションに対してチューナーの一時的制御を得始めるために、施錠−開錠チューナー入力制御を含むことができる。
【0056】
[0062] チャネル変更要求(例えば、チューナー・コンフィギュレーション入力)が許可された場合(即ち、ブロック304から「yes」)、ブロック308において、チャネル変更を示すために、共有テレビジョン・セッションにおけるレンダリング・デバイスに、チューナー更新データーを伝達する。例えば、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスにおけるセッション・マネージャー148は、チューナー・コンフィギュレーション入力を受信して、チャネル変更を開始し、次いでチューナー更新データー(例えば、コンフィギュレーション設定152)を、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスに伝達して、チャネル変更を示す。一実施形態では、共有テレビジョン・セッションにおける他のレンダリング・デバイスは、次に、アドレス可能なデーター・ストリームを通じてというようにして、共有テレビジョン・コンテンツを受信するために、同期を取ることができる。
【0057】
[0063] ブロック310において、変更されるチャネルがPINコードによって保護されているか否か判定を行う。視聴のためにテレビジョン・コンテンツを表示するために、変更されるチャネルがPINコードを必要としない場合(即ち、ブロック310から「no」)、ブロック312において、視聴のために表示するテレビジョン・コンテンツの受信を共有するレンダリング・デバイスによって、共有テレビジョン・セッションが継続される。しかしながら、変更されるチャネルがPINコードで保護されている場合(即ち、ブロック310から「yes」)、ブロック314において、共有視聴のためにテレビジョン・コンテンツを受信し続けるためにPINコードを入力するそれぞれのユーザーから入力されたときに、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスから、PINコードを受信する。
【0058】
[0064] 例えば、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおいて、あるチャネルを、ペアレンタル・コントロールまたは被監視制御に合わせて構成設定されたチャネルに変更する場合、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスの全てにおけるユーザーによって、PINコードを入力することができる。次いで、種々のそれぞれのデバイスにおいて、正しいPINコードを入力したユーザーだけが、変更した即ち異なるテレビジョン・コンテンツを、特定のチャネルにおいて視聴するために受信することができる。あるいは、共有テレビジョン・セッションは、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のレンダリング・デバイスのうちの1つにおいて、ユーザーのうちの一人だけが、それぞれのレンダリング・デバイスにおいて変更したテレビジョン・コンテンツを受信するために、他のユーザー全てのためにPINコードを入力するように構成することもできる。PINコードは、キーボード128、マウス、またはコンピューター・デバイス118における他のポインティング・デバイスを用いてというように、入力デバイスを用いてユーザーによって入力することができる。また、テレビジョン・クライアント・デバイス114においてリモート・コントロール・デバイス124を用いて、またはゲーミング・デバイス116においてゲーム・コントローラー126を用いて、PINコードを入力することもできる。
【0059】
[0065] 図4は、共有テレビション・セッションの方法(1つまたは複数)の例400を示す。本方法を説明する順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、説明する方法のブロックのうち任意の数のものは、本方法または代わりの方法を実現するために、任意の順序で組み合わせることができる。
【0060】
[0066] ブロック402において、選択して加入することができる既存の共有テレビジョン・セッションのユーザー選択可能な視聴選択肢を表示する。例えば、既存の共有テレビジョン・セッションの表示は、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されていない追加のレンダリング・デバイスにおいて表示することができ、レンダリング・デバイスにおけるユーザーが、共有テレビジョン・セッションに加入するために、視聴選択肢を選択することができる。一実施形態では、視聴選択肢のメニューをレンダリング・デバイスにおけるディスプレイ・デバイス122上に表示することができ、ユーザーが視聴選択肢を選択することができる。
【0061】
[0067] ブロック404において、共有テレビジョン・セッションに加入するための加入要求を、レンダリング・デバイスから受ける。例えば、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、共有テレビジョン・セッション150に加入することを要求するレンダリング・デバイスにおいてユーザーによって開始される場合、このレンダリング・デバイスから加入要求を受ける。ブロック406において、レンダリング・デバイスからの加入要求が、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスに表示される。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおける表示のために、加入要求の伝達を開始する。
【0062】
[0068] ブロック408において、要求側のレンダリング・デバイスが、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている各レンダリング・デバイスと加入する許可を確定した(establish)か否かについて判定を行う。一実施形態では、共有テレビジョン・セッションにおいて既に接続されている各レンダリング・デバイスと一緒に加入しようとしているデバイスと関連した、既定のコンフィギュレーション設定152および/または許可に基づいて、要求側のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッション150に加入させることができる。セッション・マネージャー148が、要求元のレンダリング・デバイスが、このレンダリング・デバイスに共有テレビジョン・セッションに加入することを許可する対応の許可設定(例えば、コンフィギュレーション設定152)を有するか否か判定を行うことに加えて、セッション・マネージャーは、更に、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスが、対応する許可設定を有しており、要求元のレンダリング・デバイスが、共有テレビジョン・セッションにおいてそれらと合流することを許可するか否か判定を行うことができる。
【0063】
[0069] 要求元のレンダリング・デバイスが共有テレビジョン・セッションに加入する許可を有していない場合(即ち、ブロック408から「no」)、ブロック410において、共有テレビジョン・セッションに加入するための加入要求が拒否される。例えば、許可設定にしたがって、または加入拒否入力が受け取られた場合、要求元のレンダリング・デバイスが共有テレビジョン・セッションに加入することを拒否することができる。
【0064】
[0070] 要求元のレンダリング・デバイスが、共有テレビジョン・セッションに加入する許可を有している場合(即ち、ブロック408から「yes」)、ブロック412において、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている各レンダリング・デバイスから、加入要求の承認が受け取られる。一実施形態では、共有テレビジョン・セッションにおいて既に接続されている各レンダリング・デバイスから加入要求の承認が受け取られた場合、要求元デバイスを共有テレビジョン・セッションに加入することができる。例えば、ゲーミング・デバイス116におけるユーザーが、テレビジョン・クライアント・デバイス114およびコンピューター・デバイス118を含む共有セッション・ネットワーク102における共有テレビジョン・セッションに加入するための加入要求を開始してもよく、これらのレンダリング・デバイスにおけるユーザーは、共有テレビジョン・セッションにゲーミング・デバイス116が加入することの承認を開始することができる。
【0065】
[0071] ブロック414において、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスの各々によって、加入要求が承認されたか否かについて判定を行う。共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスの各々によって加入要求が承認されない場合(即ち、ブロック414から「no」)、ブロック410において、要求元のレンダリング・デバイスからの共有テレビジョン・セッションに加入するための加入要求は拒否される。しかしながら、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスの各々によって加入要求が承認された場合(即ち、ブロック414から「yes」)、ブロック416において、要求元のレンダリング・デバイスを共有テレビジョン・セッションに加入させて、チューナー・デバイスのチューナーを通じてテレビジョン・コンテンツを受信する。例えば、セッション・マネージャー148は、チューナー・デバイスのチューナー136(例えば、チューナー・デバイス108)を通じて、テレビジョン・コンテンツ138を受信するために、要求元のデバイスを共有テレビジョン・セッション150に加入させ、加入したレンダリング・デバイスは、視聴のためにテレビジョン・コンテンツを表示することができる。
【0066】
[0072] ブロック418において、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおいて、加入通知を表示して、要求元のレンダリング・デバイスが共有テレビジョン・セッションに加入していることを示す。他の実施形態では、共有テレビジョン・セッションの中にあるレンダリング・デバイスに離脱通知を伝達し、テレビジョン・コンテンツを受信するために他のリソース(例えば、1つ以上のチューナー)が利用可能であることを示すことができる。例えば、セッション・ユーザー・インターフェース154は、チューナーが利用可能になった場合に、他のユーザーへの離脱通知を含むことができる。この場合、ユーザーが、異なるテレビジョン・コンテンツを視聴のために受信するために、他の共有テレビジョン・セッションに加入することを開始したいと思うこともある。あるいは、共有テレビジョン・セッションを終了するために、離脱通知を開始することもできる。例えば、共有テレビジョン・セッションの中にあるレンダリング・デバイスにおけるユーザーが、離脱通知を開始することができ、この離脱通知が、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている他のデバイスにおける視聴者に伝達され、これら他のレンダリング・デバイスをセッションから離脱させる。
【0067】
[0073] 図5は、共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)の例500を示す。本方法を説明する順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、説明する方法のブロックのうち任意の数のものは、本方法または代わりの方法を実現するために、任意の順序で組み合わせることができる。
【0068】
[0074] ブロック502において、ユーザーが選択して共有テレビジョン・セッションに加入することができる、利用可能なレンダリング・デバイスを表示する。例えば、セッション・ユーザー・インターフェース154は、ユーザーが選択して共有テレビジョン・セッションに加入することができる、利用可能なレンダリング・デバイス(例えば、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されていないデバイス)を表示することができる。
【0069】
[0075] ブロック504において、利用可能なレンダリング・デバイスから選択した1つを共有テレビジョン・セッションに加入させるためにユーザーが開始した加入選択が受け取られ、ブロック506において、利用可能なレンダリング・デバイスから選択されたものが共有テレビジョン・セッションに加入され、チューナー・デバイスのチューナーを通じてテレビジョン・コンテンツを受信する。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148は、利用可能なレンダリング・デバイスから選択されたものを共有テレビジョン・セッションに加入させるための加入選択を受けることができる。次いで、セッション・マネージャー148は、利用可能なレンダリング・デバイスから選択されたものを共有テレビジョン・セッションに加入させ、チューナー・デバイス130のチューナー136を通じてテレビジョン・コンテンツ138を受信し、このテレビジョン・コンテンツを視聴のために表示することができる。
【0070】
[0076] 図6は、共有テレビジョン・セッションの方法(1つまたは複数)の例600を示す。本方法を説明する順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、説明する方法のブロックのうち任意の数のものは、本方法または代わりの方法を実現するために、任意の順序で組み合わせることができる。
【0071】
[0077] ブロック602において、共有テレビジョン・セッションのコンフィギュレーション表現を表示する。例えば、共有テレビジョン・セッションのコンフィギュレーション表現156を表示する。このコンフィギュレーション表現は、各々共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスを表す画像を含む。また、各々コンフィギュレーション表現156において共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスを表す画像を、カラー・コード化することができ、あるいは許可、セッション設定、コンフィギュレーション設定、チューナー制御などを示す任意の他の別個の視覚的機構を含むこともできる。
【0072】
[0078] ブロック604において、チューナー・デバイスのチューナーを制御する順位付き許可を、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスに対して作る。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、共有テレビジョン・セッション150において接続されているデバイス毎に、チューナー・デバイス130のチューナー136を制御する順位付き許可(例えば、コンフィギュレーション設定152)を作る。レンダリング・デバイス132のコンフィギュレーション設定152は、共有セッション・ネットワーク102における特定のデバイスに対するセッション設定および許可を含むことができる。特定のレンダリング・デバイスと関連付けられているレンダリング・デバイスおよび/またはユーザーに対応する許可は、共有テレビジョン・セッションに加入するために加入要求を受けたときにアクセスを制御するために利用することができる。共有テレビジョン・セッション150において接続されているレンダリング・デバイスに、それぞれのデバイスおよび/またはそのデバイスと関連付けられており、ログイン・コードによって特定されるようなユーザーに対応する許可によって順位付けすることができる。
【0073】
[0079] ブロック606において、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイスにおける視聴のためにテレビジョン・コンテンツを表示しつつ、このテレビジョン・コンテンツを監視する。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイスにおける視聴のために表示されているものの監視を開始する。表示されているものを監視するために共有テレビジョン・セッションに静かに加入する場合、共有セッション・ネットワーク102の中にある1つのデバイスにおけるユーザーが、他のデバイスにおけるユーザーに知られることなく、他のレンダリング・デバイスにおいて視聴するために表示されているテレビジョン・コンテンツを視聴する。あるいは、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスにおけるユーザーが、他のデバイスにおける視聴者に通知して、テレビジョン・コンテンツが監視されていることをこの視聴者が分かるように、他のレンダリング・デバイスにおいて視聴するために表示されているコンテンツを視聴する。
【0074】
[0080] ブロック608において、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているデバイスについて、テレビジョン・コンテンツ視聴履歴を追跡して維持する。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスについてのテレビジョン・コンテンツ視聴履歴を追跡し維持する。チャネル変更および/または選択されたテレビジョン・コンテンツの履歴は、共有セッション・ネットワーク102の中にあるレンダリング・デバイスにおけるテレビジョン視聴を監視するための今後のアクセスのために格納されている。
【0075】
[0081] ブロック610において、レンダリング・デバイス間におけるチューナー・デバイスのチューナーの使用に対して、共有テレビジョン・セッションについてのリソースのコンフリクトを検出する。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、共有テレビジョン・セッション150についてのリソースのコンフリクトを検出する。
【0076】
[0082] ブロック612において、ユーザー選択可能な視聴選択肢を表示する。これらの選択肢は、各々、リソースのコンフリクトを解決するために選択可能である。例えば、セッション・マネージャー148は、視聴選択肢が選択されたときに、各々リソースのコンフリクトを解決するユーザー選択可能な視聴選択肢の表示を開始する。また、セッション・マネージャー148は、他の視聴選択肢160のユーザー・インターフェースのように、共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスにおける表示のために、ユーザー選択可能な視聴選択肢の伝達を開始することもできる。これらの選択肢160のうち任意のものが、異なる共有テレビジョン・セッションにおいてゲーミング・デバイス116を接続することによって、リソースのコンフリクトを軽減するために選択することができる。ユーザーは、利用可能なチューナーおよび/または共有テレビジョン・セッションのリストから、共有視聴のための視聴選択肢として、共有テレビジョン・セッションを選択することができる。
【0077】
[0083] ブロック614において、レンダリング・デバイスから選択された視聴選択肢を受け、ブロック616において、レンダリング・デバイスから受けた、この選択された視聴選択肢にしたがってリソースのコンフリクトを解決する。例えば、レンダリング・デバイス132におけるセッション・マネージャー148が、選択された視聴選択肢を、他のレンダリング・デバイスからの入力として受けて、この選択された視聴選択肢にしたがってリソースのコンフリクトを解決する。ユーザー・インターフェースへのユーザー選択または制御入力は、キーボード128、マウス、または計算機118における他のポインティング・デバイスというような入力デバイスによって開始することができる。また、ユーザー制御入力は、テレビジョン・クライアント・デバイス114におけるリモート・コントロール・デバイス124によって、またはゲーミング・デバイス116におけるゲーム・コントローラー126によって開始することもできる。
【0078】
[0084] 図7は、共有テレビジョン・セッションの実施形態を実現するために、図1を参照して説明した任意のタイプのクライアントまたはテレビジョン・デバイスとして実装することができるデバイス例700の種々のコンポーネントを示す。実施形態(1つまたは複数)では、デバイス700は、任意の形態のテレビジョン・クライアント・デバイス(例えば、テレビジョン・セットトップ・ボックス、デジタル・ビデオ・レコーダー(DVR)等)、コンピューター・デバイス、携帯用コンピューター・デバイス、メディア・デバイス、通信デバイス、ビデオ処理および/またはレンダリング・デバイス、家電デバイス(appliance device)、ゲーミング・デバイス、電子デバイス、および/または任意の形態のオーディオ、ビデオ、および/または画像データーでメディア・コンテンツを受けるために実現することができる他の任意のタイプのデバイスのような、有線および/またはワイヤレス・デバイスのうち任意の1つまたはその組み合わせとして実現することができる。また、デバイスが、ユーザー、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはデバイスの組み合わせを含む論理デバイスを記述するように、デバイス700は、そのデバイスを動作させるユーザー(即ち、人)および/またはエンティティと関連付けることもできる。
【0079】
[0085] デバイス700は、ワイヤレスLAN(WLAN)コンポーネント702を含む。ワイヤレスLANコンポーネント702は、デバイス・コンテンツ704または他のデーター(例えば、受信したデーター、受信しているデーター、ブロードキャストが予定されているデーター、データーのデーター・パケット等)のワイヤレス通信を可能にする。デバイス・コンテンツ704は、セッション・コンフィギュレーション設定、デバイスのコンフィギュレーション設定、デバイスに格納されているメディア・コンテンツ、および/またはデバイスのユーザーと関連した情報を含むことができる。デバイス700に格納されているメディア・コンテンツは、任意のタイプのデーター、ならびにオーディオ、ビデオ、および/または画像メディア・コンテンツを含むことができる。また、デバイス700は1つ以上のメディア・コンテンツ入力706も含むことができ、これらを通じて、音楽、テレビジョン・メディア・コンテンツ、記録したビデオ・コンテンツ、ならびにコンテンツ・ソースから受信し、次いで処理、レンダリング、および/または視聴のための表示を行うことができる、任意の他のタイプのオーディオ、ビデオ、および/または画像コンテンツというような、任意のタイプのメディア・コンテンツを受けることができる。
【0080】
[0086] また、デバイス700は通信インターフェース708も含むことができる。通信インターフェース708は、シリアルおよび/またはパラレル・インターフェース、ワイヤレス・インターフェース、任意のタイプのネットワーク・インターフェース、モデム、および任意の他のタイプの通信インターフェースのうち任意の1つ以上として実装することができる。通信インターフェース708は、デバイス700と通信ネットワークとの間に接続および/または通信リンクを設け、これを通じて、他の電子デバイス、計算機、および通信デバイスがデバイス700とデーターを通信することができる。
【0081】
[0087] デバイス700は、1つ以上のプロセッサー710(例えば、マイクロプロセッサー、コントローラー等のうち任意のもの)を含むことができる。プロセッサー710は、デバイス700の動作を制御し、共有テレビジョン・セッションの実施形態を実現するために、種々のコンピューター実行可能命令を処理する。あるいはまたは加えて、デバイス700には、ハードウェア、ファームウェア、または処理と関連付けて実装され、全体的に712で特定される回路を制御する固定論理回路のうち任意の1つまたはその組み合わせを実装することもできる。図示されていないが、デバイス700は、当該デバイス内部にある種々のコンポーネントを結合するシステム・バスまたはデーター伝送システムを含むことができる。システム・バスは、メモリー・バスまたはメモリー・コントローラー、周辺バス、ユニバーサル・シリアル・バス、および/または種々のバス・アーキテクチャーのうち任意のものを利用するプロセッサー・バスまたはローカル・バスというような、異なるバス構造のうち任意の1つまたはその組み合わせを含むことができる。
【0082】
[0088] また、デバイス700は、1つ以上のメモリー・コンポーネントのような、コンピューター読み取り可能媒体714も含むことができる。その例には、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、不揮発性メモリー(例えば、リード・オンリ・メモリー(ROM)、フラッシュ・メモリー、EPROM、EEPROM等のうち任意の1つ以上)、およびディスク記憶デバイスが含まれる。ディスク記憶デバイスは、ハード・ディスク・ドライブ、記録可能および/または再書き込み可能なコンパクト・ディスク(CD)、任意のタイプのディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)等のような、任意のタイプの磁気または光記憶デバイスを含むことができる。また、デバイス700は、デバイス700が受信および/または記録した、記録済みメディア・コンテンツ718を維持するために、記録媒体716も含むことができる。
【0083】
[0089] コンピューター読み取り可能媒体714は、デバイス・コンテンツ704、ならびに種々のデバイス・アプリケーション720およびデバイス700の動作的態様に関する、任意の他のタイプの情報および/またはデーターを格納するデーター記憶メカニズムを設ける。例えば、オペレーティング・システム722をコンピューター・アプリケーションとしてコンピューター読み取り可能媒体714によって維持し、プロセッサー710において実行することができる。また、デバイス・アプリケーション720は、デバイス・マネージャー724およびセッション・マネージャー726も含むことができる。この例では、デバイス・アプリケーション720は、共有テレビジョン・セッションの種々の実施形態を実現することができるソフトウェア・モジュールおよび/またはコンピューター・アプリケーションとして示されている。
【0084】
[0090] テレビジョン・クライアント・デバイスとして実現する場合、デバイス700は、再生アプリケーション730を有するDVRシステム728を含むことができる。再生アプリケーション730は、記録されているメディア・コンテンツ718、および/または視聴のためにレンダリングおよび/または表示される任意の他のオーディオ、ビデオ、および/または画像コンテンツを制御するためのメディア制御アプリケーションとして実装することができる。記録媒体716は、コンテンツ・ディストリビューターから受信され記録されたときのメディア・コンテンツを含むかもしれないメディア・コンテンツを記録して維持することができる。例えば、視聴者が予定を立てた記録として受信されるときにメディア・コンテンツを記録することができ、または記録媒体716が、ストリーミング・メディア・コンテンツが視聴のために受信およびレンダリングされるに連れてこれを記録するポーズ・バッファーとして実装されるときに、記録することができる。
【0085】
[0091] また、デバイス700は、オーディオ・データーをオーディオ・システム734に供給する、および/またはビデオまたは画像データーをディスプレイ・システム736に供給する、オーディオ、ビデオ、および/または画像処理システム732も含むことができる。オーディオ・システム734および/またはディスプレイ・システム736は、オーディオ、ビデオ、および画像データーを処理、表示、および/またはそれ以外ではレンダリングする任意のデバイスまたはコンポーネントを含むことができる。オーディオ・システム734および/またはディスプレイ・システム736は、デバイス例700の統合コンポーネントとして実現することができる。あるいは、オーディオ・システム734および/またはディスプレイ・システム736は、デバイス700に対して外部コンポーネントとして実現することもできる。ビデオ信号およびオーディオ信号は、デバイス700からオーディオ・デバイスおよび/またはディスプレイ・デバイスに、RF(無線周波数)リンク、S−ビデオ・リンク、複合ビデオ・リンク、コンポーネント・ビデオ・リンク、DVI(ディジタル・ビデオ・インターフェース)、アナログ・オーディオ接続、または他の同様の通信リンクを通じて伝達することができる。
【0086】
[0092] 以上、特徴および/または方法に特定の文言で、共有テレビジョン・セッションの実施形態について説明したが、添付した特許請求の範囲の主題は、記載した具体的な特徴や方法に必ずしも限定される訳ではないことは言うまでもない。むしろ、これら具体的な特徴および方法は、共有テレビジョン・セッションの実施態様例として開示したのである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を通じて、テレビジョン・コンテンツ(138)を受信するステップ(202)と、
前記テレビジョン・コンテンツ(138)を受信するために前記チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を共有するレンダリング・デバイス(132)間において、共有テレビジョン・セッション(150)を作るステップ(204)と、
レンダリング・デバイス(132)においてチューナー・コンフィギュレーション入力を受けるステップ(206)であって、前記チューナー・コンフィギュレーション入力が、前記テレビジョン・コンテンツ(138)を変えるために、前記チューナー・デバイス(130)に伝達される、ステップと、
前記チューナー・コンフィギュレーション入力にしたがって、前記チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を通じて、異なるテレビジョン・コンテンツ(110)を受信するステップ(210)と、
前記異なるテレビジョン・コンテンツ(110)を受信するために前記チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を更に共有する前記レンダリング・デバイス(132)を更新するために、前記チューナー・コンフィギュレーション入力と関連したチューナー更新データーを伝達するステップ(212)と、
を含む、方法(200)。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、更に、
追加のレンダリング・デバイスにおいて、ユーザー選択可能な視聴選択肢を表示するステップであって、前記ユーザー選択可能な視聴選択肢が、加入するために選択することができる既存の共有テレビジョン・セッションを含む、ステップと、
前記共有テレビジョン・セッションに加入するために、前記追加のレンダリング・デバイスから加入要求を受けるステップと、
前記チューナー・デバイスのチューナーを通じて前記テレビジョン・コンテンツを受信し、前記追加のレンダリング・デバイスにおける視聴のために前記テレビジョン・コンテンツを表示するために、前記追加のレンダリング・デバイスを前記共有テレビジョン・セッションに加入させるステップと、
を含む、方法。
【請求項3】
請求項2記載の方法であって、更に、
前記追加のレンダリング・デバイスからの前記加入要求を、前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている前記レンダリング・デバイスのうち1つ以上において表示するステップと、
前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスから開始された場合、加入受入入力または加入拒否入力のうち少なくとも1つを受けるステップと、
前記加入拒否入力を受け取った場合、前記追加のレンダリング・デバイスを前記共有テレビジョン・セッションに加入させるのを拒否するステップと、
を含む、方法。
【請求項4】
請求項2記載の方法であって、更に、
前記追加のレンダリング・デバイスが、前記共有テレビジョン・セッションに加入することを前記追加のレンダリング・デバイスに許可する、対応の許可設定を有するか否か判定を行うステップと、
前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている前記レンダリング・デバイスが、前記追加のレンダリング・デバイスに、それらを前記共有テレビジョン・セッションに加入させることを許可する、対応の許可設定を有するか否か判定を行うステップと、
前記許可設定にしたがって、前記共有テレビジョン・セッションに前記追加のレンダリング・デバイスを加入させるのを拒否するか、または前記許可設定にしたがって、前記追加のレンダリング・デバイスを前記共有テレビジョン・セッションに加入させることのうち少なくとも1つを行うステップと、
を含む、方法。
【請求項5】
請求項2記載の方法であって、更に、前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている前記レンダリング・デバイスにおいて、前記追加のレンダリング・デバイスが前記共有テレビジョン・セッションに加入していることの通知を表示するステップを含む、方法。
【請求項6】
請求項2記載の方法であって、更に、前記追加のレンダリング・デバイスから前記加入要求を受けることなく、既存の共有テレビジョン・セッションを選択し、前記追加のレンダリング・デバイスを前記既存の共有テレビジョン・セッションに加入させるステップを含む、方法。
【請求項7】
請求項1記載の方法であって、更に、
ユーザーが選択して前記共有テレビジョン・セッションに加入させることができる、利用可能なレンダリング・デバイスを表示するステップと、
前記利用可能なレンダリング・デバイスから選択したものを、前記共有テレビジョン・セッションに加入させるためにユーザーが開始する加入選択を受けるステップと、
前記チューナー・デバイスのチューナーを通じて前記テレビジョン・コンテンツを受信し、前記利用可能なレンダリング・デバイスから選択したものにおける視聴のために、前記テレビジョン・コンテンツを表示するために、前記利用可能なレンダリング・デバイスから選択したものを、前記共有テレビジョン・セッションに加入させるステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
請求項1記載の方法において、前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスのうち第1部分集合が、前記チューナー・デバイスにおいて前記テレビジョン・コンテンツを変えるための前記チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可されており、前記レンダリング・デバイスのうち第2部分集合が、前記チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可されていない、方法。
【請求項9】
請求項1記載の方法であって、更に、レンダリング・デバイスにおいてコンテンツ再生入力を受けるステップを含み、前記コンテンツ再生入力が、前記テレビジョン・コンテンツの再生位置を制御するため、または前記テレビジョン・コンテンツの再生速度を制御するためのうち少なくとも1つのために、前記チューナー・デバイスに伝達され、前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている前記レンダリング・デバイスが、前記コンテンツ再生入力にしたがって、前記テレビジョン・コンテンツを受信する、方法。
【請求項10】
共有テレビジョン・セッション・システム(100)であって、
コンテンツ・ディストリビューター(104)からテレビジョン・コンテンツ(138)を受信するように構成されたチューナー(136)を含むチューナー・デバイス(130)と、
各々前記チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を通じて、前記テレビジョン・コンテンツ(138)を受信するように構成された、レンダリング・デバイス(132)と、
セッション・マネージャー(148)と、
を含み、前記セッション・マネージャー(148)が、
前記テレビジョン・コンテンツ(138)を受信するために前記チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を共有するレンダリング・デバイス(132)間において、共有テレビジョン・セッション(150)を作り、
前記テレビジョン・コンテンツ(138)を変え始めるために、レンダリング・デバイス(132)において開始されたときに、チューナー・コンフィギュレーション入力を受け取り、
前記チューナー・コンフィギュレーション入力にしたがって、前記チューナー(136)を通じて、異なるテレビジョン・コンテンツ(110)を受信するために、前記チューナー・コンフィギュレーション入力の前記チューナー・デバイス(130)への伝達を開始し、
前記異なるテレビジョン・コンテンツ(110)を受信するために前記チューナー・デバイス(130)のチューナー(136)を共有するように更に構成されたレンダリング・デバイス(132)を更新するために、前記チューナー・コンフィギュレーション入力と関連したチューナー更新データーの伝達を開始する、
ように構成された、共有テレビジョン・セッション・システム。
【請求項11】
請求項10記載の共有テレビジョン・セッション・システムであって、更に、追加のレンダリング・デバイスと、加入するために選択することができる既存の共有テレビジョン・セッションを含むユーザー選択可能な視聴選択肢を表示するように構成されたディスプレイとを含み、前記セッション・マネージャーが、更に、
前記共有テレビジョン・セッションに加入するための加入要求を、前記追加のレンダリング・デバイスから受け取り、
前記チューナー・デバイスのチューナーを通じて前記テレビジョン・コンテンツを受信し、前記追加のレンダリング・デバイスにおける視聴のために、前記テレビジョン・コンテンツを表示するために、前記追加のレンダリング・デバイスを前記共有テレビジョン・セッションに加入させる、
ように構成された、共有テレビジョン・セッション・システム。
【請求項12】
請求項11記載の共有テレビジョン・セッション・システムにおいて、前記セッション・マネージャーが、更に、
前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている前記レンダリング・デバイスのうち1つ以上において、前記追加のレンダリング・デバイスからの前記加入要求の表示を開始し、
前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスから開始される場合、加入受入入力または加入拒否入力のうち少なくとも1つを受け取り、
前記加入拒否入力が受け取られた場合、前記共有テレビジョン・セッションに前記追加のレンダリング・デバイスを加入させるのを拒否する、
ように構成された、共有テレビジョン・セッション・システム。
【請求項13】
請求項11記載の共有テレビジョン・セッション・システムにおいて、前記セッション・マネージャーが、更に、
前記追加のレンダリング・デバイスが、当該追加のレンダリング・デバイスが前記共有テレビジョン・セッションに加入することを許可する、対応の許可設定を有するか否か判定を行い、
前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されている前記レンダリング・デバイスが、前記追加のレンダリング・デバイスに、それらを前記共有テレビジョン・セッションに加入させることを許可する、対応の許可設定を有するか否か判定を行い、
前記許可設定にしたがって、前記共有テレビジョン・セッションに前記追加のレンダリング・デバイスを加入させるのを拒否するか、または前記許可設定にしたがって、前記追加のレンダリング・デバイスを前記共有テレビジョン・セッションに加入させることのうち少なくとも1つを行う、
ように構成された、共有テレビジョン・セッション・システム。
【請求項14】
請求項11記載の共有テレビジョン・セッション・システムにおいて、前記セッション・マネージャーが、更に、前記追加のレンダリング・デバイスから前記加入要求を受けることなく、既存の共有テレビジョン・セッションを選択し、前記追加のレンダリング・デバイスを前記既存の共有テレビジョン・セッションに加入させるように構成された、共有テレビジョン・セッション・システム。
【請求項15】
請求項10記載の共有テレビジョン・セッション・システムにおいて、前記共有テレビジョン・セッションにおいて接続されているレンダリング・デバイスのうち第1部分集合が、前記チューナー・デバイスにおいて前記テレビジョン・コンテンツを変えるための前記チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可され、前記レンダリング・デバイスのうち第2部分集合が、前記チューナー・コンフィギュレーション入力を開始することを許可されていない、共有テレビジョン・セッション・システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−516113(P2012−516113A)
【公表日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−547944(P2011−547944)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/069336
【国際公開番号】WO2010/085308
【国際公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】