説明

具入り大福

【課題】苺などの具を、大福で包む新規な餅菓子の提供。
【課題を解決するための手段】大福を加圧し扁平にして、苺などの具を包む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苺大福など、具入り大福に関する。詳しくは、具を大福で包む、具入り大福の提案である。
【背景技術】
【0002】
具入り大福として、苺大福が有名である。
これは、餅の中に苺の具を餡と共に包んだ大福の種類である。
その他にも具入り大福の種類は多数ある。具を例示すれば、苺、果実や甘煮栗、梅干、納豆、ゆで卵、煮蛸、アンパン、あんみつ、ゼリー、カレーである。
【0003】
【先行技術文献】
【0004】
【特許文献1】実用公開昭63−68787
【特許文献2】特許公開2004−254625
【特許文献3】特許公開2002−51737
【特許文献4】特許公開2001−252056
【特許文献5】特許公開平8−154588
【特許文献6】特許公開2007−295914
【特許文献7】特許公開平10−295278
【特許文献8】実用公開平5−043884
【特許文献9】実用公開平7−013190
【特許文献10】特許公開2005−341952
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、具の変化に容易に対応できる、具入り大福を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
大福を平たく伸ばして扁平にする。この扁平な大福で苺などの具を包めばよい。すなわち、図1に構造を示すように、扁平大福で苺などの具を包む。
本発明に係わる扁平大福は、丸い大福を加圧などで扁平にして得られる。または、薄い餅を2枚貼りあわせの間に、餡があるように、製造する。
苺の具で説明すれば、苺大福は中から▲1▼苺▲2▼餡▲3▼餅の構成である。本発明品は▲1▼苺▲3▼餅▲2▼餡▲3▼餅の構成である。
すなわち、本発明品は従来の具入り大福と、構成は異なる。
【0007】
特許請求の範囲は下記である。
請求項1の記載は、具を、扁平大福で包んだことを特徴とする、具入り大福。
請求項2の記載は、具を、扁平大福の上に置いたことを特徴とする、具入り大福。
請求項3の記載は、扁平大福を入れた容器と、扁平大福に包み食べる具をいれた容器の組み合わせを特徴とする、具を包んで食べる大福の包装体。
以下、請求項記載内容を詳述する。
【0008】
請求項1記載内容を詳述する。
図1のように具を中心に、外側が餅、餡、餅からなる具入り大福である。
従来は、具と餡を餅の皮で包んで具入り大福とするが、本発明は具を扁平化した大福で包み具入り大福とする。
【0009】
扁平大福とは図2に示すように薄く平らな大福を意味する。
扁平大福の製造は、薄い餅に餡を塗布し、さらに薄い餅を被せれば製造できる。または餅を折りたたんでもよい。
図3に示すように既存の大福を、重し加圧またはローラー加圧で扁平に加工するれば製造が容易である。
餡はジャムやペーストチーズに置き換えてよい。
【0010】
請求項2記載内容を詳述する。
図4に示すように扁平大福の上に、具を置く。具は苺が好ましい。その他の具としては甘煮栗、梅干、パイナップルなどが例示できる。
食べるときには、扁平大福で具を包む。餅は粘りがあるので、具を置きやすい。
【0011】
請求項3記載内容を詳述する。
請求項2記載は扁平大福の上に具を乗せ一体化包装であるが、請求項3記載は別包装で一体化を意味する。
例えば図5のように、扁平大福の容器の上部に凹み蓋を作り凹みに苺を乗せて、全体をパッケージすればよい。
凹みには、苺ばかりでなく、各種の具を置ける。健康粉末を入れた袋をも凹みにおける。
【0012】
製造工程で、扁平大福を大量生産し、包装し容器などに入れる。包む具を別にして、扁平大福と組み合わせる。
ドライフルーツ、黄な粉、砂糖、など嗜好に味付けできる添加物包装袋。包む具に添えてよい。味を変化できる。
【発明の効果】
【0013】
以下、請求項記載別に効果を述べる。
請求項1記載の効果は、具を大福で包むもので、具入り大福の製造を簡単にできる効果がある。
丸めた大福は従来品であり、これを加圧するだけで扁平大福を得れる。
そして、扁平大福で具を包むので具入り大福の製造が容易になる。
具として粉なども選択できるので、餡のある餅での健康粉末具入り大福がえられる。扁平大福はオブラート代わりにもなる。具としてマムシ粉やすっぽん粉などを選択して健康 大福、強精大福など新しい大福の種類が得られる。
扁平大福は、扁平であるので苺などの具を包みやすい、また大福の餅は粘着性があるので、各種具を包むのに適してる。
扁平大福は、餅の中に餡がすでにあるので、苺などの具を包むだけで苺などの具入り大福を製造できる。
アイスクリームや冷凍果実など冷凍して別に保存。扁平大福で包んで作りたての冷凍具入り大福を提供できる。
季節の新鮮苺と扁平大福を包んで、作りたての苺大福を提供できる。
このように従来にない、調理サービスをも提供できる。
【0014】
請求項2の記載の効果は、ショートケーキのように苺の視覚効果を得ることができる。中身の見える具入り大福を提供できる。
具を包んで食べるという、新しい大福の商品を提供できる。また、食する前に砂糖を振りかけたりして、好みに甘味を増すこともできる。
【0015】
請求項3の記載の効果は、具材や変化し、少量多品種の製造が容易にできる。
扁平大福を入れた容器を基本に、具をいれた容器を変化させることにより、多種類の組み合わせができる。
以上述べたように、本発明は多くの効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
まず、具を包むに適当な扁平大福を製造する。大福をローラで扁平にし平大福を製造する。または薄い餅を2枚貼りあわせ間に餡がある扁平大福を製造する
具を選択し、扁平大福で包めばよい。具は、苺などの果実や甘煮栗、梅干、などを選択する。
【実施例】
【0017】
本発明は扁平大福5で具2を包むものである。大福6を、ローラーなどでの、加圧手段7で、加圧し扁平にする。
かくして扁平大福5をえる。具2に適応した扁平大福5で包む。
図1は請求項2の記載に係わる本発明の断面図であり、具・餅・餡・餅の構造になる。
図2には扁平大福5の斜視図である。扁平大福5の厚みは、1センチ以下、好ましくは5ミリ以下にする。
図3は、加圧による扁平大福製造の説明図である。
【0018】
図4は請求項2の記載に係わる実施例を示す。扁平大福5の上に具2を置く。扁平大福5の餅3の粘着性を利用して一体化する。
視覚的に苺などの具を確認して、具2を扁平大福5で包んで食べる。具2を視覚と嗅覚を楽しみ、食べて味を楽しめる。
【0019】
図5は請求項3の記載に係わる実施例を示す。扁平大福5を入れた容器8に、凹み付き蓋9を被せる。凹み部には具2をいれて、一体化包装する。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は、作りたてのおいしさを提供できる。
果実販売店、飲食店や喫茶店、観光農園などで、具入り大福を簡単に製造販売できる。または具と組み合わせ販売できる。
苺の通信販売の際に扁平大福を組み合わせる。
以上のように、各種産業で利用の可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】は、本発明に係わる、大福の側面断面図。
【図2】は、扁平大福の斜視図断面図を示す。
【図3】は、加圧による扁平大福製造の説明図である。
【図4】は、扁平大福と苺などの具の組み合あわ例の側面図
【図5】は、扁平大福と具を容器にいれた説明図
【符号の説明】
【0022】
1…本発明に係わる大福
2…具
3…餅
4…餡
5…扁平大福
6‥通常大福
7…加圧手段
8‥容器
9‥凹み付き蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
具を、扁平大福で包んだことを特徴とする、具入り大福。
【請求項2】
具を、扁平大福の上に置いたことを特徴とする、具入り大福。
【請求項3】
扁平大福を入れた容器と、扁平大福に包み食べる具をいれた容器の組み合わせを特徴とする、具を包んで食べる大福の包装体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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