冷却服
【課題】簡易な構造であり、かつ、軽量の冷却服を提供する。また、着衣者の体表面の広い範囲を冷却することができる冷却服を提供する。
【解決手段】冷却服1は、外装服2と内装服3で構成され、外装服2は、吸水性素材で、内装服3は、防水性素材で構成され、内装服3は、外装服2の内部に設置される。内装服3は、防水性素材で構成されているので、内装服3を装着すると防水性素材であるビニール、合成繊維などが着衣者の体表面に直接接触するので、不快感を感じることがあり、このため、内装服の内部に肌着を設置してもよい。
【解決手段】冷却服1は、外装服2と内装服3で構成され、外装服2は、吸水性素材で、内装服3は、防水性素材で構成され、内装服3は、外装服2の内部に設置される。内装服3は、防水性素材で構成されているので、内装服3を装着すると防水性素材であるビニール、合成繊維などが着衣者の体表面に直接接触するので、不快感を感じることがあり、このため、内装服の内部に肌着を設置してもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易な構造で着衣者の体表面を冷却するための冷却服に関する。
【背景技術】
【0002】
夏期の気温は暑い。
このため、夏期に外出する際や夏期に屋外で作業する際に、着衣者は冷却服を着用すれば、夏バテや体力が低下することを防止することができる。
【0003】
これまでの冷却服は、空気発生装置などが接続されていたために冷却服は大規模になっており、また、重量も大きかった。
また、これまでの冷却服の中には、着衣者の体表面の一部分しか冷却することができないものもあった。
背景技術には、特許文献1と特許文献2がある。
【0004】
特許文献1に示す冷却服は、冷却空気発生装置が接続されているので、冷却服は大規模になり、また、重量も大きい。
【0005】
特許文献2に示す冷却服は、冷凍庫で凍らせた蓄冷剤を冷却服の表面に取り付ける構造になっているので、冷却服の構造は簡単であり、また、軽量である。
しかし、特許文献2に示す冷却服は着衣者の体表面の一部分しか冷却することができない。
【0006】
【特許文献1】特許公開2001−40512公報
【特許文献2】実用新案登録登録3021027公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、簡易な構造であり、かつ、軽量の冷却服を提供することを目的とする。
また、本発明は、着衣者の体表面の広い範囲を冷却することができる冷却服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の冷却服は、外装服と内装服で構成される。
【0009】
外装服は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸水することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物などがある。
外装服は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
【0010】
内装服は、防水性素材で構成されている。
防水性素材は、水分の流通を阻止、または、抑制することができる。
防水性素材には、ビニール、合成繊維などがある。
水を吸水した外装服を着衣者の体表面に直接接触させても、着衣者の体を冷却することはできる。
しかし、水を吸水した外装服を着衣者の体表面に直接接触させると、着衣者の体温の低下が激しいので、着衣者の体に与える悪影響は大きい。
また、水を吸水して湿った外装服が着衣者の体表面に直接接触すると、着衣者は不快感を感じる。
このため、外装服の内部に内装服を設置して、水を吸水した外装服が着衣者の体表面に直接接触しないようにしている。
着衣者は、冷却服を着用しているときに寒さを感じたときには、外装服を内装服から分離しなければならないが、外装服を内装服から分離しても、内装服の外部から体表面が透けて見えないようにするために、内装服には、内装服の外部から体表面が透けて見えない程度の模様や色彩を施している。
【0011】
内装服は、外装服の内部に設置される。
【0012】
内装服は着衣者の体表面に接触しているので、着衣者の体表面の熱は内装服に伝熱される。
内装服は外装服に接触しているので、内装服に伝熱された着衣者の体表面の熱は外装服に伝熱される。
外装服は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服の周囲の熱とは、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱である。
このため、外装服は、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服が、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
【0013】
内装服は、防水性素材で構成されているので、内装服を装着すると防水性素材であるビニール、合成繊維などが着衣者の体表面に直接接触するので、不快感を感じることがある。
このため、内装服の内部に肌着を設置してもよい。
肌着は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸収することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物がある。
肌着4は、メッシュ構造を有する布地で構成してもよい。
【0014】
肌着は着衣者の体表面に接触しているので、着衣者の体表面の熱は肌着に伝熱される。
肌着は内装服に接触しているので、肌着に伝熱された着衣者の体表面の熱は内装服に伝熱される。
内装服は外装服に接触しているので、内装服に伝熱された体表面の熱は外装服に伝熱される。
外装服は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服の周囲の熱とは、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱である。
このため、外装服は、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服が、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の冷却服は、簡易であり、軽量な構造で構成することができる。
また、本発明の冷却服は、着衣者の体表面の広い範囲を冷却することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図面に基づいて発明を実施するための最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0017】
実施例1の冷却服1は、図1、図2、図3に示すように図4(a)(b)、図6(a)に示す外装服2と図5(a)(b)、図6(b)に示す内装服3で構成される。
【0018】
外装服2は、図4(a)(b)、図6(a)に示すように、ベスト型の形状を有する。
外装服2は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸水することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物などがある。
外装服2は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服2は、図7(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、外装服2は、図8(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aの近傍にボタン6を設置して、外装服第二周縁2bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで外装服第一周縁2aの近傍に設置されている。
外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0019】
内装服3は、図5(a)(b)、図6(b)に示すように、ベスト型の形状を有する。
内装服3は、防水性素材で構成されている。
防水性素材は、水分の流通を阻止、または、抑制することができる。
防水性素材には、ビニール、合成繊維などがある。
水を吸水した外装服2を肌に直接接触させても、着衣者の体表面を冷却することができる。
しかし、水を吸水した外装服2を着衣者の体表面に直接接触させると、体温の低下が激しいので、着衣者の体に与える悪影響は大きい。
また、水を吸水して湿った外装服2を着衣者の体表面に直接接触すると不快感を感じる。
このため、外装服2の内部に内装服3を設置して、水を吸水した外装服2が着衣者の体表面に直接接触しないようにしている。
冷却服1を着用しているときに寒さを感じたときには、外装服2を内装服3から分離しなければならないが、外装服2を内装服3から分離しても、内装服3の外部から着衣者の体表面が透けて見えないようにするために、内装服3には、内装服3の外部から着衣者の体表面が透けて見えない程度の模様や色彩を施している。
内装服3は、図9(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、内装服3は、図10(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aの近傍にボタン6を設置して、内装服第二周縁3bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで内装服第一周縁3aの近傍に設置されている。
内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0020】
内装服3は、図1、図2、図3に示すように、外装服2の内部に設置される。
【0021】
内装服3は着衣者の体表面に接触しているので、着衣者の体表面の熱は内装服3に伝熱される。
内装服3は外装服2に接触しているので、内装服3に伝熱された着衣者の体表面の熱は外装服2に伝熱される。
外装服2は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服2の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服2の周囲の熱とは、主に、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱である。
このため、外装服2は、主に、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服2が、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
【実施例2】
【0022】
実施例2は、本発明の実施例1とは異なる実施例による冷却服1である。
【0023】
実施例2の冷却服1は、図11、図12、図13に示すように、実施例1の冷却服1の内装服3の内部に図14(a)(b)、図15に示す肌着4が設置されている点が実施例1とは異なる。
【0024】
内装服3は、防水性素材で構成されているので、着衣者は、内装服3を装着すると防水性素材であるビニール、合成繊維などが着衣者の体表面に直接接触するので、不快感を感じることがある。
このため、実施例2では、内装服3の内部に肌着4を設置して、着衣者が不快感を感じるのを防止している。
肌着4は、図14(a)(b)、図15に示すように、ベスト型の形状を有する。
肌着4は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸収することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物がある。
肌着4は、図16(a)(b)に示すようにメッシュ構造を有する布地8で構成してもよい。
【0025】
着衣者の体表面は肌着4に接触しているので、着衣者の体表面の熱は肌着4に伝熱される。
肌着4は内装服3に接触しているので、内装服3には肌着4に伝わった着衣者の体表面の熱が伝熱される。
内装服3は外装服2に接触しているので、内装服3に伝わった着衣者の体表面の熱は外装服2に伝熱される。
外装服2は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服2の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服2の周囲の熱とは、主に、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱である。
このため、主に、外装服2は、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服2が、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
また、肌着4は、図16(a)(b)に示すように、メッシュ構造を有する布地8で構成すると、着衣者の体表面の熱をより十分に内装服3に伝熱することができるので、より十分に着衣者の体表面を冷却して、より十分に着衣者の体を冷却することができる。
【実施例3】
【0026】
実施例3は、本発明の実施例1とは異なる実施例による冷却服1である。
【0027】
実施例3の冷却服1は、図17(a)(b)に示す袖9を有する上衣の形状を有する外装服2と図18(a)(b)に示す袖9を有する上衣の形状を有する内装服3から構成されている点が実施例1とは異なる。
【0028】
外装服2は、図19(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、外装服2は、図20(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aの近傍にボタン6を設置して、外装服第二周縁2bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで外装服第一周縁2aの近傍に設置されている。
外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0029】
内装服3は、図21(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、内装服3は、図22(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aの近傍にボタン6を設置して、内装服第二周縁3bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで内装服第一周縁3aの近傍に設置されている。
内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0030】
図17(a)(b)、図19(a)(b)、図20(a)(b)では、外装服2の袖9は半袖であり、図18(a)(b)、図21(a)(b)、図22(a)(b)では、内装服3の袖9は半袖ではあるが、外装服2の袖9と内装服3の袖9は長袖であってもよい。
【実施例4】
【0031】
実施例4は、本発明の実施例3とは異なる実施例による冷却服1である。
【0032】
実施例4の冷却服1は、実施例3に示す冷却服1の内装服3の内部に図23(a)(b)に示す袖9を有する上衣の形状を有する肌着4が設置されている点が実施例3とは異なる。
肌着4は、図24(a)(b)に示すようにメッシュ構造を有する布地8で構成してもよい。
図23(a)(b)、図24(a)(b)では、肌着4の袖9は半袖ではあるが、外装服2と内装服3の袖9が長袖であれば、肌着4の袖9は、長袖であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】冷却服の正面図である。
【図2】冷却服の背面図である。
【図3】冷却服の斜視図である。
【図4】(a)外装服の正面図である。(b)外装服の背面図である。
【図5】(a)内装服の背面図である。(b)内装服の背面図である。
【図6】(a)外装服の斜視図である。(b)内装服の斜視図である。
【図7】(a)チャックを有する外装服の正面図である。(b)チャックを有する外装服の背面図である。
【図8】(a)ボタンを有する外装服の正面図である。(b)ボタンを有する外装服の背面図である。
【図9】(a)チャックを有する内装服の正面図である。(b)チャックを有する内装服の背面図である。
【図10】(a)ボタンを有する内装服の正面図である。(b)ボタンを有する内装服の背面図である。
【図11】肌着が内装服の内側に設置されている冷却服の正面図である。
【図12】肌着が内装服の内側に設置されている冷却服の背面図である。
【図13】肌着が内装服の内側に設置されている冷却服の斜視図である。
【図14】(a)肌着の正面図である。(b)肌着の背面図である。
【図15】肌着の斜視図である。
【図16】(a)メッシュ構造を有する布地で構成された肌着の正面図である。(b)メッシュ構造を有する布地で構成された肌着の背面図である。
【図17】(a)袖が設置されている外装服の正面図である。(b)袖が設置されている外装服の背面図である。
【図18】(a)袖が設置されている内装服の背面図である。(b)袖が設置されている内装服の背面図である。
【図19】(a)チャックを有する袖が設置されている外装服の正面図である。(b)チャックを有する袖が設置されている外装服の背面図である。
【図20】(a)ボタンを有する袖が設置されている外装服の正面図である。(b)ボタンを有する袖が設置されている外装服の背面図である。
【図21】(a)チャックを有する袖が設置されている内装服の正面図である。(b)チャックを有する袖が設置されている内装服の背面図である。
【図22】(a)ボタンを有する袖が設置されている内装服の正面図である。(b)ボタンを有する袖が設置されている内装服の背面図である。
【図23】(a)袖が設置されている肌着の正面図である。(b)袖が設置されている肌着の背面図である。
【図24】(a)袖が設置されているメッシュ構造を有する布地で構成された肌着の正面図である。(b)袖が設置されているメッシュ構造を有する布地で構成された肌着の背面図である。
【符号の説明】
【0034】
1 冷却服
2 外装服
2a 外装服第一周縁
2b 外装服第二周縁
3 内装服
3a 外装服第一周縁
3b 外装服第二周縁
4 肌着
5 オープンファスナー
6 ボタン
7 ボタン穴
8 メッシュ構造を有する布地
9 袖
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡易な構造で着衣者の体表面を冷却するための冷却服に関する。
【背景技術】
【0002】
夏期の気温は暑い。
このため、夏期に外出する際や夏期に屋外で作業する際に、着衣者は冷却服を着用すれば、夏バテや体力が低下することを防止することができる。
【0003】
これまでの冷却服は、空気発生装置などが接続されていたために冷却服は大規模になっており、また、重量も大きかった。
また、これまでの冷却服の中には、着衣者の体表面の一部分しか冷却することができないものもあった。
背景技術には、特許文献1と特許文献2がある。
【0004】
特許文献1に示す冷却服は、冷却空気発生装置が接続されているので、冷却服は大規模になり、また、重量も大きい。
【0005】
特許文献2に示す冷却服は、冷凍庫で凍らせた蓄冷剤を冷却服の表面に取り付ける構造になっているので、冷却服の構造は簡単であり、また、軽量である。
しかし、特許文献2に示す冷却服は着衣者の体表面の一部分しか冷却することができない。
【0006】
【特許文献1】特許公開2001−40512公報
【特許文献2】実用新案登録登録3021027公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、簡易な構造であり、かつ、軽量の冷却服を提供することを目的とする。
また、本発明は、着衣者の体表面の広い範囲を冷却することができる冷却服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の冷却服は、外装服と内装服で構成される。
【0009】
外装服は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸水することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物などがある。
外装服は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
【0010】
内装服は、防水性素材で構成されている。
防水性素材は、水分の流通を阻止、または、抑制することができる。
防水性素材には、ビニール、合成繊維などがある。
水を吸水した外装服を着衣者の体表面に直接接触させても、着衣者の体を冷却することはできる。
しかし、水を吸水した外装服を着衣者の体表面に直接接触させると、着衣者の体温の低下が激しいので、着衣者の体に与える悪影響は大きい。
また、水を吸水して湿った外装服が着衣者の体表面に直接接触すると、着衣者は不快感を感じる。
このため、外装服の内部に内装服を設置して、水を吸水した外装服が着衣者の体表面に直接接触しないようにしている。
着衣者は、冷却服を着用しているときに寒さを感じたときには、外装服を内装服から分離しなければならないが、外装服を内装服から分離しても、内装服の外部から体表面が透けて見えないようにするために、内装服には、内装服の外部から体表面が透けて見えない程度の模様や色彩を施している。
【0011】
内装服は、外装服の内部に設置される。
【0012】
内装服は着衣者の体表面に接触しているので、着衣者の体表面の熱は内装服に伝熱される。
内装服は外装服に接触しているので、内装服に伝熱された着衣者の体表面の熱は外装服に伝熱される。
外装服は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服の周囲の熱とは、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱である。
このため、外装服は、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服が、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
【0013】
内装服は、防水性素材で構成されているので、内装服を装着すると防水性素材であるビニール、合成繊維などが着衣者の体表面に直接接触するので、不快感を感じることがある。
このため、内装服の内部に肌着を設置してもよい。
肌着は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸収することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物がある。
肌着4は、メッシュ構造を有する布地で構成してもよい。
【0014】
肌着は着衣者の体表面に接触しているので、着衣者の体表面の熱は肌着に伝熱される。
肌着は内装服に接触しているので、肌着に伝熱された着衣者の体表面の熱は内装服に伝熱される。
内装服は外装服に接触しているので、内装服に伝熱された体表面の熱は外装服に伝熱される。
外装服は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服の周囲の熱とは、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱である。
このため、外装服は、主に、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服が、内装服から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の冷却服は、簡易であり、軽量な構造で構成することができる。
また、本発明の冷却服は、着衣者の体表面の広い範囲を冷却することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図面に基づいて発明を実施するための最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0017】
実施例1の冷却服1は、図1、図2、図3に示すように図4(a)(b)、図6(a)に示す外装服2と図5(a)(b)、図6(b)に示す内装服3で構成される。
【0018】
外装服2は、図4(a)(b)、図6(a)に示すように、ベスト型の形状を有する。
外装服2は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸水することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物などがある。
外装服2は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服2は、図7(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、外装服2は、図8(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aの近傍にボタン6を設置して、外装服第二周縁2bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで外装服第一周縁2aの近傍に設置されている。
外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0019】
内装服3は、図5(a)(b)、図6(b)に示すように、ベスト型の形状を有する。
内装服3は、防水性素材で構成されている。
防水性素材は、水分の流通を阻止、または、抑制することができる。
防水性素材には、ビニール、合成繊維などがある。
水を吸水した外装服2を肌に直接接触させても、着衣者の体表面を冷却することができる。
しかし、水を吸水した外装服2を着衣者の体表面に直接接触させると、体温の低下が激しいので、着衣者の体に与える悪影響は大きい。
また、水を吸水して湿った外装服2を着衣者の体表面に直接接触すると不快感を感じる。
このため、外装服2の内部に内装服3を設置して、水を吸水した外装服2が着衣者の体表面に直接接触しないようにしている。
冷却服1を着用しているときに寒さを感じたときには、外装服2を内装服3から分離しなければならないが、外装服2を内装服3から分離しても、内装服3の外部から着衣者の体表面が透けて見えないようにするために、内装服3には、内装服3の外部から着衣者の体表面が透けて見えない程度の模様や色彩を施している。
内装服3は、図9(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、内装服3は、図10(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aの近傍にボタン6を設置して、内装服第二周縁3bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで内装服第一周縁3aの近傍に設置されている。
内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0020】
内装服3は、図1、図2、図3に示すように、外装服2の内部に設置される。
【0021】
内装服3は着衣者の体表面に接触しているので、着衣者の体表面の熱は内装服3に伝熱される。
内装服3は外装服2に接触しているので、内装服3に伝熱された着衣者の体表面の熱は外装服2に伝熱される。
外装服2は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服2の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服2の周囲の熱とは、主に、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱である。
このため、外装服2は、主に、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服2が、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
【実施例2】
【0022】
実施例2は、本発明の実施例1とは異なる実施例による冷却服1である。
【0023】
実施例2の冷却服1は、図11、図12、図13に示すように、実施例1の冷却服1の内装服3の内部に図14(a)(b)、図15に示す肌着4が設置されている点が実施例1とは異なる。
【0024】
内装服3は、防水性素材で構成されているので、着衣者は、内装服3を装着すると防水性素材であるビニール、合成繊維などが着衣者の体表面に直接接触するので、不快感を感じることがある。
このため、実施例2では、内装服3の内部に肌着4を設置して、着衣者が不快感を感じるのを防止している。
肌着4は、図14(a)(b)、図15に示すように、ベスト型の形状を有する。
肌着4は、吸水性素材で構成されている。
吸水性素材は、水を吸収することができる。
吸水性素材には、布や繊維織物がある。
肌着4は、図16(a)(b)に示すようにメッシュ構造を有する布地8で構成してもよい。
【0025】
着衣者の体表面は肌着4に接触しているので、着衣者の体表面の熱は肌着4に伝熱される。
肌着4は内装服3に接触しているので、内装服3には肌着4に伝わった着衣者の体表面の熱が伝熱される。
内装服3は外装服2に接触しているので、内装服3に伝わった着衣者の体表面の熱は外装服2に伝熱される。
外装服2は、吸水性素材で構成されているので、水に濡らしたり、水に浸して、水を吸水していれば、外装服2の周囲の熱を消費して吸水した水を蒸発させるが、外装服2の周囲の熱とは、主に、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱である。
このため、主に、外装服2は、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させる。
外装服2が、内装服3から伝熱された着衣者の体表面の熱と外装服2の外部の熱を消費して吸水した水を蒸発させると、着衣者の体表面の熱は消費されるので、着衣者の体を冷却することができる。
また、肌着4は、図16(a)(b)に示すように、メッシュ構造を有する布地8で構成すると、着衣者の体表面の熱をより十分に内装服3に伝熱することができるので、より十分に着衣者の体表面を冷却して、より十分に着衣者の体を冷却することができる。
【実施例3】
【0026】
実施例3は、本発明の実施例1とは異なる実施例による冷却服1である。
【0027】
実施例3の冷却服1は、図17(a)(b)に示す袖9を有する上衣の形状を有する外装服2と図18(a)(b)に示す袖9を有する上衣の形状を有する内装服3から構成されている点が実施例1とは異なる。
【0028】
外装服2は、図19(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、外装服2は、図20(a)(b)に示すように、外装服2の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bを形成して、外装服第一周縁2aの近傍にボタン6を設置して、外装服第二周縁2bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで外装服第一周縁2aの近傍に設置されている。
外装服第一周縁2aと外装服第二周縁2bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0029】
内装服3は、図21(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの間にオープンファスナー5を設置してもよい。
このほかに、内装服3は、図22(a)(b)に示すように、内装服3の正面を水平方向の中間点、あるいは、中間点の近傍で垂直方向に切断して、内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bを形成して、内装服第一周縁3aの近傍にボタン6を設置して、内装服第二周縁3bの近傍にボタン穴7を形成してもよい。
ボタン6は、糸などで内装服第一周縁3aの近傍に設置されている。
内装服第一周縁3aと内装服第二周縁3bの近傍には、ボタン6とボタン穴7ではなく、フックボタン、あるいは、ファスナーテープを設置してもよい。
【0030】
図17(a)(b)、図19(a)(b)、図20(a)(b)では、外装服2の袖9は半袖であり、図18(a)(b)、図21(a)(b)、図22(a)(b)では、内装服3の袖9は半袖ではあるが、外装服2の袖9と内装服3の袖9は長袖であってもよい。
【実施例4】
【0031】
実施例4は、本発明の実施例3とは異なる実施例による冷却服1である。
【0032】
実施例4の冷却服1は、実施例3に示す冷却服1の内装服3の内部に図23(a)(b)に示す袖9を有する上衣の形状を有する肌着4が設置されている点が実施例3とは異なる。
肌着4は、図24(a)(b)に示すようにメッシュ構造を有する布地8で構成してもよい。
図23(a)(b)、図24(a)(b)では、肌着4の袖9は半袖ではあるが、外装服2と内装服3の袖9が長袖であれば、肌着4の袖9は、長袖であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】冷却服の正面図である。
【図2】冷却服の背面図である。
【図3】冷却服の斜視図である。
【図4】(a)外装服の正面図である。(b)外装服の背面図である。
【図5】(a)内装服の背面図である。(b)内装服の背面図である。
【図6】(a)外装服の斜視図である。(b)内装服の斜視図である。
【図7】(a)チャックを有する外装服の正面図である。(b)チャックを有する外装服の背面図である。
【図8】(a)ボタンを有する外装服の正面図である。(b)ボタンを有する外装服の背面図である。
【図9】(a)チャックを有する内装服の正面図である。(b)チャックを有する内装服の背面図である。
【図10】(a)ボタンを有する内装服の正面図である。(b)ボタンを有する内装服の背面図である。
【図11】肌着が内装服の内側に設置されている冷却服の正面図である。
【図12】肌着が内装服の内側に設置されている冷却服の背面図である。
【図13】肌着が内装服の内側に設置されている冷却服の斜視図である。
【図14】(a)肌着の正面図である。(b)肌着の背面図である。
【図15】肌着の斜視図である。
【図16】(a)メッシュ構造を有する布地で構成された肌着の正面図である。(b)メッシュ構造を有する布地で構成された肌着の背面図である。
【図17】(a)袖が設置されている外装服の正面図である。(b)袖が設置されている外装服の背面図である。
【図18】(a)袖が設置されている内装服の背面図である。(b)袖が設置されている内装服の背面図である。
【図19】(a)チャックを有する袖が設置されている外装服の正面図である。(b)チャックを有する袖が設置されている外装服の背面図である。
【図20】(a)ボタンを有する袖が設置されている外装服の正面図である。(b)ボタンを有する袖が設置されている外装服の背面図である。
【図21】(a)チャックを有する袖が設置されている内装服の正面図である。(b)チャックを有する袖が設置されている内装服の背面図である。
【図22】(a)ボタンを有する袖が設置されている内装服の正面図である。(b)ボタンを有する袖が設置されている内装服の背面図である。
【図23】(a)袖が設置されている肌着の正面図である。(b)袖が設置されている肌着の背面図である。
【図24】(a)袖が設置されているメッシュ構造を有する布地で構成された肌着の正面図である。(b)袖が設置されているメッシュ構造を有する布地で構成された肌着の背面図である。
【符号の説明】
【0034】
1 冷却服
2 外装服
2a 外装服第一周縁
2b 外装服第二周縁
3 内装服
3a 外装服第一周縁
3b 外装服第二周縁
4 肌着
5 オープンファスナー
6 ボタン
7 ボタン穴
8 メッシュ構造を有する布地
9 袖
【特許請求の範囲】
【請求項1】
体表面を冷却するための冷却服であって、
吸水性素材で構成されている外装服と、
防水性素材で構成されている内装服と、
を有し、
前記内装服は、前記外装服の内部に設置されていることを特徴とする冷却服。
【請求項2】
吸水性素材で構成されている肌着を有し、
前記肌着は、前記内装服の内部に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却服。
【請求項3】
前記外装服はベスト型の形状を有し、
前記内装服はベスト型の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の冷却服。
【請求項4】
前記肌着ベスト型の形状を有することを特徴とする請求項3に記載の冷却服。
【請求項5】
前記外装服は袖を有する上衣の形状を有し、
前記内装服は袖を有する上衣の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の冷却服。
【請求項6】
前記肌着は袖を有する上衣の形状を有することを特徴とする請求項5に記載の冷却服。
【請求項7】
前記肌着はメッシュ構造を有する布地で構成されていることを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項8】
前記外装服は外装服第一周縁と外装服第二周縁の間にオープンファスナーを有することを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項9】
前記外装服は外装服第一周縁の近傍にボタンが設置されており、外装服第二周縁の近傍にはボタン穴が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項10】
前記内装服は内装服第一周縁と内装服第二周縁の間にオープンファスナーを有することを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項8、請求項9のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項11】
前記内装服は内装服第一周縁の近傍にボタンが設置されており、内装服第二周縁の近傍にはボタン穴が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項8、請求項9のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項1】
体表面を冷却するための冷却服であって、
吸水性素材で構成されている外装服と、
防水性素材で構成されている内装服と、
を有し、
前記内装服は、前記外装服の内部に設置されていることを特徴とする冷却服。
【請求項2】
吸水性素材で構成されている肌着を有し、
前記肌着は、前記内装服の内部に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却服。
【請求項3】
前記外装服はベスト型の形状を有し、
前記内装服はベスト型の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の冷却服。
【請求項4】
前記肌着ベスト型の形状を有することを特徴とする請求項3に記載の冷却服。
【請求項5】
前記外装服は袖を有する上衣の形状を有し、
前記内装服は袖を有する上衣の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の冷却服。
【請求項6】
前記肌着は袖を有する上衣の形状を有することを特徴とする請求項5に記載の冷却服。
【請求項7】
前記肌着はメッシュ構造を有する布地で構成されていることを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項8】
前記外装服は外装服第一周縁と外装服第二周縁の間にオープンファスナーを有することを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項9】
前記外装服は外装服第一周縁の近傍にボタンが設置されており、外装服第二周縁の近傍にはボタン穴が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項10】
前記内装服は内装服第一周縁と内装服第二周縁の間にオープンファスナーを有することを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項8、請求項9のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【請求項11】
前記内装服は内装服第一周縁の近傍にボタンが設置されており、内装服第二周縁の近傍にはボタン穴が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項5、請求項7、請求項8、請求項9のうちのいずれか1つに記載の冷却服。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公開番号】特開2012−117155(P2012−117155A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−264788(P2010−264788)
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【出願人】(710011800)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【出願人】(710011800)
【Fターム(参考)】
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