説明

分割可能な容器運搬具

複数の容器用の運搬具(10)が、個々の容器を取付けるための複数のループ部(52、54、56、58、60、62)と、容器をループ部から脱離させることなく、運搬具を少なくとも2つの小組(90、92)に分割するための運搬具を貫いて設けられたミシン目(76)とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の容器組のための包装体に関し、特に、個々の容器に係合しこれを保持する配列されたループ部を有したプラスチック製運搬具に関し、該運搬具は、消費者によって個々の小組に分割することができる。
【背景技術】
【0002】
瓶や缶のような複数の容器を販売に都合のよい数量に結合するために容器運搬具が用いられている。プラスチック製運搬具は、その性能、軽量、低コスト、異なる寸法、形状の容器に適合する汎用性から広く受け入れられている。プラスチック製運搬具の一般的な構成は、延伸可能なプラスチック材料に形成した複数の開口部を有している。開口部の寸法、形状は、瓶でも缶でも保持すべき容器の周縁部に張巡らすことができるように選択される。運搬具によって保持された容器組を便利に運ぶために、種々のタイプの把持部が周知となっている。延伸可能なプラスチック製運搬具を容器に迅速かつ効率的に取着するために自動機械を利用することができる。
【0003】
公知の構成の1つには、運搬具は単一のシート材料から形成され、その一方の側部にハンドルが形成されている。他の公知の構成では、2枚のプラスチック製シート材料が互いに並置される。ハンドル部および容器係合部は、並置されているウェブから同時に打抜き加工される。該ウェブは、選定された部分に沿って接合または溶接される。こうして形成されたハンドル部は材料の二倍の厚さを有している。該ハンドル部の両側から単層の容器保持部が垂下される。更に公知の他の構成では、複数の容器係合部に独立のハンドル部が個々に取着されている。
【0004】
飲料業界では、より多くの容器を纏めて販売する動向がある。12個の容器を一組に纏めることが一般的であり、広く消費者に受け入れられている。24個の容器を一組に纏めたケースサイズも広く受け入れられている。多数を一纏めにすることは、取り扱うべき個々の包装体の数が少なくなるので、小売業者および消費者の双方に都合が良い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多数の容器を一纏めにした包装体の欠点は、該包装体を小分けできず、また多くの場合、開いたときに統合性が失われることである。これは、包装体が同じように或いは同じ場所で使用されない場合に不都合となり得る。消費者は、例えば、12個パックから少数を冷蔵し、残りを貯蔵することを望むであろう。包装体の一部を持って出かけたり、或いは、これを他所へ持って行くことを望むかもしれない。こうした場合、これまでは、包装体から少なくとも幾つかの容器を個々に取り扱わなければならなかった。
【0006】
小分けした運搬具に容器を取付けた状態で、複数の容器を含む小組に分割可能な容器運搬具の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、各容器のために1つのループ部を有し配列されたループ部を備えたプラスチック製運搬具が提供される。このプラスチック製運搬具は、ループ部から容器が脱離することなく、該運搬具を分割可能とするように、ループ部の小組の間に引裂き線を形成するミシン目が設けられている。
【0008】
本発明の1つの形態によれば、それぞれが容器を囲繞、保持する複数のループ部の配列を形成した、柔軟な少なくとも1枚のシート材料を備えた容器運搬具が提供される。また、ハンドル部が上記ループ部配列に連結されており、ミシン目が前記配列のループ部を複数組に分割している。上記ミシン目は、前記材料を引裂いて、ループ内に容器を保持したまま前記配列を少なくとも第1と第2のサブユニットに切離すとともに、、前記ハンドル部を、それぞれのハンドル部分が前記サブユニットの各々に連結されているような部分に切り離すように配置されている。
【0009】
また、本発明の他の形態によれば、容器を囲繞、保持する複数のループ部の配列を形成した容器保持部と、前記容器保持部に連結されたハンドル部とを有する容器用運搬具が提供される。サブユニットの各々が前記ループ部の幾つかと、前記ハンドル部の小部分とを有するように、前記容器保持部および前記ハンドルを少なくとも第1と第2のサブユニットに分割するように配置されたミシン目が設けられている。
【0010】
更に本発明の他の形態によれば、容器の包装体の使用方法が提供される。この包装体は、相互連結された複数のループ配列に個別に固定された複数の容器を含み、前記配列、相互連結された複数のループ部の少なくとも幾つかは、複数のミシン目によって切離される。また、この方法は、前記包装体を原形のまま運搬し、前記複数のミシン目の少なくとも1つで引裂くことによって前記包装体を切離して、サブユニットが前記ループ部の幾つかと前記ハンドルの小部分とを有するように、該包装体を少なくとも2つのサブユニットに分割し、前記包装体を切離した後に、容器を前記サブユニットの1つから取外すことを含んで成る使用方法が提供される。
【0011】
本発明では、容器を複数の小組に小分けするように運搬具を分割する際にも、個々の容器をしっかりと保持することができるという利点がある。
【0012】
更に、本発明によれば、大きく纏められた容器を使用する際に消費者の利便性を改善することができるという利点がある。
【0013】
本発明の他の特徴、利点は、以下に説明する本発明の詳細な説明、特許請求の範囲および図面から当業者には明らかとなろう。添付図面において、同様の特徴には同じ参照番号が付されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施形態の詳細に説明する前に、本発明は、以下に記載する或いは図面に示した構造および構成要素の詳細な配置には限定されないことは理解すべきである。本発明は、他の形態でも可能であるし、種々の方法にて実施または実行可能である。また、本明細書において用いられている表現または用語は、記述目的であって、制限的であると看做されるべきではない。本明細書において「含む」や「具備する」との記述およびその変形は、その後に列挙れている項目および均等物並びに追加項目およびその均等物を包含する。
【0015】
添付図面、特に図1を参照すると、本発明による容器運搬具が全体的に参照番号10により指示されている。運搬具10は、ハンドル部12と、容器保持部14と含み、該ハンドル部および容器保持部は、ハンドル部12の懸架部16により互いに連結されている。運搬具10は、破断することなく著しく延伸可能な柔軟な弾性材料から形成される。低密度ポリエチレンは、運搬具10を形成可能な適当な材料である。
【0016】
運搬具10は、並置された2枚のウェブまたはシートから形成され、これら2枚のウェブまたはシートは、複数の溶接部20、22、24によって互いに接合される。こうした3つの溶接部20、22、24が示されているが、より多くの或いは少ない溶接部20、22、24を用いることができ、また、運搬具10の異なった領域に配置可能であることは理解されよう。更に、溶接部20、22、24の各々は、該溶接部の全長に亘ってシート間で融合された連続ボンド、或いは、溶接線沿いに置かれた複数の離散的な溶接部とすることができる。溶接部20、22、24の形成方法は当業者には周知であり、以下、詳細には説明しない。溶接部20、22、24の間の領域では、並置されたシートは互いに分離しているが、同一に配置されている。
【0017】
ハンドル部12は、並置され溶接部20、22により接合されたシートから二層構造にて形成されている。ハンドル部12の各シートは、頂部30、底部32および端部34、36を含んでいる。ハンドル部12は、頂部30と底部32との間の中間部38によって、第1のハンドル小部分40と第2のハンドル小部分42とに分割される。第1と第2のハンドル小部分は、ハンドル開口部44、46を有しており、該ハンドル開口部に人の手または指を通して運搬具10を把持することができる。
【0018】
容器係合部14は、配列された複数のループ部52、54、56、58、60、62を具備している。該ループ部は、並置されたシートの各々に形成されており、各ループ部は、運搬具10で運搬すべき容器の端部上に張巡らされる。各シートのループ部52、54、56、58、60、62は、溶接部24から離反方向に延伸可能であり、該溶接部24は、シートの並置された横梁部64間の連続結合部として形成されている。並置されたシートは、溶接部24から外側の横梁部64では互いに接合されておらず、各側の並置されたループ部52、54、56、58、60、62は、溶接部24に対して横方向に移動することができる。運搬具10の異なる用途および使用で、ループ部52、54、56、58、60、62の形状は、運搬具10に取付けるべき容器の寸法、形状によって異なっていることは当業者には理解されよう。すなわち、例えば、缶と瓶ではその形状が異なっている。ループ部52、54、56、58、60、62の必要な延伸性および形状を得るため、また、該ループ部に容器を取付けるために、打抜き工程において、並置されたシートに様々な寸法、形状、配置で開口部66を裁断することができる。
【0019】
ループ部またはスリーブ部52、54、56、58、60、62の各々は、その内部に容器を取付けるよう、個別かつ独立に形成されている。図示する実施形態では、ハンドル部14の各側に6個ずつ12個の容器を保持させることができる。然しながら、運搬具10は、一層多数または少数の容器を取付けるようにできる。更に、運搬具10は、ハンドル部12の各側に容器を二列で取付けるようにできる。この場合、配列50、70の各々が、二列に配列されたループ部を含む。
【0020】
ハンドル懸架部16は、主ハンドル部12を容器係合部14に連結する。懸架部16は、並置され溶接部22、24により接合されたシートから二倍の厚さの層にて形成されている。各シートにおいて、懸架部16は、第1と第2の外側ストラット部70、72を含み、該第1と第2の外側ストラット部は、容器保持部14の最も外側の容器ループ部の近傍において、第1と第2のハンドル小部分40、42を横梁部64に連結する。
【0021】
懸架部16のポスト部74が、ハンドル部12の中間部38に対して概ね一直線上に配置されている。こうして、ハンドルの頂部30から容器保持部14の外側縁部に延設された実質的に連続する領域が形成される。ミシン目76が、前記連続する領域を通して容器保持部14の外側縁部からハンドルの頂部30の外側縁部へ延設されている。ミシン目の個々の穿孔は、比較的短く離間させた切欠であり、該ミシン目に沿って運搬具10を引裂くことができる、内側ストラット部78、80が、ポスト部74の両側で第1と第2のハンドル小部分40、42の外側領域と横梁部64との間に設けられている。細長い外側ストラット部70、72と、横梁部64との間に筋交い部82、84が設けられている。こうして、懸架部16には、異なる寸法、形状の複数の開口部86が形成される。
【0022】
運搬具10をミシン目76に沿って引裂くことによって、運搬具10は、2つのサブユニット90、92に切離すことができ、該サブユニットの各々は、ハンドル部12の一部を含んでいる。すなわち、サブユニット90は第1のハンドル小部分40を含み、サブユニット92は第2のハンドル小部分42を含んでいる。図1に示す実施形態では、容器をループ部52、54、56、58、60、62に保持させた状態で、元の12個パックを2つの6個パックに分割することができる。溶接部20、22、24を横断させて引裂くことを容易にするために、ミシン目76が溶接部20、22、24と交差する部位に、小孔100、102、104が形成されている。
【0023】
並置したシートの各々は、第1と第2のサブユニット90、92に外側マージン部106、108が設けられている。マージン部106はループ部52、54、56に沿って延在しており、マージン部108はループ部58、60、62に沿って延在している。マージン部106、108は、第1と第2のタブ110、112を有している。タブ110、112は、消費者が容器をループ部52、54、56、58、60、62から取外すために把持するように設けられている。
【0024】
マージン部106には、ループ部52、54、56に向かって延設されたミシン目120、122、124が形成されている。ミシン目120は、タブ110の直ぐ上で運搬具10の縁部からループ部52内に向けて延びるように設けられている。ミシン目122は、ミシン目120の近傍からループ部54内に向けて延びるように設けられている。ミシン目124は、ミシン目122の近傍からループ部56内に向けて延びるように設けられている。
【0025】
マージン部108には、ループ部58、60、62に向かって延設されたミシン目130、132、134が形成されている。ミシン目130は、ミシン目76に沿って運搬具10を引裂いたときに、タブ112の直ぐ上で第2のサブユニット92の縁部からループ部58内に向けて延びるように設けられている。ミシン目132は、ミシン目130の近傍からループ部60内に向けて延びるように設けられている。ミシン目134は、ミシン目132の近傍からループ部62内に向けて延びるように設けられている。
【0026】
図1の運搬具10の使用に際して、消費者は、12個パックの容器を従来と同じように購入し、1つの包装体として運ぶことができる。その後、運搬具10をミシン目76に沿って引裂くことによって、消費者は、該包装体を容易かつ便利に各々6個の容器を含んだ2つのサブユニットに分割することができる。各サブユニット90、92は、ハンドル小部分40、42を含み、容易かつ便利に運搬可能である。更に、サブユニット90、92を保持するために、1または複数の開口部86を把持部として用いてもよい。運搬具10に保持されている全ての容器は、一方または他方のサブユニット90、92に取付けられた状態に維持される。個々の容器は、容器を使用するまで、運搬具10から分離する必要はない。容器を運搬具10から取外すために、タブ110または112を把持して、ミシン目120、122および/または124、或いは、ミシン目130、132および/または134を引裂いて、1個、2個または3個の容器を各サブユニット90、92から取外す。各サブユニット90、92は、図1に示されていない反対側にも、配列されたループ部に対応した部分を含んでいる。各サブユニットは、更に、反対側にも対応のタブおよびミシン目を含み、図1には示されていない反対側の同様のミシン目を引裂くことによって、各サブユニット90、92から4個、5個または6個の容器を取外すことができる。
【0027】
図2に本発明の第2の実施形態を示す。本実施形態では、容器の12個パックは、4個ずつの容器を有した3つのサブユニットに分割可能となっている。図2に示す運搬具138は、記述した運搬具10と同様に構成されており、運搬具10について上述した運搬具138の同様の構成要素は、図1と同じ参照番号にて指示されている。
【0028】
運搬具138は、容器保持部14の外側縁部からハンドル部12の外側縁部へ横断方向に延設されたミシン目140、142を含んでいる。従って、該運搬具は3つのサブユニット144、146、148に分割され、各々のサブユニットは、ハンドル小部分150、152、154を有している。運搬具10に関連して記述したように、容器を取外すために、ループ部内へ延設されたミシン目沿いに引裂くことを開始するために、配列されたループ部の外側マージン部に沿ってタブ156、158、160が配設されている。溶接部24を横断して引裂くことを容易にするために、ミシン目140、142と溶接部24との交点に小孔162、164が形成されている。こうして、図2に示す運搬具138は、運搬具10に関連して記述したのと同様の方法で、4個パックと8個パックとに、或いは、3つの4個パックに分割することができる。サブユニット144、146、148の各々はハンドル小部分を含んでおり、例えば、ハンドル部12または懸架部16の複数の開口部86を形成する部分を把持することによって、該ハンドル小部分のサブユニットを便利に運ぶことができる。
【0029】
図1、2は、本発明の二列に配列された6つのループ部と、所謂中央持上げハンドルとを有した12個パックの運搬具の実施形態を示している。図3は、本発明による運搬具170を示しており、該運搬具では、ループ部は3つの横列172、174、176に配列されている。運搬具170は、単一のシート材料から打抜き加工により形成され、溶接は必要としていない。横列172は、4つのループ部178、180、182、184を含む。横列174は、4つのループ部186、188、190、192を含む。横列176は、4つのループ部194、196、198、200を含む。横列172に隣接させてサイドハンドル部202が設けられている。内側のループ部の縦二列の部分にのみハンドル部202が設けられているように図示されているが、横列172の実質的全長に亘って延設させることができる。横列172、174、176を横断するミシン目204、206、208が設けられており、これによって、運搬具170は4つのサブユニット210、212、214及び216に分割することができる。運搬具170は、3つの容器サブユニットと9つの容器サブユニットとに分割したり、或いは、2つの6個パック、3個パックと9個パック、2つの3個パックと6個パック、若しくは、4つの3個パックというような、3つの容器のサブユニットの様々な組合せに分割可能となる。ハンドル部202は、ミシン目206によって2つのハンドル小部分218、220に分割される。また、ハンドル部202が横列172の全長に亘って延在する場合には、該ハンドル部は、ミシン目204によって4つのハンドル小部分に分割される。必要に応じて或いは異なる大きさの様々なサブユニットに分割する必要が生じた場合に、消費者が分割できるようにすることによって、消費者にとって多様性と利便性が高くなる。
【0030】
図4に本発明の更に他の実施形態を示す。本実施形態では、運搬具230は、ループ部の配列240に溶接線236、238で接合された2つの独立したハンドル部232、234を具備している。該運搬具を2つの同一の6個パックのサブユニット244、246に分割するために、横断方向に延びるミシン目242が設けられている。然しながら、運搬具230を3つの容器を含んだサブユニットに分割するために、更に横断方向にミシン目を設けてもよいことは、当業者には容易に理解されよう。各ハンドル部232、234は、2つの把持部250、252および254、256と、懸架部258、264とを含み、開口部262、264が形成されている。開口部262、264の各々は、ループ部の配列240の同様の形状の開口部に対して直線上に配置されており、配列240は、更に、ハンドル小部分232、234の間にループ部266の中央列を含んでいる。運搬具230を形成するための打抜き工程は、ハンドル小部分232、234および配列240を含む、全ての層を貫いて実施される。従って、配列240とハンドル小部分232、234の重なり合う材料に、開封ミシン目270、272が形成される。配列240のミシン目270、272は、個々のループ部を開いて、そこに保持されている容器を取外すために用いられる。ハンドル小部分232、234に形成されているミシン目270、272は、1または複数の把持部250、252、254、256を除去するために用いることができ、懸架部244、246の把持開口部248、250によってサブユニット244、246を運搬可能となる。
【0031】
本発明によれば、小売業者は、多数の容器組を単一の包装体で取扱、販売可能となり、また、消費者は大きな包装体を便利に運び、その後、容器を運搬具の一部に保持させた状態で該包装体を小さな容器組に分割可能となる。本発明によれば、運搬具のハンドル部を複数のハンドル小部分に分割するための手段が設けられる。運搬具は、運搬具の一部を容器を保持している他の部分から切離すことなく、運搬具を分割可能である。全ての容器を保持させた状態でも、個々の容器を該容器が保持されているループ部から取外すことなく、運搬具を分割することができる。小売業者および消費者にとっての利便性が高まる。
【0032】
上述した変形および修正は、本発明の範囲に包含される。ここに開示、説明した本発明は、修正された特徴または明細書および/または図面から明らかな特徴の全ての組合せに及ぶ。本明細書に記載された実施形態は、本発明を実施するための最良の形態を説明するものであって、それに基づいて当業者は本発明を利用可能となろう。特許請求の範囲は、従来技術において許されている範囲の他の実施形態を含んでいる。
本発明の種々の特徴は特許請求の範囲に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明による容器運搬具の平面図である。
【図2】本発明による他の運搬具の平面図である。
【図3】本発明による運搬具の更に他の形態の平面図である。
【図4】本発明による運搬具の更に他の形態の平面図である。
【符号の説明】
【0034】
10 容器運搬具
12 ハンドル部
14 容器保持部
16 懸架部
20 溶接部
22 溶接部
24 溶接部
40 ハンドル小部分
42 ハンドル小部分
52 ループ部
54 ループ部
56 ループ部
58 ループ部
60 ループ部
62 ループ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器運搬具において、
容器を囲繞、保持する複数のループ部の配列を形成した、柔軟な少なくとも1枚のシート材料と、
前記配列に連結されたハンドル部と、
前記配列のループ部を複数組に分ける少なくとも1本のミシン目とを具備し、
前記ミシン目は、前記材料を引裂いて、各サブユニットの容器が前記ループ部に取付けた状態に保持されたまま前記配列を少なくとも第1と第2のサブユニットに切離し、かつ、前記ハンドル部を、それぞれが前記サブユニットの1つに連結されている少なくとも第1と第2のハンドル小部分に切離すように配置されている容器運搬具。
【請求項2】
前記配列は12個の前記ループ部を含んでおり、前記ミシン目は前記ループ部を各6つのループ部を有した2つのサブユニットに切離す請求項1に記載の容器運搬具。
【請求項3】
前記配列を少なくとも3つのサブユニットに切離すための複数のミシン目を更に具備する請求項1に記載の容器運搬具。
【請求項4】
前記配列は12個の前記ループ部を含んでおり、前記ミシン目は前記ループ部を各4つのループ部を有した3つのサブユニットに切離す請求項3に記載の容器運搬具。
【請求項5】
前記配列は12個の前記ループ部を含んでおり、前記ミシン目は前記ループ部を各3つのループ部を有した4つのサブユニットに切離す請求項3に記載の容器運搬具。
【請求項6】
前記配列が第1のシートを具備し、前記ハンドルが前記第1のシートに接合された第2のシートを具備する請求項1に記載の容器運搬具。
【請求項7】
前記配列およびハンドルが単一のシート材料を具備する請求項1に記載の容器運搬具。
【請求項8】
前記運搬具が、重畳された第1と第2のシートを具備し、前記ハンドルが前記シートの一部を具備し、前記配列が前記シートの各々に形成されたループ部を含んで成る請求項1に記載の容器運搬具。
【請求項9】
前記ミシン目が、前記運搬具を前記各シートから少なくとも2つのサブユニットを切離す請求項8に記載の容器運搬具。
【請求項10】
前記ミシン目が、前記運搬具を前記各シートから少なくとも3つのサブユニットを切離す請求項8に記載の容器運搬具。
【請求項11】
前記配列が更に、前記ループ部の各々を開くためのミシン目を更に具備する請求項1に記載の容器運搬具。
【請求項12】
容器用の運搬具において、
容器を囲繞、保持する複数のループ部の配列を形成した容器保持部と、
前記容器保持部に連結されたハンドル部と、
サブユニットの各々が前記ループ部の幾つかと、前記ハンドル部の小部分とを有するように、前記容器保持部および前記ハンドルを少なくとも第1と第2のサブユニットに分割するよう適合、配置されたミシン目とを具備する容器用の運搬具。
【請求項13】
前記容器保持部を前記複数のループ部の幾つかを有した第3のサブユニットに切離すミシン目を更に含んで成る請求項12に記載の運搬具。
【請求項14】
前記容器保持部を前記複数のループ部の幾つかを有した第4のサブユニットに切離すミシン目を更に含んで成る請求項13に記載の運搬具。
【請求項15】
前記サブユニットの各々は、同数の前記ループ部を有している請求項13に記載の運搬具。
【請求項16】
前記ミシン目は、前記容器保持部を第1と、第2と、第3と、第4のサブユニットに分割し、該サブユニットの各々が3つの前記ループ部を含んでいる請求項12に記載の運搬具。
【請求項17】
配列、相互連結された複数のループ部に個別に固定された複数の容器を含み、前記配列、相互連結された複数のループ部の少なくとも幾つかは、複数のミシン目によって切離され、前記配列に連結されたハンドルを有して成る包装体の使用方法において、
前記包装体を原形のまま運搬し、
前記複数のミシン目の少なくとも1つで引裂くことによって前記包装体を切離して、サブユニットが前記ループ部の幾つかと前記ハンドルの小部分とを有するように、該包装体を少なくとも2つのサブユニットに分割し、
前記包装体を切離した後に、容器を前記サブユニットの1つから取外すことを含んで成る使用方法。
【請求項18】
前記容器の取外は、マージン部に設けられたミシン目を引裂き前記ループ部の1つを開くことによって行われる請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記包装体の切離しは、第2のミシン目を引裂き前記包装体を3つのサブユニットに分割することを含んで成る請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記包装体の切離しは、第3のミシン目を引裂き前記包装体を4つのサブユニットに分割することを含んで成る請求項19に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−535451(P2007−535451A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−510705(P2007−510705)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2004/043198
【国際公開番号】WO2005/110886
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(591203428)イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド (309)
【Fターム(参考)】