説明

分散装置

本発明は、分散装置(1)であって、気密に閉鎖された混合室(5)と、分散工具(2)と、混合室(5)の外側にある駆動装置(4)とが設けられており、前記分散工具が、該分散工具(2)に駆動装置(4)の力を伝達するための棒状のエレメント(3)によって、混合室(5)内で中心の軸線を中心にして駆動可能である形式のものに関する。当該装置で良好な分散性能を保証し、同時に駆動装置の領域からの流出を排除するために、棒状のエレメント(3)が、混合室(5)への進入部でダイヤフラム(6)と結合している。このダイヤフラム(6)は、混合室(5)の壁部(7)の部分であり、棒状のエレメント(3)が、駆動装置(4)によりすりこぎ運動させることができ、その結果、混合室(5)の内側にある棒状のエレメント(3)の端部が、円運動を行い、前記工具(2)が、歯および/またはブレード(12)またはこれらと同様のものを備えた外側の固定式の冠状部材(2b)と、該冠状部材(2b)に対して同軸的に配置された回転可能な、同様に歯および/またはブレード(12)またはこれらと同様のものを備えたエレメント(2a)とを有しており、混合室(5)内にある、棒状のエレメント(3)の端部が、前記分散工具(2)に、該分散工具(2)の回転軸線に対して偏心的に作用し、棒状のエレメント(3)が、使用位置で回転可能なエレメント(2a)の切欠き(16)に係合している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分散装置であって、気密に閉鎖された混合室と、分散工具と、混合室の外側にある駆動装置とが設けられており、前記分散工具が、該分散工具に駆動装置の力を伝達するための棒状のエレメントによって、混合室内で中心の軸線を中心にして駆動可能である形式のものに関する。
【0002】
物質の分解、または物質の粉砕、またはまさに分散のために働く分散装置が既に種々異なる形式で公知である。これらの分散装置においては、駆動モータを駆動させるための棒状のエレメントとして、前記工具に通常はシャフトが設けられている。このシャフトは、壁部、たとえば混合室の底部またはカバーも貫通し、混合室の内部にある前記工具と結合している。
【0003】
従って、つまり該当する分散工具は、前記シャフトの回転運動が前記工具に伝達されることにより駆動される。
【0004】
しかしこの場合、駆動軸または駆動シャフトは、混合室の壁部を貫通しなければならず、駆動軸または駆動シャフトの、混合室の内部から出ている部分がより少しであることが望まれるか、またはより少しだけしか許されていなければ、そこではそれだけ一層良好にシールされるはずである。この場合、有毒または汚染された混合物質の作業が特に危険である。これらの混合物質は、たとえば薬の中にも、ほぼ組織またはそのようなものの形をとって現れる。
【0005】
しかし一般的なシール装置の場合に排除することができないことは、少なくとも一定の運転時間後に適切なシールリングまたは別のシール手段がシーリングしても、場合によって、混合物質の僅かでほとんど感知不可能な量が、シールリングまたは別のシール手段を通過してしまう恐れがあるということである。しかし混合物質の僅かでほとんど感知不可能な量は、有毒性が高い場合には、使用者に直接有害であるか、または周辺の汚染により、実際の撹拌プロセス、もしくは混合プロセス、もしくは分散プロセスに付加される相応に高い作業手間をもたらす。
【0006】
従って、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の分散装置を改良して、良好な分散性能のままで駆動装置の領域における混合物質の流出が排除されている形式のものを提供することである。
【0007】
この課題を解決した当該分散装置によれば、棒状のエレメントが、混合室への入口で混合室の壁部の部分であるダイヤフラムと結合されており、棒状のエレメントが、駆動装置によりすりこぎ運動可能であり、その結果、混合室の内側にある棒状のエレメントの端部が、円運動を行い、前記工具が、歯および/または刃またはこれらと同様のものを備えた外側の固定式の冠状部材と、この冠状部材に対して同軸的に配置され、同様に歯および/または刃またはこれらと同様のものを備えた回転可能なエレメントとを有しており、混合室内にある棒状のエレメントの端部が、前記分散工具に、この分散工具の回転軸線に対して偏心的に作用し、棒状のエレメントが、使用位置で回転可能なエレメントの切欠きに係合している。
【0008】
こうして、駆動装置の回転運動は、揺動する棒状のエレメントによりダイヤフラムを介して、混合室にあるシールされた貫通案内部なしでも伝達することができ、それにもかかわらず混合室の中央の中心軸線に対して同軸的な回転軸線を備えた分散工具を配置することができる。そのためこの分散装置は高い回転数に適していて、従って当該分散装置で極めて良好な分散成果を獲得することができる。混合室の中央の中心軸線に対して同軸的な回転軸線を有する分散工具の配置は、棒状のエレメントが偏心的に分散工具に作用し、その際、使用位置で回転可能なエレメントの切欠きに係合するという状況により可能になる。この場合、ダイヤフラムの変位が、棒状のエレメント、もしくはダイヤフラムの両側に配置された棒状のエレメントの端部の運動を可能にする。従って、シールリングまたはこれと同様のシールエレメントは、この棒状のエレメントが、混合室へ進入する領域では必要ではなくなり、従って不密にはなり得ない。むしろ、駆動装置エレメントが進入するにもかかわらず、気密にシールされた混合室がもたらされる。この混合室内で前記工具を、それにもかかわらずこの駆動エレメントによって機械的に回転させることができ、棒状のエレメントの前記工具との係合が、前記工具の回転可能な部材、つまりロータを妨害されずに回転させるので、混合物質を最適に処理することができる。
【0009】
本発明に係る分散装置は、気密に閉鎖された混合室と、分散工具と、混合室の外側にある駆動装置とが設けられており、前記分散工具が、該分散工具に駆動装置の力を伝達するための棒状のエレメントによって、混合室内で中心の軸線を中心にして駆動可能である形式のものにおいて、棒状のエレメントが、混合室への入口で混合室の壁部の部分であるダイヤフラムと結合されており、棒状のエレメントが、駆動装置によりすりこぎ運動可能であり、その結果、混合室の内側にある棒状のエレメントの端部が、円運動を行い、前記工具が、歯および/または刃またはこれらと同様のものを備えた外側の固定式の冠状部材と、該冠状部材に対して同軸的に配置され、同様に歯および/または刃またはこれらと同様のものを備えた回転可能なエレメントとを有しており、混合室内にある棒状のエレメントの端部が、前記分散工具に、該分散工具の回転軸線に対して偏心的に作用し、棒状のエレメントが、使用位置で回転可能なエレメントの切欠きに係合していることを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明による分散装置には、前記工具と駆動装置との中央の中心軸線が、同軸的にかつ互いに整合して配置されてもいて、棒状のエレメントは使用位置で前記工具と駆動装置とに対して相対的に斜めに配置されている。棒状のエレメントの対置された端部は、ひとつには駆動装置、もうひとつには前記工具の回転可能な部材の偏心的に対置された個所に作用する。これによりまず駆動装置の回転運動は、ダイヤフラムのフレキシビリティにより、棒状のエレメントのすりこぎ運動に変換され、それに続き、前記工具の回転可能な部材の回転運動に再度変換され、これにより駆動装置の回転運動は、混合室を同時に気密にシーリングしたままで伝達される。
【0011】
確かに先行技術から既に撹拌装置または分散装置が、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第1557186号明細書または同第2440079号明細書から公知である。公知撹拌装置または分散装置では、棒状のエレメントが、混合室への進入部においてダイヤフラムと結合されていて、棒状のエレメントは、それぞれ棒状のエレメントと結合された駆動装置の力を伝達する際にすりこぎ運動を行う。しかしこれらの装置の場合、撹拌・分散工具は、棒状のエレメントと結合されているので、撹拌・分散工具は棒状のエレメントのすりこぎ運動に加わらなければならない。これによりこれらの装置は分散には不適切である。なぜならば、前記工具のすりこぎ運動により、これらの装置は遅鈍な回転数でしか運転することができない、つまり該当する物質を場合によっては撹拌するかまたは混合することしかできないからである。さらに、これらの装置で力を伝達する際には、アンバランスが生じることがあり、さらにこれらの装置は、揺動しながら回転している前記工具により、大きなスペース需要を有している。公知先行技術とは異なり本発明により、前記工具の中央の配置により混合室と、この混合室を内蔵する容器のスリムな形状が可能になる。
【0012】
駆動装置の回転運動の良好な伝達は、本発明による分散装置の構成において、棒状のエレメントは、回転可能なエレメントの切欠きにルーズに係合し、このロータの壁部材、またはブレードまたは脚部、またはこれらと同様の領域を連行し、ロータはこうして前記工具の冠状部材として形成されたステータとは異なり回転運動させられる。つまり駆動装置側での回転運動は、棒状のエレメントのすりこぎ運動により仲介される。棒状のエレメントの前記工具側の端部は、前記工具と偏心的に固定されずにルーズに係合している。
【0013】
有利には、ダイヤフラムの両側に配置された棒状のエレメントは、当該分散装置の別の構成では、ダイヤフラムによって支持される。従って、手間のかかる連結は必要ではない。なぜならば、棒はダイヤフラムによって支持されていて、係合により位置決めされているからである。
【0014】
回転運動の目標とする伝達は、当該分散装置の別の構成では特に簡単に実現することができる。この分散装置では、棒状のエレメントの駆動装置寄りの端部が、駆動装置の回転部材の偏心的な領域にルーズに係合している。なぜならば、棒状のエレメントのすりこぎ運動はこの事例では、棒状のエレメントのために駆動装置に設けられた手段による棒状のエレメントの連行を介して行われるからである。棒状のエレメントがダイヤフラムによって支持されていることにより、棒状のエレメントの両端部は、それぞれ一方では駆動装置の回転式の部材と、他方では分散工具の回転式の部材と固定されずにルーズに係合している。
【0015】
従って、分散装置のさらに別の有利な構成は、駆動装置が横方向ピンを有していることにある。この横方向ピンは、駆動装置軸線と同心的な横方向ピンの横方向軸線を中心にして回転する。この場合、横方向ピンは、棒状のエレメントの駆動装置側の端部に接触しいて、こうして棒状のエレメントをすりこぎ運動させる。駆動装置の回転運動時には、横方向ピンは棒状のエレメントの端部を、その偏心的な位置で保持し、棒状のエレメントをすりこぎ運動させる。
【0016】
特に有利には、当該分散装置のさらに別の構成では、棒状のエレメントがダイヤフラムと一体に形成されている。しかし、棒状のエレメントの、混合室の壁部の部分であるダイヤフラムとの結合という別の有利な構成が考慮可能でもある。たとえば、棒とダイヤフラムとのこの結合は、両部材を形成する材料の化学反応により、気密にシールして、力を伝達するように形成することができる。
【0017】
しかし、前記両部材が、2成分射出成形法により一体結合されるという構成も考慮の対象である。しかしさらに、ダイヤフラムを棒と接着するか、または棒を2つの部分に分割しフランジを備え付けるということも考慮可能である。これらのフランジは、両側でダイヤフラムと接着されているか、または溶接されているか、または化学的に結合されている。いずれにしても前記全ての手段は、ダイヤフラムの気密なシール性を保証するのに適している。その上その他の点では、相応に高い緊締力をもった気密な緊締結合が、棒状のエレメントとダイヤフラムとの間で可能である。
【0018】
さらに別の有利な構成は、棒状のエレメントが、複数の部分から、有利にはそれぞれダイヤフラムの両面で1つの部分から形成されている分散装置である。この場合、このような構成に対して、後からダイヤフラムに配置可能な、種々異なる長さ尺度のほぼ棒状のエレメントを設けることができ、その結果、種々異なる長さ延在、ひいては種々異なる容量の混合室は、必要な場合には不変の横断面で実現可能である。
【0019】
本発明による分散装置の特に廉価な解決方法は、棒状のエレメントが直線状に形成されているか、もしくは延びていて、1つの改良形においては、棒状のエレメントの、前記工具寄りの分散工具の直径平面に対して直線的な端部は、遊びをもって棒状のために設けられた、前記工具の十分に大きな開口に係合している。このような力の伝達は、特に限られた時間だけで使用可能な装置、それどころか極端な事例では使い捨て装置として一度限りの使用のためだけに用いることができる装置で十分に間に合う。なぜならば、使用時間は、特筆すべき磨耗に繋がるには余りにも短いからである。
【0020】
さらに別の有利な構成は、前記工具の回転軸線が鉛直に配置されていて、棒状のエレメントが、下方から上方に、または上方から下方に向かって傾いて前記工具に係合している分散装置である。なぜならば、これにより前記装置の、重力を利用することができる簡単な装入は軽減され、迅速で確実、かつ垂直な位置決めが駆動装置において可能である。
【0021】
この場合、特に有利には、当該分散装置のさらに別の構成において、前記工具が、混合室の内側の少なくとも1つの縁段部に解離可能に載置することができる。この場合、解離可能な載置とは、前記工具が段部から取外し可能で交換可能であるということである。これにより、分散工具の代わり、または特殊なケースではあるが前記工具を全く使用せず、この事例では棒状のエレメントにより形成された駆動棒を混合棒もしくは撹拌棒として使用することが可能である。
【0022】
それにもかかわらずステータとロータとから、つまり外側の冠状部材と回転可能なエレメントとから形成可能な前記工具を、分散装置のあらゆる可能な配置形式において確実に前記工具のスペースに保持し、これにより分散プロセスの信頼ある成果を可能にするために、別の構成では、前記工具の外側の固定式の冠状部材が、固定、またはクランピング、または接着、または形状接続により、混合室の壁部の内側に相対回転・相対移動不能に保持されているようになっている。
【0023】
有利には、分散装置のさらに別の構成では、混合室に解離可能なカバーを設けることができる。このカバーは混合物質の充填のため、および前記工具の交換のためにも解離可能である。この場合、カバーは必ずしも完全に取り外す必要はなく、カバーを失わないように、カバーにはなんらかの形式の付加的な、たとえば混合室の外壁との結合部、またはこれと同様の紛失防止部材を備えることができる。
【0024】
特にカバー、しかし当該分散装置の混合室の別の壁部も突差し可能なダイヤフラムを内蔵することができる。このダイヤフラムを通してカニューレと注入器とによって、混合物質または付加したい、もしくは混合したい成分を混合室に挿入することができるか、または取り除くこともできる。まさに、前記装置が、実際にはたった一回だけしか使用されず、その後は処分され、たとえばカニューレによる引抜きがただ1度しか行われないという事例において特に有利には、この場合、棒状のエレメントを支持するダイヤフラムは、突差し可能なダイヤフラムとして既に設けることができ、これにより別のダイヤフラムの配置を省くことができる。突差し可能なダイヤフラムとして複数のダイヤフラムを同時に設けることも当然ながら可能である。
【0025】
分散装置の特にさらに別の有利な構成においては、前記工具のロータ、つまりこの工具の回転可能なエレメントが、互いに解離可能な少なくとも2つの部材から形成されている。これらの部材は使用位置で相対回転不能に結合されているので、回転する部材を駆動する棒状のエレメントの係合は、工具区分において行われるのではなく、回転するエレメントの、駆動装置寄りの別体の区分において行われる。この場合、この区分は個々に構成可能でもあり、別個に交換可能である。
【0026】
とりわけ、ホモジナイザ工具または分散工具によって完全に埋められている横断面を備えた混合容器または混合室の場合、軸線平行的な壁部に少なくとも部分的に突出部、またはリブ、またはこれらと同様の流れ分割装置が設けられていると有利である。これらの流れ分割装置は同時に、有利には回転運動に抗して前記工具の固定式の冠状部材を位置固定するために働き、このために前記工具の少なくとも1つの領域、たとえば冠状部材に冠状部材の位置固定のために設けられた溝に係合している。
【0027】
本発明による分散工具のさらに別の構成は、簡単で廉価な製造に関して、およびクリーニングと除染とに対する手間の回避に関して有利である。この構成では、分散工具のボディ(9)、および/または前記工具(2)、および/またはカバー(8)、および/または棒状のエレメント(3)、および/または使い捨ての部材であるダイヤフラム(6)が、特にプラスチック材料から形成されている。
【0028】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントが、回転可能なエレメントの切欠きにルーズに係合している。
【0029】
本発明に係る分散装置は、有利には、ダイヤフラムが、該ダイヤフラムの両側に配置された棒状のエレメントを支持している。
【0030】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントが、該棒状のエレメントの、駆動装置寄りの端部で、駆動装置の回転部材の偏心的な領域にルーズに係合している。
【0031】
本発明に係る分散装置は、有利には、駆動装置が、ピンを有しており、該ピンが、駆動装置軸線と同軸的な前記ピンの横方向軸線を中心にして回転し、前記ピンに棒状のエレメントの駆動装置側の端部が接触している。
【0032】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントが、ダイヤフラムと一体に形成されている。
【0033】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントとダイヤフラムとが、棒状のエレメントおよびダイヤフラムの材料の化学反応により結合されている。
【0034】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントが、ダイヤフラムと接着結合および/またはフランジ結合、または溶接結合、または緊締結合により結合されている。
【0035】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントが、複数の部材から、好ましくはダイヤフラムの両側でそれぞれ1つの部材から形成されている。
【0036】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントが、直線状に形成されている。
【0037】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントの、前記工具寄りの端部が、棒状のエレメントのために設けられた前記工具の開口に遊びをもって係合している。
【0038】
本発明に係る分散装置は、有利には、前記工具の回転軸線が鉛直に配置されており、棒状のエレメントが、下方から上方、または上方から下方に向かって傾いて、前記工具の切欠きに係合している。
【0039】
本発明に係る分散装置は、有利には、前記工具が、混合室の内側に設けられている少なくとも1つの縁段部に解離可能に載置されている。
【0040】
本発明に係る分散装置は、有利には、前記工具の外側の固定式の冠状部材が、固定、またはクランピング、または接着、または形状接続により、混合室の壁部の内側に相対回転・相対移動不能に保持されている。
【0041】
本発明に係る分散装置は、有利には、混合室に、解離可能なカバーが設けられている。
【0042】
本発明に係る分散装置は、有利には、殊に混合室のカバーに設けられている1つの壁部に、突差し可能なダイヤフラムが配置されている。
【0043】
本発明に係る分散装置は、有利には、棒状のエレメントを支持するダイヤフラムが、突差し可能なダイヤフラムとして設けられている。
【0044】
本発明に係る分散装置は、有利には、前記工具の回転可能なエレメントが、互いに解離可能な少なくとも2つの部材から成っており、該2つの部材が、使用位置で相対回転不能に結合されている。
【0045】
本発明に係る分散装置は、有利には、軸線平行的な壁部に、突出部、またはリブ、またはこの種の流れ分割装置が、少なくとも部分的に設けられている。
【0046】
本発明に係る分散装置は、有利には、流れ分割装置が、前記工具の少なくとも1つの領域と係合している。
【0047】
本発明に係る分散工具は、当該分散工具のボディ、および/または前記工具、および/またはカバー、および/または棒状のエレメント、および/または使い捨ての部材であるダイヤフラムが、特にプラスチック材料から形成されていることを特徴とする。
【0048】
以下に、本発明を図面の実施例につき詳細に説明する。
【0049】
図1には、主として円筒状で管状のボディ9を有する分散装置が全体として符号1で示されている。ボディ9の内側には、ここでは見ることができない気密に閉鎖された混合室5が形成される。この混合室5には中心軸線を中心にして駆動可能な分散工具2が設けられている。この分散工具2に棒状のエレメント3によって駆動装置4の力が伝達される。連結部を備えたこの駆動装置4は、混合室5の外側で分散装置1の下側端部に設けられている。分散装置1は駆動装置4に差被せ可能であり、この領域でバヨネット継手の形式の位置固定手段により分散装置1のボディ9に位置固定可能である。
【0050】
同様に図1からは棒状のエレメント3を見て取ることができる。この棒状のエレメント3は、ダイヤフラム6と結合している。棒状のエレメント3は、混合室5への進入部で環状の閉鎖部材15によりダイヤフラム6と共に位置固定されるので、ダイヤフラム6は、混合室5の壁部7の一部分を形成する。混合室5の他の部分は、円筒状のボディの壁と、駆動装置4とは反対側の混合室5の端部にあるカバー8とにより形成されている。駆動装置4により棒状のエレメント3はすりこぎ運動可能であり、その後、混合室5内にある棒状のエレメント3の端部は円運動を行う。この場合、ダイヤフラム6は、このダイヤフラム6を確実に変形させる捏ね運動(上下に交番する運動)と共に回転運動を行い、混合室5内にある、棒状のエレメント3の端部は、混合室5内で分散工具2にその回転軸線に対して偏心的に作用する。
【0051】
偏心的に作用することにより、分散工具2の回転エレメント2aは円運動を行い、それから混合室5内にある物質を、分散工具2の回転する部材2aの刃または歯が、冠状部材のスタティックな、つまり固定された部材2bの同様の刃または歯を回転中に通過することにより分散することができる。この場合、分散工具2の回転部材2aは、複数のブレードから成る2つの部材から構成されている。これらの部材は使用位置において相対回転不能に結合されている。に棒状のエレメント3が、切欠き16に係合することにより駆動装置4側にある部材に作用し、別の部材には刃が配置されている。
【0052】
つまり前記工具は、歯および/または刃またはこれらに類似のものを備えた外側の固定式の冠状部材2bと、この固定式の冠状部材2bに対して同軸的に配置され、同様に歯および/または刃またはこれらに類似のものを備えた回転可能なエレメント2aとを有している。この場合、混合室内にある、棒状のエレメント3の端部は、使用位置において分散工具2に分散工具2の回転軸線に対して偏心的に作用し、棒状のエレメント3は、回転可能なエレメント2aの切欠き16に使用位置で係合している。
【0053】
従ってこれにより、駆動装置4の回転運動は、回転可能な部材2aの回転運動に変換され、棒状のエレメント3により、この棒状のエレメント3のそれぞれ対置した端部は、一方で駆動装置4と偏心的に対置した個所で作用し、他方で前記工具2の回転可能な部材2aと偏心的に対置した個所で作用する。これにより、駆動装置4の回転運動は、まずダイヤフラム6のフレキシビリティにより、棒状のエレメント3のすりこぎ運動に変換され、それに続き、前記工具2の回転可能な部材2aの回転運動に再度変換され、これにより駆動装置4の回転運動は、混合室5を同時に気密にシーリングしたままで伝達される。
【0054】
円筒状のボディ9の閉鎖ひいては混合室5の閉鎖のためには、既述したように、突差し可能なダイヤフラムを有するカバー8が設けられている。このカバー8は、ボディ9の外側にある雄ねじ山によって、ボディ9の駆動装置4とは反対側の端部に取り付けることができる。
【0055】
図2から、組み立てられた状態の分散装置1が、駆動装置4に載置されていることが分かる。この場合、駆動装置4は、軸線方向でモータ軸に取り付けられた連結部4bを有するモータ4aを有している。このモータ4aは、ダイヤフラム6とユニットを形成する棒状のエレメント3を回転運動により駆動する。このことは、棒状のエレメント3の駆動装置4寄りの端部が、連結部4bのスペース4cに係合することによりもたらされる。このスペース4cでは、棒状のエレメント3は駆動装置4の回転軸線に対して垂直なピン4dによって連行される。このピン4dは、棒状のエレメント3の表面に接触する。このピン4dの位置と、ピン4dの直径とが、棒状のエレメント3の端部の円運動の直径もしくは、駆動装置軸線に対する棒状のエレメント3の角度を規定する。
【0056】
ダイヤフラムにより支承された棒状のエレメント3の端部は、駆動されると円運動を行い、これによって、棒状のエレメント3の駆動装置4とは反対側の端部で、分散工具2がやはり駆動される。棒状のエレメント3がダイヤフラム6によって保持されていることも見て取ることができる。このことは、駆動装置4の回転部材もしくは前記工具2の回転可能な部材2aでの、両側の固定されていないルーズな係合を許容する。同様に図2から見て取ることができる、揺動する棒状のエレメント3の端部の円運動の結果としてのダイヤフラム6の変位は、このダイヤフラム6が運転中に、まさにこの変位もしくは変形の原因となる捏ね作用を受けていることを明示していている。この場合、ダイヤフラム6は、壁部7の内縁部、および混合室5内で円錐状に延びている、混合室5の壁状の制限部の自由端部に対して、環状の閉鎖部材15によって緊締することにより位置固定される。この場合、この両部材の相対する端部には、それぞれダイヤフラム6の肉厚化された縁部を収容するための溝状の凹部が設けられている。
【0057】
同様に、閉鎖部材15と混合室制限部との間に配置可能な係止手段またはスナップ手段は、詳しく図示しない。棒状のエレメント3の混合室5内にある端部は、上方に向かって円錐状に拡幅している混合室5内に直線状に延在している。混合室5の端部領域と、棒状のエレメント3は、下方から分散工具2のロータ2aの下側部材の2枚のブレードの間の中間室へ斜めに係合して、1枚のブレードに接触し、独自の円運動によりロータ2aを回転させる。
【0058】
この場合、分散工具2の回転エレメント2aは、分散工具2の回転軸線を中心にして回転し、分散工具2の上側部剤、つまり駆動装置4とは反対側の端部は複数の刃12を備えている。回転は回転部材に対して同軸的に配置された固定された冠状部材2b内で行われる。この冠状部材2bも刃を備えていて、冠状部材2bには回転部材2aの上側部材がやはり載置されていて、下側部材と中心の軸線を通って相対回転不能に結合されている。この冠状部材2bは、回転部材2aと一緒に分散工具2として混合室5内部の縁段部11に解離可能に載置されているので、前記工具2は全体的にまたは部分的に交換可能である。回転部材2aの回転ダイナミクスにより引き起こされる冠状部材2bのカバー8の方向への運動を抑えるために、冠状部材2bを付加的にさらに適切な形式(記載せず)で、たとえば緊締することで位置固定することが有利な場合がある。
【0059】
混合室を制限する軸線平行的な壁部7に、流れ分割装置10が設けられている。この流れ分割装置10は分散工具2の所定の領域と係合している。このために、冠状部材2bには、回転運動に抗する冠状部材2bの位置固定のために働く、軸線平行的に延びている適切な溝14が設けられている。分散工具2の上側の終端を、雄ねじ山によって取り付けられたカバー8が形成する。このカバー8に突差し可能なダイヤフラム13が備え付けられている。
【0060】
図3には、分散装置1の実施例が示されていて、この実施例は、図2の分散装置1の主要な部分においては対応しているが、ただし同様に鉛直な位置においてはカバー8の上に置かれていて、前記装置1の駆動装置4が上方から供給されている。棒状のエレメント3の連行は、再度、駆動装置4の回転軸線に対して垂直に配置されたピン4dを介して行われる。棒状のエレメント3は、ダイヤフラム6を変位させながら、混合室5の内部で係合している。この場合、棒状のエレメント3は、このために設けられた、分散工具2の回転エレメント2aのダイヤフラム寄りの部材の切欠き16内に上方から下方に斜めに延在している。この場合、刃を備えた、この刃と相対回転不能に結合されたロータ2aの上側部材が連行される。
【0061】
分散工具2のスタティックなエレメント2b、つまり冠状部材2bは、ロータ2aの回転軸線に沿った鉛直方向の移動に抗して適切に混合室5の壁部7と緊締されている。突差し可能なダイヤフラム13が配置されているカバー8は、この場合、分散装置1の下側の終端を形成すると同時に、分散装置1の設置面を形成する。ダイヤフラム13は、カバー8の端面側の入口開口をカバーして閉鎖する。
【0062】
図4および図5は、カバー8が取り除か状態の分散装置1の端面側の図であって、上方から見て回転部材2aの位置が、分散工具2のスタティックな部材2bの内側で異なる2つの位置で示してあり、ダイヤフラム6に支承された棒状のエレメント3が、回転可能なエレメント2aの駆動装置4寄りの部材の2つのブレードの間にある切欠き16に係合している。
【0063】
この場合、図4には、棒状のエレメント3が、観察者から見て時計回りでの回転時に、回転エレメント2aの、棒状のエレメント3寄りの下側部材の1枚のブレードに作用しているのが示してあり、この下側部材をブレードの連行により回転させる。この場合、下側部材は、回転可能なエレメント2aの上側部材との相対回転不能な結合によりやはり両部材を連行して回転させる。回転可能なエレメント2aの上側部材と下側部材とは、それぞれ3枚のブレードをもって形成されている。図4によれば、上側部材の3枚のブレードは、まさにスポーク状に延びているスタティックな部材、つまり冠状部材2bの同様に3つのステーをカバーしている。冠状部材2bには回転可能な部材2aが載置されている。
【0064】
観察者から見て反時計回りでの回転が行われる図5では、回転可能なエレメント2aの下側部材のブレードは、スタティックな部材2bのステーによりカバーされる。この場合、回転可能なエレメント2aの両部分のブレードは、必ずしも常に同じ相対位置を互いに取る必要はない。
【0065】
従ってつまり、上述の発明は、気密に閉鎖された混合室5と、この混合室5内で中心の軸線を中心にして、駆動装置4の、分散工具2に力伝達するための棒状のエレメント3で駆動可能な前記工具2と、混合室5の外側にある前記駆動装置4とが設けられている分散装置1に関する。
【0066】
この種の分散装置1で良好な分散性能を保証すると同時に混合物の流出を駆動装置の領域で排除するために、前記装置1には、棒状のエレメント3が、混合室5への進入部で混合室5の壁部7の部分であるダイヤフラム6と結合されている。棒状のエレメント3は、駆動装置4によりすりこぎ運動可能であり、これによって混合室5の内側にある棒状のエレメント3の端部は円運動を行う。前記工具2は、歯および/または刃またはこれらと同様のものを備えた外側の固定式の冠状部材2bと、この冠状部材2bに対して同軸的に配置された回転可能な、同様に歯および/または刃またはこれらと同様のものを備えたエレメント2aとを有している。この場合、混合室5内にある、棒状のエレメント3の端部は、分散工具2にその回転軸線に対して偏心的に作用する。棒状のエレメント3は、使用位置において回転可能なエレメント2aの切欠き16内に係合している。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】分散装置の第1実施例の分解図である。
【図2】組付けた状態かつ鉛直な位置で下方から駆動装置を有する図1の分散装置を側方から見た縦断面図である。
【図3】分散装置の別の実施例を側方から見た縦断面図であって、駆動装置は上方に配置されている。
【図4】分散装置の工具の分散挿入体の横断面図を端面側から見た図である。
【図5】分散装置の工具の分散挿入体の横断面図を端面側から見た図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分散装置(1)であって、気密に閉鎖された混合室(5)と、分散工具(2)と、混合室(5)の外側にある駆動装置(4)とが設けられており、前記分散工具(2)が、該分散工具(2)に駆動装置(4)の力を伝達するための棒状のエレメント(3)によって、混合室(5)内で中心の軸線を中心にして駆動可能である形式のものにおいて、
棒状のエレメント(3)が、混合室(5)への進入部で混合室(5)の壁部(7)の部分であるダイヤフラム(6)と結合されており、棒状のエレメント(3)が、駆動装置(4)によりすりこぎ運動可能であり、その結果、混合室(5)の内側にある棒状のエレメント(3)の端部が、円運動を行い、前記工具(2)が、歯および/または刃(12)またはこれらと同様のものを備えた外側の固定式の冠状部材(2b)と、該冠状部材(2b)に対して同軸的に配置され、同様に歯および/または刃(12)またはこれらと同様のものを備えた回転可能なエレメント(2a)とを有しており、混合室(5)内にある棒状のエレメント(3)の端部が、前記分散工具(2)に、該分散工具(2)の回転軸線に対して偏心的に作用し、棒状のエレメント(3)が、使用位置で回転可能なエレメント(2a)の切欠き(16)に係合していることを特徴とする分散装置。
【請求項2】
棒状のエレメント(3)が、回転可能なエレメント(2a)の切欠き(16)にルーズに係合している、請求項1記載の分散装置。
【請求項3】
ダイヤフラム(6)が、該ダイヤフラム(6)の両側に配置された棒状のエレメント(3)を支持している、請求項1または2記載の分散装置。
【請求項4】
棒状のエレメント(3)が、該棒状のエレメント(3)の、駆動装置(4)寄りの端部で、駆動装置(4)の回転部材の偏心的な領域にルーズに係合している、請求項1から3までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項5】
駆動装置(4)が、ピン(4d)を有しており、該ピン(4d)が、駆動装置軸線と同軸的な前記ピン(4d)の横方向軸線を中心にして回転し、前記ピン(4d)に棒状のエレメント(3)の駆動装置側の端部が接触している、請求項4記載の分散装置。
【請求項6】
棒状のエレメント(3)が、ダイヤフラム(6)と一体に形成されている、請求項1から5までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項7】
棒状のエレメント(3)とダイヤフラム(6)とが、棒状のエレメント(3)およびダイヤフラム(6)の材料の化学反応により結合されている、請求項1から6までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項8】
棒状のエレメント(3)が、ダイヤフラム(6)と接着結合および/またはフランジ結合、または溶接結合、または緊締結合により結合されている、請求項1から7までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項9】
棒状のエレメント(3)が、複数の部材から、好ましくはダイヤフラム(6)の両側でそれぞれ1つの部材から形成されている、請求項1から8までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項10】
棒状のエレメント(3)が、直線状に形成されている、請求項1から9までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項11】
棒状のエレメント(3)の、前記工具(2)寄りの端部が、棒状のエレメント(3)のために設けられた前記工具(2)の開口に遊びをもって係合している、請求項1から10までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項12】
前記工具(2)の回転軸線が鉛直に配置されており、棒状のエレメント(3)が、下方から上方、または上方から下方に向かって傾いて、前記工具(2)の切欠き(16)に係合している、請求項1から11までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項13】
前記工具(2)が、混合室(5)の内側に設けられている少なくとも1つの縁段部(11)に解離可能に載置されている、請求項1から12までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項14】
前記工具(2)の外側の固定式の冠状部材(2b)が、固定、またはクランピング、または接着、または形状接続により、混合室(5)の壁部(7)の内側に相対回転・相対移動不能に保持されている、請求項1から13までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項15】
混合室(5)に、解離可能なカバー(8)が設けられている、請求項1から14までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項16】
殊に混合室のカバー(8)に設けられている1つの壁部(7)に、突差し可能なダイヤフラム(13)が配置されている、請求項1から15までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項17】
棒状のエレメント(3)を支持するダイヤフラム(6)が、突差し可能なダイヤフラムとして設けられている、請求項1から16までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項18】
前記工具(2)の回転可能なエレメント(2a)が、互いに解離可能な少なくとも2つの部材から成っており、該2つの部材が、使用位置で相対回転不能に結合されている、請求項1から17までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項19】
軸線平行的な壁部(7)に、突出部、またはリブ、またはこの種の流れ分割装置(10)が、少なくとも部分的に設けられている、請求項1から18までのいずれか一項記載の分散装置。
【請求項20】
流れ分割装置(10)が、前記工具(2)の少なくとも1つの領域と係合している、請求項16記載の分散装置。
【請求項21】
請求項1から20までのいずれか一項記載の分散工具であって、当該分散工具のボディ(9)、および/または前記工具(2)、および/またはカバー(8)、および/または棒状のエレメント(3)、および/または使い捨ての部材であるダイヤフラム(6)が、殊にプラスチック材料から形成されていることを特徴とする、分散工具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−539058(P2008−539058A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−508136(P2008−508136)
【出願日】平成18年4月25日(2006.4.25)
【国際出願番号】PCT/EP2006/003801
【国際公開番号】WO2006/117098
【国際公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(594184816)イカーヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (4)
【氏名又は名称原語表記】IKA−Werke GmbH & Co.KG
【住所又は居所原語表記】Janke und Kunkel strasse 10,79219 Staufen,Germany
【Fターム(参考)】