説明

分類装置用の分流器

第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するよう作用する分流器を備える分類装置用の分流器アセンブリを提供する。分流器は、上部縁を有する可撓性の分離部材を備える。上部縁は、製品フローの分離縁となり、上部縁の位置は、分離部材を屈曲させることにより調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分類装置、特に、製品を検査領域もしくは分類領域を通過させ、分類領域を通過した材料についての少なくとも1つの測定可能な特性、通常は要求される基準にしたがって製品をストリーム(stream)もしくはフロー(flow)に分ける分類装置に使用される分流器に関する。
【背景技術】
【0002】
典型的な用途は、製品を合格品と不合格品とに分離することを目的として、食品を2つのストリームに分類することである。
【0003】
米国特許第4,765,489号は、移動可能な分離壁を使用して混粒した粒子を分離する従来の分類装置を開示する。
【0004】
その他の従来の分類装置は、剛性板をヒンジ留めされる分離部材として使用する。剛性板の上部縁が製品フローを分離するための分離縁であり、上部分離縁の位置調整は、分離板が装置の動作要求に適合するようにヒンジを調節することにより行う。調整は、ヒンジ留めされた下部縁によって分離板の傾きを変更し、それにより上部分離縁の位置を設定することにより行う。上部分離縁の位置は、ラッチ機構もしくはロック機構により固定する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、分離縁の位置を調整する機能を保持しつつ、より簡易で安価の構成の分離部材を製作することにより、従来品の改良物を提供することである。
【0006】
一つの観点では、本発明は、分類装置用の分流器アセンブリを提供する。アセンブリは、第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するよう作用する分流器を備え、分流器は、可撓性の分離部材を備え、分離部材は、製品フローの分離縁となる上部縁を有しており、上部縁の水平方向の位置は、分離部材を屈曲させることにより調整される。
【0007】
一つの実施形態では、分離部材は、弾性のシート材から形成される。
【0008】
一つの実施形態では、分離部材の上部分離縁は、成形された(formed)縁であり、それにより、水平面において、分離部材の上部分離縁に剛性が与えられる。
【0009】
一つの実施形態では、分離部材は、その上部分離縁の垂直方向の位置の調整が可能である。
【0010】
一つの実施形態では、分離部材は、下部縁を有しており、下部縁の位置は、分離部材の上部分離縁の垂直方向の位置の調整を可能にするよう調整可能である。
【0011】
別の実施形態では、分離部材は、下部縁を有しており、下部縁の位置は固定されている。
【0012】
一つの実施形態では、分離部材の下部縁は、成形された(formed)縁であり、それにより、水平面において、分離部材に剛性が与えられる。
【0013】
一つの実施形態では、アセンブリは、分流器を支持する端面支持部材をさらに備える。
【0014】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれは、係合凹部を有しており、分離部材は、その対向する両端部にそれぞれ係合部を備え、係合部は、端面支持部材の係合凹部にそれぞれ位置付けられる。
【0015】
一つの実施形態では、分流器は、端面支持部材に取り付けられた支持部材をさらに備え、支持部材は、分離部材を屈曲させることにより生じる付勢力に対抗して、分離部材の上部分離縁の水平方向の位置を固定するように分離部材の上部を支持する。
【0016】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれは、支持凹部を有しており、支持部材の各端部は、支持凹部にそれぞれ位置付けられており、それにより、分離部材の上部分離縁の水平方向の位置の調整が可能となっている。
【0017】
一つの実施形態では、支持部材は、水平面において、分離部材の上部分離縁に剛性を与えている。
【0018】
一つの実施形態では、支持部材は、端面支持部材の間を、分離部材の長さに沿って延伸する単一の部材から構成される。
【0019】
別の実施形態では、支持部材は、端面支持部材にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の別個の部材から構成される。
【0020】
一つの実施形態では、端面支持部材の少なくとも一つは、窓を有しており、窓は、オペレーターが分流器の端部から、分離部材の上部分離縁の位置との関連で、製品フローを観察することを可能にするように位置決めされている。
【0021】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれが、窓を有する。
【0022】
別の実施形態では、端面支持部材の少なくとも一つは、透明材料から形成されており、透明材料を通して、オペレーターが、分流器の端部から、分離部材の上部分離縁の位置との関連で、製品フローを観察することができる。
【0023】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれが、透明材料から形成される。
【0024】
一つの実施形態では、アセンブリは、分流器を固定位置で端面支持部材にロックするロック機構をさらに備える。
【0025】
一つの実施形態では、ロック機構は、端面支持部材にそれぞれ設けられる第1及び第2のロック・ユニットを備える。
【0026】
一つの実施形態では、ロック・ユニットのそれぞれは、端面支持部材に設置され、分流器の支持部材の端部に固定されたロック部材と、ロック部材を端面支持部材にロックし、それにより分流器の位置を固定するべく作用するロック要素とを備える。
【0027】
一つの実施形態では、ロック部材は、細長いロック溝を有しており、ロック要素はロック溝を貫通して延伸しており、ロック溝でのロック要素の位置を変化させるようにロック部材を摺動させることにより分流器の位置を調整できるようになっている。
【0028】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれは、ネジ切りされたロック穴(threaded locking bore)を有しており、ロック要素は、各端面支持部材のロック穴に螺合して、ロック部材の固定及び固定解除を可能にするネジ切りされたロック・ネジ(threaded locking screw)から構成される。
【0029】
別の観点では、本発明は、分類装置用の分流器アセンブリを提供する。アセンブリは、第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するよう作用する分流器を備え、分流器は、製品フローの分離縁となり、位置の調整が可能である上部縁と、分流器を支持する端面支持部材とを有し、端面支持部材の少なくとも一つは、窓を有し、又は透明材料から形成されており、それにより、オペレーターが、上部分離縁の位置を調整するとき、分流器の端部から、製品フローを、分離部材の上部分離縁の位置との関連で観察することが可能となる。
【0030】
一つの実施形態では、端面支持部材の少なくとも一つは、窓を有する。
【0031】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれが、窓を有する。
【0032】
別の実施形態では、端面支持部材の少なくとも一つは、透明材料から形成される。
【0033】
一つの実施形態では、端面支持部材のそれぞれが、透明材料から形成される。
【0034】
本発明は、上記の分流器アセンブリを組み込んだ分類装置に拡張される。
【0035】
さらに別の観点では、本発明は、可撓性の分離部材を、分類装置において、第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するための分流器として使用する方法に関する。分離部材は、製品フローの分離縁となる上部縁を有しており、上部分離縁の位置は、分離部材を屈曲させることにより調整される。
【0036】
この構成では、可動部品の数が減るので、コストの低下と、信頼性の向上という利点がもたらされる。
【0037】
また、ヒンジ留めされる構成では要求される、分離板の2つの端縁が揃う重要性が、この構成では同程度には要求されないという利点もある。
【0038】
ヒンジを使用しないこの構成では、食品の詰まりが減少するという利点がさらにある。食品の詰まりは望ましいものでなく、したがって本構成はより衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
本発明の好適な実施形態を添付の図面を参照して、例示としてのみ以下に記載する。
【図1】本発明の好適な実施形態に係る分類装置用の分流器アセンブリを示す。
【図2】図1の分流器アセンブリの分流器の端面図を示す。
【図3】図3(a)は、図1の分流器アセンブリのロック機構及び観察窓の拡大側面図である。図3(b)は、図1の分流器アセンブリのロック機構及び観察窓の端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
分流器アセンブリは、第1及び第2の製品ストリームもしくはフローF1、F2を分類するべく作用する分流器3と、分流器3を支持する端面支持部材7、9とを備える。
【0041】
好適な実施形態では、製品フローF1、F2は、望ましい製品のフローである正常品フローF1と、正常品フローF1から分離された分離品、たとえば、1つ以上の所定の製品基準を満たさない製品のフローである分離品フローF2とを表す。
【0042】
通常、製品は重力の影響下で装置を通過する。所定の制限範囲内では、類似の物理的特性を有し、かつその他の作用を受けていない製品は、類似の(正常な)軌跡を描いて正常品フローF1を生じ、1つ以上の所定の製品基準を満たしていない製品は分離品フローF2として分離される。
【0043】
一つの実施形態では、ビデオ認識技術を採用して、視認可能な様々な特性を分析することにより製品の品質を判定し、ビデオ分析回路から入力を受ける制御回路により、製品ストリームに向けられる空気流を始動して、分離品を正常な軌跡からその接線方向に偏向させ、分離品フローF2を生じさせる。偏向されない製品によって正常品フローF1が生じる。
【0044】
分離縁は、分離品フローF2として上記のように偏向した製品が分離縁の一方側を通過し、第1の正常品フローF1として軌跡を変更しないまま残る製品が分離縁の他方側を通過するように位置決めされる。
【0045】
空気流によって製品が偏向される程度は、空気流が与えるエネルギー量にしたがって変動し得、分離縁の位置は、偏向方向もしくは偏向方向から逸れた方向にあり、装置の分離特性に影響を与える。したがって、分離縁の位置の調整が必要となる。
【0046】
偏向に影響を与えるその他の特性も存在する。それには、空気流を制御するバルブの動作速度が含まれる。バルブの動作速度は、例えば動作電圧、空気流の圧力、及び製品粒子の質量の変動によって変化し得る。偏向の量は、質量の関数である。
【0047】
分流器3は、上部縁12及び下部縁14を有する可撓性の分離部材11を備える。上部縁12は、製品フローF1及びF2の分離縁であり、本実施形態では直線状の縁である。
【0048】
本実施形態では、分離部材11の上部分離縁12は、分離部材11を屈曲させることにより移動可能であり、製品フローF1とF2との分離動作を可能にする。
【0049】
本実施形態では、分離部材11の下部縁14は、成形された(formed)縁であり、それにより、水平面において分離部材11の下部縁14に剛性が与えられる。
【0050】
本実施形態では、分離部材11は、分離部材11の対向する両下端に係合部17、17を備える。以下により詳細に記載するように、係合部17、17は、端面支持部材7、9に存在する対応する係合凹部31、31に位置付けられる。
【0051】
本実施形態では、分離部材11は、薄い弾性のシート材、たとえばステンレス鋼やその他の適切な材料から形成される。
【0052】
分流器3は、端面支持部材7、9に取り付けられた支持部材21をさらに備える。支持部材21は、ここでは、分離部材11を屈曲させることにより生じる付勢力に対抗して、分離部材11の上部分離縁12の水平方向の位置を固定するように分離部材11の上部を支持する。
【0053】
本実施形態では、支持部材21は、端面支持部材7、9の間を延伸する細長いバーである。
【0054】
本実施形態では、支持部材21の両端部23、23は、端面支持部材7、9に存在する対応する支持凹部33、33に位置付けられ、以下により詳細に記載するように、支持部材11の上部分離縁12の水平方向の位置の調整を可能にする。
【0055】
本実施形態では、支持部材21により、水平面において支持部材11の上部分離縁12に剛性が与えられる。
【0056】
一つの実施形態では、分離部材11の上部分離縁12は、成形された(formed)縁であってよく、それにより、水平面において分離部材11の上部分離縁12に剛性が与えられる。
【0057】
別の実施形態では、支持部材21は、たとえば半々になったバー(stub bars)等、2つの別体の部材として形成されてよく、それらは、端面支持部材7、9のそれぞれに存在する対応する支持凹部33、33に位置付けられる。
【0058】
本実施形態では、以下により詳細に記載するように、端面支持部材7、9のそれぞれは、分離部材11の各端部に存在する係合部17を受け取る係合凹部31と、支持部材21を受け取る支持凹部33、ここでは弓状の細長い貫通溝と、ロック部材45を端面支持部材7、9にロックするためのロック穴35、ここではネジ穴とを有する。
【0059】
本実施形態では、端面支持部材7、9の係合凹部31、31は、内部で分離部材11の係合部17、17の位置調整を許容し、それにより分離部材11の上部分離縁12の垂直方向の位置の調整を可能にする細長い凹部である。
【0060】
別の実施形態では、分離部材11の下部縁14は固定されてよく、分離部材11は、分離部材11の上部分離縁12の垂直方向の位置の調整を可能とするように、たとえば摺動可能な2つの部分から形成されて構成されてよい。
【0061】
本実施形態では、端面支持部材7、9のそれぞれは、オペレーターが分流器3の各端部から、分離部材11の上部分離縁12の位置との関連で製品フローF1、F2を観察できるように位置決めされた窓41をさらに有する。窓41を設けることによって、分離部材11の上部分離縁12の位置の調整が容易になり、観察可能な製品フローF1、F2に対する分離部材11の位置を見ながらこの調整を行うことが可能となる。製品フローF1、F2を観察しながらの分離部材11の上部分離縁12の位置調整を可能にすることにより、本発明は、分離部材11の位置調整の向上を可能にする利点があり、不合格品を分離する機械性能の向上につながる。
【0062】
本実施形態では、窓41は、透明挿入物、好ましくは透明プラスチック材から形成される。
【0063】
別の実施形態では、端面支持部材7、9は、窓41を有する代わりに、透明な材料から形成されてよい。一つの実施形態では、端面支持部材7、9は透明パネルから形成されてよい。
【0064】
分流器アセンブリは、分流器3を固定位置で端面支持部材7、9にロックするためのロック機構43をさらに備える。
【0065】
本実施形態では、ロック機構43は、端面支持部材7、9にそれぞれ設けられた第1及び第2のロック・ユニット45、45を備える。理解を容易にするため、ロック・ユニット45、45を図1には示しておらず、ロック・ユニット45、45の一方を図3(a)及び図3(b)に示す。ロック・ユニット45、45の他方も同様である。
【0066】
本実施形態では、ロック・ユニット45、45のそれぞれは、各端面支持部材7、9の外側に設置され、分流器3の支持部材21の各端部23に固定されたロック部材48、ここではプレートと、ロック部材48を各端面支持部材7、9にロックし、それにより分流器3の位置を固定するべく作用するロック要素51とを備える。
【0067】
本実施形態では、ロック部材48は、分流器3の支持部材21の端部23に対応する固定穴53を有する。固定穴53の内部には、支持部材21の端部23が固定される。
【0068】
本実施形態では、ロック部材48は、細長いロック溝55を有する。ロック要素51はロック溝55を貫通して延伸しており、ロック溝55でのロック要素51の位置を変化させるようにロック部材48を摺動させることにより分流器3の位置を調整できるようになっている。
【0069】
本実施形態では、ロック要素51は、各端面支持部材7、9のロック穴35に螺合するネジ切りされたロック・ネジ(threaded locking screw)57から構成され、ロック部材48の固定及び固定解除を可能にする。
【0070】
本実施形態では、ロック部材48は、折り畳み式の端部延長部材(folded end extension)59を有しており、ロック部材48を動かすときのつまみとなる。
【0071】
最後に、本発明は、その好適な実施形態について記載され、添付の特許請求の範囲に定義される発明の範囲から逸脱することなく多くの異なる態様で変更することが可能であることは理解されよう。
【0072】
一つの変更例では、支持部材21を支持凹部33、33に保持するその他の構成が可能である。たとえば、支持凹部33、33のそれぞれは、所定の位置に位置付けられた複数のくぼみを有してよく、支持部材21の各端部23、23は、各支持凹部33、33において、とびとびに設けられる位置に位置付けられる。
【0073】
別の変更例では、分離部材11の端面支持部材7、9への固定は、代替的に、たとえば、スポット溶接等の溶接や、ネジもしくはリベットにより行ってよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するよう作用する分流器を備える分類装置用の分流器アセンブリであって、
前記分流器は、可撓性の分離部材を備え、
前記分離部材は、前記製品フローの分離縁となる上部縁を有しており、前記上部縁の水平方向の位置は、前記分離部材を屈曲させることにより調整される
ことを特徴とする分流器アセンブリ。
【請求項2】
前記分離部材は、弾性のシート材から形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記分離部材の前記上部分離縁は、成形された縁であり、それにより、水平面において、前記分離部材の前記上部分離縁に剛性が与えられる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記分離部材は、その前記上部分離縁の垂直方向の位置の調整が可能である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記分離部材は、下部縁を有しており、前記下部縁の位置は、前記分離部材の前記上部分離縁の前記垂直方向の位置の調整を可能にするよう調整可能である
ことを特徴とする請求項4に記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記分離部材は、下部縁を有しており、前記下部縁の位置は、固定されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記分離部材の前記下部縁は、成形された縁であり、それにより、水平面において、前記分離部材に剛性が与えられる
ことを特徴とする請求項5又は6に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記分流器を支持する端面支持部材をさらに備える
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記端面支持部材のそれぞれは、係合凹部を有しており、
前記分離部材は、その対向する両端部にそれぞれ係合部を備え、
前記係合部は、前記端面支持部材の前記係合凹部にそれぞれ位置付けられる
ことを特徴とする請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記分流器は、前記端面支持部材に取り付けられた支持部材をさらに備え、
前記支持部材は、前記分離部材を屈曲させることにより生じる付勢力に対抗して、前記分離部材の前記上部分離縁の前記水平方向の位置を固定するように、前記分離部材の上部を支持する
ことを特徴とする請求項8又は9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記端面支持部材のそれぞれは、支持凹部を有しており、前記支持部材の各端部は、前記支持凹部にそれぞれ位置付けられており、それにより、前記分離部材の前記上部分離縁の前記水平方向の位置の調整が可能となっている
ことを特徴とする請求項10に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記支持部材は、水平面において、前記分離部材の前記上部分離縁に剛性を与えている
ことを特徴とする請求項10又は11に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記支持部材は、前記端面支持部材の間を、前記分離部材の長さに沿って延伸する単一の部材から構成される
ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記支持部材は、前記端面支持部材にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の別個の部材から構成される
ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記端面支持部材の少なくとも一つは、窓を有しており、前記窓は、オペレーターが前記分流器の端部から、前記分離部材の前記上部分離縁の位置との関連で、前記製品フローを観察することを可能にするように位置決めされている
ことを特徴とする請求項8乃至14のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記端面支持部材のそれぞれは、窓を有する
ことを特徴とする請求項15に記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記端面支持部材の少なくとも一つは、透明材料から形成されており、前記透明材料を通して、オペレーターが、前記分流器の端部から、前記分離部材の前記上部分離縁の位置との関連で、前記製品フローを観察することができる
ことを特徴とする請求項8乃至14のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記端面支持部材のそれぞれは、透明材料から形成される
ことを特徴とする請求項17に記載のアセンブリ。
【請求項19】
前記分流器を固定位置で前記端面支持部材にロックするロック機構をさらに備える
ことを特徴とする請求項8乃至18のいずれかに記載のアセンブリ。
【請求項20】
前記ロック機構は、前記端面支持部材にそれぞれ設けられる第1及び第2のロック・ユニットを備える
ことを特徴とする請求項19に記載のアセンブリ。
【請求項21】
前記ロック・ユニットのそれぞれは、
前記端面支持部材に設置され、前記分流器の前記支持部材の前記端部に固定されたロック部材と、
前記ロック部材を前記端面支持部材にロックし、それにより前記分流器の位置を固定するべく作用するロック要素とを備える
ことを特徴とする請求項20に記載のアセンブリ。
【請求項22】
前記ロック部材は、細長いロック溝を有しており、前記ロック要素は前記ロック溝を貫通して延伸しており、前記ロック溝での前記ロック要素の位置を変化させるように前記ロック部材を摺動させることにより前記分流器の位置を調整できるようになっている
ことを特徴とする請求項21に記載のアセンブリ。
【請求項23】
前記端面支持部材のそれぞれは、ネジ切りされたロック穴を有しており、
前記ロック要素は、前記各端面支持部材の前記ロック穴に螺合して、前記ロック部材の固定及び固定解除を可能にするネジ切りされたロック・ネジから構成される
ことを特徴とする請求項22に記載のアセンブリ。
【請求項24】
第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するよう作用する分流器を備える分類装置用の分流器アセンブリであって、
前記分流器は、
前記製品フローの分離縁となり、位置の調整が可能である上部縁と、
前記分流器を支持する端面支持部材とを有し、
前記端面支持部材の少なくとも一つは、窓を有し、又は透明材料から形成されており、それにより、オペレーターが、前記上部分離縁の位置を調整するとき、前記分流器の端部から、前記製品フローを、分離部材の前記上部分離縁の位置との関連で観察することが可能となる
ことを特徴とする分流器アセンブリ。
【請求項25】
前記端面支持部材の少なくとも一つは、窓を有する
ことを特徴とする請求項24に記載のアセンブリ。
【請求項26】
前記端面支持部材のそれぞれは、窓を有する
ことを特徴とする請求項25に記載のアセンブリ。
【請求項27】
前記端面支持部材の少なくとも一つは、透明材料から形成される
ことを特徴とする請求項24に記載のアセンブリ。
【請求項28】
前記端面支持部材のそれぞれは、透明材料から形成される
ことを特徴とする請求項27に記載のアセンブリ。
【請求項29】
請求項1乃至28のいずれかに記載の分流器アセンブリを組み込んだ分類装置。
【請求項30】
可撓性の分離部材を、分類装置において、第1及び第2の製品ストリームもしくは製品フローを分離するための分流器として使用する方法であって、
前記分離部材は、前記製品フローの分離縁となる上部縁を有しており、前記上部分離縁の位置を、前記分離部材を屈曲させることにより調整する
ことを特徴とする方法。
【請求項31】
添付の図面を参照して実質的に上に記載した分流器アセンブリ。
【請求項32】
添付の図面を参照して実質的に上に記載した分類装置。

【図1】
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【図2】
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【図3(a)】
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【図3(b)】
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【公表番号】特表2012−510364(P2012−510364A)
【公表日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−539094(P2011−539094)
【出願日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際出願番号】PCT/GB2009/002814
【国際公開番号】WO2010/064015
【国際公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【出願人】(509174163)ビューラー ソーテックス リミテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】BUHLER SORTEX LTD
【Fターム(参考)】