説明

切り花展示用フラワーショーケース

【課題】切り花展示用フラワーショーケースにおける各水槽21〜23内や各花桶24の内外での水垢やカビ等の発生を大幅に抑制して、各水槽21〜23内の活け水の入れ替え頻度を低減するとともに、活け水の入れ替時の「各水槽内および花桶内外に付着している水垢やカビ等除去する」面倒な除去作業を解消する。
【解決手段】ケース本体10内に、給水源である有隔膜電解式の電解水生成装置40と、水噴霧ノズル51,52を配設して、生成される電解生成酸性水を給水管31、各オーバフロー管32〜34を通して各水槽21〜23内に供給して、各水槽21〜23に活けられる切り花の活け水として利用する。また、各水噴霧ノズル51,52からは、電解生成酸性水を各水槽21〜23内に供給する際、および、定期的に水を噴霧して、雰囲気に存在する塩素ガスやエチレンを除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切り花を水槽に活けて展示するための切り花展示用フラワーショーケースに関する。
【背景技術】
【0002】
切り花展示用フラワーショーケースの一形式として、ケース本体内に、上下に複数段に配設されて切り花用の活け水が収容される水槽と、給水源に接続されて最上段の水槽に活け水を供給する給水管、および、前記各水槽に配設されて同水槽に供給される活け水をオーバフローして次段の水槽に供給するオーバフロー管からなる活け水供給機構とを収納してなる形式の切り花展示用フラワーショーケースがある(特許文献1を参照)。
【0003】
当該形式の切り花展示用フラワーショーケース(以下、単に当該フラワーショーケースと称することがある)においては、各水槽内に収容された活け水に活けられた各切り花の鮮度を保って、可能なかぎり、長期の展示に耐えるようにすることが要請される。
【0004】
ところで、当該フラワーショーケースにおいては、活け水としては、通常の水道水や、同水道水に延命剤(商品名:クリザール等)を添加した水を使用しているのが一般であるが、当該活け水には除菌作用が無いか、極めて低いため、当該活け水を収容する水槽内には、水垢やカビ等が早期に発生する。このため、各水槽内に収容されている活け水を定期的(例えば2日に1回)に入れ替え、各水槽内に新たな活け水を供給するに先だっては、各水槽を洗浄して、各水槽内に付着している水垢やカビ等を、および、切り花を活ける際に使用している多数の花桶の内外に付着している水垢やカビ等を、それぞれブラシ等で除去するという非常に面倒な作業を行っているのが実状である。
【0005】
一方、切り花の鮮度を保持する手段として、有隔膜電解式の電解水生成装置にて生成される強酸性の電解生成酸性水を活け水に採用することが提案されている(特許文献2を参照)。強酸性の電解生成酸性水は、殺菌作用が高いため、各水槽内での水垢やカビ等の発生を大幅に抑制して、切り花の鮮度を長期間保持すべく機能する。好ましい電解生成酸性水としては、pHが3以下の強酸性の電解生成酸性水を推奨している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開20005−125049号公報
【特許文献2】特許第3078791号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上記した特許文献2にて提案されている、活け水である電解生成酸性水に着目して、電解生成酸性水を、切り花展示用フラワーショーケースにおける各水槽内に収容される活け水として有効活用することによって、各水槽内や各花桶の内外での水垢やカビ等の発生を大幅に抑制すること、および、電解生成酸性水を活け水として各水槽内に供給する際に、電解生成酸性水からケース本体内に発生する塩素ガスや、切り花の展示期間中に切り花から発生するエチレンを除去することにある。
【0008】
これにより、展示している切り花の鮮度を長期間保持するとともに、従来行っていた「各水槽を洗浄して、各水槽内および多数の花桶の内外に付着している水垢やカビ等を、それぞれブラシ等で除去する」という非常に面倒な作業を解消するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、切り花を水槽に活けて展示するための切り花展示用フラワーショーケースに関する。本発明が適用対象とする切り花展示用フラワーショーケースは、ケース本体内に、上下に複数段に配設されて切り花用の活け水を収容する水槽と、給水源に接続されて最上段の水槽に活け水を供給する給水管、および、前記各水槽に配設されて同水槽に供給される活け水をオーバフローして次段の水槽に供給するオーバフロー管からなる活け水の給水機構とを収納してなる切り花展示用フラワーショーケースである。
【0010】
しかして、本発明に係る切り花展示用フラワーショーケースにおいては、前記ケース本体内に、活け水の供給源である有隔膜電解式の電解水生成装置と、前記各水槽の上方の部位にて水を噴霧する水噴霧装置が配設されていて、前記電解水生成装置にて生成される電解生成酸性水を活け水として、前記給水機構を構成する前記給水管および前記オーバフロー管を通して前記各水槽内に供給するように構成され、かつ、電解生成酸性水を活け水として前記各水槽内に供給する際、および、その後定期的に、前記水噴霧装置から前記各水槽の上方に向けて水を噴霧するように構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る切り花展示用フラワーショーケースにおいては、前記各水槽内に活け水として供給する電解生成酸性水として、pHが3.0〜5.0の範囲の電解生成酸性水、好ましくは、pHが3.5〜4.5の範囲の電解生成酸性水を採用することができ、また、前記水噴霧装置から噴霧させる水として、水道水、天然水、清浄化水、イオン交換水、電解生成アルカリ性水のいずれかを採用することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る切り花展示用フラワーショーケースにおいては、ケース本体内に配設した有隔膜電解式の電解水生成装置を活け水の供給源とし、当該電解水生成装置にて生成される電解生成酸性水である活け水を、活け水の給水機構を構成する給水管、および、各オーバフロー管を通して、各水槽内に供給するようにしている。このようにして各水槽内に供給される活け水は、電解生成酸性水であって殺菌能が高くて特性にムラがなく、殺菌能が持続する期間、各水槽内での水垢やカビ等の発生を著しく抑制することができる。
【0013】
また、本発明に係る切り花展示用フラワーショーケースにおいては、ケース本体内に配設された水噴霧装置にて、電解生成酸性水を活け水として前記各水槽内に供給する際、および、その後定期的に、前記水噴霧装置から前記各水槽の上方に向けて水を噴霧するようにしている。噴霧されたミストは、切り花やフラワーショーケースの構成部材に有害となり得る塩素ガスやエチレン等を吸着して、雰囲気中の塩素ガスやエチレンの濃度を低減する。また、ミストの一部は水滴となって、水槽内の活け水である電解生成酸性水と混じり合い、水滴に溶け込んでいるエチレンは電解生成酸性水中に含まれている次亜塩素酸と反応してジクロロエチレンとなる。
【0014】
本発明に係る切り花展示用フラワーショーケースにおいては、上記した両機能によって、展示している切り花の鮮度を長期間保持することができて、切り花を長期間展示することができる。また、当該フラワーショーケースにおいては、この種形式の従来のフラワーショーケースのごとく、各水槽内や花桶の内外で不可避的に発生する水垢やカビ等の面倒な除去作業を解消することができるとともに、各水槽内に収容されている活け水の入れ替えの頻度を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態に係る切り花展示用フラワーショーケースを左斜め前方から見た斜視図である。
【図2】当該フラワーショーケースを模式的に示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、切り花展示用フラワーショーケースに関する。図1は、当該フラワーショーケースを左斜め前方からみた斜視図であり、図2は、当該フラワーショーケースを模式的に示す概略構成図である。但し、図2では、切り花を活けるために使用する花桶は省略されている。
【0017】
当該フラワーショーケースは、ケース本体10内に、上下に3段に配設されて切り花用の活け水を収容する上中下段の各水槽21,22,23と、各水槽21〜23に活け水を供給するための給水機構30と、給水源である電解水生成装置40と、水噴霧装置を構成する水噴霧ノズル51,52を収納して構成されている。
【0018】
ケース本体10は、3段の階段状の基台11と、基台11の後部、上部、および、左右の両側部を包囲するカバー12とからなり、左右の両側部は透明の合成樹脂にて形成されている。なお、左右の両側部は透明のガラスであってもよい。これにより、当該カバー12はケース本体10の内部を前方に開放して、ケース本体10の内部を前方から視認可能とし、かつ、カバー12の透明な各側部からケース本体10の内部を透視可能としている。
【0019】
各水槽21〜23は、基台11の上段、中段、および下段にそれぞれ取付けられている。各水槽21〜23は、上側開口部が上蓋21a〜23aにて開閉可能に覆蓋されるもので、各上蓋21a〜23aに形成されている各挿入口には、円筒状の花桶24が抜き差し可能に挿入される。従って、切り花を各水槽21〜23に活ける場合には、切り花を束状にセットした状態の花桶24を、各水槽21〜23の上蓋21a〜23aの挿入口から挿入するようにする。
【0020】
当該フラワーショーケースにおいては、各水槽21〜23に対する活け水の供給は、給水機構30にて行われる。給水機構30は、給水源に接続されて上段水槽21内に活け水を供給する給水管31、各水槽21〜23に配管されているオーバフロー管32〜34、および、各水槽21〜23に配管されている排水管35〜37からなるもので、給水管31は、給水源である電解水生成装置40に接続されている。当該フラワーショーケースにおいては、切り花の活け水として、強酸性の電解生成酸性水を使用することから、基台11の上段の下方の部位に電解水生成装置40が配設されている。
【0021】
当該電解水生成装置40は、有隔膜電解式の電解水生成装置である。当該電解水生成装置40は、例えば、塩化カリウムや塩化ナトリウム等の無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解を行うもので、有隔膜電解槽の陽極側電解室では強酸性の電解生成酸性水が生成され、同期的に、有隔膜電解槽の陰極側電解室では強アルカリ性の電解生成アルカリ性水が生成される。当該フラワーショーケースにおいては、当該電解水生成装置40にて生成される電解生成酸性水を、切り花の活け水として利用している。
【0022】
当該給水機構30を構成する給水管31は、当該電解水生成装置40の陽極側電解室に接続されている流出管に接続されていて、電解水生成装置40の電解運転時には、陽極側電解室にて生成される電解生成酸性水を上段水槽21に供給する。なお、図2に示す符号23bはフロートスイッチ、各符号35a,36a,37aは排水弁、符号41は被電解水の供給管、符号42は電磁弁、符号43は減圧弁である。
【0023】
活け水として使用する電解生成酸性水は、pHが3.0〜5.0の電解生成酸性水である。当該電解生成酸性水は、好ましくはpHが3.5〜4.5の範囲で、殺菌能を発揮する有効塩素濃度が5ppm〜10ppmの範囲の電解生成酸性水である。
【0024】
当該フラワーショーケースにおいては、ケース本体10内の各水槽21〜23より上方の部位に、2本の水噴霧ノズル51,52が配設されている。各水噴霧ノズル51,52は、本発明で規定する水噴霧装置を構成するもので、必要時には、水をミストとして噴霧する。使用する水としては、通常の水道水を使用するのが簡便であって好ましいが、必要により、天然水、清浄化水、イオン交換水、電解生成アルカリ性水等であってもよい。当該フラワーショーケースにおいては、各水噴霧ノズル51,52による水の噴霧は、電解生成酸性水を活け水として前記各水槽21〜23内に供給する際、および、その後定期的に、例えば1日2回の割合で、水噴霧ノズル51,52から各水槽21〜23の上方(切り花の上方)に向けて水を噴霧する。
【0025】
当該フラワーショーケースにおける各水槽21〜23に対する活け水の供給は、給水源である当該電解水生成装置40の電解運転を開始することによって行われる。当該電解水装置40の電解運転の運転制御は、図示しない制御装置によって行われる。
【0026】
当該電解水生成装置40の電解運転が開始されると、有隔膜電解槽の陽極側電解室にて強酸性の電解生成酸性水が生成され、生成された電解生成酸性水は活け水として、給水管31を通って上段水槽21に継続して供給され、上段水槽21内から溢れ出た活け水はオーバフロー管32を通って中段水槽22に供給され、中段水槽22内から溢れ出た活け水はオーバフロー管33を通って下段水槽23に供給され、さらには、下段水槽23内から溢れ出た活け水はオーバフロー管34を通って排水される。
【0027】
この間、下段水槽23の活け水が設定された所定の水位に達した場合には、下段水槽23内に設置されているフロートスイッチ23bがこれを検出して、この検出信号を制御装置に出力する。これにより、制御装置は、電解水生成装置40の電解運転を停止して、各水槽21〜23内への活け水の供給を終了する。
【0028】
これにより、花桶24に束状にセットされた状態で各水槽21〜23に挿入されている切り花は、活け水に活けられた状態となり、切り花はこの状態で展示されることになる。この場合、各水槽21〜23内に供給される電解生成酸性水は、瞬時に、各水槽21〜23に活けられている切り花の茎の近傍に塩素ガスを揮発させ、揮発した塩素ガスは切り花が発生するエチレンと反応して、これを除去する。
【0029】
当該フラワーショーケースにおいては、切り花を長時間展示した場合には、各水槽21〜23内に収容されている活け水が、切り花による吸い上げや蒸発によって漸次減少し、また、活け水の殺菌能が有効塩素成分の揮発によって漸次低下する。このため、当該フラワーショーケースにおいては、各水槽21〜23内の活け水の水位が設定された所定の水位に低下した時点、または、展示時間が設定された所定の時間経過した時点で、各水槽21〜23内の活け水の入れ替え作業を行う。
【0030】
当該フラワーショーケースにおける各水槽21〜23内の活け水の入れ替えは、切り花を長時間展示して、各水槽21〜23内の活け水の水位が設定された所定の水位に低下したことをフロートスイッチ23bが検出した時点、または、展示時間が設定された所定の時間経過した時点で、制御装置は電解水生成装置40の電解運転を再開し、電解運転を設定された所定時間継続する。これにより、各水槽21〜23内の活け水が完全に入れ替えられる。
【0031】
当該フラワーショーケースにおいては、このように電解生成酸性水を各水槽21〜23内に供給している際、または、活け水の供給を終了して設定された所定時間経過した時点で、定期的に、制御装置は各水噴霧ノズル51,52から切り花および各水槽21〜23の上方に向けて水を噴霧させる。
【0032】
このように、当該フラワーショーケースにおいては、活け水として強酸性の電解生成酸性水を採用して、当該活け水である電解生成酸性水を、給水機構30により、各水槽21〜23に対して同時に供給する手段を採っている。このため、各水槽21〜23内に収容された活け水は、殺菌能が高くて特性にムラがなく、殺菌能が持続する期間、各水槽21〜23内での水垢やカビ等の発生を著しく抑制することができる。
【0033】
このため、当該フラワーショーケースにおいては、各水槽21〜23内や花桶24の内外で水垢やカビ等が発生することが皆無に近く、この種形式の従来のフラワーショーケースのごとく、不可避的に発生する水垢やカビ等の面倒な除去作業を解消することができるとともに、各水槽21〜23内に収容されている活け水の入れ替えの頻度を低減することができる。また、各水槽21〜23内の活け水を新たな活け水に入れ替える場合、電解水生成装置からは一定濃度で特性にムラのない電解生成酸性水が供給されることから、切り花に対して、活け水の濃度ムラ等に起因するストレスを与えることもない。
【0034】
当該フラワーショーケースにおいて、活け水を各水槽21〜23内に供給する際に、また、展示時間が設定された所定時間経過した時点で定期的に、水噴霧ノズル51,52から切り花上および各水槽21〜23上に向けて水を噴霧するようにしている。噴霧されたミストは、切り花や、当該フラワーショーケースの構成部材に有害となり得る塩素ガスやエチレン等を吸着して、雰囲気中の塩素ガスやエチレンの濃度を低減する。また、ミストの一部は水滴となって、水槽21〜23内の活け水である電解生成酸性水と混じり合い、水滴に溶け込んでいるエチレンは電解生成酸性水中に含まれている次亜塩素酸と反応してジクロロエチレンとなる。
【0035】
本発明に係る切り花展示用フラワーショーケースにおいては、上記した両機能によって、展示している切り花の鮮度を長期間保持することができて、切り花を長期間展示することができる。また、当該フラワーショーケースにおいては、この種形式の従来のフラワーショーケースのごとく、各水槽内や花桶の内外で不可避的に発生する水垢やカビ等の面倒な除去作業を解消することができるとともに、各水槽内に収容されている活け水の入れ替えの頻度を低減することができる。
【符号の説明】
【0036】
10…ケース本体、11…基台、12…カバー、21,22,23…水槽、21a,22a,23a…上蓋、23b…フロートスイッチ、24…花桶、30…給水機構、31…給水管、32,33,34…オーバフロー管、35,36,37…排水管、35a,36a,37a…排水弁、38…冷却装置、40…電解水生成装置、41…被電解水の供給管、42…電磁弁、43…減圧弁、51,52…水噴霧ノズル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース本体内に、上下に複数段に配設されて切り花用の活け水を収容する水槽と、給水源に接続されて最上段の水槽に活け水を供給する給水管、および、前記各水槽に配設されて同水槽に供給される活け水をオーバフローして次段の水槽に供給するオーバフロー管からなる活け水の給水機構とを収納してなる切り花展示用フラワーショーケースであり、当該フラワーショーケースにおいては、前記ケース本体内に、活け水の給水源である有隔膜電解式の電解水生成装置と、前記各水槽の上方の部位にて水を噴霧する水噴霧装置が配設されていて、前記電解水生成装置にて生成される電解生成酸性水を活け水として、前記給水機構を構成する前記給水管および前記オーバフロー管を通して前記各水槽内に供給するように構成され、かつ、電解生成酸性水を活け水として前記各水槽内に供給する際、および、その後定期的に、前記水噴霧装置から前記各水槽の上方に向かって水を噴霧するように構成されていることを特徴とする切り花展示用フラワーショーケース。
【請求項2】
請求項1に記載の切り花展示用フラワーショーケースにおいて、前記各水槽内に活け水として供給する電解生成酸性水は、pHが3.0〜5.0の範囲のものであり、かつ、前記水噴霧装置から噴霧する水は、水道水、天然水、清浄化水、イオン交換水、電解生成アルカリ性水のいずれかであることを特徴とする切り花展示用フラワーショーケース。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−25674(P2012−25674A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−163214(P2010−163214)
【出願日】平成22年7月20日(2010.7.20)
【出願人】(000194893)ホシザキ電機株式会社 (989)
【Fターム(参考)】