説明

切替式水圧マッサージ機

【課題】
異なる商用電源のいずれにも対応できて便利な切替式水圧マッサージ機を提供することにある。
【解決手段】
水槽(4)と、水槽(4)の上面の開口部(11)を覆う膜(5)と、水槽(4)内に有って水を噴射させるノズル(6)と、ノズル(6)に加圧水を供給するポンプ(17)とを設け、ノズル(6)から噴射する水で膜(5)を介して人体をマッサージする水圧マッサージ機(2)において、三相200Vと単相200Vのいずれにも接続可能であり使用可能であり、該水圧マッサージ機(2)を三相200V用するか単相200V用とするかを切り替える切替部(3)が設けられ、該切替部(3)は相切替スイッチ(36)を有し、相切替スイッチ(36)の手動操作で商用電源(31)の異なる相に対応できる切替式水圧マッサージ機である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、臥姿勢の人体の頚部、体幹及び下肢を、噴流水圧によりマッサージする水圧マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、特開2004−89541号公報に、単相100Vを三相200Vに変換するインバーター30を有し、単相100V電源で水圧マッサージ機を作動できる構成が開示されているが、異なる商用電源のいずれにも対応できる水圧マッサージ機は開示されていない。
【特許文献1】特開2004−89541号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする課題は、従来水圧マッサージ機が異なる商用電源には対応できない点であり、単相、三相両方に対応できる水圧マッサージ機2は無かった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的は、上記課題を解決したものであり、異なる商用電源のいずれにも対応できて便利な切替式水圧マッサージ機を提供することにある。
【0005】
即ち本発明は、水圧マッサージ機(2)において、三相200Vと単相200Vのいずれにも接続可能であり使用可能であることを特徴とする切替式水圧マッサージ機である。
又、水槽(4)と、水槽(4)の上面の開口部(11)を覆う膜(5)と、水槽(4)内に有って水を噴射させるノズル(6)と、ノズル(6)に加圧水を供給するポンプ(17)とを設け、ノズル(6)から噴射する水で膜(5)を介して人体をマッサージする水圧マッサージ機(2)において、該水圧マッサージ機(2)を三相200V用するか単相200V用とするかを切り替える切替部(3)が設けられ、該切替部(3)は相切替スイッチ(36)を有し、相切替スイッチ(36)の手動操作で商用電源(31)の異なる相に対応する。
更に、水槽(4)と、水槽(4)の上面の開口部(11)を覆う膜(5)と、水槽(4)内に有って水を噴射させるノズル(6)と、ノズル(6)に加圧水を供給するポンプ(17)とを設け、ノズル(6)から噴射する水で膜(5)を介して人体をマッサージする水圧マッサージ機(2)において、該水圧マッサージ機(2)を三相200V用するか単相200V用とするかを切り替える切替部(3)が設けられ、該切替部(3)は、受け入れる商用電源(31)が単相200Vであるか三相200Vであるかを自動的に判別する相判別回路(41)を有し、相判別回路(41)の判別によって自動的に商用電源(31)の異なる相に対応する。
更に又、単相200Vと三相200Vの内どちらで運転しているかを表示する相状態表示器(35)が設けられる。
又、水圧マッサージ機(2)に係る電気回路は、単相200V用と三相200V用とを切り替える切替部(3)と、インバーター(30)と、単相200V用と三相200V用を間違えて切り替えた時に作動中止信号を出すシステム制御部(32)と、ポンプ(17)とで構成され、相切替スイッチ(36)を、単相200V側と三相200V側を間違えて投入しても、システム制御部(32)の停止作用によって、誤動作は防がれ、継続的に正常に作動する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、三相200V、単相200Vのいずれにも接続可能であり使用可能な切替式水圧マッサージ機1であるから、従来は、単相仕様、三相仕様の二機種ラインナップする必要があったが、本発明は、一機種に纏めることで、生産ロットが大きくなり、安価に製品を供給可能となり、好都合である。
又、切替式水圧マッサージ機1購入者は、引越しや商用電源契約が変更になった時も、水圧マッサージ機を相に合ったものに買替えるという必要がなく、好都合である。
【0007】
本発明は、三相200V用と単相200V用とを切り替える切替部3が設けられ、切替部3は相切替スイッチ36であり、手動で相切替スイッチ36を操作し商用電源31の異なる相に対応するものであるから、施設の商用電源31が単相200V、三相200Vのいずれであっても使えるので便利であり、好都合である。
特に、切替式水圧マッサージ機1を引っ越し移転した時に、施設の電源が異なる相に変わっても、相切替スイッチ36の操作で対応でき、便利であり、好都合である。
【0008】
本発明は、三相200V用と単相200V用とを切り替える切替部3が設けられ、切替部3は、接続した商用電源31が単相200Vであるか三相200Vであるかを自動的に判別する相判別回路41を有するから、相判別回路41が判別し且つ商用電源31の仕様に合わせて自動的に切替部3が作動するので、切替式水圧マッサージ機1は自動で常に適切に運転され便利であり、好都合である。
【0009】
本発明は、水圧マッサージ機2が単相200Vと三相200Vの内どちらで運転しているかを表示する相状態表示器35が設けられるから、単相200V、三相200Vの内どちらで運転しているかが相状態表示器35に表示され認識できるので、保守点検時等には便利であり、好都合である。
【0010】
本発明に係る水圧マッサージ機2の電気回路は、三相200V用と単相200V用とを切り替える切替部3と、インバーター30と、単相と三相を間違えて切り替えた時に作動中止信号を出すシステム制御部32と、ポンプ17とで構成されるから、相切替スイッチ36の操作を、単相200Vと三相200Vを間違えても、水圧マッサージ機2の作動を停止し、故障や誤動作を防ぎ、切替部3の再操作により、継続的に正常に動作でき、好都合である。
【実施例1】
【0011】
図1乃至3に本発明の実施例1を示している。
実施例1に係る切替式水圧マッサージ機1は、三相200Vと単相200Vのいずれにも接続可能であり使用可能である。実施例1は、水圧マッサージ機2に、三相200V用と単相200V用とを切り替える切替部3が設けられたものである。
【0012】
図2に示す実施例1は、水を満たす水槽4と、水槽4の上面の開口部11を覆う膜5と、水槽4内に有って水を噴射させるノズル6と、水槽4内にあって、ノズル6を支持し、水槽4の長手方向(=臥姿勢人体の身長方向)に移動可能に設けられるノズル機構7と、ノズル機構7を水槽4の長手方向に移動させる移動機構8と、ノズル機構7上に設けられるノズル6を水平面に回動させる回動機構9と、水槽4内の水を、循環させノズル6に加圧付与する循環ライン10とからなる。
ノズル6から噴射する水で膜5を介して人体をマッサージする。
【0013】
前記水槽4の上部の開口部11には人体を乗せる膜5が張設される。
前記ノズル6は、膜5に向かって水を噴出するものであって、水槽4に乗る仰臥人体の下方に位置して設けられる。
【0014】
前記ノズル機構7は、下部に車輪12が設けられた台車13と、該台車13に載設され水平面で回動する回動体14とからなる。
【0015】
前記回動体14の外周には平歯車でなる従動歯車(=図示省略)が形成される。回動体14の内部には空洞室(図示省略)が設けられる。
回動体14の回動中心から偏芯した位置に、膜5に向かって水を噴出する前記ノズル6が設けられる。
【0016】
回動体14は、台車13に立設される縦軸(図示省略)に回動可能に載設される。前記縦軸の芯部には水路(図示省略)が形成されている。
前記縦軸の頂部に臨む前記水路は、回動体14内の空洞室(図示省略)に連通し、該空洞室を経由してノズル6に繋がっている。
【0017】
前記縦軸の下部の取入口29には、循環ライン10の出水口15に繋がるホース16が接続され、前記縦軸内の前記水路を経由してノズル6に水が至る。
【0018】
水槽4の前・後壁19・20に渡して回動用軸21が取着され、該回動用軸21の軸方向にスライド可能にウォームギア22が軸着される。該ウオームギア22と前記従動歯車が噛合する。回動用軸21には、後壁20外において、回動用モータ23が連結される。
回動用軸21の回動に伴い前記従動歯車と共に回動体14の上面に設けられたノズル6が回動する。
【0019】
上述の構成では、前記従動歯車をノズル6より下位に設ける。前記従動歯車、ウォームギア22及び回動用軸21等からなる回動機構9は、該回動機構9に膜5が接触しないように、膜5より低位置に取り付けられる。
【0020】
水槽4の前・後壁19・20に渡ってネジシャフトでなる移動用軸25が取着される。移動用軸25に台車13の雌ネジ26が螺着される。移動用軸25には、後壁20外において、移動用モータ27が連結される。
移動用軸25の回動に伴い前記台車13が移動し、台車13の上に設けられたノズル6が移動する。
【0021】
循環ライン10は、水槽4の水を三相のポンプ17で加圧しノズル6に供給するものである。即ち、循環ライン10は、底壁24の取水口28から底壁24の出水口15へ向かう配管42と、該配管42途中にあって水槽4の水を吸水し加圧するポンプ17と、出水口15と台車13の取入口29の間を連通する可撓な前記ホース16とからなる。
ポンプ17の電源にはインバーター30の出力の三相200Vが接続される。
【0022】
図2に示す電気的構成のブロック図を説明する。
ブロック図は、商用電源31に接続され実施例機器を単相200V用とするか三相200V用とするかを切り替える切替部3と、変換機能を有するものであって、切替部3の出力を得て三相200Vを出力するインバーター30と、インバーター30の出力を得て駆動し水槽4内の水を加圧する三相のポンプ17と、切替部3からの出力信号及び操作部33の出力信号を得てインバーター30を制御するシステム制御部32と、操作者が実施例機器の開始・停止等の指示をインプットする操作部33と、水槽4内に設けられ水の温度を計測する温度検出器34と、温度検出器34の出力信号を得て温度を表示する温度表示器43と、単相200Vと三相200Vの内どちらで運転しているかを表示する相状態表示器35とからなる。
【0023】
又、前記システム制御部32は、切替部3の出力を得て単相200Vと三相200Vを間違えて切り替えた時に作動中止信号を出すものである。
【0024】
切替部3は、相切替スイッチ36と、相切替スイッチ36の出力を得る相切替回路37とを有する。
相切替スイッチ36は、マッサージ機2を、単相200V用とするか、三相200V用とするかを決定しその指示を出すスイッチであり、手動で切り替えるものである。
【0025】
相切替回路37は、相切替スイッチ36の出力信号を得て、マッサージ機2を単相200V用にするか三相200V用にするかを切り替える。
単相200Vと三相200Vを間違えて施設に接続しても、相切替回路37が切り替わることによって正規状態に回復する。
切替部3の出力信号の中には、単相200V又は三相200Vの電力と、相状態に係る信号の2つが含まれる。
【0026】
システム制御部32は、切替部3からの相状態に係る出力信号と、操作部33からの開始・停止に係る出力信号との2つの出力信号を得る。
システム制御部32は、単相200V用と三相200V用とを間違えて相切替スイッチ36を逆に切り替えた時に、作動中止信号を出す。
尚、図1中、38は操作パネル、39は表示器、図3中、18は吐出口である。
【0027】
実施例1を使用する際は、水槽4の上部の開口部11に張設した膜5に人体を乗せ、該膜5で人体を支持する。
ポンプ17を駆動させ、該ポンプ17で水槽4の水を吸入し加圧し、ノズル6へ付与する。
水槽4内に設けられるノズル6は、膜5に向かって水を噴出し、該膜5を介して、人体に噴流水の衝突刺激によるマッサージを施す。
【0028】
移動機構8によって台車13は前後方向に往復移動する。移動用軸25を回動させ、ノズル6を水槽4の長手及方向に移動させる。
回動用軸21を回動させると、前記従動歯車が回動し、該従動歯車に取着された回動体14及びノズル6が回動する。
【0029】
移動用軸25及び回動用軸21を同時に回動させると、ノズル6が水槽4の長手方向及び短手方向に移動する。
【0030】
切替式水圧マッサージ機1の電源には単相200V又は三相200Vを使用する。施設の三相200Vと単相200Vのいずれにも接続可能であり使用可能である。
操作者は、商用電源31の相に対応して相切替スイッチ36を切り替える。商用電源31が単相200Vの時は、相切替スイッチ36を単相200V側へ投入する。
【0031】
相切替回路37は、商用電源31の単相200Vを受電し、実施例1を単相200V用に切り替える。相切替回路37は受電した単相200V電力と、商用電源31が単相200Vであるとの認識信号をインバーター30に与える。
【0032】
システム制御部32は、相切替回路37から出力された信号と、操作部33からのスタート指示信号を得る。システム制御部32は、インバーター30を作動させる。操作者が、相切替スイッチ36を間違えて三相200V側へ投入していた場合は、システム制御部32はインバーター30へ作動中止信号を与える。
インバーター30は、単相200Vを三相200Vに変換する。
ポンプ17は、インバーター30から三相200Vを得て駆動する。
相状態表示器35は、単相200Vと三相200Vの内どちらの相で切替式水圧マッサージ機1が運転しているかを表示する。
【0033】
商用電源31が三相200Vの時は、相切替スイッチ36を三相200V側へ投入する。
相切替回路37は、商用電源31の三相200Vを受電し、三相200V電力と、電源が三相200Vであるとの認識信号とをインバーター30に与える。
システム制御部32は、相切替回路37から出力された信号と、操作部33からのスタート指示信号を得る。システム制御部32はインバーター30を作動させる。
【0034】
相切替スイッチ36を間違えて単相200V側へ投入していた場合は、システム制御部32はインバーター30へ作動中止信号を与える。
インバーター30は、商用電源31の三相200Vを得て、所定に加工した三相200Vを出力する。
ポンプ17は、インバーター30から三相200Vを得て駆動する。ポンプ17は、加圧水をノズル6へ与える。
【0035】
上記作動状況下で患者は、身体の所望の位置に水圧によるマッサージを受ける。又、マッサージ刺激を受ける部位を身長方向及び肩幅方向に変えながらマッサージを受ける。
【0036】
インバーター30は、入力された単相200V又は三相200Vを、一旦直流に変換し、その直流を、周波数30Hz乃至60Hzの三相200Vに変換し、変換した三相交流電力をもってポンプ17を制御する。
インバーター30は、周波数を30Hz乃至60Hzの間でリニアに変更可能である。周波数を変更調節をもってポンプ17の回転数を制御する。
【0037】
ノズル6は、回転数の変更制御されたポンプ17から、圧力の異なる加圧水を得、噴射圧の異なる水を噴射する。噴射圧の漸増漸減、漸増急減、断続等による変動を生ぜしめ、新鮮で好適なマッサージを患者に付与する。
【実施例2】
【0038】
図4に示す実施例2は、実施例1に係る相切替スイッチ36及び相切替回路37を、切替結線部40に代えたものである。
実施例2では、切替結線部40が有する3個の端子(=商用電源端子44、三相受入端子45及び単相受入端子46)を所定に結線片47で繋ぐ。
商用電源端子44に三相200Vが来ている場合は、商用電源端子44と三相受入端子45を結線片47で繋ぐ。商用電源端子44に単相200Vが来ている場合は、商用電源端子44と単相受入端子46を結線片47で繋ぐ。
上記接続作業により、商用電源31が単相200Vであっても三相200Vであっても、当該切替式水圧マッサージ機1を使用できる。
【実施例3】
【0039】
図5に示す実施例3は、実施例1に係る相切替スイッチ36及び相切替回路37を、相判別回路41及び相切替回路37に代えたものである。
実施例3に係る切替部3では、相判別回路41の出力信号が相切替回路37に入力される。
相判別回路41は、商用電源31が単相200Vか三相200Vかの何れであるかを判別しその判別結果を出力するものである。
相切替回路37は、相判別回路41の出力に基づいて、マッサージ機2を単相200V用にするか三相200V用にするかの切り替えを行なう。
相切替回路37の第1の出力(=電力)はインバーター30へ至り、第2出力(=相に係る信号)はシステム制御部32へ至る。
【0040】
実施例3に係る切替部3では、商用電源31が単相200Vか三相200Vかを判別し自動的に相切り替えが行なわれる。それ故に、操作者が相切り替え操作をする必要はない。
【産業上の利用可能性】
【0041】
水槽4と、水槽4の上面の開口部11を覆う膜5と、水槽4内に有って水を噴射させるノズル6と、ノズル6に加圧水を供給するポンプ17とを設け、ノズル6から噴射する水で膜5を介して人体をマッサージする水圧マッサージ機2において、水圧マッサージ機2を三相200V用とするか単相200V用とするかを切り替える切替部3が設けられた構成とすることによって、異なる商用電源31のいずれにも対応できて便利な切替式水圧マッサージ機1に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施例1の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1の外観図である。
【図3】本発明の実施例1の内部を透視した右側面図である。
【図4】本発明の実施例2の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例3の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0043】
1 切替式水圧マッサージ機
2 水圧マッサージ機
3 切替部
4 水槽
5 膜
6 ノズル
11 開口部
17 ポンプ
30 インバーター
31 商用電源
32 システム制御部
36 相切替スイッチ
37 相切替回路
41 相判別回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水圧マッサージ機(2)において、三相200Vと単相200Vのいずれにも接続可能であり使用可能であることを特徴とする切替式水圧マッサージ機。
【請求項2】
水槽(4)と、水槽(4)の上面の開口部(11)を覆う膜(5)と、水槽(4)内に有って水を噴射させるノズル(6)と、ノズル(6)に加圧水を供給するポンプ(17)とを設け、ノズル(6)から噴射する水で膜(5)を介して人体をマッサージする水圧マッサージ機(2)において、該水圧マッサージ機(2)を三相200V用するか単相200V用とするかを切り替える切替部(3)が設けられ、
該切替部(3)は相切替スイッチ(36)を有し、相切替スイッチ(36)の手動操作で商用電源(31)の異なる相に対応することを特徴とする請求項1記載の切替式水圧マッサージ機。
【請求項3】
水槽(4)と、水槽(4)の上面の開口部(11)を覆う膜(5)と、水槽(4)内に有って水を噴射させるノズル(6)と、ノズル(6)に加圧水を供給するポンプ(17)とを設け、ノズル(6)から噴射する水で膜(5)を介して人体をマッサージする水圧マッサージ機(2)において、該水圧マッサージ機(2)を三相200V用するか単相200V用とするかを切り替える切替部(3)が設けられ、
該切替部(3)は、受け入れる商用電源(31)が単相200Vであるか三相200Vであるかを自動的に判別する相判別回路(41)を有し、相判別回路(41)の判別によって自動的に商用電源(31)の異なる相に対応することを特徴とする請求項1記載の切替式水圧マッサージ機。
【請求項4】
単相200Vと三相200Vの内どちらで運転しているかを表示する相状態表示器(35)が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載切替式水圧マッサージ機。
【請求項5】
水圧マッサージ機(2)に係る電気回路は、単相200V用と三相200V用とを切り替える切替部(3)と、インバーター(30)と、単相200V用と三相200V用を間違えて切り替えた時に作動中止信号を出すシステム制御部(32)と、ポンプ(17)とで構成され、
相切替スイッチ(36)を、単相200V側と三相200V側を間違えて投入しても、システム制御部(32)の停止作用によって、誤動作は防がれ、継続的に正常に作動することを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載の切替式水圧マッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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