説明

制御パラメータの組合せを調整するシステム

本発明は、ユーザが電子システムを制御する少なくとも第1及び第2の制御パラメータを調整することができる方法に係る。本方法は、ディスプレイ画面上に座標系を表示し、前述座標系の第1の座標は第1の制御パラメータの値の範囲を表し、前述座標系の第2の座標は第2の制御パラメータの値の範囲を表す段階と、第1及び第2の制御パラメータの値のうち目下選択されている組合せに対応して、前述座標で位置を視覚的に表す段階と、ユーザが、前述座標系内で位置を示すことによって、第1及び第2の制御パラメータの値の新しい組合せを選択できる段階と、を有する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが電子システムを制御する少なくとも第1及び第2の制御パラメータを調整することができる方法に係る。
【0002】
本発明は更に、ユーザが電子システムを制御する少なくとも第1及び第2の制御パラメータを調整することができるユーザ・インターフェースを有する電子システムに、更に係る。
【0003】
本発明は、上述の方法を実施するコンピュータプログラムプロダクトに、更に係る。
【背景技術】
【0004】
多くの既知の電子システムによって、ユーザは、システムの多種の機能を特定のパラメータを調整することによって制御することができる。例えば、すべてのテレビジョン受像機では、ユーザが、音響の音量、画像の輝度等のパラメータを調整することができる。ビデオ・レコーダ等の内容再生装置は、早送り/巻戻し、一時停止、スローモーション等のトラック再生モードを提供する。
【0005】
かかるパラメータは、通常、ボタン、ジョグホイール等のハードウェア・コントロール、又は、ソフトウェアのボタン又はスライダー・バー等のグラフィカル・ユーザ・インターフェースにおけるグラフィック・オブジェクトを用いて、調整される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、冒頭の段落で定義された種類の改善されたシステム及び方法を与えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するために、本発明に従った方法は、
・ ディスプレイ画面上に座標系を表示し、前述座標系の第1の座標は第1の制御パラメータの値の範囲を表し、前述座標系の第2の座標は第2の制御パラメータの値の範囲を表す段階と、
・ 第1及び第2の制御パラメータの値のうち目下選択されている組合せに対応して、前述座標で位置を視覚的に表す段階と、
・ ユーザが、前述座標系内で位置を示すことによって、第1及び第2の制御パラメータの値の新しい組合せを選択できる段階と、
を有する。
【0008】
上述の従来技術のシステムの不利点は、各制御パラメータが個別に調整されなければならないという点である。本発明の方法は、ユーザが少なくとも2つの制御パラメータを単一の行為、即ち、座標系内で第1及び第2の制御パラメータの値の所望の組合せに対応する位置を示すことによって、調整することを可能にする。これは、特定の組の制御パラメータにとっては非常に便利である。例えば、ユーザは、音響機械の音響の音量と低音、及び/又は高音を同時に調整することを望み得る。現在の音響機器は、しばしば、この目的に対して「ラウドネス(loudness)」又は「コンツアー(contour)」機能を与えるが、これは、3つのパラメータの間の所定及び非常に特定の対応関係のみを作動させる。他の例としては、デジタル音響処理の最近の開発によって、音響内容の高さ及び時間/速度を個別に制御することが実行可能になっている。これは、音楽教授のアプリケーションに非常に便利である。例えば、初心者用に音程を変えないままでのより遅い再生、又は、特定の楽器用に速度を変えないままでのより容易な音程、等である。本発明の追加的利点は、第1及び第2の制御パラメータの値の各組合せは、二次元又は多次元空間内の固有の位置と関連付けられ、これによって、ユーザが、各自の空間記憶を使用して、値の特定な組合せの設定方法を覚えることがより容易になる。
【0009】
本発明の方法の変形は、第1の制御パラメータの値の前述の範囲の値を有する第1の座標軸、及び第2の制御パラメータの値の前述の範囲音値を有する第2の座標軸とを表示する段階を、更に有する。これは、空間表現に加えて、ユーザに、第1及び第2の制御パラメータを適切に調整するよう更なる案内を与える。座標系は、定期的な間隔でのパラメータ値に対応するグリッド線を更に有し得る。有利には、前述の第1及び第2の座標軸の交点は、第1及び第2の制御パラメータの値のデフォルトの組合せを表す。例えば、軸の交点は、両制御パラメータの中立値に対応し得る。
【0010】
本発明の方法の変形は、第1及び第2の制御パラメータの値の間の望ましい均衡を表す座標系の位置を決定付ける段階を、更に有する。例えば、前述の所望の均衡は、1つ又はそれ以上の音響ラウドネス機能に対応し得る。有利には、かかる位置は、所望の均衡をユーザに伝えるよう、座標系に視覚的に接続され得る。例えば、多数の所定のラウドネスの曲線が表示され得、音響の音量及び低音/高音設定の値の組合せを設定するユーザを更に案内するようにされる。望ましくは、本発明の方法は、現在の位置に関して所望の均衡を表してそれに続く位置の選択を容易にする段階を、更に有する。例えば、ユーザによって選択された値の組合せは、所望の値の組合せに最も近い曲線に自動的に「スナップ(snap)」し得る。あるいは、ユーザは、例えば、1つの制御パラメータの所望の値を、他の制御パラメータの値を僅かに増加又は低減することに応じて自動的に選択することによって、曲線に沿って容易に「ナビゲート」する手段を与えられ得る。
【0011】
本発明の目的は、ディスプレイ画面上に座標系を表示し、そこで前述座標系の第1の座標は第1の制御パラメータの値の範囲を示し、前述座標系の第2の座標は第2の制御パラメータの値の範囲を示すよう、第1及び第2の制御パラメータの値のうち目下選択されている組合せに対応して前述の座標で位置を視覚的に表すよう、及び、ユーザが、前述座標系内で位置を示すことによって第1及び第2の制御パラメータの値の新しい組合せを選択できるよう、配置されることで、更に実現される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明のこれらの及び他の面は、非制限的な例を目的に、以下に説明される実施例を参照して明らか且つ説明される。
【0013】
図1は、本発明を実施するシステムとしての音響セットの図である。該セットは、光ディスク・プレイヤ101、増幅器102、ラウドスピーカ103及び104、及びリモート・コントロール105を有する。リモート・コントロール105は、グラフィカル・ディスプレイ106を有する。光ディスク・プレイヤ101は、音響内容の速度及び時間を個別に測定することができる。時間測定音響信号の目的は、本来の信号としての高さの同一の感知を与える一方、信号の(瞬時の)長さを変えることである。音響信号の高さ測定の目的は、信号の長さを一定に保つ一方で感知された高さを変えることである。これは、例えば、いかなる音響信号もトランジェント、シヌソイド、ノイズの3つの対象に分解され得るという考えに基づくパラメトリック暗号スキームによって、達成され得る。トランジェントは、音響信号の非固定部分を表す。トランジェントは、信号の電力又は振幅における急速な変化によって特徴付けられる。擬似固定パターンを使用するモデリング・トランジェントは、非効率的なアプローチであることが判明している。シヌソイドは、周波数で明確に定義付けられ典型的には長期時間持続する階調構成部品を表すよう使用される。かかる明確な周波数での定義付けにより、これらのスペクトル・イベントは、シヌソイドを使用して正確に形に表され得ることが推定される。ノイズは、音響信号の確率的部分を表す。実際、風が立てる音又は声を出さない発話等の擬似雑音性源は、頻繁に発生する。かかる擬似雑音性信号の知覚は、階調信号とは明確に異なる。擬似雑音性信号の知覚の保存又は再生をするには、元来の波形に正確に合致する必要はない。スペクトル及び時間の包絡線のみが合致することで十分である。これは、この目的に必要とされるビットレートを低くする。
【0014】
時間測定を可能にするよう、シヌソイダル統合ウィンドウ及びノイズの一時的な包路線は、適切な(可能であれば時変の)要因を備えたデコーダで測定される。トランジェント・オブジェクトの時間領域包路線は、測定されない。これは、知覚的により当然の結果を与える。更に、信号の断続を防止するよう、1つのフレームから次のフレームへいくシヌソイドの相は、1つのフレームから次のフレームへの平滑な移行を確実にするよう調整される。
【0015】
高さの測定は、適切な(可能であれば時変の)要因を備えたフレームで全てのシヌソイダル周波数を測定することによって実施される。調査によると、より低い調波のみが、知覚された高さの一因となる。これらの調波は、シヌソイダル・オブジェクトによって形に表される。即ちノイズ・オブジェクトは、典型的には、有声のセグメントに対する高周波数範囲を形に表す。従って、ノイズ・パラメータは、高さの測定を使用する際に望ましくは変更されない。時間及び高さ測定は、略「直交の」手順であるため、事実上いかなる組合せにも組み合され得る。図2は、音響内容の速度及び高さを同時に制御する本発明に従ったユーザ・インターフェースを図示する。ユーザ・インターフェースは、リモート・コントロール105のグラフィック・ディスプレイ106上に表示され得る。あるいは、増幅器102上の光ディスク・プレイヤ101上のグラフィック・ディスプレイ上、又は、音響システムに接続されたテレビジョン受像機等の別個のディスプレイ装置上に表され得る。グラフィック・ディスプレイ106は、望ましくはタッチ画面であるが、ディスプレイ内で位置を示すマウス又はトラックボール等の代替の手段を有してもよい。グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、高さの値の範囲を表す垂直軸201、及び速度値の範囲を表す水平軸202を備えた座標系を有する。軸201と202との交点は、中立値、即ち録音された通りの通常の速度及び高さに対応する。ポインタ203は、高さ及び速さの値の目下選択された組合せを示す。ポインタ203は、ユーザによって自由に位置決めされ得る。しかしながら、グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、任意で補助曲線204を有する。該曲線は、高さと速度値との間の全ての「中立」均衡、即ち、加速又は減速されて音響内容を再生する際に予想される値、を表す。ポインタ203を補助曲線204に近接させて位置決めすることは、この曲線にポインタを「スナッピング」させ得るゆえに、所望されそうな値の組合せの選択を促す。補助曲線の位置及び傾きは、所定のものであり得るが、システムによって、ユーザはこれらの特性を調整するこもできる。例えば、他の補助曲線204aは、ユーザによって各自の個人的な嗜好を繁栄させながら定義付けられ得る。補助曲線は、例えば速度軸と十分一致し得るため、再生された内容の速度を変える際、高さの変更は全く所望されないことが示される。所望の値の組合せの選択は、追加の制御構成要素205及び/又は206によって更に促され得る。これらの制御構成要素は、グラフィカル・ユーザ・インターフェースの一部であり得るか、又はハードウェアのボタンとして実施され得る。これらは、殆どの内容再生機器によって与えられる従来の早巻き戻し及び早送りに略対応する。しかしながら、本発明に従ったシステムでは、高さ及び速度の所望の組合せの選択を促す追加的機能を有する。例えば、ポインタ203は既に所望の値の組合せを表す補助曲線上にある場合、制御構成要素206を押すことによって、速度は所望の少量分上昇され、高さも結果もたらされる値の組み合わせが再度補助曲線状にある量分変更される。故に、制御構成要素206の反復された又は延長された操作によって、補助曲線に沿った容易で擬似連続のナビゲーションが可能になる。制御構成要素205の操作は、逆の効果を有する。補助曲線が速度軸と一致する場合、制御構成要素205及び206を操作することによって、再生された内容の速度は、高さを変えることなく徐々に変えられるべきである。
【0016】
ポインタ203が補助曲線状に内場合、制御構成要素205及び206のうちの1つを操作することによって、まず補助曲線にポインタをスナッピングさせ得る。あるいは、新しい補助曲線が、ポインタの現在位置を介するが、同一の傾きを有する等の現在の補助曲線に可能な限り類似して生成され得る。例えば、現在の補助曲線が速度軸と一致するが、現在の高さの設定がデフォルトの設定より僅かに高い場合、即ちポインタ203が速度軸より上にある場合、制御構成要素206を操作することによって、速度は上昇されるが、高さはその僅かに高い値を保持し、任意で速度軸に対して平行な新しい補助曲線を表示する。代替の実施例では、補助曲線の位置はポインタ203を再度位置付けるのに対応してすぐに変更され得、補助曲線は再度ポインタ203の新しい位置を有するようにされる。
【0017】
図3は、音響内容の音量、高音及び低音を制御するユーザ・インターフェースの一例を図示する。前の実施例と比較して、グラフィック・ディスプレイは、高音及び低音を制御するよう、夫々、上方半分及び下方半分に分けられている。軸301の上方半分は、高音の設定の値の範囲を表し、軸301の下方半分は低音の設定の値の範囲を表す。水平軸302は、音量の値の範囲を表す。1つのポインタの代わりに、2つのポインタ303及び303aが与えられ、音量−高音及び音量−低音の組合せの目下の値を示すようにされる。当然のことながら、両ポインタの水平の位置は結合されるが、垂直の位置は独立して変更され得る。補助曲線304及び305が任意で与えられ、例えば適切なラウドネス機能に対応する値の最善の組合せを示すようにされる。ユーザがグラフィック・ディスプレイの上方半分で新しい位置を示す場合、コン及び音量設定の値は、それに従って調整され、ポインタ303は示された位置に移動される。ポインタ303aの位置も、その水平方向の位置が、ポインタ303の水平方向の位置と同一であるべきであるため、変更される。一実施例では、低音設定は、変更されずに残り得るか、又は、補助曲線305の対応する位置にスナップし得る。ユーザは、また、グラフィック・ディスプレイの下方半分でポインタ303aの新しい位置を選択するよう選び得、ポインタ304がそれに従って移動されるようにする。
【0018】
故に、ユーザ・インターフェースによって、ユーザは、非常に容易に音量、高音、及び低音設定を調整することができる。潜在的な問題点は、ポインタ303及び303aのうちいずれかが、例えば非常に高い音量に対応して即座に移動し得ることである。これは、ユーザを困惑させ得るか、又は、システムの他の構成部品のラウドスピーカに損傷を与え得る。この問題は、音量があげられ得る量を制限することによって解決され得る。即ち、グラフィック・ディスプレイの右手側に新しい位置を示すことが、実際には、現在位置と示された位置との間での位置の選択を招く。音量を下げることに関しては、迅速に音量を下げる必要がしばしばあるため、この安全策は必要とされないどころか望ましくない。
【0019】
継続的な補助曲線の代わりに、システムは、ユーザが、特定の所望の値の組合せを反映して離れた位置を定義付けることを可能にし得る。ユーザは、更に、かかる位置又は曲線に「ジャズ」、「クラシック」等のラベルを与えることを可能にされ、位置又は曲線が、特定の音楽の範疇に特に関連することを示す。
【0020】
図4は、本発明に従った方法の一例を図示する。段階401では、座標系が、1つ又はそれ以上の座標軸、及び/又は選択された制御パラメータの望ましい値の組合せの指示を有して、表示される。段階402では、ユーザ入力が用意される。ユーザが、座標系内で新しい位置を示す場合、段階403で、新しい位置が選択された制御パラメータの値の望ましい組合せに対応する位置に近似するか否かが確認される。もしそうであれば、段階404で指示された位置は、前述の近似位置まで調整される。段階405では、第1の制御パラメータは、座標系の選択された位置の1つの座標に従って調整される。段階406では、第2の制御パラメータは、座標系の選択された位置の他の座標に従って調整される。
【0021】
図面を通して、同一の参照符号は、類似又は対応する特徴を示す。図面に示された特徴の中には、ソフトウェア・モジュール又はオブジェクト等のソフトウェア構成要素を表すものとして、典型的にはソフトウェアで実施されるものもある。
【0022】
本発明は、望ましい実施例に関連して説明されてきたが、上述された原理内での修正は当業者にとって明らかであり、本発明は望ましい実施例に制限されるものではないが、かかる修正を含むよう意図されていることが理解されるべきである。故に、例えば、二次元座標系の代わりに、ユーザが三次元空間内に位置を示すことができるよう、入力手段を伴って三次元系が使用され得る。本発明に従ったグラフィカル・ユーザ・インターフェースはまた、高さ及び速度等を個別に調整することが可能な携帯型音響装置のグラフィック・ディスプレイ上に表示され得る。本発明は、各全ての新しい特徴的な特性、及び各全ての特徴的な特性の組合せに属する。請求項内の参照符号は、その保護範囲を制限するものではない。「有する」という動詞及びその活用は、請求項に記載される以外の構成要素の存在を除外するものではない。構成要素の前に置かれた単数形の冠詞の使用は、かかる構成要素の複数の存在を除外するものではない。当業者にとって明らかな通り、「手段」は、あらゆるハードウェア(別個又は統一された回路又は電子構成要素等)又はソフトウェア(プログム等)を有することを意味する、操作で実行するか、又は特定の機能を実行するよう設計され、単独又は他の機能と関連するか、他の独立して又は機能と協働し得る。「コンピュータプログラム」は、フレキシブルディスク等のコンピュータ読取可能媒体上に格納されたソフトウェア製品、インターネット等のネットワークを介してダウンロード可能又は他の方法で販売可能なソフトウェア製品を意味することが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明を実現するシステムとしての音響セットの図である。
【図2】音響の内容の高さ及び速度を制御するユーザ・インターフェースの一例を図示する。
【図3】音響の内容の音量、高音、及び低音を制御するユーザ・インターフェースの一例を図示する。
【図4】本発明に従った方法の一例を図示する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが、電子システムを制御する少なくとも第1及び第2の制御パラメータを調整することができる方法であって、
− ディスプレイ画面上に座標系を表示し、前記座標系の第1の座標は前記第1の制御パラメータの値の範囲を表し、前記座標系の第2の座標は前記第2の制御パラメータの値の範囲を表す段階と、
− 前記第1及び前記第2の制御パラメータの値のうち目下選択されている組合せに対応して、前記座標で位置を視覚的に示す段階と、
− 前記ユーザが、前記座標系内で位置を示すことによって、前記第1及び前記第2の制御パラメータの値の新しい組合せを選択できる段階と、
を有する、方法。
【請求項2】
前記第1の制御パラメータの値の前記範囲の値を有する第1の座標軸と、前記第2の制御パラメータの値の前記範囲の値を有する第2の座標軸とを表示する段階を更に有する、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第1及び前記第2の座標軸の交点は、前記第1及び前記第2の制御パラメータの値のデフォルトの組合せを表す、請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記第1及び前記第2の制御パラメータの値の間の所望の均衡を表して前記座標系での位置を決定する段階を更に有する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
所望の均衡を表して前記位置を視覚的に接続する段階を更に有する、
請求項4記載の方法。
【請求項6】
現在の位置に関連して所望の均衡を表して続く位置の選択を促す段階を更に有する、
請求項4又は5のいずれか記載の方法。
【請求項7】
前記第1及び前記第2のパラメータは、音響内容の速度及び高さである、
請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
電子システムであって、ユーザが前記電子システムを制御する少なくとも第1及び第2の制御パラメータを調整することができるユーザ・インターフェースを有し、前記ユーザ・インターフェースは、ディスプレイ画面上に座標系を表示するよう配置され、前記座標系の第1の座標は前記第1の制御パラメータの値の範囲を表し、前記座標系の第2の座標は前記第2の制御パラメータの値の範囲を表すようにされ、また、前記第1及び前記第2の制御パラメータの値のうち目下選択されている組合せに対応して、前記座標で位置を視覚的に示すよう配置され、また、前記ユーザが、前記座標系内で位置を示すことによって、前記第1及び前記第2の制御パラメータの値の新しい組合せを選択できるよう配置される、
電子システム。
【請求項9】
前記ユーザ・インターフェースは、前記第1及び前記第2の制御パラメータの値の間の所望された均衡を表して前記座標系で位置を決定するよう更に配置される、
請求項8記載の電子システム。
【請求項10】
コンピュータプログラムであって、プログラム可能な装置が、前記コンピュータプログラムを実行する際に、請求項8又は9のいずれか記載の電子システムとして機能することを可能にする、
コンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−529040(P2007−529040A)
【公表日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−506701(P2006−506701)
【出願日】平成16年3月12日(2004.3.12)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050240
【国際公開番号】WO2004/081782
【国際公開日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】