説明

制御装置及びプログラム

【課題】見栄えがよく、ユーザにとって、所望の項目の選択をしやすく、所望の項目が選択されたかどうかが分かりやすく、従来よりも直感的な操作が可能となる制御装置を提供する。
【解決手段】選択項目は、当該選択項目名と、当該選択項目名を囲む六角形の領域とからなり、各選択項目同士は、各選択項目の前記六角形のいずれかの辺同士が平行になるように隣接して配置して描画する機能選択ボタン領域46と、現在選択対象となっている前記選択項目へのフォーカス枠を描画するフォーカス枠47と、現在選択対象となっている前記選択項目名の少なくとも一部を前記選択項目外の領域である選択項目外領域に描画する選択対象項目名描画領域45とを備え、フォーカス枠47は、入力部からの入力に基づき、機能選択ボタン領域46間を移動させるように描画する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に対して複数の選択項目を表示させ、入力装置からの入力に基づき複数の選択項目から選択された一の項目を決定する制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置を備えるカーナビゲーション機器等の車載機器や各種家電機器等において、ユーザが所望の機能を選択するためのメニュー画面を表示装置に表示させ、リモコンやタッチパネル等の入力装置から入力に基づき、選択された処理を行なう制御装置がある(特許文献1)。
【0003】
例えば、表示装置としてドットマトリックス液晶表示画面と、入力装置として当該画面上でのユーザのタッチ位置を入力するタッチパネルとを有するナビゲーション装置において、図9に示すようなメニュー画面80を表示装置に表示するものがある。
【0004】
このメニュー画面80は、メニュー画面であることを示す画面名称領域82と、メニュー画面が選択される前の画面へ戻るためのボタンである戻るボタン領域84と、機能を選択するための機能選択ボタン領域(検索選択ボタン領域86a、登録/編集選択ボタン領域86b、ターゲット設定選択ボタン領域86c、表示音声設定選択ボタン領域86d、ルート設定選択ボタン領域86e、画面スタイル設定選択ボタン領域86f、ナビゲーション設定選択ボタン領域86g、GPS測位状況選択ボタン領域86h)を備える。なお、以下の説明において、各機能選択ボタン領域を区別する必要がない場合、代表して符号“86”と記載する。
【0005】
機能選択ボタン領域86a〜86hは、それぞれ、同一の大きさの長方形の領域として描画するものであり、各機能選択ボタン領域86は、2列4行のマトリックス上に描画している。また、当該領域内には各選択項目名を描画している。
【0006】
ユーザは表示装置に表示されたこれらの機能選択ボタン領域86の選択項目名を見て、所望の機能に対応する選択項目名を特定し、当該選択項目名の機能選択ボタン領域86をタッチする。例えば、図9において、ユーザが「検索」を選択する場合、表示装置上の検索機能選択ボタン部86aをタッチする。制御装置が、当該箇所へのタッチの検出を入力した場合には、図示しない検索画面を描画する。
【0007】
このようにして、表示装置に対して複数の選択項目を表示させ、入力装置からの入力に基づき複数の選択項目から選択された一の項目を決定することができるとともに、決定した一の項目に関する処理を行なうことができる。
【特許文献1】特開2008−90376号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、図9に示す従来の制御装置の表示画面では、各機能選択ボタン領域86a〜86hが、それぞれ、同一の大きさの長方形の領域として2列4行のマトリックス上に配置されているため、ユーザが所望の機能を選択する場合には、その機能を選択するための機能選択ボタンが機能選択ボタン領域86a〜86hの中のどれに当たるのかを、見定める説明がある。つまり、感覚的な操作(直感的な操作)に適さない場合があった。また、ユーザの所望の項目が選択されたかどうかが分かりにくい場合があった。
【0009】
そこで、本発明は、係る問題を解決するためになされたもので、見栄えがよく、ユーザにとって、所望の項目の選択をしやすく、所望の項目が選択されたかどうかが分かりやすく、従来よりも直感的な操作が可能となる制御装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するために、本発明に係る装置は、(1)表示手段に対して複数の選択項目を表示させ、入力手段からの入力に基づき前記複数の選択項目から選択された一の項目を決定する制御装置であって、前記選択項目は、当該選択項目名と、当該選択項目名を囲む六角形の領域とからなり、各選択項目同士は、各選択項目の前記六角形のいずれかの辺同士が平行になるように隣接して配置して描画する選択項目描画手段と、現在選択対象となっている前記選択項目へのフォーカス枠を描画するフォーカス枠描画手段と、現在選択対象となっている前記選択項目名の少なくとも一部を前記選択項目外の領域である選択項目外領域に描画する選択対象項目名描画手段とを備え、前記フォーカス枠描画手段は、前記入力手段からの入力に基づき、前記選択項目間を移動させるように描画する。いずれの描画手段も実施形態では制御部18により実現されている。
【0011】
このようにすることで、入力手段からの入力に基づき、選択項目間を移動させるようにフォーカス枠を描画し、現在選択対象となっている選択項目にフォーカス枠が描画されることになるため、所望の項目が選択されたかどうかが分かりやすい。さらには、現在選択対象となっている選択項目名の少なくとも一部が、前記選択項目外の領域にも描画されるため、ユーザはこの領域に着目することで、所望の項目が選択されたかどうかを知ることが容易にでき、分かりやすい。この領域に描画する文字の大きさは、選択項目内に描画される文字の大きさより大きくするとよい。そのため前記選択項目名の少なくとも一部の文字を描画すればよいが、可能であれば全体を表示するとよい。例えば、選択項目内の領域に描画する選択項目名は日本語と英語の併記とし、選択項目外に描画する選択項目名の少なくとも一部の文字は予めユーザによって設定された言語設定に従って、日本語または英語のいずれかの一方のみ描画するとよい。
【0012】
また、このようにして、選択項目を六角形の領域の領域として形成し、六角形のいずれかの辺同士が平行になるように隣接させて選択項目を配置して描画することで、従来のように長方形の項目をn列m行で表示する場合に比べ、見栄えのよい状態で、各選択項目の中心位置を容易にずらすことができる。そのため、ユーザは所望の項目のおよその位置を覚えやすく、その結果、所望の項目の選択をしやすく従来よりも直感的な操作が可能となる。
【0013】
なお、隣接して描画するとは、その一部が重なりあう場合と、重なりあわない場合を含む。例えば、各選択項目同士を、その一部が重なりあうようにした場合であっても、例えば、入力手段がタッチパネル以外の場合には(画面の表示領域を直接触れて入力する場合以外の手段の場合)、入力手段のボタン操作に応じてフォーカス枠を移動させることで選択対象の項目を特定することができる。また入力手段がタッチパネルの場合(画面の表示領域を直接触れて入力する場合)、選択対象になっている選択項目と選択対象になっていない選択項目とが重なりあう領域がタッチされたことを検出した場合には、現在選択対象となっていない項目のほうを選択された項目とみなしてフォーカス枠を移動させればよい。ただし、重なりあわないことが望ましい。
【0014】
また、制御装置は、例えば、選択された一の項目を決定した後、所定時間(例えば5秒)経過したら決定した項目が確定されたとみなすようにしてもよいし、例えば入力手段からの確定操作の入力があった場合に決定した項目が確定されたとしてもよい。制御装置は、項目が確定された場合、確定した項目に関する処理を行なうようにしてもよいし、確定した項目に関する情報を他の装置に出力するようにしてもよい。
【0015】
フォーカス枠は、例えば、選択項目の領域内に任意の形状で描画するようにしてもよい。ただし、下記(2)のようにすると特によい。
【0016】
(2)前記フォーカス枠は、前記選択項目名を囲む六角形を取り囲む枠とするとよい。このようにすると、選択項目の外側にある枠の移動に伴い、変更前の選択項目内にある視線を、新たに選択された選択項目(変更後の選択項目)内へ、自然に移動させることができる。フォーカス枠は、例えば、選択項目を構成する六角形と同じ大きさでかつ選択項目を構成する六角形とは異なる表示態様とするとよい。また、フォーカス枠は、例えば、選択項目を構成する六角形より大きく、隣接する選択項目を構成する図形要素に接触しない大きさの六角形としてもよい。そして、フォーカス枠は、例えば、選択項目を構成する六角形よりも明るい表示色とするとよい。このようにすれば、より、一層自然にユーザの視線の移動を促すことができる。
【0017】
(3)前記選択項目描画手段は、フォーカス枠の内部かつ前記六角形の領域内の表示態様と、フォーカス枠の外部にある前記六角形の領域内の表示態様とを異なる態様で描画するとよい。このようにすると、ユーザは表示態様の違いから、現在選択対象となっている選択項目がどれなのか、また、どの選択項目からどの選択項目への変化があったのかについて分かりやすい。
【0018】
なお、異なる表示態様としては、例えば、フォーカス枠内部かつ六角形の領域内の明るい色で描画し、フォーカス枠の外部にある六角形の領域内を暗い色で描画するようにするとよい。
【0019】
(4)前記選択対象項目名描画手段において、前記選択項目外領域に描画する前記選択項目名の少なくとも一部は、前記選択項目描画手段によって描画する前記選択項目名よりも大きな文字の文字列で描画するとともに、当該文字列を囲む六角形の領域を描画するとよい。このようにすると、選択項目の領域と、選択項目外領域とがともに六角形の領域で構成されるため、画面全体のバランスがよく、見栄えがよいとともに、ユーザは、選択項目外領域に描画された文字列に着目するだけで、現在選択対象となっている選択項目の内容を容易に知ることができる。
【0020】
入力手段については、例えば、スイッチ、リモコン、タッチパネル、タブレットその他の各種のものを用いることができるが、特に下記(5)〜(7)のものを用いる場合には、制御装置は、下記(5)〜(7)に記載の構成を備えるとよい。
【0021】
(5)前記入力手段は、一つのボタンを有し、前記一つのボタンの押下信号を入力した場合に、前記フォーカス枠描画手段は、前記現在選択対象となっている選択項目を所定の順序で変更するとよい。このようにすると、ユーザは当該所定の順序を覚えていれば、何回ボタンを押せば現在の位置から所望の選択項目まで移動するかがわかるので、感覚的な操作で、所望の選択項目を選択することができる。
【0022】
なお、所定の順序は、任意の順序とすることができるが、例えば、各選択項目の領域の重心位置の点を通り、一筆書きで移動可能な順序とするとよい。このようにすれば、フォーカス枠の移動に伴う視線の移動がスムーズになるとともに、フォーカス枠の一筆書きの動きから次に(あるいはn回先に)選択対象となる選択項目を予測できる。したがって、所望の項目の選択をしやすく、直感的な操作が可能となる。
【0023】
(6)前記入力手段は、前記選択項目描画手段に描画する選択項目の配置に対応したボタン配置の複数のボタンを有し、前記ボタンの押下信号を入力した場合に、前記フォーカス枠描画手段は、前記複数のボタンのうち、押下されたボタンの位置に対応する位置に描画した選択項目へ、前記現在選択対象となっている選択項目を変更するとよい。このようにすれば、所望の項目の選択をしやすく、直感的な操作が可能となる。
【0024】
(7) 前記入力手段は、表示手段上のタッチパネルを有し、当該タッチパネルにおいて、前記選択項目描画手段に描画した選択項目に対応する部分がタッチされたことを入力した場合、前記フォーカス枠描画手段は、当該対応部分に該当する選択項目へ前記現在選択対象となっている選択項目を変更するとよい。このようにすれば、所望の項目の選択をしやすく、直感的な操作が可能となる。
【0025】
(8)前記選択対象項目名描画手段は、現在選択対象となっている前記選択項目が変化する場合、当該変化の過程を描画するとよい。このようにすれば、選択項目の変化があったことをユーザが容易に知ることができる。
【0026】
変化の過程は、例えば下記(9)のようにして描画すると特によい。
【0027】
(9)前記選択対象項目名描画手段は、三次元領域を二次平面に投影して描画する構成であり、当該三次元領域上に設けた仮想円筒面に対する複数の接平面の各々に前記選択項目名の少なくとも一部を設け、前記現在選択対象となっている前記選択項目名の少なくとも一部を設けた接平面が前記二次平面対して平行になる静止位置に前記仮想円筒の回転を静止させた状態として、投影して描画し、前記現在選択対象となっている選択項目を変更する際には、当該仮想円筒の中心軸を回転させつつ前記選択項目名を投影して描画していくとよい。
【0028】
選択項目の数は、任意の数とすることができる。また選択項目の配置も任意の配置とすることができる。但し、下記(10)のようにすると特によい。
【0029】
(10)前記選択項目の数は4つとし、前記選択項目描画手段は、前記選択項目を上下左右の4箇所の位置に並べて描画するとよい。このようにすれば、見栄えがよく、ユーザにとって、所望の項目の選択をしやすく、所望の項目が選択されたかどうかが分かりやすく、従来よりも直感的な操作が可能となる。
【0030】
(11)請求項1〜10のいずれかに記載の制御装置における各手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムとすることができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、見栄えがよく、ユーザにとって、所望の項目の選択をしやすく、所望の項目が選択されたかどうかが分かりやすく、従来よりも直感的な操作が可能となる制御装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
本発明の実施形態としては、例えば、図1、図2に示す構成を有するレーダー探知機や、図4、図5に示すナビゲーション装置などへの適用例が挙げられる。以下、これらレーダー探知機やナビゲーション装置を、単に装置とも称する。これらの装置においては、入力手段の一つとして図3に示すリモコンが用いられる。また、これらの装置は、表示手段として、表示部5を有し、表示部5に対して、図5、図6に示すメニュー画面40を表示させる処理を、制御装置に対応する機能を有する制御部18にて行なう。この処理は、図1、図2に示す構成を有するレーダー探知機や、図4、図5に示すナビゲーション装置において共通の処理で行なうことができる。そこで、まず図1〜図5を参照して本実施形態のレーダー探知機及びナビゲーション装置の構成を説明した後、図5、図6を参照して制御部18における処理について説明する。
【0033】
図1,図2は、本発明の好適な一実施の形態であるレーダー探知機の構成を示している。図1に示すように、ケース本体1の上面にソーラーパネル2並びにスイッチ部3を配置し、ケース本体1の前面側内部にマイクロ波受信器4を配置し、ケース本体1の後面に表示部5と警報ランプ6と赤外線通信機7とを配置している。また、ケース本体1の上面側内部には、GPS受信器8を配置する。さらに、ケース本体1の一方の側面には、アダプタージャック9を配置し、他方の側面には電源スイッチ10並びにDCジャック11を配置する。また、ケース本体1内には、スピーカも内蔵されている。本実施形態では、表示部5の寸法形状を従来よりも大きくしている(特に高さ方向を広げている)。これに伴い、表示部5を実装するケース本体1の後方側の高さHを、その他の部位の高さH0よりも十分に大きくしている。この構成により従来に比べ大画面の表示部5を備えることができる。
【0034】
図2に示すように、赤外線通信機7は携帯電話機12等の赤外線通信機を内蔵した通信装置との間でデータの送受を行なう。アダプタージャック9は、メモリカードリーダ13を接続する端子である。アダプタージャック9にメモリカードリーダ13を接続することで、そのメモリカードリーダ13に装着されたメモリカード14に格納されたデータを内部に取り込むことができる。より具体的には、メモリカード14に格納されたデータは、新規な目標物の情報(経度・緯度を含む位置情報,種別情報等)などの更新情報があり、その更新情報が制御部18経由で装置に内蔵されるデータベース19に格納(ダウンロード)され、データ更新がされる。データベース19は、制御部18のマイコン内あるいはマイコンに外付けした不揮発性メモリ(たとえばEEPROM)により実現できる。なお、データベース19には、出荷時に一定の目標物に関する情報が登録されており、その後に追加された目標物についてのデータ等が上記のようにしてデータ更新される。また、データ更新は、赤外線通信機7を介して行なうこともできる。
【0035】
DCジャックは、図示省略のシガープラグコードを接続するためのもので、そのシガープラグコードを介して車両のシガーソケットに接続して電源供給を受け得るようにする。更に、本実施形態の装置は、無線受信器15とリモコン受信器16を備えている。無線受信器15は、飛来する所定周波数の無線を受信する。リモコン受信器16は、リモコン(携帯機:子機)17とデータ通信をし、装置に対する各種の設定を行なう。また、スイッチ部3も制御部18に接続され(図示省略)、リモコン17と同様の設定を行えるようになっている。図3は、リモコン17の構成を示す図である。リモコン17は、上ボタン17aと、右ボタン17bと、下ボタン17cと、左ボタン17dと、決定ボタン17eと、機能ボタン17fと、キャンセルボタン17gとを有し、ボタンの押下を検出した場合、いずれのボタンが押下されかを示す情報を、リモコン受信器16へ送信する。制御部18はリモコン受信器16から、いずれのボタンが押下されたかを示す情報に基づき、処理を行なう。
【0036】
また、制御部18は、上記の各種の入力機器(受信機等)から入力される情報に基づき所定の処理を実行し、出力機器(表示部5,警報ランプ6,スピーカ20等)を利用して所定の警報・メッセージを出力する。なお、これらの基本構成は、基本的に従来のものと同様のものを用いることができる。
【0037】
図4及び図5は、ナビゲーション装置の構成を示している。本ナビゲーション装置は、薄型矩形状のケース本体30を用い、そのケース本体の後面に大きな表示部5を設け、後面の両サイドには警報ランプ6を設けている。側面にはSDカードメモリ用スロット部31を設け、そのSDカードメモリ用スロット部31に地図データなどが記録されたSDメモリカードを挿入可能としている。本ナビゲーション装置は、係るナビゲーションを行なう際の地図データを上記のSDメモリカードに格納された地図データ等を利用して行なうようになっている。本ナビゲーション装置は、ナビゲーションシステム機能に加え、車両速度測定装置等を検出するレーダー探知機としての機能も備えている。また、SDカードメモリ用スロット部31とは反対側の側面には、USB端子を設けており、パソコンと接続し、ソフトウェアアプリケーションのバージョンアップなどを行なうことができるようになっている。
【0038】
図5は、本ナビゲーション装置の機能ブロックを示している。基本的には、図1,図2に示す実施の形態と同様であり、表示部5のどの部分がタッチされたかを検出するタッチパネル21やUSB端子(接続部)22を備えている。表示部5の寸法形状は、更に大きくしている。なお、図1,図2に示す実施の形態と同様のものについては、同一符号を付し、その説明を省略する。また、スイッチ部3、リモコン17、タッチパネル21を、以下、操作部と称して説明する。
【0039】
図6、図7は、本実施形態の装置における制御部18が、表示部5に描画するメニュー画面40の描画例を示す図である。メニュー画面40の描画処理は、制御部18に有するコンピュータが実行するプログラムとして制御部18のEEPROM上に格納されている。
【0040】
メニュー画面40は、上部に、メニュー画面であることを示すアイコンを描画する領域である画面アイコン領域41と、メニュー画面であることを示す画面名称を描画する画面名称描画領域42と、ワンタッチでメニュー画面から他の画面(本実施例ではMapRader画面)へ切り替えるためのボタンである画面切り替えボタン領域43と、メニュー画面が選択される前の画面へ戻るためのボタンである戻るボタン領域44とを、左から順に並べて描画し、その下に、現在選択対象となっている選択項目名の少なくとも一部を描画する選択対象項目名描画領域45を描画し、その下に、機能を選択するための4つの機能選択ボタン領域46(ターゲット設定選択ボタン領域46a、登録/編集選択ボタン領域46b、画面スタイル選択ボタン領域46c、表示/音声設定選択ボタン領域46d)と、現在選択対象となっている選択項目へのフォーカス枠47を描画して構成する。
【0041】
画面アイコン領域41と、画面切り替えボタン領域43と、戻るボタン領域44と、選択対象項目名描画領域45と、各機能選択ボタン領域(ターゲット設定選択ボタン領域46a、登録/編集選択ボタン領域46b、画面スタイル選択ボタン領域46c、表示/音声設定選択ボタン領域46d)は、六角形の領域として描画し、当該六角形の上辺と下辺は、メニュー画面40の横方向の辺(上辺ないし下辺)と平行になるように描画する。なお、画面名称描画領域42も同様にして六角形の領域として描画するようにしてもよい。なおまた、以下の説明において、各機能選択ボタン領域46a〜46dを区別する必要がない場合、代表して符号“46”と記載する。
【0042】
機能選択ボタン領域46は、いずれも同一の大きさの正六角形の領域で構成される。これらの正六角形の領域は、図6に示すように、上下左右の4箇所の位置に並べて描画する。具体的には、すなわち、ターゲット設定選択ボタン領域46aを上、登録/編集選択ボタン領域46bを右、画面スタイル選択ボタン領域46cを下、表示/音声設定選択ボタン領域46dを左の位置に並べて描画する。具体的には、ターゲット設定選択ボタン領域46aの中心座標の左右方向の座標(X座標)と、画面スタイル選択ボタン領域46cの中心座標の左右方向の座標(X座標)とが同一になり、かつ、ターゲット設定選択ボタン領域46aと画面スタイル選択ボタン領域46cが重なり合わないよう所定の空間(図6におけるターゲット設定選択ボタン領域46aの下辺と画面スタイル選択ボタン領域46cの上辺の間の空間に相当する)を設けて描画する。また、登録/編集選択ボタン領域46bと表示/音声設定選択ボタン領域46dの中心座標の上下方向の座標(Y座標)は、ターゲット設定選択ボタン領域46aと画面スタイル選択ボタン領域46cの中心点の中間点の座標とし、登録/編集選択ボタン領域46bと表示/音声設定選択ボタン領域46dの中心座標の左右方向の座標(X座標)は、登録/編集選択ボタン領域46b及び表示/音声設定選択ボタン領域46dと、各辺が重なり合わないよう所定の空間を設けた座標にそれぞれ描画する。各機能選択ボタン領域46は、背景色を紺色として描画している。
【0043】
各機能選択ボタン領域46内には各選択項目名として、日本語の項目名を上段に、英語の項目名を下段に描画している。すなわち、選択項目名として、ターゲット設定選択ボタン領域46aには、上段に「ターゲット設定」、下段に「Targeting」、登録/編集選択ボタン領域46bには、上段に「登録/編集」、下段に「Register/Edit」、画面スタイル選択ボタン領域46cには、上段に「画面スタイル設定」、下段に「Setting Screen Style」、表示/音声設定選択ボタン領域46dには、上段に「表示/音声設定」、下段に「View/Audio Set」と描画する。このようにして、選択項目名と、当該選択項目名を囲む六角形の領域とを形成する。また、各選択項目同士は、各選択項目の六角形のいずれかの辺同士が平行になるように隣接して配置して描画することとなる。これらの文字は、白色で描画する。
【0044】
フォーカス枠47は、現在選択対象となっている選択項目へのフォーカス枠を描画する。図6では、初期状態として、選択項目としてターゲット設定が選択されている状態であり、フォーカス枠47はターゲット設定選択ボタン領域46aを取り囲む正六角形の枠として描画している。フォーカス枠47は白色で描画する。
【0045】
ユーザは表示装置に表示されたこれらの機能選択ボタン領域46a〜46dの選択項目名を見て、所望の機能に対応する選択項目名を特定し、当該選択項目名の機能選択ボタン領域46(46a〜46dのいずれか)を選択する。
【0046】
制御部18における、この選択の検出は、入力部としてタッチパネル21を用いる場合には、タッチパネル21の機能選択ボタン領域46(46a〜46dのいずれか)に対応する位置へのタッチを検出することで行う。
【0047】
また、入力部としてリモコン17を用いる場合には、リモコン17は、上ボタン17aと、右ボタン17bと、下ボタン17cと、左ボタン17dのいずれが押下されたかを検出することで行なう。上ボタン17aが押下されたことを検出した場合、ターゲット設定選択ボタン領域46aが選択されたと判定し、右ボタン17bが押下されたことを検出した場合、登録/編集選択ボタン領域46bが選択されたと判定し、下ボタン17cが押下されたことを検出した場合、画面スタイル選択ボタン領域46cが選択されたと判定し、左ボタン17dが押下されたことを検出した場合、表示/音声設定選択ボタン領域46dが選択されたと判定する。
【0048】
また、入力部として本体1のスイッチ部3に設けた選択項目切り替えスイッチを用いる場合には、選択項目切り替えスイッチが押下されたかどうかを検出することで行なう。選択項目切り替えスイッチが押下された場合には、各選択項目の領域の重心位置の点を通り、一筆書きで移動可能な順序で選択項目間を移動させる。すなわち、本実施形態では、時計回りを順方向としてターゲット設定選択ボタン領域46a、登録/編集選択ボタン領域46b、画面スタイル選択ボタン領域46c、表示/音声設定選択ボタン領域46dの順序で選択項目を変更する。このように、所定の順序で変更するため、ユーザは当該所定の順序を覚えていれば、何回ボタンを押せば現在の位置から所望の選択項目まで移動するかがわかるので、感覚的な操作で、所望の選択項目を選択することができる。このようにすれば、フォーカス枠の移動に伴う視線の移動がスムーズになるとともに、フォーカス枠の一筆書きの動きから次に(あるいはn回先に)選択対象となる選択項目を予測できる。したがって、所望の項目の選択をしやすく、直感的な操作が可能となる。
【0049】
制御部18は、これら入力部からの入力により、現在の選択項目とは異なる選択項目を選択する入力がなされたかを検出し、当該入力がなされた場合には、現在選択対象となっている選択項目を変更し、変更後の選択項目を取り囲む位置へ、フォーカス枠47を移動させる描画を行なう。
【0050】
例えば、メニュー画面40が図6に示す表示状態である場合に、タッチパネル21から登録/編集選択ボタン領域46bのタッチを検出した場合、または、リモコン17の右ボタン17bの押下を検出した場合、または、本体1のスイッチ部3に設けた選択項目切り替えスイッチが押下されたことを検出した場合には、フォーカス枠47を、図6に示す位置から、図7(c)に示す位置へ、移動させる描画を行なう。図7(a)及び図7(b)は、図6に示すフォーカス枠47の位置から、図7(c)に示すフォーカス枠47の位置へ連続的に移動させる際のメニュー画面のスナップショットを示す図である(図6→図7(a)→図7(b)→図7(c)と変化の過程を示している)。なお、実際には、図6から図7(c)の状態へは連続的に画面を変化させて描画している。
【0051】
フォーカス枠47の移動描画とあわせて、選択対象項目名描画領域45には、選択項目が「ターゲット設定」から「登録/編集」へ変化する過程を描画する。すなわち、選択対象項目名描画領域45は、三次元領域を二次平面(メニュー画面40)に投影(マッピング)して描画する構成であり、当該三次元領域上に設けた仮想円筒面に対する4つの接平面の各々に前記選択項目名の少なくとも一部を設けたものである。接平面は「ターゲット設定」、「登録/編集」、「画面スタイル設定」「表示/音声設定」の文字をそれぞれ載せた4つの平面であり、選択項目名「ターゲット設定」、「登録/編集」、「画面スタイル設定」「表示/音声設定」の順に、仮想円筒面の円周上の90度ずつずれた位置に配置する。
【0052】
この概念を模式的に示すと、図6のメニュー画面40(二次平面)の正面図のa−a線上の描画内容は、図8に示す側面図の三次元領域をメニュー画面40(二次平面)へ、投影(マッピング)(画面前面側から透視)したものである。
【0053】
図8に示すように、仮想円筒面52に対する4つの接平面45a’、45b’、45c’、45d’を、仮想円筒面52の円周上の90度ずつずれた位置に配置する。接平面45a’上には「ターゲット設定」、接平面45b’上には「登録/編集」、接平面45c’上には「画面スタイル設定」、接平面45d’上には「表示/音声設定」の文字を設ける。
【0054】
その結果、図8に示す状態では、接平面45a’上に配置された「ターゲット設定」の文字が表示面に平行投影されることになるため、図6に示すように「ターゲット設定」の文字の全体が、メニュー画面40上に描画されることとなる。すなわち、現在選択対象となっている前記選択項目名の少なくとも一部を設けた接平面が二次平面対して平行になる静止位置に仮想円筒の回転を静止させた状態として、投影して描画しているのである。
【0055】
そして、現在選択対象となっている選択項目を変更する際には、当該仮想円筒の中心軸を回転させつつ前記選択項目名を投影して描画していく。すなわち、図8の仮想円筒面52を反時計回りに回転させながら、投影させつつ描画していく。その結果、図6→図7(a)→図7(b)→図7(c)と変化の過程を示すように、接平面45a’上の「ターゲット設定」の文字が下方向かつ奥方向に移動していき、接平面45b’上の「登録/編集」の文字が上方向から飛び出すように移動して図7(c)の状態で停止する。
【0056】
以上のようにして、表示部5に対して複数の選択項目を表示させ、入力部からの入力に基づき複数の選択項目から選択された一の項目を決定することができる。また、決定後に、5秒経過した場合には、変更後の選択項目の内容の決定した一の項目に関する処理を行なうことができる。
【0057】
また、このようにして、選択項目を正六角形の領域の領域として形成し、正六角形のいずれかの辺同士が平行になるように隣接させて選択項目を配置して描画することで、従来のように長方形の項目をn列m行で表示する場合に比べ、見栄えのよい状態で、各選択項目の中心位置を容易にずらすことができる。そのため、ユーザは所望の項目のおよその位置を覚えやすく、その結果、所望の項目の選択をしやすく従来よりも直感的な操作が可能となる。
【0058】
また、入力部からの入力に基づき、選択項目間を移動させるようにフォーカス枠47を描画し、現在選択対象となっている選択項目にフォーカス枠47が描画されることになるため、所望の項目が選択されたかどうかが分かりやすい。
【0059】
フォーカス枠47は、例えば、選択項目を構成する六角形より大きく、隣接する選択項目を構成する図形要素に接触しない大きさの六角形としている。フォーカス枠47を、選択項目名を囲む六角形を取り囲む枠としたため、選択項目の外側にある枠の移動に伴い、変更前の選択項目内にある視線を、新たに選択された選択項目(変更後の選択項目)内へ、自然に移動させることができる。なお、フォーカス枠47は、例えば、選択項目を構成する六角形と同じ大きさでかつ選択項目を構成する六角形とは異なる表示態様としてもよい。そして、フォーカス47枠は、選択項目を構成する六角形が紺色であるのに対し、明るい白色で描画しているので、より、一層自然にユーザの視線の移動を促すことができる。
【0060】
さらには、現在選択対象となっている選択項目名の少なくとも一部が、選択対象項目名描画領域45に描画されるため、ユーザはこの領域に着目することで、所望の項目が選択されたかどうかを知ることが容易にでき、分かりやすい。この領域に描画する文字の大きさは、選択項目内に描画される文字の大きさより大きくするとよい。そのため機能選択ボタン領域46内の選択項目名の一部(本実施形態では、上段の「ターゲット設定」などの日本語の部分)を描画しているが、可能であれば全体を表示するとよい。また、日本語と英語のいずれを、選択対象項目名描画領域45に表示するかを入力部の操作に基づき予め設定し、設定された言語設定に従って、日本語または英語のいずれかを描画するようにしてもよい。
【0061】
なお、制御部18は、選択された一の項目を決定した後、所定時間(例えば5秒)経過したら決定した項目が確定されたとみなすようにしたが、例えば入力部からの確定操作の入力があった場合に決定した項目が確定されたとしてもよい。確定操作は例えば、リモコンを入力部とする場合には、決定ボタン17eが押下されたことを検出したこととするとよい。制御部18は、項目が確定された場合、確定した項目に関する処理を行なうようにしてもよいし、確定した項目に関する情報を他の装置に出力するようにしてもよい。
【0062】
フォーカス枠47は、本実施例では、選択項目名を囲む六角形を取り囲む正六角形の枠としたが、選択項目の領域内に描画してもよいし、任意の形状で描画するようにしてもよい。
【0063】
また、フォーカス枠47の内部かつ機能選択ボタン領域46の領域内の表示態様と、フォーカス枠47の外部かつ機能選択ボタン領域46の領域内の表示態様とを異なる態様で描画するようにしてもよい。特に、フォーカス枠47の内部かつ機能選択ボタン領域46の領域内を明るい色(例えば明るい青色)で描画し、フォーカス枠47の外部かつ機能選択ボタン領域46の領域内を暗い色(例えば紺色)で描画するとよい。このようにすると、ユーザは表示態様の違い(色の明るさの違い)から、現在選択対象となっている選択項目がどれなのか、また、どの選択項目からどの選択項目への変化があったのかについて分かりやすい。また、フォーカス枠47の内部かつ機能選択ボタン領域46の領域内の所定の部分の表示態様と、これ以外の部分の表示態様とを異なる態様で描画するようにしてもよい。所定の部分としては、例えば、選択項目名の部分とするとよい。例えばフォーカス枠47の内部かつ機能選択ボタン領域46の領域内の選択項目名の部分については、白色などの明るい色で描画し、それ以外の部分は白色よりも暗い色で描画するようにするとよい。このようにすれば、フォーカス枠47内の選択項目名は白色で表示されるのに対して、フォーカス枠外の選択項目名は、暗い色で表示される。その結果、フォーカス枠47の移動に伴い選択項目名の文字の色が変化するので、選択項目に変化があったことが分かりやすくなる。また、現在選択されている選択項目名もさらに分かりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の好適な一実施形態であるレーダー探知機の構成を示す図である。
【図2】レーダー探知機のブロック図を示す図である。
【図3】入力手段の一例を示す図である。
【図4】本発明の好適な一実施形態であるナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図5】ナビゲーション装置のブロック図を示す図である。
【図6】一実施形態のメニュー画面の描画例を説明する図である。
【図7】一実施形態のメニュー画面の描画例を説明する図である。
【図8】一実施形態のメニュー画面の表示手段への描画方法を説明する図である。
【図9】従来のメニュー画面の描画例を説明する図である。
【符号の説明】
【0065】
2 ソーラーパネル
4 マイクロ波受信器
5 表示器
6 ランプ
7 赤外線通信機
8 GPS受信器
9 アダプタージャック
11 DCジャック
12 携帯電話機
13 メモリカードリーダ
14 メモリカード
15 無線受信器
16 リモコン受信器
17 リモコン
18 制御部
19 データベース
20 スピーカ
21 タッチパネル
40 メニュー画面
41 画面アイコン領域
43 画面切り替えボタン領域
45 選択対象項目名描画領域
46 機能選択ボタン領域
47 フォーカス枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段に対して複数の選択項目を表示させ、入力手段からの入力に基づき前記複数の選択項目から選択された一の項目を決定する制御装置であって、
前記選択項目は、当該選択項目名と、当該選択項目名を囲む六角形の領域とからなり、各選択項目同士は、各選択項目の前記六角形のいずれかの辺同士が平行になるように隣接して配置して描画する選択項目描画手段と、
現在選択対象となっている前記選択項目へのフォーカス枠を描画するフォーカス枠描画手段と、
現在選択対象となっている前記選択項目名の少なくとも一部を前記選択項目外の領域である選択項目外領域に描画する選択対象項目名描画手段とを備え
前記フォーカス枠描画手段は、前記入力手段からの入力に基づき、前記選択項目間を移動させるように前記フォーカス枠を描画すること
を特徴とする制御装置。
【請求項2】
前記フォーカス枠は、前記選択項目名を囲む六角形を取り囲む枠とすること
を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記選択項目描画手段は、フォーカス枠の内部かつ前記六角形の領域内の表示態様と、フォーカス枠の外部にある前記六角形の領域内の表示態様とを異なる態様で描画すること
を特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記選択対象項目名描画手段において、前記選択項目外領域に描画する前記選択項目名の少なくとも一部は、前記選択項目描画手段によって描画する前記選択項目名よりも大きな文字の文字列で描画するとともに、当該文字列を囲む六角形の領域を描画すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制御装置。
【請求項5】
前記入力手段は、一つのボタンを有し、
前記一つのボタンの押下信号を入力した場合に、前記フォーカス枠描画手段は、前記現在選択対象となっている選択項目を所定の順序で変更すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の制御装置。
【請求項6】
前記入力手段は、前記選択項目描画手段に描画する選択項目の配置に対応したボタン配置の複数のボタンを有し、
前記ボタンの押下信号を入力した場合に、前記フォーカス枠描画手段は、前記複数のボタンのうち、押下されたボタンの位置に対応する位置に描画した選択項目へ、前記現在選択対象となっている選択項目を変更すること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の制御装置。
【請求項7】
前記入力手段は、表示手段上のタッチパネルを有し、
当該タッチパネルにおいて、前記選択項目描画手段に描画した選択項目に対応する部分がタッチされたことを入力した場合、前記フォーカス枠描画手段は、当該対応部分に該当する選択項目へ前記現在選択対象となっている選択項目を変更すること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の制御装置。
【請求項8】
前記選択対象項目名描画手段は、現在選択対象となっている前記選択項目が変化する場合、当該変化の過程を描画すること
を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の制御装置。
【請求項9】
前記選択対象項目名描画手段は、三次元領域を二次平面に投影して描画する構成であり、当該三次元領域上に設けた仮想円筒面に対する複数の接平面の各々に前記選択項目名の少なくとも一部を設け、前記現在選択対象となっている前記選択項目名の少なくとも一部を設けた接平面が前記二次平面対して平行になる静止位置に前記仮想円筒の回転を静止させた状態として、投影して描画し、前記現在選択対象となっている選択項目を変更する際には、当該仮想円筒の中心軸を回転させつつ前記選択項目名を投影して描画していくこと
を特徴とする請求項7に記載の制御装置。
【請求項10】
前記選択項目の数は4つとし、
前記選択項目描画手段は、前記選択項目を上下左右の4箇所の位置に並べて描画すること
を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の制御装置。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれかに記載の制御装置における各描画手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−3138(P2010−3138A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−161805(P2008−161805)
【出願日】平成20年6月20日(2008.6.20)
【出願人】(391001848)株式会社ユピテル (238)
【Fターム(参考)】