説明

前パネルの取付構造

【課題】前パネルを前後方向にガタつくことなく強固に取り付けできる前パネルの取付構造を提供する。
【解決手段】略水平な上面3aと略垂直な背面3bを有する横骨3を備えたフレームに前パネル9cを取り付ける構造であって、後方へ水平に突出する載置片16bと載置片の後端から垂下する垂下片16cを有する固定金具16を前パネル9cの裏面に固設し、固定金具16の載置片16bが横骨3の上面3aに当接し垂下片16cが横骨の背面3bの裏側に配置されるように固定金具16を横骨3に引っ掛けるとともに、固定金具16の垂下片16cのネジ孔16eに裏側から手回しネジ21を締め付け、ネジ21aの前端を横骨3の背面3bに押し付けて前パネル9cをフレームに固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小便器ユニット等における前パネルの取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の前パネルの取付構造として、特許文献1或いは特許文献2に開示されているような取付構造がある。
特許文献1の前パネルの取付構造では、枠体の前面下部に前パネルの下部を受ける下部連通材を設け、枠体の前面上部に前パネル上部を差し込む溝を設けて、この溝内に前パネルの上部を差し込んで前パネルが取り付けられるものである。
また、特許文献2における前パネルの取付構造では、フレームの前面上部に下向きに開放した係止溝を設け、フレームの前面下部に受け部を設けて、前パネルの上部を係止溝に差し込み、前パネルの下部を受け部上に支持させて前パネルを取り付ける構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−38566号公報
【特許文献2】特開2001−55775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1および特許文献2に開示されている前パネルの取付構造では、前パネルの上部は枠体或いはフレーム側に設けられた溝内に差し込む構造であり、溝には前パネルの上部を差し込むための隙間の遊び代が必要であるため、溝内に前パネルの上部を差し込んだ状態では、前パネルの上部は前後方向にガタが生じやすく、前後方向にガタが生じると、前パネルの前面と隣のパネルの前面との間に面段差が生じて見栄えが悪くなるという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、隣のパネルとの面段差をなくして強固に取り付けできる前パネルの取付構造の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、略水平な上面と略垂直な背面を有する横骨を備えたフレームに前パネルを取り付ける構造であって、
少なくとも後方へ略水平に突出する載置片と、載置片の後端から垂下する垂下片を有する固定金具を、前パネルの裏面に固設し、
固定金具の載置片が横骨の上面に当接し固定金具の垂下片が横骨の背面の裏側に配置されるように固定金具を横骨に引っ掛けるとともに、
固定金具の垂下片のネジ孔に背面側からネジを締め付け、ネジの前端を横骨の背面に押し付けて前パネルをフレームに固定することを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の前パネルの取付構造では、前パネルの裏側に固設した固定金具を、フレームの横骨に引っ掛けて前パネルを取り付けることができ、固定金具のネジ孔に背面側からネジを締め付け、ネジの前端をフレームの横骨に押し付けることで、前パネルの裏面を強固にフレームの横骨に当接させて前パネルの前後方向を固定することができ、この前パネルの前後方向が固定された状態では、前パネルが前後方向にガタつくことがなく、隣のパネルの前面と前パネルの前面が面一状となり、隣のパネルとの面段差がなく見栄えの良好な前パネルの取付状態が得られるものである。
【0007】
また、本発明の前パネルの取付構造において、ネジ孔に締め付けられるネジは、手で回すことのできる手回し部を備えたネジであるものとすることもできる。
こうすれば、手で回すことができるため、工具が不要で、フレームに前パネルを取り付ける作業を楽に行える。
【0008】
また、本発明の前パネルの取付構造において、フレームは上下複数の横骨を備えており、横骨のうち上部の横骨には、前パネルの裏面上部に固設した上部の固定金具を引っ掛けてネジを締め付け固定するとともに、横骨のうち下部の横骨には、前パネルの裏面下部に固設した下部の固定金具を引っ掛け、下部の固定金具はネジ固定せず下部の固定金具の垂下片を下部の横骨の背面に弾性係止させる構成とすることもできる。
こうすれば、前パネルの裏面上部には上部の固定金具を取り付けておき、また、前パネルの裏面下部には下部の固定金具を取り付けておき、上部の固定金具はフレームの上部の横骨に引っ掛け、下部の固定金具はフレームの下部の横骨に引っ掛けて、上部と下部でフレームに前パネルを引っ掛けて取り付けることができ、下部の固定金具はフレームの横骨の背面に弾性係止させ、上部の固定金具はネジを締め付けネジの前端を横骨に押し付けることで、前パネルの上部および下部を前後にガタつくことなくフレームに取り付けることができ、前パネルの取付状態において隣のパネルとの面段差が生じないものとなる。
【0009】
また、本発明の上部の固定金具と下部の固定金具を用いて前パネルを取り付ける構造において、下部の固定金具が引っ掛けられる下部の横骨には、下部の横骨の背面から後方へ突出する位置ずれ防止部材が設けられている構成とすることもできる。
こうすれば、フレームの下部の横骨には後方へ突出して位置ずれ防止部材が設けられているため、下部の横骨に下部の固定金具が引っ掛けられると、下部の固定金具は位置ずれ防止部材に当接して、前パネルの左右方向への位置ずれが防がれるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】小便器ユニットの設置状態の外観斜視図である。
【図2】小便器ユニットを構成するフレームに左右の前板を取り付ける状態の分解斜視図である。
【図3】フレームに前板を取り付けた状態の上部部位の拡大斜視構成図である。
【図4】フレームの上部横骨に前パネルの裏面上部に固設した上部固定金具を引っ掛けた状態の裏面側から視た要部拡大斜視構成図である。
【図5】フレームの下部横骨に前パネルの裏面下部に固定した下部固定金具を引っ掛けた状態の裏面側から視た要部拡大斜視構成図である。
【図6】上部固定金具のネジ孔に手回しネジをねじ込む前の分解斜視図である。
【図7】下部横骨に下部固定金具を引っ掛けた状態の側面拡大構成図である。
【図8】前パネルの取り付け高さを調整する状態を示すフレームと前パネルの要部拡大斜視構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、小便器ユニットの設置状態の外観斜視図であり、図2は、小便器ユニットを構成するフレームに左右の前パネルを取り付ける状態の分解斜視構成図であり、図3は、フレームに左右の前パネルを取り付けた状態の要部拡大斜視図である。
【0012】
小便器ユニット1は、フレーム2の前面に、中央前パネル9aと左前パネル9bと右前パネル9cが取り付けられ、中央前パネル9aの前面に小便器10が取り付け固定される。また、フレーム2の上面には天板15が設けられ、フレーム2の前面下部には床面13から立ち上げてケコミ板12が設けられる。また、トイレを構成する壁面14bとの隙間を塞ぐために、フレーム2の前面の左右側には隙間調整部材11a,11bが設けられる。
トイレの背壁面14aに取り付けられるフレーム2は、前面側の上部に上部横骨3が横設され、前面側の下部には下部横骨4が横設されて、この上部横骨3,下部横骨4は縦方向の縦骨5で連結されている。また、フレーム2は奥行き方向に延びる複数の奥行き骨6,6を有し、奥行き骨6,6の後端に後部横骨7が連結されており、この後部横骨7がトイレの背壁面14aにボルト等で固定されるものである。
【0013】
このフレーム2の前面中央部に取り付けられる中央前パネル9aは、その前面に小便器10を取り付けることによりフレーム2に押し付けられて、強固な固定状態で取り付けられる。この中央前パネル9aの左右側に前面が面一状となるように左前パネル9bおよび右前パネル9cが取り付けられる。
左前パネル9bおよび右前パネル9cは、それぞれの裏面上部および裏面下部に固定金具16,20を予め固定しておき、この上部および下部に固定した固定金具16,20を、フレーム2の上部横骨3および下部横骨4に落とし込み状に引っ掛けて、左前パネル9bおよび右前パネル9cがフレーム2の前面に取り付けられるものである。
【0014】
左前パネル9bと右前パネル9cの取付構造は同じであるため、右前パネル9cを例示して取付構造を以下に説明する。
図4は、右前パネル9cの裏面上部に固設した2個の上部固定金具16,16を、それぞれフレーム2の上部横骨3に引っ掛けた状態を示す裏面側からの拡大構成図である。また、図5は、右前パネル9cの裏面下部に固設した1個の下部固定金具20をフレーム2の下部横骨4に引っ掛けた状態を示す裏面側からの拡大構成図である。
【0015】
上部固定金具16は、右前パネル9cの上部裏側にビス18を用いて固定される垂直な固定片16aの下端に、後方へ略水平に突出して載置片16bが形成され、この載置片16bの後端で、略垂直に垂下する垂下片16cが形成され、垂下片16cの下端には、下端側が後方側へ傾斜したガイド片16dが一体形成されている。
なお、右前パネル9cの裏面上部には間隔をおいて2個の上部固定金具16,16がビス18で予め取り付け固定されるが、外側に位置する一方の上部固定金具16の垂下片16cには、雌ネジを形成したネジ孔16eが設けられている。
なお、2個の上部固定金具16,16のそれぞれの載置片16bの中央部には、上下方向に雌ネジを形成したネジ孔16fが設けられ、ネジ孔16fにはそれぞれ高さ調整ボルト17が縦方向に螺合されている。
【0016】
一方、図5に示すように、右前パネル9cの裏側下部にビス18で固定される下部固定金具20は、垂直な固定片20aの下端に、後方へ略水平に突出して載置片20bが形成され、この載置片20bの後端から下方側へ延びる垂下片20cは、その下端側が前側へ傾斜する角度に形成されており、この垂下片20cの下端から後方側へ傾斜してガイド片20dが一体形成されている。
なお、ビス18,18が挿入される縦方向の縦長孔20e,20eが固定片20aに形成されており、この縦長孔20e,20eを介して下部固定金具20は上下方向に位置調整できるように構成されている。
【0017】
このように右前パネル9cの裏面上部には2個の上部固定金具16,16を予め固設しておき、また、右前パネル9cの裏面下部には1個の下部固定金具20を予め固設しておき、この状態で、図4のように2個の上部固定金具16をフレーム2の上部横骨3に引っ掛け、下部固定金具20はフレーム2の下部横骨4に引っ掛けて、右前パネル9cをフレーム2の前面に取り付けることができる。
なお、フレーム2の上部横骨3および下部横骨4は、例えば角パイプで構成されており、略水平な上面3a,4aと略垂直な背面3b,4bを有する形状となっており、上部固定金具16を引っ掛けた状態では、上部横骨3の上面3a上に載置片16bが当接し、上部固定金具16の垂下片16cが上部横骨3の背面3bの裏側に垂下状に配置されることとなる。なお、ガイド片16dが形成されているため、引っ掛ける時に良好に垂下片16cを上部横骨3の背面3bの裏側に配置させることができる。
【0018】
また、下部では、図5に示すように、下部横骨4の上面4a上に下部固定金具20の載置片20bが当接し、下部横骨4の背面4bに下部固定金具20の垂下片20cが図7のように弾性係止される。即ち、下部固定金具20は、下部横骨4に引っ掛けられた状態では、垂下片20cが下部横骨4の背面4bに当接し、垂下片20cの弾性により右前パネル9cの裏面を下部横骨4の前面に押し付けることとなり、これにより右前パネル9cの下部は前後方向にガタつきなく強固にフレーム2に取り付けられることとなる。
【0019】
なお、上部固定金具16の一方側のネジ孔16eを有する上部固定金具16に対して、図6のように、背面側からネジ孔16eに対し手回しネジ21を螺合させる。
この手回しネジ21は、ネジ孔16e内に螺合されるネジ部21aの後端に外周がローレット加工された手回し部21bが一体形成されており、この手回し部21bを指で摘んで回すことによりネジ部21aをネジ孔16e内に締め付けてゆくことができ、締め付けることでネジ部21aの前端が上部横骨3の背面3bに押し付けられてゆき、これにより上部横骨3の前面側に右前パネル9cの裏面が押し付けられ、右前パネル9cの上部が強固に固定されて、前後方向のガタつきがなくなる。なお、天板15を取り外した状態で、手回しネジ21により右前パネル9cの前後方向を固定するため、工具を使うことなく作業が行え、作業性が良い。
【0020】
このように上部固定金具16側では、手回しネジ21或いは蝶ネジ等を用いてネジ孔16e内にネジ部21aをねじ込んで、前後方向のガタつきをなくすことができ、また、下部固定金具では垂下片20cが下部横骨4に弾性係止されるために、右前パネルの上部および下部はそれぞれ前後方向のガタつきがなくなり、右前パネル9cの前面と隣の中央前パネル9aの前面が面一状となり、中央前パネル9aと右前パネル9cの面段差がなくなり、すっきりとした見栄えの良い右前パネル9cの取付状態が得られる。
なお、左前パネル9bにおいても同様に、上部および下部の固定金具16,20を用いて前後方向にガタつきがない状態で強固にフレーム2に取り付けられ、面段差のないすっきりとした取付状態が得られるものである。
【0021】
図5に示すように、下部横骨4の背面4bには、後方へ突出する位置ずれ防止部材22が設けられており、この位置ずれ防止部材22は、例えばネジを下部横骨4の背面4bにねじ込んで突出させたものであっても良く、この位置ずれ防止部材22に、下部固定金具20の垂下片20cの側縁が当接することで、右前パネル9cの左右方向への位置ずれが防がれる。
この位置ずれ防止部材22は、右前パネル9cの側縁が中央前パネル9aの側縁に隙間なく当接するような位置に予め設けておけば、下部固定金具20の垂下片20cの側縁がこの位置ずれ防止部材22に当接することで、確実に右前パネル9cの側縁は中央前パネル9aの側縁に当接して隙間なく位置決めされることとなる。
また、この位置ずれ防止部材22は下部固定金具20を下部横骨4に引っ掛ける際の位置決めともなり、右前パネル9cの位置合わせが容易なものとなる。
なお、左前パネル9bにおいても同様に、後方へ突出する位置ずれ防止部材22が下部横骨4の背面4bに設けられており、下部固定金具20の垂下片20cの側縁が位置ずれ防止部材22に当接することで、確実に左前パネル9bの側縁は中央前パネル9aの側縁に当接して隙間なく位置決めされることとなる。
【0022】
2個の上部固定金具16,16には、それぞれ高さ調整ボルト17,17が設けられているため、この高さ調整ボルト17をネジ孔16fにねじ込んで、高さ調整ボルト17の下端を上部横骨3の上面3aに押し付けることで、右前パネル9cの上下高さを調整することができるものである。
この上下高さ調整は、図8に示すように、フレーム2の前面側上面に設けられている上面横骨8に予め開口孔8a,8aが形成されており、この開口孔8a内に上方からドライバー23を差し込んで、ドライバー23の下端を高さ調整ボルト17の上端の頭部に当て、ドライバー23を回転させて良好に高さ調整ボルト17をねじ込むことができるように構成されている。
【0023】
なお、左前パネル9bにおいても同様に、2個の上部固定金具16,16には、それぞれ高さ調整ボルト17,17が設けられ、高さ調整ボルト17の下端を上部横骨3の上面3aに押し付けることで、左前パネル9bの上下高さを調整することができるものである。
このように高さ調整ボルト17で高さ調整して、右前パネル9cおよび左前パネル9bの上端を中央前パネル9aの上端と揃えることができ、天板15に対する上端側の段差をなくして、すっきりとした見栄えの良い右前パネル9cおよび左前パネル9bの取付状態が得られるものである。
【0024】
なお、本例では、上部側に2個の上部固定金具16,16を設け、一方側の上部固定金具16にネジ孔16eを形成させておき、このネジ孔16eに手回しネジ21をねじ込む構成としているが、他方側の上部固定金具16にもネジ孔16eを形成させておき、2個の上部固定金具16,16は両方とも手回しネジ21をねじ込んで前後方向を固定できるように構成しても良い。
さらには、上部固定金具16は2個以上設けても良く、複数の上部固定金具16,16,16のそれぞれに手回しネジ21を締め付けて前後方向の固定ができるように構成しても良い。
【0025】
また、上部固定金具16は1個で構成しても良く、この場合は、上部固定金具16は横幅の長い形状に設定して、この横幅の長い上部固定金具16にネジ孔16eおよびネジ孔16eを形成させておき、ネジ孔16e内に手回しネジ21を締め付けて前後方向が固定でき、また、ネジ孔16fに高さ調整ボルト17をねじ込んで、高さ調整ができるように構成しておくことができ、1個の上部固定金具16の場合には、ガタつき防止のため、1個の上部固定金具に2以上のネジ孔16e,16eを形成させて、2以上の手回しネジ21をそれぞれ締め付けて、複数の手回しネジ21で前後方向を固定できるようにしても良く、高さ調整ボルト17も2以上設けて、複数の高さ調整ボルト17で高さ調整できるように構成しても良い。
【符号の説明】
【0026】
1 小便器ユニット
2 フレーム
3 上部横骨
4 下部横骨
3a,4a 上面
3b,4b 背面
5 縦骨
7 後部横骨
8 上面横骨
8a 開口孔
9a 中央前パネル
9b 左前パネル
9c 右前パネル
10 小便器
11a,11b 隙間調整部材
15 天板
16 上部固定金具
16a 固定片
16b 載置片
16c 垂下片
16d ガイド片
16e ネジ孔
16f ネジ孔
17 高さ調整ボルト
18 ビス
20 下部固定金具
20a 固定片
20b 載置片
20c 垂下片
20d ガイド片
20e 縦長孔
21 手回しネジ
21a ネジ部
21b 手回し部
22 位置ずれ防止部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略水平な上面と略垂直な背面を有する横骨を備えたフレームに前パネルを取り付ける構造であって、
少なくとも後方へ略水平に突出する載置片と該載置片の後端から垂下する垂下片を有する固定金具を前記前パネルの裏面に固設し、
該固定金具の載置片が前記横骨の上面に当接し固定金具の垂下片が前記横骨の背面の裏側に配置されるように該固定金具を横骨に引っ掛けるとともに、
前記固定金具の垂下片のネジ孔に背面側からネジを締め付け、該ネジの前端を前記横骨の背面に押し付けて
前記前パネルを前記フレームに固定する
ことを特徴とする前パネルの取付構造。
【請求項2】
前記ネジ孔に締め付けられる前記ネジは、手で回すことのできる手回し部を備えたネジである
ことを特徴とする請求項1に記載の前パネルの取付構造。
【請求項3】
前記フレームは上下複数の横骨を備えており、
横骨のうち上部の横骨には前記前パネルの裏面上部に固設した上部の前記固定金具を引っ掛けて前記ネジを締め付け固定するとともに、
横骨のうち下部の横骨には前記前パネルの裏面下部に固設した下部の固定金具を引っ掛け、該下部の固定金具はネジ固定せず該下部の固定金具の垂下片を下部の横骨の背面に弾性係止させる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の前パネルの取付構造。
【請求項4】
前記下部の固定金具が引っ掛けられる前記下部の横骨には、該下部の横骨の背面から後方へ突出する位置ずれ防止部材が設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の前パネルの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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