説明

包装容器

【課題】キャップの取り外しを行なわずに芯体の上端部を覆っている部材を取り外すことができるようにし、キャップの着脱作業のない取り扱い容易な包装容器を提供する。
【解決手段】気化促進部材19と芯体7との間に、芯体7の上端部8を覆う遮断部材15が位置して、芯体7と気化促進部材19とが非接触とされ、遮断部材15のフィルム引き剥がし片17の引き出しにより、遮断部材15が気化促進部材19と芯体7との間から取り外されて芯体7と気化促進部材19とが接触する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は芳香剤などの液体を収容する包装容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、居室内などでの臭い消しとして芳香剤や消臭剤が利用されており、据え置きタイプの商品としては、芳香剤や消臭剤などの揮発作用のある液体を容器に収容し、浸透性の良好な素材からなる棒状部材を芯体として液体に浸らせて、芯体から液体(薬液)を気化させる仕組みとしたり、表面積が広く液体の浸透と気化とが良好なろ紙などからなる気化促進部材を芯体に接触させ、その芯体側から浸透した液体を前記気化促進部材から気化させる仕組みの商品が流通している。
【0003】
そして、芳香剤や消臭剤などの商品は流通時や店頭陳列時には収容している液体を気化させないようにする必要があり、容器本体に収容している液体に芯体を浸らせてその芯体から直接気化させるタイプや、上述のように前記芯体に気化促進部材を接触させてその気化促進部材から気化させるタイプの商品では、容器本体の口部を捨てキャップで覆っていて、さらにその上から商品外観を整えるとともに気化ガスを通す複数の透孔を有したキャップを取り外し可能にして容器本体に着脱可能にして被せ付けている。
【0004】
上記捨てキャップも容器本体の口部に取り外し可能にして取り付けられていて、容器本体に予めセットされている芯体はその上端部が捨てキャップの下方に位置した状態となっており、このタイプの容器を採用した芳香剤や消臭剤などの商品を購入した消費者は、その使用を開始するに当たっては、一旦キャップを容器本体から取り外してから芯体の上端部を表出させるために捨てキャップを取り外し、再びキャップを容器本体に被せるという作業を行なっているのが現状である。
【0005】
一方、特許文献1には、上記容器口部をフィルムで覆っていてこのフィルムを破る操作を行なうことで、容器本体側の芯体から気化促進部材へと液体が浸透できるようにした工夫が示されている。この特許文献1に示されている技術は、容器本体の口部に芯体の上端部を位置させてフィルムで口部を覆うとともに、容器本体の上部に被せるキャップには使用時に押し下げてフィルムを破るピンを設けておき、ピンの押し下げでフィルムを芯体上端部の位置で破り、ピン下端にある吸い上げ芯体が容器本体側の芯体の上端部に突き刺さるとともに、吸い上げ芯体の先端を介して容器本体の上部側に配した発散体に液体が浸透するようにしたものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭61−200049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に示された技術にあっては、容器本体の口部から捨てキャップを取り外すためのキャップの着脱の手間を省くことができる点では有利であるが、必要時にフィルムを突き破って吸い上げ芯先端を容器本体側の芯体と発散体との間に安定的に位置させるための機構を、容器本体の上部に被せる容器上部構造体に組み入れる必要があって、容器としては構造が複雑になり作製コストを引き上げるものであった。
【0008】
このようなことから、上記商品については購入した一般消費者が使用に際して容器本体の上部に被っているキャップを取り外して容器本体の口部から捨てキャップを外し、その後に再びキャップを容器本体に戻して被せ付けるという上述の作業がどうしても必要となってしまう問題が解決できていない。
【0009】
そこで本発明は上記事情に鑑み、容器本体の口部に配された芯体の上端部と容器本体の上部に被せるキャップの内部に配した気化促進部材とが接触して、容器本体に収容の液体が前記気化促進部材まで浸透して気化できるようにした容器について、キャップの取り外しを行なわずに芯体の上端部を覆っている部材を取り外すことができるようにすることを課題とし、キャップの着脱作業のない取り扱い容易な包装容器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、容器本体に収容している液体が浸透する芯体の上端部が容器本体の口部に位置し、容器本体の上部を覆って複数の透孔を有するキャップの内側に、前記芯体との接触により芯体側から液体が浸透して液体の気化を促進させる気化促進部材が取り付けられ、キャップの前記気化促進部材と芯体との間に、芯体の上端部を覆うフィルムとこのフィルムに連接しフィルム上に折り返されてから容器外方に表出するフィルム引き剥がし片とからなる遮断部材が位置して、芯体と気化促進部材とが非接触とされていて、前記フィルム引き剥がし片の前記表出部分の引き出しにより、遮断部材が気化促進部材と芯体との間から取り外されて芯体と気化促進部材とが接触する構成とされていることを特徴とする包装容器を提供して、上記課題を解消するものである。
【0011】
(請求項2の発明)
そして、本発明において、上記芯体の上端部に上記気化促進部材が上記遮断部材を介して当接していることが良好である。
【0012】
(請求項3の発明)
また、本発明において、上記フィルムは上方に凸となる突出部を有していて、該突出部の下方に上記芯体の上端部が位置していることが良好である。
【0013】
(請求項4の発明)
さらに、上記気化促進部材は、上記芯体の上端部に対応する部分に、下方に凸にして上記フィルムに当接する膨出部を有していることが良好である。
【0014】
(請求項5の発明)
そして、上記キャップの内部における上記気化促進部材の下方に、上記芯体の上端部に対応する部分を開口にして上記口部に被せ付けるフィルム取付座が設けられていて、前記フィルム取付座に上記フィルムが分離可能にして取り付けられていることが良好である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、フィルム引き剥がし片の表出部分の引き出しによりフィルムが気化促進部材と芯体との間から外されて芯体と気化促進部材とが接触するものとされているので、一般消費者がフィルムを取り外して口部に位置する芯体とキャップ側の気化促進部材とを接触させる場合に、フィルム引き剥がし片を引っ張るという簡単な操作で行なえ、容器本体からキャップを取り外して口部を開放した後に再びそのキャップを被せ付けるという手間を不要にすることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る包装容器の一例を示す説明図である。
【図2】一例を断面で概略的に示す説明図である。
【図3】キャップ本体を容器本体に取り付けた状態で示す説明図である。
【図4】遮断部材とフィルム取付座と容器口部とを分離した状態で示す説明図である。
【図5】気化促進部材と遮断部材との重なりを断面で示す説明図である。
【図6】気化促進部材の変形例を断面で示す説明図である。
【図7】同じく気化促進部材の変形例を断面で示す説明図である。
【図8】遮断部材の変形例を断面で示す説明図である。
【図9】膨出部のある気化促進部材と突出部のある遮断部材とを組み合わせた例を示す説明図である。
【図10】遮断部材の変形例を断面で示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
つぎに本発明を図1から図10に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は包装容器で、図1と図2に示すように該包装容器1は、芳香剤や消臭剤などの液体を収容する容器本体2の上方からキャップ3が被せ付けられているものである。容器本体2は図示されているように上方を口部4とするボトル状に設けられていて、前記口部4は、瓶口5に中栓6を嵌め入れ、前記中栓6の段落としした中央の凹部に、その凹部底から容器本体2の下方に吐出した筒に挿入されて容器本体2に収容の液体が浸透する芯体7の上端部8が位置してなるものである。
【0018】
このように容器本体2の単体では、その容器本体に収容している液体が芯体7に浸透し、中栓6の中央で表出する芯体7の上端部8にも液体が浸透するように設けられている。一方、この容器本体2の上部に被せ付けるキャップ3は、キャップ本体9とこのキャップ本体9の上部にオーバーキャップ10とを組み合わせてなるものである。キャップ本体9は図3に示すように、上下が開放されて周囲に周壁11を連続させた略筒状の形態とされ、前記周壁11には複数の透孔12が設けられている。
【0019】
また、キャップ本体9の上部側の開口部分には、上記容器本体2の口部4に対応する位置にして略環状としたフィルム取付座13が設けられていて、周壁11との間に複数のステー14を渡して支持されている。そして、キャップ3が容器本体2の上部に被せ付けることで前記フィルム取付座13が前記口部4に被せ付けられていて、フィルム取付座13の中央の開口に上記芯体7の上端部8が位置する。
【0020】
上記フィルム取付座13には、容器本体2に収容する液体やその液体から生じる気化ガスが透過せず、また、収容する液体を変質させる外界の気体、例えば酸素を透過させずに遮断する機能を備えた遮断部材15が被せられている。前記遮断部材15は上記フィルム取付座13の上に配されているフィルム16を主体としていて、このフィルム16がフィルム取付座13の上端周面に亘って分離可能にしてヒートシールにより取り付けられている。
【0021】
フィルム取付座13上にある上記遮断部材15は、フィルム16の縁を直接摘み持ってめくり上げながらはぎ取ることができるシール強度で取付固定されてはいるが、本発明では後述するように包装容器1の外側からの操作で一辺側から捲り返すようにして取り外すことが可能となっているものである。その操作を可能とするために、フィルム16の一辺にフィルム引き剥がし片17が一体にして連続しており、フィルム引き剥がし片17がフィルム16の上に折り返されてからキャップ本体9とオーバーキャップ10との間を通ってキャップ3の外方に表出している。
【0022】
容器本体2の口部4での瓶口5と中栓6との間、中栓6の芯体7が通っている部分、そして、前記口部4とフィルム取付座13との間それぞれは、液体を充填した包装容器1の流通段階での取り扱いで液体が漏れ出ることのないように設けられている。勿論、フィルム取付座13の上端面に位置するフィルム16もフィルム取付座13との間から液漏れを生じさせないシール性を確保している。そのため、上記フィルム引き剥がし片17を引っ張る際、フィルム引き剥がし片17に加える引張力が大きくなる可能性がある。
【0023】
そこで、本実施の例では、そのような場合に備えて、フィルム取付座13の上端面でのシール面13aは、図4に示すようにフィルム引き剥がし片17が連続している側の部分において、そのフィルム引き剥がし片17の基端位置に向く方向に先細りした尖頭13bに設けられている。このようにすることで、フィルム引き剥がし片17を引き剥がす際、フィルム取付座13からの剥離の切っ掛けとなる剥離開始端が簡単に生じ、はぎ取りが進み易くなり、引っ張り初期に加える力を強くしなくとも、フィルム16のはぎ取りが容易にできるようになる。
【0024】
このようにキャップ本体9の上部側では、フィルム取付座13の上面にフィルム16を取り付けるとともに、そのフィルム16に連続しているフィルム引き剥がし片17を連続部位からフィルム16の上に重なるように折り返している構造とした遮断部材15が位置している。そして、このキャップ本体9の上部に重なるようにして上記オーバーキャップ10が取り付けられている。
【0025】
上記オーバーキャップ10には天板18の下面に、上記芯体7との接触により芯体7側から液体が浸透し、浸透した液体の気化が効率よく行なわれるようにした構造を備える気化促進部材19が取り付けられている。この気化促進部材19は多孔質で通気性の高いろ紙を液体の気化が効率よく行なえるようにするという目的に合致した厚さにしたものから形成されている。なお、気化促進部材19の材料は前記ろ紙に限定されるものではない。
【0026】
天板18の下面に気化促進部材19を取り付けたオーバーキャップ10をキャップ本体9の上部に取り付けることで、気化促進部材19が遮断部材15(フィルム16とフィルム引き剥がし片17)を挟み込んだ状態で扁平な遮断部材15に密に重なっていて、フィルム引き剥がし片17が重なっている部分でも、前記気化促進部材19の下面20とフィルム16とが近接するように設けられている(図5)。
【0027】
さらにフィルム引き剥がし片17は気化促進部材19の下面20に沿うようにしてキャップ3の外部側に延設されており、オーバーキャップ10の外周面の一部に形成された切り欠き状の開口部分21を通ってキャップ3の外部に表出している。この表出部分22が、上述したフィルム16を引き剥ぐときに摘み持つ部位となる。
【0028】
そして、キャップ本体9の上部にオーバーキャップ10を取り付けてなるキャップ3が容器本体2の上部に被せ付けられていて、これによって図示するようにオーバーキャップ10側の上記気化促進部材19は、遮断部材15を間にして上記芯体7と対向しており、気化促進部材19の下面20と芯体7の上端部8とが近接した状態に設けられている。
【0029】
図5に示す例では、フィルム取付座13にあるフィルム16は平坦に張った状態にして取り付けられており、これに重なるフィルム引き剥がし片17も平坦であって、遮断部材15全体が扁平である。そして、オーバーキャップ10側の気化促進部材19は略板状にしてその下面20が平坦であり、この下面20を平坦としている気化促進部材19が前記フィルム16側に重なっている。また、口部4では、芯体7の上端部8がフィルム取付座13の上端面の高さに揃ってフィルム16の裏面に接する高さ位置としており、このようにして、気化促進部材19の下面20と芯体7の上端部8とが近接した状態に設けられている例である。
【0030】
そして、上記例での包装容器1において、遮断部材15を取り外すには、キャップ3の上記開口部分21からフィルム引き剥がし片17の表出部分22を引っ張ればよい。このようにすることにより、フィルム16は、フィルム引き剥がし片17が連続している部分から引っ張られる方向に捲り上がるようにしてフィルム取付座13の上端面から外れる。これによって上記芯体7の上端部8と上記気化促進部材19の下面20とが接触し、芯体7に浸透している液体が気化促進部材19にも浸透することとなり、この気化促進部材19の部分で気化し易くなる。気化ガスはキャップ本体9の周壁11にある透孔12を通って容器外に放散される。なお、図5〜図10では遮断部材の断面形状を把握し易くするために厚みをもって図示されているが、遮断部材自体は薄いフィルム部材から形成されているものであり、遮断部材が無くなればこの遮断部材を挟み込み保持していた形態となっていた芯体7と気化促進部材19とが接触することとなる。
【0031】
上記実施の例では、気化促進部材19を、上記目的に適した厚さを有する略板状にしてその下面20を平坦にしているものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。図6、図7では前記気化促進部材19の変形の例を示していて、気化促進部材19における芯体7の上端部8に対応する部分に、下方に凸にして遮断部材15のフィルム16に当接する膨出部23を有しているようにすることができる。図6は、芯体7の上端部8に対応する部分の厚さを大きくして膨出部23を形成した例を示している。図7は、芯体7の上端部8に対応する部分の断面形状を下方に凸の湾曲した形状にして前記膨出部23を形成した例を示していて、このように膨出部23を形成するための気化促進部材19の断面形状は特に限定されるものではない。
【0032】
そして、上述のように気化促進部材19の上記膨出部23は、図6、図7に示す構造において、オーバーキャップ10をキャップ本体9の上部に組み付けることで遮断部材15に当接するように設けられており、遮断部材15に上方から当接する膨出部23が芯体7の上端部8に対応位置するようにしている。この構造の例でもフィルム引き剥がし片17の引っ張りによりフィルム16をフィルム取付座13から引き剥がすようにすることで、前記膨出部23が芯体7の上端部8と直接に当接するように設けられている。
【0033】
また、図8は、上記遮断部材15自体に、上方に凸となる突出部24が設けられている例を示して、気化促進部材19は略板状のものが採用されている。図示の例では遮断部材15のフィルム16について、フィルム取付座13の中央の開口に対応する部分の断面を上方に凸となるドーム状の形状にして突出部24を形成しており、この場合にも、前記突出部24の下方に上記芯体7の上端部8が対応位置している。図8に示すように対応する前記芯体7の上端部8の高さ位置は、突出部24の頂部の裏面に当接しているものとすればよい。
【0034】
また、気化促進部材19の平坦な下面20が突出部24を押圧する状態で重なるようにする場合には、芯体7の上端部8を突出部24の頂部から隙間を存した高さ位置に配するようにでき、かつ、前記突出部24自体も気化促進部材19から受ける荷重に対する剛性を備えるものとすればよい。このようにすることで、上述した方法で遮断部材15を取り外せば、気化促進部材19の下面20が降下して芯体7の上端部8に接することとなり、気化促進部材19の下面と芯体7の上端部8との当接が確実に確保できるようになる。
【0035】
図9に示すように、さらに気化促進部材19に上記膨出部23を設けるとともに、遮断部材15のフィルム16にも上記突出部24を設けておき、前記膨出部23と突出部24とが互いに押圧し合う状態となるようにしてもよい。この場合も、芯体7の上端部8を突出部24の頂部に接しさせたり、突出部24の頂部から隙間を存した高さ位置に配するようにもでき、このようにすることで、上述した方法で遮断部材15を取り外せば、気化促進部材19の前記膨出部23が降下して芯体7の上端部8に接することとなり、気化促進部材19と芯体7との当接がより一層確実に確保できるようになる。
【0036】
遮断部材15におけるフィルム16に突出部24を設ける場合として、その突出部24をドーム状に丸みのある形状として説明したが、突出部24の凸形状は特に限定されるものではなく、図10に示すように突出部24を平頭の凸形状としてもよいものである。
【符号の説明】
【0037】
1…包装容器
2…容器本体
3…キャップ
4…口部
6…中栓
7…芯体
8…上端部
9…キャップ本体
10…オーバーキャップ
13…フィルム取付座
13a…シール面
15…遮断部材
16…フィルム
17…フィルム引き剥がし片
19…気化促進部材
23…膨出部
24…突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体に収容している液体が浸透する芯体の上端部が容器本体の口部に位置し、容器本体の上部を覆って複数の透孔を有するキャップの内側に、前記芯体との接触により芯体側から液体が浸透して液体の気化を促進させる気化促進部材が取り付けられ、
キャップの前記気化促進部材と芯体との間に、芯体の上端部を覆うフィルムとこのフィルムに連接しフィルム上に折り返されてから容器外方に表出するフィルム引き剥がし片とからなる遮断部材が位置して、芯体と気化促進部材とが非接触とされていて、
前記フィルム引き剥がし片の前記表出部分の引き出しにより、遮断部材が気化促進部材と芯体との間から取り外されて芯体と気化促進部材とが接触する構成とされていることを特徴とする包装容器。
【請求項2】
上記芯体の上端部に上記気化促進部材が上記遮断部材を介して当接している請求項1に記載の包装容器。
【請求項3】
上記フィルムは上方に凸となる突出部を有していて、該突出部の下方に上記芯体の上端部が位置している請求項1または2に記載の包装容器。
【請求項4】
上記気化促進部材は、上記芯体の上端部に対応する部分に、下方に凸にして上記フィルムに当接する膨出部を有している請求項1から3の何れか一項に記載の包装容器。
【請求項5】
上記キャップの内部における上記気化促進部材の下方に、上記芯体の上端部に対応する部分を開口にして上記口部に被せ付けるフィルム取付座が設けられていて、前記フィルム取付座に上記フィルムが分離可能にして取り付けられている請求項1から4の何れか一項に記載の包装容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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