説明

包装用吊下袋

【課題】商品の荷重が局部的に掛からないようにすることができて、当該包装用吊下袋内への商品の収容も簡単に行うこと。
【解決手段】表側材11または裏側材12の下端部を内側上方に折り込んで収容物支持部15とし、裏側材12または表側材11の下端部を収容物支持部15の下端に位置する折目線15aより下方に延在した蓋部16としたこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋に関し、特に、吊下部にて吊下ピンに吊下させるようにした包装用吊下袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の各種商品の陳列は、商品を入れた袋やケースを棚上に置いて行うことは当然として、例えば図1に示すように、水平に突出させた吊下ピンに商品を入れた袋やケースを吊下させて行うことも多くなってきている。そのために、商品を入れた袋やケースに丸孔を代表とする吊下部を形成しておいて、この吊下部に吊下ピンを挿通して吊下するのである。
【0003】
このように、吊下部に吊下ピンを挿入して包装袋を吊下すれば、包装袋内の商品、つまり収容物は吊下ピンから垂れ下がることになり、多くの場合、商品の略全体を前面に向けた陳列が行えることになるのである。それだけでなく、吊下ピンを長くすれば、数多くの包装袋を吊下することができて、手前の商品が売れても後ろから別の商品が現れて、その商品の陳列が常に同じ状態で行われることになる。
【0004】
しかしながら、以上のような陳列方法を採れば、収容物つまり商品が垂れ下がり状態となることから、包装袋の上部に過大な力が掛かることになる。このため、包装袋の蓋が開いて商品が袋から落下したり、吊下部が破損して袋毎商品が落下してしまうことがしばしば発生した。
【0005】
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1や特許文献2等において種々な提案がなされてきたのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平11−29154号公報、要約、代表図
【特許文献2】特開2003−81290号公報、要約、代表図
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の「貼付けフック及び該フックを備えた包装用袋」は、「商品の吊り杆への吊下げ陳列を可能とし、かつ、着脱を容易にすると共に、商品の見栄えを損うことのない貼付けフック及び包装用袋を得る」ことを目的としてなされたもので、図8にも示すように、「上部のヘッダ部7の裏面にフック15を接着した包装用溶断袋1。ヘッダ部7には係止用孔8と該孔8からヘッダ部7の外縁へ連通する溝9が形成されている。フック15は略鉤状の係止部16を有し、孔8及び溝9とは重ならないように、かつ、係止部16を孔8の直上に位置させた状態で、ヘッダ部7の裏面に接着されている」ものである。
【0008】
また、この特許文献1の「貼付けフック及び該フックを備えた包装用袋」は、図8にも示すように、「この袋1は、1枚のプラスチックフィルムを頂部1aで折り返して表片2と裏片3とし(表片2は裏片3よりも若干長い)、両側5a,5bを周知の熱溶断方法でカットして袋体としたものである。符号6で示す部分は横断方向に線状に熱溶着され、ヘッダ部7が形成されている。表片2の下部には、接着剤11及び離型フィルム12が設けられている。この表片2の下部は袋1の開閉蓋として機能する」ものとしてある。
【0009】
しかしながら、この特許文献1の、袋1の開閉蓋として機能する「表片2の下部」には、商品の重量が直接的に掛かる部分となっており、もし、この「表片2の下部」を接着している接着剤が劣化したり、接着状態が完全でなかったりすると、この「表片2の下部」が開いて商品を落下させてしまうと考えられる。
【0010】
一方、特許文献2の「包装袋」は、「陳列棒に吊り下げて陳列する包装袋において、包装袋より包装袋内の商品が、包装袋より落下することのない包装袋を提供する。包装袋に商品を収納する時に容易に収納できる包装袋を提供する」ことを目的としてなされたもので、図9に示すように、「表フィルムと裏フィルムを構成して、それらの表フィルムと裏フィルムの下縁どうしが連結され、両端縁が接着されて、上方部に収納口を設けた包装袋。フタ部の表フィルムに付着する面に、粘着剤を塗布し、塗布面に離型紙をフタ部全面に付着させて、大きな収納口部を形成して、商品の収納を容易にした」ものである。
【0011】
そして、この特許文献2には、当該文献2の発明に関連する包装袋が、図10の(a)〜(d)に示すように、従来例2例とも併せて4種類示されているが、これら4種類の包装袋のいずれもが、一箇所の接着で封がなされる構造となっている。このため、商品の重量は、一箇所の接着部分に掛かることになり、この接着部分が劣化したり十分でなかったりすると、商品は当該包装袋から落下することになると考えられる。
【0012】
また、この種の包装袋の「接着剤」として、非常に接着力の高いものを採用すれば、上記の各種問題は解決できると考えられるが、実際はそうではない。何故なら、商品の開封を行う場合、収容状態の良くない商品の詰め直しを行う場合、不足した説明書を入れたい場合等、種々な場面で一旦封をした包装袋の開封を行わなければならないことがあり得るのであり、その場合に、強力な接着剤が採用されていたら袋毎破らなければならない。つまり、再開封した場合に、その包装袋は使い物にならなくなるから、あまり強力な接着力の接着剤は使用できないのである。
【0013】
そこで、本発明者等は、この種の包装用吊下袋について、商品の重力が局部的に掛からないようにして、接着部分が簡単には開くことがなく、しかも当該包装用吊下袋内への商品の収容も簡単に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0014】
すなわち、本発明の目的とするところは、簡単な構造によって、商品の荷重が局部的に掛からないようにすることができて、当該包装用吊下袋内への商品の収容も簡単に行うことのできる包装用吊下袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「表側材11と裏側材12とを少なくとも上端13で連続させて収容部を形成し、上部に設けた吊下部14にて吊下するようにした包装用吊下袋10であって、
表側材11または裏側材12の下端部を内側上方に折り込んで収容物支持部15とし、裏側材12または表側材11の下端部を収容物支持部15の下端に位置する折目線15aより下方に延在した蓋部16としたことを特徴とする包装用吊下袋10」
である。
【0016】
すなわち、この包装用吊下袋10は、図1及び図3に示すように、表側材11と裏側材12とを少なくとも上端13で連続させることにより袋状に形成したものであり、この袋状の中に、図2に示すように、収容物20が入れられる収容部を形成したものである。この場合、「上端13で連続させる」とは、後述する実施形態のように両者の「折り曲げ」であってもよく、また、両者の接着あるいは溶着であってもよいことを意味している。そして、この包装用吊下袋10の上部に吊下部14を設けて、この吊下部14にて、図1及び図5に示すような吊下ピン30に吊下するようにしたものである。
【0017】
表側材11及び裏側材12の材料は何であっても良いが、後述する実施形態では、所謂プラスチックフィルムを採用している。また、これらの表側材11及び裏側材12は、同一材料を上端13にて単に折り曲げて連続させるとよく、図1〜図3に示すように、この上端13の少し下側部分で表側材11及び裏側材12を溶着線18にて溶着することにより、吊下部14である穴を形成する部分とするとよい。表側材11及び裏側材12が穴にて一本の吊下ピン30に掛けられるからである。
【0018】
この包装用吊下袋10は、図3の特に(b)に示すように、裏側材12の下端部を内側上方に折り込んで形成した収容物支持部15を有するものであるが、この収容物支持部15は、表側材11の下端部を内側上方に折り込んで形成してもよいものである。
【0019】
この収容物支持部15は、裏側材12または表側材11の下端部を内側上方に折り込んで形成したものであるから、その下端には、図3の(a)に示すような折目線15aが形成されるものであり、この折目線15aは当該包装用吊下袋10の挿入口10aを形成しているのである。つまり、この包装用吊下袋10において、収容物20を収容する前の段階では、表側材11及び裏側材12の端部は挿入口10a以外において連続または接続されたものとなっているのである。
【0020】
一方、収容物支持部15の折目線15aとは反対側の他端は、図3の(b)に示すように、表側材11にも裏側材12にも接続されない自由端15bとなっている。この自由端15bは、収容物20を入れていないときには、図3の(b)に示すように文字通りその端部が自由に動き得るものであり、図4の(a)に示すように、挿入口10aを開いて収容物20の挿入を許容し得る状態にするものである。また、この収容物支持部15の自由端15bは、図4の(b)及び(c)に示すように、当該包装用吊下袋10内に完全に入れた収容物20の底部(特に、その左右の端部に近い部分)を下から支えられるように開き得るものである。この自由端15bの開きは、指等で自由端15bの中央部を外側に引き出すようにすることによって簡単に行える。
【0021】
また、この包装用吊下袋10は、図3に示すように、表側材11の下端部を収容物支持部15の下端に位置する折目線15aより下方に延在させて形成した蓋部16を有するものであるが、この蓋部16は、裏側材12の下端部を折目線15aより下方に延在させて形成してもよいものである。この蓋部16の長さ(上下方向の延在量)は、当該包装用吊下袋10の収容部内に入れられる収容物20の厚さに応じて自由に変えられる。
【0022】
この蓋部16は、収容部内に収容物20を入れた包装用吊下袋10の挿入口10aを閉じるものであるから、図4の(c)及び(d)に示すように、収容物20の底部を支えている収容物支持部15を超えて裏側材12の外側に固定される。この固定を簡単に行えるようにするために、後述する実施形態では、当該蓋部16の内側面に接着剤16aを塗布しておき、この接着剤16aを剥離材16bにて保護するようにしてある。この剥離材16bは、図4の(c)に示すように、蓋部16を裏側材12に固定(接着)する前に剥がされる。勿論、蓋部16が裏側材12の下端を延在させて形成した場合には、その固定箇所が表側材11になることは言うまでもない。
【0023】
なお、接着剤16aとしてその接着力が弱いものを採用すると、商品の開封を行う場合、収容状態の良くない商品の詰め直しを行う場合、不足した説明書を入れたい場合等、種々な場面で一旦封をしたものの開封が容易に行えるのである。そして、この開封した包装用吊下袋10には破損部分がないのであるから、その再使用を何ら問題なく行えるのである。
【0024】
以上の結果、当該包装用吊下袋10内に収容物20を入れる作業が非常に簡単であるだけでなく、収容物20の底部は、図2にも示すように、広げた収容物支持部15によって支えられることになり、この収容物20の重力は、表側材11と裏側材12との両方で支えられることになるのである。
【0025】
換言すれば、もし接着剤16aが劣化して、固定されていた裏側材12または表側材11から蓋部16が剥がれたとしても、収容物20は収容物支持部15によって支えられたままであるから、包装用吊下袋10から落下することはないのである。
【0026】
従って、この請求項1に係る包装用吊下袋10は、簡単な構造によって、商品の荷重が局部的に掛からないようにすることができて、当該包装用吊下袋10内への商品の収容も簡単に行うことができるものとなっているのである。
【0027】
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の包装用吊下袋10について、
「吊下部14を、収容部の上部に設けた補強材17に形成したこと」
である。
【0028】
すなわち、この請求項2の包装用吊下袋10では、図5及び図6に示すように、表側材11及び裏側材12の、上端13と溶着線18との間に形成された空間内に補強材17を収納しておいて、この補強材17の中央上部に形成した突出部17aを、上端13の中央部に形成した開口13aから突出させ、この突出部17aに吊下部14を形成したものである。
【0029】
この結果、当該包装用吊下袋10の上部が補強材17によって補強されるだけでなく、この補強材17の突出部17aに吊下部14を形成したのであるから、一本の吊下ピン30に当該包装用吊下袋10を吊下した場合であっても、収容物20の荷重が包装用吊下袋10の一部だけに掛かることが無くなる。このため、この請求項2の包装用吊下袋10では、その上部での補強が十分なされていることになる。
【0030】
従って、この請求項2に係る包装用吊下袋10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、上部においても十分な補強がなされたものとなっているのである。
【発明の効果】
【0031】
以上、説明した通り、本発明においては、
「表側材11と裏側材12とを少なくとも上端13で連続させて収容部を形成し、上部に設けた吊下部14にて吊下するようにした包装用吊下袋10であって、
表側材11または裏側材12の下端部を内側上方に折り込んで収容物支持部15とし、裏側材12または表側材11の下端部を収容物支持部15の下端に位置する折目線15aより下方に延在した蓋部16としたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、簡単な構造によって、商品の荷重が局部的に掛からないようにすることができて、商品の収容も簡単に行うことのできる包装用吊下袋10を提供することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る包装用吊下袋10を一本の吊下ピン30に吊下した状態の斜視図である。
【図2】図1の1−1線に沿ってみた部分縦断面図である。
【図3】同包装用吊下袋10を示すもので、(a)は正面図、(b)は縦断面図である。
【図4】同包装用吊下袋10の収容部内へ収容物20を挿入する状態を段階を経て示すもので、(a)は収容物20を挿入口10aから入れようとしている状態の縦断面図、(b)は収容物支持部15を収容物20の底部に開こうとしている状態の縦断面図、(c)は収容物支持部15を収容物20の底部に当接させた状態を示す縦断面図、(d)は蓋部16を閉じた状態を示す縦断面図である。
【図5】同包装用吊下袋10を一本の吊下ピン30に吊下した状態の斜視図である。
【図6】図5の2−2線に沿ってみた部分縦断面図である。
【図7】同包装用吊下袋10を示すもので、(a)は正面図、(b)は縦断面図である。
【図8】特許文献1に示された従来技術を示す正面図と断面図である。
【図9】特許文献2に示された従来技術を示す正面図である。
【図10】特許文献2に示された従来の包装用吊下袋10を(a)〜(d)の4種類示す各断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である包装用吊下袋10について説明するが、この包装用吊下袋10は、図1〜図4の実施例1に係るものと、図5〜図7の実施例2に係るものとがあるので、以下では、各実施例毎に説明して行くこととする。
【0034】
(実施例1)
図1〜図4には、本発明の実施例1に係る包装用吊下袋10が示してある。この包装用吊下袋10において、その表側材11及び裏側材12は、合成樹脂フィルムを材料としているがこれに限るものではなく、例えばフィルムでなくてシートであってもよいし、また紙あるいは厚紙であってもよいものである。また、これらの表側材11及び裏側材12は、図1〜図3に示したように、一枚の合成樹脂フィルムを上端13にて折り曲げるとともに、その左右両側を熱溶着されるものであり、これによって、図3の特に(b)にて示したように、下方部分が挿入口10aとなる袋状の包装用吊下袋10が形成されるのである。
【0035】
また、これらの表側材11及び裏側材12は、図1〜図3に示したように、その上端13の少し下側部分で溶着線18にて溶着することにより、吊下部14である穴を形成する部分としている。この吊下部14を介して、一本の吊下ピン30は、表側材11及び裏側材12の二枚のフィルムに形成した各穴にて掛けられることになる。つまり、この実施例1に係る包装用吊下袋10は、表側材11及び裏側材12の二枚によって、図1に示したように、吊下ピン30に吊下されることになるのである。
【0036】
本実施形態では、図3の(b)にて示したように、包装用吊下袋10を構成している裏側材12の下端を内側上方に折り込むことによって、この折り込んだ部分を収容物支持部15としたものである。勿論、この収容物支持部15は、次に述べる表側材11の下端部に設けても良いが、その場合は、次に述べる蓋部16は裏側材12側に形成される。
【0037】
この収容物支持部15の下端には、図3の(a)に示したように、当該包装用吊下袋10の挿入口10aである折目線15aが形成される。つまり、この折目線15aは、図4の(a)に示したように、挿入口10aを開いて収容物20の挿入を許容するものである。この包装用吊下袋10において、収容物20を収容する前の段階では、表側材11及び裏側材12の端部は挿入口10a以外において連続または接続している。
【0038】
一方、収容物支持部15の折目線15aとは反対側の他端は、図3の(b)に示したように、表側材11にも裏側材12にも接続されない自由端15bとなっており、この自由端15bは、図4の(b)及び(c)に示したように、当該包装用吊下袋10内に入れた収容物20の底部を下から支えるように、当該包装用吊下袋10の挿入口10aを指等で簡単に開くものである。
【0039】
裏側材12の下端部は、図3の(b)にも示したように、収容物支持部15の下端に位置する折目線15aより下方に延在される。この延在した部分は、図3の(a)及び(b)に示したように、蓋部16となる。なお、この蓋部16には、図2に示した接着剤16aが塗布されるものであり、この接着剤16aは剥離材16bが貼付されることによって保護される。
【0040】
(実施例2)
図5〜図7には、本発明に係る包装用吊下袋10の実施例2が示してあるが、この実施例2の包装用吊下袋10では、補強材17を採用して、この補強材17の突出部17aに吊下部14である穴を形成した以外は、上記の実施例1と同様である。従って、この実施例2の包装用吊下袋10の説明では、この補強材17を中止とした部分だけを行い、他の部分については、図5〜図7中に、実施例1で使用した符号を付して、その詳細は省略する。
【0041】
すなわち、この実施例2の包装用吊下袋10では、図5及び図6に示したように、表側材11及び裏側材12の、上端13と溶着線18との間に形成された空間内に補強材17を収納しておいたものである。そして、この補強材17の中央上部に突出部17aを形成し、この突出部17aを、図6にも示したように、上端13の中央部に形成した開口13aから突出させて、これに吊下部14を形成したのである。
【0042】
この突出部17aは、例えば合成樹脂を材料として板状に形成したものであり、非常に安価でしかも必要十分な剛性を備えたものである。この突出部17aは、溶着線18を形成する前に、上端13の内側に配置して置けば、簡単に包装用吊下袋10の構成物とすることができる。
【0043】
この補強材17は、当該包装用吊下袋10の上部を補強するだけでなく、この補強材17の突出部17aに吊下部14を形成したのであるから、一本の吊下ピン30に当該包装用吊下袋10を吊下した場合であっても、収容物20の荷重が包装用吊下袋10の一部だけに掛かることがなくなる。このため、この実施例2の包装用吊下袋10では、その上部での補強が十分なされていることになる。
【符号の説明】
【0044】
10 包装用吊下袋
10a 挿入口
11 表側材
12 裏側材
13 上端
13a 開口
14 吊下部
15 収容物支持部
15a 折目線
15b 自由端
16 蓋部
16a 接着剤
17 補強材
17a 突出部
18 溶着線
20 収容物
30 吊下ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表側材と裏側材とを少なくとも上端で連続させて収容部を形成し、上部に設けた吊下部にて吊下するようにした包装用吊下袋であって、
前記表側材または裏側材の下端部を内側上方に折り込んで収容物支持部とし、前記裏側材または表側材の下端部を前記収容物支持部の下端に位置する折目線より下方に延在した蓋部としたことを特徴とする包装用吊下袋。
【請求項2】
前記吊下部を、前記収容部の上部に設けた補強材に形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装用吊下袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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