説明

化粧品のような流体製品用の塗布器

本発明は、化粧品のような流体製品の類用の塗布器に関し、塗布器は、排出口を有する容器(101)、排出口を閉鎖する閉鎖位置と、排出口を開放する開放位置との間を移動することができるように、容器上に取付けられた制御リング(133)、及びリングが開放位置にある場合に、排出口と連通するように制御リングに取付けられた塗布部材(155)を備えている。制御リングは、回動可能に容器に取付けられ、当接手段(129,135)が閉鎖位置に向かうリングの移動を停止するために設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品のような流体製品用の塗布器に関する。
【0002】
本発明の文脈においては、「流体」という用語は、液体、準液体、クリーム、又は粉末とすることができる製品を参照することを意図している。
【背景技術】
【0003】
先行技術、特に特許文献1、特許文献2、及び特許文献3によって知られる、化粧品のような流体製品用の塗布器のタイプは、
−排出用開口部を設けられた容器と、
−開口部を閉鎖する閉鎖位置と開口部を開放する開放位置との間で、容器上を移動可能なように取付けられた制御リングと、
−制御リングが開放位置にある場合に、開口部と連通するように制御リング上に取付けられている塗布部材と、を備えている。
【0004】
このような塗布器は、使用者の顔に、メイク用ファンデーションパウダーを塗布するのに特に使用することができる。
【特許文献1】欧州特許第1407976号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2004/047674号明細書
【特許文献3】英国特許第2232074号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような塗布器においては、制御リングは、通常、容器上のらせん状の動きによって、取付けられる。言い換えれば、容器を開閉するために、制御リングは、回して外されたり、ねじ込まれたりする。
【0006】
塗布器を使用する間は、このようならせん状の動きは、特に、これらの構成要素のねじ部分において、様々な構成要素を形成するプラスチック材料の所定の摩耗(又はつや消し化(matting))につながる。
【0007】
その結果、閉鎖位置において、必要な緊密性を得るために、使用後その都度、さらに僅かに容器に制御リングをねじ込む必要がある。
【0008】
このことは、閉鎖位置において、非常に特殊な方法で、制御リングと容器とを相互に位置あわせしなければならない場合に、特に、それらの形状又は、それらの外観による美的理由のために、煩わしいことになる。
【0009】
このことは、例えば、制御リング及び容器が、閉鎖位置において互いに合致させなくてはならない円形でない形状(例えば楕円形)を有しているため、必要となる場合がある。
【0010】
また、このことは、例えば、制御リング及び容器が、閉鎖位置において合致させなくてはならないロゴ及び/又は装飾物を備えているため、必要となる場合がある。
【0011】
これらの不利点を克服するために、容器上の制御リングのねじ移動量に対して、端部停止部を配置することが考案された。
【0012】
この停止部は、閉鎖位置において、制御リングの容器に対する効果的な位置合わせを可能にするが、このような停止部は、摩耗との相殺で、固定が妨げられるという不利点を有している。
【0013】
この方法では、制御リング及び容器それぞれに摩耗をもたらす、所定の回数の使用の後は、塗布器が、閉鎖位置において、完全な流体密封ではなくなる結果になり、これは明らかに非常に煩わしい。
【0014】
本発明の目的は、塗布器の耐用年数全体にわたって、完全な緊密性を提供しながら、制御リングの所定の位置合わせが、容器に対する閉鎖位置に維持されるのを可能にする塗布器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この本発明の目的は、
−排出用開口部が設けられた容器と、
−開口部を閉塞する閉鎖位置と開口部を開放する開放位置との間を、容器上で移動可能なように取付けられた制御リングと、
−リングが開放位置にある場合に、開口部と連通するように、制御リング上に取付けられた塗布部材と、を備えている化粧品のような流体製品の類用の塗布器であって、
制御リングは、簡単な回動によって、容器上に取付けられ、停止手段が、閉鎖位置に向かうリングの移動を停止するために設けられていることを特徴とする流体製品用の塗布器によって達成される。
【0016】
制御リングが、簡単な回動によって、容器上に取付けられるという事実のために、らせん状の動き、およびその不利点を無くすことが可能となる。
【0017】
閉鎖移動端停止部は、所定の位置合わせに従った、容器に対する制御リングの正確な位置決めを確実にする。
【0018】
さらに、簡単な回動の動きは、制御リングおよび容器の製造を考慮に入れた公差の数を制限することを可能にすることが、理解されるであろう。
【0019】
本発明による塗布器の別の任意追加の機能によれば:
−さらに、制御リング上に取付けられる取り外し可能なカバー、及びリングが閉鎖位置にある場合に、カバーを制御リング上に固定するための手段、及びリングが開放位置にある場合に、カバーの固定を解除するための手段を備えている。
−固定/固定解除手段は、
少なくとも2つのディスクであって、容器に固定して結合され、互いに軸方向に離間し、各々にノッチが設けられ、2つのディスクの前記ノッチは直径方向に対向している、ディスクと、
制御リングの中に形成されている少なくとも2つのハウジングであって、ハウジングはそれぞれ、ディスクのうち1つを受入れ、開放位置に制御リングがある場合に、ノッチが、それぞれ、ハウジングの中にあるように配置されているハウジングと、
カバーの内側に形成され、かつハウジングの中に位置決めされるとともにディスクと協働するように配置された少なくとも2つの溝部であって、ノッチがハウジングの中にない限り、カバーが取り除かれるのを防ぎ、かつノッチがハウジングの中にある場合に、取り除かれるのを可能にするために形成されている溝部と、を備えている。
−制御リング及びカバーは、それら2つの構成要素のただ一つの相対配置のみを可能にするように形成されている。
−開口部の閉鎖及び開放は、孔部を設けられ、制御リングに固定して結合された2つの相補的な湾曲した部材と容器との間の協働によって、それぞれもたらされ、制御リングが制御リングの閉鎖位置にある場合には、湾曲した部材の孔部が相互に押しのけ合い、制御リングが制御リングの開放位置にある場合には、湾曲した部材の孔部は、少なくとも部分的に互いに向かい合っている。
−制御リングは、自身が容器上の位置に固定されるように取付けられた支持リングによって、容器上に簡単な回動によって取付けられ、支持リングは、前記ノッチを設けられた2つのディスク、及び湾曲した部材を備えている。
−制御リング及び支持リングは、相補的な凹部をそれぞれ備えており、凹部の底部に湾曲した部材が位置決めされており、凹部は開口部の内側に延在している。
−開口部の閉鎖及び開放は、相補的な切欠部が設けられ、制御部材に固定して結合されたスカートと容器との間の協働によって、それぞれもたらされ、スカートの切欠部は、制御リングが制御リングの閉鎖位置にある場合には相互に押しのけ合い、制御リングが制御リングの開放位置にある場合には、切欠部は、少なくとも部分的に互いに向かい合っている。
−スカートは、容器の外側に位置決めされている。
−スカートは、容器の内側に位置決めされている。
−塗布部材は、制御リング上に取り外し可能なように取付けられている支持部上に取付けられている。
−容器は、任意の形状、特に楕円形、円形、四角形、又は三角形とすることができるチューブであって、制御リング、カバー、及び必要に応じ、支持リング、及び塗布部材の支持部の形状は、チューブの形状と一致するために適合されている。
【0020】
本発明の別の特徴及び有利点は、以下の記述及び添付の図のセットの検討から理解できるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
添付の図面の記述から理解できるように、第一の桁が1,2又は3である参照符号は、それぞれ本発明による塗布器の第1、第2、及び第3の実施形態に対応している。
【0022】
同一の文字で終わっている符号の図は、原則として、1つの実施形態から次の実施形態で、同類の視点又は部材を参照している。
【0023】
ここで、第1の実施形態によるものを見ることができる図100を参照すると、本発明による塗布器は、排出用開口部103が設けられた容器101を備えており、この排出用開口部は、例えば、図示されているように、首の形状とすることができる。
【0024】
この首部103は、首部の周辺においてねじ山105を、及び、首部の基部においてクリップ嵌合停止部107を備えている。
【0025】
この第1の実施形態においては、容器101は、チューブであり、首部103に隣接した部分は、断面が略楕円形である。
【0026】
形状がチューブ101の形状と一致する支持リング109が、首部103に固定されている。
【0027】
図105Dに見ることができるように、支持リング109の首部103への固定は、相補的なねじ山111によって、首部にリングをねじ込み、次いで、相補的なクリップ嵌合停止部113によって、このリングをこの首部にクリップ嵌合することによって、実施される。
【0028】
可能な変形例においては、支持リングの首部への固定は、単なる平行移動だけのクリップ嵌合によって構想することができるだろう。例えば、首部の外側表面において、単に、支持リングに固定して結合された少なくとも1つのラグ用の少なくとも1つの直線ガイド溝、及び対応するラグがブロックされるのを可能にする溝の端部にある凹部が必要なだけである。
【0029】
再び図105Dを参照すると、支持リング109が、凹部115を備えていることが明らかであり、この凹部は、首部103の内部に延在するのに好適であるとともに、例えば、長方形の孔部117をその底部に有している。
【0030】
図106G及び107Gに特に見ることができるように、凹部115の底部119は、凹面が凹部の内側に向かって方向付けられている、湾曲した形状である。
【0031】
図105B、106G及び107Gに特に見ることができるように、支持リング109は、互いに対して軸方向に変位している、2つのディスク121及び123を備えており、この特定の事例においては、容器101により近いディスク121は、さらに離れているディスク123の直径より大きな直径を有している。
【0032】
これらのディスクの各々は、ディスクの周辺において、ノッチ125,127をそれぞれ有しており、2つのノッチは、互いに対して直径方向に対向している。
【0033】
図106I及び107Iに特に見ることができるように、2つの移動端停止部129及び131が、大きな直径を有するディスク121の下に設けられている。
【0034】
制御リング133は、簡単な回転によって支持リング109上に設置される。
【0035】
支持リング109と一致し、従って容器101の上部と一致する形状を有する制御リングは、2つのハウジング135,137を備えており、これらのハウジングは、直径方向に対向しており、それぞれディスク121及び123が突出する。
【0036】
ハウジング135は、制御リング133の内側に停止部を形成しており、この停止部は、移動端停止部129,131と協働するのに好適である。
【0037】
制御リング133は、さらに、凹部139を備えており、この凹部は、支持リング109の凹部115の内側に、相補的な方法で受け入れられるのに好適である。
【0038】
図106G及び107Gに特に見ることができるように、この凹部139は、湾曲した底部141を備えており、この底部は、凹部115の底部119と係合するのに好適であり、この底部141は、孔部143を有しており、この孔部143は、制御リング133が、支持リング109に対して適切な角度位置にある場合に、孔部117に向かい合うように移動することができる。
【0039】
また、制御リング133は、2つの溝部145,147を備えており、これらの溝部は、クリップ嵌合によって、塗布部材155用の支持部153の2つの脚部149,151を受け入れるのに好適である(特に図103、102A及び102Bを参照)。
【0040】
特に図106G及び107Gに表わされているように、支持部153は、導管部157を備えており、この導管部は、制御リング133の凹部139の内側に配置されるのに好適であり、よって、凹部と塗布部材155との間の流体の連通を確立する。
【0041】
図100、102A及び102Bに見ることができるように、塗布部材155は、尖頭形(ogival)、円錐形、又は三角柱形のような異なる形状とすることができる。
【0042】
容器101の中に含まれた製品を塗布するために、使用者の肌と接触して動くよう意図された塗布部材は、例えば、ラテックススポンジ、合成発泡体(synthetic foam)から形成することができる、又は、天然又は合成の硬毛の塊りから成ることができる、又は、ナイロン又はシリコーンのような材料から形成され、製品を排出するための開口部を備えることができる、可撓性のへらの形状とすることができる。
【0043】
塗布器は、また、制御リング133を覆うのに好適な、カバー158を備えている。
【0044】
カバー158は、カバーの内側面上に、2つのリブ159,161を備えており、これらのリブは、直径方向に対向しており、かつ、溝部163,165を有しており、これらの溝部は、ハウジング135及び137の中のディスク121及び123とそれぞれ協働するのに好適である。
【0045】
大きな直径を有するディスク121と協働するように意図されているリブ159は、より小さな直径のディスク123と協働するように意図されているリブ161よりも、放射状の方向において、より小さい厚みである。
【0046】
溝部163及び165は、ディスク121及び123と同一の軸方向の変位を有している。
【0047】
さらに、これらの溝部は、ディスク121及び123のノッチ125及び127が、ハウジング135及び137の内側にない限り、カバー158が、制御リング133から取り除かれるのを防ぐような形状である。
【0048】
また、リブ159,161の自由端に面取り部167,169を形成することも可能であり、よって、これらのディスクのノッチ125及び127が、制御リング133のハウジング135,137の中にない場合に、なお一層、カバー158が、ディスク121及び123上にクリップするのを可能にする。
【0049】
図106C,106D,107C及び107Dに見ることができるように、制御リング133及びカバー158は、カバーが一つの方法だけで制御リング上に配置されるのを可能にする、相補的な非対称形状を有するように、形成することが可能であることは明らかであろう。
【0050】
従って、これらの非対称形状は、使用者が制御リング上にカバーを配置するのを強いる一方向のガイドとしての機能を満たし、よって、リブ159,161の溝163,165は、対応するディスク121,123上にそれぞれ配置される。
【0051】
変形例として、ガイド機能は、カバー上及び制御リング上の相補的なパターンによって、又は、それらの2つの部材上に配置されている基準(references)によって、又は、切欠きと突起のような、相補的な雄と雌の要素によって、もたらされることができる。
【0052】
上述した塗布器の操作方法及び有利点は、以下のようである。
【0053】
まず、この塗布器が閉鎖位置で図示されている図106A〜106Jを参照する。
【0054】
この位置において、制御リング133は、停止部135を形成している制御リングのハウジングが、支持リング109の停止部129に対して接触状態になるように方向付けられている。
【0055】
ディスク121,123は、制御リング133のハウジング135,137の中にそれぞれ突出する。
【0056】
カバー158は、制御リング133上に配置されており、よって、カバーのリブ159,161の溝部163,165は、ハウジング135,137の中のディスク121及び123と、それぞれ係合状態にある。
【0057】
制御リング133の凹部139の孔部143は、支持リング109の凹部115の孔部117に対して、角度を付けて移動させられており、よって、容器101と塗布部材155用の支持部153の導管部157との間においては、流体の連通ができなくなる。
【0058】
それゆえ、容器101から製品を排出することはできない。
【0059】
球面に対する球面を必要とするタイプの、湾曲した底部141の湾曲した底部119との接触が、完全な緊密性を得ることを可能にすることは、明らかであろう。
【0060】
使用者が、塗布器100を使用することを望む場合、使用者は、図107Aから107Kに図示されている配置に至るように、支持リング109に対して、制御リング133を180°回動させる。
【0061】
カバー158がない状態で、制御リング133に直接に作用させることによって、この回動をもたらすことができる。
【0062】
他方では、カバー158が制御リング133を覆っている図106Aから106Jに図示されているうちの一つによる状態から開始し、カバー158に作用することによって、制御リング133を回動させることができる。
【0063】
制御リング133が、図107Aから107Kに図示されている開放位置に至る場合、ディスク121,123のノッチ125,127は、それぞれ、制御リング133のハウジング135,137の中に存在する。
【0064】
ノッチ125,127のその位置は、カバー158のリブ159,161に形成されている溝部163,165が、解放されることを可能にする。
【0065】
そのカバーは、次いで、塗布部材155の覆いを取るように、取り除くことができる。
【0066】
その閉鎖位置及び開放位置との間の制御リング133の移動量は、ハウジング135の内側面に対して接触状態である停止部129及び131の到達によって、それぞれ制限される(開放位置については図106J、閉鎖位置については図107Jを参照)。
【0067】
制御リング133が開放位置にある場合、制御リングの凹部139の底部141の中に形成された孔部143は、支持リング109の凹部115の底部119の中に形成された孔部117と向かい合う。
【0068】
制御リング133が、制御リングの開放位置に到達した場合には、それによって、流体の連通が、容器101、支持部153の導管部157、及び塗布部材155の間でもたらされる。
【0069】
その流体の連通は、図107G及び107Kで見ることができる矢印fによって、示されている。
【0070】
容器101と塗布部材155との間の流体の通路は、比較的に曲がりくねってはおらず、このことが荷重の低下を防ぎ、よって、必要に応じて、塗布器が比較的粘性のある流体の使用するのを可能にすることに注意すべきである。
【0071】
塗布部材155の中に流体を運ぶために、使用者は、容器101を形成しているチューブの上を簡単に押す必要がある。
【0072】
いったん塗布器の使用を完了すると、使用者は、反対方向に、180°制御リング133を回動させ、よって、制御リングの閉鎖位置に制御リングを戻し、次いで、制御リングを覆うカバー158をスナップ嵌合させることができる。
【0073】
このスナップ嵌合は、リブ159,161の自由端部上に形成されている面取り部167,169によって可能になっている。
【0074】
また、使用者は、リブ159,161の溝部163,165を、それぞれ、ディスク121,123上にスライドさせることにより係合状態の中に移動させることによって、開放位置にある制御リング133上にカバー158を配置することにより開始し、次いで、制御リング及びカバーを閉鎖位置に向かって回動させることができる。
【0075】
上記から理解されるように、閉鎖された配置から開放された配置への移動、及びその逆は、簡単な回転移動、すなわち、いかなる平行移動も必要としない移動である、支持リング109に対する制御リング133の移動によってもたらされる。
【0076】
停止部129,131は、ハウジング135の内側面との協働により、制御リング133の移動量の範囲を定める。
【0077】
特に、停止部129は、閉鎖位置において、支持リング109及び容器101に対して、制御リング133の精密な位置決めが得られることを可能にする。
【0078】
特に、容器101が上に示した楕円形形状のような非回転対称形状を有している場合、この精密な位置決めは、塗布器の本体に対して、制御リング133及びカバー158の正確な位置合わせが得られることを可能にする。
【0079】
制御リング133の簡単な回転移動は、製造公差の問題を従来技術のらせん状の動きに対して、大幅に問題を簡単にする、単一の動きに制限することを可能にするが、この従来技術のらせん状の動きは、回転動作の公差のみならず、平行移動の公差においても考慮に入れなければならないことをさらに注意するべきである。
【0080】
制御リング133の簡単な回転移動は、いかなるねじ山の使用も必要とせず、従来技術で直面する、ねじ山の摩耗に伴う問題を克服すること、及び、よって、満足のゆく緊密性が、各々の使用に続いてより大きい締め付けを実行する必要なしに維持されること、を可能にすることをさらに注意するべきである。
【0081】
特に長期にわたって信頼性のある、球面対球面のタイプの接触をもたらす凹部115及び139の底部119及び141の特有の構成によって、この緊密が、大いに向上することが、最後の注意すべきことである。
【0082】
当然ながら、上述した実施形態の形状を有する塗布器に制限されることは決してない。
【0083】
よって、特に、容器201、支持リング209、制御リング233、及びカバー258が円形形状である、本発明による塗布器の第2の実施形態が図示されている
200のシリーズの図全てを参照することが可能である。
【0084】
この形状の違いの他は、第2の実施形態は、第1の実施形態と完全に同様であり、この理由は詳細には述べない。
【0085】
第1の実施形態の数字に関して百の桁の項のみが異なる、図の数字及び参照符号の簡単な検討は、直ちに、これら2つの実施形態の間の対応が確立されるのを可能にするだろう。
【0086】
この第2の実施形態の事例においては、制御リング233と、容器201及び支持リング209で形成された組立体の形状の位置合わせの問題は、もはや、第1の実施形態の事例におけるような深刻な項目ではないことは事実である。
【0087】
しかし、一方で制御リング233及びカバー258に、もう一方で容器201及び支持リング209に、相補的にロゴ又は模様が付けられている場合、これら2つの組立体が、閉鎖位置において、正確に、所定の位置合わせ位置を取ることは、第1の実施形態の事例と正に同様に重要であることがわかるだろう。
【0088】
上述された2つの実施形態においては、球面対球面の接触をもたらす湾曲した底部に対しては、容器の首部の内側に配置されるような手段がなされていることに注意すべきである。
【0089】
変形例(図示せず)においては、特に(しかし独自ではなく)、首部が小さすぎる場合には、支持リング及び制御リングに対して、それらの湾曲した底部が首部の外側に配置される方法で形成されるように、準備することが可能である。
【0090】
300のシリーズの図は、容器301、支持リング309、制御リング333、及びカバー358が楕円形形状を有している、正に、第1の実施形態におけるような、別の実施形態を図示している。
【0091】
以下、先の実施形態に対してこの実施形態の差異のみが記述されるだろう。図の番号及び参照符号が、同類の部材及び配置の間の対応を、直ちに、確立するのを可能にすることが、理解されるだろう。
【0092】
この実施形態においては、容器301の首部303は、開口部304を備えており、この開口部は、支持リング309及び制御リング333の凹部の導入を可能にするには小さすぎる。
【0093】
この理由により、図306G及び307Gに特に見ることができるように、支持リング309は、ディスク323の上に、プレート319を備えており、このプレートには、偏心孔部317及び2つの同心スカート322,324が設けられている。
【0094】
孔部317に隣接して、内側のスカート322は、切欠部326を有している。
【0095】
プレート319は、首部303の上にチャンバー320を画定している(図306G及び307G参照)。
【0096】
制御リング333は、自身に3つの同心スカート328,330,332を有している。
【0097】
プレート319の内側のスカート322は、プレート341の2つの同心内側スカート328,330の間に入れられる。
【0098】
2つの同心内側スカート328,330は、切欠部334,336を有している。
【0099】
スカート322で範囲を定められたチャンバー338は、塗布部材355の中に開けられている導管部357と恒久的に連通している。
【0100】
先の実施形態とは異なり、この事例では、制御リングと塗布部材355との間の、中間要素がないことは明らかであろう。
【0101】
この実施形態による塗布器の操作方法及び有利点は、前述の説明から直接的に起因する。
【0102】
塗布器が、閉鎖位置にある場合には(図306Aから306Jを参照)、一方で、スカート322の切欠部326が、他方で、スカート328,330の切欠部334,336が、互いに向かい合って配置されることはない(図306G参照)。
【0103】
これらの状態の下では、スカート328及び330は、切欠部326に対してバリアを形成するとともに、チャンバー320と導管部357との間の流体の連通は不可能となる。
【0104】
この塗布器が、制御リング333を容器301に対して180°回転させることにより開放位置に移動される場合には(図307Aから307Lを参照)、制御リング333のスカート328及び330の切欠部334及び336は、図307Gに見ることができるように、支持リング309のスカート322の切欠部326に向かい合って配置され、よって、チャンバー320と導管部357との間の流体の連通が可能となる。
【0105】
容器301の内側に配置された流体は、次いで、首部303、チャンバー320、3つの切欠部336,326,334、及び導管部357を通過した後に、塗布部材355に向かう方向に流れることができる。
【0106】
この実施形態は、首部が、2つの先の実施形態のような凹部を受け入れるには小さすぎる、又は首部は十分な寸法なのだが、過度に小さな開口部を有している容器に対しては、特に有利である。
【0107】
特に、この実施形態は、本発明による開放/閉鎖の機構を、当初はこのような機構を受け入れるために提供されていなかった市販のチューブに適応させることを可能にする。
【0108】
しかし、また、この実施形態は、首部が大きい容器に対しても有利であり、この事例において、さらに、上述した最初の2つの実施形態と類似の方法で、首部の内側の凹部の底部にスカートを有する機構の設置を構想することを可能にするだろう。
【0109】
当然、本発明は、記述されるとともに図示された実施形態、及び非限定的実施例の方法によって提供された実施形態に限定されることは決してない。
【0110】
このように、まず、制御リングに対する180°に亘る移動量は、楕円断面を有するチューブのような、2つの対称の軸を有するチューブに対しては、特に最も有利であることは事実であるが、このタイプのチューブ、又は別のタイプのチューブ(円形、四角形、三角形のチューブ、など)に対して、別の移動角度を構想することは、十分に可能であろう。
【0111】
これら別の移動量に対しては、カバーの固定/固定解除を可能にする2つのディスクは、任意追加的に同じ直径を有することができ、かつ適切な方法で配置されているノッチを設けることができ、これらのノッチは、任意追加的に、カバーの対応するリブの角度の範囲よりも大きい角度の範囲を有することができる。
【0112】
また、複数のノッチを有する単一のディスク、又は2枚以上のディスク等を想像することができるだろう。
【0113】
言い換えれば、本発明の範囲から逸脱することなく、ディスクの数及び直径、ノッチの数、位置、及び形状の全ての可能な組合せを構想することができる。さらに、また、支持リング109,209が、容器101と共に、単一の要素で形成されることを構想することが可能であろう。
【0114】
要約すれば、先の記述全体を踏まえると、どのような首部の寸法でも、球面対球面のタイプの機構か、スカートを有する機構かを選択できることは理解できるであろう。
【0115】
首部が大きい場合には、これらの機構を首部の内側(上に述べた「凹部」によって)、又は首部の外側に配置することが可能である。
【0116】
首部が小さい場合には、これらの機構を、首部の外側に配置することを構想する必要がある。
【0117】
さらに、容器と制御リングとの間の、独立した支持リングを使用することは、任意追加的であって、この支持リングが、事実上、容器の一部であるように構想することが十分に可能であることは理解されるであろう。
【0118】
当然、独立した支持リングは、既に存在するチューブに適合することができるという有利点を有している。
【0119】
さらに、取り外し可能な塗布部材支持部の提供は、やはり任意追加的であって、かつ、清掃を考慮して、又は塗布部材の交換を考慮して、塗布部材を取り外し可能にする有利点を有していることは、理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図100】本発明による塗布器の第1の実施形態の分解斜視図である。
【図101A】本塗布器のカバーの反転させた斜視図である。
【図101B】図101AのカバーのB部分の詳細図である。
【図102A】本塗布器の塗布部材の第1変形例の斜視図である。
【図102B】本塗布器の塗布部材の第2変形例の斜視図である。
【図103】本塗布器の塗布支持部材の底面斜視図である。
【図104A】本塗布器の制御リングの異なる角度からの斜視図である。
【図104B】本制御リングを反転させた斜視図である。
【図105A】本塗布器の支持リングの異なる角度からの斜視図である。
【図105B】図105AのB部分の詳細図である。
【図105C】塗布器の支持リングを反転させた斜視図である。
【図105D】図105CのD部分の詳細図である。
【図106A】塗布器が閉鎖位置における、本発明による塗布器の斜視図である。
【図106B】図106AのB部分の詳細図である。
【図106C】閉鎖位置における本塗布器の前面図である。
【図106D】閉鎖位置における本塗布器の側面図である。
【図106E】閉鎖位置における本塗布器の平面図である。
【図106F】図106Cの線F−Fに沿った本塗布器の断面図である。
【図106G】図106FのG部分の詳細図である。
【図106H】図106Dの線H−Hに沿った本塗布器の断面図である。
【図106I】図106Cの線I−Iに沿った本塗布器の断面図である。
【図106J】図106IのJ部分の詳細図である。
【図107A】図106Aと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107B】図106Bと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107C】図106Cと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107D】図106Dと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107E】図106Eと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107F】図106Fと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107G】図106Gと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107H】図106Hと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107I】図106Iと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107J】図106Jと類似しており、塗布器の開放位置を示す図である。
【図107K】図107HのK部分の詳細図である。
【図200】本発明による塗布器の第2の実施形態の分解斜視図である。
【図200A】図200のA部分の詳細図である。
【図200B】図200のB部分の詳細図である。
【図200C】図200のC部分の詳細図である。
【図200D】図200のD部分の詳細図である。
【図200E】図200のE部分の詳細図である。
【図206A】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Aと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206B】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Bと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206C】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Cと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206D】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Dと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206E】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Eと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206F】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Fと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206G】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Gと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206H】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Hと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206I】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Iと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図206J】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図106Jと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図207A】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Aと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207B】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Bと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207C】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Cと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207D】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Dと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207E】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Eと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207F】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Fと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207G】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Gと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207H】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Hと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207I】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Iと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207J】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Jと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図207K】本発明による塗布器の第2の実施形態用の、図107Kと同類の図である(開放位置の塗布器)。
【図300】本発明による塗布器の第3の実施形態の分解斜視図である。
【図301A】図300のA部分の詳細図である。
【図302A】図300の制御リングが拡大された縮尺で描かれた、反転させた斜視図である。
【図302B】この制御リングの、反転させた斜視図である。
【図303A】図300の支持リングが拡大された縮尺で描かれた斜視図である。
【図303B】図300の支持リングが拡大された縮尺で描かれた、反転させた斜視図である。
【図304A】図300の容器のA部分の詳細図である。
【図306A】この第3の実施形態用の、図106Aと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306C】この第3の実施形態用の、図106Cと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306D】この第3の実施形態用の、図106Dと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306E】この第3の実施形態用の、図106Eと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306F】この第3の実施形態用の、図106Fと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306G】この第3の実施形態用の、図106Gと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306H】この第3の実施形態用の、図106Hと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306I】この第3の実施形態用の、図106Iと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図306J】この第3の実施形態用の、図106Jと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307A】この第3の実施形態用の、図106Aと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307C】この第3の実施形態用の、図106Cと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307D】この第3の実施形態用の、図106Dと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307E】この第3の実施形態用の、図106Eと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307F】この第3の実施形態用の、図106Fと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307G】この第3の実施形態用の、図106Gと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307H】この第3の実施形態用の、図106Hと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307I】この第3の実施形態用の、図106Iと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307J】この第3の実施形態用の、図106Jと同類の図である(閉鎖位置の塗布器)。
【図307K】図307HのK部分の詳細図である。
【符号の説明】
【0121】
101 容器
103 排出用開口部
105 ねじ山
107 クリップ嵌合停止部
109 支持リング
115 凹部
117 孔部
119 底部
121 ディスク
123 ディスク
125 ノッチ
127 ノッチ
129 移動端停止部
131 移動端停止部
133 制御リング
135 ハウジング
137 ハウジング
139 凹部
141 湾曲した底部
143 孔部
145 溝部
147 溝部
149 脚部
151 脚部
153 支持部
155 塗布部材
157 導管部
158 カバー
159 リブ
161 リブ
163 溝部
165 溝部
201 容器
209 支持リング
233 制御リング
258 カバー
301 容器
303 首部
304 開口部
309 支持リング
317 偏心孔部
319 プレート
320 チャンバー
322 同心スカート
323 ディスク
324 同心スカート
326 切欠部
328 同心スカート
330 同心スカート
332 同心スカート
333 制御リング
334 切欠部
336 切欠部
338 チャンバー
341 プレート
355 塗布部材
357 導管部
358 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排出用開口部が設けられた容器(101;201;301)と、
前記開口部を閉塞する閉鎖位置と前記開口部を開放する開放位置との間を、前記容器上で移動可能なように取付けられた制御リング(133;233;333)と、
前記リングが開放位置にある場合に、前記開口部と連通するように、前記制御リング上に取付けられた塗布部材(155;255;355)と、
を備えている化粧品のような流体製品の類用の塗布器であって、
前記制御リングは、簡単な回動によって、前記容器上に取付けられ、停止手段(129,135;229,235;329,335)が、閉鎖位置に向かう前記リングの移動を停止させるために設けられていることを特徴とする流体製品用の塗布器。
【請求項2】
さらに、前記制御リング(133;233;333)上に取付けられる取り外し可能なカバー(158;258;358)、及び前記リングが前記閉鎖位置にある場合に、前記カバーを前記制御リング上に固定するための手段、及び前記リングが前記開放位置にある場合に、前記カバーの固定を解除するための手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の塗布器。
【請求項3】
前記固定/固定解除手段は、
少なくとも2つのディスク(121,123;221,223;321,323)であって、前記容器(101;201;301)に固定して結合され、互いに軸方向に離間し、各々にノッチ(125,127;225,227;325,327)が設けられ、前記2つのディスクの前記ノッチは直径方向に対向している、ディスクと、
前記制御リング(133;233;333)の中に形成されている少なくとも2つのハウジング(135,137;235,237;335,337)であって、前記ハウジングはそれぞれ、前記ディスクのうち1つを受入れ、前記開放位置に前記制御リングがある場合に、前記ノッチが、それぞれ、前記ハウジングの中にあるように配置されているハウジングと、
前記カバーの内側に形成され、かつ前記ハウジングの中に位置決めされるとともに前記ディスクと協働するように配置された少なくとも2つの溝部(163,165;263,265;363,365)であって、前記ノッチが前記ハウジングの中にない限り、前記カバーが取り除かれるのを防ぎ、かつ前記ノッチが前記ハウジングの中にある場合に、取り除かれるのを可能にするために形成されている溝部と、
を備えていることを特徴とする請求項2に記載の塗布器。
【請求項4】
前記制御リング(133;233;333)及び前記カバー(158;258;358)は、それら2つの構成要素のただ一つの相対配置のみを可能にするように形成されたことを特徴とする請求項3に記載の塗布器。
【請求項5】
前記開口部の閉鎖及び開放は、孔部(117,143;217,243)を設けられ、前記制御リング(133;233)に固定して結合された2つの相補的な湾曲した部材(119,141;219,241)と前記容器(101;201)との間の協働によって、それぞれもたらされ、前記制御リングが該制御リングの閉鎖位置にある場合には、前記湾曲した部材の前記孔部が相互に押しのけ合い、前記制御リングが該制御リングの開放位置にある場合には、前記湾曲した部材の前記孔部は、少なくとも部分的に互いに向かい合うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗布器。
【請求項6】
前記制御リング(133;233)は、自身が前記容器(101;201)上の位置に固定されるように取付けられた支持リング(109;209)によって、前記容器(101;201)上に簡単な回動によって取付けられ、前記支持リングは、前記塗布器が請求項3及び5により構築されたかどうかに依存して、それぞれ、前記ノッチ(125,127;225,227)を設けられた前記2つのディスク(121,123;221,223)、及び前記湾曲した部材(119;219)を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗布器。
【請求項7】
前記制御リング(133;233)及び前記支持リング(109;209)は、相補的な凹部(115,139;215,239)をそれぞれ備えており、前記凹部の底部に前記湾曲した部材(119,141;219,241)が位置決めされており、前記凹部は前記開口部の内側に延在していることを特徴とする請求項6に記載の塗布器。
【請求項8】
前記開口部の閉鎖及び開放は、相補的な切欠部(326,332,334)が設けられ、前記制御部材(333)に固定して結合されたスカート(322,324,328,330,332)と前記容器(301)との間の協働によって、それぞれもたらされ、前記スカートの切欠部は、前記制御リングが該制御リングの閉鎖位置にある場合には相互に押しのけ合い、前記制御リングが該制御リングの開放位置にある場合には、前記切欠部は、少なくとも部分的に互いに向かい合うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗布器。
【請求項9】
前記スカートは、前記容器の外側に位置決めされていることを特徴とする請求項8に記載の塗布器。
【請求項10】
前記スカートは、前記容器の内側に位置決めされていることを特徴とする請求項8に記載の塗布器。
【請求項11】
前記塗布部材(155;255)は、前記制御リング(133;233)上に取り外し可能なように取付けられている支持部(153;253)上に取付けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の塗布器。
【請求項12】
前記容器(101;201;301)は、任意の形状、特に楕円形、円形、四角形、又は三角形とすることができるチューブであって、前記制御リング(133;233;333)、前記カバー(158;258;358)、及び必要に応じ、支持リング(109;209;309)、及び塗布部材(155;255)の支持部(153;253)の形状は、前記チューブの形状と一致するために適合されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の塗布器。

【図100】
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【図101A】
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【図101B】
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【図102A】
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【図102B】
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【図103】
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【図104A】
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【図104B】
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【図105A】
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【図105B】
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【図105C】
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【図105D】
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【図106A】
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【図106B】
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【図106C】
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【図106D】
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【図106E】
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【図106F】
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【図106G】
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【図106H】
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【図106I】
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【図106J】
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【図107A】
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【図107B】
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【図107C】
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【図107D】
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【図107E】
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【図107F】
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【図107G】
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【図107H】
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【図107I】
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【図107J】
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【図107K】
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【図200】
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【図200A】
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【図200B】
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【図200C】
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【図200D】
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【図200E】
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【図206A】
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【図206B】
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【図206C】
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【図206D】
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【図206E】
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【図206F】
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【図206G】
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【図206H】
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【図206I】
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【図206J】
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【図207A】
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【図207B】
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【図207C】
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【図207D】
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【図207E】
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【図207F】
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【図207G】
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【図207H】
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【図207I】
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【図207J】
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【図207K】
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【図300】
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【図301A】
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【図302A】
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【図302B】
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【図303A】
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【図303B】
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【図304A】
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【図306A】
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【図306C】
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【図306D】
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【図306E】
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【図306F】
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【図306G】
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【図306H】
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【図306I】
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【図306J】
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【図307A】
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【図307C】
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【図307D】
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【図307E】
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【図307F】
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【図307G】
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【図307H】
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【図307I】
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【図307J】
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【図307K】
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【公表番号】特表2009−525103(P2009−525103A)
【公表日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−552855(P2008−552855)
【出願日】平成19年1月23日(2007.1.23)
【国際出願番号】PCT/FR2007/050677
【国際公開番号】WO2007/088296
【国際公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(508234372)
【Fターム(参考)】