説明

化粧回し

【課題】 身体局部を覆い隠す遮断体で、不本意な他人の視線や接触を遮断防止して、素肌を避ける化粧回し。
【解決手段】 近年、他人に自分の身体局部を、不本意に見られたり、接触されたりして、不快で無防備な場面が多くなった。古くは温泉では見ない、見せない、見せたくない。公共の乗り物内では、触らない、触らせないという古くからの生活常識があるが、現代は希薄な時代となって、身体防衛や自己対策が必要となった。
また、高齢化による介護看護時の身体、事故や手術後の傷跡、ジェンターや思春期の身体、外国人との身体への視線や接触など、知られたくない、知りたくない身体局部を覆い隠し防止して、生活上に適する機能構造が提供できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体局部を覆い隠す遮断体で、不本意な他人の視線や接触を遮断防止して、素肌を避ける化粧回しに関する。
【背景技術】
【0002】
本来、自己の身体局部で、見せない、見せたくない、見られたくない、触らせない、触られたくない部分を、公共生活では不本意な他人の視線や接触から防御するには、無防備な場合が多い。
【0003】
特に入浴時には、恥部や患部など、充分なる遮断物や方法の提供もなく、そのため肉体的、心理的なストレスには隠忍自重となっている。
【0004】
従来技術に係る遮断物として、一般にタオルや下着など存在するが、入浴時にはタオルが使用される。しかし、遮断物として身体恥部への装着が充分で無く、歩行や座臥に不便な機能構造である。
【0005】
また入浴時、タオルは下着と共に衛生上、湯槽には入れない文化習慣と機能構造である。
【0006】
その他、痣、事故や術後の傷痕など、身体局部への遮断について、特に、高齢者や病人への介護看護の現場、事故や救急時など、身体局部への視線や接触は、自尊心を傷つけることがある。
【0007】
幼児子供や思春期の身体発達時、身体露出への抵抗感が強く、また外国人や外国人との湯銭での接触など、困惑や不安、羞恥心の原因ともなる。
【0008】
また本人以上に、他人側からも、見たくない、触りたくない身体局部への視線や接触は、不快な気分を味わい、情緒の欠如や嫌悪感、時には犯罪扱いの原因ともなる。
【0009】
近年、女性の場合、乗り物内の淫行や、多数集まる場での身体恥部への接触防止の適当な遮断物も無く、被害防止は両性共存の今日的課題と成っている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
以上述べた、見せない、見せたくない、触らせない、触られたくない身体局部への無防備な視線と接触を遮断防止する機能構造で、心理的な不快や苦しみの惻隠が解消できる遮断物が提供できる。
【0011】
本発明の装着で、一般浴場での素肌での歩行や座臥、衛生上湯槽内での使用が可能な遮断物と機能作用が提供できる。
【0012】
単数あるいは複数の遮断体と連結体を結び、遮断体の位置変動可能部で歩行や座臥など可能にする機能構造である。
【0013】
公共一般の集まりや乗り物内での女性への淫行、高齢者や病人の介護看護など、遮断する機能構造で、心理的な苦痛解消の効果が提供できる。
【0014】
幼児子供、思春期の身体発達時の、入浴での身体露出への羞恥心や抵抗感が減少し、また外国人との湯銭での接触にも、不安や違和感の防止となる。
【0015】
本発明には、視線や接触を遮断し防止する上で、楽しい美的デザイン、防水や強度など、産業発展の望める素肌避けの化粧回しが提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために、幅の異なる単数あるいは複数の遮断位置変動を可能とする遮断物を並べた遮断体1、2を作り、連結体3に付ける。
【0017】
遮断体1、2が折り曲がりや広がったりする位置変動可能部4、5をもつ機能構造で、歩行や座臥などを可能とする効果を特徴とする。
【0018】
覆い隠す遮断体1、2と相対位置変更可能な連結体3とを固定し、美的模様6などで装着可能な機能構造で実現する。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、装着で見せない、見せたくない、触らせない、触られたくない身体局部への視線と接触が遮断防止でき、一般浴場での素肌での歩行や座臥、湯槽内での使用、乗り物内での不安などが解消可能となる。
【0020】
装着により、無防備な視線や接触の防止が可能となり、高齢者の介護看護、病人の術後など、心理的痛みや苦しみの惻隠を減らすことが可能となる。
【0021】
装着により、幼児子供や思春期の身体発達時、身体への抵抗感や羞恥心が減少し、情緒的に思える機能効果を発揮するものである。
【0022】
また、見たくない、触りたくないと思う他人側の感情からも、身体の異なる外国人にも気分を害されることも無く、風紀上からも誤解されない機能構造となる。
【発明を実施する為の最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
【0024】
遮断体単数部1あるいは複数部2の遮断物を連結させて、身体局部を覆う遮断体を作り、その遮断体と連結体3とを結び、身体局部への着装を容易にする。
【0025】
遮断体が身体局部の凹凸や長さ、歩行や座臥など装着作用の調節のため、線変動可能部4と面変動可能部5で可能にする。
【0026】
女性の場合、乗り物内、公共集会などでの遮断物には強度のあるものとする。
【0027】
美的デザイン6によって、恥辱より楽しさの効果を上げることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
上述本発明の素肌を避ける化粧回しは、温泉ブームや高齢化社会の介護看護に向かって、益々利用価値が高く、痴漢防止など利便性も多く経済効果が増大する。
【0029】
簡単な形と機能構造でコストも安く、産業効果の発揮ばかりで無く、公衆道徳や犯罪抑制、快適さ便利さ楽しさが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】 本発明の男性用の正面図である。
【図2】 本発明の痴漢防止用の正面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 遮断体単数部
2 遮断体複数部
3 連結体
4 線変動可能部
5 面変動可能部
6 模様

【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅の異なる単数あるいは複数の変動可能な遮断体で、視線や接触を遮断し、相対位置変更可能な連結体で身体に装着する機能構造の素肌避けの化粧回し。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−168941(P2011−168941A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−51058(P2010−51058)
【出願日】平成22年2月17日(2010.2.17)
【出願人】(507314372)
【Fターム(参考)】