説明

印刷システムおよび印刷ジョブ管理方法

【課題】 印刷時に紙切れが発生することを防止できる印刷システムと印刷ジョブ管理方法を提供する。
【解決手段】 複数のプリンタ110,120とそれを一元管理するプリントサーバ100とを備えている印刷システムにおいて、前記プリントサーバ100は、ネットワーク150に接続された端末装置130,140からの印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し、印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得部101と、前記複数のプリンタ110,120の内で、プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報とに基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定部103と、前記選択されたプリンタに前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入部104とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のプリンタを有する印刷システムおよび印刷ジョブ管理方法に関し、より詳細には、用紙残量を把握することで一台のプリンタで印刷を完了させるようにプリンタを選択し、プリンタ利用者が印刷物の回収の手間を削減することが可能な印刷システムおよび印刷ジョブ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の印刷システムにおいて、ユーザは、端末からプリンタを選択し印刷要求を行う際に、事前にプリンタに印刷に十分な量の用紙が入っているかについては考慮しない場合が多い。そのために、印刷に十分な量の用紙のないプリンタを選択してしまった場合、紙切れによって印刷の完了が遅延してしまう。
【0003】
また、ユーザがプリンタの用紙残量を確認したとしても、印刷途中のジョブやプリンタにスプールされている印刷ジョブの中身までを確認することは困難であるため、十分に用紙残量のあるプリンタを選択したつもりでも意図せぬ紙切れによって印刷の完了が遅延する状況がある。
【0004】
これに対し、特許文献1では、プリンタの印刷進捗情報を管理することで、プリンタが印刷中に紙切れや紙詰まりなど印刷が行えない状態が発生した場合、印刷進捗情報を元に印刷ジョブを途中から別のプリンタに投入しなおし、自動的に続きから印刷を行う手法が提案されている。
【0005】
一方、特許文献2には、ページプリンタによる印刷機構を持つ計算機システムからの印刷命令による印刷枚数を事前に算出する算出手段と、印刷するページプリンタの印刷枚数を管理する管理手段と、前記印刷命令による印刷枚数の印刷を用紙切れを起こさずに印刷が行えるページプリンタを選択する選択手段とを具備するページプリンタの用紙管理装置が開示されている。特許文献2に開示された計算機システムでは、用紙切れを起こさずに計算機システムからの印刷命令による印刷枚数を印刷できるページプリンタが存在しないとき前記印刷命令による印刷を一時保留し、前記計算機システムからの次の印刷命令による印刷を実行するとともに、管理手段は、用紙マウントされた枚数または印刷した枚数によって残用紙枚数を更新する構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第4122075号 (図1)
【特許文献2】特開平10−297065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1及び2に開示された手法では、印刷物が複数のプリンタにまたがって出力されるため、ユーザが印刷物を回収する必要があり利便性に欠ける。
【0008】
そこで、本発明の技術的課題は、印刷時に紙切れが発生することを防止できる印刷システムと印刷ジョブ管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様によれば、ネットワークを介して接続された複数のプリンタと、前記複数のプリンタを一元管理するプリントサーバとを備えた印刷システムにおいて、前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得手段と、前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定手段と、前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入手段とを有し、プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させることを特徴とする印刷システムが得られる。
【0010】
ここで、本発明の第1の態様において、更に、各プリンタの用紙残量を把握し、前記用紙残量に関する用紙残量情報を生成する用紙残量管理手段を備えることが好ましい。
【0011】
また、本発明の第1の態様において、前記プリントサーバは、各プリンタの用紙残量情報を記憶する用紙残量記憶手段と、前記印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ情報記憶部とを備え、各プリンタは、印刷ジョブをスプールする手段と、印刷ジョブ終了の際に、用紙残量を測定し、測定結果を前記プリンタサーバに通知する手段を有することが好ましい。
【0012】
また、本発明の第2の態様において、ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバを備えた印刷ジョブ管理システムにおいて、前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得手段と、前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定手段と、前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入手段とを有し、プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させることを特徴とする印刷ジョブ管理システムが得られる。
【0013】
ここで、本発明の第2の態様において、更に、各プリンタの用紙残量を把握し、前記用紙残量に関する用紙残量情報を生成する用紙残量管理手段を備えることが好ましい。
【0014】
また、本発明の第2の態様において、前記プリントサーバは、各プリンタの用紙残量情報を記憶する用紙残量記憶手段と、前記印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ情報記憶部とを備えていることが好ましい。
【0015】
また、本発明の第3の態様によれば、ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバによる印刷ジョブ管理方法において、前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成することと、前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定することと、前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入することとを有し、プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させることを特徴とする印刷ジョブ管理方法が得られる。
【0016】
ここで、本発明の第3の態様において、更に、各プリンタの用紙残量を把握し、前記用紙残量に関する用紙残量情報を生成することを有することが好ましい。
【0017】
また、本発明の第3の態様において、前記プリントサーバは、各プリンタの用紙残量情報を記憶することと、前記印刷ジョブ情報を記憶することとを備えていることが好ましい。
【0018】
また、本発明の第4の態様において、コンピュータに、ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバとして機能させるためのプログラムであって、前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得手段と、前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定手段と、前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入手段として機能させることによって、プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させる機能を有することを特徴とする印刷ジョブ管理プログラムが得られる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、各プリンタの用紙残量を確認して印刷に十分な残量の用紙を持つプリンタを選択するために、印刷時に紙切れが発生することを防止できる印刷システムと印刷ジョブ管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施の形態による印刷システムの全体的構成を示す図である。
【図2】図1の印刷システムの動作説明に供せられるフローチャートである。
【図3】図1の印刷システムの動作説明に供せられるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は本発明の第1の実施の形態による印刷システムの全体的構成を示す図である。
【0022】
図1を参照すると、本発明の実施の形態による印刷システムは、夫々ネットワーク150によって接続されたプリント管理サーバ100と、プリンタ110,120と、端末装置130,140とを有している。
【0023】
プリント管理サーバ100は、印刷要求に対して必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し、印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得部101と、各プリンタの用紙残量を把握し用紙残量情報を生成する用紙残量管理部102と、この用紙残量情報に基づいて印刷要求に対する印刷ジョブの投入先を選定するプリンタ選定部103と、印刷ジョブをプリンタに投入する印刷ジョブ投入部104と、用紙残量情報を記憶する用紙残量記憶部108と、印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ情報記憶部109とを備えている。
【0024】
一つのプリンタ110は、用紙の種類とその残量を測定する機能を有する用紙残量測定部111と、印刷が完了したことをプリント管理サーバ100へ通知する印刷完了通知部112とを備えている。
【0025】
もう一つのプリンタ120も、一つのプリンタ110と同様に、用紙の種類とその残量を測定する機能を有する用紙残量測定部121と、印刷が完了したことをプリント管理サーバ100へ通知する印刷完了通知部122とを備えている。
【0026】
一つの端末装置130は、プリント管理サーバ100に印刷要求を行う印刷要求部131を備えているパーソナルコンピュータ等の端末を示し、ユーザ等に使用される。
【0027】
もう一つの端末装置140も120と同様に、プリント管理サーバ100に印刷要求を行う印刷要求部141を備えているパーソナルコンピュータ等の端末を示し、同様にユーザ等に使用される。
【0028】
なお、ネットワーク150上の端末装置130,140及びプリンタ110,120の接続数は、図1に示す数に限定されるものではない。
【0029】
また、同一ネットワークセグメント上にすべての構成要素が存在する必要はなく、通信可能でさえあれば有線、無線も問わない。
【0030】
次に、図1の実施の形態による印刷システムの動作を図2及び図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0031】
まず、印刷要求からプリンタに印刷ジョブを投入するまでを説明する。
【0032】
図2に示すように、プリント管理サーバ100は、ステップS201において印刷要求を受信すると、印刷ジョブ情報取得部101によって印刷ジョブの属性(印刷ページ数、用紙サイズ、両面印刷であるか、2−upであるか等)を読み取り印刷に必要な用紙の種類と枚数を算出する(ステップS202)。
【0033】
次に、ステップS203において用紙残量管理部102は用紙残量記憶部108から各プリンタの用紙残量、印刷ジョブ情報記憶部109から各プリンタに投入済みの印刷ジョブが使用する用紙枚数を読み出し、プリンタの用紙残量と投入済みジョブが使用する用紙枚数の差をとる。
【0034】
次に、ステップS204において、プリンタ選定部103はステップS203で算出した差が印刷に必要な枚数以上であるプリンタのみを絞り込む。
【0035】
さらに、ステップS205において、ステップS204の絞り込みの結果、プリンタが1台も見つからなかった場合には、印刷要求を送信した端末にプリンタの用紙不足により印刷を行えないことを通知する(ステップS206)。
【0036】
一方、ステップ205において、プリンタが1台以上見つかった場合には、印刷を行っていないプリンタを絞り込む(ステップS207)。
【0037】
絞り込みの結果、印刷を行っていないプリンタが1台も見つからなかった場合には、投入済みのジョブが必要とする用紙枚数の合計が最も少ないプリンタを選択する(ステップS208)。
【0038】
一方、ステップS207において、プリンタが1台以上見つかった場合には、その中から最も用紙残量の多いプリンタを選択する(ステップS209)。
【0039】
ステップS210において、印刷ジョブ投入部104はステップS208、またはステップS209で選択したプリンタに印刷ジョブを投入し、投入した印刷ジョブ情報を印刷ジョブ情報記憶部109に記録する。
【0040】
次に、プリンタが印刷ジョブを受信してから印刷完了までを説明する。
【0041】
この例では、プリンタ110に印刷ジョブが投入されたとする。
【0042】
プリンタ110は、ステップS210でプリント管理サーバから投入された印刷ジョブを受信すると、即時印刷可能な状態でなければ印刷ジョブを一旦スプールしておき、印刷可能な状態となったときに印刷を行う(ステップS302)。即時印刷可能な状態であれば、印刷を行う(ステップS303)。
【0043】
ステップS304において、プリンタ110はステップS303の印刷終了後、用紙残量測定部111で印刷に使用した種類の用紙の残量を測定する。
【0044】
ステップS305において、プリンタ110はプリント管理サーバ100に印刷完了通知とあわせて用紙残量を通知する。
【0045】
なお、本発明の第1の実施の形態では、プリント管理サーバで用紙残量と必要枚数の差分を算出している。
【0046】
しかしながら、本発明の第2実施の形態では、投入済みの印刷ジョブはプリンタに滞留しているため、プリンタ側で差分の算出までを行い、用紙残量を通知させてもよい。
【0047】
また、本発明の第3の実施の形態として、プリント管理サーバで実現している機能をプリンタ側に持たせても効果は変わらない。
【0048】
この第3の実施の形態の場合、端末装置130,140はある特定のプリンタに印刷要求を行い、プリンタ側で実施例1と同様の処理を行い、自身で印刷可能であるかを判断する。
【0049】
印刷可能であれば、印刷ジョブを自身のスプールに留め、印刷不可であれば、他のプリンタを選定してそのプリンタに印刷ジョブを送信する。
【0050】
以上説明したように、本発明においては、ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバを持ち、端末装置を利用するユーザは特定のプリンタに対してではなくプリントサーバに対して印刷要求を行うシステムであるので、プリントサーバが各プリンタの用紙残量情報を利用して用紙切れを起こさないプリンタを自動的に選択して印刷ジョブを投入することで、印刷中の紙切れを起こすことなくプリンタへの印刷を完了させることができる印刷システム及び印刷ジョブ管理システムを提供することが出来る。
【0051】
また、本発明によれば、プリンタの用紙残量情報と、プリンタの印刷ジョブのスプール情報と、ユーザの印刷要求を一元管理する印刷管理サーバを持つことで、プリンタの用紙残量情報と印刷ジョブのスプール情報の両方を利用して確実に用紙切れを起こさないプリンタを自動選択することで、特定のプリンタ一台にて印刷を完了させることができる印刷ジョブ管理システムを提供することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0052】
以上の説明の通り、本発明に係る印刷システムおよび印刷ジョブ管理方法は、ネットワークに接続された複数のプリンタからなる印刷システム及びその印刷ジョブ管理方法に適用される。
【符号の説明】
【0053】
100 プリント管理サーバ
101 印刷ジョブ情報取得部
102 用紙残量管理部
103 プリンタ選定部
104 印刷ジョブ投入部
108 用紙残量記憶部
109 印刷ジョブ情報記憶部
111 用紙残量測定部
112 印刷完了通知部
110,120 プリンタ
130,140 端末装置
131 印刷要求部
150 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続された複数のプリンタと、前記複数のプリンタを一元管理するプリントサーバとを備えた印刷システムにおいて、
前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定手段と、
前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入手段とを有し、
プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させることを特徴とする印刷システム。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷システムにおいて、更に、各プリンタの用紙残量を把握し、前記用紙残量に関する用紙残量情報を生成する用紙残量管理手段を備えることを特徴とする印刷システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の印刷システムにおいて、
前記プリントサーバは、各プリンタの用紙残量情報を記憶する用紙残量記憶手段と、前記印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ情報記憶部とを備え、各プリンタは、印刷ジョブをスプールする手段と、印刷ジョブ終了の際に、用紙残量を測定し、測定結果を前記プリンタサーバに通知する手段を有することを特徴とする印刷システム。
【請求項4】
ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバを備えた印刷ジョブ管理システムにおいて、前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得手段と、前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定手段と、前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入手段とを有し、プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させることを特徴とする印刷ジョブ管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の印刷ジョブ管理システムにおいて、更に、各プリンタの用紙残量を把握し、前記用紙残量に関する用紙残量情報を生成する用紙残量管理手段を備えることを特徴とする印刷ジョブ管理システム。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の印刷ジョブ管理システムにおいて、
前記プリントサーバは、各プリンタの用紙残量情報を記憶する用紙残量記憶手段と、前記印刷ジョブ情報を記憶する印刷ジョブ情報記憶部とを備えていることを特徴とする印刷ジョブ管理システム。
【請求項7】
ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバによる印刷ジョブ管理方法において、
前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成することと、
前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定することと、
前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入することとを有し、
プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させることを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の印刷ジョブ管理方法において、更に、各プリンタの用紙残量を把握し、前記用紙残量に関する用紙残量情報を生成することを有することを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の印刷ジョブ管理方法において、
前記プリントサーバは、各プリンタの用紙残量情報を記憶することと、前記印刷ジョブ情報を記憶することとを備えていることを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
【請求項10】
コンピュータに、ネットワークを介して接続された複数のプリンタを一元管理するプリントサーバとして機能させるためのプログラムであって、
前記プリントサーバは、前記ネットワークを介して接続された端末装置からの印刷要求に基く印刷ジョブから必要な用紙の種類と枚数に関する情報を取得し印刷ジョブ情報を生成する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記複数のプリンタの内で、当該プリンタの用紙残量に関する用紙残量情報と、前記印刷ジョブ情報に基いて、前記印刷ジョブの実行に際して、用紙切れを起こさないプリンタを選定するプリンタ選定手段と、
前記選択されたプリンタに、前記印刷ジョブを投入する印刷ジョブ投入手段として機能させることによって、プリンタに印刷ジョブを割り付け印刷させる際の用紙切れを防止し、印刷を完了させる機能を有することを特徴とする印刷ジョブ管理プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−194857(P2012−194857A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−59107(P2011−59107)
【出願日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】