説明

印刷ジョブ生成プログラム、印刷ジョブ生成装置及び印刷システム

【課題】印刷システム全体を考慮して、後処理が利用可能か否かをユーザに通知できる印刷ジョブ生成プログラム、印刷ジョブ生成装置及び印刷システムを提供することを課題とする。
【解決手段】コンピュータ11を、印刷される画像情報と印刷後の後処理内容を指示する指示情報とを含む印刷ジョブに基づいて処理を実行する印刷システム環境において、印刷ジョブに含まれる印刷設定に依らずに処理しない設定が印刷システム環境側で成された画像形成装置の後処理装置の機能の情報に基づき、処理しない設定が成された画像形成装置の後処理装置の機能に替えて印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理をユーザに設定させる設定手段92と、設定手段92にユーザが行った設定内容に基づき、印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段94として機能させることを特徴とする印刷ジョブ生成プログラムにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は印刷ジョブ生成プログラム、印刷ジョブ生成装置及び印刷システムに関する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置(画像形成装置)にインライン接続されたフィニッシャ(後処理装置)の利用ができない状態に至った場合、他のフィニッシャに後処理を振り替えることが可能な画像形成装置およびその制御方法は従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には画像形成装置のインラインフィニッシャにおいてエラーが検知された場合であっても、フィニッシング処理を代行できるニアラインフィニッシャを検索し、ニアラインフィニッシャ用にジョブ制御情報を生成して送信することで、代替可能と判定されたニアラインフィニッシャにフィニッシング処理を引き継ぐことが記載されている。
【0004】
なお、特許文献1には、インラインフィニッシャが画像形成装置にインラインで接続されているフィニッシャであること、ニアラインフィニッシャがネットワークに接続されているフィニッシャであることが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は印刷ジョブを処理する前、画像形成装置のインラインフィニッシャにおいてエラーが検知された場合に、他のニアラインフィニッシャにフィニッシング処理を引き継ぐことが記載されている。
【0006】
しかし、特許文献1は既にインラインフィニッシャにおいてエラーが検知されている画像形成装置の印刷ジョブとして、フィニッシング処理を利用する印刷ジョブを作成することができないという問題があった。また、引用文献1はインラインフィニッシャがない画像形成装置の印刷ジョブとしてフィニッシング処理を利用する印刷ジョブを作成することができないという問題があった。
【0007】
つまり、特許文献1はフィニッシング処理を利用する印刷ジョブを作成するとき、画像形成装置のインラインフィニッシャを考慮して、フィニッシング処理が利用可能か否かをユーザに通知するものであり、印刷システム全体を考慮してフィニッシング処理が利用可能か否かをユーザに通知できないという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、印刷システム全体を考慮して、後処理が利用可能か否かをユーザに通知できる印刷ジョブ生成プログラム、印刷ジョブ生成装置及び印刷システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決するため、本発明は、コンピュータを、印刷される画像情報と印刷後の後処理内容を指示する指示情報とを含む印刷ジョブに基づいて処理を実行する印刷システム環境において、前記印刷ジョブに含まれる印刷設定に依らずに処理しない設定が前記印刷システム環境側で成された画像形成装置の後処理装置の機能の情報に基づき、前記処理しない設定が成された前記画像形成装置の後処理装置の機能に替えて前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理をユーザに設定させる設定手段と、前記設定手段に前記ユーザが行った設定内容に基づき、前記印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段として機能させることを特徴とする印刷ジョブ生成プログラムであることを特徴とする。
【0010】
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、印刷システム全体を考慮して、後処理が利用可能か否かをユーザに通知できる印刷ジョブ生成プログラム、印刷ジョブ生成装置及び印刷システムを提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施例に係る印刷システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
【図2】PCの一例のハードウェア構成図である。
【図3】従来のジョブチケット設定画面の一例のイメージ図である。
【図4】PCサーバの一例の処理ブロック図である。
【図5】上書き印刷設定画面の一例のイメージ図である。
【図6】工程管理者によって上書き印刷設定が行われた上書き印刷設定画面の一例のイメージ図である。
【図7】クライアントPCの一例の処理ブロック図である。
【図8】ジョブチケット設定画面の一例のイメージ図である。
【図9】後処理機器選択リストの一例のイメージ図である。
【図10】ジョブチケット設定画面制御部の処理手順を表した一例のフローチャートである。
【図11】ジョブチケットの一例の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、以下の説明における印刷システムは本発明を理解しやすくするためのものである。本発明は以下の印刷システムに限定されるものではない。
【0014】
(印刷システムの全体構成)
図1は本実施例に係る印刷システムの全体構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る印刷システムは、LANなどのネットワーク3を介して接続された、一つもしくは複数のエンドユーザ環境1と、POD(Print On Demand)印刷システム環境2とを有する。
【0015】
エンドユーザ環境1は例えば社内イントラネットに接続されたクライアントPC11を有する環境である。クライアントPC11はPOD印刷業務向けのアプリケーション12が搭載されており、印刷ジョブの生成を行うことができる。アプリケーション12は印刷ジョブ生成プログラムの一例である。
【0016】
アプリケーション12は用紙面に複数の論理的なページイメージを複数貼り付けるためのNumber Up面付け機能、あるいはヘッダー、フッター、ページ番号などを付加するためのイメージ編集機能を実行することができる。また、アプリケーション12は印刷製本のための穴あけ(パンチ)指示やステープル留め(ステープル)などの指示を指定することができる。
【0017】
POD印刷システム環境2は、オンラインで接続された、工程管理部20と、デジタル印刷部30と、ポストプレス部40とを有している。工程管理部20はPOD印刷システム環境2においてデジタル印刷部30及びポストプレス部40の各工程に対して作業を指示し、POD印刷システム環境2のワークフローを一元管理する。
【0018】
工程管理部20はエンドユーザ環境1から印刷ジョブ(印刷オーダー)を受信し、印刷ジョブを保管する。また、工程管理部20はエンドユーザ環境1からの印刷ジョブに基づいて各工程における作業をワークフローとして組み立てたり、デジタル印刷部30やポストプレス部40、各作業者の作業を効率よくスケジューリングしたり、自動運転時におけるエラー発生時、必要に応じてオペレータに通知をしたりすることもできる。一般的に工程管理部20は1台以上のPCサーバ21を含むように構成される。
【0019】
デジタル印刷部30は、プロダクション向けプリンタ、高速カラーインクジェットプリンタ、カラー/モノクロMFPなどのプリンタ装置を含むように構成される。デジタル印刷部30は工程管理部20から受信した印刷ジョブの指示に従って印刷を行う。デジタル印刷部30には印刷した記録紙に対して、紙折り、中綴じ製本、くるみ製本、パンチ等の後加工(後処理)を行うためのフィニッシャ(後処理装置)と直接接続したプリンタ装置が含まれる。
【0020】
ポストプレス部40は、工程管理部20から受信したポストプレスジョブの作業指示に従って、紙折り機、中綴じ製本機、くるみ製本機、断裁機、封入機、帳合い機等の後処理デバイスを含むように構成される。また、ポストプレス部40はデジタル印刷部30より出力された記録紙に対して、紙折り、中綴じ製本、くるみ製本、断裁、封入、帳合い等の仕上げ処理を実行する。ポストプレス部40には、ステープラ41、パンチ穴あけ機42など、デジタル印刷後の後加工(後処理)を行うための後処理装置が含まれている。
【0021】
エンドユーザは、エンドユーザ環境1のクライアントPC11から、POD印刷業務向けのアプリケーション12を使用して、画像の編集、面付け、テキスト挿入、後処理の指示などを行い、POD印刷システム環境2の工程管理部20に対して、印刷ジョブを送信する。印刷ジョブは、ジョブチケットと呼ばれる注文情報と印刷データとを含む。ジョブチケットはJDF(Job Definition Format)などで記述される。
【0022】
ジョブチケットに含まれる情報(印刷設定)に従って工程管理部20のPCサーバ21はデジタル印刷部30に対して印刷の指示を行い、ポストプレス部40に対して後処理の指示を行う。
【0023】
デジタル印刷部30はPOD印刷システム環境2によって構成が異なるが、高速印刷可能かつ高品位な印刷が可能なカラーまたは白黒のプリンタ装置の組合せで構成される場合が多い。プリンタ装置は単なる印刷機能に留まらず、直接接続したフィニッシャで後処理をオンラインで行うこともできる。
【0024】
(クライアントPC、PCサーバのハードウェア構成)
エンドユーザ環境1のクライアントPC11は、例えば図2に示すようなハードウェア構成のPCにより実現される。図2はPCの一例のハードウェア構成図である。図2のPC50はバス59で相互に接続されている入力装置51、出力装置52、記録媒体読取装置53、補助記憶装置54、主記憶装置55、演算処理装置56及びインタフェース装置57を含む。
【0025】
入力装置51はキーボードやマウス等である。入力装置51は各種信号を入力するために用いられる。出力装置52はディスプレイ装置等である。出力装置52は各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インタフェース装置57は、モデム,LANカード等である。インタフェース装置57は、ネットワーク3に接続するために用いられる。
【0026】
クライアントPC11に搭載されるPOD印刷業務向けのアプリケーション12はPC50を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。アプリケーション12は記録媒体58の配布やネットワーク3等からのダウンロードなどによって提供される。
【0027】
記録媒体58はCD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
【0028】
アプリケーション12は、アプリケーション12を記録した記録媒体58が記録媒体読取装置53にセットされると、記録媒体58から記録媒体読取装置53を介して補助記憶装置54にインストールされる。また、ネットワーク3等からダウンロードされたアプリケーション12は、インタフェース装置57を介して補助記憶装置54にインストールされる。補助記憶装置54はインストールされたアプリケーション12、必要なファイル及びデータ等を格納する。
【0029】
主記憶装置55はアプリケーション12の起動時するとき、補助記憶装置54からアプリケーション12を読み出して格納する。そして、演算処理装置56は主記憶装置55に格納されたアプリケーション12に従って、後述するような各種処理を実現している。
【0030】
同様に、工程管理部20のPCサーバ21も例えば図2に示すようなPCにより実現される。PCサーバ21の演算処理装置56は主記憶装置55に格納された工程管理のプログラムに従って、工程管理の各種処理を実現している。
【0031】
(ジョブチケットの設定)
ここでは本実施例の理解を容易とするため、エンドユーザ環境1の従来のPOD印刷業務向けのアプリケーション12でジョブチケットの設定を行う例について説明する。図3は従来のジョブチケット設定画面の一例のイメージ図である。図3のジョブチケット設定画面60は図1に示すような印刷システムに印刷ジョブを投入する際に、ジョブチケットを設定する設定画面の一例である。
【0032】
ジョブチケット設定画面60は、プリンタ装置に直接接続するフィニッシャの機能を選択してジョブチケットを設定できる。例えば図3のジョブチケット設定画面60は選択したプリンタ装置に直接接続するフィニッシャのパンチ、排紙トレイ、くるみ製本の機能を利用できることを表している。
【0033】
また、図3のジョブチケット設定画面60は選択したプリンタ装置のフィニッシャにステープル針が無いため、ステープルの機能が半輝度となり、ステープルの機能が選択できなくなっている。さらに、図3のジョブチケット設定画面60は選択したプリンタ装置に直接接続するフィニッシャの機能に折り(紙折り)が無いため、折りの機能が半輝度となり、折りの機能が選択できなくなっている。
【0034】
例えばエンドユーザ環境1のクライアントPC11に搭載されたPOD印刷業務向けのアプリケーション12は、POD印刷システム環境2にあるデジタル印刷部30のプリンタ装置からネットワーク3経由で、機能やステータス等の情報を取得する。例えばアプリケーション12はTCP/IP通信のSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いてプリンタ装置から機能やステータス等の情報を取得できる。
【0035】
例えば従来のジョブチケット設定画面60ではデジタル印刷部30の選択したプリンタ装置に直接接続するフィニッシャのエラー(Error)やワーニング(Warning)の情報が通知されるとジョブチケットの設定ができない。
【0036】
例えば図3のジョブチケット設定画面60では選択したプリンタ装置のフィニッシャにステープル針が無いとSNMPで通知された為、ステープルの機能が選択できない。このとき、ポストプレス部40に単体で使用可能なステープラが含まれる場合、工程管理者はポストプレス部40の単体で使用可能なステープラにステープル処理を実行させたいことがある。しかし、従来のジョブチケット設定画面60では選択したプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャのステープル機能にエラーがあるとジョブチケットの設定ができない。
【0037】
また、従来のジョブチケット設定画面60ではデジタル印刷部30の選択したプリンタ装置に直接接続するフィニッシャに無い機能を、ジョブチケットに設定できない。例えば図3のジョブチケット設定画面60では選択したプリンタ装置のフィニッシャに折りの機能が無いとSNMPで通知されたため、折りの機能が選択できない。
【0038】
このとき、ポストプレス部40に単体で使用可能な紙折り機が含まれる場合、工程管理者はポストプレス部40の単体で使用可能な紙折り機に折りの処理を実行させたいことがある。しかし、従来のジョブチケット設定画面60では選択したプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャに折りの機能が無いためジョブチケットの設定ができない。
【0039】
また、従来のジョブチケット設定画面60ではデジタル印刷部30の選択したプリンタ装置に直接接続するフィニッシャに機能が存在するときに、直接接続するフィニッシャの機能ではなく、ポストプレス部40に含まれる単体で使用可能な機能を、ジョブチケットに設定できない。
【0040】
図3のジョブチケット設定画面60では選択したプリンタ装置のフィニッシャに、くるみ製本があるとSNMPで通知されたため、ポストプレス部40に含まれる単体で使用可能な、くるみ製本の機能が選択できない。
【0041】
このように、従来のジョブチケット設定画面60ではデジタル印刷部30の選択されたプリンタ装置に直接接続するフィニッシャの機能だけでなく、ポストプレス部40に含まれる後処理装置(後処理デバイス)の機能や、デジタル印刷部30の選択されていないプリンタ装置に直接接続するフィニッシャの機能など、印刷システム全体で後処理の機能が使用可能か否かをユーザに通知できなかった。
【0042】
(工程管理部20でのジョブチケットの上書き印刷設定)
工程管理部20のPCサーバ21は例えば図4に示す処理ブロックで実現される。図4はPCサーバの一例の処理ブロック図である。PCサーバ21は工程管理のプログラムが搭載されている。PCサーバ21は工程管理のプログラムを実行することで、デバイス機能情報収集部61、上書き印刷設定画面制御部62、上書き印刷設定情報送信部63、印刷設定処理部64、デバイス機能情報テーブル65、デバイス状態情報テーブル66、デフォルト印刷設定情報テーブル67、上書き印刷設定情報テーブル68を実現する。
【0043】
デバイス機能情報収集部61は、デジタル印刷部30に含まれるプリンタ装置及びポストプレス部40に含まれる後処理装置からデバイス機能情報を収集する。デバイス機能情報収集部61は例えばTCP/IP通信のSNMPを用いてプリンタ装置や後処理装置などの各デバイスのMIB情報からデバイス機能情報を取得する。デバイス機能情報収集部61は収集したデバイス機能情報をデバイス機能情報テーブル65に格納する。
【0044】
上書き印刷設定画面制御部62は後述の上書き印刷設定画面を出力装置52等に出力して工程管理者に上書き印刷設定を行わせる。上書き印刷設定とは、プリンタ装置や仮想プリンタ装置のデフォルト(Default)印刷設定の他に設定されるものであり、工程管理部20のPCサーバ21において、エンドユーザ環境1からの印刷設定を強制的に書き換える印刷設定である。
【0045】
上書き印刷設定情報送信部63は後述の上書き印刷設定画面から行われた上書き印刷設定の内容を上書き印刷設定情報としてエンドユーザ環境1に送信する。また、印刷設定処理部64はエンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定を上書き印刷設定に従って強制的に書き換える。印刷設定処理部64は印刷設定に従ってデジタル印刷部30に対して印刷の指示を行い、ポストプレス部40に対して後処理の指示を行う。
【0046】
デバイス機能情報テーブル65は各デバイスから収集されたデバイス機能情報を格納している。デバイス機能情報は例えばデバイスごとに機能の有無を表している。デバイス状態情報テーブル66は各デバイスから収集されたデバイス状態情報を格納している。デバイス状態情報は例えばデバイスの機能ごとに正常、エラーやワーニングなどの状態を表している。デフォルト印刷設定情報テーブル67はデフォルト印刷設定の内容をデフォルト印刷設定情報として格納している。上書き印刷設定情報テーブル68は後述の上書き印刷設定画面から行われた上書き印刷設定の内容を上書き印刷設定情報として格納している。
【0047】
図5は上書き印刷設定画面の一例のイメージ図である。図5(A)は上書き印刷設定画面70のイメージ図を表す。図5(B)は各機能の選択できる項目を表す。上書き印刷設定画面70は図5(A)に示すように、プリンタ装置を選択する欄71と、各機能の項目を選択する欄72とを有する。
【0048】
図5(A)の上書き印刷設定画面70は「ABCD」というプリンタ装置を選択したときに上書き印刷設定ができる機能を表している。ただし、ステープル機能にはエラーアイコン73が表示されている。エラーアイコン73はプリンタ装置の機能に異常があるときに表示される。
【0049】
図5(B)に示すように、例えば工程管理者は各機能の項目を選択できる。ステープル機能を一例として説明すると、工程管理者は未設定、左上自動、左2ヶ所、中央2ヶ所及びOFFの項目から一つの項目を選択できる。OFFの項目は従来の上書き印刷設定画面に無く、新たに追加した項目である。
【0050】
未設定の項目は、エンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定に従うことを意味する。なお、ジョブチケットに印刷設定が無かった場合はデフォルト印刷設定に従うことを意味する。もし、POD印刷システム環境2側の都合で工程管理者がエンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定を無視して、ステープル機能の機能から例えば左2ヶ所を選択したければ、ステープル機能の項目を選択する欄72から左2ヶ所を選択すればよい。
【0051】
未サポートの項目は、欄71から選択したプリンタ装置に無い機能であることを意味している。例えば図5(A)の上書き印刷設定画面70では欄71から選択したプリンタ装置の機能に折りが無いため、未サポートの項目が選択されている。
【0052】
OFFの項目は、エンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定に関係無く処理しないことを意味している。
【0053】
図6は、工程管理者によって上書き印刷設定が行われた上書き印刷設定画面の一例のイメージ図である。図6の上書き印刷設定画面80はステープル機能、折り機能、くるみ製本機能を、エンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定に関係無く処理しないことを表している。
【0054】
また、図6の上書き印刷設定画面80はエンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定に従ってパンチ機能を処理することを表している。また、図6の上書き印刷設定画面80はエンドユーザ環境1からのジョブチケットに含まれる印刷設定に関係なく強制的にトレイ3を設定することを表している。
【0055】
さらに、OFFの項目について説明する。図6の上書き印刷設定画面80はステープル機能の異常を示すエラーアイコン81が表示されている。したがって、そのままではエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60でもステープル機能を設定できない。
【0056】
一方、ポストプレス部40に単体で使用可能なステープラが含まれるとき、工程管理者はポストプレス部40に単体で使用可能なステープラにステープル処理を行わせたい場合がある。そこで、ポストプレス部40に単体で使用可能なステープラにステープル処理を行わせたい場合はOFFの項目を選択することで、エンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60においてステープル機能の異常を無視させることができる。
【0057】
言い換えればエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60ではプリンタ装置に直接接続されたフィニッシャのステープル機能に異常があったとしてもステープル機能を設定することができる。
【0058】
また、選択したプリンタ装置のフィニッシャに折りの機能が無いと、そのままではエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60でもステープル機能を設定できない。そこでステープラ機能と同様、ポストプレス部40に単体で使用可能な紙折り機に折りの処理を行わせたい場合はOFFの項目を選択することでエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60において、選択したプリンタ装置のフィニッシャに折りの機能が無いことを無視させることができる。
【0059】
言い換えればエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60ではプリンタ装置に直接接続されたフィニッシャに折りの機能が無かったとしても折りの機能を設定することができる。
【0060】
また、選択したプリンタ装置のフィニッシャに、くるみ製本機能があると、そのままではエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60でもポストプレス部40に含まれる単体で使用可能な、くるみ製本の機能が選択できない。
【0061】
一方、工程管理者は選択したプリンタ装置のフィニッシャに、くるみ製本機能があったとしても、メンテナンスや課金などの都合で選択したプリンタ装置のフィニッシャを使わせたくない場合がある。そこで、ポストプレス部40に単体で使用可能なくるみ製本機にくるみ製本処理を行わせたい場合はOFFの項目を選択することで、エンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60において、選択したプリンタ装置のフィニッシャに、くるみ製本機能があることを無視させる。
【0062】
言い換えればエンドユーザ環境1のジョブチケット設定画面60では選択したプリンタ装置のフィニッシャの、くるみ製本機能を無視した上で、ポストプレス部40に単体で使用可能なくるみ製本機にくるみ製本処理を行わせるように設定することができる。
【0063】
(エンドユーザ環境1でのジョブチケットの設定)
エンドユーザ環境1のクライアントPC11は例えば図7に示す処理ブロックで実現される。図7はクライアントPCの一例の処理ブロック図である。クライアントPC11はPOD印刷業務向けのアプリケーション12が搭載されている。クライアントPC11はアプリケーション12を実行することで、デバイス機能情報収集部91、ジョブチケット設定画面制御部92、上書き印刷設定情報受信部93、印刷ジョブ生成部94、印刷ジョブ送信部95、デバイス機能情報テーブル96、デバイス状態情報テーブル97及び上書き印刷設定情報テーブル98を実現する。
【0064】
デバイス機能情報収集部91は、デバイス機能情報収集部61と同様、デジタル印刷部30に含まれるプリンタ装置及びポストプレス部40に含まれる後処理装置からデバイス機能情報を収集する。デバイス機能情報収集部91は収集したデバイス機能情報をデバイス機能情報テーブル96に格納する。
【0065】
ジョブチケット設定画面制御部92は後述のジョブチケット設定画面を出力装置52等に出力してユーザにジョブチケットを設定させる。上書き印刷設定情報受信部93は工程管理部20から上書き印刷設定情報を受信する。印刷ジョブ生成部94はユーザが設定したジョブチケットを含む印刷ジョブを生成する。印刷ジョブ送信部95は印刷ジョブを工程管理部20に送信する。
【0066】
デバイス機能情報テーブル96は各デバイスから収集されたデバイス機能情報を格納している。デバイス状態情報テーブル97は各デバイスから収集されたデバイス状態情報を格納している。上書き印刷設定情報テーブル98は工程管理部20から受信した上書き印刷設定情報を格納している。
【0067】
図8はジョブチケット設定画面の一例のイメージ図である。図8のジョブチケット設定画面100は図1に示すような印刷システムに印刷ジョブを投入する際に、ジョブチケットを設定する設定画面の一例である。
【0068】
ジョブチケット設定画面100はプリンタ装置に直接接続するフィニッシャの機能だけでなく、上書き印刷設定情報を後述のように利用することで、ポストプレス部40に含まれる単体で使用可能なフィニッシャを選択してジョブチケットを設定できる。
【0069】
例えば図8のジョブチケット設定画面100は選択したプリンタ装置のフィニッシャにステープル針が無いため、ステープル機能がエラー状態となっている。図3に示した従来のジョブチケット設定画面60ではステープル機能をジョブチケットに設定することができなかった。
【0070】
図8のジョブチケット設定画面100では受信した上書き印刷設定情報から工程管理部20でステープル機能についてOFFの項目が選択されていることを認識することができる。このことは、選択されたプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャのステープル機能がエラー状態で処理できないが、ポストプレス部40に単体で使用可能なステープラが含まれると解釈できる。
【0071】
そこで、図8のジョブチケット設定画面100では選択されたプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャのステープル機能のエラー状態を無視して、ジョブチケットに対するステープル機能の設定を受け付けるように判断している。例えば図8のジョブチケット設定画面100では、ジョブチケットに対するステープル機能のオン/オフの設定を可能とし、例えば「後工程でステープル処理を指示する場合はオンにしてください」とエンドユーザに通知している。
【0072】
また、図8のジョブチケット設定画面100は選択したプリンタ装置のフィニッシャの機能に折り(紙折り)が無いため、折りの機能がエラー状態となっている。図3に示した従来のジョブチケット設定画面60では折りの機能をジョブチケットに設定することができなかった。
【0073】
図8のジョブチケット設定画面100では受信した上書き印刷設定情報から工程管理部20で折りの機能についてOFFの項目が選択されていることを認識できる。このことは選択されたプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャに折りの機能が無いが、ポストプレス部40に単体で使用可能な紙折り機が含まれると解釈できる。
【0074】
そこで、図8のジョブチケット設定画面100では選択されたプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャの折りの機能のエラー状態を無視して、ジョブチケットに対する折りの機能の設定を受け付けるように判断している。
【0075】
また、図8のジョブチケット設定画面100は選択したプリンタ装置のフィニッシャの機能に、くるみ製本機能があるが、受信した上書き印刷設定情報から工程管理部20でOFFの項目が選択されていることが認識できる為、くるみ製本機能がエラー状態となっている。図3に示した従来のジョブチケット設定画面60では、くるみ製本機能をジョブチケットに設定することができなかった。
【0076】
図8のジョブチケット設定画面100では工程管理者が何らかの都合で、選択したプリンタ装置のフィニッシャの機能のくるみ製本機能の使用を中止したと判断できる。ジョブチケット設定画面100では例えば「工程管理者の都合により中止中」とエンドユーザに通知した上、ポストプレス部40にある単体のくるみ製本機へのくるみ製本機能の設定を受け付けるように判断している。
【0077】
さらに、図8のジョブチケット設定画面100ではポストプレス部40に単体で使用可能なフィニッシャの機能の設定を受け付けた場合、ポストプレス部40に含まれるどの単体で使用可能なフィニッシャを使うのかを図9に示すような後処理機器選択リストから選択させることができる。
【0078】
図9は後処理機器選択リストの一例のイメージ図である。後処理機器選択リストは例えば工程管理部20に登録してあるものを利用できる。図8のジョブチケット設定画面100では後処理機選択ボタン101を押下することにより図9の後処理機器選択リストを表示させることができる。後処理機器選択リストはエンドユーザ環境1に登録しておいてもよい。
【0079】
ユーザはポストプレス部40に単体で使用可能なフィニッシャの機能の設定を必ずしも行う必要はなく、空白のままにしておき、工程管理部20で工程管理者に設定させるようにしてもよい。
【0080】
図10は、ジョブチケット設定画面制御部の処理手順を表した一例のフローチャートである。図10はジョブチケット設定画面100のステープル機能を表示するための処理を抜き出して表したものである。その他の機能については、同様であるため省略する。
【0081】
ステップS1において、ジョブチケット設定画面制御部92は選択されたプリンタ装置のフィニッシャのステープル機能に異常があるか(エラー状態か)を判定する。選択されたプリンタ装置のフィニッシャのステープル機能に異常がなければ、ジョブチケット設定画面制御部92はステップS2において、受信した上書き印刷設定情報から工程管理部20でステープル機能についてOFFの項目が選択されているか否かを判定する。
【0082】
ステープル機能についてOFFの項目が選択されていれば、ジョブチケット設定画面制御部92はステップS4において、選択されたプリンタ装置のフィニッシャのステープル機能を利用できない理由(製本管理者の指示により中止)を表示すると共に、後工程でステープル機能の設定が可能である旨の表示を行う。
【0083】
また、ステープル機能についてOFFの項目が選択されていなければ、ジョブチケット設定画面制御部92はステップS5において、選択されたプリンタ装置のフィニッシャのステープル機能の実行が可能である旨の表示を行う。
【0084】
一方、ステップS1において、選択されたプリンタ装置のフィニッシャのステープル機能に異常があれば、ジョブチケット設定画面制御部92はステップS3において、受信した上書き印刷設定情報から工程管理部20でステープル機能についてOFFの項目が選択されているか否かを判定する。
【0085】
ステープル機能についてOFFの項目が選択されていれば、ジョブチケット設定画面制御部92はステップS6において、異常の理由(例えばステープル針なし)を表示すると共に、後工程でステープル機能の設定が可能である旨の表示を行う。
【0086】
また、ステープル機能についてOFFの項目が選択されていなければ、ジョブチケット設定画面制御部92はステップS7において、異常の理由(例えばステープル針なし)を表示すると共に、選択されたプリンタ装置のフィニッシャのステープル機能の実行が不可である旨の表示を行う。
【0087】
なお、図8のジョブチケット設定画面100では、ポストプレス部40の単体で使用可能なフィニッシャの機能による処理が済んだあとに、プリンタ装置に直接接続しているフィニッシャの機能が故障から復旧したなどで、ジョブチケットを再利用したいケースも考えられる。この為、図8のジョブチケット設定画面100では、処理後、本来の設定に戻す為のチェックボックス102を設けている。
【0088】
図11はジョブチケットの一例の構成図である。図11(A)のジョブチケットはポストプレス部40の単体で使用可能なフィニッシャの機能に処理させるため、直接接続しているフィニッシャのステープル機能をオフし、代替のステープラにステープルさせる内容が設定されている。図11(B)のジョブチケットは代替のステープラによるステープルが終了したあと、元の設定に戻されている。図11(B)のジョブチケットはプリンタ装置に直接接続しているフィニッシャの機能が故障から復旧したあと、そのまま再利用することができる。
【0089】
本実施例によれば、プリンタ装置に直接接続するフィニッシャに異常があったり存在しない状態であったりしても、ポストプレス部40の単体で使用可能なフィニッシャが存在する場合は、工程管理部20で上書き印刷設定の項目をOFFに設定することで、エンドユーザに後工程でフィニッシャの機能が利用可能であることを通知できる。
【0090】
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、特許請求の範囲に記載した設定手段はジョブチケット設定画面制御部92に相当し、印刷ジョブ生成手段は印刷ジョブ生成部94に相当し、工程管理装置はPCサーバ21に相当する。
【符号の説明】
【0091】
1 エンドユーザ環境
2 POD印刷システム環境
3 ネットワーク
11 クライアントPC
12 POD印刷業務向けのアプリケーション
20 工程管理部
21 PCサーバ
30 デジタル印刷部
40 ポストプレス部
41 ステープラ
42 パンチ穴あけ機
50 PC
51 入力装置
52 出力装置
53 記録媒体読取装置
54 補助記憶装置
55 主記憶装置
56 演算処理装置
57 インタフェース装置
58 記録媒体
59 バス
60、100 ジョブチケット設定画面
61 デバイス機能情報収集部
62 上書き印刷設定画面制御部
63 上書き印刷設定情報送信部
64 印刷設定処理部
65 デバイス機能情報テーブル
66 デバイス状態情報テーブル
67 デフォルト印刷設定情報テーブル
68 上書き印刷設定情報テーブル
70 上書き印刷設定画面
71 プリンタ装置を選択する欄
72 各機能の項目を選択する欄
80 上書き印刷設定画面
91 デバイス機能情報収集部
92 ジョブチケット設定画面制御部
93 上書き印刷設定情報受信部
94 印刷ジョブ生成部
95 印刷ジョブ送信部
96 デバイス機能情報テーブル
97 デバイス状態情報テーブル
98 上書き印刷設定情報テーブル
101 後処理機選択ボタン
102 チェックボックス
【先行技術文献】
【特許文献】
【0092】
【特許文献1】特開2006−308692号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
印刷される画像情報と印刷後の後処理内容を指示する指示情報とを含む印刷ジョブに基づいて処理を実行する印刷システム環境において、前記印刷ジョブに含まれる印刷設定に依らずに処理しない設定が前記印刷システム環境側で成された画像形成装置の後処理装置の機能の情報に基づき、前記処理しない設定が成された前記画像形成装置の後処理装置の機能に替えて前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理をユーザに設定させる設定手段と、
前記設定手段に前記ユーザが行った設定内容に基づき、前記印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と
して機能させることを特徴とする印刷ジョブ生成プログラム。
【請求項2】
前記設定手段は、前記処理しない設定が成された前記画像形成装置の後処理装置の機能に異常があって利用することができないとき、前記機能を利用できない理由をユーザに通知すると共に、前記画像形成装置の後処理装置の機能に替えて前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理が可能である旨をユーザに通知すること
を特徴とする請求項1記載の印刷ジョブ生成プログラム。
【請求項3】
前記設定手段は、前記処理しない設定が成された前記画像形成装置の後処理装置の機能に異常がなく利用することができるとき、前記印刷システム環境側の指示により前記機能を利用でいない旨をユーザに通知すると共に、前記画像形成装置の後処理装置の機能に替えて前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理が可能である旨をユーザに通知すること
を特徴とする請求項1又は2記載の印刷ジョブ生成プログラム。
【請求項4】
前記設定手段は、前記処理しない設定が成された前記画像形成装置の後処理装置の機能に替えて前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理をユーザに設定させるとき、前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置を表す後処理機器選択リストから前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置を選択させること
を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の印刷ジョブ生成プログラム。
【請求項5】
前記印刷ジョブ生成手段は、前記印刷ジョブに含まれる印刷設定に依らずに処理しない設定が前記印刷システム環境側で解除されたとき、前記画像形成装置の後処理装置の機能による処理に戻すための情報を、前記印刷ジョブに追記しておくこと
を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の印刷ジョブ生成プログラム。
【請求項6】
印刷される画像情報と印刷後の後処理内容を指示する指示情報とを含む印刷ジョブに基づいて処理を実行する印刷システム環境において、前記印刷ジョブに含まれる印刷設定に依らずに処理しない設定が前記印刷システム環境側で成された画像形成装置の後処理装置の機能の情報に基づき、前記処理しない設定が成された前記画像形成装置の後処理装置の機能に替えて前記印刷システム環境に含まれる他の後処理装置の機能による処理をユーザに設定させる設定手段と、
前記設定手段に前記ユーザが行った設定内容に基づき、前記印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成手段と
を有すること
を特徴とする印刷ジョブ生成装置。
【請求項7】
コンピュータにより実行可能な請求項1に記載の印刷ジョブ生成プログラムと、工程管理装置とを有することを特徴とする印刷システム。
【請求項8】
前記工程管理装置は、前記画像形成装置及び後処理装置と接続されていること
を特徴とする請求項7記載の印刷システム。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図3】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−238188(P2012−238188A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−106996(P2011−106996)
【出願日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】