印刷ポート管理システム
【課題】 出力先が可変的なアドレス情報となるデバイスの場合、関連付け作成後、且つ関連付けを用いたドライバのインストール実行前に、関連付けの印刷ポート情報を変更しなければならない。
【解決手段】 デバイスとドライバとの関連付けの印刷ポート情報の作成・編集の際に、アプリケーションサーバである場合には印刷ポートフラグを固定に設定する手段(S213)と、編集したアドレスが関連付いたデバイスである場合には印刷ポートフラグを可変に設定する手段(S214)。そして、関連付けを用いた管理サーバからクライアントへの印刷ポートの作成の際に、印刷ポートフラグ値に応じた印刷ポートの作成を実現する手段(S605、S606、S607、S608、S609)と、を備えている。
【解決手段】 デバイスとドライバとの関連付けの印刷ポート情報の作成・編集の際に、アプリケーションサーバである場合には印刷ポートフラグを固定に設定する手段(S213)と、編集したアドレスが関連付いたデバイスである場合には印刷ポートフラグを可変に設定する手段(S214)。そして、関連付けを用いた管理サーバからクライアントへの印刷ポートの作成の際に、印刷ポートフラグ値に応じた印刷ポートの作成を実現する手段(S605、S606、S607、S608、S609)と、を備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
管理サーバからクライアントへ、プリンタドライバをインストールする際に、プリンタドライバと対応付ける印刷ポートを管理するためのドライバ管理装置、管理方法、及プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタドライバに対応付ける印刷ポートは、出力先がネットワーク上のデバイスである場合には、そのデバイスのアドレス情報を用いて作成する。
【0003】
ここで、印刷ポートとは、デバイスとドライバ間で印刷データの入出力を実現するインターフェースであり、ネットワーク印刷ポートやローカル印刷ポートといった印刷ポート種別及び出力先のアドレスやプロトコルなどのアドレス情報などの印刷ポート情報で構成される。
【0004】
一方、近年クライアントからデバイスへ直接印刷データを送付するのではなく、アプリケーションサーバに、一旦印刷データを留め置きするアプリケーションが広く使用されるようになつてきている。
【0005】
例えば、印刷時にデバイスを特定せずに、任意のデバイスのユーザインタフェース上からアプリケーションサーバに留め置きされた印刷データを指定して印刷を実現するアプリケーションがある。
【0006】
また、どのユーザがどのデバイスからどのような印刷形態(部数やレイアウト等)で印刷したかを管理するために、一旦アプリケーションサーバへ印刷データを留め置きする仕組みを持つアプリケーションもある。
【0007】
このようなアプリケーションの印刷ポートは、アプリケーション特有のアドレス情報での構成が必要となる。
【0008】
例えば、印刷ポートの出力先を示すアドレスが、デバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバのアドレスとなるネットワーク印刷ポートの場合や、印刷ポート種別がネットワーク印刷ポートではなく、ローカル印刷ポートとする場合がある。
【0009】
また、デバイスのアドレス情報は、配置換えや入れ替えなどにより、可変的なアドレス情報となるが、アプリケーションのアドレス情報は、アプリケーション特有のアドレス情報であるが故に、固定的なアドレス情報となる。
【0010】
ここで、管理サーバからクライアントに印刷ポートの生成方法としては、クライアントにてユーザ手動で作成する方法以外に、管理サーバ主導型のPUSHモードとクライアント主導型のPULLモードがある。
【0011】
PUSHモードでは、管理サーバからクライアントへプリンタドライバを配信する際に、配信先クライアントと、デバイスとプリンタドライバの関連付けとからなるタスクを作成する。
【0012】
そして、このタスクを実行することにより、プリンタドライバのインストールと印刷ポートの作成を実現する(例えば、特許文献1、2参照)。
【0013】
また、PULLモードでは、クライアントから管理サーバへアクセスし、関連付け一覧から任意の関連付けを選択し、対応するランチャーソフトウェアをクライアントへダウンロードする。
【0014】
そして、ダウンロードしたランチャーソフトウェアを実行することで、ドライバのインストールと印刷ポートの作成を実現する。
【0015】
なお、プリンタドライバとは、クライアント上にてアプリケーションなどからデバイスへの印刷を実現する印刷データを形成するソフトウェアであり、以降ドライバと称する。
【0016】
また、関連付けとは、デバイス情報とドライバ情報から構成された情報である。
【0017】
デバイス情報とは、印刷装置名やIPアドレスなど、デバイスから印刷を行うために複数のデバイスから、任意のデバイスを識別し選択することが可能な情報を意味する。
【0018】
一方、ドライバ情報とは、ドライバ名、バージョン、言語など、複数のドライバから任意のドライバを識別し選択することが可能な情報を意味する。
【0019】
従って、予めデバイス情報とドライバ情報の関連付けを作成するときに、出力先がデバイスであれば、デバイス情報に含まれる印刷ポート情報を設定し、出力先がアプリケーションサーバであれば、アプリケーション特有の印刷ポート情報を設定する。
【0020】
これにより、クライアントへのドライバのインストールと共に選択した関連付けに設定された印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0021】
【特許文献1】特開2008−203929号公報
【特許文献2】特開2008−203930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
しかしながら、上述した従来の技術では、次のような課題があった。
出力先が可変的なアドレス情報となるデバイスの場合、関連付け作成後、且つ関連付けを用いたドライバのインストール実行前に、関連付けの印刷ポート情報を変更しなければならない。
【0023】
このように、従来の関連付けの印刷ポート設定技術では、関連付け作成・編集に関するユーザビリティ、及びインストールされたドライバと対応付く印刷ポートの作成結果に問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析する手段(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定する手段(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定する手段(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定する手段(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出す手段(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得する手段(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成する手段(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【発明の効果】
【0025】
本実施形態によれば、関連付けを用いた管理サーバ1000からクライアント3000へのドライバのインストールの際に、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現でき、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0026】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の情報処理装置を含む印刷システムのネットワーク構成例である。
【図2】本発明の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の情報処理装置のソフトウェア構成を示す図である。
【図4】本発明の関連付け作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の関連付け作成時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の関連付け編集のの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の関連付け編集時の印刷ポート設定のの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明のタスク作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明のタスク実行の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明のデバイス探索結果によるデバイスリストを示す図である。
【図11】(a)は、本発明の関連付け作成のSTEP1デバイス選択を示す図である。(b)は、本発明の関連付け作成のSTEP2ドライバ選択を示す図である。(c)は、本発明の関連付け作成のSTEP3関連付け設定を示す図である。
【図12】(a)は、本発明の関連付け作成の印刷ポート設定の編集を示す図である。(b)は、本発明の関連付け作成の印刷ポート編集後のSTEP3関連付け設定を示す図である。(c)は、本発明の関連付け作成のSTEP4設定内容の確認と登録を示す図である。
【図13】本発明の関連付け編集の関連付けリストを示す図である。
【図14】(a)は、本発明のタスク作成のSTEP1コンピュータ選択を示す図である。(b)は、本発明のタスク作成のSTEP2関連付け選択を示す図である。(c)は、本発明のタスク作成のSTEP3タスク内容と実行を示す図である。
【図15】本発明の第2実施形態における関連付け作成時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2実施形態における関連付け編集時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態におけるタスク作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第3実施形態におけるタスク実行の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3実施形態におけるタスク作成のSTEP3ポート作成の動作設定を示す図である。
【図20】本発明の変形例1における関連付け作成時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の変形例1における関連付け編集時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の変形例1における関連付け作成・編集時の印刷ポート設定の編集を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0029】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる情報処理装置の運用例を示す印刷システムのネットワーク構成例である。
【0030】
図1は、管理サーバ1000と、デバイス1〜nのデバイス2000と、クライアント1〜2のクライアント3000と、アプリケーションサーバ1のアプリケーションサーバ4000から構成されていることを示している。
【0031】
管理サーバ1000、デバイス2000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000は、互いに通信回線5000により接続されている。
【0032】
管理サーバ1000は、デバイス2000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000を管理するための図3に示すデバイス管理部30が稼働するサーバである。
【0033】
次に、デバイス2000は、印刷処理機能を有する印刷装置である。
【0034】
デバイス2000は、印刷機能のみを有するSFPであってもよいし、印刷機能以外にスキャナ、コピー、ファクス機能等を有するMFPであってもよい。
【0035】
次に、クライアント3000は、アプリケーションからドライバを介して、直接ないしはアプリケーションサーバ4000を経由し、デバイス2000からの印刷を実現することが可能である。
【0036】
次に、管理サーバ1000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000は、図2のブロック図に示すハードウェア構成を有している。
【0037】
CPU10は、RAM12をワークエリアとして、ROM11、及びHDD19に格納された管理サーバ1000のデバイス管理部30を実行し、システムバス13を介し、本実施形態の各機能手段を実行する。
【0038】
また、管理サーバ1000のデバイス管理部30は、例えば、DiskDrive11にマウント可能なFD、CD−ROM、DVD、磁気テープ、ICメモリカード等の記憶媒体により供給される。
【0039】
CPU10は、ビデオカード(VC)14を介して、表示装置(CRT)15にユーザインタフェース表示を行う。
【0040】
更に、CPU10は、キーボードコントローラ(KBC)16を介し、キーボード(KB)17やマウスなどのポインティングデバイスからの前記ユーザインタフェースに対する入力指示に応じた制御を行う。
【0041】
また、CPU10は、ネットワークインタフェースボード(NIC)21を介し、通信回線5000上のデバイス2000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000間でのデータ通信を行う。
【0042】
クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000のドライバ制御部40も、上記管理サーバ1000のデバイス管理部30と同様である。
【0043】
次に、図3は管理サーバ1000上で動作するデバイス管理部30とクライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000上で動作するドライバ制御部のソフトウェア構成例である。
【0044】
デバイス管理部30は、デバイス探索部31、ドライバ管理部32、データ保管部33、及びドライバ保管部34を備えている。
【0045】
デバイス管理部30は、Webベースのアプリケーションとしての実施も可能であり、その場合クライアント3000やアプリケーションサーバ4000からWebブラウザを介しての利用も可能である。
【0046】
デバイス探索部31は、デバイス2000に対する探索機能を有しており、デバイス探索の結果として、デバイス名やデバイスのIPアドレスなどを取得し、データ保管部33へ保存する。
【0047】
なお、デバイス探索とは、同業者には公知であるところのSNMP、IP Broadcast、SLP/Multicast等による探索を意味する。
【0048】
また、デバイス探索部31は、デバイス2000に対して、LANなどの通信回線5000を介して、MIB(Managenent Information Base)といったデバイス情報を取得、設定することが可能である。
【0049】
デバイス探索結果の一例を、図10に示す。
【0050】
デバイス探索部31は、図10の「探索」ボタンを押下することにより、通信回線5000上の<n>台のデバイス2000が探索し、その結果をHDD19上のデータ保管部33へ保管する。
【0051】
更に、デバイス探索部31は、デバイス探索の結果を、「デバイスリスト」として、「デバイス名」と「印刷ポート情報」とからなる「デバイス情報」をCRT15上にリスト表示する。
【0052】
図10では、「デバイス名」が<デバイス1>のデバイス2000は、「印刷ポート情報」として、「アドレス」が<x.y.z.1>、「プロトコル」が<LPR>、プロトコルLPRに対する「キュー名」が<PRINT>であることを示す。
【0053】
同様に、「デバイス名」が<デバイス2>のデバイス2000は、「印刷ポート情報」として、「アドレス」が<x.y.z.2>、「プロトコル」が<RAW>であることを示す。
【0054】
ここで、デバイス情報の取得は、デバイス探索部31が行ったデバイス探索以外に、CSVファイルなどのファイルをインポートすることでも構わない。
【0055】
次に、ドライバ管理部32は、クライアント3000やアプリケーションサーバ4000に対して、ドライバのインストールや印刷ポートの作成をリモートタスクにより実現するための機能を有する。
【0056】
リモートタスクは、クライアント3000やアプリケーションサーバ4000の指定と、デバイスとドライバとの関連付けとから構成されるタスクをリモートで実行することを意味する。
【0057】
この場合、クライアント3000やアプリケーションサーバ4000上には、図3に示すドライバのインストールや印刷ポートの作成を有するサービスプログラムであるドライバ制御部40が常駐することになる。
【0058】
このドライバ制御部40と、ドライバ管理部32との間で行う通信は、所謂SOAP(Simple Object Access Protocol)などのプロトコルを利用したWebサービスを想定している。
【0059】
一方、ドライバ制御部40ではなく、前記関連付けに対応したランチャープログラムをクライアント3000やアプリケーションサーバ4000にて実行することも可能である。
【0060】
ランチャープログラムの実行により、前記リモートタスクと同様に、ドライバ管理部32とWebサービスなどで通信を行い、ドライバのインストールと印刷ポートの作成を行うことができる。
【0061】
なお、本実施形態では、リモートタスクによるドライバのインストールや印刷ポートの作成に関して記す。
【0062】
また、本実施例では、クライアント3000とアプリケーションサーバ4000に関して、特に断りの無い限り、クライアント3000と記す。
【0063】
次に、データ保管部33は、HDD19上で稼働するデータベース等のデータ記録媒体であり、デバイス情報やドライバ情報が保存される。
【0064】
また、ドライバ保管部34は、HDD19上で稼動するFTPサーバ、HTTPサーバ、もしくはファイルサーバといったドライバの実体を保存するための保存領域である。
【0065】
データ保管部33やドライバ保管部34は、本実施形態のように、管理サーバ1000と同一サーバであってもよいし、別サーバにあってもよい。
【0066】
次に、本実施形態にかかる情報処理装置の制御について、図4〜(b)、図6〜(b)、図8〜(b)のフローチャートと、図10、図11(a)〜(f)、図13、図14(a)〜(c)の画面図を用いて詳細に説明する。
【0067】
図4〜(b)のフローチャート、関連付けを作成するための処理をある。
【0068】
ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付け作成の選択を行う(S100)。
【0069】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、デバイス探索部31がデバイス探索した結果である図10に示す「デバイスリスト」を取得し、図11(a)に示す「STEP1 デバイス選択」をCRT15に表示する(S101)。
【0070】
図11(a)の「STEP1 デバイス選択」の「デバイス情報」は、「デバイス名」と「印刷ポート情報」から構成され、更に「印刷ポート情報」は「アドレス」、「プロトコル」、及び「キュー名」から構成される。
【0071】
また、図11(a)の「STEP1 デバイス選択」画面は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0072】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付けるデバイスの選択を行う(S102)。
【0073】
本実施例では、<デバイス1>と<デバイス2>が選択されたとする。
【0074】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S103)。
【0075】
本実施例では、図11(a)にて画面遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0076】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、ドライバ情報の取得を行い、図11(b)示す「STEP2 ドライバ選択」をCRT15に表示する(S104)。
【0077】
図11(b)の「STEP2 ドライバ選択」の「ドライバ情報」は、「ドライバ名」、「バージョン」及び「PDL」から構成される。
【0078】
ここで、「PDL」とは、ドライバが生成するデータを形成するページ記述言語であり、PCL(Printer Control Language)やPS(Post Script)などがある
また、図11(b)の「STEP2 ドライバ選択」は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0079】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付けるドライバの選択を行う(S105)。
【0080】
本実施例では、<ドライバ1>が選択されたとする。
【0081】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S107)。
【0082】
本実施例では、図11(b)にて画面遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0083】
次に、ドライバ管理部32は、S102で選択されたデバイスとS106で選択されたドライバとから図11(c)に示す「STEP3 関連付け設定」をCRT15に表示する(S108)。
【0084】
ここで、関連付け設定とは、選択したデバイスとドライバの「関連付け名」の設定と、クライアント3000にドライバをインストールしたときに表示される「プリンタ名」の設定を意味する。
【0085】
更に、クライアント3000にドライバのインストールと共に作成し、ドライバと対応付ける印刷ポートの「印刷ポート情報」の設定を意味する。
【0086】
図11(c)の「STEP3 関連付け設定」は、「関連付け名」と「プリンタ設定」から構成される。
【0087】
更に、「プリンタ設定」は、「プリンタ名」、S102で選択されたデバイスに関する「デバイス名」と「印刷ポート情報」、及びS106で選択されたドライバに関する「ドライバ情報」とから構成される。
【0088】
また、「印刷ポート情報」は、「アドレス」、「プロトコル」、「印刷ポートハンドリング」、及び印刷ポート情報の編集を行うための[編集]ボタンから構成される。
【0089】
ここで、「印刷ポートハンドリング」とは、印刷ポートをどのように作成するかを示すものであり、<インストール時に確認>と<指定した情報で作成>の2つのハンドリング方法からなる。
【0090】
<インストール時に確認>とは、クライアント3000にて印刷ポートを作成する時点で、管理サーバ1000のHDD19上のデータ保管部33のデバイスリストから、関連付いたデバイスの最新のアドレスを取得して作成することを意味する。
【0091】
すなわち、<インストール時に確認>は、関連付け作成時点で、印刷ポート情報の確定はしておらず、印刷ポート情報が「可変」となることを意味する。
【0092】
一方、<指定した情報で作成>とは、関連付け作成時点で設定した印刷ポート情報で、クライアント3000に印刷ポートを作成することを意味する。
【0093】
すなわち、<指定した情報で作成>とは、関連付け作成時点で、印刷ポート情報が確定しており、印刷ポート情報が「固定」となることを意味する。
【0094】
従って、デバイス2000へ直接印刷する場合の印刷ポート情報は「可変」となる<インストール時に確認>が適切であり、アプリケーションサーバ4000経由の印刷の場合の印刷ポート情報は「固定」となる<指定した情報で作成>が適切である。
【0095】
ここで、関連付け作成時の「印刷ポートハンドリング」は、S102で選択されたデバイスの印刷ポート情報となるため、<インストール時に確認>となる。
【0096】
なお、両ハンドリング方法の詳細は、図9を用いて後述する。
【0097】
また、図11(c)の「STEP3 関連付け設定」は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0098】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して「関連付け名」の設定を行う(S109)。
【0099】
本実施例では、「関連付け名」として<関連付けA>と設定したとする。
【0100】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して「プリンタ名」の設定を行う(S110)。
【0101】
ここでは、<デバイス1>と<ドライバ1>の「プリンタ名」を<プリンタA>、<デバイス2>と<ドライバ1>の「プリンタ名」を<プリンタB>と設定したとする。
【0102】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートの編集を指示されたか否かを判定する(S111)。
【0103】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタB>である印刷ポート情報に対して編集を行うための[編集]ボタンが押下されたと判定し<はい>で抜け、印刷ポート設定を行う(S112)。
【0104】
S112の詳細フローチャートを、図5に示す。
【0105】
ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、S102で選択した関連付いたデバイスの印刷ポート情報の取得を行う(S200)。
【0106】
ここで取得する印刷ポート情報とは、図10で示された「アドレス」、「プロトコル」、「キュー名」以外に、「デバイス印刷ポートの有効性」を含む。
【0107】
「デバイス印刷ポートの有効性」とは、デバイス探索部31からのデバイス探索により、デバイス2000から取得可能なMIB情報のひとつであり、デバイス2000にてサポートしている印刷ポート種別とその印刷ポートの有効性を判別できる情報である。
【0108】
例えば、デバイス2000にてLPRポートとRAWポートと2種類の印刷ポートがサポートされている場合に、LPRポートのみを使用する場合には、LPRポート「有効」、RAWポート「無効」と設定を行い、不要な印刷ポートを閉じることが可能である。
【0109】
すなわち、デバイス2000に対する印刷ポート情報を設定する場合に、どの印刷ポートがサポートされ、且つ有効であるか否かを判断し、適切な印刷ポートを設定するための情報となる。
【0110】
本実施例では、ドライバ管理部32は、<関連付けA>の<プリンタB>のデバイス2000の印刷ポート情報として、次の値を取得したものとする。
【0111】
「アドレス」:<x.y.z.2>
「プロトコル」:<RAW>
「印刷ポートの有効性」:RAW印刷ポート「有効」、LPR印刷ポート「無効」
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、後述するS215で保存される編集ポート情報を取得する(S201)
関連付け作成の初めての編集ときには、このS201で取得される編集ポート情報は、全てnull値となることは言うまでも無い。
【0112】
「印刷ポート種別」:<null>
「アドレス」:<null>
「ポート名」:<null>
「プロトコル」:<null>
「キュー名」:<null>
なお、「印刷ポート種別」とは、所謂<ネットワークポート>であるか<ローカルポート>であるかを示す情報であり、「印刷ポート名」とは、クライアント3000にて、印刷ポートを区別するための名称である。
【0113】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、印刷ポートフラグ値を取得する(S202)。
【0114】
ここで、印刷ポートフラグとは、前記図11(c)の「印刷ポートハンドリング」に対する内部フラグである。
【0115】
すなわち、「印刷ポートハンドリング」が<指定した情報で作成>の場合には、印刷ポートフラグは「固定」、「印刷ポートハンドリング」が<インストール時に確認>の場合には、印刷ポートフラグは「可変」の値を保持することを意味する。
【0116】
従って、関連付け作成ときの印刷ポートフラグの初期値は「可変」となる。
【0117】
次に、ドライバ管理部32は、図12(a)に示す「ポート設定の編集」をCRT15に表示する(S203)。
【0118】
図12(a)の「ポート設定の編集」は、「デバイスの印刷ポート情報」、「印刷ポート設定」から構成され、更に編集内容を保存するための[更新]ボタン、及び編集内容を無効とするための[キャンセル]ボタンを有する。
【0119】
ここで、「デバイスの印刷ポート情報」とは、S200で取得したデバイス2000の印刷ポート情報を意味し、印刷ポートの編集のための補助情報を意味する。
【0120】
本実施例では、「印刷ポートの有効性」、「アドレス」、及び「プロトコル」を表示するものとする。
【0121】
また、「印刷ポート設定」とは、編集対象となる印刷ポート情報を意味する。
【0122】
本実施例では、「印刷ポート種別」、「アドレス」、「ポート名」、及び「プロトコル」の編集を意味する。
【0123】
なお、「プロトコル」が<LPR>の場合には、LPRに付随する「キュー名」も編集対象とする。
【0124】
また、「印刷ポート種別」が<ローカルポート>の場合の編集対象は、「ポート名」のみが編集対象となる。
【0125】
本実施例では、ドライバ管理部32は、<関連付けA>の<プリンタB>のデバイス2000の印刷ポート情報に対して、次のような編集を行ったものとする(S204)。
【0126】
「印刷ポート種別」:<ネットワークポート>
「アドレス」:<a.b.c.1>
「ポート名」:<IP_a.b.c.1>
「プロトコル」:<LPR>
「キュー名」:<PRINT>
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定し(S205)、本実施例では、図12(a)における編集の保存を意味する[更新]ボタンが押下されたと判定する。
【0127】
次に、ドライバ管理部32は、S204での印刷ポートの編集内容を解析する(S206)。
【0128】
まず、ドライバ管理部32は、「印刷ポートの種別」が<ネットワークポート>であるか<ローカルポート>であるかを判定し(S207)、これを<ネットワークポート>であると判定して抜ける。
【0129】
次に、ドライバ管理部32は、S201で取得した編集ポート情報の「アドレス」からの変更があるか否かが判定する(S208)。
【0130】
本実施例では、「アドレス」を<null>から<a.b.c.1>へ変更したので、<はい>で抜ける。
【0131】
次に、ドライバ管理部32は、S200で取得した選択されたデバイス2000の「アドレス」と、S204で編集した「アドレス」が、同じであるか否かを判定する(S209)。
【0132】
本実施例では、「アドレス」を<x.y.z.2>から<a.b.c.1>へ変更したので、<いいえ>で抜ける。
【0133】
次に、ドライバ管理部32は、S204で編集した「アドレス」が、HDD33上の図10で示したデバイスリスト上に、存在するか否かを判定し(S210)を、これを<いいえ>で抜ける。
【0134】
ここで、S210での<いいえ>判定とは、S204で編集した「アドレス」が、デバイス管理部30にて管理されていない、すなわちアプリケーションサーバ4000の「アドレス」であると判断できる。
【0135】
一方、S210での<はい>判定とは、編集した「アドレス」が、デバイス管理部30にて管理しているデバイスで使用されている「アドレス」であると判断できる。
【0136】
次に、ドライバ管理部32は、指定した情報で印刷ポートを作成することを意味する印刷ポートフラグを<固定>に設定する(S213)。
【0137】
次に、ドライバ管理部32は、設定した印刷ポートフラグをHDD19上のデータ保管部33に保存する(S215)。
【0138】
次に、ドライバ管理部32は、S204で編集した印刷ポート編集内容を、HDD19上のデータ保管部33に保存する(S216)。
【0139】
本実施例では、次に、S111で「プリンタ名」が<プリンタA>である印刷ポート情報に対して編集を行うための[編集]ボタンが押下され、印刷ポート設定を行ったとする。
【0140】
<プリンタA>の編集に関しては、図12(a)に示す前記「印刷ポートの有効性」にて、「プロトコル」の初期値である<LPR>が、関連付いたデバイス2000においてサポートされているが<無効>であることからプロトコルの変更のみを行ったとする。
【0141】
この場合、ドライバ管理部32は、S209で編集した「アドレス」が、関連付いたデバイスのアドレスと同じであると判定され、インストール時に印刷ポートを確認して作成することを意味する印刷ポートフラグ<可変>に設定する(S214)。
【0142】
以降、ドライバ管理部32は、S215、S216を行う。
【0143】
また、ドライバ管理部32は、S210で編集した「アドレス」が、関連付いたデバイス以外のデバイスのアドレスと重複する場合には、アドレスの再編集を指示する警告を表示する(S211)。
【0144】
次に、ドライバ管理部32は、S211に対する警告に対するKB17を介する応答を判定する(S212)。
【0145】
ドライバ管理部32は、S212で再編集しないと応答された場合には、S213、S215、S216を行う。
【0146】
一方、ドライバ管理部32は、S212で再編集すると応答された場合には、S204にて再編集を行う。
【0147】
また、ドライバ管理部32は、S208でアドレス変更を伴わない編集と判定した場合には、S215、S216を行う。
【0148】
これは、本実施例では、編集した「プリンタ名」が<プリンタB>である印刷ポート情報に関して、再度編集した内容が、例えば、「プロトコル」の変更のみである場合などが該当する。
【0149】
また、ドライバ管理部32は、S207で「印刷ポート種別」が<ローカルポート>であると判定された場合には、S213、S215、S216を行う。
【0150】
次に、ドライバ管理部32は、「印刷ポート情報」の編集した結果を伴い、図12(b)に示す「STEP3 関連付け設定」をCRT15に表示する(S217)。
【0151】
また、ドライバ管理部32は、S205でKB17からのボタンアクションを[キャンセル]ボタンが押下されたと判定した場合には、S217で図11(c)の「STEP3 関連付け設定」を再度CRT15に表示する。
【0152】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S113)。
【0153】
本実施例では、図12(b)における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0154】
なお、ドライバ管理部32は、S111でポート編集を行わなかった場合には、図11(c)の画面に対するS113の判定を行う。
【0155】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、作成する関連付け情報の設定内容の確認と登録を行うための、図12(c)示す「STEP4 設定内容の確認と登録」をCRT15に表示する(S114)。
【0156】
図12(c)は、図11(c)、図12(b)と同様の関連付け情報を表示し、HDD19上のデータ保管部33に保管するための[登録]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0157】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S115)。
【0158】
本実施例では、図12(c)におけるHDD19上のデータ保管部33に保管を意味する[登録]ボタンが押下されたと判定する。
【0159】
そして、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33に関連付けを保管する(S116)。
【0160】
次に、図6〜(b)のフローチャートにより、関連付けの編集処理を記す。
【0161】
ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付け編集の選択を行う(S300)。
【0162】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、作成した関連付けを取得し、図13に示す「関連付けリスト」をCRT15に表示する(S301)。
【0163】
図13の「関連付けリスト」は、「関連付け名」、「プリンタ名」、「デバイス名」、「ドライバ情報」、及び「印刷ポート情報」から構成される。
【0164】
更に、「ドライバ情報」は、「ドライバ名」、「バージョン」、及び「PDL」から構成される。
【0165】
また、「印刷ポート情報」は、「アドレス」、「プロトコル」、「印刷ポートハンドリング」、及び印刷ポート情報の編集を行うための[編集]ボタンから構成される。
【0166】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートの編集を指示されたか否かを判定する(S302)。
【0167】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタB>である印刷ポート情報に対して編集を行うための[編集]ボタンが押下されたと判定し<はい>で抜け、印刷ポートの編集を行う(S303)。
【0168】
このS303の詳細フローチャートを、図7に示す。
【0169】
図7は、図5のフローチャートに対して、S400〜S402を追加したものである。
【0170】
ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、先にデバイス探索部31がデバイス探索した結果である図10に示す「デバイスリスト」を取得する(S400)。
【0171】
次に、ドライバ管理部32は、編集対象である関連付いたデバイスである<デバイス2>が、デバイスリストに存在しているか否かを判定する(S401)。
【0172】
本実施例では、この判定を<いいえ>で抜ける。
【0173】
次に、ドライバ管理部32は、デバイス探索部31によるデバイス探索により、図10に示す「デバイスリスト」の更新指示をCRT15に表示し(S402)、処理を終了する。
【0174】
一方、S401の判定を<はい>で抜けた場合には、前記したS200〜S217の処理を施す。
【0175】
ここで、関連付ける関連付いたデバイス2000は、関連付け作成ときには必須となるが、関連付け作成後の編集ときには、必ずしも必要とならない。
【0176】
一方で、印刷ポートを編集するためには、前記S200〜S217の処理で明らかなように、関連付いたデバイス2000の印刷ポート情報が必要となるためS400〜S402が必要となる。
【0177】
次に、図8〜(b)のフローチャートにより、作成・編集した関連付けを用いてクライアント3000へドライバのインストールと印刷ポートの作成を行うための処理を記す。
【0178】
ドライバ管理部32は、KB17を介してタスク実行の選択を行う(S500)。
【0179】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、予めドライバのインストール先として登録されているクライアント3000を取得し、図14(a)に示す「STEP1 コンピュータ選択」をCRT15に表示する(S501)。
【0180】
図14(a)は、「コンピュータ名」、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンから構成される。
【0181】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介してコンピュータの選択が行う(S502)。
【0182】
本実施例では、<クライアント1>が選択されたとする。
【0183】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S503)。
【0184】
本実施例では、図14(a)における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0185】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、関連付けの取得を行い、図14(b)示す「STEP2 関連付け選択」をCRT15に表示する(S504)。
【0186】
図14(b)は、図13に示した「関連付けリスト」に対して、関連付けを選択するためのチェックボックス、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンが追加された構成となる。
【0187】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付けの選択を行う(S505)。
【0188】
本実施例では、「関連付け名」が<関連付けA>である関連付けが選択されたとする。
【0189】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S506)。
本実施例では、図14(b)における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0190】
次に、ドライバ管理部32は、S502とS505で選択されたコンピュータと関連付けとから図14(c)に示す「STEP3 タスク内容と実行」をCRT15に表示する(S507)。
【0191】
図14(c)は、「コンピュータ名」、及び「関連付け名」から構成され、タスクを実行するための[実行]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0192】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S508)。
【0193】
本実施例では、図14(c)におけるタスクの実行を意味する[実行]ボタンが押下されたと判定する。
【0194】
次に、ドライバ管理部32は、タスク内容をHDD19上のデータ保管部33へ保存し、タスクの実行を行う(S509)。
【0195】
このS509の詳細フローを、図9に示す。
【0196】
まず、管理サーバ1000のドライバ管理部32は、クライアント3000のドライバ制御部40に対して、タスク実行指示を出す(S600)。
【0197】
次に、ドライバ制御部40は、ドライバ管理部32からのタスク実行指示を受けると、タスク内容をドライバ管理部32へ問い合わせする(S601)。
【0198】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33からS505で指定されたタスクを構成する関連付け情報の取得を行う(S602)。
【0199】
本実施例では、図14(b)に示す「関連付け名」が<関連付けA>に対する「プリンタ名」、「デバイス名」、「ドライバ情報」、及び「印刷ポート情報」の取得が行うことを意味する。
【0200】
次に、ドライバ管理部32は、S602で取得した関連付け情報の解析を行う(S603)。
【0201】
本実施例では、「ドライバ情報」から、「ドライバ名」が<ドライバ1>、「バージョン」が<v3.00>、「PDL」が<PCL>のドライバで、更に、HDD19上のドライバ保管部34のどこに保存されているか、保存先情報を判断することを意味する。
【0202】
また、「プリンタ名」から、プリンタ名が<プリンタA>と<プリンタB>である2つのプリンタをインストールすることの判断を含む。
【0203】
更に、「印刷ポート情報」から<プリンタA>に対しては、「アドレス」が<x.y.z.1>、プロトコルが<RAW>のネットワークポートであることの判断を含む。
【0204】
また、同様に<プリンタB>に対しては、「アドレス」が<a.b.c.1>、プロトコルが<LPR>、キュー名<PRINT>のネットワークポートであることの判断を含む。
【0205】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、「プリンタ名」が<プリンタ1>に対する、S214で保存した印刷ポートフラグ値を取得する(S604)。
【0206】
次に、ドライバ管理部32は、S604で取得した印刷ポートフラグ値を判定する(S605)。
【0207】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタ1>に対する印刷ポートフラグの判定を行い「可変」として抜ける。
【0208】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、デバイスリストの取得を行う(S606)。
【0209】
次に、ドライバ管理部32は、S602で取得した関連付け情報の「デバイス名」から関連付いたデバイスを特定し、S606で取得したデバイスリストに存在するか否かを判定し(S607)、これを<はい>で抜ける。
【0210】
本実施例では、関連付いたデバイスを<デバイス1>と特定することを意味する。
【0211】
次に、ドライバ管理部32は、S606で取得したデバイスリストから関連付いたデバイスの「アドレス」を取得する(S608)。
【0212】
本実施例では、<デバイス1>の「アドレス」が、関連付け作成時の<x.y.z.1>から<x.y.z.3>に変更となり、デバイス管理部31のデバイス探索機能により、デバイスリストが更新されているものとする。
【0213】
従って、S608で取得した関連付いたデバイス<デバイス1>の「アドレス」は、<x.y.z.3>である。
【0214】
次に、ドライバ管理部32は、S602で取得した関連付けの「印刷ポート情報」の「アドレス」を、S608で取得した「アドレス」により置き換える(S609)。
【0215】
本実施例では、「アドレス」が<x.y.z.1>から<x.y.z.3>へ置き換えることを意味する。
【0216】
次に、ドライバ管理部32は、クライアント3000のドライバ制御部40へ指示すべきタスク内容を、HDD19上のデータ保管部33に一時保存する(S610)。
【0217】
本実施例では、S603で解析した「プリンタ名」が<プリンタA>の「ドライバ情報」とS609で更新した「印刷ポート情報」を一時保存することを意味する。
【0218】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートフラグ値の未判定のドライバ情報があるか否かおを判定する(S611)。
【0219】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタ2>に対する印刷ポートフラグが未判定であるため、前記S611の判定を<はい>で抜け、S604へ処理が戻る。
【0220】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、「プリンタ名」が<プリンタ2>に対する、S214で保存した印刷ポートフラグの値を取得する(S604)。
【0221】
次に、ドライバ管理部32は、S604で取得した印刷ポートフラグ値を判定する(S605)。
【0222】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタ2>に対する印刷ポートフラグの判定を行い「固定」として抜ける。
【0223】
次に、ドライバ管理部32は、関連付け作成・編集時点の印刷ポート情報のまま、クライアント3000のドライバ制御部40へ指示すべきドライバ情報をHDD19上のデータ保管部33に一時保存する(S610)。
【0224】
本実施例では、S603で解析した「プリンタ名」が<プリンタB>の「ドライバ情報」と「印刷ポート情報」を一時保存することを意味する。
【0225】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートフラグ未判定のドライバ情報は無いとして、S611の判定を<いいえ>で抜ける。
【0226】
なお、S607で関連付いたデバイスがデバイスリストに存在しない場合には、S605での印刷ポートフラグ値<固定>と同様な処理となる。
【0227】
次に、ドライバ管理部32は、S610でHDD19のデータ保管部33に一時保存したドライバ情報を、タスク内容としてクライアント3000のドライバ制御部40へ送付する(S612)。
【0228】
次に、クライアント3000のドライバ制御部40は、管理サーバ1000のドライバ管理部32から応答されたタスク内容を解析する(S613)。
【0229】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタA>と<プリンタB>の「ドライバ情報」と「印刷ポート情報」を意味する。
【0230】
次に、ドライバ制御部40は、S613の解析からインストールするドライバを管理サーバ1000上のドライバ保管部34から取得しインストールする(S614)。
【0231】
次に、ドライバ制御部40は、S613の解析から印刷ポートを生成し、S615でインストールしたドライバに対応付ける(S615)。
【0232】
次に、ドライバ制御部40は、管理サーバ1000のドライバ管理部32に対して、タスク終了の通達を行う(S616)。
【0233】
そして、ドライバ管理部32は、S610で一時保存したドライバ情報を消去する等のタスク終了処理を行う(S617)。
【0234】
本実施形態によれば、関連付けを用いた管理サーバ1000からクライアント3000へのドライバのインストールの際に、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現でき、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0235】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【0236】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を、図4〜(b)、図6〜(b)、図13、図15〜(b)を用いて詳細に説明する。
【0237】
図15のフローチャートは、関連付けを作成するための処理である。
【0238】
図15は、図4のS112の詳細フローチャートである図5に、S700〜S701を追加したものである。
【0239】
また、図16のフローチャートは、関連付けを編集するための処理である。
【0240】
図16は、図6のS303の詳細フローチャートである図7のS400〜S401を、S700〜S707に変えたものである。
【0241】
図15において、ドライバ管理部32は、S200〜S216処理後に、デバイスリストから関連付いたデバイスのホスト名を取得する(S700)。
【0242】
ここで、デバイス3000のホスト名は、デバイス探索部31のデバイス探索によりMIBの一部として取得することが可能である。
【0243】
次に、ドライバ管理部32は、S700で取得した関連付いたデバイスのホスト名をHDD19のデータ保管部33に保存し(S701)、図13に示す関連付けを作成する。
【0244】
次に、ドライバ管理部32は、S300〜S301処理後に、図6のS302で、図13の<デバイス2>の「印刷ポート情報」に対する[編集]ボタンを押下したとする。
【0245】
次に、ドライバ管理部32は、S200〜S208処理後に、HDD19上のデータ保管部33から、デバイス探索部31がデバイス探索した結果であるデバイスリストを取得する(S702)。
【0246】
次に、ドライバ管理部32は、関連付いたデバイス<デバイス2>が、「デバイスリスト」に存在するか否かを判定し(S703)、これは<いいえ>で抜ける。
【0247】
本実施例では、図10の「デバイスリスト」から、関連付け作成後関連付いたデバイスである<デバイス2>が無いものとする。
【0248】
次に、ドライバ管理部32は、デバイス探索部33に対して、S204で編集した「アドレス」に対するデバイス探索を実行要求する(S704)。
【0249】
本実施例では、ネットワーク上のトラフィックを軽減するために、SLP/SNMP Unicast探索を実行することを意味する。
【0250】
次に、ドライバ管理部32は、デバイス応答の有無をデバイス探索部33から受け取り、デバイス応答があったか否かを判定し(S705)、これは<はい>で抜ける。
【0251】
次に、ドライバ管理部32は、応答内容から応答してきたデバイス2000が関連付いたデバイス<デバイス2>であるか否かを判定し(S706)、これを<はい>で抜ける。
【0252】
次に、ドライバ管理部32は、S214で印刷ポートフラグを「可変」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0253】
一方、ドライバ管理部32は、S706で<いいえ>と判定した場合には、S210〜S212の処理を行い、S213で印刷ポートフラグを「固定」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0254】
また、ドライバ管理部32は、S705で<いいえ>と判定した場合には、DNSサーバからアドレスに対応したホスト名を取得する(S707)。
【0255】
次に、ドライバ管理部32は、S701でHDD19のデータ保管部33に保存した関連付いたデバイス<デバイス2>のホスト名を取得する(S708)。
【0256】
次に、ドライバ管理部32は、S707とS708のホスト名を比較し、S707のホスト名が関連付いたデバイス<デバイス2>のホスト名であるか否かを判定し(S709)、これを<はい>で抜ける。
【0257】
次に、ドライバ管理部32は、S214で印刷ポートフラグを「可変」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0258】
一方、ドライバ管理部32は、S709で<いいえ>と判定した場合には、S210〜S212の処理を行い、S213で印刷ポートフラグを「固定」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0259】
本実施形態によれば、関連付け編集の印刷ポート編集に関して、関連付いたデバイスをデバイスリストにて特定できない場合でも、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現できる。
【0260】
また、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0261】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【0262】
(第3実施形態)
本発明の第2実施形態を、図17〜(b)、及び図19を用いて詳細に説明する。
【0263】
図17〜(b)のフローチャートは、作成・編集した関連付けを用いてクライアント3000へドライバのインストールと印刷ポートの作成を行うための処理である。
【0264】
図17は、図8のS506とS507間に、S800〜S802を追加したものである。
【0265】
図18は、図8のS508の詳細フローチャートである図9のS607の判定で<いいえ>で抜けた場合のS803〜S805を追加したものである。
【0266】
図17において、ドライバ管理部32は、S500〜S506処理後に、図19に示す「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」をCRT15に表示する(S800)。
【0267】
図19の「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」は、タスク実行ときに、印刷ポートフラグ「可変」の印刷ポート情報に対する関連付いたデバイスがデバイスリストに存在しない場合の動作設定を予め設定するためのUIである。
【0268】
図19の「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」は、動作設定として、<指定した情報で作成へ変更>か、もしくは<インストール対象から外す>とするかの選択肢から構成される。
【0269】
更に、図19の「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0270】
次に、ドライバ管理部32は、図19で動作設定を選択する(S801)。
【0271】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S802)。
【0272】
本実施例では、図19における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0273】
次に、ドライバ管理部32は、S507〜S509を処理する。
【0274】
このS509の詳細フローを、図18に示す。
【0275】
ドライバ管理部32は、S600〜S606処理後に、S607で関連付いたデバイスがデバイスリストに存在するか否かを<いいえ>で抜けた場合、S801で設定した動作設定を取得する(S903)。
【0276】
次に、ドライバ管理部32は、S903で取得した動作設定が、<指定した情報で作成へ変更>と設定されたか否かを判定し(S904)、これを<はい>で抜けると、S610以降の処理を行う。
【0277】
一方、ドライバ管理部32は、S904で<いいえ>で抜けると、関連付いたデバイスのドライバをインストール対象から外し(S905)、S610以降の処理を行う。
【0278】
ここで、ドライバ管理部32は、タスクで指定した関連付けの全ての関連付いたデバイスが存在しない場合には、S613にて、クライアント3000のドライバ制御部40に対して、タスク中止命令を出す。
【0279】
本実施形態によれば、関連付け編集の印刷ポート編集に関して、関連付いたデバイスをデバイスリストにて特定できない場合でも、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現できる。
【0280】
また、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0281】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【0282】
(変形例1)
第1実施形態、及び第2実施形態では、関連付けモードを明示的に選択し、「関連付け一括作成モード」か、「関連付け通常作成モード」かを判定し、[1:1]関連付け以外を[1:1]関連付けに展開登録した。
【0283】
しかしながら、これに限らない変形例を、図15〜(b)、図12を用いて詳細に説明する。
【0284】
図15のフローチャートは、関連付けを作成するための処理である。
【0285】
図4のS112の詳細フローチャートであり、図5のS206〜S212が、S700〜S701に置き換わったものである。
【0286】
ドライバ管理部32は、S200〜S202処理後に、S203にて図12に示す「印刷ポート設定の編集」をCRT15に表示する。
【0287】
図12の「印刷ポート設定の編集」は、図12(a)の「印刷ポート設定の編集」に対して、「印刷ポートの設定」に「出力先をアプリケーションサーバにする」チェックボックスを設けたものである。
【0288】
従って、ドライバ管理部32は、S204にて「出力先をアプリケーションサーバにする」をチェックするか否かの編集を行う。
【0289】
次に、ドライバ管理部32は、S205を<適用>で抜ける。
【0290】
次に、ドライバ管理部32は、「出力先をアプリケーションサーバにする」チェックボックス状態を解析する(S700)。
【0291】
次に、ドライバ管理部32は、「出力先をアプリケーションサーバにする」チェック<ON>であれば、印刷ポートフラグを「固定」に設定する(S212)。
【0292】
また、ドライバ管理部32は、「出力先をアプリケーションサーバにする」チェック<OFF>であれば、印刷ポートフラグを「可変」に設定する(S212)。
【0293】
次に、ドライバ管理部32は、S215〜S217の処理を施す。
【0294】
同様に、図16のフローチャートは、関連付けを作成するための処理である。
【0295】
図6のS304の詳細フローチャートであり、図7のS206〜S212が、S700〜S701に置き換わったものである。
【0296】
この変形例によれば、IT管理者は、明示的に「印刷ポートハンドリング」を<インストール時に確認>とするか、<指定した情報で作成>とするかを関連付け作成、及び編集ときに判断することができ、ユーザビリティが向上する。
【符号の説明】
【0297】
1000・・・管理サーバ
2000・・・デバイス
3000・・・クライアント
4000・・・アプリケーションサーバ
30・・・・・デバイス管理部
31・・・・・デバイス探索部
32・・・・・ドライバ管理部
33・・・・・データ保管部
34・・・・・ドライバ保管部
40・・・・・ドライバ制御部
【技術分野】
【0001】
管理サーバからクライアントへ、プリンタドライバをインストールする際に、プリンタドライバと対応付ける印刷ポートを管理するためのドライバ管理装置、管理方法、及プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタドライバに対応付ける印刷ポートは、出力先がネットワーク上のデバイスである場合には、そのデバイスのアドレス情報を用いて作成する。
【0003】
ここで、印刷ポートとは、デバイスとドライバ間で印刷データの入出力を実現するインターフェースであり、ネットワーク印刷ポートやローカル印刷ポートといった印刷ポート種別及び出力先のアドレスやプロトコルなどのアドレス情報などの印刷ポート情報で構成される。
【0004】
一方、近年クライアントからデバイスへ直接印刷データを送付するのではなく、アプリケーションサーバに、一旦印刷データを留め置きするアプリケーションが広く使用されるようになつてきている。
【0005】
例えば、印刷時にデバイスを特定せずに、任意のデバイスのユーザインタフェース上からアプリケーションサーバに留め置きされた印刷データを指定して印刷を実現するアプリケーションがある。
【0006】
また、どのユーザがどのデバイスからどのような印刷形態(部数やレイアウト等)で印刷したかを管理するために、一旦アプリケーションサーバへ印刷データを留め置きする仕組みを持つアプリケーションもある。
【0007】
このようなアプリケーションの印刷ポートは、アプリケーション特有のアドレス情報での構成が必要となる。
【0008】
例えば、印刷ポートの出力先を示すアドレスが、デバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバのアドレスとなるネットワーク印刷ポートの場合や、印刷ポート種別がネットワーク印刷ポートではなく、ローカル印刷ポートとする場合がある。
【0009】
また、デバイスのアドレス情報は、配置換えや入れ替えなどにより、可変的なアドレス情報となるが、アプリケーションのアドレス情報は、アプリケーション特有のアドレス情報であるが故に、固定的なアドレス情報となる。
【0010】
ここで、管理サーバからクライアントに印刷ポートの生成方法としては、クライアントにてユーザ手動で作成する方法以外に、管理サーバ主導型のPUSHモードとクライアント主導型のPULLモードがある。
【0011】
PUSHモードでは、管理サーバからクライアントへプリンタドライバを配信する際に、配信先クライアントと、デバイスとプリンタドライバの関連付けとからなるタスクを作成する。
【0012】
そして、このタスクを実行することにより、プリンタドライバのインストールと印刷ポートの作成を実現する(例えば、特許文献1、2参照)。
【0013】
また、PULLモードでは、クライアントから管理サーバへアクセスし、関連付け一覧から任意の関連付けを選択し、対応するランチャーソフトウェアをクライアントへダウンロードする。
【0014】
そして、ダウンロードしたランチャーソフトウェアを実行することで、ドライバのインストールと印刷ポートの作成を実現する。
【0015】
なお、プリンタドライバとは、クライアント上にてアプリケーションなどからデバイスへの印刷を実現する印刷データを形成するソフトウェアであり、以降ドライバと称する。
【0016】
また、関連付けとは、デバイス情報とドライバ情報から構成された情報である。
【0017】
デバイス情報とは、印刷装置名やIPアドレスなど、デバイスから印刷を行うために複数のデバイスから、任意のデバイスを識別し選択することが可能な情報を意味する。
【0018】
一方、ドライバ情報とは、ドライバ名、バージョン、言語など、複数のドライバから任意のドライバを識別し選択することが可能な情報を意味する。
【0019】
従って、予めデバイス情報とドライバ情報の関連付けを作成するときに、出力先がデバイスであれば、デバイス情報に含まれる印刷ポート情報を設定し、出力先がアプリケーションサーバであれば、アプリケーション特有の印刷ポート情報を設定する。
【0020】
これにより、クライアントへのドライバのインストールと共に選択した関連付けに設定された印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0021】
【特許文献1】特開2008−203929号公報
【特許文献2】特開2008−203930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
しかしながら、上述した従来の技術では、次のような課題があった。
出力先が可変的なアドレス情報となるデバイスの場合、関連付け作成後、且つ関連付けを用いたドライバのインストール実行前に、関連付けの印刷ポート情報を変更しなければならない。
【0023】
このように、従来の関連付けの印刷ポート設定技術では、関連付け作成・編集に関するユーザビリティ、及びインストールされたドライバと対応付く印刷ポートの作成結果に問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析する手段(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定する手段(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定する手段(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定する手段(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出す手段(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得する手段(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成する手段(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【発明の効果】
【0025】
本実施形態によれば、関連付けを用いた管理サーバ1000からクライアント3000へのドライバのインストールの際に、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現でき、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0026】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の情報処理装置を含む印刷システムのネットワーク構成例である。
【図2】本発明の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の情報処理装置のソフトウェア構成を示す図である。
【図4】本発明の関連付け作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の関連付け作成時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の関連付け編集のの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の関連付け編集時の印刷ポート設定のの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明のタスク作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明のタスク実行の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明のデバイス探索結果によるデバイスリストを示す図である。
【図11】(a)は、本発明の関連付け作成のSTEP1デバイス選択を示す図である。(b)は、本発明の関連付け作成のSTEP2ドライバ選択を示す図である。(c)は、本発明の関連付け作成のSTEP3関連付け設定を示す図である。
【図12】(a)は、本発明の関連付け作成の印刷ポート設定の編集を示す図である。(b)は、本発明の関連付け作成の印刷ポート編集後のSTEP3関連付け設定を示す図である。(c)は、本発明の関連付け作成のSTEP4設定内容の確認と登録を示す図である。
【図13】本発明の関連付け編集の関連付けリストを示す図である。
【図14】(a)は、本発明のタスク作成のSTEP1コンピュータ選択を示す図である。(b)は、本発明のタスク作成のSTEP2関連付け選択を示す図である。(c)は、本発明のタスク作成のSTEP3タスク内容と実行を示す図である。
【図15】本発明の第2実施形態における関連付け作成時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2実施形態における関連付け編集時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態におけるタスク作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第3実施形態におけるタスク実行の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第3実施形態におけるタスク作成のSTEP3ポート作成の動作設定を示す図である。
【図20】本発明の変形例1における関連付け作成時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の変形例1における関連付け編集時の印刷ポート設定の処理手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の変形例1における関連付け作成・編集時の印刷ポート設定の編集を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0029】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる情報処理装置の運用例を示す印刷システムのネットワーク構成例である。
【0030】
図1は、管理サーバ1000と、デバイス1〜nのデバイス2000と、クライアント1〜2のクライアント3000と、アプリケーションサーバ1のアプリケーションサーバ4000から構成されていることを示している。
【0031】
管理サーバ1000、デバイス2000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000は、互いに通信回線5000により接続されている。
【0032】
管理サーバ1000は、デバイス2000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000を管理するための図3に示すデバイス管理部30が稼働するサーバである。
【0033】
次に、デバイス2000は、印刷処理機能を有する印刷装置である。
【0034】
デバイス2000は、印刷機能のみを有するSFPであってもよいし、印刷機能以外にスキャナ、コピー、ファクス機能等を有するMFPであってもよい。
【0035】
次に、クライアント3000は、アプリケーションからドライバを介して、直接ないしはアプリケーションサーバ4000を経由し、デバイス2000からの印刷を実現することが可能である。
【0036】
次に、管理サーバ1000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000は、図2のブロック図に示すハードウェア構成を有している。
【0037】
CPU10は、RAM12をワークエリアとして、ROM11、及びHDD19に格納された管理サーバ1000のデバイス管理部30を実行し、システムバス13を介し、本実施形態の各機能手段を実行する。
【0038】
また、管理サーバ1000のデバイス管理部30は、例えば、DiskDrive11にマウント可能なFD、CD−ROM、DVD、磁気テープ、ICメモリカード等の記憶媒体により供給される。
【0039】
CPU10は、ビデオカード(VC)14を介して、表示装置(CRT)15にユーザインタフェース表示を行う。
【0040】
更に、CPU10は、キーボードコントローラ(KBC)16を介し、キーボード(KB)17やマウスなどのポインティングデバイスからの前記ユーザインタフェースに対する入力指示に応じた制御を行う。
【0041】
また、CPU10は、ネットワークインタフェースボード(NIC)21を介し、通信回線5000上のデバイス2000、クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000間でのデータ通信を行う。
【0042】
クライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000のドライバ制御部40も、上記管理サーバ1000のデバイス管理部30と同様である。
【0043】
次に、図3は管理サーバ1000上で動作するデバイス管理部30とクライアント3000、及びアプリケーションサーバ4000上で動作するドライバ制御部のソフトウェア構成例である。
【0044】
デバイス管理部30は、デバイス探索部31、ドライバ管理部32、データ保管部33、及びドライバ保管部34を備えている。
【0045】
デバイス管理部30は、Webベースのアプリケーションとしての実施も可能であり、その場合クライアント3000やアプリケーションサーバ4000からWebブラウザを介しての利用も可能である。
【0046】
デバイス探索部31は、デバイス2000に対する探索機能を有しており、デバイス探索の結果として、デバイス名やデバイスのIPアドレスなどを取得し、データ保管部33へ保存する。
【0047】
なお、デバイス探索とは、同業者には公知であるところのSNMP、IP Broadcast、SLP/Multicast等による探索を意味する。
【0048】
また、デバイス探索部31は、デバイス2000に対して、LANなどの通信回線5000を介して、MIB(Managenent Information Base)といったデバイス情報を取得、設定することが可能である。
【0049】
デバイス探索結果の一例を、図10に示す。
【0050】
デバイス探索部31は、図10の「探索」ボタンを押下することにより、通信回線5000上の<n>台のデバイス2000が探索し、その結果をHDD19上のデータ保管部33へ保管する。
【0051】
更に、デバイス探索部31は、デバイス探索の結果を、「デバイスリスト」として、「デバイス名」と「印刷ポート情報」とからなる「デバイス情報」をCRT15上にリスト表示する。
【0052】
図10では、「デバイス名」が<デバイス1>のデバイス2000は、「印刷ポート情報」として、「アドレス」が<x.y.z.1>、「プロトコル」が<LPR>、プロトコルLPRに対する「キュー名」が<PRINT>であることを示す。
【0053】
同様に、「デバイス名」が<デバイス2>のデバイス2000は、「印刷ポート情報」として、「アドレス」が<x.y.z.2>、「プロトコル」が<RAW>であることを示す。
【0054】
ここで、デバイス情報の取得は、デバイス探索部31が行ったデバイス探索以外に、CSVファイルなどのファイルをインポートすることでも構わない。
【0055】
次に、ドライバ管理部32は、クライアント3000やアプリケーションサーバ4000に対して、ドライバのインストールや印刷ポートの作成をリモートタスクにより実現するための機能を有する。
【0056】
リモートタスクは、クライアント3000やアプリケーションサーバ4000の指定と、デバイスとドライバとの関連付けとから構成されるタスクをリモートで実行することを意味する。
【0057】
この場合、クライアント3000やアプリケーションサーバ4000上には、図3に示すドライバのインストールや印刷ポートの作成を有するサービスプログラムであるドライバ制御部40が常駐することになる。
【0058】
このドライバ制御部40と、ドライバ管理部32との間で行う通信は、所謂SOAP(Simple Object Access Protocol)などのプロトコルを利用したWebサービスを想定している。
【0059】
一方、ドライバ制御部40ではなく、前記関連付けに対応したランチャープログラムをクライアント3000やアプリケーションサーバ4000にて実行することも可能である。
【0060】
ランチャープログラムの実行により、前記リモートタスクと同様に、ドライバ管理部32とWebサービスなどで通信を行い、ドライバのインストールと印刷ポートの作成を行うことができる。
【0061】
なお、本実施形態では、リモートタスクによるドライバのインストールや印刷ポートの作成に関して記す。
【0062】
また、本実施例では、クライアント3000とアプリケーションサーバ4000に関して、特に断りの無い限り、クライアント3000と記す。
【0063】
次に、データ保管部33は、HDD19上で稼働するデータベース等のデータ記録媒体であり、デバイス情報やドライバ情報が保存される。
【0064】
また、ドライバ保管部34は、HDD19上で稼動するFTPサーバ、HTTPサーバ、もしくはファイルサーバといったドライバの実体を保存するための保存領域である。
【0065】
データ保管部33やドライバ保管部34は、本実施形態のように、管理サーバ1000と同一サーバであってもよいし、別サーバにあってもよい。
【0066】
次に、本実施形態にかかる情報処理装置の制御について、図4〜(b)、図6〜(b)、図8〜(b)のフローチャートと、図10、図11(a)〜(f)、図13、図14(a)〜(c)の画面図を用いて詳細に説明する。
【0067】
図4〜(b)のフローチャート、関連付けを作成するための処理をある。
【0068】
ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付け作成の選択を行う(S100)。
【0069】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、デバイス探索部31がデバイス探索した結果である図10に示す「デバイスリスト」を取得し、図11(a)に示す「STEP1 デバイス選択」をCRT15に表示する(S101)。
【0070】
図11(a)の「STEP1 デバイス選択」の「デバイス情報」は、「デバイス名」と「印刷ポート情報」から構成され、更に「印刷ポート情報」は「アドレス」、「プロトコル」、及び「キュー名」から構成される。
【0071】
また、図11(a)の「STEP1 デバイス選択」画面は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0072】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付けるデバイスの選択を行う(S102)。
【0073】
本実施例では、<デバイス1>と<デバイス2>が選択されたとする。
【0074】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S103)。
【0075】
本実施例では、図11(a)にて画面遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0076】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、ドライバ情報の取得を行い、図11(b)示す「STEP2 ドライバ選択」をCRT15に表示する(S104)。
【0077】
図11(b)の「STEP2 ドライバ選択」の「ドライバ情報」は、「ドライバ名」、「バージョン」及び「PDL」から構成される。
【0078】
ここで、「PDL」とは、ドライバが生成するデータを形成するページ記述言語であり、PCL(Printer Control Language)やPS(Post Script)などがある
また、図11(b)の「STEP2 ドライバ選択」は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0079】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付けるドライバの選択を行う(S105)。
【0080】
本実施例では、<ドライバ1>が選択されたとする。
【0081】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S107)。
【0082】
本実施例では、図11(b)にて画面遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0083】
次に、ドライバ管理部32は、S102で選択されたデバイスとS106で選択されたドライバとから図11(c)に示す「STEP3 関連付け設定」をCRT15に表示する(S108)。
【0084】
ここで、関連付け設定とは、選択したデバイスとドライバの「関連付け名」の設定と、クライアント3000にドライバをインストールしたときに表示される「プリンタ名」の設定を意味する。
【0085】
更に、クライアント3000にドライバのインストールと共に作成し、ドライバと対応付ける印刷ポートの「印刷ポート情報」の設定を意味する。
【0086】
図11(c)の「STEP3 関連付け設定」は、「関連付け名」と「プリンタ設定」から構成される。
【0087】
更に、「プリンタ設定」は、「プリンタ名」、S102で選択されたデバイスに関する「デバイス名」と「印刷ポート情報」、及びS106で選択されたドライバに関する「ドライバ情報」とから構成される。
【0088】
また、「印刷ポート情報」は、「アドレス」、「プロトコル」、「印刷ポートハンドリング」、及び印刷ポート情報の編集を行うための[編集]ボタンから構成される。
【0089】
ここで、「印刷ポートハンドリング」とは、印刷ポートをどのように作成するかを示すものであり、<インストール時に確認>と<指定した情報で作成>の2つのハンドリング方法からなる。
【0090】
<インストール時に確認>とは、クライアント3000にて印刷ポートを作成する時点で、管理サーバ1000のHDD19上のデータ保管部33のデバイスリストから、関連付いたデバイスの最新のアドレスを取得して作成することを意味する。
【0091】
すなわち、<インストール時に確認>は、関連付け作成時点で、印刷ポート情報の確定はしておらず、印刷ポート情報が「可変」となることを意味する。
【0092】
一方、<指定した情報で作成>とは、関連付け作成時点で設定した印刷ポート情報で、クライアント3000に印刷ポートを作成することを意味する。
【0093】
すなわち、<指定した情報で作成>とは、関連付け作成時点で、印刷ポート情報が確定しており、印刷ポート情報が「固定」となることを意味する。
【0094】
従って、デバイス2000へ直接印刷する場合の印刷ポート情報は「可変」となる<インストール時に確認>が適切であり、アプリケーションサーバ4000経由の印刷の場合の印刷ポート情報は「固定」となる<指定した情報で作成>が適切である。
【0095】
ここで、関連付け作成時の「印刷ポートハンドリング」は、S102で選択されたデバイスの印刷ポート情報となるため、<インストール時に確認>となる。
【0096】
なお、両ハンドリング方法の詳細は、図9を用いて後述する。
【0097】
また、図11(c)の「STEP3 関連付け設定」は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0098】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して「関連付け名」の設定を行う(S109)。
【0099】
本実施例では、「関連付け名」として<関連付けA>と設定したとする。
【0100】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して「プリンタ名」の設定を行う(S110)。
【0101】
ここでは、<デバイス1>と<ドライバ1>の「プリンタ名」を<プリンタA>、<デバイス2>と<ドライバ1>の「プリンタ名」を<プリンタB>と設定したとする。
【0102】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートの編集を指示されたか否かを判定する(S111)。
【0103】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタB>である印刷ポート情報に対して編集を行うための[編集]ボタンが押下されたと判定し<はい>で抜け、印刷ポート設定を行う(S112)。
【0104】
S112の詳細フローチャートを、図5に示す。
【0105】
ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、S102で選択した関連付いたデバイスの印刷ポート情報の取得を行う(S200)。
【0106】
ここで取得する印刷ポート情報とは、図10で示された「アドレス」、「プロトコル」、「キュー名」以外に、「デバイス印刷ポートの有効性」を含む。
【0107】
「デバイス印刷ポートの有効性」とは、デバイス探索部31からのデバイス探索により、デバイス2000から取得可能なMIB情報のひとつであり、デバイス2000にてサポートしている印刷ポート種別とその印刷ポートの有効性を判別できる情報である。
【0108】
例えば、デバイス2000にてLPRポートとRAWポートと2種類の印刷ポートがサポートされている場合に、LPRポートのみを使用する場合には、LPRポート「有効」、RAWポート「無効」と設定を行い、不要な印刷ポートを閉じることが可能である。
【0109】
すなわち、デバイス2000に対する印刷ポート情報を設定する場合に、どの印刷ポートがサポートされ、且つ有効であるか否かを判断し、適切な印刷ポートを設定するための情報となる。
【0110】
本実施例では、ドライバ管理部32は、<関連付けA>の<プリンタB>のデバイス2000の印刷ポート情報として、次の値を取得したものとする。
【0111】
「アドレス」:<x.y.z.2>
「プロトコル」:<RAW>
「印刷ポートの有効性」:RAW印刷ポート「有効」、LPR印刷ポート「無効」
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、後述するS215で保存される編集ポート情報を取得する(S201)
関連付け作成の初めての編集ときには、このS201で取得される編集ポート情報は、全てnull値となることは言うまでも無い。
【0112】
「印刷ポート種別」:<null>
「アドレス」:<null>
「ポート名」:<null>
「プロトコル」:<null>
「キュー名」:<null>
なお、「印刷ポート種別」とは、所謂<ネットワークポート>であるか<ローカルポート>であるかを示す情報であり、「印刷ポート名」とは、クライアント3000にて、印刷ポートを区別するための名称である。
【0113】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、印刷ポートフラグ値を取得する(S202)。
【0114】
ここで、印刷ポートフラグとは、前記図11(c)の「印刷ポートハンドリング」に対する内部フラグである。
【0115】
すなわち、「印刷ポートハンドリング」が<指定した情報で作成>の場合には、印刷ポートフラグは「固定」、「印刷ポートハンドリング」が<インストール時に確認>の場合には、印刷ポートフラグは「可変」の値を保持することを意味する。
【0116】
従って、関連付け作成ときの印刷ポートフラグの初期値は「可変」となる。
【0117】
次に、ドライバ管理部32は、図12(a)に示す「ポート設定の編集」をCRT15に表示する(S203)。
【0118】
図12(a)の「ポート設定の編集」は、「デバイスの印刷ポート情報」、「印刷ポート設定」から構成され、更に編集内容を保存するための[更新]ボタン、及び編集内容を無効とするための[キャンセル]ボタンを有する。
【0119】
ここで、「デバイスの印刷ポート情報」とは、S200で取得したデバイス2000の印刷ポート情報を意味し、印刷ポートの編集のための補助情報を意味する。
【0120】
本実施例では、「印刷ポートの有効性」、「アドレス」、及び「プロトコル」を表示するものとする。
【0121】
また、「印刷ポート設定」とは、編集対象となる印刷ポート情報を意味する。
【0122】
本実施例では、「印刷ポート種別」、「アドレス」、「ポート名」、及び「プロトコル」の編集を意味する。
【0123】
なお、「プロトコル」が<LPR>の場合には、LPRに付随する「キュー名」も編集対象とする。
【0124】
また、「印刷ポート種別」が<ローカルポート>の場合の編集対象は、「ポート名」のみが編集対象となる。
【0125】
本実施例では、ドライバ管理部32は、<関連付けA>の<プリンタB>のデバイス2000の印刷ポート情報に対して、次のような編集を行ったものとする(S204)。
【0126】
「印刷ポート種別」:<ネットワークポート>
「アドレス」:<a.b.c.1>
「ポート名」:<IP_a.b.c.1>
「プロトコル」:<LPR>
「キュー名」:<PRINT>
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定し(S205)、本実施例では、図12(a)における編集の保存を意味する[更新]ボタンが押下されたと判定する。
【0127】
次に、ドライバ管理部32は、S204での印刷ポートの編集内容を解析する(S206)。
【0128】
まず、ドライバ管理部32は、「印刷ポートの種別」が<ネットワークポート>であるか<ローカルポート>であるかを判定し(S207)、これを<ネットワークポート>であると判定して抜ける。
【0129】
次に、ドライバ管理部32は、S201で取得した編集ポート情報の「アドレス」からの変更があるか否かが判定する(S208)。
【0130】
本実施例では、「アドレス」を<null>から<a.b.c.1>へ変更したので、<はい>で抜ける。
【0131】
次に、ドライバ管理部32は、S200で取得した選択されたデバイス2000の「アドレス」と、S204で編集した「アドレス」が、同じであるか否かを判定する(S209)。
【0132】
本実施例では、「アドレス」を<x.y.z.2>から<a.b.c.1>へ変更したので、<いいえ>で抜ける。
【0133】
次に、ドライバ管理部32は、S204で編集した「アドレス」が、HDD33上の図10で示したデバイスリスト上に、存在するか否かを判定し(S210)を、これを<いいえ>で抜ける。
【0134】
ここで、S210での<いいえ>判定とは、S204で編集した「アドレス」が、デバイス管理部30にて管理されていない、すなわちアプリケーションサーバ4000の「アドレス」であると判断できる。
【0135】
一方、S210での<はい>判定とは、編集した「アドレス」が、デバイス管理部30にて管理しているデバイスで使用されている「アドレス」であると判断できる。
【0136】
次に、ドライバ管理部32は、指定した情報で印刷ポートを作成することを意味する印刷ポートフラグを<固定>に設定する(S213)。
【0137】
次に、ドライバ管理部32は、設定した印刷ポートフラグをHDD19上のデータ保管部33に保存する(S215)。
【0138】
次に、ドライバ管理部32は、S204で編集した印刷ポート編集内容を、HDD19上のデータ保管部33に保存する(S216)。
【0139】
本実施例では、次に、S111で「プリンタ名」が<プリンタA>である印刷ポート情報に対して編集を行うための[編集]ボタンが押下され、印刷ポート設定を行ったとする。
【0140】
<プリンタA>の編集に関しては、図12(a)に示す前記「印刷ポートの有効性」にて、「プロトコル」の初期値である<LPR>が、関連付いたデバイス2000においてサポートされているが<無効>であることからプロトコルの変更のみを行ったとする。
【0141】
この場合、ドライバ管理部32は、S209で編集した「アドレス」が、関連付いたデバイスのアドレスと同じであると判定され、インストール時に印刷ポートを確認して作成することを意味する印刷ポートフラグ<可変>に設定する(S214)。
【0142】
以降、ドライバ管理部32は、S215、S216を行う。
【0143】
また、ドライバ管理部32は、S210で編集した「アドレス」が、関連付いたデバイス以外のデバイスのアドレスと重複する場合には、アドレスの再編集を指示する警告を表示する(S211)。
【0144】
次に、ドライバ管理部32は、S211に対する警告に対するKB17を介する応答を判定する(S212)。
【0145】
ドライバ管理部32は、S212で再編集しないと応答された場合には、S213、S215、S216を行う。
【0146】
一方、ドライバ管理部32は、S212で再編集すると応答された場合には、S204にて再編集を行う。
【0147】
また、ドライバ管理部32は、S208でアドレス変更を伴わない編集と判定した場合には、S215、S216を行う。
【0148】
これは、本実施例では、編集した「プリンタ名」が<プリンタB>である印刷ポート情報に関して、再度編集した内容が、例えば、「プロトコル」の変更のみである場合などが該当する。
【0149】
また、ドライバ管理部32は、S207で「印刷ポート種別」が<ローカルポート>であると判定された場合には、S213、S215、S216を行う。
【0150】
次に、ドライバ管理部32は、「印刷ポート情報」の編集した結果を伴い、図12(b)に示す「STEP3 関連付け設定」をCRT15に表示する(S217)。
【0151】
また、ドライバ管理部32は、S205でKB17からのボタンアクションを[キャンセル]ボタンが押下されたと判定した場合には、S217で図11(c)の「STEP3 関連付け設定」を再度CRT15に表示する。
【0152】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S113)。
【0153】
本実施例では、図12(b)における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0154】
なお、ドライバ管理部32は、S111でポート編集を行わなかった場合には、図11(c)の画面に対するS113の判定を行う。
【0155】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、作成する関連付け情報の設定内容の確認と登録を行うための、図12(c)示す「STEP4 設定内容の確認と登録」をCRT15に表示する(S114)。
【0156】
図12(c)は、図11(c)、図12(b)と同様の関連付け情報を表示し、HDD19上のデータ保管部33に保管するための[登録]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0157】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S115)。
【0158】
本実施例では、図12(c)におけるHDD19上のデータ保管部33に保管を意味する[登録]ボタンが押下されたと判定する。
【0159】
そして、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33に関連付けを保管する(S116)。
【0160】
次に、図6〜(b)のフローチャートにより、関連付けの編集処理を記す。
【0161】
ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付け編集の選択を行う(S300)。
【0162】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、作成した関連付けを取得し、図13に示す「関連付けリスト」をCRT15に表示する(S301)。
【0163】
図13の「関連付けリスト」は、「関連付け名」、「プリンタ名」、「デバイス名」、「ドライバ情報」、及び「印刷ポート情報」から構成される。
【0164】
更に、「ドライバ情報」は、「ドライバ名」、「バージョン」、及び「PDL」から構成される。
【0165】
また、「印刷ポート情報」は、「アドレス」、「プロトコル」、「印刷ポートハンドリング」、及び印刷ポート情報の編集を行うための[編集]ボタンから構成される。
【0166】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートの編集を指示されたか否かを判定する(S302)。
【0167】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタB>である印刷ポート情報に対して編集を行うための[編集]ボタンが押下されたと判定し<はい>で抜け、印刷ポートの編集を行う(S303)。
【0168】
このS303の詳細フローチャートを、図7に示す。
【0169】
図7は、図5のフローチャートに対して、S400〜S402を追加したものである。
【0170】
ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、先にデバイス探索部31がデバイス探索した結果である図10に示す「デバイスリスト」を取得する(S400)。
【0171】
次に、ドライバ管理部32は、編集対象である関連付いたデバイスである<デバイス2>が、デバイスリストに存在しているか否かを判定する(S401)。
【0172】
本実施例では、この判定を<いいえ>で抜ける。
【0173】
次に、ドライバ管理部32は、デバイス探索部31によるデバイス探索により、図10に示す「デバイスリスト」の更新指示をCRT15に表示し(S402)、処理を終了する。
【0174】
一方、S401の判定を<はい>で抜けた場合には、前記したS200〜S217の処理を施す。
【0175】
ここで、関連付ける関連付いたデバイス2000は、関連付け作成ときには必須となるが、関連付け作成後の編集ときには、必ずしも必要とならない。
【0176】
一方で、印刷ポートを編集するためには、前記S200〜S217の処理で明らかなように、関連付いたデバイス2000の印刷ポート情報が必要となるためS400〜S402が必要となる。
【0177】
次に、図8〜(b)のフローチャートにより、作成・編集した関連付けを用いてクライアント3000へドライバのインストールと印刷ポートの作成を行うための処理を記す。
【0178】
ドライバ管理部32は、KB17を介してタスク実行の選択を行う(S500)。
【0179】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、予めドライバのインストール先として登録されているクライアント3000を取得し、図14(a)に示す「STEP1 コンピュータ選択」をCRT15に表示する(S501)。
【0180】
図14(a)は、「コンピュータ名」、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンから構成される。
【0181】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介してコンピュータの選択が行う(S502)。
【0182】
本実施例では、<クライアント1>が選択されたとする。
【0183】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S503)。
【0184】
本実施例では、図14(a)における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0185】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、関連付けの取得を行い、図14(b)示す「STEP2 関連付け選択」をCRT15に表示する(S504)。
【0186】
図14(b)は、図13に示した「関連付けリスト」に対して、関連付けを選択するためのチェックボックス、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンが追加された構成となる。
【0187】
次に、ドライバ管理部32は、KB17を介して関連付けの選択を行う(S505)。
【0188】
本実施例では、「関連付け名」が<関連付けA>である関連付けが選択されたとする。
【0189】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S506)。
本実施例では、図14(b)における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0190】
次に、ドライバ管理部32は、S502とS505で選択されたコンピュータと関連付けとから図14(c)に示す「STEP3 タスク内容と実行」をCRT15に表示する(S507)。
【0191】
図14(c)は、「コンピュータ名」、及び「関連付け名」から構成され、タスクを実行するための[実行]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0192】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S508)。
【0193】
本実施例では、図14(c)におけるタスクの実行を意味する[実行]ボタンが押下されたと判定する。
【0194】
次に、ドライバ管理部32は、タスク内容をHDD19上のデータ保管部33へ保存し、タスクの実行を行う(S509)。
【0195】
このS509の詳細フローを、図9に示す。
【0196】
まず、管理サーバ1000のドライバ管理部32は、クライアント3000のドライバ制御部40に対して、タスク実行指示を出す(S600)。
【0197】
次に、ドライバ制御部40は、ドライバ管理部32からのタスク実行指示を受けると、タスク内容をドライバ管理部32へ問い合わせする(S601)。
【0198】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33からS505で指定されたタスクを構成する関連付け情報の取得を行う(S602)。
【0199】
本実施例では、図14(b)に示す「関連付け名」が<関連付けA>に対する「プリンタ名」、「デバイス名」、「ドライバ情報」、及び「印刷ポート情報」の取得が行うことを意味する。
【0200】
次に、ドライバ管理部32は、S602で取得した関連付け情報の解析を行う(S603)。
【0201】
本実施例では、「ドライバ情報」から、「ドライバ名」が<ドライバ1>、「バージョン」が<v3.00>、「PDL」が<PCL>のドライバで、更に、HDD19上のドライバ保管部34のどこに保存されているか、保存先情報を判断することを意味する。
【0202】
また、「プリンタ名」から、プリンタ名が<プリンタA>と<プリンタB>である2つのプリンタをインストールすることの判断を含む。
【0203】
更に、「印刷ポート情報」から<プリンタA>に対しては、「アドレス」が<x.y.z.1>、プロトコルが<RAW>のネットワークポートであることの判断を含む。
【0204】
また、同様に<プリンタB>に対しては、「アドレス」が<a.b.c.1>、プロトコルが<LPR>、キュー名<PRINT>のネットワークポートであることの判断を含む。
【0205】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、「プリンタ名」が<プリンタ1>に対する、S214で保存した印刷ポートフラグ値を取得する(S604)。
【0206】
次に、ドライバ管理部32は、S604で取得した印刷ポートフラグ値を判定する(S605)。
【0207】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタ1>に対する印刷ポートフラグの判定を行い「可変」として抜ける。
【0208】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、デバイスリストの取得を行う(S606)。
【0209】
次に、ドライバ管理部32は、S602で取得した関連付け情報の「デバイス名」から関連付いたデバイスを特定し、S606で取得したデバイスリストに存在するか否かを判定し(S607)、これを<はい>で抜ける。
【0210】
本実施例では、関連付いたデバイスを<デバイス1>と特定することを意味する。
【0211】
次に、ドライバ管理部32は、S606で取得したデバイスリストから関連付いたデバイスの「アドレス」を取得する(S608)。
【0212】
本実施例では、<デバイス1>の「アドレス」が、関連付け作成時の<x.y.z.1>から<x.y.z.3>に変更となり、デバイス管理部31のデバイス探索機能により、デバイスリストが更新されているものとする。
【0213】
従って、S608で取得した関連付いたデバイス<デバイス1>の「アドレス」は、<x.y.z.3>である。
【0214】
次に、ドライバ管理部32は、S602で取得した関連付けの「印刷ポート情報」の「アドレス」を、S608で取得した「アドレス」により置き換える(S609)。
【0215】
本実施例では、「アドレス」が<x.y.z.1>から<x.y.z.3>へ置き換えることを意味する。
【0216】
次に、ドライバ管理部32は、クライアント3000のドライバ制御部40へ指示すべきタスク内容を、HDD19上のデータ保管部33に一時保存する(S610)。
【0217】
本実施例では、S603で解析した「プリンタ名」が<プリンタA>の「ドライバ情報」とS609で更新した「印刷ポート情報」を一時保存することを意味する。
【0218】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートフラグ値の未判定のドライバ情報があるか否かおを判定する(S611)。
【0219】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタ2>に対する印刷ポートフラグが未判定であるため、前記S611の判定を<はい>で抜け、S604へ処理が戻る。
【0220】
次に、ドライバ管理部32は、HDD19上のデータ保管部33から、「プリンタ名」が<プリンタ2>に対する、S214で保存した印刷ポートフラグの値を取得する(S604)。
【0221】
次に、ドライバ管理部32は、S604で取得した印刷ポートフラグ値を判定する(S605)。
【0222】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタ2>に対する印刷ポートフラグの判定を行い「固定」として抜ける。
【0223】
次に、ドライバ管理部32は、関連付け作成・編集時点の印刷ポート情報のまま、クライアント3000のドライバ制御部40へ指示すべきドライバ情報をHDD19上のデータ保管部33に一時保存する(S610)。
【0224】
本実施例では、S603で解析した「プリンタ名」が<プリンタB>の「ドライバ情報」と「印刷ポート情報」を一時保存することを意味する。
【0225】
次に、ドライバ管理部32は、印刷ポートフラグ未判定のドライバ情報は無いとして、S611の判定を<いいえ>で抜ける。
【0226】
なお、S607で関連付いたデバイスがデバイスリストに存在しない場合には、S605での印刷ポートフラグ値<固定>と同様な処理となる。
【0227】
次に、ドライバ管理部32は、S610でHDD19のデータ保管部33に一時保存したドライバ情報を、タスク内容としてクライアント3000のドライバ制御部40へ送付する(S612)。
【0228】
次に、クライアント3000のドライバ制御部40は、管理サーバ1000のドライバ管理部32から応答されたタスク内容を解析する(S613)。
【0229】
本実施例では、「プリンタ名」が<プリンタA>と<プリンタB>の「ドライバ情報」と「印刷ポート情報」を意味する。
【0230】
次に、ドライバ制御部40は、S613の解析からインストールするドライバを管理サーバ1000上のドライバ保管部34から取得しインストールする(S614)。
【0231】
次に、ドライバ制御部40は、S613の解析から印刷ポートを生成し、S615でインストールしたドライバに対応付ける(S615)。
【0232】
次に、ドライバ制御部40は、管理サーバ1000のドライバ管理部32に対して、タスク終了の通達を行う(S616)。
【0233】
そして、ドライバ管理部32は、S610で一時保存したドライバ情報を消去する等のタスク終了処理を行う(S617)。
【0234】
本実施形態によれば、関連付けを用いた管理サーバ1000からクライアント3000へのドライバのインストールの際に、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現でき、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0235】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【0236】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を、図4〜(b)、図6〜(b)、図13、図15〜(b)を用いて詳細に説明する。
【0237】
図15のフローチャートは、関連付けを作成するための処理である。
【0238】
図15は、図4のS112の詳細フローチャートである図5に、S700〜S701を追加したものである。
【0239】
また、図16のフローチャートは、関連付けを編集するための処理である。
【0240】
図16は、図6のS303の詳細フローチャートである図7のS400〜S401を、S700〜S707に変えたものである。
【0241】
図15において、ドライバ管理部32は、S200〜S216処理後に、デバイスリストから関連付いたデバイスのホスト名を取得する(S700)。
【0242】
ここで、デバイス3000のホスト名は、デバイス探索部31のデバイス探索によりMIBの一部として取得することが可能である。
【0243】
次に、ドライバ管理部32は、S700で取得した関連付いたデバイスのホスト名をHDD19のデータ保管部33に保存し(S701)、図13に示す関連付けを作成する。
【0244】
次に、ドライバ管理部32は、S300〜S301処理後に、図6のS302で、図13の<デバイス2>の「印刷ポート情報」に対する[編集]ボタンを押下したとする。
【0245】
次に、ドライバ管理部32は、S200〜S208処理後に、HDD19上のデータ保管部33から、デバイス探索部31がデバイス探索した結果であるデバイスリストを取得する(S702)。
【0246】
次に、ドライバ管理部32は、関連付いたデバイス<デバイス2>が、「デバイスリスト」に存在するか否かを判定し(S703)、これは<いいえ>で抜ける。
【0247】
本実施例では、図10の「デバイスリスト」から、関連付け作成後関連付いたデバイスである<デバイス2>が無いものとする。
【0248】
次に、ドライバ管理部32は、デバイス探索部33に対して、S204で編集した「アドレス」に対するデバイス探索を実行要求する(S704)。
【0249】
本実施例では、ネットワーク上のトラフィックを軽減するために、SLP/SNMP Unicast探索を実行することを意味する。
【0250】
次に、ドライバ管理部32は、デバイス応答の有無をデバイス探索部33から受け取り、デバイス応答があったか否かを判定し(S705)、これは<はい>で抜ける。
【0251】
次に、ドライバ管理部32は、応答内容から応答してきたデバイス2000が関連付いたデバイス<デバイス2>であるか否かを判定し(S706)、これを<はい>で抜ける。
【0252】
次に、ドライバ管理部32は、S214で印刷ポートフラグを「可変」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0253】
一方、ドライバ管理部32は、S706で<いいえ>と判定した場合には、S210〜S212の処理を行い、S213で印刷ポートフラグを「固定」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0254】
また、ドライバ管理部32は、S705で<いいえ>と判定した場合には、DNSサーバからアドレスに対応したホスト名を取得する(S707)。
【0255】
次に、ドライバ管理部32は、S701でHDD19のデータ保管部33に保存した関連付いたデバイス<デバイス2>のホスト名を取得する(S708)。
【0256】
次に、ドライバ管理部32は、S707とS708のホスト名を比較し、S707のホスト名が関連付いたデバイス<デバイス2>のホスト名であるか否かを判定し(S709)、これを<はい>で抜ける。
【0257】
次に、ドライバ管理部32は、S214で印刷ポートフラグを「可変」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0258】
一方、ドライバ管理部32は、S709で<いいえ>と判定した場合には、S210〜S212の処理を行い、S213で印刷ポートフラグを「固定」に設定し、続いてS215〜S217の処理を行う。
【0259】
本実施形態によれば、関連付け編集の印刷ポート編集に関して、関連付いたデバイスをデバイスリストにて特定できない場合でも、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現できる。
【0260】
また、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0261】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【0262】
(第3実施形態)
本発明の第2実施形態を、図17〜(b)、及び図19を用いて詳細に説明する。
【0263】
図17〜(b)のフローチャートは、作成・編集した関連付けを用いてクライアント3000へドライバのインストールと印刷ポートの作成を行うための処理である。
【0264】
図17は、図8のS506とS507間に、S800〜S802を追加したものである。
【0265】
図18は、図8のS508の詳細フローチャートである図9のS607の判定で<いいえ>で抜けた場合のS803〜S805を追加したものである。
【0266】
図17において、ドライバ管理部32は、S500〜S506処理後に、図19に示す「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」をCRT15に表示する(S800)。
【0267】
図19の「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」は、タスク実行ときに、印刷ポートフラグ「可変」の印刷ポート情報に対する関連付いたデバイスがデバイスリストに存在しない場合の動作設定を予め設定するためのUIである。
【0268】
図19の「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」は、動作設定として、<指定した情報で作成へ変更>か、もしくは<インストール対象から外す>とするかの選択肢から構成される。
【0269】
更に、図19の「STEP3 印刷ポート作成時の動作設定」は、画面遷移するための[次へ]ボタン、及び処理を中止するための[キャンセル]ボタンを有する。
【0270】
次に、ドライバ管理部32は、図19で動作設定を選択する(S801)。
【0271】
次に、ドライバ管理部32は、KB17からのボタンアクションを判定する(S802)。
【0272】
本実施例では、図19における次の画面への遷移を意味する[次へ]ボタンが押下されたと判定する。
【0273】
次に、ドライバ管理部32は、S507〜S509を処理する。
【0274】
このS509の詳細フローを、図18に示す。
【0275】
ドライバ管理部32は、S600〜S606処理後に、S607で関連付いたデバイスがデバイスリストに存在するか否かを<いいえ>で抜けた場合、S801で設定した動作設定を取得する(S903)。
【0276】
次に、ドライバ管理部32は、S903で取得した動作設定が、<指定した情報で作成へ変更>と設定されたか否かを判定し(S904)、これを<はい>で抜けると、S610以降の処理を行う。
【0277】
一方、ドライバ管理部32は、S904で<いいえ>で抜けると、関連付いたデバイスのドライバをインストール対象から外し(S905)、S610以降の処理を行う。
【0278】
ここで、ドライバ管理部32は、タスクで指定した関連付けの全ての関連付いたデバイスが存在しない場合には、S613にて、クライアント3000のドライバ制御部40に対して、タスク中止命令を出す。
【0279】
本実施形態によれば、関連付け編集の印刷ポート編集に関して、関連付いたデバイスをデバイスリストにて特定できない場合でも、ドライバからの出力先が、関連付いたデバイスであれば、印刷ポート作成ときの関連付いたデバイスの印刷ポート情報に応じて可変的に印刷ポートの作成を実現できる。
【0280】
また、ドライバからの出力先がアプリケーションサーバであれば、関連付け作成ときの印刷ポート情報で印刷ポートの作成を実現できる。
【0281】
その結果としてIT管理者の操作性の向上し、コンピュータシステムに係る管理コストを削減することができる効果を有する。
【0282】
(変形例1)
第1実施形態、及び第2実施形態では、関連付けモードを明示的に選択し、「関連付け一括作成モード」か、「関連付け通常作成モード」かを判定し、[1:1]関連付け以外を[1:1]関連付けに展開登録した。
【0283】
しかしながら、これに限らない変形例を、図15〜(b)、図12を用いて詳細に説明する。
【0284】
図15のフローチャートは、関連付けを作成するための処理である。
【0285】
図4のS112の詳細フローチャートであり、図5のS206〜S212が、S700〜S701に置き換わったものである。
【0286】
ドライバ管理部32は、S200〜S202処理後に、S203にて図12に示す「印刷ポート設定の編集」をCRT15に表示する。
【0287】
図12の「印刷ポート設定の編集」は、図12(a)の「印刷ポート設定の編集」に対して、「印刷ポートの設定」に「出力先をアプリケーションサーバにする」チェックボックスを設けたものである。
【0288】
従って、ドライバ管理部32は、S204にて「出力先をアプリケーションサーバにする」をチェックするか否かの編集を行う。
【0289】
次に、ドライバ管理部32は、S205を<適用>で抜ける。
【0290】
次に、ドライバ管理部32は、「出力先をアプリケーションサーバにする」チェックボックス状態を解析する(S700)。
【0291】
次に、ドライバ管理部32は、「出力先をアプリケーションサーバにする」チェック<ON>であれば、印刷ポートフラグを「固定」に設定する(S212)。
【0292】
また、ドライバ管理部32は、「出力先をアプリケーションサーバにする」チェック<OFF>であれば、印刷ポートフラグを「可変」に設定する(S212)。
【0293】
次に、ドライバ管理部32は、S215〜S217の処理を施す。
【0294】
同様に、図16のフローチャートは、関連付けを作成するための処理である。
【0295】
図6のS304の詳細フローチャートであり、図7のS206〜S212が、S700〜S701に置き換わったものである。
【0296】
この変形例によれば、IT管理者は、明示的に「印刷ポートハンドリング」を<インストール時に確認>とするか、<指定した情報で作成>とするかを関連付け作成、及び編集ときに判断することができ、ユーザビリティが向上する。
【符号の説明】
【0297】
1000・・・管理サーバ
2000・・・デバイス
3000・・・クライアント
4000・・・アプリケーションサーバ
30・・・・・デバイス管理部
31・・・・・デバイス探索部
32・・・・・ドライバ管理部
33・・・・・データ保管部
34・・・・・ドライバ保管部
40・・・・・ドライバ制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析する手段(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定する手段(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定する手段(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定する手段(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出す手段(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得する手段(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成する手段(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
関連付けの作成・編集時に、前記印刷ポートフラグ設定手段(32、S213、S214)にて設定した印刷ポートフラグ値に応じて、印刷ポートに対する処理方法を表示する手段(32、S217)を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に関連付いたデバイスのホスト名を取得・保存する手段(32、S700、S701)と、
印刷ポート作成時に、関連付け編集時に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、デバイスを探索し、関連付いたデバイスであるか否かを判定する手段(31、32、S704、S705)と、
更に、デバイス探索に対する応答が無い場合に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、DNSサーバからホスト名を取得し、予め保存している関連付いたデバイスのホスト名との比較する手段(32、S707、S708、S709)と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に、印刷ポート作成時の動作設定を指定するためのユーザインタフェースを提供する手段(32、S800、S801)と、
印刷ポート作成時に、前記印刷ポート作成時の動作設定での指定情報を取得し、取得した指定情報に応じたタスク内容を生成する手段(32、S803、S804、S805)と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析するプログラム(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定するプログラム(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定するプログラム(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定するプログラム(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出すプログラム(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得するプログラム(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するプログラム(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するプログラム(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成するプログラム(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする情報処理装置を制御するためのプログラム。
【請求項6】
関連付けの作成・編集時に、前記印刷ポートフラグ設定手段(32、S213、S214)にて設定した印刷ポートフラグ値に応じて、印刷ポートに対する処理方法を表示するプログラム(32、S217)を備えることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に関連付いたデバイスのホスト名を取得・保存するプログラム(32、S700、S701)と、
印刷ポート作成時に、関連付け編集時に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、デバイスを探索し、関連付いたデバイスであるか否かを判定するプログラム(31、32、S704、S705)と、
更に、デバイス探索に対する応答が無い場合に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、DNSサーバからホスト名を取得し、予め保存している関連付いたデバイスのホスト名との比較するプログラム(32、S707、S708、S709)と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項8】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に、印刷ポート作成時の動作設定を指定するためのユーザインタフェースを提供するプログラム(32、S800、S801)と、
印刷ポート作成時に、前記印刷ポート作成時の動作設定での指定情報を取得し、取得した指定情報に応じたタスク内容を生成するプログラム(32、S803、S804、S805)と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析するモジュール(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定するモジュール(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定するモジュール(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定するモジュール(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出すモジュール(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得するモジュール(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するモジュール(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するモジュール(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成するモジュール(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする記憶媒体。
【請求項10】
関連付けの作成・編集時に、前記印刷ポートフラグ設定手段(32、S213、S214)にて設定した印刷ポートフラグ値に応じて、印刷ポートに対する処理方法を表示する手段(32、S217)を備えることを特徴とする請求項9に記載の記憶媒体。
【請求項11】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に関連付いたデバイスのホスト名を取得・保存するモジュール(32、S700、S701)と、
印刷ポート作成時に、関連付け編集時に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、デバイスを探索し、関連付いたデバイスであるか否かを判定するモジュール(31、32、S704、S705)と、
更に、デバイス探索に対する応答が無い場合に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、DNSサーバからホスト名を取得し、予め保存している関連付いたデバイスのホスト名との比較するモジュール(32、S707、S708、S709)と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の記憶媒体。
【請求項12】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に、印刷ポート作成時の動作設定を指定するためのユーザインタフェースを提供するモジュール(32、S800、S801)と、
印刷ポート作成時に、前記印刷ポート作成時の動作設定での指定情報を取得し、取得した指定情報に応じたタスク内容を生成するモジュール(32、S803、S804、S805)と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の記憶媒体。
【請求項1】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析する手段(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定する手段(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定する手段(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定する手段(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出す手段(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得する手段(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付する手段(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成する手段(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
関連付けの作成・編集時に、前記印刷ポートフラグ設定手段(32、S213、S214)にて設定した印刷ポートフラグ値に応じて、印刷ポートに対する処理方法を表示する手段(32、S217)を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に関連付いたデバイスのホスト名を取得・保存する手段(32、S700、S701)と、
印刷ポート作成時に、関連付け編集時に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、デバイスを探索し、関連付いたデバイスであるか否かを判定する手段(31、32、S704、S705)と、
更に、デバイス探索に対する応答が無い場合に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、DNSサーバからホスト名を取得し、予め保存している関連付いたデバイスのホスト名との比較する手段(32、S707、S708、S709)と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に、印刷ポート作成時の動作設定を指定するためのユーザインタフェースを提供する手段(32、S800、S801)と、
印刷ポート作成時に、前記印刷ポート作成時の動作設定での指定情報を取得し、取得した指定情報に応じたタスク内容を生成する手段(32、S803、S804、S805)と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析するプログラム(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定するプログラム(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定するプログラム(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定するプログラム(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出すプログラム(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得するプログラム(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するプログラム(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するプログラム(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成するプログラム(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする情報処理装置を制御するためのプログラム。
【請求項6】
関連付けの作成・編集時に、前記印刷ポートフラグ設定手段(32、S213、S214)にて設定した印刷ポートフラグ値に応じて、印刷ポートに対する処理方法を表示するプログラム(32、S217)を備えることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に関連付いたデバイスのホスト名を取得・保存するプログラム(32、S700、S701)と、
印刷ポート作成時に、関連付け編集時に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、デバイスを探索し、関連付いたデバイスであるか否かを判定するプログラム(31、32、S704、S705)と、
更に、デバイス探索に対する応答が無い場合に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、DNSサーバからホスト名を取得し、予め保存している関連付いたデバイスのホスト名との比較するプログラム(32、S707、S708、S709)と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項8】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に、印刷ポート作成時の動作設定を指定するためのユーザインタフェースを提供するプログラム(32、S800、S801)と、
印刷ポート作成時に、前記印刷ポート作成時の動作設定での指定情報を取得し、取得した指定情報に応じたタスク内容を生成するプログラム(32、S803、S804、S805)と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
管理サーバ(1000)からクライアント(3000)へのデバイスとドライバとの関連付けを用いたドライバと印刷ポートのインストールにおいて、関連付けに含まれる印刷ポート情報の設定に関して、次のような構成をなす;
編集した印刷ポート情報を解析するモジュール(32、S206)と、
印刷ポート情報のポート種別がネットワークポートである場合に、編集前の印刷ポート情報からのアドレス変更を伴う編集であるか否かを判定するモジュール(32、S207、S208)と、
アドレス変更を伴う編集である場合に、そのアドレスが、関連付いたデバイス(2000)のアドレスであるか否かを判定し、関連付いたデバイスのアドレスである場合に、印刷ポートフラグを可変に設定するモジュール(32、S209、S214)と、
前記判定手段にて、関連付いたデバイスのアドレスではなく、アプリケーションサーバ(4000)に対応したアドレスである場合に、印刷ポートフラグを固定に設定するモジュール(32、S210、S213)と、
更に、関連付けを用いたクライアント(3000)での印刷ポート作成に関して、次のような構成をなす;
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)へ、作成する印刷ポート情報の要求を出すモジュール(32、40、S601)と、
管理サーバ(1000)は、印刷ポート情報の要求に応じて、印刷ポートフラグ値を取得するモジュール(32、S604)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、固定の場合、関連付け作成時のポート情報を取得し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するモジュール(32、40、S612)と、
管理サーバ(1000)は、取得した印刷ポートフラグ値が、可変の場合、関れ付け作成時のポート情報を、関連付いたデバイスの最新ポート情報へ変更し、クライアント(3000)へ取得したポート情報を送付するモジュール(32、40、S606、S607、S608、S609、S612)と、
クライアント(3000)は、管理サーバ(1000)から送付された印刷ポート情報に従い、印刷ポートを生成するモジュール(32、40、S615)と、
を備えることを特徴とする記憶媒体。
【請求項10】
関連付けの作成・編集時に、前記印刷ポートフラグ設定手段(32、S213、S214)にて設定した印刷ポートフラグ値に応じて、印刷ポートに対する処理方法を表示する手段(32、S217)を備えることを特徴とする請求項9に記載の記憶媒体。
【請求項11】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に関連付いたデバイスのホスト名を取得・保存するモジュール(32、S700、S701)と、
印刷ポート作成時に、関連付け編集時に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、デバイスを探索し、関連付いたデバイスであるか否かを判定するモジュール(31、32、S704、S705)と、
更に、デバイス探索に対する応答が無い場合に、編集した印刷ポート情報のアドレスを用いて、DNSサーバからホスト名を取得し、予め保存している関連付いたデバイスのホスト名との比較するモジュール(32、S707、S708、S709)と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の記憶媒体。
【請求項12】
前記印刷ポートフラグが可変で、更に編集した印刷ポート情報のアドレスが、関連付いたデバイスのアドレスであるか判定できない場合に、
関連付け作成時に、印刷ポート作成時の動作設定を指定するためのユーザインタフェースを提供するモジュール(32、S800、S801)と、
印刷ポート作成時に、前記印刷ポート作成時の動作設定での指定情報を取得し、取得した指定情報に応じたタスク内容を生成するモジュール(32、S803、S804、S805)と、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2013−84184(P2013−84184A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−224776(P2011−224776)
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]