説明

印字装置の高低調節機構

【課題】印字装置の高さが調節できることによって、排出口から出るラベルの長さLが、印字装置の剥離部から設置面までの高さHより長いときであってもラベルが垂れ下がり印字装置の設置面に貼りつくことを防止することができ、作業者が容易に貼付け作業をすることができる印字装置の高低調節機構を提供する。
【解決手段】剥離されたラベル11がプリンタ1の排出口19から出る長さLが、プリンタ1を設置している設置面22からラベル11の剥離位置(剥離転向軸18)までの高さHより長いとき(L≧H)に、プリンタ1を設置している設置面22からラベル11の剥離位置(剥離転向軸18)までの高さHを剥離されたラベル11が排出口19から出る長さLより高く(H≧L)調節することができる高低調節部21を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印字後にラベルを剥離する印字装置に関し、特にラベルの長さLに対応して高さを調節できる印字装置の高低調節機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図7に示すように、図示しないステッピングモーターの駆動力によってプラテンローラー71を駆動して、長尺状の剥離紙72に複数のラベル73を粘着剤を介して貼着した印字用紙74を搬送し、ラベル73が所定の印字位置に位置決めされたときサーマルヘッド75により印字を行い、印字終了後にラベル73を剥離部76によって印字用紙74の搬送方向を転向させて剥離紙72から剥離し、その剥離されたラベル73を保持すると共に、この保持されたラベル73の有無を剥離検出センサー77で検出し、剥離検出センサー77がラベル73有りを検出しているときにはラベル73の搬送を停止し、剥離検出センサー77がラベル73無しを検出するとラベル73の搬送停止を解除してサーマルヘッド75により新たなラベル73に印字を行い、ラベル73を剥離紙72から剥離し、保持するという印字装置78がある。
【0003】
前述した印字装置78は固定部79によって机等の設置台に設置しており、ラベルに商品の商品名、送り先などを印字し、剥離後に、作業者が商品に貼付けている。例えば、物流センターでは、作業者が梱包箱に、中身の商品名、流通経路、送り先などが印字してあり、また、それらの情報をバーコードや2次元コードにして印字されたラベル73を印字装置78の前面にある排出口80から取り出して貼り付けしている。
【0004】
この印字装置78には、使用先の業態や要望により大小様々なサイズのラベル73が使用されている。例えば、商品流通の業界ではトレーサビリティの充実化を図るために、従来のようにラベル73に商品名と送り主及び送り先の情報のみを印字するのではなく、最近では更に流通経路や流通経路を通過した時間等の情報も追加して印字することがある。この場合、ラベル73に印字する情報量が多くなるため、文字の大きさを小さくして通常(従来)のサイズのラベル73に印字する方法と、ラベル73のサイズを大きくする方法との2つの解決方法が考えられる。
しかしながら、商品流通の業界では、ラベル73を貼り付ける梱包箱等を倉庫に多数積み重ねて保管することなどがあるため、ラベル73に印字された文字やバーコード等の情報を見やすいようにする必要があり、文字のサイズは変えずに、ラベル73のサイズを大きくすることが行われている。
このラベル73のサイズを大きくする方法としては、ラベル73の幅方向(印字装置78の搬送方向と直行する方向)と長さ方向(印字装置78の搬送方向)どちらも大きくすることも考えられる。
しかしながら、ラベル73の幅方向を広げて行くと、それに従って印字装置78の排出口80の幅方向を広げなくてはならなくなり、印字装置78の大型化を防止するには、結局、ラベル73の幅方向は排出口80の幅以内にして、ラベル73の長さ方向を長くするという方法が採られている。
【0005】
しかしながら、ラベル73の長さ方向を長くすると、従来の印字装置78は、剥離部76によってラベル73が剥離紙72から剥離後に排出口80から出るラベル73の長さLが、印字装置78のラベルの剥離位置、つまり剥離部76から設置面81までの高さHより長いときには、ラベル73が垂れ下がり設置面81に貼りついてしまい、作業者がラベル73を取り出して梱包箱等の被着体に貼り付ける作業が困難になるという問題があった。
【0006】
【特許文献1】特開平06−127539
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであって、剥離部によってラベルが剥離紙から剥離後に排出口から出るラベルの長さLが、印字装置のラベルの剥離位置から設置面までの高さHより長いときであっても、ラベルが垂れ下がり印字装置の設置面に貼りつくことを防止できる印字装置の高低調節機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る印字装置の高低調節機構は、長尺状の剥離紙に粘着剤を介して貼着したラベルに印字を行う印字部と、そのラベルを剥離紙から剥離する剥離部と、を有する印字装置であって、剥離されたラベルが前記印字装置の剥離部から出る長さLが、前記印字装置を設置している設置面から剥離部までの高さHより長いとき(L≧H)に、前記印字装置を設置している設置面から剥離部までの高さHを剥離されたラベルが剥離部から出る長さLより高く(H≧L)調節することができる高低調節部を設けたことを特徴とする。
剥離されたラベルが印字装置の排出口から出る長さLとすることができる。
前記高低調節部は、印字装置の底面の四隅に形成することができる。
前記高低調節部材は、印字装置に形成された固定部と、固定部に連結できる調節部材と、を有することができる。
前記高低調節部材は、印字装置に形成された螺子孔と、螺子孔に螺合できる調節部材と、を有することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る印字装置の高低調節機構は、印字装置のラベルの剥離位置、つまり剥離転向軸から設置面までの高さを調節できる調節機構があるため、剥離転向軸によってラベルが剥離紙から剥離後に輩出口から出るラベルの長さLが、印字装置の剥離転向軸から設置面までの高さHより長いときであっても、ラベルが垂れ下がり設置面に貼りつくこと防止することができ、作業者が容易に貼付け作業をすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の第一の実施の形態について図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態に係るプリンタ1の概略側面図である。
【0012】
プリンタ1は、図1に示すように、プリンタ本体2内に、用紙保持部3と、用紙位置検出センサー4と、インクリボンユニット5と、印字部6と、剥離部7と、剥離検出センサー8と、剥離紙巻取部9と、を備えている。
【0013】
用紙保持部3は、長尺状の剥離紙10に粘着剤を介して複数のラベル11を仮着した印字用紙12を回転可能に保持している。
【0014】
用紙位置検出センサー4は、発光部と受光部を有し、発光部から印字用紙12に向かって照射された光を受光部で受光し、この光の強弱によってラベル11の位置を検出している。
【0015】
インクリボンユニット5は、リボン供給部13とリボン巻取部14を有し、ロール状に巻回されたインクリボン15がリボン供給部13から印字部6を介してリボン巻取部14に保持され、このリボン巻取部14を回転駆動させることにより使用済みのインクリボン15が巻き取られる。
【0016】
印字部6は、図示しないモーターに接続されたプラテンローラー16とサーマルヘッド17を有し、プラテンローラー16の回転駆動により印字用紙12を用紙保持部3側の搬送方向上流側から印字部6に向かう下流側に搬送し、サーマルヘッド17の発熱作用によりラベル11の表面に印字を行う。
【0017】
剥離部7は、印字用紙12の搬送方向を転向させる剥離転向軸18を有し、この剥離転向軸18によって剥離紙10の搬送方向を剥離紙巻取部9の方向に転向させることで剥離紙10からラベル11を剥離して、剥離紙10は剥離紙巻取部9に巻取られる。また、剥離されたラベル11は排出口19に排出される。このときにラベル11を保持するために、ラベル11の後端は剥離紙10に粘着剤を介して貼り付いている。
また、剥離転向軸18から排出口19までの距離が長いときは、ラベル11を保持するためのローラー等を設けることもできる。この場合は、排出口19から出て垂れ下がるラベルの長さが、剥離転向軸18から排出口19までの搬送経路によって短くなる。
【0018】
剥離検出センサー8は、発光部と受光部を有し、発光部から受光部に向かって光を照射し、受光部側での光の有無により、排出口19の位置におけるラベル11の有無を検出する。
この剥離検出センサー8にラベル11無しが検出されると、印字部6で次のラベル11を印字し、剥離部7へラベル11が搬送される。
【0019】
このように構成したプリンタ1は、プリンタ本体2の底面20に設けた高低調節部21によって設置面22に設置される。
図2はプリンタ1の概略斜視図を示し、その正面にはラベル11の排出口19と、表示部23と、操作部24と、電源スイッチ25を有している。
また、プリンタ1の排出口19から下の剥離されたラベル11が触れる可能性のある箇所には剥離塗工(プラズマ加工)がなされている。この剥離塗工は、剥離されたラベル11の貼りつきを防止するために、プリンタ本体2の外側の全面若しくはプリンタ本体2の表示部23、操作部24、電源スイッチ25のある正面及び正面側にある高低調節部21に加工することもできる。
【0020】
高低調節部21は、プリンタ本体2の底面20の四隅に設けられており、設置面22に設置される、いわゆるプリンタ1の足の機能を果たしている。この高低調節部21は、プリンタ本体2を水平な設置面22に対して確りと固定可能とするため樹脂等により構成されている。
【0021】
図3は高低調節部21の詳細斜視図である。
高低調節部21は、調節部材28の軸29を嵌め込むための嵌合孔27が形成された固定部26と、この嵌合孔27に軸29を嵌め込むことによってプリンタ本体2の高さを調節する調節部材28と、を有する。
固定部26は、プリンタ本体2の底面20の四隅に設けられた円筒形の部材で、プリンタ本体2を設置面22に設置させるためのいわゆるプリンタの足の機能を果たしている。また、固定部26の設置面22側には調節部材28の軸29を嵌合するための孔である嵌合孔27が形成されている。
調節部材28は、固定部26と断面が同形状の部材であり、設置面22と反対側に、固定部26の嵌合孔27に嵌合する軸28を有し、また、設置面22側には、連結嵌合孔30が設けられており、調節部材28の軸29を連結嵌合孔30に嵌め込み、調節部材28をいくつも積み重ねることによってプリンタ本体2を様々な高さに調節可能となっている。
また、嵌合孔27及び連結嵌合孔30及び軸29は、同一の形状及び面積であることが好ましい。
また、図3では嵌合孔27及び連結嵌合孔30及び軸29の断面は円形であり、外形は円柱状になっているが、嵌合孔27と軸29の回転を防止し、プリンタ本体2の設置状態を安定させるために、断面が三角形の三角柱状であったり、断面が多角形の多角柱状であっても良い。
また、高低調節部21は、プリンタ本体2の底面20の四隅に設けられているが、底面20と略同一の縦横の大きさの積み重ね可能な部材であっても良い。
また、プリンタ本体2の安定性を増すために、高低調節部21は、固定部26から設置面22に付く調節部材28にかけて末広がり形状に広げていっても良い。
【0022】
上述によって、図1に示すように、ラベル11が剥離紙10から剥離後に排出口19から出るラベル11の長さLが、プリンタ本体2の剥離部7(剥離転向軸18)から設置面22までの高さHより長い長尺状のラベル11のときであっても、高低調節部21の固定部26に調節部材28を積み重ねることによってプリンタ本体2の高さの調節を行い、プリンタ本体2の剥離部7(剥離転向軸18)から設置面22までの高さHをラベル11が剥離紙10から剥離後に排出口19から出るラベル11の長さLより長くすることにより(H≧L)、ラベル11が設置面22に貼り付くことを防止することができる。
【0023】
図4は、プリンタ1の制御部を示すブロック図である。
【0024】
制御部41は、所定の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)42と、ROM42に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(Central Processing Unit)43と、CPU43が動作する上で必要となる各種データーを記憶するRAM(Random Access Memory)44と、図示しないモーターを含むプラテンローラー16にパルス信号を供給し、印字用紙12の搬送を制御する用紙搬送制御回路45と、CPU43から供給される印字すべき文字、図形などの印字データーに対応する制御信号を生成し、サーマルヘッド17に供給して印字動作を行わせるサーマルヘッド制御回路46と、CPU43の制御下、用紙位置検出センサー4の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受取り、デジタルのデーターに変換してCPU43に供給する用紙位置検出回路47と、剥離検出センサー8の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受取り、デジタルのデーターに変換してCPU43に供給する剥離検出回路48と、各種データーやコマンドを入力したりプリンタを操作するための操作部24を制御する操作制御回路49と、操作部24から入力された入力データーや、各種情報を表示するための表示部23を制御する表示制御回路50と、を有している。これら各部はデーターバス51を介してCPU43に接続され、CPU43の管理下インタフェース52を介して接続された図示しないホストコンピューターより印字データーやコマンドを受信し、受信した印字データーやコマンドに従ってラベル11に印字を行う。
【0025】
また、RAM44は、各種フラグの値を記憶するフラグ記憶エリアと、作業用データーを記憶するワークエリアと、印字すべき文字等のビットマップイメージデーターを展開して印字フォーマットを形成するための印字展開エリアと、により構成される。
また、ROM42は、制御プログラムを記憶するエリアと、フォントデーター等の各種固定データーを記憶するエリアと、各種制御テーブルデーターを記憶するエリアと、各種IO定数を記憶するエリアと、により構成されている。
【0026】
このように構成されたプリンタ1の動作について説明する。用紙保持部3に回転可能に装填されたロール状の印字用紙12がプラテンローラー16の図示しないモーターの駆動によって搬送方向下流側に向かって搬送され、用紙位置検出センサー4によりラベル11の位置を検出し、リボン供給部13からリボン巻取部14に向かって巻き取られるインクリボン15のインクをサーマルヘッド17の発熱作用によりラベル11に転写して印字を行う。剥離紙10は剥離紙巻取部9に巻き取られる。剥離されたラベル11は、その一部を剥離紙10に仮着した状態で排出口19の位置に保持され、人手(作業者)によって剥離紙10からラベル11が取られると剥離検出センサー8がラベル11無しを検出し、上述した印字動作を繰り返す。
【0027】
次に、本発明の第二の実施の形態について図5及び図6に基づいて詳細に説明する。
【0028】
図5は、本発明の実施の形態を示すプリンタ61の概略斜視図である。
【0029】
プリンタ本体62は、底面63の四隅に設けた高低調節部64によって設置面65に設置される。
【0030】
図6は、高低調節部材64の詳細斜視図である。
【0031】
高低調節部64は、螺子孔66と、調節部材67と、を有する。
螺子孔66は、プリンタ本体62の底面63の四隅に設けられている断面が円形の孔であり、この螺子孔66の内周には螺子受けの凹凸が形成してある。
調節部材67は、プリンタ本体62の底面63の四隅に設けられた円筒形の部材で、プリンタ本体62を設置面65に設置させるためのいわゆるプリンタの足の機能を果たしており、螺子孔66に螺合できる凹凸形状の螺子山を形成してある軸68を有する。
この、螺子孔66と、調節部材67の軸68を螺合させて、プリンタ本体62を設置面65に設置させるいわゆるプリンタ61の足を形成している。
プリンタ本体62の高低の調節方法としては、高低調節部64の調節部材67を回転させることにより螺子の凹凸の高さ分だけプリンタ本体62の高低の調節を行う。
【0032】
調節部材67の回転方向としては、調節部材67を時計回りに回転させて、締める方向、つまりプリンタ本体62が低くなり、反時計回りに回転させて、開ける方向、つまりプリンタ本体62が高くなる。
また、調節部材67を反時計回りに回転させると、プリンタ本体62が高くなるが、螺子孔66と軸68の接触範囲(接触している長さ)が少なくなり、プリンタ本体62が不安定になる、また、プリンタ本体62が不安定になりぐらつくことによって、螺子孔66と軸68にかかる負荷が大きくなり、螺子孔66が広がる、軸68が曲がるなどの故障がおこる得るため、調節部材67を反時計回りに回転させる(プリンタ本体を高くする)回転に対して、軸68及び螺子孔66に回転を規制させる規制片などを設けても良い。
また、調節部材67の回転方向は、時計回りに回転させると、プリンタ本体62が高くなり、反時計回りに回転させると、プリンタ本体62が低くなるようにしても良い。
【0033】
上述したように、本発明によれば、剥離転向軸によってラベルが剥離紙から剥離後に排出口から出るラベルの長さL(剥離位置から出るラベルの長さL)が、印字装置の排出口から設置面までの高さ(剥離転向軸から設置面までの高さ)Hより長いときであっても、プリンタの高さを高低調節部によって調節して、ラベルが垂れ下がり印字装置の設置面に貼りつくことを防止することができ、作業者が容易に貼付け作業をすることができる。
【0034】
なお、本発明が上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜変更可能である。また、上記構成要件の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るプリンタ1の概略側面図である。
【図2】プリンタ1の底面20の概略斜視図である。
【図3】高低調節部21の詳細斜視図である。
【図4】プリンタ1の制御部30を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係るプリンタ61の概略側面図である。
【図6】高低調節部64の詳細斜視図である。
【図7】従来のプリンタ61の概略側面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 プリンタ
2 プリンタ本体
3 用紙保持部
4 用紙位置検出センサー
5 インクリボンユニット
6 印字部
7 剥離部
8 剥離検出センサー
9 剥離紙巻取部
10 剥離紙
11 ラベル
12 印字用紙
13 リボン供給部
14 リボン巻取部
15 インクリボン
16 プラテンローラー
17 サーマルヘッド
18 剥離転向軸
19 排出口
20 底面
21 高低調節部
22 設置面
23 表示部
24 操作部
25 電源スイッチ
26 固定部
27 嵌合孔
28 調節部材
29 軸
30 連結嵌合孔
41 制御部
42 ROM
43 CPU
44 RAM
45 用紙搬送制御回路
46 サーマルヘッド制御回路
47 用紙位置検出回路
48 剥離検出回路
49 操作制御回路
50 表示制御回路
51 データーバス
52 インタフェース
61 プリンタ
62 プリンタ本体
63 底面
64 高低調節部
65 設置面
66 螺子孔
67 調節部材
68 軸
71 プラテンローラー
72 剥離紙
73 ラベル
74 印字用紙
75 サーマルヘッド
76 剥離部
77 剥離検出センサー
78 印字装置
79 固定部
80 排出口
81 設置面





【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状の剥離紙に粘着剤を介して貼着したラベルに印字を行う印字部と、そのラベルを剥離紙から剥離する剥離部と、を有する印字装置であって、
剥離されたラベルが前記印字装置の剥離部から出る長さLが、前記印字装置を設置している設置面から剥離部までの高さHより長いとき(L≧H)に、前記印字装置を設置している設置面から剥離部までの高さHを剥離されたラベルが剥離部から出る長さLより高く(H≧L)調節することができる高低調節部を設けたことを特徴とする印字装置の高低調節機構。
【請求項2】
剥離されたラベルが印字装置の排出口から出る長さLとすることができることを特徴とする請求項1記載の印字装置の高低調節機構。
【請求項3】
前記高低調節部は、印字装置の底面の四隅に形成されることを特徴とする請求項1記載の印字装置の高低調節機構。
【請求項4】
前記高低調節部材は、印字装置に形成された固定部と、固定部に連結できる調節部材と、を有することを特徴とする請求項1記載の印字装置の高低調節機構。
【請求項5】
前記高低調節部材は、印字装置に形成された螺子孔と、螺子孔に螺合できる調節部材と、を有することを特徴とする請求項1記載の印字装置の高低調節機構。










【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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