説明

原位置で清掃される火の粉よけ

織物フィルター集塵システム内の火災発生低減システム。該システムは第1端部と、該第1端部から遠位の第2端部と、を有する細長いハウジングを備える。源から該ハウジング内へのガス及び粒子状物質の流れ用に、該ハウジングの内部部分と流体的に連通するガス流れ入り口が提供される。該ハウジングから該集塵システム内へのガス及び粒子状物質の流れ用に該ハウジングと流体的に連通するガス流れ出口が提供される。該第1端部及び該第2端部の間の該ハウジング内に細長い火の粉よけが配置される。該火の粉よけは複数の間隔を置いた楔型部材を備え、該楔型部材は、該源から該集塵システムへの可燃粒子の流れを妨げるのに充分な間隙を隣り合う該楔型部材間に有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は集塵システムに関し、特に火の粉源と集塵バッグハウスの様な可燃材料との間に清掃される火の粉よけを有するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
火の粉よけは、火の粉の様な可燃材料が、点火及び火災に帰着し得る範囲内に漏れることを防止するよう意図されたデバイスを説明するため使われる一般的用語である。最も認識されている火の粉よけは、家屋やビルディング内の暖炉及び薪ストーブ用の煙突又は換気パイプ上の煙突キャップとして使われる金網デバイスである。対照的に、“オフロード”車のマフラー組立体の一体部品であるデバイスの様な炎よけは炎がマフラーから漏れ、火災を起こすことを防止するよう使われる。
【0003】
多くの産業についての益々厳しい空気汚染管理要求の出現に伴い、織物フィルターを有するバッグハウスは典型的な粒子状物質取り込み用に選ばれるデバイスである。しかしながら、塵及び粒子状物質のみならず空中浮遊火の粉を生じる産業応用品は、有効な火の粉よけデバイスの使用無しでは織物フィルター火災の可能性のためにバッグハウス又は織物フィルター材料を使用出来ない。ガス流れ容積及び粒子寸法に依り、限られた成功を伴い使われて来た火の粉よけデバイスは落下排出箱、調整板、金網、沈降浸水管、サイクロン分離器、多数サイクロン分離器と、水スプレー賦活用センサーを有する。しかしながら、センサー及び水スプレーシステムは100パーセント有効ではなく、誤整合、汚泥成形、腐食又は他の原因を含む種々の要因のために失敗することが多い。
【0004】
現在入手可能な種々のデバイスにも拘わらず、火災及び爆発が許されず、火の粉よけ及び集塵システム用には停止時間を最小にせねばならないと云う、産業応用のための或る重要設計基準を充たすのに有効な火の粉よけのニーヅが引き続き存在する。火災又は爆発を引き起こし得る火の粉を発生する産業は、それらに限定されないが、高温溶融ライン、金属破砕、金属研磨、金属溶接及び金属部品ポリッシングを含む金属の再生及び処理用の金属鋳造工場、フアイバー及び合板の処理のみならず仕上がり板ののこ引き及び研磨を含むフアイバー及び合板、スプレー乾燥器と種々の塵及び粉体の空圧輸送を使う化学産業、コーヒー、チョコレート、タバコの乾燥、スパイス及び調味料の粉砕、そして粉末食料製品の空圧輸送の様な食品加工産業を含む。又、全種類の産業爆発源も含まれる。
【0005】
上記を考慮して、本発明は、集塵バッグハウス火災を実質的に取り除くために有効な火の粉よけ、集塵システム及び汚染管理システムを提供する。該火の粉よけはハウジングと、該ハウジングのガス流れ範囲内に配置された細長い背当て部材に取り付けられた複数の細長い間隔を置く楔形部材と、を有する。該楔形部材は隣り合う楔形部材間に約50から約400マイクロメートルに及ぶ最小間隙を有する。
【0006】
もう1つの実施例では、本発明は織物フィルター集塵システム内の火災発生を減じるシステムを提供する。該システムは第1端部と、該第1端部から遠位の第2端部と、を有する細長いハウジングを備える。源から該ハウジング内へのガス及び粒子状物質の流れ用に、該ハウジングの内部部分と流体的に連通するガス流れ入り口が提供される。該ハウジングからのガス及び粒子状物質の該集塵システム内への流れ用に該ハウジングと流体的に連通するガス流れ出口が提供される。細長い火の粉よけは第1端部と第2端部の間の該ハウジング内に配置される。該火の粉よけは該源から該集塵システムへの可燃粒子の流れを妨げるのに充分な隣り合う部材間間隙を有する複数の間隔を置いた楔形部材を備える。
【0007】
本発明のもう1つの実施例はコークス炉充填過程用汚染管理システムを提供する。該システムは、石炭が該炉へ充填される時、該炉からの塵、火の粉及び煙を集めるためにコークス炉ドア上に配置されたフードを有する。細長いハウジングが該フードの出口通気部に取り付けられる。該ハウジングは第1端部及び該第1端部から遠位の第2端部と、該フードから該ハウジング内へのガス及び粒子状物質の流れ用に、該ハウジングの内部部分と流体的に連通するガス流れ入り口と、該ハウジングからのガス及び粒子状物質の該集塵システム内への流れ用に、該ハウジングと流体的に連通するガス流れ出口と、そして第1端部及び第2端部の間の該ハウジング内に配置された細長い火の粉よけと、を有する。該火の粉よけは、該源から該集塵システムへの可燃粒子の流れを妨げるのに充分な隣り合う部材間最小間隙を有する複数の間隔を置いた楔型部材を備える。該ハウジングのガス流れ出口と流体的に連通する集塵システムが提供される。
【0008】
ここで説明される火の粉よけの利点は、特定の最小寸法の火の粉の実質的に100パーセントの除去、本質的に保守用休止時間の無い火の粉よけの実質的連続運転、毎分約140から約1400立方メートルに及ぶ火の粉よけ通過ガス流れに対する最小の圧力降下、約550℃迄の比較的大きく揺動する温度を扱える火の粉よけの能力、そして産業応用に好適な機械的に強固な火の粉よけの提供を含む。
【0009】
本発明の更に進んだ利点は、幾つかの図面を通して類似参照文字が類似要素を呼称する、縮尺合わせされない下記図面と連携して考慮された時、好ましい実施例の詳細説明を参照することにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による集塵システム用のフード及び火の粉よけの部分の、縮尺合わせされない平面図である。
【図2】図1のフード及び火の粉よけの部分を通る、縮尺合わせされない断面図である。
【図3】本発明の火の粉よけの楔型部材を図解する、火の粉よけの部分の、縮尺合わせされない斜視図である。
【図4】本発明の火の粉よけを有するフード及び集塵システムの概略図である。
【図5】本発明の集塵システム及び火の粉よけを有するコークス炉充填システムの概略図である。
【実施例1】
【0011】
産業の応用に好適な火の粉よけを提供するためには、多数の重要設計パラメーターを充たすのに好適なデバイス及びシステムを提供することが望ましい。火災及び/又は爆発を引き起こす動作不良の可能性を実質的に除去するデバイス及びシステムを提供することは最高の関心事である。
【0012】
火の粉よけ用に有効な設計は火の粉粒子の粒子寸法に直接関係する。しかしながら、火の粉よけを設計する時、考慮されるべき他の独立変数がある。例えば、火の粉粒子の温度、該火の粉粒子の比熱、下流の集塵システムに集められる塵の可燃性、そして該下流集塵システムで使われる集塵材料の可燃性は、効果的火の粉よけシステムを提供するために考慮すべき全重要要因である。前記独立変数の中で、火の粉粒子寸法、火の粉粒子温度、火の粉粒子比熱は“点火エネルギー”と呼ばれる単一変数に組み合わされてもよい。
【0013】
火の粉粒子の点火エネルギー、収集塵の可燃性、そして集塵材料の可燃性、の間の関係は“許容最大火の粉直径”を決めるため使われる。上記で説明した様な、大抵の従来技術のシステムでは、最大部分は火の粉粒子の慣性分離に依存する。しかしながら、慣性分離は典型的に最大粒子を高効率で除去するのみで、許容最大火の粉直径より小さい実質的に全粒子の除去をもたらさない。例えば、典型的高効率サイクロンの粒子寸法に対する粒子除去効率は下表で示される。
【0014】
【表1】

【0015】
前記表で示される様に、寸法で62マイクロメートルに近付く粒子のみが、高効率サイクロンを使って高い度合の確実性で除去され得る。従って、毎分850立方メートルのガス流量では、上記高効率サイクロンは水柱13.2cmの圧力降下を有し、該降下を充たすには約40馬力のフアンの馬力を要する。この様なサイクロンは約11mの全高と2mのボデイ直径を有する。従って、高効率サイクロンは約25マイクロメートルより小さい粒子には比較的低い除去効率しか有しないのみならず、該デバイスは比較的大きく、そして比較的多量の運転エネルギーを要する。
【0016】
今、図1−3を参照すると、本発明の火の粉よけデバイスとシステムが図示される。図1は火の粉よけフードシステム10の縮尺合わせされない平面図である。システム10の火の粉よけ12の部品は第1端部16と、該第1端部16から遠位の第2端部18と、を有する細長いハウジング14を備える。ガス流れ入り口20(図2)がハウジング14の内部22とのガス流れの連通用にハウジング14内に提供される。ハウジング14からのガス及び粒子状物質の、出口26に結合された集塵システム30(図4)内への流れ用に、ハウジング14の第1端部16に隣り合って少なくとも1つのガス流れ出口26が提供される。システム10を通してのガス流量に依り、ハウジング14の第2端部に隣り合って第2ガス流れ出口28が含まれてもよい。
【0017】
ハウジング14内で、ハウジング14の第1端部16と第2端部18の間に細長い火の粉よけ部品32が配置される。火の粉よけ部品32は複数の間隔を置いた楔形部材34を有しており、該楔型部材34は実質的に強固な火の粉よけ部品32を提供するために細長い背当て部材36に固定して取り付けられる。火の粉よけ部品32は隣り合う楔型部材3
4間に、源から集塵システム30内への火の粉粒子の流れを妨げるのに充分な最小間隙38を有する。特定の応用と流量の要求に依り、上記で規定された許容最大火の粉直径より小さい実質的に全ての火の粉粒子の除去を提供するために、間隙38は約50から約500マイクロメートルに及んでもよい。
【0018】
特に火の粉よけ部品32を参照すると、火の粉よけ部品32の全ての部分は亜鉛メッキ鋼、チタン又はステンレス鋼の様な耐腐食性材料製である。火の粉よけ部品32は毎時約7,500mから毎時約170,000mに及ぶガス流量用に、約0.3mから約1.5mに及ぶ高さHと、約1mから約5mに及ぶハウジング14内の長さLと、を有する。火の粉よけ部品32の楔型部材34の各々は約0.5mmから約5.0mmに及ぶ幅Wと約0.9mmから約9.0mmに及ぶ高さhを有してもよい。
【0019】
図3に示す様に、火の粉よけ部品32は、火の粉よけ部品32を通る流れが矢印40の方向である場合、楔型部材34のために、粒子による詰まりに対する抵抗性を本質的に有する。間隙38を適切に選択することにより、火の粉よけ部品32は、隣り合う楔型部材34間の間隙38より大きい粒子寸法を有する何等かの火の粉又は熱い残渣に対する絶対的障碍を提供する。火の粉よけ12は、火の粉よけ12の部品の保守と修理用に火の粉よけ12の内部22へのアクセスを提供するためにカバー42を有してもよい。
【0020】
火の粉粒子を含むガスの流れを火の粉よけ12へ導くために、細長いスロット付きフード50が使われてもよい。フード50は、源からの排出物を取り込み、矢印54で示される該排出物を、火の粉よけ12のガス流れ入り口20内へ導くために天蓋52を有する。該火の粉よけ12に於ける様に、フード50は、それらに限定されないが、亜鉛メッキ鋼、チタン、ステンレス鋼等を含む種々の材料で作られてもよい。上記で与えられたガス流量用で、フード50は約1mから約10mの全長Lと約18mmから約37mmに及ぶスロット開口部幅Sを有してもよい。フード50のスロット56は火の粉よけ12内へのガス流れの実質的に均一な分布を提供するので、広く変動するガス流量に亘り粒子除去効率が保持される。
【0021】
火の粉よけ12のもう1つの重要部品はスプレー清掃システム60である。スプレー清掃システム60は、火の粉よけ12の相対する側に配置された流体ヘッダー64及び66への流体の流れを提供する流体入り口導管62を有する。該流体ヘッダー64及び66はハウジング14の内部22内に配置された複数のスプレーノズル68へ流体を提供する。該スプレーノズル68は、火の粉よけ部品32の楔型部材34上に蓄積する粒子及び残渣を清掃するために、約100から約130度に及ぶ円錐角度を有する円錐型スプレー70を提供する。ノズル68は高温応用に使われ得るステンレス鋼又は他の耐腐食性材料製で、約3.4気圧から約6.8気圧に及ぶ圧力で、毎分約4リットル(LPM)から毎分約20リットルに及ぶ流体流れを提供する。円錐型スプレー70は火の粉よけ部品32の全長Lをカバーするよう重ね合わさることが望ましい。又、楔型部材34から洗い落とされる残渣及び粒子がフード50のスロット56を通って戻り降下するよう、火の粉よけ部品32の楔型部材34は実質的に垂直位置に配向されることが望ましい。
【0022】
火の粉よけ部品32を清掃するニーヅはケースバイケースベースで決定されてもよく、そして排出物がくっつき易い粒子状物質を含むかどうかに依ってもよい。従って、スプレーノズル68は火の粉よけ部品32の間歇的清掃用に自動又は手動で運転されてもよい。
【0023】
本発明の火の粉よけシステム10の1応用はコークス炉充填の場合であり、ここでは火の粉よけシステム10は図5で略図的に図解される様に、開いた炉80及び充填機82に隣り合っている。炉80が充填されると、赤熱したコークスと煙84が炉80から放射される。炉80がコークス86で充填されると、大きな容積のガス、煙、及び火の粉粒子8
4が炉80から放射される。該煙及び火の粉群はガス84と一緒になり、該ガスはスロット付きフード50により、火の粉粒子を除去するよう火の粉よけ12を通り、次いで集塵システム30へ流される。クリーンなガスは集塵システム30の出口90を出る。火の粉よけ12は実質的に全ての火の粉粒子を除去するので、バッグフィルター92を有する集塵システム30が使われてもよい。バッグフィルター集塵システム30はコークス炉充填過程により発生するガス流れからの粒子状物質の除去では他の集塵システムより効果的である。
【0024】
前記実施例はその実施に当たり可成りの変更を許すものである。従って、該実施例は上記で表明した特定の例示に限定するよう意図されてない。寧ろ、前記実施例は附属する請求項の精神と範囲内で法的内容として利用可能なその等化物を含んでいる。
【0025】
発明者はどんな開示実施例も公的に献呈するよう意図しておらず、そして何れかの開示した変型又は変更が請求項の範囲内に文言上入らない程度に、それらは等化物と主張される該変型又は変更の部分であると考える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
織物フィルター集塵システム内の火災発生低減システムであって、
第1端部と、該第1端部から遠位の第2端部と、を有する細長いハウジングと、
源から該ハウジング内へのガス及びパーティキュレートの流れ用に該ハウジングの内部部分と流体的に連通するガス流れ入り口と、
該ハウジングから該集塵システム内へのガス及びパーティキュレートの流れ用に該ハウジングと流体的に連通するガス流れ出口と、そして
該第1端部と該第2端部の間で該ハウジング内に配置された細長い火の粉よけと、を具備しており、該火の粉よけは、複数の間隔を置いた楔型部材を備えるが、該源から該集塵システムへの可燃粒子の流れを妨げるのに充分な最小間隙を隣り合う該楔型部材間に備える火災発生低減システム。
【請求項2】
該火の粉よけからの粒子を除去するため該ハウジングに取り付けられた火の粉よけ清掃システムを更に具備する請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項3】
該複数の楔形部材が該ハウジング内に実質的に垂直方向に配置される請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項4】
隣り合う楔形部材間の該最小間隙が50マイクロメートルから約400マイクロメートルに及ぶ請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項5】
該火の粉よけがステンレス鋼材料から成る請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項6】
該集塵システムが、中に布フィルターバッグを有するバッグハウスを備える請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項7】
該火の粉よけを清掃するために該ハウジング内に複数の水スプレーノズルを更に具備する請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項8】
流れを該ハウジング内へ、そして該火の粉よけを通るよう導くために、火の粉と粒子状物質を含むガスの収集用のフードを更に具備する請求項1記載の火災発生低減システム。
【請求項9】
コークス炉充填過程用の汚損管理システムであって、
集塵システムと、
該コークス炉内への石炭の該充填動作からの塵、火の粉及び煙の収集用に、開いたコークス炉ドア上に配置されたフードと、
該フードの通気出口に取り付けられた細長いハウジングと、を具備しており、該ハウジングは第1端部及び該第1端部から遠位の第2端部と、該フードから該ハウジング内へのガス及び粒子状物質の流れ用に、該ハウジングの内部部分と流体的に連通するガス流れ入り口と、該ハウジングから該集塵システム内へのガス及び粒子状物質の流れ用に、該ハウジングと流体的に連通するガス流れ出口と、そして該第1端部と該第2端部の間で該ハウジング内に配置された細長い火の粉よけと、を備えており、該火の粉よけは、複数の間隔を置いた楔型部材を有し、源から該集塵システムへの可燃粒子の流れを妨げるのに充分な最小間隙を隣り合う該楔型部材間に有しており、そして
該集塵システムが該ハウジングの該ガス流れ出口と流体的に連通している汚損管理システム。
【請求項10】
該火の粉よけから粒子を除去するために該ハウジングに取り付けられた火の粉よけ清掃システムを更に具備する請求項9記載の汚損管理システム。
【請求項11】
該複数の楔型部材が該ハウジング内に実質的に垂直方向に配置される請求項9記載の汚損管理システム。
【請求項12】
隣り合う楔型部材間の最小間隙が50マイクロメートルから約400マイクロメートルに及ぶ請求項9記載の汚損管理システム。
【請求項13】
該火の粉よけがステンレス鋼材料から成る請求項9記載の汚損管理システム。
【請求項14】
該集塵システムが布フィルターバッグを中に有するバッグハウスを備える請求項9記載の汚損管理システム。
【請求項15】
該火の粉よけにスプレーを掛け清掃するために該ハウジング内に水スプレーノズルを更に具備する請求項9記載の汚損管理システム。
【請求項16】
ハウジングと、該ハウジングのガス流れ範囲に配置された細長い背当て部材に取り付けられた複数の細長い、間隔を置いた楔型部材と、を具備しており、該楔型部材は隣り合う該楔型部材間に約50から約400マイクロメートルに及ぶ最小間隙を備える、集塵システム内の火災防止用火の粉よけ。
【請求項17】
該複数の楔型部材が該ハウジング内に実質的に垂直方向に配置される請求項16記載の火の粉よけ。
【請求項18】
該火の粉よけがステンレス鋼材料から成る請求項16記載の火の粉よけ。
【請求項19】
該火の粉よけの清掃用に該ハウジング内に配置された複数の水スプレーノズルを更に具備する請求項16記載の火の粉よけ。
【請求項20】
該水スプレーノズルが約120度の円錐角を有する円錐型スプレーを提供する請求項19記載の火の粉よけ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−520121(P2012−520121A)
【公表日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−554059(P2011−554059)
【出願日】平成22年1月15日(2010.1.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/021095
【国際公開番号】WO2010/104615
【国際公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【出願人】(503294555)サンコーク・テクノロジー・アンド・デベロツプメント・エルエルシー (5)
【氏名又は名称原語表記】SunCoke Technology and Development LLC
【Fターム(参考)】