説明

収納ユニット

【課題】配管等の障害物との干渉を避けるために奥行き寸法が相互に異なる複数の引出を、すべてプッシュオープン式にできる収納ユニットを提供。
【解決手段】システムキッチン100は、3つの引出500、510、520と、これら引出をスライド自在に収納可能な補助キャビネット150と、3つの引出500、510、520の奥に対応して配置される3つのドライブユニットであって、各ドライブユニットは、対応する引出の押進を検知して、対応する引出を反収納方向へ押し出す3つののドライブユニット210と、補助キャビネット150の内部で3つのドライブユニット210を支持する3つの平板状の横ブラケット600、610、620とを含み、各ブラケットは、それぞれ個別の奥行き位置D1、D2、D3にて、補助キャビネット150の両側壁630、640に固定されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシュオープン式の引出を有する収納ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
被収納物を収納する手段としては、戸棚や押し入れといった、固定された棚に被収納物自体を動かして収納する手段と、タンスやキッチンといった、引出をスライドして被収納物を載置し引出ごと収納する手段とがある。
【0003】
後者の、引出を用いる収納手段では、被収納物を上方から容易に収納でき、複数の引出を水平および垂直方向に並行して設けることで高い空間効率を得ることができる。また、被収納物を出し入れする時以外においては外部から隔離でき埃等の進入を防ぐことが可能となる。例えば、キッチンにおける引出には、碗、皿、カップ等の食器類、鍋、フライパン等の調理器具、塩、胡椒等の調味料など、大小様々な被収納物を上方から容易に収納することができる。
【0004】
このような収納ユニットでは、通常、引出に取手が設けられている。ユーザはかかる取手を操作して引出をスライドし、被収納物を出し入れする。しかし、例えばキッチンでは、調理の最中に被収納物である鍋やボウル、レードル類を取り出す場合であっても、手に食材や水気がついていることも多く、取手を把持するのが困難な状況がある。そこで、取手を把持することなく、引出を一旦押し込むだけの操作を通じて、引出を前方に飛び出させるプッシュオープン式の収納ユニットが創作された(例えば、特許文献1〜3)。かかるプッシュオープン式の収納ユニットでは、引出に手の甲や手以外の部位を接触させることによっても容易に引き出すことができ、調理の効率を向上することができる。
【特許文献1】特開2004―248847号公報
【特許文献2】特開2004―248848号公報
【特許文献3】国際公開WO2006/112189号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のプッシュオープン式の収納ユニットには、引出が通常の収納位置よりさらに収納方向に向かって所定の位置まで押し込まれると、それを検知して引出を反収納方向へ押し出す、押出制御器が設けられている。複数の引出それぞれに対応して設けられる複数の押出制御器は、収納庫内に設けられたブラケットの前面に支持される。押出制御器は、対応する引出と接触することで、引出の位置を検知可能である。
【0006】
ブラケットを収納庫内の縦方向に差し渡せば、複数の押出制御器を1枚のブラケットだけで一括して支持でき、施工が簡単で有利である。しかし、引出の奥行き方向に配管などの障害物がある場合、配管との干渉を避けるため、引出の奥行き寸法を制限する必要がある。例えば配管スペースのある下段では引出の奥行きを浅くし、上段では奥行きを深くしたいといった要請がある。このとき、上述の縦方向に差し渡されたブラケットでは、必然的に引出の全段が同じ奥行き寸法となってしまい、引出の各段の奥行き寸法を異なるものとすることができない。つまり、配管を避ける必要のない引出の奥行き寸法まで短くなってしまい、収納効率が悪くなる。
【0007】
本発明はこのような課題に鑑み、配管等の障害物との干渉を避けるために奥行き寸法が相互に異なる複数の引出を、すべてプッシュオープン式にすることができる収納ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するために、本発明の代表的な構成では、複数の引出と、複数の引出をスライド自在に収納可能な収納庫と、複数の引出の奥に対応して配置される複数の押出制御器であって、各押出制御器は、所定の収納完了位置から収納方向への、対応する引出のさらなる押進を検知して、対応する引出を反収納方向へ押し出す複数の押出制御器とを含む収納ユニットにおいて、収納庫の内部で複数の押出制御器を支持する複数の平板状のブラケットをさらに含み、各ブラケットは、それぞれ個別の奥行き位置にて、収納庫の両側壁に固定されていることを特徴とする。
【0009】
引出の奥行き方向に配管などの障害物がある場合、配管との干渉を避けるため、引出の奥行き寸法を制限する必要がある。これに応じて押出制御器が位置すべき奥行き位置も、対応する引出毎に、異なったものとなる。そこで本発明の上述の構成によれば、1つの押出制御器を支持するブラケットは、収納庫の両側壁に固定される。したがって、対応する押出制御器の奥行き位置に応じて、ブラケットの奥行き位置は個別に決定可能である。すなわち、配管との干渉を避けるために奥行き寸法が相互に異なる複数の引出を、すべてプッシュオープン式にすることができる。
【0010】
上述のブラケットは、収納庫に、着脱可能に固定されているとよい。本発明による複数のブラケットは、もともと、引出と配管との干渉を避けるために、奥行き位置が相互に異なっているため、着脱可能にすれば、配管作業を行うことが容易になる点で利点が大きい。
【0011】
上述の収納庫の底板は、所定の奥行き位置にて階段状に高さが増大していて、上述の複数の引出のうち最下段の引出に対応する押出制御器は、ブラケットに代えて、階段状の底板の前面で支持されてもよい。
【0012】
かかる構成によれば、最下段は階段状の底面の前面に押出制御器を直接取り付けることができ、ブラケットを必要としない。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、配管との干渉を避けるために奥行き寸法が相互に異なる複数の引出を、すべてプッシュオープン式にすることができる。
【0014】
また押出制御器を支持するブラケットは、着脱自在であるため、配管作業や電気工事作業を行う際に、作業がしやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、以下の実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
【0016】
本実施形態では、収納ユニットをシステムキッチンに適用した例を示す。また、本実施形態の理解を容易にするため、最初に収納ユニットの例としてのシステムキッチンの全体構成について説明し、その後、本実施形態の特徴であるブラケットを詳述する。
【0017】
(全体構成)
図1は、収納ユニットの例としてのシステムキッチン100の全体構成を説明する図である。かかるシステムキッチン100は、いわゆる対面式のオープンシステムキッチンであり、その天板110(ワークトップとも称される。)は、ステンレス材を用いて形成され、システムキッチン100全体の上面を覆っている。なお、天板110は合成樹脂素材で形成してもよい。
【0018】
天板110には、組み込み式に取り付けられたコンロ112、調理スペース114、天板110に一体形成されたシンク116、および準備スペース118が設けられる。調理スペース114と準備スペース118とはいずれも平坦なテーブル面であり、シンク116とコンロ112の間に位置する調理スペース114は主に調理を行うのに利用され、シンク116より外側に位置する準備スペース118は一時的に食材や調理器具を置くために補助的に利用される。
【0019】
天板110の下は、コンロ112本体が設置されているコンロキャビネット120と、調理スペース114に対応したベースキャビネット130と、シンク116が設置されているシンクキャビネット140と、準備スペース118に対応した補助キャビネット150といった各キャビネット(収納庫)で構成される。各キャビネットは収納スペースとして機能し、キャビネット内の空きスペースには、コンロ112への配線や、シンク116および水栓への給排水管などが収容されている。
【0020】
このように、天板110がシステムキッチン100全体に亘って連続しているにも拘わらず、天板110の下では、天板110の上のシンク116やコンロ112といった各構成に対応したキャビネットがその高さおよび奥行きを等しくして複数設けられている。
【0021】
これによりシステムキッチン100の構成を異ならせたときにも、即ち、コンロ112、調理スペース114、シンク116、準備スペース118の配置順や各構成の有無を変更したとしても、キャビネット単位では何ら変更は発生せず、引出や前板などをその都度準備しなくてもよいので生産効率を向上させることができる。
【0022】
各キャビネットは、被収納物の収納先として様々な大きさの引出をスライド自在に設けている。例えばコンロキャビネット120は、上部にコンロ112のグリル112aおよび操作パネル112bを備え、その両脇には調味料などの小物を収納するための小さな引出であるスパイスボックス122が配設されている。コンロキャビネット120の中央部、すなわちグリル112aの下には幅の広い大きな引出124が配設され、鍋やボウルなどの比較的大きな調理器具を収納することが可能になっている。またコンロキャビネット120の下部の床近傍には、引出式の足元収納である足下収納庫126が配設されている。
【0023】
同様に、ベースキャビネット130には複数の比較的小さな引出132および足下収納庫136が備え付けられ、シンクキャビネット140には足下収納庫146からシンクの幕板142に到る高い前板を備えた引出144が備え付けられている。補助キャビネット150には足下収納庫156から天板110に到る高い前板を備えた引出152が備えられ、その内部に独立して出し入れ可能な中引出154が備えられている。
【0024】
(押出機構)
図2は、図1のキャビネットの内部構成を説明する図である。図2に示すように、各キャビネットの壁板202の内面には引出を案内するためのレール204が左右対称となるように備えられている。そして、それぞれの引出の収納位置(収納完了位置)の背面側には、引出を押し出す押出制御器としてのドライブユニット210が備えられている。
【0025】
各ドライブユニット210は、後述するように、引出の収納庫における対応する引出の位置を認識し、所定の収納完了位置から収納方向への、対応する引出のさらなる押進を検知して、対応する引出を反収納方向へ押し出す。
【0026】
図3は、図2のドライブユニットの概略的な構成を示した斜視図であり、図4は、図3のドライブユニットの動作を説明する平面図である。
【0027】
図3に示すように、ドライブユニット210は、駆動部212と、駆動部212から片持ちで突出したアーム214とを備えている。駆動部212は分岐電源ケーブル216を通じて供給される電力によって動作し、アーム214を回動させるモータ(図示せず)のほか、アーム214の回動量を検知するエンコーダ(図示せず)、およびこれらを制御する制御部(図示せず)を内部に備えている。
【0028】
かかるアーム214は、通常回動自在に支持されるが、弾性部材もしくはモータによって矢印方向(引出方向)に微力で付勢される。従って、アーム214は、引出が接触した後、引出背面に連動して回動し、エンコーダは引出の位置を検知できる。また、モータはアーム214を通じて引出を押し出す力を有するが、その押し出し力は所定の条件を満たさない限り働かない。
【0029】
このようなドライブユニット210を備えた収納庫、例えば、コンロキャビネット120を例に挙げると、図4(a)に示すように、引出124が引き出されている状態で、ドライブユニット210のアーム214は、最大角度で回動しており、その先端が引出に向いている。そして、ユーザが引出124を収容するため押進すると、図4(b)に示すようにアーム214は引出124の背面に押されて回動する。
【0030】
このとき駆動部212では、アーム214の回動をエンコーダによって検知し続ける。引出124が収納完了位置(完全に収容される位置)にて静止すると、エンコーダの変化量が所定範囲内に収まり、駆動部212内の制御部はその位置を収納完了位置として認識する。そして、図4(c)に示すように引出を収納完了位置よりさらに1mm程度以上押進する(押し込む)ことにより、制御部はエンコーダを通じてこれを検知し、駆動部212内のモータを動作させて図4(d)の矢印の方向にアーム214を回動させる。こうして引出124が押し出される。
【0031】
ここでドライブユニット210は、押進を、アーム214の回転角度、即ち、引出の移動距離によって検知している。こうすることで、押圧力の大きさに拘わらず移動距離のみによってその押圧を判断できるので、ユーザはどの程度の力を加えたらよいのかを考えなくて済み、前板を所定距離押し込むことで引出を引き出すことができる。
【0032】
上記構成および動作により、使用者にしてみれば、引出をわずかに押し込むことによって自動的に引出が出てくることになる。したがって引出の開閉が極めて簡便になり、また自動化による高級感を得ることができる。なお押し込む量は任意に設定することができるが、例えば1mm〜5mm程度とすることができる。
【0033】
(横ブラケット)
図5は図2のキャビネットの正面図を示し、図6(a)は図5のA−A断面図であり、図6(b)は図5のB−B断面図である。図5および図6を用いて本実施形態の特徴である横ブラケットについて詳述する。各キャビネットのうち、配管スペースを内部に有する補助キャビネット150およびシンクキャビネット140において、この横ブラケットが採用される。
【0034】
図5のシステムキッチン100のうち、図6(a)に示す補助キャビネット150は、3つの引出500、510、520を含み、これら引出500、510、520をスライド自在に収納可能である。3つの引出500、510、520の奥には、これら引出に対応して、3つのドライブユニット210が配置されている。
【0035】
収納庫の内部には、3つのドライブユニット210をそれぞれ支持する3つの平板状の横ブラケット600、610、620があり、各横ブラケット600、610、620は、それぞれ個別の奥行き位置D1、D2、D3にて、補助キャビネット150の両側壁630、640に固定されていることを特徴とする。
【0036】
引出500、510、520の奥行き方向に障害物、例えば配管(図示は省略)がある場合、配管の存在するスペースは、その高さに応じて異なることがある。その場合、配管との干渉を避けるため、引出500、510、520の奥行き寸法は、個別に異なるものとする必要がある。
【0037】
この奥行き寸法の相異に応じて、ドライブユニット210が位置すべき奥行き位置も、対応する引出毎に、異なったものとなる。そこで本実施形態の上述の構成によれば、1つのドライブユニット210を支持する横ブラケットは、補助キャビネット150の両側壁に固定される。したがって、対応するドライブユニット210の奥行き位置に応じて、横ブラケット600、610、620の奥行き位置D1、D2、D3は個別に決定可能である。すなわち、配管との干渉を避けるために奥行き寸法が相互に異なる複数の引出500、510、520を、すべてプッシュオープン式にすることができる。
【0038】
なお本実施形態の補助キャビネット150では引出の数は3つであるが、複数であればよく、その数には制限はない。
【0039】
(縦ブラケット)
一方、図5のベースキャビネット130で採用されている縦ブラケット400の場合、複数のドライブユニット210を1枚の縦ブラケット400だけで一括して支持でき、施工が簡単で有利である。しかし、補助キャビネット150のように、引出500、510、520の奥行き方向に配管などの障害物がある場合、配管との干渉を避けるため、引出500、510、520の奥行き寸法が相互に異なっているが、縦方向に差し渡された縦ブラケット400では、必然的に、全段が同じ奥行き寸法の引出にしか対応できない。
【0040】
(横ブラケットの着脱性)
上述の3つの横ブラケット600、610、620は、補助キャビネット150に、着脱可能に固定されているとよい。本実施形態による3つの横ブラケット600、610、620は、もともと、引出500、510、520と配管との干渉を避けるために、奥行き位置D1、D2、D3が相互に異なっている。したがって、横ブラケット600、610、620を着脱可能にすれば、配管作業を行うことが容易になる点で利点が大きい。
【0041】
着脱可能な構造はいかなる種類のものでもよい。図7は本実施形態で採用する着脱構造を示す図であり、図5の横ブラケット610について、着脱構造を示している。着脱構造は、図7(a)に示す樹脂性のホルダ700によって実現されている。ホルダ700はネジ孔710、720によって側壁630に固定支持されている。図示しないが側壁640にも同様のホルダが固定支持されていることは言うまでもない。
【0042】
図7(b)に示すように、横ブラケット610は屈曲した異形材であり、例えばアルミニウム製としてよい。この横ブラケット610の下部612を、まず、ホルダ700の下方支持部702に嵌め、横ブラケット610の上部614をホルダ700が垂直になるように倒す。そのとき、矢印706に示すように、横ブラケット610の上部614はホルダ700に接触し、ホルダ700は、その弾性によって間口を拡げる。ホルダ700の上部704に横ブラケット610の上部614が嵌合すると、ホルダ700の弾性によって横ブラケット610は図7(b)のように固定される。
【0043】
(シンクキャビネットの底板)
図6(b)のシンクキャビネット140には、2つの引出530、540が設けられている。これらのうち、引出530に対応する横ブラケット710は、図6(a)に示すものと同様の構成であり、シンクキャビネット140の両側壁650、660に固定されていて、奥行き位置D4を有する。
【0044】
シンクキャビネット140の底板730は、図6(b)に示すように、所定の奥行き位置D5にて階段状に高さが増大している。そして、2つの引出530、540のうち最下段の引出540に対応するドライブユニット210は、横ブラケットでなく、階段状の底板の前面720で支持されている。
【0045】
かかる構成によれば、最下段の引出540は階段状の底板730の前面720にドライブユニット210を直接取り付けることができ、横ブラケットを必要としない。そして、横ブラケットがなくとも、この階段状の底板730によって、底板730の下に形成されるスペースに、配管やケーブルの敷設を行うことができる。
【0046】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、プッシュオープン式の引出を有する収納ユニットに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本実施形態のシステムキッチンの全体構成を説明する図である。
【図2】図1のキャビネットの内部構成を説明する図である。
【図3】図2のドライブユニットの概略的な構成を示した斜視図である。
【図4】図3ドライブユニットの動作を説明する平面図である。
【図5】図2のキャビネットの正面図である。
【図6】図5のキャビネットのA−A断面図およびB−B断面図である。
【図7】図5の横ブラケットの着脱構造の例を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
100 システムキッチン
130 ベースキャビネット
140 シンクキャビネット
150 補助キャビネット
500、510、520、530、540 引出
210 ドライブユニット
400 縦ブラケット
600、610、620、710 横ブラケット
630、640、650、660 側壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の引出と、
前記複数の引出をスライド自在に収納可能な収納庫と、
前記複数の引出の奥に対応して配置される複数の押出制御器であって、各押出制御器は、所定の収納完了位置から収納方向への、対応する引出のさらなる押進を検知して、該対応する引出を反収納方向へ押し出す複数の押出制御器とを含む収納ユニットにおいて、
前記収納庫の内部で前記複数の押出制御器を支持する複数の平板状のブラケットをさらに含み、
各ブラケットは、それぞれ個別の奥行き位置にて、前記収納庫の両側壁に固定されていることを特徴とする収納ユニット。
【請求項2】
前記ブラケットは、前記収納庫に、着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の収納ユニット。
【請求項3】
前記収納庫の底板は、所定の奥行き位置にて階段状に高さが増大していて、
前記複数の引出のうち最下段の引出に対応する押出制御器は、前記ブラケットに代えて、前記階段状の底板の前面で支持されることを特徴とする請求項1または2に記載の収納ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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