説明

収納ラック

【課題】 後面に備える接続端子に接続ケーブルを着脱する電子機器を収納する収納ラックにおいて、収納ラックの前方に障害物があっても簡単に接続ケーブルの着脱作業をすることができると共に、電子機器の奥行きの長さが収納ラックの奥行きの長さより短い場合でも簡単に接続ケーブルの着脱作業をすることができる収納ラックを提供する。
【解決手段】 上面に円形状の凹部を備え当該凹部の略中央に上方に突出する円筒部を備える棚板と、円盤型を成し上面に直線状の凸部を備え下面の略中央に孔を備え当該孔へ前記円筒部が挿入されることにより前記円筒部を軸に自在に回動する回動部と、円盤型を成し下面に凸部に嵌合する溝部を備え当該凸部の長手方向へ自在にスライドする円盤部とを備え、前記円盤部は、上面に前記溝部に対して垂直方向に分割可能な複数の切り欠きを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーディオ信号増幅装置等の電子機器を棚板に収納する収納ラックに関する。
【背景技術】
【0002】
図11は、従来の収納ラックを示す斜視図である。
収納ラック100は、底板2、2つの側板3、天板4及び棚板50を備える。底板2、側板3、天板4及び棚板50は、それぞれ薄い平板である。底板2、天板4は、図示しない接着剤又はねじ止めにより、それぞれ側板3の内面の下端及び上端に固定され、棚板50は、側板3の内面の中央部に固定される。棚板50の上面には、電子機器、例えば、オーディオ信号増幅装置9が載置される。
【0003】
オーディオ信号増幅装置9は、直方体であり、前面に前面パネル901を備え、後面に後面パネル902を備える。前面パネル901は、前方へ突出し自在に回動するノブ903を備える。オーディオ信号増幅装置9は、後面パネル902に図示しない複数の接続端子を備え、当該接続端子に図示しない着脱可能な接続ケーブルが接続されることによって図示しない再生装置及びスピーカ装置と電気的に接続される。オーディオ信号増幅装置9は、接続ケーブルを介して再生装置から出力されたオーディオ信号を増幅し、スピーカに接続された接続ケーブルを介して当該増幅したオーディオ信号をスピーカへ出力する。オーディオ信号増幅装置9は、ノブ903が回動されることにより、再生装置から出力されたオーディオ信号の増幅度を増減させる。
このように、従来の収納ラック100は、再生装置及びスピーカ装置と接続ケーブルによって接続されたオーディオ信号増幅装置9を棚板50の上面に載置することによって、オーディオ信号増幅装置9を収納する。
【0004】
前述したような再生装置、オーディオ信号増幅装置及びスピーカ装置を用いて音楽を聴取するユーザは、新たに他の再生装置を追加し、この追加した再生装置によって再生したオーディオ信号をオーディオ信号増幅装置9によって増幅させたい場合や、オーディオ信号増幅装置9に接続されたスピーカ装置を他のスピーカ装置に交換したい場合がある。この場合、ユーザは、オーディオ信号増幅装置9の後面パネル902に備える接続端子に新たな接続ケーブルを追加して接続したり、既に接続されている接続ケーブルを他の接続ケーブルに交換する必要がある。
【0005】
通常、収納ラック100は、後面を部屋の壁に近接させた位置に設置される。このため、ユーザは、オーディオ信号増幅装置9に接続する接続ケーブルを追加する場合や接続した接続ケーブルを他の接続ケーブルに交換する場合、オーディオ信号増幅装置9の後面パネル902がユーザから見える状態となるように、収納ラック100からオーディオ信号増幅装置9を取り出し、接続端子に新たな接続ケーブルを追加して接続したり他の接続ケーブルに交換し、この後、再度、このオーディオ信号増幅装置9を棚板50の上面に載置させる作業が必要となる。このため、ユーザにとっては、オーディオ信号増幅装置9を収納ラック100から取り出す作業や、再度、収納ラック100の棚板50にオーディオ信号増幅装置9を載置させるという作業が非常に煩わしいものとなる。特に、オーディオ信号増幅装置9が非常に重い場合は、ユーザの作業の負担は更に大きくなり、ユーザの不注意によってオーディオ信号増幅装置9を棚板50から脱落させてしまったり、オーディオ信号増幅装置9の取り出し作業中に、誤って接続ケーブルを引っかけてしまい、接続ケーブルや接続端子を破損する虞がある。
【0006】
収納ラックへ収納した電子機器の後面パネルに備える接続端子に新たな接続ケーブルを接続したり、接続する接続ケーブルを他の接続ケーブルに交換する際のユーザの負担を軽減する収納ラックとして、電子機器を載置した収納ラックを前方へ移動させることが可能なものがある(例えば、特許文献1参照)。この収納ラックによれば、レールを備える部材を収納ラックの前方へ引き出した後、このレールによって収納ラック自体を前方に移動させることにより、収納ラックに載置されている電子機器の後面に備えた接続端子への接続ケーブルの着脱を簡単に行うことが可能となる。
【0007】
【特許文献1】特開平5−037171号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示されている収納ラックは、載置されている電子機器の後面に備える接続端子に新たな接続ケーブルを接続したり、他の接続ケーブルに交換しようとする場合、収納ラック自体を前方へ移動させる必要があることから、収納ラックの前方に障害物、例えば、ユーザが用いるテーブルが設置されている場合、このテーブルを収納ラックの前方の位置から他の位置に移動させてからでないと、収納ラック自体を前方へ移動させることができない。このため、ユーザは、収納ラックの前方に設置されたテーブルを他の場所に移動させるという作業が必要となり、この作業が煩わしいものとなる。
【0009】
また、収納ラックに電子機器を収納する場合、収納ラックに収納された電子機器の前方からの見栄えを良くするために、通常、電子機器の前端の位置が収納ラックの前端の位置と略同一となるように当該電子機器を配設する。このため、収納ラックに収納する電子機器の前後方向の長さが、収納ラックの前後方向の長さより短い場合、電子機器の前端の位置が収納ラックの前端の位置と略同一となるように電子機器を配設して収納すると、電子機器の後端の位置は、収納ラックの後端の位置よりも前方となる。このため、特許文献1に開示された収納ラックによって、前述したような前後方向の長さが収納ラックより短い電子機器の後面に備える接続端子に接続ケーブルを着脱しようとする場合、収納ラックを前方に移動し、収納ラックの後方から接続ケーブルの着脱作業を行なおうとしても、手や腕が収納ラックの後端部分に当たってしまい、接続ケーブルの着脱作業が困難となってしまう。
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、後面に備える接続端子に接続ケーブルを着脱する電子機器を収納する収納ラックにおいて、収納ラックの前方に障害物があっても簡単に接続ケーブルの着脱作業をすることができると共に、電子機器の奥行きの長さが収納ラックの奥行きの長さより短い場合でも簡単に接続ケーブルの着脱作業をすることができる収納ラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願の請求項1記載の発明は、収納ラックにおいて、上面に円形状の凹部を備え当該凹部の略中央に上方に突出する円筒部を備える棚板と、円盤型を成し上面に直線状の凸部を備え下面の略中央に孔を備え当該孔へ前記円筒部が挿入されることにより前記円筒部を軸に自在に回動する回動部と、円盤型を成し下面に前記凸部に嵌合する溝部を備え当該凸部の長手方向へ自在にスライドする円盤部とを備え、前記円盤部は、上面に前記溝部に対して垂直方向に分割可能な複数の切り欠きを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、後面に備える接続端子に接続ケーブルを着脱する電子機器を収納する収納ラックにおいて、収納ラックの前方に障害物があっても簡単に接続ケーブルの着脱作業をすることができると共に、電子機器の奥行きの長さが収納ラックの奥行きの長さより短い場合でも簡単に接続ケーブルの着脱作業をすることができる収納ラックを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来技術で示した構成要素と同一の部分については同符号を用いる。
【0014】
図1は、本発明の収納ラックの一実施例の構成を示す斜視図である。
収納ラック1は、底板2、2つの側板3、天板4及び棚板5を備える。底板2、側板3、天板4及び棚板5は、それぞれ薄い平板である。底板2、天板4は、図示しない接着剤又はねじ止め止めにより、それぞれ側板3の内側面の下端及び上端に固定され、棚板5は、側板3の内側面の中央部に固定される。
【0015】
オーディオ信号増幅装置9は、直方体であり、前面に前面パネル901を備え、後面に後面パネル902を備える。前面パネル901は、前方へ突出し自在に回動するノブ903を備える。オーディオ信号増幅装置9は、後面パネル902に図示しない複数の接続端子を備え、当該接続端子に図示しない着脱可能な接続ケーブルが接続されることによって図示しない再生装置及びスピーカ装置と電気的に接続される。オーディオ信号増幅装置9は、接続ケーブルを介して再生装置から出力されたオーディオ信号を増幅し、スピーカに接続された接続ケーブルを介して当該増幅したオーディオ信号をスピーカに出力する。オーディオ信号増幅装置9は、ノブ903が回動されることにより、再生装置から出力されたオーディオ信号の増幅度を増減させる。
【0016】
図2は、棚板5の上面部分の構成を示す斜視図である。
収納ラック1は、棚板5の上面に回動部6及び円盤部7を備える。本実施例の収納ラック1は、棚板5の上面に回動部6及び円盤部7を備える構成としたが、図1に示す底板2の上面にも回動部6及び円盤部7を備える構成としても良い。
【0017】
棚板5は、上面に円形の凹部501を備える。凹部501の底面の略中央の位置には、上方へ突出した円筒型を成す円筒部502を備える。回動部6は、外径が凹部501の内径より小さい円盤型を成し、上面に断面が長方形で直線状を形成する凸部602を備える。回動部6は、下面の略中央の位置に下方へ開口し、内径が凸部602の外径より僅かに大きい孔601を備える。回動部6は、孔601に円筒部502が挿入されることにより、円筒部502を軸として自在に回動する。
【0018】
円盤部7は、外径が回動部6の外径と略同じ円盤型を成し、下面に回動部6の凸部602と嵌合する溝部701を備える。円盤部7は、溝部701が凸部602と嵌合することにより、回動部6の凸部602に沿って自在にスライドする。円盤部7は、表面に溝部701に対して垂直な方向に直線状を成す6本の切り欠き702を備える。
【0019】
図3は、円盤部7の構成を示す上面図である。図3においては、下方を円盤部7の前方とし、上方を円盤部7の後方とする。
円盤部7は、前後方向(図3の上下方向)へ引っ張ることにより、図3に示すように、第1の部材801〜第7の部材807に分割させることが可能となる。図3に示すように、第1の部材801の前端から後端までの長さをAとし、第2の部材802及び第3の部材803の前端から後端までの長さをBとし、第4の部材804及び第5の部材805の前端から後端までの長さをCとし、第6の部材806及び第7の部材807の前端から後端までの長さをDとする。
【0020】
図4は、棚板5の円筒部502に回動部6の孔601が挿入され、回動部6の凸部602に円盤部7の溝部701が嵌合した状態を示す図で、図4(a)は上面図、図4(b)は、図4(a)の収納ラック1を正面から見たときの断面図である。
図4(a)に示すように、回動部6の上面は、棚板5の上面より僅かに高い。円盤部7は、回動部6が円筒部502を軸として回動することにより、同様に回動する。
【0021】
図5は、収納ラック1にオーディオ信号増幅装置9が収納された状態を示す図で、図5(a)は上面図、図5(b)は、図5(a)の収納ラック1を正面から見たときの断面図である。本実施例において、オーディオ信号増幅装置9の前後方向の長さは、円盤部7を分割した際の第1の部材801の前端から後端までの長さより僅かに小さいものとする。
【0022】
オーディオ信号増幅装置9の前後方向の長さが、図3に示す第1の部材801の前端から後端までの長さAより僅かに小さい場合は、先ず、円盤部7を分割し、第1の部材801のみを取り出す。次に、第1の部材801の下面に備える溝部701を回動部6の凸部602に嵌合させる。このとき、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1の部材801は、前端の位置が回動部6の前部の位置となるようにする。次に、オーディオ信号増幅装置9を第1の部材801の上面に載置する。
【0023】
図6は、収納ラック1の第1の部材801にオーディオ信号増幅装置9が載置された様子を示す図で、図6(a)は、図5(a)の状態から第1の部材801を後方へスライドさせた状態を示す上面図、図6(b)は、図6(a)の状態から回動部6を180°回転させた状態を示す上面図である。
図7は、図6(b)の状態から第1の部材801を前方へスライドさせた状態を示す上面図である。
【0024】
オーディオ信号増幅装置9の後面パネル902に備える図示しない接続端子への接続ケーブルの着脱をする場合は、先ず、図5(a)の状態から、第1の部材801を後方へ押圧し、図6(a)に示すように、第1の部材801の略中央の位置が回動部6の略中央の位置となるように後方へスライドさせる。次に、図6(b)に示すように、円筒部502を軸として回動部6を180°回転させる。すると、回動部6の上面に載置された第1の部材801及びオーディオ信号増幅装置9も同様に円筒部502を軸として180°回転する。次に、第1の部材801を前方へ引き、図7に示すように、第1の部材801を前方へスライドさせる。
【0025】
これにより、ユーザは、収納ラック1の前方でオーディオ信号増幅装置9の後面パネル902に備える接続端子に接続ケーブルを着脱することができる。このとき、後面パネル902の表面を収納ラック1の前端より前方へスライドさせることができるので、接続ケーブルの着脱作業を簡単に行うことができる。
【0026】
後面パネル902の接続端子への接続ケーブルの着脱作業が終了した後は、前述した順序と逆の順序で第1の部材801をスライド及び回転させることによって、図5に示すように、オーディオ信号増幅装置9のノブ903の先端の位置が棚板5の前端の位置と略同一となった元の位置へ戻すことができる。
【0027】
図8は、収納ラック1に前述したオーディオ信号増幅装置9よりも前後方向の長さが長いオーディオ信号増幅装置10が収納された状態を示す図で、図8(a)は上面図、図8(b)は、図8(a)の収納ラック1を正面から見たときの断面図である。
【0028】
前後方向の長さが、前述したオーディオ信号増幅装置9より長く、図3に示すように、第5の部材805の前端から第4の部材804の後端までの長さ、つまり、長さ=(A+2B+2C)より僅かに小さいオーディオ信号増幅装置10を収納ラック1に収納する場合は、先ず、円盤部7から第6の部材806及び第7の部材807のみを分割し、その他の部材、つまり、第1の部材801〜第5の部材805を分割しない状態のままとする。本実施例においては、この第1の部材801〜第5の部材805の部材を分割円盤部81とする。
【0029】
次に、分割円盤部81の下面に備える溝部701を回動部6の凸部602に嵌合させる。このとき、図8(a)及び図8(b)に示すように、分割円盤部81の前端の位置が回動部6の前部の位置となるようにする。次に、オーディオ信号増幅装置10を分割円盤部81の上面に載置する。
【0030】
図9は、収納ラック1の分割円盤部81にオーディオ信号増幅装置10が載置された様子を示す図で、図9(a)は、図8(a)の状態から分割円盤部81を後方へスライドさせた状態を示す上面図、図9(b)は、図9(a)の状態から回動部6を180°回転させた状態を示す上面図である。
図10は、図9(b)の状態から分割円盤部81を前方へスライドさせた状態を示す上面図である。
【0031】
オーディオ信号増幅装置10の後面パネル102に備える図示しない接続端子への接続ケーブルの着脱作業をする場合は、先ず、図8(a)の状態から、分割円盤部81を後方へ押圧し、図9(a)に示すように、分割円盤部81の略中央の位置が回動部6の略中央の位置となるように後方へスライドさせる。次に、図9(b)に示すように、円筒部502を軸として回動部6を180°回転させる。すると、回動部6の上面に載置された分割円盤部81及びオーディオ信号増幅装置10も同様に円筒部502を軸として180°回転する。次に、分割円盤部81を前方へ引き、図10に示すように、分割円盤部81の前端の位置が回動部6の前部の位置となるよう前方へスライドさせる。
【0032】
これにより、ユーザは、収納ラック1の前方でオーディオ信号増幅装置10の後面パネル102に備える図示しない接続端子への接続ケーブルの着脱作業をすることができる。このとき、後面パネル902の表面を収納ラック1の前端より前方へスライドさせることができるので、接続ケーブルの着脱作業を簡単に行うことができる。
【0033】
後面パネル902の接続端子への接続ケーブルの着脱作業が終了した後は、前述した順序と逆の順序で分割円盤部81をスライド及び回転させることによって、図8に示すように、オーディオ信号増幅装置9のノブ903の先端の位置が棚板5の前端の位置と略同一となった元の位置に戻すことができる。
【0034】
以上に説明したように、本実施例の収納ラック1は、オーディオ信号増幅装置を収納する場合、先ず、収納するオーディオ信号増幅装置の前後方向の長さより僅かに長い部材となるように円盤部7を分割し、次に、この分割した部材の前端が回動部6前部の位置となるようにこの部材の下面に備える溝部701を回動部6の凸部602に嵌合させ、この部材の上面にオーディオ信号増幅装置を載置する。このことにより、オーディオ信号増幅装置の先端の位置を収納ラック1の前端の位置と略同一の位置とした状態で、このオーディオ信号増幅装置を収納ラック1に収納することができる。収納したオーディオ信号増幅装置の後面パネルに備える接続端子への接続ケーブルの着脱作業を行なう場合は、オーディオ信号増幅装置を載置した部材を後方へスライドさせた後、この部材を180°回転させ、更にこの部材を前方へ引くことによって、収納ラック1の前方から簡単に接続端子への接続ケーブルの着脱作業を行なうことができる。
【0035】
これにより、収納ラック1へ収納するオーディオ信号増幅装置の前後方向の長さが、収納ラックの前後方向の長さより短い場合でも、オーディオ信号増幅装置の後面パネルの表面を収納ラックの前端よりも前方へスライドさせた状態で接続端子への接続ケーブルの着脱作業が行なえるので、作業者の手や腕が収納ラックの端部に当たってしまい、接続ケーブルの着脱作業が困難となってしまうことを防止することができる。
【0036】
また、本実施例の収納ラック1は、収納ラック自体を前方へ移動させずとも、収納したオーディオ信号増幅装置を180°回転させ、オーディオ信号増幅装置の後面パネル902を前方へ向けた状態とすることができるので、収納ラック1の前方にテーブル等の障害物が設置されている場合でも、テーブルを収納ラックの前方から移動させることなく、簡単に接続端子への接続ケーブルの着脱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の収納ラックの一実施例の構成を示す斜視図。
【図2】棚板5の上面部分の構成を示す斜視図。
【図3】円盤部7の構成を示す上面図。
【図4】棚板5の円筒部502に回動部6の孔601が挿入され、回動部6の凸部602に円盤部7の溝部701が嵌合した状態を示す図で、図4(a)は上面図、図4(b)は、図4(a)の収納ラック1を正面から見たときの断面図。
【図5】収納ラック1にオーディオ信号増幅装置9が収納された状態を示す図で、図5(a)は上面図、図5(b)は、図5(a)の収納ラック1を正面から見たときの断面図。
【図6】収納ラック1の第1の部材801にオーディオ信号増幅装置9が載置された様子を示す図で、図6(a)は、図5(a)の状態から第1の部材801を後方へスライドさせた状態を示す上面図、図6(b)は、図6(a)の状態から回動部6を180°回転させた状態を示す上面図。
【図7】図6(b)の状態から第1の部材801を前方へスライドさせた状態を示す上面図。
【図8】収納ラック1に前後方向の長さが前述したオーディオ信号増幅装置9よりも長いオーディオ信号増幅装置10が収納された状態を示す図で、図8(a)は上面図、図8(b)は、図8(a)の収納ラック1を正面から見たときの断面図。
【図9】収納ラック1の分割円盤部81にオーディオ信号増幅装置10が載置された様子を示す図で、図9(a)は、図8(a)の状態から分割円盤部81を後方へスライドさせた状態を示す上面図、図9(b)は、図9(a)の状態から回動部6を180°回転させた状態を示す上面図。
【図10】図9(b)の状態から分割円盤部81を前方へスライドさせた状態を示す上面図。
【図11】従来の収納ラックを示す斜視図。
【符号の説明】
【0038】
1 収納ラック、2 底板、3 側板、4 天板、5 棚板、
501 凹部、502 円筒部、6 回動部、601 孔、602 凸部、
7 円盤部、701 溝部、702 切り欠き、
801 第1の部材、802 第2の部材、803 第3の部材、804 第4の部材、
805 第5の部材、806 第6の部材、807 第7の部材、81 分割円盤部、
9 オーディオ信号増幅装置、901 前面パネル、902 後面パネル、903 ノブ、
10 オーディオ信号増幅装置、101 前面パネル、102 後面パネル、
103 ノブ、
100 収納ラック、50 棚板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面に円形状の凹部を備え当該凹部の略中央に上方に突出する円筒部を備える棚板と、円盤型を成し上面に直線状の凸部を備え下面の略中央に孔を備え当該孔へ前記円筒部が挿入されることにより前記円筒部を軸に自在に回動する回動部と、円盤型を成し下面に前記凸部に嵌合する溝部を備え当該凸部の長手方向へ自在にスライドする円盤部とを備え、
前記円盤部は、上面に前記溝部に対して垂直方向に分割可能な複数の切り欠きを備えることを特徴とする収納ラック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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