説明

受付窓口情報提供システム、その方法、サーバおよびプログラム

【課題】 所定の域内の複数の受付窓口における混雑状況を利用者が任意の地点から確認することができる受付窓口情報提供システム、その方法、サーバおよびプログラムを提供する。
【解決手段】 支店端末1の受付カウンタ部12および処理カウンタ部13は、トリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ増減し、センタ端末20の支店データ集計部23は、受信した待ち人数データを加工して混雑状況を表すデータを算出し、検索実行部25は、域内受付窓口を検索する地域データに基づいて集計データベース21を検索して、合致する受付窓口の混雑状況を表すデータを取得して利用者端末30に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の域内の複数の受付窓口における混雑状況を利用者が任意の地点から確認することができる受付窓口情報提供システム、その方法、サーバおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、金融機関、医療機関等の施設には受け付け用の窓口が設けられていて、利用者に対する応対を行っている。
【0003】
利用者が多数となってくると待ち時間が長くなるため、その待ち時間の目安を表示して利用者の心理的な負荷を軽減するために、発券装置等を用いて、利用者が先着順にボタンを押下げすることにより受付順を示す番号が印刷されている券を発行するとともに、表示装置に現在応答中の利用者の番号を表示している。
【0004】
ここで、プリンタから発行される券に印刷された番号と時刻を発行情報として記憶するための発行情報メモリと、券の所有者に対する処理が開始または終了したときの時刻と券の番号の情報を記憶する情報処理メモリと、発行情報メモリと情報処理メモリに記憶されている情報に基づいて、処理の開始または終了までの待ち時間を求める待ち時間算出手段と、通信回線網を介して情報の授受を行う通信装置と、端末機からのアクセスに応じて待ち時間を含む情報を通知する処理状況通知手段とを備えることによって、利用者が、発券装置の設置場所以外の地点から待ち時間を知ることができ、時間を有効に活用することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−290992号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
【0006】
限定された地域内において企業、サービス施設等の支店が複数存在する場合に、利用者が最初に行った支店の受付窓口の待ち人数が多く、近隣の異なる支店へ行ったところ、待ち人数が少なく、手続きがスムーズに終了するという状況が頻繁に発生していた。このような複数の支店状況のリアルタイムな情報を統合して提供し、利用者の受付窓口での待ち時間を解消することが困難であるという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、所定の域内の複数の受付窓口における混雑状況を利用者が任意の地点から確認することができる受付窓口情報提供システム、その方法、サーバおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、ネットワークを介してそれぞれ接続されている受付窓口用の端末と、センタ端末と、利用者端末とを含む受付窓口情報提供システムであって、端末は、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データが格納される受付データベースと、トリガに基づいて、受付データベースに格納されている待ち人数データの値を1ずつ増減するカウンタ手段と、受付データベースに格納されている識別データ、地域データおよび待ち人数データをセンタ端末に送信する受付データ送信手段とを備え、センタ端末は、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、端末の受付データ送信手段によって送信される識別データ、地域データおよび待ち人数データを受信する受付データ受信手段と、受付データ受信手段によって、受信した待ち人数データを加工して混雑状況を表すデータを算出し、識別データおよび地域データと対応付けて集計データベースに格納する加工手段と、利用者端末から利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを受信する地域データ受信手段と、地域データ受信手段によって、受信した地域データに基づいて集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている受付窓口の混雑状況を表すデータを取得する検索手段と、検索手段によって、取得した混雑状況を表すデータを利用者端末に送信する受付窓口データ送信手段とを備え、利用者端末は、地域データをセンタ端末に送信する地域データ送信手段と、センタ端末の受付窓口データ送信手段によって送信された受付窓口の混雑状況を表すデータを受信する受付窓口データ受信手段と、受付窓口データ受信手段によって受信した受付窓口の混雑状況を表すデータを表示する表示手段とを備えることを特徴とする受付窓口情報提供システムである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の受付窓口情報提供システムにおいて、センタ端末は、集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集する通知情報編集手段と、通知情報編集手段によって編集した通知情報を通知サービス契約条件にしたがって利用者端末に送信する通知情報送信手段とを備え、利用者端末は、センタ端末から通知情報を受信する通知情報受信手段を備え、表示手段は、通知情報受信手段によって受信した通知情報を表示する。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の受付窓口情報提供システムにおいて、トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、カウンタ手段は、第1のトリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ増加し、第2のトリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ減少する。
【0011】
請求項4記載の発明は、ネットワークを介して接続されているセンタ端末と、受付窓口用の端末とを含む受付窓口情報提供システムであって、センタ端末は、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、端末の受付データ送信手段によって送信される識別データ、地域データおよび待ち人数データを受信する受付データ受信手段と、所定の期間毎に集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを集計データベースに格納する統計データ編集手段と、端末から統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを受信する識別データ受信手段と、識別データ受信手段によって、受信した識別データに基づいて集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている受付窓口の統計データを取得する統計データ検索手段と、統計データ検索手段によって、取得した統計データを端末に送信する統計データ送信手段とを備え、端末は、識別データ、地域データおよび待ち人数データをセンタ端末に送信する受付データ送信手段と、統計データを取得したい受付窓口の識別データをセンタ端末に送信する統計データ送信手段と、センタ端末の統計データ送信手段によって送信された統計データを受信する統計データ受信手段と、統計データ受信手段によって受信した統計データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする受付窓口情報提供システムである。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の受付窓口情報提供システムにおいて、混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データである。
【0013】
請求項6記載の発明は、ネットワークを介してそれぞれ接続されている受付窓口用の端末と、センタ端末と、利用者端末とを利用した受付窓口情報提供方法であって、端末は、カウンタ手段によって、トリガに基づいて、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データが格納される受付データベースに格納されている待ち人数データの値を1ずつ増減するステップと、受付データ送信手段によって、受付データベースに格納されている識別データ、地域データおよび待ち人数データをセンタ端末に送信するステップとを有し、センタ端末は、受付データ受信手段によって、端末の受付データ送信手段で送信される識別データ、地域データおよび待ち人数データを受信するステップと、加工手段によって、受付データ受信手段で受信した待ち人数データを加工して混雑状況を表すデータを算出し、識別データおよび地域データと対応付けて、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納するステップとを有し、利用者端末は、地域データ送信手段によって、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データをセンタ端末に送信するステップを有し、センタ端末は、さらに、地域データ受信手段によって、利用者端末から域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを受信するステップと、検索手段によって、地域データ受信手段で受信した地域データに基づいて集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている受付窓口の混雑状況を表すデータを取得するステップと、受付窓口データ送信手段によって、検索手段で取得した混雑状況を表すデータを利用者端末に送信するステップとを有し、利用者端末は、さらに、受付窓口データ受信手段によって、センタ端末の受付窓口データ送信手段で送信された受付窓口の混雑状況を表すデータを受信するステップと、表示手段によって、受付窓口データ受信手段で受信した受付窓口の混雑状況を表すデータを表示するステップとを有することを特徴とする受付窓口情報提供方法である。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の受付窓口情報提供方法において、センタ端末は、さらに、通知情報編集手段によって、集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集するステップと、通知情報送信手段によって、通知情報編集手段によって編集した通知情報を通知サービス契約条件にしたがって利用者端末に送信するステップとを有し、利用者端末は、さらに、通知情報受信手段によってセンタ端末から通知情報を受信するステップを有し、表示するステップにおいて、表示手段によって、通知情報受信手段で受信した通知情報を表示する。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の受付窓口情報提供方法において、トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、待ち人数データの値を1ずつ増減するステップにおいて、カウンタ手段によって、第1のトリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ増加し、第2のトリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ減少する。
【0016】
請求項9記載の発明は、ネットワークを介して接続されているセンタ端末と、受付窓口用の端末とを利用した受付窓口情報提供方法であって、端末は、受付データ送信手段によって、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データをセンタ端末に送信するステップを有し、センタ端末は、受付データ受信手段によって、端末の受付データ送信手段によって送信される識別データ、地域データおよび待ち人数データを受信するステップと、統計データ編集手段によって、所定の期間毎に受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを集計データベースに格納するステップとを有し、端末は、さらに、統計データ送信手段によって、統計データを取得したい受付窓口の識別データをセンタ端末に送信するステップを有し、センタ端末は、さらに、識別データ受信手段によって、端末から統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを受信するステップと、統計データ検索手段によって、識別データ受信手段で受信した識別データに基づいて集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている受付窓口の統計データを取得するステップと、統計データ送信手段によって、統計データ検索手段で取得した統計データを端末に送信するステップとを有し、端末は、さらに、統計データ受信手段によって、センタ端末の統計データ送信手段で送信された統計データを受信するステップと、表示手段によって、統計データ受信手段で受信した統計データを表示するステップとを有することを特徴とする受付窓口情報提供方法である。
【0017】
請求項10記載の発明は、請求項6から9のいずれか1項に記載の受付窓口情報提供方法において、混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データである。
【0018】
請求項11記載の発明は、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよびトリガに基づいて値を1ずつ増減される待ち人数データを取得する受付データ取得手段と、受付データ取得手段によって、取得した待ち人数データを加工して混雑状況を表すデータを算出し、識別データおよび地域データと対応付けて集計データベースに格納する加工手段と、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを取得する地域データ取得手段と、地域データ取得手段によって、取得した地域データに基づいて集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている受付窓口の混雑状況を表すデータを取得する検索手段と、検索手段によって、取得した混雑状況を表すデータを出力する受付窓口データ出力手段とを備えることを特徴とするサーバである。
【0019】
請求項12記載の発明は、請求項11記載のサーバにおいて、集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集する通知情報編集手段と、通知情報編集手段によって編集した通知情報を通知サービス契約条件にしたがって契約利用者が使用する情報処理装置に送信する通知情報送信手段とを備える。
【0020】
請求項13記載の発明は、請求項11または12記載のサーバにおいて、トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、待ち人数データの値は、第1のトリガに基づいて1ずつ増加され、第2のトリガに基づいて1ずつ減少される。
【0021】
請求項14記載の発明は、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよびトリガに基づいて値を1ずつ増減される待ち人数データを取得する受付データ取得手段と、所定の期間毎に集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを集計データベースに格納する統計データ編集手段と、統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを取得する識別データ取得手段と、識別データ取得手段によって、取得した識別データに基づいて集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている受付窓口の統計データを取得する統計データ検索手段と、統計データ検索手段によって、取得した統計データを出力する統計データ出力手段とを備えることを特徴とするサーバである。
【0022】
請求項15記載の発明は、請求項11から14のいずれか1項に記載のサーバにおいて、混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データである。
【0023】
請求項16記載の発明は、受付窓口用の端末に、カウンタ手段によって、トリガに基づいて、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データが格納される受付データベースに格納されている待ち人数データの値を1ずつ増減するステップと、受付データ送信手段によって、受付データベースに格納されている識別データ、地域データおよび待ち人数データをセンタ端末に送信するステップとを実行させ、センタ端末に、受付データ受信手段によって、端末の受付データ送信手段で送信される識別データ、地域データおよび待ち人数データを受信するステップと、加工手段によって、受付データ受信手段で受信した待ち人数データを加工して混雑状況を表すデータを算出し、識別データおよび地域データと対応付けて、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納するステップとを実行させ、利用者端末に、地域データ送信手段によって、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データをセンタ端末に送信するステップを実行させ、センタ端末に、さらに、地域データ受信手段によって、利用者端末から域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを受信するステップと、検索手段によって、地域データ受信手段で受信した地域データに基づいて集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている受付窓口の混雑状況を表すデータを取得するステップと、受付窓口データ送信手段によって、検索手段で取得した混雑状況を表すデータを利用者端末に送信するステップとを実行させ、利用者端末に、さらに、受付窓口データ受信手段によって、センタ端末の受付窓口データ送信手段で送信された受付窓口の混雑状況を表すデータを受信するステップと、表示手段によって、受付窓口データ受信手段で受信した受付窓口の混雑状況を表すデータを表示するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
【0024】
請求項17記載の発明は、請求項16記載のプログラムにおいて、センタ端末に、さらに、通知情報編集手段によって、集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集するステップと、通知情報送信手段によって、通知情報編集手段によって編集した通知情報を通知サービス契約条件にしたがって利用者端末に送信するステップとを実行させ、利用者端末に、さらに、通知情報受信手段によってセンタ端末から通知情報を受信するステップを実行させ、表示するステップにおいて、表示手段によって、通知情報受信手段で受信した通知情報を表示する。
【0025】
請求項18記載の発明は、請求項16または17記載のプログラムにおいて、トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、待ち人数データの値を1ずつ増減するステップにおいて、カウンタ手段によって、第1のトリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ増加し、第2のトリガに基づいて待ち人数データの値を1ずつ減少する。
【0026】
請求項19記載の発明は、受付窓口用の端末に、受付データ送信手段によって、受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データをセンタ端末に送信するステップを実行させ、センタ端末に、受付データ受信手段によって、端末の受付データ送信手段によって送信される識別データ、地域データおよび待ち人数データを受信するステップと、統計データ編集手段によって、所定の期間毎に受付窓口の識別データ、受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを集計データベースに格納するステップとを実行させ、端末に、さらに、統計データ送信手段によって、統計データを取得したい受付窓口の識別データをセンタ端末に送信するステップを実行させ、センタ端末に、さらに、識別データ受信手段によって、端末から統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを受信するステップと、統計データ検索手段によって、識別データ受信手段で受信した識別データに基づいて集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている受付窓口の統計データを取得するステップと、統計データ送信手段によって、統計データ検索手段で取得した統計データを端末に送信するステップとを実行させ、端末に、さらに、統計データ受信手段によって、センタ端末の統計データ送信手段で送信された統計データを受信するステップと、表示手段によって、統計データ受信手段で受信した統計データを表示するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
【0027】
請求項20記載の発明は、請求項16から19のいずれか1項に記載のプログラムにおいて、混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データである。
【発明の効果】
【0028】
本発明の受付窓口情報提供システム、その方法、サーバおよびプログラムによれば、所定の域内の複数の受付窓口における混雑状況に関する情報をその情報を所望する者が利用する情報処理装置に送ることにより、その情報を任意の地点から確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
次に、本発明の一実施の形態の構成について図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、一定の地域内に支店が複数存在する銀行の受付窓口、病院の受付窓口、郵便局の受付窓口、その他の種々のサービス施設の受付窓口を対象とする。そして、支店へ直接来訪して窓口での受付けを希望する利用客は、所定の発券装置から受付待ち通番が印刷されている券を取得するものとする。
【0030】
図1を参照すると、本実施形態における受付窓口情報提供システムは、支店端末10と、センタ端末20と、利用者端末30から構成されている。これらの、支店端末10と、センタ端末20と、利用者端末30はプログラム制御により動作し、ネットワーク100を介して相互に接続されている。ここでは、1つのネットワーク100を介して相互に接続されているが、セキュリティを高めるべく支店端末10およびセンタ端末20がLAN(Local Area Network)等を介して接続され、支店端末10あるいはセンタ端末20と利用者端末30が他のネットワークを介して接続されていてもよい。また、支店端末10には受付データベース11が、センタ端末20には集計データベース21が接続されている。
【0031】
支店端末10は、受付カウンタ部12と、処理カウンタ部13と、支店データ送信部14を備える、各支店に設置されているワークステーション・サーバ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
【0032】
ここで、受付カウンタ部12は、利用者が所定の発券装置から券を取得するタイミング等で、その発券装置において受付待ち通番を1ずつ増加させる処理動作をトリガとして、リアルタイムに受付データベース11に格納されている待ち人数データの値を1ずつ増加し、受付データベース11を更新する機能を有している。
【0033】
処理カウンタ部13は、受付処理が行われた際に、例えば、受付待ち利用者を受付窓口へ呼び出すタイミングにおける受付担当者による所定のボタンの押下げ等のトリガを受信して、待ち人数データの値を1ずつ減少させ、受付データベース11を更新する機能を有している。支店窓口に設置されていて受付担当者が使用する業務用取引端末によって実現されてよい。ここで、所定のボタンの押下げは、受付窓口の近傍に設置されている受付待ち人数を表示する表示装置に表示される待ち人数データを1ずつ減少させる処理を実行させる等のために行われる。
【0034】
支店データ送信部14は、受付データベース11に格納されているデータを所定のタイミングでネットワーク100を介してセンタ端末20に対して送信する機能を有している。なお、受付窓口の近傍に設置されている受付待ち人数を表示する表示装置に待ち人数データを送信する機能を有していてもよく、その場合には、表示装置に待ち人数が表示されるため利用者は視覚により随時、自分の順番を確認することができる。
【0035】
受付データベース11は、例えば、図2に示すように、複数の支店が存在する場合に各支店を一意に識別するための支店識別データ、支店が位置する場所を特定する地域データおよび待ち人数データを格納している。
【0036】
センタ端末20は、支店データ受信部22と、支店データ加工部23と、集計データ送信部24を備える、情報処理センタ等に設置されているワークステーション・サーバ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
【0037】
支店データ受信部22は、支店端末10の支店データ送信部14から受付データベース11に格納されているデータをネットワーク100を介して受信する機能を有している。
【0038】
支店データ加工部23は、支店端末10から受信したデータを加工して、集計データベース21に格納する機能を有している。例えば、混雑度数データ、予想待ち時間データ等を集計データベース21に格納する機能を有している。ここで、混雑度数データは、例えば、待ち人数データおよび受付窓口数データに基づいて算出される。また、予想待ち時間データは、例えば、待ち人数データ、過去の実績データに基づいて算出される。
【0039】
検索データ受信部24は、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する各支店を検索するために用いられる地域データをネットワーク100を介して利用者端末30から受信する機能を有している。
【0040】
検索実行部25は、利用者端末30から受信した地域データに基づいて集計データベース21を検索してその指定された地域に位置する該当する各支店の混雑度数データ等を取得する機能を有している。
【0041】
検索結果送信部26は、検索した結果、該当する各支店の混雑度数データ等をネットワーク100を介して利用者端末30に送信する機能を有している。
【0042】
集計データベース21は、例えば、図3に示すように、各支店別に支店識別データ、地域データ、混雑度数データ、予想待ち時間データ等を格納している。
【0043】
利用者端末30は、検索データ送信部31と、検索結果受信部32と、検索結果表示部33を備える、支店の窓口で受付手続きを行うことを希望する利用者が用いるパーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)等の情報処理装置である。なお、ネットワーク100として、固定系通信網、広域移動体通信網等が利用者端末30の種類に応じて用いられる。
【0044】
検索データ送信部31は、上記利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する各支店を検索するために用いられる地域データをネットワーク100を介して利用者端末30に対して送信する機能を有している。利用者端末30のディスプレイ等の画面に表示される検索データ入力画面は、例えば、センタ端末20によって生成され、提供されてもよい。
【0045】
検索結果受信部32は、利用者端末30から上記検索した結果である該当する各支店の混雑度数データ等をネットワーク100を介して受信する機能を有している。
【0046】
検索結果表示部33は、受信した検索結果である該当する各支店の混雑度数データ等をディスプレイ等の画面に表示する機能を有している。例えば、支店識別データに基づいて取得された支店名および支店位置、混雑度数、予想待ち時間等が表示される。
【0047】
次に、図4および図5を参照して、本実施形態における所定の域内の複数の受付窓口における混雑状況のデータを集計し、利用者が閲覧する処理のフローを詳細に説明する。
【0048】
図4は、支店の受付待ち人数を含むデータをセンタ端末20へ送信する処理のフローである。
【0049】
まず、支店へ直接来訪し窓口手続きを希望する利用者が、所定の発券装置から受付待ち通番が印刷されている券を取得することにより、リアルタイムにトリガが発信される。受付担当者が受付待ち利用者を窓口へ呼び出すタイミングで所定のボタンを押下げることにより、リアルタイムにトリガが発信される(ステップA1)。
【0050】
支店端末10は、それぞれのトリガを受信したとき、所定の発券装置から送信されたトリガであれば、受付カウンタ部12が受付待ち通番と受付待ち人数を1ずつ増加し、一方、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガであれば、処理カウンタ部13が受付待ち人数を1ずつ減少する計算を行い(ステップA2)、それぞれ、受付カウンタ部12または処理カウンタ部13が受付データベース11にアクセスして受付データベース11に格納されている待ち人数データの値を更新する(ステップA3)。
【0051】
支店端末10の支店データ送信部14は、受付データベース11に格納されている待ち人数データを含むデータを所定のタイミングで取得し、ネットワーク100を介してセンタ端末20に対して送信する(ステップA4)。
【0052】
センタ端末20の支店データ受信部22は、支店端末10の支店データ送信部14から受付データベース11に格納されているデータをネットワーク100を介して受信する(ステップA5)。
【0053】
センタ端末20の支店データ加工部23は、支店端末10から受信した受付データベース11に格納されているデータを加工する。混雑度数データは、待ち人数データおよび受付窓口数データに基づいて算出される。予想待ち時間データは、待ち人数データ、過去の実績データに基づいて算出される(ステップA6)。
【0054】
支店データ加工部23は、集計データベース21へアクセスし、集計データベース21に上記ステップA6で算出されたデータを格納して集計データベース21を更新する(ステップA7)。
【0055】
図5は、利用者が、指定した地域における各支店の受付窓口の混雑情報を照会する処理のフローである。
【0056】
まず、利用者が、勤務先や自宅に設定されているパーソナルコンピュータまたは持ち歩いている携帯電話機等の利用者端末30から、センタ端末20によって生成され、提供されるWebページにネットワーク100を介してアクセスすると(ステップB1)、これに対する応答として、センタ端末20が地域データを入力するための入力画面情報をネットワーク100を介して利用者端末30に対して送信する(ステップB2)。
【0057】
利用者端末30は、センタ端末20からネットワーク100を介して入力画面情報を受信して、ディスプレイ等にその地域データを入力するための入力画面を表示する(ステップB3)。
【0058】
利用者端末30の検索データ送信部31は、上記利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する各支店を検索するために用いられる地域データをネットワーク100を介してセンタ端末20に対して送信する(ステップB4)。地域データの入力画面から、利用者は照会したい地域をドロップダウンメニューから選択して決定ボタンを押下することによって地域を指定することができてもよい。なお、同一の利用者から再度、上記のWebページにアクセスがなされた場合には、集計データベース21に保持している地域データを、センタ端末20が地域データの入力画面に出力し、利用者がドロップダウンメニューを使用せずに決定ボタンの押下のみで照会することができるように、集計データベース21にセンタ端末20から受信する上記の地域データを保存しておくことであってもよい。
【0059】
センタ端末20の検索データ受信部24は、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する各支店を検索するために用いられる地域データをネットワーク100を介して利用者端末30から受信する(ステップB5)。
【0060】
センタ端末20の検索実行部25は、利用者端末30から受信した地域データに基づいて集計データベース21を検索して、合致する地域データが存在するか否かを判断し、存在する場合には、その合致する地域データに対応付けられて記憶されている混雑度数データを入手することにより、その指定された地域に位置する該当する各支店の混雑度数データ等を取得する(ステップB6)。
【0061】
センタ端末20の検索結果送信部26は、検索した結果、該当する各支店の混雑度数データ等をネットワーク100を介して利用者端末30に送信する(ステップB7)。
【0062】
利用者端末30の検索結果受信部32は、センタ端末20から上記検索した結果の該当する各支店の混雑度数データ等をネットワーク100を介して受信する(ステップB8)。
【0063】
利用者端末30の検索結果表示部33は、受信した検索結果である該当する各支店の混雑度数データ等をディスプレイ等の画面に表示する(ステップB9)。例えば、図8に示すように、支店識別データに基づいて取得された支店名および支店位置、混雑度数、予想待ち時間が表示される。
【0064】
上記実施形態によれば、利用者の指定した地域内の複数の支店に関する混雑状況情報が表示されるため、利用者は近隣に存在する最も空いている支店を選択することができ、受付窓口での待ち時間を極力短縮したい利用者の利便性を高めることができる。
【0065】
次に、本実施形態における情報提供システムの変形例について説明する。センタ端末20は、集計データベース21に格納されている、通知サービス契約利用者の契約データである、例えば、通知方法、通知メディア、通知曜日、通知期間等を用いて契約に合致する通知情報を編集して、電子メール機能等を有している利用者端末30に対して送信する機能をさらに有している。
【0066】
図6を参照して、本変形例における通知サービス契約利用者に対して支店の混雑状況に関するデータを提供する処理のフローを詳細に説明する。
【0067】
センタ端末20は、所定のタイミングで、集計データベース21に格納されている通知サービス契約利用者の契約データである、通知方法、通知メディア、通知曜日、通知期間等を用いて契約に合致する通知情報を編集する(ステップC1)。
【0068】
センタ端末20は、上記のステップC1で編集された通知情報を、ネットワーク100を介して利用者端末30に対して電子メールで送信する(ステップC2)。
【0069】
利用者端末30は、センタ端末20から上記のステップC1で編集された通知情報をネットワーク100を介して電子メールで受信する(ステップC3)。そして、利用者端末30は、その受信した通知情報をディスプレイ等の画面に表示する(ステップC4)。
【0070】
上記の変形例によれば、通知サービス契約利用者は、自らセンタ端末20にアクセスすることなく、定期的に指定した支店の混雑状況に関するデータを受け取ることができる。
【0071】
次に、本実施形態における情報提供システムの他の変形例について説明する。支店端末10は所定の入力画面から支店識別データ、地域データ等を入力して、センタ端末20へネットワーク100を介してアクセスし、センタ端末30による、その入力されたデータに基づく集計データベース21の検索結果を取得して画面に表示する機能をさらに有している。なお、本変形例での支店端末10は、上述した実施形態における利用者端末30に該当する役割をも担っている。
【0072】
図7を参照して、本変形例における支店の受付担当者または管理者等が利用者の受付窓口の利用傾向を予測する統計データを参照する処理のフローを詳細に説明する。
【0073】
センタ端末20は、所定のタイミングまたは間隔で、支店端末10から受信して集計データベース21に格納されているデータを集計して、時間別または曜日別に各支店別の統計データを編集する(ステップD1)。
【0074】
センタ端末20は、上記のステップD1でデータを編集後、集計データベース21へアクセスして、データを更新する(ステップD2)。例えば、図9に示すような、集計データベース21に記憶されている集計データテーブルに、支店ごとの混雑状況を表すデータが時間別および曜日別に格納されてもよい。
【0075】
支店端末10は、統計データを取得したい支店の支店識別データを入力して指定することにより、センタ端末20に支店識別データを送信する(ステップD3)。
【0076】
センタ端末20は、支店端末10から受信した支店識別データに基づいて集計データベース21を検索して、該当するデータを取得する(ステップD4)。
【0077】
センタ端末20は、上記ステップD4で取得されたデータをネットワーク100を介して支店端末10に対して送信し(ステップD5)、支店端末10は、センタ端末20から上記データを受信する(ステップD6)。そして、支店端末10は、その受信したデータをディスプレイ等の画面に表示する(ステップD7)。
【0078】
上記の変形例によれば、支店の受付担当者または管理者等が利用者の時間別あるいは曜日別の利用傾向を知り、受付窓口での対応を改善する参考データとして活用することができる。
【0079】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上記の実施の形態および各変形例における支店端末10、センタ端末20および利用者端末30の機能を実現するためのプログラムを各情報処理装置に読込ませて実行することにより本システムの機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスク等を介して、または伝送媒体であるインターネットまたは電話回線等を介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
【0080】
上記の実施の形態あるいは各変形例では、支店端末10およびセンタ端末20が別個の装置として接続されているシステム構成について説明したが、各機能が1つのコンピュータシステムとして実現されている構成や機能毎に複数のサーバ装置等が追加された構成にも適用可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の実施形態における受付窓口情報提供システムの概略構成を示す図である。
【図2】受付データベースに格納されるデータの構成を示す図である。
【図3】集計データベースに格納される支店別のデータの構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における支店の受付待ち人数を含むデータをセンタ端末へ送信する処理動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の実施形態における利用者が指定した地域における各支店の受付窓口の混雑情報を照会する処理動作を示すシーケンス図である。
【図6】第一の変形例における通知サービス契約利用者に対して支店の混雑状況に関するデータを提供する処理動作を示すシーケンス図である。
【図7】第二の変形例における支店の管理者等が統計データを参照する処理動作を示すシーケンス図である。
【図8】利用者端末に表示される支店の混雑状況を表す画面の一例を示す図である。
【図9】集計データベースに格納される各支店の集計データの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0082】
10 支店端末
11 受付データベース
12 受付カウンタ部
13 処理カウンタ部
14 支店データ加工部
20 センタ端末
21 集計データベース
22 支店データ受信部
23 支店データ加工部
24 検索データ受信部
25 検索実行部
26 検索結果送信部
30 利用者端末
31 検索データ送信部
32 検索結果受信部
33 検索結果表示部
100 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介してそれぞれ接続されている受付窓口用の端末と、センタ端末と、利用者端末とを含む受付窓口情報提供システムであって、
前記端末は、
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データが格納される受付データベースと、
トリガに基づいて、前記受付データベースに格納されている待ち人数データの値を1ずつ増減するカウンタ手段と、
前記受付データベースに格納されている前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを前記センタ端末に送信する受付データ送信手段と、
を備え、
前記センタ端末は、
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、
前記端末の前記受付データ送信手段によって送信される前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを受信する受付データ受信手段と、
前記受付データ受信手段によって、受信した前記待ち人数データを加工して前記混雑状況を表すデータを算出し、前記識別データおよび前記地域データと対応付けて前記集計データベースに格納する加工手段と、
利用者端末から利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを受信する地域データ受信手段と、
前記地域データ受信手段によって、受信した前記地域データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを取得する検索手段と、
前記検索手段によって、取得した前記混雑状況を表すデータを前記利用者端末に送信する受付窓口データ送信手段と、
を備え、
前記利用者端末は、
前記地域データを前記センタ端末に送信する地域データ送信手段と、
前記センタ端末の前記受付窓口データ送信手段によって送信された前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを受信する受付窓口データ受信手段と、
前記受付窓口データ受信手段によって受信した前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする受付窓口情報提供システム。
【請求項2】
前記センタ端末は、
前記集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集する通知情報編集手段と、
前記通知情報編集手段によって編集した前記通知情報を通知サービス契約条件にしたがって前記利用者端末に送信する通知情報送信手段と、を備え、
前記利用者端末は、
前記センタ端末から前記通知情報を受信する通知情報受信手段を備え、
前記表示手段は、前記通知情報受信手段によって受信した前記通知情報を表示することを特徴とする請求項1記載の受付窓口情報提供システム。
【請求項3】
前記トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、前記カウンタ手段は、前記第1のトリガに基づいて前記待ち人数データの値を1ずつ増加し、前記第2のトリガに基づいて前記待ち人数データの値を1ずつ減少することを特徴とする請求項1または2記載の受付窓口情報提供システム。
【請求項4】
ネットワークを介して接続されているセンタ端末と、受付窓口用の端末とを含む受付窓口情報提供システムであって、
前記センタ端末は、
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、
前記端末の受付データ送信手段によって送信される前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを受信する受付データ受信手段と、
所定の期間毎に前記集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを前記集計データベースに格納する統計データ編集手段と、
前記端末から統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを受信する識別データ受信手段と、
前記識別データ受信手段によって、受信した前記識別データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の統計データを取得する統計データ検索手段と、
前記統計データ検索手段によって、取得した前記統計データを前記端末に送信する統計データ送信手段と、
を備え、
前記端末は、
前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを前記センタ端末に送信する受付データ送信手段と、
前記統計データを取得したい受付窓口の識別データを前記センタ端末に送信する統計データ送信手段と、
前記センタ端末の前記統計データ送信手段によって送信された前記統計データを受信する統計データ受信手段と、
前記統計データ受信手段によって受信した前記統計データを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする受付窓口情報提供システム。
【請求項5】
前記混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の受付窓口情報提供システム。
【請求項6】
ネットワークを介してそれぞれ接続されている受付窓口用の端末と、センタ端末と、利用者端末とを利用した受付窓口情報提供方法であって、
前記端末は、
カウンタ手段によって、トリガに基づいて、受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データが格納される受付データベースに格納されている待ち人数データの値を1ずつ増減するステップと、
受付データ送信手段によって、前記受付データベースに格納されている前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを前記センタ端末に送信するステップと、
を有し、
前記センタ端末は、
受付データ受信手段によって、前記端末の前記受付データ送信手段で送信される前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを受信するステップと、
加工手段によって、前記受付データ受信手段で受信した前記待ち人数データを加工して前記混雑状況を表すデータを算出し、前記識別データおよび前記地域データと対応付けて、受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納するステップと、
を有し、
前記利用者端末は、
地域データ送信手段によって、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを前記センタ端末に送信するステップを有し、
前記センタ端末は、さらに、
地域データ受信手段によって、前記利用者端末から前記域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを受信するステップと、
検索手段によって、前記地域データ受信手段で受信した前記地域データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを取得するステップと、
受付窓口データ送信手段によって、前記検索手段で取得した前記混雑状況を表すデータを前記利用者端末に送信するステップと、
を有し、
前記利用者端末は、さらに、
受付窓口データ受信手段によって、前記センタ端末の前記受付窓口データ送信手段で送信された前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを受信するステップと、
表示手段によって、前記受付窓口データ受信手段で受信した前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを表示するステップと、
を有することを特徴とする受付窓口情報提供方法。
【請求項7】
前記センタ端末は、さらに、
通知情報編集手段によって、前記集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集するステップと、
通知情報送信手段によって、前記通知情報編集手段によって編集した前記通知情報を通知サービス契約条件にしたがって前記利用者端末に送信するステップと、を有し、
前記利用者端末は、さらに、
通知情報受信手段によって前記センタ端末から前記通知情報を受信するステップを有し、
前記表示するステップにおいて、前記表示手段によって、前記通知情報受信手段で受信した前記通知情報を表示することを特徴とする請求項6記載の受付窓口情報提供方法。
【請求項8】
前記トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、前記待ち人数データの値を1ずつ増減するステップにおいて、前記カウンタ手段によって、前記第1のトリガに基づいて前記待ち人数データの値を1ずつ増加し、前記第2のトリガに基づいて前記待ち人数データの値を1ずつ減少することを特徴とする請求項6または7記載の受付窓口情報提供方法。
【請求項9】
ネットワークを介して接続されているセンタ端末と、受付窓口用の端末とを利用した受付窓口情報提供方法であって、
前記端末は、
受付データ送信手段によって、受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データを前記センタ端末に送信するステップを有し、
前記センタ端末は、
受付データ受信手段によって、前記端末の受付データ送信手段によって送信される前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを受信するステップと、
統計データ編集手段によって、所定の期間毎に受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを前記集計データベースに格納するステップと、を有し、
前記端末は、さらに、
統計データ送信手段によって、前記統計データを取得したい受付窓口の識別データを前記センタ端末に送信するステップを有し、
前記センタ端末は、さらに、
識別データ受信手段によって、前記端末から統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを受信するステップと、
統計データ検索手段によって、前記識別データ受信手段で受信した前記識別データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の統計データを取得するステップと、
統計データ送信手段によって、前記統計データ検索手段で取得した前記統計データを前記端末に送信するステップと、
を有し、
前記端末は、さらに、
統計データ受信手段によって、前記センタ端末の前記統計データ送信手段で送信された前記統計データを受信するステップと、
表示手段によって、前記統計データ受信手段で受信した前記統計データを表示するステップと、
を有することを特徴とする受付窓口情報提供方法。
【請求項10】
前記混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データであることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の受付窓口情報提供方法。
【請求項11】
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよびトリガに基づいて値を1ずつ増減される待ち人数データを取得する受付データ取得手段と、
前記受付データ取得手段によって、取得した前記待ち人数データを加工して前記混雑状況を表すデータを算出し、前記識別データおよび前記地域データと対応付けて前記集計データベースに格納する加工手段と、
利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを取得する地域データ取得手段と、
前記地域データ取得手段によって、取得した前記地域データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを取得する検索手段と、
前記検索手段によって、取得した前記混雑状況を表すデータを出力する受付窓口データ出力手段と、
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項12】
前記集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集する通知情報編集手段と、
前記通知情報編集手段によって編集した前記通知情報を通知サービス契約条件にしたがって契約利用者が使用する情報処理装置に送信する通知情報送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項11記載のサーバ。
【請求項13】
前記トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、前記待ち人数データの値は、前記第1のトリガに基づいて1ずつ増加され、前記第2のトリガに基づいて1ずつ減少されることを特徴とする請求項11または12記載のサーバ。
【請求項14】
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースと、
受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよびトリガに基づいて値を1ずつ増減される待ち人数データを取得する受付データ取得手段と、
所定の期間毎に前記集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを前記集計データベースに格納する統計データ編集手段と、
統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを取得する識別データ取得手段と、
前記識別データ取得手段によって、取得した前記識別データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の統計データを取得する統計データ検索手段と、
前記統計データ検索手段によって、取得した前記統計データを出力する統計データ出力手段と、
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項15】
前記混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データであることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項16】
受付窓口用の端末に、
カウンタ手段によって、トリガに基づいて、受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データが格納される受付データベースに格納されている待ち人数データの値を1ずつ増減するステップと、
受付データ送信手段によって、前記受付データベースに格納されている前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを前記センタ端末に送信するステップと、
を実行させ、
前記センタ端末に、
受付データ受信手段によって、前記端末の前記受付データ送信手段で送信される前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを受信するステップと、
加工手段によって、前記受付データ受信手段で受信した前記待ち人数データを加工して前記混雑状況を表すデータを算出し、前記識別データおよび前記地域データと対応付けて、受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納するステップと、
を実行させ、
前記利用者端末に、
地域データ送信手段によって、利用者が混雑状況を知りたい地域に位置する域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを前記センタ端末に送信するステップを実行させ、
前記センタ端末に、さらに、
地域データ受信手段によって、前記利用者端末から前記域内受付窓口を検索するために用いられる地域データを受信するステップと、
検索手段によって、前記地域データ受信手段で受信した前記地域データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する地域データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを取得するステップと、
受付窓口データ送信手段によって、前記検索手段で取得した前記混雑状況を表すデータを前記利用者端末に送信するステップと、
を実行させ、
前記利用者端末に、さらに、
受付窓口データ受信手段によって、前記センタ端末の前記受付窓口データ送信手段で送信された前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを受信するステップと、
表示手段によって、前記受付窓口データ受信手段で受信した前記受付窓口の前記混雑状況を表すデータを表示するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項17】
前記センタ端末に、さらに、
通知情報編集手段によって、前記集計データベースに格納されている通知サービス契約利用者の契約データに基づいて通知情報を編集するステップと、
通知情報送信手段によって、前記通知情報編集手段によって編集した前記通知情報を通知サービス契約条件にしたがって前記利用者端末に送信するステップと、を実行させ、
前記利用者端末に、さらに、
通知情報受信手段によって前記センタ端末から前記通知情報を受信するステップを実行させ、
前記表示するステップにおいて、前記表示手段によって、前記通知情報受信手段で受信した前記通知情報を表示することを特徴とする請求項16記載のプログラム。
【請求項18】
前記トリガは、所定の発券装置からのトリガである第1のトリガと、受付担当者が押下した所定のボタンから送信されたトリガである第2のトリガとからなり、前記待ち人数データの値を1ずつ増減するステップにおいて、前記カウンタ手段によって、前記第1のトリガに基づいて前記待ち人数データの値を1ずつ増加し、前記第2のトリガに基づいて前記待ち人数データの値を1ずつ減少することを特徴とする請求項16または17記載のプログラム。
【請求項19】
受付窓口用の端末に、
受付データ送信手段によって、受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データおよび待ち人数データを前記センタ端末に送信するステップを実行させ、
前記センタ端末に、
受付データ受信手段によって、前記端末の受付データ送信手段によって送信される前記識別データ、前記地域データおよび前記待ち人数データを受信するステップと、
統計データ編集手段によって、所定の期間毎に受付窓口の識別データ、前記受付窓口が存在する位置の地域データ、混雑状況を表すデータが格納される集計データベースに格納されているデータを集計して受付窓口別の統計データを編集して編集された統計データを前記集計データベースに格納するステップと、を実行させ、
前記端末に、さらに、
統計データ送信手段によって、前記統計データを取得したい受付窓口の識別データを前記センタ端末に送信するステップを実行させ、
前記センタ端末に、さらに、
識別データ受信手段によって、前記端末から統計データを取得したい受付窓口を検索するために用いられる識別データを受信するステップと、
統計データ検索手段によって、前記識別データ受信手段で受信した前記識別データに基づいて前記集計データベースを検索して、合致する識別データに対応付けられて記憶されている前記受付窓口の統計データを取得するステップと、
統計データ送信手段によって、前記統計データ検索手段で取得した前記統計データを前記端末に送信するステップと、
を実行させ、
前記端末に、さらに、
統計データ受信手段によって、前記センタ端末の前記統計データ送信手段で送信された前記統計データを受信するステップと、
表示手段によって、前記統計データ受信手段で受信した前記統計データを表示するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項20】
前記混雑状況を表すデータは、受付待ち人数に基づく混雑度数データおよび予想待ち時間データであることを特徴とする請求項16から19のいずれか1項に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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