説明

受信機

【課題】放送と通信という異なる伝送路から配信される複数のコンテンツを統合して提示することができる受信機を提供する。
【解決手段】受信機4は、番組コンテンツを受信可能な放送波受信部11と、通信コンテンツを受信可能な通信部14と、番組コンテンツと通信コンテンツとを表示するディスプレイ21と、放送波受信部11によって受信された番組コンテンツをディスプレイ21の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、ディスプレイ21の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、通信部14によって受信された通信コンテンツをディスプレイ21の表示画面の一部に表示させるアプリケーション実行制御部17と、を備える。アプリケーション実行制御部17は、第1条件を満たすと、ディスプレイ21の表示画面全体に通信コンテンツを表示させると共に、ディスプレイ21の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送と通信の連携を図る機能を有する受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送のデジタル化と通信のブロードバンド化の進展に伴い、放送通信連携サービスの実現に向けた研究開発が行われている。
【0003】
また、この放送通信連携サービスにおいては、放送と通信という異なる伝送路を用いて複数のコンテンツを配信し、デジタルテレビ等の受信機において、配信された複数のコンテンツを統合して提示する形態が想定される。
【0004】
ところで、現在、放送局から送信された番組コンテンツを画面に表示すると共に、PinP(Picture in Picture)機能を利用して、新着情報等を画面に表示するテレビがある(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−333101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
放送と通信という異なる伝送路を用いて複数のコンテンツを受信機で受信する技術と、PinP機能を利用して異なる映像をそれぞれ画面に表示する技術の融合が望まれている。
【0007】
本発明は、放送と通信という異なる伝送路から配信される複数のコンテンツを統合して提示することができる受信機を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る受信機は、放送局から番組コンテンツを受信して表示する共に、通信ネットワークを介して接続されたサーバから放送に連携する通信コンテンツを受信して表示する、同時表示機能を備えた受信機であって、番組コンテンツを受信可能な放送波受信手段と、通信コンテンツを受信可能な通信手段と、前記放送波受信手段によって受信された番組コンテンツを表示部の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、前記同時表示機能を利用して前記表示部の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、前記通信手段によって受信された通信コンテンツを前記表示部の表示画面の一部に表示させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、番組コンテンツと通信コンテンツとを前記表示部に表示させている場合において、第1条件を満たすと、前記表示部の表示画面全体に通信コンテンツを表示させると共に、前記表示部の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させるように入れ替える構成とした。
【0009】
かかる構成によれば、ディスプレイの表示画面全体に表示される映像と、ディスプレイの表示画面の一部に表示される映像とを入れ替える(切り替える)ことができる。
【0010】
また、前記第1条件を満たした場合とは、前記サーバに配置される計数手段によって前記サーバから前記通信手段及び複数の他の受信機における通信手段に対して送信される通信コンテンツの送信数を計数され、さらに、前記計数手段によって計数された前記送信数が所定数以上の場合に前記サーバから送信された、前記送信数が前記所定数以上になったことを示す情報を前記通信手段が受信した場合であることが好ましい。
【0011】
かかる構成によれば、視聴者(ユーザ)が視聴を望む通信コンテンツを番組コンテンツよりも優先させて、視聴者に視聴させることができる。
【0012】
また、受信機は、番組コンテンツの表示と通信コンテンツの表示とを切り替えるための操作が行われたことを検知する検知手段を備え、前記第1条件を満たした場合とは、前記検知手段によって前記操作を検知した場合であることが好ましい。
【0013】
かかる構成によれば、視聴者の数が所定数以上になった通信コンテンツ(視聴者に人気のある通信コンテンツ)を番組コンテンツよりも優先させて、視聴者に視聴させることができる。
【0014】
また、本発明に係るプログラムは、放送局から番組コンテンツを受信して表示する共に、通信ネットワークを介して接続されたサーバから放送に連携する通信コンテンツを受信して表示する、同時表示機能を備えた受信機が実行するプログラムであって、番組コンテンツを受信する放送波受信工程と、通信コンテンツを受信する通信工程と、前記放送波受信工程によって受信された番組コンテンツを表示部の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、前記同時表示機能を利用して前記表示部の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、前記通信工程によって受信された通信コンテンツを前記表示部の表示画面の一部に表示させる第1制御工程と、番組コンテンツと通信コンテンツとを前記表示部に表示させている場合において、第1条件を満たすと、前記表示部の表示画面全体に通信コンテンツを表示させると共に、前記表示部の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させるように入れ替える第2制御工程と、を受信機に実行させる構成とした。
【0015】
かかる構成によれば、ディスプレイの表示画面全体に表示される映像と、ディスプレイの表示画面の一部に表示される映像とを入れ替える(切り替える)ことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、放送と通信という異なる伝送路から配信される複数のコンテンツを統合して提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】放送通信連携システムの全体構成図である。
【図2】デジタル放送に係る放送信号の伝送プロトコルのスタックを示す図である。
【図3】受信機の機能構成を示すブロック図である。
【図4】XML形式で記述されたAITの一例を示す図である。
【図5】ディスプレイに表示される画面の遷移図である。
【図6】サービスサーバの構成について説明するためのブロック図である。
【図7】アプリケーション実行制御部の構成について説明するためのブロック図である。
【図8】受信機の動作について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る放送通信連携システム100の全体構成図である。放送通信連携システム100は、放送局1と、放送用アンテナ2と、サービスサーバ3(配信サーバ)と、受信機4とを含んで構成される。この放送通信連携システム100では、受信機4において、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting:統合デジタル放送サービス)方式によって放送局1から提供される放送サービスと、インターネット等により構成される通信ネットワークNを介してサービスサーバ3から提供される通信サービスとを連携し、放送通信連携サービスとして受信機4のユーザに提供する。
【0019】
放送局1は、番組編成設備と、番組送出設備と、送信設備とを含んで構成される一般的なデジタル放送用の放送設備(図示省略)を備える。
放送局1は、放送設備によって、コンテンツや、イベント情報(Event Information Table:EIT)や、アプリケーション管理情報(Application Information Table:AIT)等を制作する。そして、放送局1は、放送設備によって、これらコンテンツ、イベント情報及びAIT等を放送信号に多重化する。そして、放送局1は、放送設備によって、この放送信号を放送波に変調し、放送用アンテナ2を介して放送波を放送する。
【0020】
放送局1から放送される放送波に含まれるコンテンツには、放送スケジュールに従って放送され映像や音声を含んで構成されるコンテンツである番組コンテンツや、番組コンテンツとは非同期に発生する緊急地震速報等のコンテンツである緊急コンテンツ等が含まれる。
【0021】
イベント情報は、番組コンテンツの名称、番組コンテンツの放送日時、番組コンテンツの説明等、コンテンツに関するメタ情報を含む。以下、イベント情報をEITという。
AITは、番組コンテンツに連動するコンテンツを受信機4に提供可能なアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと記載する)を1又は複数管理するための管理情報である。AITには、1又は複数のアプリケーションそれぞれに対応し、1又は複数のアプリケーションそれぞれを管理するための個別管理情報が、1又は複数含まれる。個別管理情報には、アプリケーションを識別するアプリケーションIDや、アプリケーションのライフサイクルを制御するライフサイクル制御情報や、アプリケーションの所在を示すロケーション情報が含まれている(図4参照)。
【0022】
アプリケーションにより提供されるコンテンツには、番組コンテンツに連動するコンテンツ及び番組コンテンツに連動しないコンテンツが含まれる。以下、アプリケーションにより提供されるコンテンツをアプリ用コンテンツという。
【0023】
放送信号は、従来のデジタル放送の放送信号と同一であり、ARIB(登録商標)(Association of Radio Industries and Broadcast:社団法人電波産業会)標準規格で規定される。
【0024】
図2は、デジタル放送に係る放送信号の伝送プロトコルのスタックを示す図である。図2に示すように、デジタル放送によって提供される映像、音声等の各種データは、国際標準規格MPEG−2 Systemsで規定されるTSパケット(トランスポートストリームパケット)に格納されて、時分割で多重伝送される。
【0025】
TSパケットには、図2に示すように、セクションに対してPSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)が規定されている。PSI/SIには、TSパケットに格納されているデータの種別を示す情報や、コンテンツの種別を示す情報が含まれている。上述のEITは、SIに含まれている。
【0026】
TSパケットによるデータ伝送は、セクションを用いてデータを伝送する方式とPES(Packetized Elementary Stream)パケットを用いてデータを伝送する方式(データストリーム伝送方式)とに分類される。
【0027】
セクションを用いてデータを伝送する方式には、データカルーセル伝送方式と、イベントメッセージ伝送方式がある。
【0028】
データカルーセル伝送方式は、1又は複数のデータを一定周期で繰り返し伝送される伝送方式であり、この伝送方式によって伝送される個々のデータ(モジュール)には個々のデータを識別するための識別情報が付されている。データカルーセル伝送方式は、受信機4側に個々のデータを任意のタイミングで取得させることを目的として用いられる。
【0029】
イベントメッセージ伝送方式は、放送局1から受信機4に対して、トリガ信号を送るための方式である。イベントメッセージ伝送方式は、データ量が少ないメッセージを放送局1から受信機4に伝送する場合に用いられる。
【0030】
データストリーム伝送方式は、伝送するデータをPESパケットに収容してストリームとして伝送する伝送方式である。データストリーム伝送方式は、映像、音声、字幕データ等のリアルタイム型のデータや、他のストリームとの同期を要するデータの伝送に用いられる。
【0031】
ここで、AITは、TSパケットを用いて様々な方法によって伝送可能である。
すなわち、AITは、TSパケットのSIに含まれるEITに対して記述することによって伝送可能である。
【0032】
また、AITは、セクションを用いてデータカルーセル伝送方式により伝送可能である。AITをデータカルーセル伝送方式により伝送する場合、受信機4側でAITであることを認識できるようにモジュールに対して識別情報が付される。
【0033】
また、AITは、PESとしてコンテンツの映像や音声に多重させて伝送可能である。
【0034】
また、AITは、バイナリ表現又はXML(Extensible Markup Language)によるテキスト表現で記述して、TSパケットに格納することができる。
本実施形態では、AITの伝送方法は、上記の伝送方法の少なくともいずれかに予め規定されているものとする。
【0035】
マルチメディア符号化(BML:Broadcast Markup Language)は、W3C(登録商標)(World Wide Web Consortium)が定義したxHTMLを基礎とし、手続き型言語にはJavaScript(登録商標)を基礎としたECMAScriptを用いて国際標準との整合性を考慮して定義された規格である。
【0036】
サービスサーバ3は、図示は省略するが、番組コンテンツや、アプリケーションに対して配信するコンテンツ(アプリ用コンテンツ)を配信するコンテンツ配信サーバと、受信機4で動作する各種のアプリケーションを配信するアプリケーション配信サーバとを備える。
【0037】
サービスサーバ3は、放送局1の設備と通信可能に接続されており、放送局1から番組コンテンツや、番組コンテンツのメタデータを受信する。
サービスサーバ3は、受信機4から番組コンテンツの取得要求を受け付けたことに応じて、受信機4に対して番組コンテンツを送信する。
【0038】
また、サービスサーバ3は、受信機4からアプリケーションの取得要求を受け付けたことに応じて、受信機4に対してアプリケーションを送信する。さらに、サービスサーバ3は、受信機4においてアプリケーションが実行されている場合に、アプリ用コンテンツの映像データや音声データ等を受信機4に送信する。
【0039】
また、サービスサーバ3は、AITを番組コンテンツに対して多重化させて受信機4に送信する。また、サービスサーバ3は、受信機4からAITの取得要求を受け付けたことに応じて、受信機4に対してAITを送信する。
【0040】
受信機4は、放送局1からの放送又はサービスサーバ3との通信を介して受信する番組コンテンツに対して所定の処理を行うことにより、番組コンテンツの映像データ及び音声データを同期して出力する。また、受信機4は、AITに基づいてアプリケーションを取得し、取得したアプリケーションを実行する。続いて、受信機4は、実行されているアプリケーションによってサービスサーバ3からアプリ用コンテンツの映像データや音声データ等を取得し、番組コンテンツの映像データ及び音声データに連携させて出力する。以下に、受信機4の機能について詳述する。
【0041】
図3は、受信機4の機能構成を示すブロック図である。
受信機4は、放送波受信部11と、第1分離部12と、放送AIT取得部13と、通信部14と、第2分離部15と、通信AIT取得部16と、アプリケーション実行制御部17と、音声制御部18と、表示制御部19と、スピーカ20と、ディスプレイ21と、メモリ22と、AIT記憶部23とを備える。
【0042】
放送波受信部11は、放送用アンテナ2を介して放送局1から放送されている放送波を受信する。
【0043】
第1分離部12は、放送波受信部11により受信した放送波を復調し、放送波から放送信号、すなわち、TSパケットを抽出する。そして、第1分離部12は、TSパケットのPSI/SIを参照して、TSパケットに含まれているデータの種別を判別し、映像、音声、EIT等の各種データを抽出する。また、第1分離部12は、予め規定されているAITの伝送方法に応じて、セクション及びPESを参照してAITを抽出する。
【0044】
続いて、第1分離部12は、TSパケットのPESに含まれているデータが音声データである場合、この音声データを音声制御部18に出力する。また、第1分離部12は、TSパケットのPESに含まれているデータが映像データである場合、この映像データを表示制御部19に出力する。
【0045】
また、第1分離部12は、抽出したEITやその他の各種データをメモリ22に記憶させる。また、第1分離部12は、AITを抽出した場合、抽出したAITを放送AIT取得部13に出力する。
【0046】
放送AIT取得部13は、第1分離部12から出力されたAITを取得し、AIT記憶部23に記憶させる。
【0047】
通信部14は、通信ネットワークNを介してサービスサーバ3とデータの送受信を行う通信インタフェースである。
【0048】
第2分離部15は、通信部14により受信されたデータの種別を判別する。第2分離部15は、受信したデータがAITであると判別した場合、このAITを通信AIT取得部16に出力する。また、第2分離部15は、受信したデータがアプリケーションであると判別した場合、このアプリケーションをアプリケーション実行制御部17に出力する。
【0049】
例えば、第2分離部15は、受信したデータがTSパケットであると判別した場合、映像、音声、AIT等の各種データをTSパケットから抽出する。そして、第2分離部15は、AITを抽出した場合、このAITを通信AIT取得部16に出力し、AIT以外のデータを抽出した場合、このデータをアプリケーション実行制御部17に出力する。
【0050】
通信AIT取得部16は、第2分離部15から出力されたAITを取得し、AIT記憶部23に記憶させる。
【0051】
アプリケーション実行制御部17は、AIT又はリモコンRを介したユーザの実行指示に基づいてアプリケーションを取得し、取得したアプリケーションの実行を制御する。そして、アプリケーション実行制御部17は、アプリケーションの実行によってサービスサーバ3から取得されたアプリ用コンテンツの音声データを音声制御部18に出力すると共に、サービスサーバ3から取得されたアプリ用コンテンツの映像データを表示制御部19に出力する。
【0052】
図4は、XML形式で記述されたAITの一例を示す図である。上述したように、AITには、1又は複数のアプリケーションそれぞれに対応し、1又は複数のアプリケーションそれぞれを管理するための個別管理情報が1又は複数含まれる。
具体的には、図4に示される<mhp:Application>タグから</mhp:Application>タグまでに記述されているコードは、一のアプリケーションに関する個別管理情報に対応している。AITには、</mhp:Application>タグの後に、他のアプリケーションの個別管理情報を新たに記述することによって、複数の個別管理情報を記述することができる。
【0053】
また、個別管理情報に対応するコードのうち、例えば、<mhp:appId>タグに対応するコードは、アプリケーションのID(識別情報)を示している。また、<mhp:controlCode mhp:type=“ARIB−J”>タグに対応するコードは、このアプリケーションのライフサイクル制御情報を示しており、図4に示される「AUTOSTART」は、受信機4によってアプリケーションを自動実行させるライフサイクル制御情報である。また、<mhp:location>タグに対応するコードは、このアプリケーションの所在を示すロケーション情報を示している。図4に示されるように、ロケーション情報には、アプリケーションの所在として、サービスサーバ3のアドレスが記述されている。なお、ロケーション情報には、アプリケーションの所在として、受信機4を指定することもできる。
【0054】
アプリケーション実行制御部17は、AIT記憶部23を監視し、新たにAITが記憶された場合に、このAITに記述されているライフサイクルに係る制御情報を参照する。そして、アプリケーション実行制御部17は、ライフサイクルに係る制御情報が「自動実行」を示すものである場合、AITに記述されているロケーション情報をアプリケーションの取得先として、通信部14及び第2分離部15を介してサービスサーバ3からアプリケーションを取得し、取得したアプリケーションを実行する。この場合、アプリケーションは、受信機4のユーザから明示的な操作指示を受けることなく自動的に実行される。
【0055】
また、アプリケーション実行制御部17は、受信機4のユーザからリモコンRを介してアプリケーションの実行指示を受け付ける。例えば、リモコンRには、Hybridcast(登録商標)ボタンが設けられており、アプリケーション実行制御部17は、受信機4のユーザによってHybridcastボタンが押下されたことに応じて、実行するアプリケーションの選択を受け付けるためのメニュー画面の実行指示を受け付ける。アプリケーション実行制御部17は、メニュー画面の実行指示を受け付けたことに応じて、AIT記憶部23を参照し、実行可能なアプリケーションのAITを特定する。そして、アプリケーション実行制御部17は、特定したAITに対応するアプリケーションを選択可能なメニュー画面を構成する映像データを表示制御部19に出力して、このメニュー画面をディスプレイ21に表示させる。受信機4のユーザからリモコンRを介してアプリケーションの選択操作を受け付けた場合、アプリケーション実行制御部17は、AITに記述された当該アプリケーションのロケーション情報を参照してアプリケーションを取得し、アプリケーションを実行する。
【0056】
アプリケーションは、アプリケーション実行制御部17に対して、アプリ用コンテンツの映像データ及び音声データをサービスサーバ3から取得させる。そして、アプリケーション実行制御部17は、アプリケーションによって取得したアプリ用コンテンツの音声データを音声制御部18に出力すると共に、アプリケーションによって取得したアプリ用コンテンツの映像データを表示制御部19に出力する。ここで、アプリケーションが番組コンテンツに連動するアプリコンテンツを提供するアプリケーションである場合には、アプリ用コンテンツの映像データ及び音声データが番組コンテンツの映像データ及び音声データに連動してディスプレイ21に表示される。
【0057】
また、アプリケーション実行制御部17は、AIT記憶部23を監視し、実行中のアプリケーションに対応する個別管理情報を記述したAITが新たにAIT記憶部23に記憶された場合、この個別管理情報に含まれるライフサイクル制御情報に基づいて、実行中のアプリケーションを制御する。例えば、アプリケーションのライフサイクル制御情報が「終了」を示すものであるとき、アプリケーションを終了させる。
【0058】
音声制御部18は、第1分離部12から出力された音声データを、表示制御部19により表示制御される映像データと同期をとりながらスピーカ20に出力する。また、音声制御部18は、アプリケーション実行制御部17から出力された音声データが表示制御部19により表示制御される映像データと同期可能である場合、この映像データと同期をとりながら音声データをスピーカ20に出力する。
【0059】
表示制御部19は、第1分離部12から出力された映像データを、音声制御部18により出力制御される音声データと同期をとりながらディスプレイ21に表示させる。また、表示制御部19は、アプリケーション実行制御部17から出力された映像データが音声制御部18により出力制御される音声データと同期可能である場合、この音声データと同期をとりながら映像データをディスプレイ21に表示させる。
【0060】
メモリ22は、EIT等の番組コンテンツのメタ情報やその他各種情報を記憶する。
AIT記憶部23は、放送AIT取得部13及び通信AIT取得部16によって取得されたAITを記憶する。
【0061】
このような放送通信連携システム100の受信機4は、放送と通信という異なる伝送路から配信される複数のコンテンツを統合して提示する機能を有する。詳細には、受信機4は、所定の条件の場合に、ディスプレイ21(本発明の「表示部」に対応する)の表示画面全体に表示されるコンテンツに基づく映像と、ディスプレイ21の表示画面の一部に表示されるコンテンツに基づく映像とを切り替える機能を有する。
【0062】
このような機能を発揮するために、受信機4は、以下のような構成になっている。図5は、ディスプレイ21に表示される画面の遷移図である。図6は、サービスサーバ3の構成について説明するためのブロック図である。図7は、アプリケーション実行制御部17の構成について説明するためのブロック図である。
【0063】
放送波受信部11(本発明の「放送波受信手段」に対応する)は、放送波に含まれる番組コンテンツを受信可能である。放送波受信部11によって番組コンテンツを含む放送波が受信された場合、その放送波は、上述したように、第1分離部12によって番組コンテンツ(映像及び音声)やEIT等に分離される。そして、番組コンテンツのうちの音声データは、音声制御部18に送られる。音声制御部18は、入力された音声データに基づく音声をスピーカ20から出力させる。また、番組コンテンツのうちの映像データは表示制御部19に送られる。表示制御部19は、映像データに基づく映像をディスプレイ21の表示画面全体に表示させる。図5(A)に一例を示す場合では、ディスプレイ21の表示画面全体には、映像データに基づく映像としてサッカーの試合(ドリブルを行っている選手)が表示される。
【0064】
通信部14(本発明の「通信手段」に対応する)は、TSパケットに含まれるアプリ用コンテンツ(本発明の「通信コンテンツ」に対応する)を受信可能である。すなわち、通信部14は、通信ネットワークNを介して接続されたサービスサーバ3から放送に連携する通信コンテンツを受信可能である。
【0065】
また、アプリケーション実行制御部17(本発明の「制御手段」に対応する)は、放送波受信部11によって受信された番組コンテンツをディスプレイ21の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、ディスプレイ21の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、通信部14に受信されたアプリ用コンテンツをディスプレイ21の表示画面の一部に表示させる。
【0066】
サービスサーバ3は、例えば、リモコンRを介したユーザの実行指示(例えば、リモコンRのHybridcastボタンが押下された後のアプリ用コンテンツ(アプリケーション)を選択する指示)に基づいて、アプリ用コンテンツを受信機4に送信する。通信部14によってアプリ用コンテンツを含むTSパケットが受信された場合、そのTSパケットは、上述したように、第2分離部15によってアプリ用コンテンツ(映像及び音声)やAIT等に分離される。そして、アプリ用コンテンツは、アプリケーション実行制御部17に送られる。アプリケーション実行制御部17は、アプリ用コンテンツのうちの音声データを音声制御部18に送る。音声制御部18は、ユーザの指示(上述したユーザの実行指示とは異なる指示)があった場合に、アプリ用コンテンツの音声データに基づく音声をスピーカ20から出力させる。
【0067】
また、アプリケーション実行制御部17は、アプリ用コンテンツのうちの映像データを表示制御部19に送る。表示制御部19は、第1分離部12から映像データが入力されるのに加えて、アプリケーション実行制御部17からも映像データが入力された場合に、同時表示機能、すなわち、PinP機能を実行する。すなわち、表示制御部19は、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像をディスプレイ21の表示画面の一部(小画面)に表示させる。この場合、ディスプレイ21の表示画面全体(大画面)には、番組コンテンツの映像データに基づく映像が表示される。なお、小画面に表示される映像と、大画面に表示される映像とは同期される。なお、同期については、後述する。図5(B)に一例を示す場合では、ディスプレイ21の表示画面全体には、番組コンテンツの映像データに基づく映像としてドリブルを行っているサッカー選手の映像が表示され、ディスプレイ21の表示画面の一部には、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像としてサッカーゴールの裏からの映像(サッカー選手の映像に同期した映像)が表示される。
【0068】
ここで、大画面に表示される映像と、小画面に表示される映像との同期について説明する。すなわち、表示制御部19は、番組コンテンツと通信コンテンツについて、所定の基準同期信号に基づいて同期処理を行った後、同時表示機能(PinP機能)を利用して、ディスプレイの表示画面全体に番組コンテンツを表示すると共に、ディスプレイの表示画面の一部に生成した小画面に通信コンテンツを表示する。したがって、ユーザは、アングルの異なるコンテンツを、一目で視聴することができる。
【0069】
さらに、アプリケーション実行制御部17は、番組コンテンツとアプリ用コンテンツとをディスプレイ21に表示させている場合において、第1条件を満たすと、ディスプレイ21の表示画面全体にアプリ用コンテンツを表示させると共に、ディスプレイ21の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させる。すなわち、アプリケーション実行制御部17は、表示制御部19によってPinP機能が実行されている場合において、第1条件を満たすと、番組コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像との表示画面とを入れ替える(切り替える)よう表示制御部19を制御する。表示制御部19は、アプリケーション実行制御部17の制御に基づいて、番組コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面とを切り替える。
【0070】
これにより、ディスプレイ21の表示画面全体には、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像が表示され、ディスプレイ21の表示画面の一部には、映像コンテンツの映像データに基づく映像が表示される。図5(C)に一例を示す場合では、ディスプレイ21の表示画面全体には、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像としてゴール裏からの映像が表示され、ディスプレイ21の表示画面の一部には、番組コンテンツの映像データに基づく映像としてドリブルを行っているサッカー選手の映像が表示される。ここで、ゴール裏からの映像と、サッカー選手の映像とは、同期する。
【0071】
なお、番組コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面とを切り替える場合には、音声制御部18は、アプリケーション実行制御部17の制御に基づいて、アプリ用コンテンツの音声データに基づく音声のみをスピーカ20から出力させる。なお、音声制御部18は、ユーザによって音声を切り替える操作が行われた場合には、番組コンテンツの音声データに基づく音声のみをスピーカ20から出力させる。
【0072】
ここで、第1条件を満たした場合とは、サービスサーバ3に配置される計数部3a(本発明の「計数手段」に対応する:図6参照)によって計数された送信数が所定数以上の場合に、サービスサーバ3から送信された、送信数が所定数以上になったことを示す情報(送信数情報)を通信部14が受信した場合である。通信部14が送信数情報を受信したか否かの判断は、アプリケーション実行制御部17に配置される検知部17a(図7参照)によって行われる。
【0073】
計数部3aは、サービスサーバ3から通信部14及び複数の他の受信機4における通信部14に対して送信されるアプリ用コンテンツの送信数を計数する。すなわち、計数部3aは、複数の異なる受信機4のそれぞれに配置される通信部14に対してサービスサーバ3からアプリ用コンテンツが送信される場合に、そのアプリ用コンテンツの送信数を計数する。この計数は、アプリ用コンテンツ毎に行われる。これにより、アプリ用コンテンツを受信する受信機4の数がわかる。換言すると、アプリ用コンテンツを視聴する視聴者の数がわかる。計数部3a(サービスサーバ3)は、アプリ用コンテンツ毎に計数される送信数が所定数以上となった場合には、送信数情報を通信部14に送信する。通信部14は、送信数情報を受信すると、その送信数情報をアプリケーション実行制御部17に送る。検知部17aは、送信数情報を受信すると、通信部14が送信数情報を受信したと判断する。アプリケーション実行制御部17は、番組コンテンツに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツに基づく映像の表示画面とを切り替えるよう表示制御部19を制御する。
【0074】
また、第1条件を満たした場合とは、検知部17a(図7参照)によって操作(切替操作)を検知した場合であってもよい。上述した検知部17a(本発明の「検知手段」に対応する)は、番組コンテンツの表示とアプリ用コンテンツの表示とを切り替えるための切替操作が行われたことを検知することも可能である。例えば、ユーザがリモコンRに配置される映像を切り替えるための切替ボタンを操作した場合、リモコンRは、切替ボタンが操作されたことに基づく信号を通信部14に送信する。通信部14は、リモコンRからの信号をアプリケーション実行制御部17に送る。アプリケーション実行制御部17の検知部17aは、通信部14からの信号を受信して、番組コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面とを切り替えるための切替操作が行われたことを検知する。アプリケーション実行制御部17は、検知部17aによって切替操作が行われたことを検知した場合には、番組コンテンツに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツに基づく映像の表示画面とを切り替えるよう表示制御部19を制御する。
【0075】
なお、上述した受信機4が実行するプログラムは、以下の構成になっている。
すなわち、プログラムは、放送局1から番組コンテンツを受信して表示する共に、通信ネットワークNを介して接続されたサービスサーバ3から放送に連携する通信コンテンツを受信して表示する、同時表示機能を備えた受信機4が実行するプログラムである。
【0076】
そして、プログラムは、放送波受信工程と、通信工程と、第1制御工程と、第2制御工程とを受信機4に実行させる。
放送波受信工程は、番組コンテンツを受信する。
通信工程は、通信コンテンツを受信する。
第1制御工程は、放送波受信工程によって受信された番組コンテンツをディスプレイ21の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、同時表示機能を利用してディスプレイ21の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、通信工程によって受信された通信コンテンツをディスプレイ21の表示画面の一部に表示させる。
第2制御工程は、番組コンテンツと通信コンテンツとをディスプレイ21に表示させている場合において、第1条件を満たすと、ディスプレイ21の表示画面全体に通信コンテンツを表示させると共に、ディスプレイ21の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させるように入れ替える。
【0077】
次に、受信機4の動作について説明する。図8は、受信機4の動作について説明するためのフローチャートである。
【0078】
ステップS1において、放送波受信部11は、番組コンテンツ(放送波)を受信する。放送波受信部11によって受信された放送波は、第1分離部12によって番組コンテンツやEIT等に分離させる。
【0079】
ステップS2において、ディスプレイ21は、番組コンテンツの映像データに基づく映像を表示画面全体に表示する。また、スピーカ20は、ディスプレイ21に表示される映像に同期して、番組コンテンツの音声データに基づく音声を出力する。
【0080】
ステップS3において、アプリケーション実行制御部17は、例えば、リモコンRを介したユーザの実行指示(例えば、リモコンRのHybridcastボタンが押下された後のアプリ用コンテンツ(アプリケーション)を選択する指示)を検知する。
【0081】
ステップS4において、通信部14は、ステップS3において検知された実行指示に対応するアプリ用コンテンツを、サービスサーバ3から受信する。
【0082】
ステップS5において、ディスプレイ21は、ステップS4において受信されたアプリ用コンテンツに基づく映像データを、同時表示機能(PinP機能)を利用して表示画面の一部(小画面)に表示する。これと同時に、ディスプレイ21は、番組コンテンツの映像データに基づく映像を表示画面全体(大画面)に表示する。この場合、大画面に表示される映像と、小画面に表示される映像とは、同期する。
【0083】
ステップS6において、アプリケーション実行制御部17は、第1条件を満たしたか否かを判断する。第1条件を満たさない場合(No)には、ステップS6の判断が再度行われる。第1条件を満たす場合(Yes)には、処理は、ステップS7に進む。
【0084】
ステップS7において、アプリケーション実行制御部17は、番組コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面と、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像の表示画面とを切り替えるように表示制御部19を制御する。これにより、ディスプレイ21の表示画面全体には、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像が表示される。これと同時に、ディスプレイ21の表示画面の一部には、番組コンテンツの映像データに基づく映像が表示される。また、スピーカ20は、番組コンテンツの音声データに基づく音声に代えて、アプリ用コンテンツの音声データに基づく音声を出力する。
【0085】
以上説明したように、本実施形態の受信機4によれば、以下の効果が奏される。
すなわち、受信機4は、番組コンテンツの映像データに基づく映像をディスプレイ21の表示画面全体に表示させ、アプリ用コンテンツの映像データに基づく映像をディスプレイ21の表示画面の一部に表示させている場合において、第1条件を満たすと、映像を切り替える。これにより、PinP機能を有する受信機4は、ディスプレイ21の表示画面全体に表示される映像と、ディスプレイ21の表示画面の一部に表示される映像とを切り替える(入れ替える)ことができる。
【0086】
また、受信機4は、計数部3aによって計数された送信数が所定数以上の場合にサービスサーバ3から送信される送信数情報を通信部14が受信すると、第1条件を満たしたと判断する。これにより、受信機4は、視聴者の数が所定数以上になったアプリ用コンテンツ(視聴者に人気のあるアプリ用コンテンツ)を番組コンテンツよりも優先させて、視聴者に視聴させることができる。
【0087】
さらに、受信機4は、検知部17aによって切替操作を検知した場合に第1条件を満たしたと判断する。これにより、受信機4は、視聴者(ユーザ)が視聴を望むアプリ用コンテンツを番組コンテンツよりも優先させて、視聴者に視聴させることができる。
【符号の説明】
【0088】
1 放送局
2 放送用アンテナ
3 サービスサーバ
3a 計数部(計数手段)
4 受信機
11 放送波受信部(放送波受信手段)
14 通信部(通信手段)
17 アプリケーション実行制御部(制御手段)
17a 検知部(検知手段)
21 ディスプレイ(表示手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送局から番組コンテンツを受信して表示する共に、通信ネットワークを介して接続されたサーバから放送に連携する通信コンテンツを受信して表示する、同時表示機能を備えた受信機であって、
番組コンテンツを受信可能な放送波受信手段と、
通信コンテンツを受信可能な通信手段と、
前記放送波受信手段によって受信された番組コンテンツを表示部の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、前記同時表示機能を利用して前記表示部の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、前記通信手段によって受信された通信コンテンツを前記表示部の表示画面の一部に表示させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、番組コンテンツと通信コンテンツとを前記表示部に表示させている場合において、第1条件を満たすと、前記表示部の表示画面全体に通信コンテンツを表示させると共に、前記表示部の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させるように入れ替える
受信機。
【請求項2】
前記第1条件を満たした場合とは、前記サーバに配置される計数手段によって前記サーバから前記通信手段及び複数の他の受信機における通信手段に対して送信される通信コンテンツの送信数を計数され、さらに、前記計数手段によって計数された前記送信数が所定数以上の場合に前記サーバから送信された、前記送信数が前記所定数以上になったことを示す情報を前記通信手段が受信した場合である
請求項1に記載の受信機。
【請求項3】
番組コンテンツの表示と通信コンテンツの表示とを切り替えるための操作が行われたことを検知する検知手段を備え、
前記第1条件を満たした場合とは、前記検知手段によって前記操作を検知した場合である
請求項1に記載の受信機。
【請求項4】
放送局から番組コンテンツを受信して表示する共に、通信ネットワークを介して接続されたサーバから放送に連携する通信コンテンツを受信して表示する、同時表示機能を備えた受信機が実行するプログラムであって、
番組コンテンツを受信する放送波受信工程と、
通信コンテンツを受信する通信工程と、
前記放送波受信工程によって受信された番組コンテンツを表示部の表示画面全体に表示させ、所定の操作が行われた場合に、前記同時表示機能を利用して前記表示部の表示画面全体に番組コンテンツを表示させると共に、前記通信工程によって受信された通信コンテンツを前記表示部の表示画面の一部に表示させる第1制御工程と、
番組コンテンツと通信コンテンツとを前記表示部に表示させている場合において、第1条件を満たすと、前記表示部の表示画面全体に通信コンテンツを表示させると共に、前記表示部の表示画面の一部に番組コンテンツを表示させるように入れ替える第2制御工程と、
を受信機に実行させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−244388(P2012−244388A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−112258(P2011−112258)
【出願日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(000004352)日本放送協会 (2,206)
【Fターム(参考)】