説明

口腔用清掃具及びこれを用いた口腔清掃方法

【課題】 安全性(喉つき防止)を確保しつつ、乳幼児などが歯ブラシを口に入れる練習ができるとともに、正しい歯ブラシの握り方をも習得でき、さらにはよだれ拭き用の布を違和感を与えることなく装着可能な口腔用清掃具を提供せんとする。
【解決手段】 ヘッド部2、リング部3および棒状ハンドル部4から構成され、ヘッド部2および棒状ハンドル部4は、リング部3に対して異なる方向へ突設されており、使用の際には、リング部3によだれ拭き用の布5としてタオルやガーゼなどを挿着できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳児用、幼児用、園児用、介護用などに好適な口腔用清掃具に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の口腔用清掃具として、口に当たる円板状のストッパーを設けた赤ちゃん歯磨き練習器が種々提案されている(特許文献1〜4参照。)。また、円板状のストッパーを設けず、柄部をリング状に構成し、その部分を握って使用すると同時に、当該柄部をストッパーとして機能させる幼児用歯ブラシも提案されている(例えば、特許文献5、6参照。)。
【0003】
乳幼児や被介護者等は、口腔用清掃具等を使う時に、口を開けるとよだれがでる。そのため別途、よだれ拭き用の布を用意する必要があった。しかし、それらを組み合わせて、便利に効率的に使えるモノを考えられたことがなかった。
また、現在ある商品で組み合わせて考えてみると、よだれ拭き用の布をこれら口腔用清掃具に取り付ければよだれを拭き取ることができて衛生上も好ましいが、従来の口腔用清掃具に、布を巻きつければ当該布が常に口に接して乳幼児に対して違和感を与えてしまうし、括り付けるのは交換等に非常に手間がかかる。
【0004】
また、リング状の柄部を握って清掃を行うタイプのものでは、正しい歯ブラシの握り方を習得することができず、通常の歯ブラシにスムーズに移行することができないといった問題がある。
【0005】
【特許文献1】実開昭62−29129号公報
【特許文献2】実開昭63−202323号公報
【特許文献3】特開平11−75937号公報
【特許文献4】特開2003−319831号公報
【特許文献5】実開昭63−15822号公報
【特許文献6】特開平9−164020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、安全性(喉つき防止)を確保しつつ、乳幼児などが歯ブラシを口に入れる練習ができるとともに、正しい歯ブラシの握り方をも習得でき、さらにはよだれ拭き用の布を違和感を与えることなく装着可能な口腔用清掃具を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前述の課題解決のために、ヘッド部、リング部、および棒状ハンドル部からなり、前記ヘッド部および棒状ハンドル部を前記リング部から異なる方向へ突設した口腔用清掃具を構成した。
【0008】
ここで、前記リング部からヘッド部の先端までの長さは30〜70mmであることが好ましく、また、前記リング部の幅が25mm以上であることが好ましい。
【0009】
また、前記リング部から棒状ハンドル部の先端までの長さが30〜70mmであることが好ましい。
【0010】
また、前記ヘッド部が、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーからなるものが好ましい。
【0011】
また、前記ヘッド部の先端側を大きく形成したものや、前記ヘッド部の軸方向中間部に窪みを形成したもの、前記ヘッド部の先端側側面に凸部を形成したものなどが好ましい実施例である。
【0012】
また、前記ヘッド部にブラシを設けたものが好ましく、特に、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーにてヘッド部に複数の凸条を一体成形してブラシを設けたものや、前記ヘッド部にブラシ毛を植設してブラシを設けたものが好ましく、また、前記ヘッド部の基端側にブラシを設けたものが好ましい。
【0013】
さらに、前記リング部の内周側に凸部を形成したものが好ましい。
【0014】
また、本発明は、リング部によだれ拭き用の布を挿着してなる上記口腔用清掃具を用いた口腔清掃方法をも提供する。
【発明の効果】
【0015】
以上にしてなる本願発明に係る口腔用清掃具及びこれを用いた口腔清掃方法は、乳幼児などが使用することにより歯ブラシを口に入れる練習ができ、棒状ハンドル部を設けていることにより、正しい歯ブラシの握り方を習得することができる。
また、ヘッド部を噛むことにより、唾液の分泌促進による口腔内の浄化作用が期待できるとともに、顎の成長促進や離乳促進(噛む訓練)、歯がためとしての機能が期待できる。
【0016】
さらに、リング部を設けたことにより、安全性(喉つき防止)を確保でき、タオルやガーゼ等のよだれ拭き用の布を挿着することによって、その安全性をさらに高めることもできるとともに、よだれを拭く(吸い取る)ことで口まわりが清潔となり衛生的であり、当該布により乳幼児などの興味(関心)を引きつけることもできる。また、従来の歯ブラシ等であれば、商品の寿命が終了するまで、ハンドルの色などを変えることができないが、ハンドルに布を取り付けることにより、色を変えたり、製品の印象を変えることができ、乳幼児等の興味を引いたり、モチベーションを高めたりすることができる。なお、リング部をもって使用することもできる。
【0017】
また、リング部からヘッド部の先端までの長さが30〜70mmであることや、リング部の幅が25mm以上であることにより、上記喉つきがより確実に防止される。
【0018】
また、リング部から棒状ハンドル部の先端までの長さが30〜70mmであるので、誤ってハンドル部側からくわえた場合でも喉つきを防止でき安全である。
【0019】
また、ヘッド部が天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーからなるので、軟らかく弾力があり、歯や歯茎を痛めない。さらに成形の自由度が高いため、目的にあった形状、構造に作ることができる。
【0020】
また、ヘッド部の先端側を大きく形成したり、ヘッド部の軸方向中間部に窪みを形成したので、くわえているときに落ちにくく、先端を歯がためとして使用できる。
【0021】
また、ヘッド部の先端側側面に凸部を形成したので、乳児がくわえた時に凸部が舌の窪みにフィットして違和感を感じさせないことができる。
【0022】
また、ヘッド部にブラシを設けたので実際に歯磨きができ、特に、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーにてヘッド部に複数の凸条を一体成形してブラシを設けたので、歯茎をいためずに歯磨きができ、また、ヘッド部にブラシ毛を植設してブラシを設けたので、歯磨きで狭いところまで清掃できるとともに、歯ブラシによる歯磨きの感覚を習得できる。
【0023】
また、ヘッド部の基端側にブラシを設けたので、基端側で歯みがきが、先端側で歯かためができる。
【0024】
また、リング部の内周側に凸部を形成したので、挿着したタオルやカーゼの脱落を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係る口腔用清掃具の全体構成を示す図であり、図1〜10は代表的実施形態を示し、図中符号1は口腔用清掃具、2はヘッド部、3はリング部、4は棒状ハンドル部をそれぞれ示している。
【0027】
本発明の口腔用清掃具1は、図1に示すように、ヘッド部2、リング部3および棒状ハンドル部4から構成され、ヘッド部2および棒状ハンドル部4は、リング部3に対して異なる方向へ突設されており、使用の際には、図2又は図10に示すように、前記リング部3によだれ拭き用の布5としてタオルやガーゼなどを挿着することができる。
【0028】
この口腔用清掃具1は、例えば歯ブラシを使ったことがない乳児が安全に歯ブラシ習慣を身に付けるための乳歯ブラシとして用いられ、歯ブラシを口に入れる練習ができるとともに、棒状ハンドル部4により正しい歯ブラシの握り方や動かし方を習得することができるのである。
【0029】
ヘッド部2は、リング部3に対して棒状ハンドル部4と反対側で且つ棒状ハンドル部4と略同軸に突設されており、口にくわえているときに保持しやすく、歯がためとして使用できるように、先端側2aが大きく形成されている。
【0030】
具体的には、図3に示すように、先端側2aが正面視で円弧状に膨出することによりヘッド部2全体が鍵穴形状に構成されており、この円弧状に膨出した先端側2aは、図1及び図9に示すように円柱形状で、前後面にそれぞれヘッド部基端側に向かって緩やかに陥没した凹部20,20が形成されている。
【0031】
これら凹部20,20には、それぞれ半球状の凸部21が形成されており、乳児がくわえた時に当該凸部21が舌の窪みにフィットして違和感を感じさせない機能を有している。
【0032】
なお、本例では、先端側2aの前後両側面に上記凹部20及び凸部21を形成しているが、図11に示すように、前後何れか一方にのみ設けたものも好ましい。また、ヘッド部2の形状は本例のような鍵穴形状のものに何ら限定されず、図12に示すように星形やハート形など種々の形状を採用しえる。
特に、図13に示すように、軸方向中間部に窪み23を形成した達磨形状としたものでは、唇に当該窪み23が引っ掛かり口に保持しやすいといった効果がある。
【0033】
本例のヘッド部2の基端側2bには、歯磨きができるようにブラシ22が設けられている。本例では、歯茎をいためないように天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーにて複数の凸条24,・・・を一体成形することによりブラシ22が構成されている。
【0034】
このように先端側2aと基端側2bを組み合わせたヘッド部2によれば、先端側2aで歯かためを行うことができ、同時に基端側2bでブラッシングの練習を行うことができるのである。
【0035】
ブラシ22は、基端側2bにのみ形成されているが、図14、15に示すように、ヘッド部2の全体に形成してもよい。図14は、ヘッド部2の先端側にも凸条24,・・・を形成し、さらに円錐台形状の複数の突起25,・・・をヘッド部2の全体に別途形成したものである。この突起25により、凸条24ではとどかない部位をもブラッシングすることが可能となる。また、図15は、上記ブラシ22を構成する凸条24を全周にわたって設けた例を示している。
【0036】
ブラシ22は、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーで成形すること以外に、図16に示すように、普通の歯ブラシと同様、ブラシ毛26を植設したものでもよく、同じく図17に示すように、上記樹脂又はエラストマーで成形された突起25等とともに別途ブラシ毛26を植設したものも好ましい。ブラシ毛26を設ければ歯磨きでより狭いところまで清掃できるとともに、歯ブラシを使用した歯磨きの実践により近いブラシ毛の感覚を習得でき、普通の歯ブラシに違和感なく移行できる。図18は、普通の歯ブラシのヘッド部であり、このようなヘッド部を採用することも好ましい。
【0037】
ヘッド部2の少なくとも表層部分は、軟らかく弾力があり、口腔内で歯や歯茎を痛めない天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーより構成されることが好ましい。
【0038】
合成ゴムとしては、好ましくは、スチレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッソゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、イソプレンゴムなどが用いられる。
【0039】
また、軟質合成樹脂としては、好ましくは、軟質ポリアミド樹脂、軟質ポリエチレン樹脂等の軟質ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、アイオノマー樹脂、EEA樹脂(エチレン・アクリル酸エチル共重合体)、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂などが用いられる。
【0040】
また、熱可塑性エラストマーとしては、好ましくは、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ニトリル系エラストマー、シリコーン系エラストマー、ウレタン系エラストマーなどが用いられる。
【0041】
本例では、図9(b)に示すように、例えばポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール等の合成樹脂を用いてヘッド部2の芯部27、リング部3及び棒状ハンドル部4が成形されるとともに、ヘッド部2の芯部27に対し、熱可塑性エラストマーを用いて、凸部21やブラシ22を含む表層部分28が2色成型されたものであるが、これ以外に、全体を天然ゴムや合成ゴム、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマーで成形したり、通常の歯ブラシと同様、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂に対してフィラメント(ブラシ毛)を植毛したものでもよく、その他の素材で構成してもよい。
【0042】
前記リング部3からヘッド部2の先端までの長さL1は、喉つきを防止できる程度の長さ、好ましくは30〜70mmに設定されている。
【0043】
また本例では、ヘッド部2は、リング部3に対して棒状ハンドル部4の突出位置と略180度反対側の位置より、前記棒状ハンドル部4と略同軸上に突設されているが、本発明はこのような例に何ら限定されず、棒状ハンドル部4の軸に対して傾いた方向に突設されているもの、例えば略180度反対側の位置より、リング部3の楕円軸の存在平面に対して若干傾いた方向に突設したものや、略180度以外の位置から突設したものも好ましい。これは棒状ハンドル部4の突設方向に関しても同様である。
【0044】
リング部3は、ヘッド部2と棒状ハンドル部4の間に配設され、真ん中によだれ拭き用の布5を挿通するための挿通穴30が形成されている。
【0045】
リング部3の外形の幅寸法Wは、口への挿入が防止され、且つ乳児がハンドルを持ったときに邪魔にならない程度の大きさ、具体的には、25mm以上に設定されている。
【0046】
リング部3の内側の挿通穴30は、小さいタオルやハンカチ、ガーゼなどのよだれ拭き用の布5を挿通できるものであれば、どのような形状、大きさでもよく、例えば挿通穴30の開口面積Sは、150〜2500mm2に設定される。ハンドル部を上手く握れないときなどは、この挿通穴30に指を通し、リング部3をもって使用することも可能な寸法とすることが好ましい。なお、上記布5を挿着せずに使用できることは勿論である。
【0047】
リング部3の外形形状は、本例では横長な楕円形状とされているが、その他の形状であってもよく、図20の(a)は円、(b)は星型、(c)は半円、(d)は角を丸めた三角形、図21の(a)は四角形、(b)、(c)は五角形等の多角形、(d)及び図22の(a)はハート型、図22(b)は月型とした例をそれぞれ示している。その他、果物・野菜・花・生き物・動物・昆虫・乗り物やアニメなどのキャラクター、ペイズリー柄、しずく型、アルファベット型、数字の形、ひらかな・カタカナの形、自動車・列車・飛行機などの乗り物や身の周りの雑貨の形など、幼児が興味をもつような形状とすることが好ましい。
【0048】
さらに、図19に示すように、挿通穴30に挿着したタオルやカーゼ等の脱落を防止すべく、該挿通穴30の内周側に係止用の凸部31,・・・を形成したものも好ましい。また、リング部の挿通穴30の内周面に、天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーなどを2色成形等で成形し、滑り止めとすることも好ましい。
【0049】
棒状ハンドル部4は、幼児等が握って操作する部分であり、リング部から棒状ハンドル部の先端までの長さL2は、乳児が誤って当該ハンドル部側からくわえた場合でも喉つきを防止し、安全性を確保すべく、リング部3からヘッド部2の先端までの長さL1と同じ程度に設定することが好ましく、具体的には、30〜70mmに設定される。
【0050】
また、最大径Dは、好ましくは6〜20mmφに設定される。この周径が小さすぎると1歳未満では握りにくく、より好ましくは10〜16mmφに設定される。
尚、図23に示すように、ストレート形状で起伏がなく、先端部分の穴もなくした形状とすることもできる。
【0051】
以上、ヘッド部、リング部、ハンドル部について、代表的実施例以外に種々の変形例を示したが、これらを種々組み合わせて構成できることは勿論であり、例えばヘッド部を図18で示した歯ブラシとし、リング部を図1に示す代表的な形状、ハンドル部を図23に示すストレート形状としたものなどが当然に含まれる。さらにヘッド部、リング部、ハンドル部が一体である必要はなく、各部は取替え可能とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施形態に係る口腔用清掃具を示す斜視図。
【図2】同じく口腔用清掃具によだれ拭き用の布を装着した状態を示す斜視図。
【図3】同じく口腔用清掃具の正面図。
【図4】同じく口腔用清掃具の平面図。
【図5】同じく口腔用清掃具の底面図。
【図6】同じく口腔用清掃具のA−A断面図。
【図7】同じく口腔用清掃具のB−B断面図。
【図8】同じく口腔用清掃具のC−C断面図。
【図9】(a)は同じく口腔用清掃具の側面図(左右対称)、(b)は縦断面図。
【図10】同じく口腔用清掃具の使用状態を示す説明図。
【図11】(a)は、ヘッド部の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図12】(a)は、ヘッド部の他の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図13】(a)は、ヘッド部の更に他の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図14】(a)は、ヘッド部の更に他の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図15】(a)は、ヘッド部の更に他の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図16】(a)は、ヘッド部の更に他の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図17】(a)は、ヘッド部の更に他の変形例を示す部分側面図(左右対称)、(b)はその平面図。
【図18】(a)は、ヘッド部の更に他の変形例を示す部分正面図、(b)は背面図、(c)は側面図(左右対称)、(d)は平面図。
【図19】リング部の変形例を示す正面図。
【図20】(a)〜(d)は、リング部の他の変形例を示す正面図。
【図21】(a)〜(d)は、リング部の更に他の変形例を示す正面図。
【図22】(a)、(b)は、リング部の更に他の変形例を示す正面図。
【図23】(a)は、ハンドル部の変形例を示す要部の正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図。
【符号の説明】
【0053】
1 口腔用清掃具
2 ヘッド部
2b 基端側
2a 先端側
3 リング部
4 棒状ハンドル部
5 布
20 凹部
21 凸部
22 ブラシ
24 凸条
25 突起
26 ブラシ毛
27 芯部
28 表層部分
30 挿通穴
31 凸部
D 最大径
S 開口面積
W 幅寸法


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッド部、リング部、および棒状ハンドル部からなり、前記ヘッド部および棒状ハンドル部を前記リング部から異なる方向へ突設した口腔用清掃具。
【請求項2】
前記リング部からヘッド部の先端までの長さが30〜70mmである請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項3】
前記リング部の幅が25mm以上である請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項4】
前記リング部から棒状ハンドル部の先端までの長さが30〜70mmである請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項5】
前記ヘッド部が天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーからなる請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項6】
前記ヘッド部の先端側を大きく形成した請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項7】
前記ヘッド部の軸方向中間部に窪みを形成した請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項8】
前記ヘッド部の先端側側面に凸部を形成した請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項9】
前記ヘッド部にブラシを設けた請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項10】
天然ゴム、合成ゴム、軟質合成樹脂または熱可塑性エラストマーにてヘッド部に複数の凸条を一体成形してブラシを設けた請求項9記載の口腔用清掃具。
【請求項11】
前記ヘッド部にブラシ毛を植設してブラシを設けた請求項9記載の口腔用清掃具。
【請求項12】
前記ヘッド部の基端側にブラシを設けた請求項9〜11のいずれか1項に記載の口腔用清掃具。
【請求項13】
前記リング部の内周側に凸部を形成した請求項1記載の口腔用清掃具。
【請求項14】
前記リング部によだれ拭き用の布を挿着してなる請求項1〜13の何れか1項に記載の口腔用清掃具を用いた口腔清掃方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2007−21102(P2007−21102A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−211677(P2005−211677)
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(000106324)サンスター株式会社 (200)
【Fターム(参考)】