説明

可動底部付き筒状容器

【課題】 粘稠体、粉粒体、顆粒体等の無定形物体であって重量も嵩む主として無定形内容物の上面が、容器上端付近となるように微細な昇降調節が可能であり、かつ安定に保持される可動底部付き筒状容器を提供する。
【課題手段】 この可動底部付き筒状容器は、内壁に密接しながら摺動可能な可動底部12を備えた円形断面又は多角形断面を有する筒状容器10と、該筒状容器を載置、固定するための筒状容器スタンド20とからなる。筒状容器スタンド20は、前記筒状容器10を固定した際に、付属する外部操作部23の回動により昇降可能な押上げ部材26を備え、前記外部操作部23の回動操作に応じて昇降する前記押上げ部材により前記可動底部上の内容物の上面が任意高さに調整される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所要操作に応じて昇降可能な底部を有する筒状容器に関し、特にゲル状体、クリーム状体または半流動体等の無定形内容物を収納し、その内容量に応じて調節することができる昇降可能な底部を備えた可動底部付き筒状容器に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲル状体、クリーム状体、ペースト状または半流動体のような無定形内容物であっても、例えばマヨネーズのように低粘度で滑らかに流動する内容物にあっては、柔軟なプラスチック容器に充填しておき、必要に応じて蓋を開け、容器の側方を押圧することにより所要量を押し出すことができる。また、粘度の低い内容物にあっては、エアーポンプ式やチューブ状容器も多く使用される。
【0003】
しかしながら、味噌、ジャム、マーマレード、ソフトバター、ソフトマーガリン、はちみつ等のような内容物を比較的深い容器に収納して使用する場合、内容量が低減するにしたがって取り出しの際に手間が掛かるようになる。スプーン、小形柄杓、柄付きカップ等を使用しても底までは届き難くなり、内容物取り出し時に手指、手の甲、さらには袖口などに内容物が付着して、洗浄が必要になる事態を招きやすく、また容器内部に異物等が入り込む機会も増大して衛生上の見地や見栄えの観点からも問題となる事態を招き易い。食品の場合は非衛生的な事態を招き易く不都合を感じることも多い。
【0004】
内容物取り出しが容易となるように考慮された先行技術として、特許文献1は、円筒内に紐又はテープを介して底上げ可能なように構成された内部底を備えた底上げ機能付き菓子用円筒形容器を開示している。この円筒形容器は容器内面の上方に一端が固定された紐又はテープを内部の可動底の下方を通しておき、該紐又はテープの他端を上方に引き上げることにより円筒形底部を上方に引き上げるものである。かかる構造は、菓子のように軽量であって常に乾燥した状態の内容物には適用可能であるが、粘度が高くかつ重量も嵩む味噌、バター、ジャム、マーマレード等の食品に適用することは困難である。
【0005】
特許文献2は、円筒形容器の内部に円盤上の可動底5を圧入装着しておき、該可動底5よりも下方の容器側壁面または底面に通気口4を設けている。内容物の取り出しに当たっては、円筒型容器1の外壁を介して上記可動底5を下方から押上げるものである。この先行技術にかかる円筒型可動底容器は、容器外壁を指で押圧することによって可動底を上方に移動させるものであるから、柔軟なプラスチック製容器であることが条件となり、重量の嵩む内容物の場合保管時や内容物取り出し時に容器が変形するなど不安定となり易い。
【特許文献1】特開2004−231218
【特許文献2】特開2000−289755
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、粘度が比較的高くかつ重量も嵩む味噌、バター、ジャム、マーマレード、顆粒状体、粒状体、粉体等のような無定形内容物であって、該内容物の上面が容器上端付近となるように微細な昇降調節が可能であり、かつ安定に保持される可動底部付き筒状容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、円形断面または多角形断面を有する筒状容器であって、その内壁に密接しながら摺動可能な可動底部12を備えた筒状容器10と、該筒状容器を載置、固定するための筒状容器スタンドであって、前記筒状容器をセットして固定した際に、該筒状容器スタンドに付属する外部操作部23の回動により昇降可能な押上げ部材26を備えた筒状容器スタンド20と、からなり、前記外部操作部23の回動操作に応じて昇降する前記押上げ部材26により前記筒状容器内の可動底部12を任意高さに調整可能であることを特徴とする可動底部付き筒状容器である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記筒状容器スタンド20の中心部に配設された押上げ軸25と前記外部操作部23とが雌雄ねじを介して連係されていて、該外部操作部の回動操作により、該押上げ軸の上端部に固着された前記押上げ部材26の上端面が前記可動底部12の底面に対して上向き押圧力を作用させることを特徴とする可動底部付き筒状容器である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、前記押上げ軸25が、外面に通常の向きの雄ねじの形成された筒状体であって内面に逆ねじによる雌ねじの形成された筒状体の第1の押上げ軸25aと、該第1の押上げ軸の筒状体内面の雌ねじに係合する雄ネジの形成された第2の押上げ軸25bと、からなる入れ子式部材として形成されることを特徴とする可動底部付き筒状容器である。
【0010】
また、本発明にかかる前記筒状容器の可動底部12の上端面が底の低いすり鉢状を形成することを特徴とする。このように形成することにより可動底部の上端面が筒状容器の最大上限に達した場合であっても、スプーン等で全ての内容物を残すことなく容易に取り出すことが可能となる。本発明にかかる前記筒状容器10に収容する内容物が、味噌、ジャム等の食料品であり、該食料品を極薄のプラスチックフィルム製の袋に充填して収容されていることを特徴とする。食料品が収容対象物となる場合には、極薄のプラスチックフィルム製の袋などに充填したものを収容することにより内容物をより衛生的に保存することができる。さらに、本発明にかかる前記可動底部付き筒状容器10が、当該容器に収容する内容物の包装用容器として使用されることを特徴とする。これにより、筒状容器に収納される内容物の提供者側は、当該可動底部付き筒状容器を、内容物を充填した内容物入りカートリッジとして需要者に提供することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかる可動底部付き筒状容器は、味噌、ジャム、マーマレード等の食品をはじめ、特に好適な収納対象となる無定形内容物が充填された筒状容器を、筒状容器スタンド上の所定部位に適合せしめて載置した状態で使用される。使用に当たっては、筒状容器に収納されている内容物の上表面を確認し、内容物の取り出しが容易である適正範囲よりも低い位置にある場合には、外部操作部を操作して容器の可動底部を筒状容器の内壁に密接させながら上昇させる。その結果、収納内容物全体が取り出し易い部位まで押上げられ、スプーン、しゃもじ等で容易に取り出し可能となり、手指または手全体や袖口等が取り出し口付近に直接接触する事態を回避することができる。したがって、調理や食事の準備段階において手指や袖口の汚れを防止することが可能となり、家事作業を快適に実施することができる。なお、内容物としては、粉体、顆粒状体、粒状体等の粉粒体集合体であっても好適に適用し得る。
【0012】
この可動底部付き筒状容器の使用にあたっては、押上げ部材を内蔵させた筒状容器スタンドを予め用意しておくか、または可動底部付き筒状容器と同時に入手する。内容物を充填して、いわば内容物入り包装用容器、内容物入りカートリッジとして形成された可動底部付き筒状容器を、筒状容器スタンド上にセットして使用する。可動底部付き筒状容器に収納される内容物の提供者側は、筒状容器スタンドを内容物充填の可動底部付き筒状容器と同時に、または内容物入り包装用容器として別個に有償または無償で譲渡し、需要者は両者を組み合わせて使用する。
【0013】
このような可動底部付き筒状容器を使用した場合、可動底部付き筒状容器に収納されている内容物の上表面は、使用者の簡単な操作によって任意に昇降させることが可能である。通常の容器であれば容器の2/3以下程度まで取り出された以降における取出しには不都合を感じることが多い。しかし、本発明にかかる可動底部付き筒状容器であれば、内容物を取り出す以前に外部操作部を操作することにより内容物を容器上端近くまで上昇させておくことができる。
【0014】
したがって、通常のスプーン、柄の短い柄杓、取っ手付きカップ等によって、必要以上に容器内部まで手を差し込むことなしに簡単に取り出すことができる。結果的に、使用者の手指をはじめ手全体や袖口などに内容物が付着する事態や、容器内部に塵埃その他異物や黴菌などが入り込んで非衛生な状態に至る機会を大幅に低減することができる。また、外部操作部を操作して容器の可動底部を上昇させ、前記容器の可動底部の上端面が最大上限に達した場合であっても、可動底部の上端面を底の低いすり鉢状に形成することにより、スプーン、しゃもじ等で全ての内容物を残すことなく容易に取り出すことが可能となる。なお、収納対象物として湿潤で液状分を多く含みまたは液状分が分離ないし浸出し易い物体である場合には、極薄のプラスチックフィルム製の袋などに充填したものを収納することができ、収納対象物をより衛生的に保存可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図を参照しつつ本発明にかかる可動底部付き筒状容器の好適な実施例を開示する。図1は、本発明にかかる可動底部付き筒状容器10および該可動底部付き筒状容器を載置、固定して使用する筒状容器スタンド20の構成例を示す概念図である。可動底部付き筒状容器10は容器内壁に沿って両頭破線矢印11のように上下動可能な底部12を備えている。この底部12は筒状容器10の底部で停止しそれより下方には下降しないようになっている。また、収納される内容物に応じて、適宜形状及び構造の蓋13を付属させる。筒状容器スタンド20は、下部にスタンド基台21があり、上部には可動底部付き筒状容器10が下向き矢印14のように押下された際に、前記筒状容器10の下端を受容するための結合部22が設けられる。
【0016】
この結合部22は、筒状容器10の下端を受容し、かつ該筒状容器10の適宜箇所において可動底部12が押し上げられる際に容器10本体の浮き上がりを阻止するために、固定手段を設ける必要がある。この固定手段としては、例えば、筒状容器10の下端と結合部22とのそれぞれに形成される切り欠き部と鉤部との係合手段やねじ込み手段など、周知の構造が適用可能である。なお、スタンド基台21は、可動底部付き筒状容器10全体を安定に保持する必要がある。したがって、安定な底面を備え、かつ上部に載置される可動底部付き筒状容器10ならびに内容物全体の質量を考慮した構造とする。
【0017】
本発明においては、前記可動底部12の上端面を底の低いすり鉢状に形成することができる。外部操作部23を操作して容器の可動底部12を筒状容器10の内壁に密接させながら上昇させ、前記容器の可動底部12の上端面が最大上限に達した場合であっても、可動底部の上端面を底の低いすり鉢状に形成することによって、スプーン、しゃもじ等を使用して全ての内容物を残すことなく容易に取り出すことが可能となる。
【0018】
また、本発明にかかる前記筒状容器に収容する内容物を、特に味噌、ジャム等の食料品とする場合には、極薄のプラスチックフィルム製の袋に当該食料品を充填した上で、この筒状容器に収納することができる。味噌、ジャム等の食料品が収納対象物となる場合には、極薄のプラスチックフィルム製の袋などに充填して収納することにより、収納対象物をより衛生的に保存することが可能となる。さらに、本発明においては、前記可動底部付き筒状容器10を、当該容器に収容する味噌、ジャム等の内容物の包装用容器としての使用に供することができる。筒状容器に収納される内容物、例えは味噌の販売者側は、当該可動底部付き筒状容器を味噌が充填された味噌入りカートリッジとして需要者に販売することができる。その味噌入りカートリッジを購入した需要者側は、その使用に当たっては当該カートリッジを筒状容器スタンド20上にセットして使用することになる。
【0019】
図1における筒状容器スタンド20には、可動底部付き筒状容器10の可動底部12を下方から押上げるための押上げ機構が設けられる。このような押上げ機構は、例えば、外部操作部23、該外部操作部23によって回転せしめられて上下動を生ずる押上げ軸25、この押上げ軸25の上端に固着された押上げ部材(押上げ板)26をもって構成することができる。この場合、押上げ軸25は、少なくとも押し上げ方向に回転し始める段階において外部操作部23と共に回転しないように構成しておくことが望ましい。
【0020】
外部操作部23は、矢印24の方向またはその反対方向に回転させることができる。このような回転に伴って押上げ軸25は上昇または下降のいずれかの運動をする。押上げ軸25の上端に付加されている押上げ板26は可動底部付き筒状容器10の内壁に密接して昇降する可動底部12の下面から押上げる。仮に、可動底部12を下降させる必要があるときには外部操作部23を上昇の場合と反対方向に回転させればよい。
【0021】
図2は筒状容器スタンド20における可動底部付き筒状容器10内部の可動底部12を昇降させる構造の例を示すものであり、外部操作部23の中心穴には、押上げ軸25の表面に形成された(雄)ねじ山25tと係合する雌ねじが形成されている。したがって、外部操作部23を矢印24Aのように回転させることにより、押上げ軸25を矢印11Aのように上昇させることができる。
【0022】
押上げ軸25の上昇の際に、押上げ軸25の上端に固着された押上げ板26は、図示されていない筒状容器10内の可動底部12の下面に密接しているから、筒状容器10内の底部12の下面を、押上げ軸25下端のストッパ25sに当接するまで上昇させる。かかる可動底部12を上昇させる動作は、収納内容物の上面低下に伴って行われるものであるから、内容物の使用頻度の高い業務用を除き、毎日少しずつ、または週に数回程度操作されれば足りることが多い。ねじ山25tのピッチも用途に合わせて選定することができる。
【0023】
このような構造における昇降幅は、押上げ軸25の長さによって制限される。この場合の押上げ軸25の長さは、図1に示した筒状容器スタンド25に収納されるものであるから、その高さによって制限される。したがって、長さを大きくするには、容器スタンド25の高さを大きくする必要がある。しかし、過度に大きな外形とすることは設置場所において邪魔な存在となり易く、可動底部付き筒状容器10のバランス等の点で好ましくない。
【0024】
上述したように押上げ軸25の長さが筒状容器スタンド20の高さによって限定されるが、筒状容器スタンド20の高さを大きくするには限度がある。図3は、筒状容器スタンド20の高さを過度に大きくすることなく、昇降幅を大きくすることができる構造例を示すものである。この実施例では、押上げ軸を筒状体の第1の押上げ軸25aと、内部に嵌合する第2の押上げ軸25bとによって、いわゆる入れ子式による二段構成とした構造例を示すものである。なお、この実施例では、押上げ板26は、第2の押上げ軸25bの上端に取り付けておく。そして、この第2の押上げ軸25bには第1の押上げ軸25a表面とは逆のねじ山を形成する。
【0025】
このような構成を採用しているので、第1の押上げ軸25aを弧状矢印28Aのように回転させると、上向き矢印11Bのように第1の押上げ軸25aは上限まで上昇し、下端のストッパ25sが操作部の下面に接触した後、外部操作部23をさらに回転させると、第1の押上げ軸25aは外部操作部23と一体となって時計方向に回転する。第1の押上げ軸25aを弧状矢印28Aのようにさらに時計方向に回転させると、第2の押上げ軸25bと第1の押上げ軸25aの内面とは逆ねじによって係合しているから、第2の押上げ軸25bが弧状矢印28Bのように反時計方向に回転して矢印11Cのように上昇する。このように第1の押上げ軸25aと第2の押上げ軸25bとが連動して、それぞれの可能上昇幅の和に相当する大きな昇降幅が得られる。なお、第1の押上げ軸25aと第2の押上げ軸25bとの押上げ動作は、どちらが先に作動しても差し支えない。なお、第2の押上げ軸25bの回転操作は手動によるものとすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明にかかる可動底部付き筒状容器は、例示した味噌、ジャム、マーマレード、蜂蜜等の粘稠物体をはじめ、取り出しに時に留意する必要のある、主として無定形内容物を収納して、その取り出し時に感じる不都合を解消することができる。深さの大きな容器に収納されている内容物の取り出し操作は、常に容器上方の開放口付近で行うことができ、使用者は容器の奥の方まで手やスプーン等を挿入したり、取っ手の長い特殊な取り出し具を挿入する必要がなくなる。したがって、ごく普通のスプーン、柄付きカップ等を用いて容易に内容物の取り出し操作を実施することができ、調理等の作業効率を向上させると共に、内部に異物や黴菌等が運びこまれる機会を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明にかかる可動底部付き筒状容器および筒状容器スタンドの構成例を示す概念図である。
【図2】本発明にかかる可動底部付き筒状容器の可動底部を昇降する基本的構造の実施例を示す概略斜視図である。
【図3】本発明にかかる可動底部付き筒状容器の可動底部を昇降する構造の主要部の第2の実施例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
【0028】
10 可動底部付き筒状容器
12 可動底部
13 蓋
20 筒状容器スタンド
21 基台
22 筒状容器受容結合部
23 外部操作部
25 押上げ軸
25a 第1の押上げ軸
25b 第2の押上げ軸
25s ストッパ
25t ねじ山(歯)
26 押上げ部材(押上げ板)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形断面または多角形断面を有する筒状容器であって、その内壁に密接しながら摺動可能な可動底部を備えた筒状容器と、該筒状容器を載置、固定するための筒状容器スタンドであって、前記筒状容器をセットして固定した際に、該筒状容器スタンドに付属する外部操作部の回動により昇降可能な押上げ部材を備えた筒状容器スタンドと、からなり、
前記外部操作部の回動操作に応じて昇降する前記押上げ部材により前記筒状容器内の可動底部を任意高さに調整可能であることを特徴とする、可動底部付き筒状容器。
【請求項2】
前記筒状容器スタンドの中心部に配設された押上げ軸と前記外部操作部とが雌雄ねじを介して連係されていて、該外部操作部の回動操作により、該押上げ軸の上端部に固着された前記押上げ部材の上端面が前記可動底部の底面に対して上向き押圧力を作用させることを特徴とする、請求項1に記載の可動底部付き筒状容器。
【請求項3】
前記押上げ軸が、外面に通常の向きの雄ねじの形成された筒状体であって内面に逆ねじによる雌ねじの形成された筒状体の第1の押上げ軸と、該第1の押上げ軸の筒状体内面の雌ねじに係合する雄ネジの形成された第2の押上げ軸と、からなる入れ子式部材として形成されることを特徴とする、請求項2に記載の可動底部付き筒状容器。
【請求項4】
前記可動底部の上端面が底の低いすり鉢状を形成することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の可動底部付き筒状容器。
【請求項5】
前記筒状容器に収容する内容物が、味噌、ジャム等の食料品であり、該食料品を極薄のプラスチックフィルム製の袋に充填して収容されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の可動底部付き筒状容器。
【請求項6】
前記可動底部付き筒状容器が、当該容器に収容する内容物の包装用容器として使用されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の可動底部付き筒状容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−12824(P2009−12824A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−177723(P2007−177723)
【出願日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(599132627)
【Fターム(参考)】