説明

可動式シャーシ上の側方コンベア用の支持手段

本発明は、可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するため支持手段(10)に関する。該支持手段は、尾部(5)、中間部(6)、および前記各部位を分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有する少なくとも1つの頭部(7)を備える。該支持手段は、可変長のマウントアーム(11a、11b)を備え、該マウントアームは、第1の部位(11a)および第2の部位(11b)、第1の端部および第2の端部、ならびにマウントアームの長さを、使用時のコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックする手段を備える。第1の端部は、可動式シャーシに対して移動不能に固定され、第2の端部は、コンベアの頭部に対して移動不能に固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に可動式である、スクリーンプラント、粉砕プラントまたは採掘プラントなどの団粒状物質の処理プラント上にマウントするのに適合された側方コンベア(lateral conveyor)を支持するための支持手段の改良に関し、より詳細には、プラント上の収容可能な側方コンベアを支持するための支持アームの改良に関する。
【0002】
発明の背景
本明細書において、「団粒状物質」の用語は、砂利(gravel)、砂、鉱石、石炭などの種々の採掘された、または切り出された、あるいは天然の鉱物、ローム、泥炭などの種々の壌土物質、木材チップなどの有機物やコンクリート、レンガおよびアスファルトなどの種々の構造廃棄物を意味する。
本発明において、団粒状物質の「処理」の用語は、団粒状物質を供給すること、砕鉱すること、粉砕すること、スクリーニングすること、分離すること、洗浄すること、および運搬することを意味する。
【0003】
団粒状物質の処理プラントでは、一般にその処理能力は、処理された物質をプラントから迅速かつ効果的に運び出す能力に大きな影響を受ける。これを達成するために、プラントの横方向に延びる側方コンベアを提供することが知られており、これは長手のコンベアに加えて設けるものでもよい。側方コンベアがプラントに接続される形態は、稼働姿勢(operating position)において比較的単純なものであるが、運搬の際にこのようなコンベアを運ぶときに、可動式プラントの全体の幅および高さを所定の寸法内に収めなければならないという主要な問題が生じる。別の問題は、側方コンベアを可動式プラントの運搬用姿勢に移動させる際の現場での安全性である。さらに、稼働時、および作業姿勢(working position)にあるコンベアとともに作業現場内を移動するときに、側方コンベアの支持部に関する問題もある。自身の重量、ベルト上のスクリーニングされた物質の重量、および土が非均一かつ/または柔らかいために生じる振動によりコンベアには高い応力がかかる。さらに別の問題は、現場または作業現場において、側方コンベアの容易かつ安全なメンテナンス、修理を提供することである。
【0004】
EP0641607Bは、既知の可動式団粒状物質処理プラントであって、車輪にマウントされ、ジャックレッグ上に支持された一対の長手の梁を有するシャーシを備えたものについて記載する。
このプラントには、2つの側方コンベアが設けられ、各コンベアは、尾部、中間部および頭部を有する。頭部は、物質のストックパイルを作るために処理された物質を運ぶ。コンベアは、一対の液圧ラムによって作業姿勢から運搬姿勢(transport position)に折りたたまれる。作動時において、このコンベアは、コンベアの中間部と尾部との間に伸びる支持部によってシャーシ上に支持される。この尾部は、可動式プラントのシャーシに固定される。コンベアの頭部は、支持されないままである。
【0005】
プラントで処理可能な物質の量は、部分的には側方コンベアの長さによって決定される。コンベアが長いほど、ストックパイルは高く、その体積が大きくなり、物質をこの機械のストックパイルから輸送するために確保しておかなければならない資源の量が少なくなる。いくつかの例において、機械を供給するとともに処理した物質をストックパイルから除去するために、供給機、たとえばホイールローダを1つだけ使用するものがある。ストックパイルが多いほど、供給/除去作業の計画が自由となり、ジョブの際に行わなければならない不意の中断が少なくなる。
【0006】
運搬姿勢におけるコンベアの寸法は、道路の運搬制限で制限にしたがって、機械の許容運搬寸法に制限される。コンベアおよび支持部のいずれも、またいずれのプラントの他の部分についてもこれらの寸法を超えることは許されない。たとえば、シャーシが許容運搬幅に正確に寸法決めされた場合、コンベアおよびその支持部は、シャーシよりも側方に突出してはならない。
【0007】
EP0641607Bは、側方コンベアを作業姿勢から運搬姿勢に折りたたむためのよい解決法を提供する。これは、プラントのシャーシの長手方向の軸に実質的に平行な第1の軸の回りに中間部をまず折りたたみ、次にプラントのシャーシの側方の軸に実質的に平行な第2の軸の回りに折りたたみ、戻すことを可能にするものである。これまでは、容易かつ効果的にこのような折たたみ式のコンベアを支持することが問題であった。
【0008】
EP0641607Bでは、コンベアの頭部の作業姿勢から運搬姿勢への段階が比較的複雑である。これまでのところ、この頭部のために折たたみ式の支持梁を提供することは不可能であって、これを用いることは容易であるが、プラントの許容運搬寸法の問題を解決しようとするものではない。中間部の作業姿勢から運搬姿勢への段階が頭部のそれに比して非常に単純であるため、製造者は、コンベアの中間部と尾部との間に延びる折たたみ式の支持梁により処理しなければならなかった。なお、この種の支持部では、頭部が支持されないままであり、このため作業時または作業姿勢にあるコンベアとともに作業現場内を移動するときにコンベアに対して、コンベア自身の重量、ベルト上のスクリーニングされた物質の重量、および土が非均一かつ/または柔らかいために生じる振動によりコンベアには高い応力がかける。
【0009】
このようなプラントの製造者およびユーザは、コンベアの中間部の長さを延ばし、折たたみ式の支持梁でより良好な支持を与えることによってこの問題を解決しようと試みてきた。しかし、これではプラントの運搬高さが問題になるであろう。また、コンベアの頭部とプラントシャーシとの間、および/または地面との間に、着脱可能で、非折たたみ式の支持部が用いられており、これらは、使用が困難であり、支持部が事故で外れてしまう状況においては危険でさえあることがわかっている。
【0010】
さらなる問題は、現場または作業現場において側方コンベアの容易で安全なメンテナンス、修理にある。頭部は、モータ、ベアリング、ベルトスクレイパ、安全保護装置などメンテナンスを必要とする部品を含んでいることが多い。これらの部品に安全に手を伸ばすことができるというのは正しくないことが分かっており、これは、その部品がかなり高いところにあり、また作業現場の地面は、通常柔らかいか、または不均一であり、ハシゴを使った作業は危険であるためである。サービス業者が高所に手を伸ばすことを補助するためのより安全な機器は、多くの場合作業現場において利用可能ではない。
【0011】
本発明の目的は、EP0641607Bに関連して説明したものなど、従来から知られるプラントによって可能であったものよりも長さがより大きい側方コンベアを支持することができる可動式の団粒物処理プラントを提供することにある。
それに加えて、安全かつ容易に用いることができる団粒物処理プラントの側方コンベア用の支持手段であって、側方コンベアを許容寸法内の運搬姿勢で収容することを可能であるものを提供することも本発明のさらなる目的である。
さらに、本発明の付加的な目的は、側方コンベアまたは団粒物処理プラント用の支持手段であって、側方コンベアの頭部を地上から触れられるようにすることができ、メンテナンスおよび修理を容易化したものを提供することにある。
【0012】
発明の概要
本発明の第1の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、少なくとも2つの部位ならびに第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記第1の端部は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記第2の端部は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
前記支持手段は、少なくとも3つの対偶を与えるように構成され、ここで、第1の対偶は、前記マウントアームの第1の部位と前記可動式シャーシによって形成され、第2の対偶は、前記マウントアームの第1の部位および第2の部位によって形成され、第3の対偶は、前記マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部によって形成されるとともに連結部によって提供され、
前記支持手段は、第1の対偶に運動の自由度2が与えられ、第2の対偶に運動の自由度1が与えられ、第3の対偶に運動の自由度3が与えられるようにさらに構成されてなる、前記支持手段が提供される。
【0013】
より詳細には、支持手段は、第1の対偶および第3の対偶の運動の自由度がともに3であるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、第1の対偶の運動の自由度2は、マウントアームの第1の部位と可動式シャーシとの間のさらなる連結部によって与えられてもよい。
より詳細には、さらなる連結部は、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが一平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが他の平面において旋回することができるように構成してもよい。
【0014】
代替的または付加的に、第2の対偶の運動の自由度は、第1の部位および第2の部位を互いに摺動するように構成することによって与えられてもよい。
代替的または付加的に、第2の対偶の運動の自由度は、第1の部位および第2の部位を互いの直線運動として構成することによって与えられてもよい。
より詳細には、第2の部位は、実質的に長手方向の軸の方向に移動するように構成してもよい。
【0015】
代替的または付加的に、第3の対偶の運動の自由度3は、ピボットマウントシャフト、スイベルマウントシャフトおよび回転マウントシャフトを含む連結部によって与えられ、マウントアームは、前記ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、前記スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回し、また、回転マウントシャフト上の長手方向の軸の回りに回転することができるように構成してもよい。
より詳細には、第1の平面と第2の平面とが直交してもよい。
より詳細には、第2の部位の長手方向の軸は、前記平面の交差ラインと実質的に平行であってもよい。
【0016】
代替的または付加的に、第1の部位および第2の部位の一方が他方の内部に配置されて、入れ子式にマウントアームの長さを調節することができるように構成してもよい。
より詳細には、マウントアームは液圧シリンダを備えてもよい。
代替的または付加的に、マウントアームが3つの部位を含み、第2の対偶の運動の自由度が、少なくとも第1の部位と第2の部位、および第2の部位と第3の部位の間に与えられてもよい。
【0017】
代替的または付加的に、可変長のマウントアームの長さを、運搬姿勢および/または補修姿勢におけるコンベアの長さに対応する一定の長さにロックするための手段をさらに含んでもよい。
代替的または付加的に、コンベアの頭部が、互いにピボット回転可能な少なくとも2つの隔離された部位からなり、前記第1の頭部が可動式シャーシに支持されるか、または可変長のアームによって可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定されてもよい。
代替的または付加的に、マウントアームの一端がコンベアの尾部に接続され、マウントアームの他端がコンベアの頭部に接続されてもよい。
代替的または付加的に、支持部の長さを、コンベアの作業姿勢に対応するように、好ましくは運搬姿勢およびメインテナンス姿勢にも対応するように固定するために、カラーおよびロックピンを設けてもよい。
【0018】
支持手段をこの形態で移動可能とすることによって、支持手段の位置および移動についてより大きな柔軟性が得られ、そのため、コンベアが移送姿勢にあるときに、支持手段をプラントの許容寸法内に収めることができ、かつ、従来技術のプラントと比較して、支持手段の長さを伸ばすことができる。さらに、既知のプラントよりも支持手段の長さを大きくすることができるので、コンベア自身の長さを大きくすることができ、より高いストックパイル、より高いプラントの許容能力を可能にする。
【0019】
代替的または付加的に、マウントアームが、金属またはいずれかの適当な物質から形成されるボックス部を含んでもよい。このボックス部は、中空断面または一様の開断面から所定の長さに、押出し加工、鋳造または切出し加工がなされたものでもよい。
代替的または付加的に、支持手段が軟鋼から形成されてもよい。
【0020】
本発明のこの特徴の形態において、上面、底面および該上面と該底面の間に延在する裏面プレートを含むC形ブラケットが、回転マウントシャフトを介してマウントアームの少なくとも1つの端部にマウントされてもよい。
より詳細には、C形ブラケットの上面と底面は実質的に平行でもよく、裏面プレートは、上面および底面に対して実質的に直角に延在してもよい。
代替的または付加的に、ベアリング手段が、マウントアーム端面とブラケットの裏面プレートの間に設けられてもよい。
代替的または付加的に、ベアリング手段をすべてのすべり面に設けてもよい。
【0021】
代替的または付加的に、C形ブラケットの上面および底面にそれぞれ開口が設けられ、該開口は、ブラケットを貫通して共通の軸に沿って配列されるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、スイベルマウントシャフトに貫通穴が設けられるとともに、スイベルマウントシャフトがC形ブラケット内部にマウントされ、該貫通穴がブラケットの上面および底面の開口に対して配列されるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、ピボットマウントシャフトが、C形ブラケットの上面および底面の開口ならびにスイベルマウントシャフトの貫通穴を貫通して延在し、スイベルマウントシャフトの位置をブラケット内部にロックするように構成されてもよい。
【0022】
マウントアームの長さを微細に調節することで、側方コンベア上を運ばれるコンベアベルトの軌道の調節がなされ得る。このような軌道調節は、コンベアが稼働している間に地面の高さから実行されることができるので、プラントのダウンタイムおよびそれに伴う生産量の損失を避けることができる。
代替的または付加的に、本発明の当該特徴は、本発明の他の1または2以上の特徴の1または2以上の特性を含んでもよい。
【0023】
本発明の第2の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、少なくとも2つの部位ならびに第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記第1の端部は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記第2の端部は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
前記支持手段は、少なくとも3つの対偶を与えるように構成され、ここで、第1の対偶は、前記マウントアームの第1の部位と前記可動式シャーシによって形成されるとともに連結部によって提供され、第2の対偶は、前記マウントアームの第1の部位および第2の部位によって形成され、第3の対偶は、前記マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部によって形成され、
前記支持手段は、第1の対偶に運動の自由度3が与えられ、第2の対偶に運動の自由度1が与えられ、第3の対偶に運動の自由度2が与えられるように構成されてなる、前記支持手段が提供される。
【0024】
より詳細には、第3の対偶は、マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部の間のさらなる連結部によって提供されてもよい。
代替的または付加的に、さらなる連結部が、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが一平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが他の平面において旋回することができるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、第1の対偶の運動の自由度3は、ピボットマウントシャフト、スイベルマウントシャフトおよび回転マウントシャフトを含む連結部によって与えられ、マウントアームが、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回し、また、回転マウントシャフト上の長手方向の軸の回りに回転することができるように構成されてもよい。
本発明のこの第2の特徴は、本発明の第1の特徴を参照して上述した1または2以上の特性を含んでもよい。
【0025】
本発明の第3の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、少なくとも2つの部位ならびに第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記第1の端部は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記第2の端部は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
前記支持手段は、少なくとも3つの対偶を与えるように構成され、ここで、第1の対偶は、前記マウントアームの第1の部位と前記可動式シャーシによって形成され、第2の対偶は、前記マウントアームの第1の部位および第2の部位によって形成され、第3の対偶は、前記マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部によって形成されるとともに連結部によって提供され、
前記支持手段は、第1の対偶に運動の自由度2が与えられ、第2の対偶に運動の自由度2が与えられ、第3の対偶に運動の自由度2が与えられるようにさらに構成されてもよい。
【0026】
より詳細には、第1の対偶の運動の自由度2は、マウントアームの第1の部位と可動式シャーシとの間のさらなる連結部によって与えられてもよい。
より詳細には、さらなる連結部は、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが一平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが他の平面において旋回することができるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、第2の対偶の運動の自由度2は、第1の部位および第2の部位を、互いに回転および摺動するように構成することによって与えられてもよい。
【0027】
より詳細には、第2の部位は、その長手方向の軸の回りに回転可能であるとともに、実質的に長手方向の軸の方向に移動するように構成されてもよい。
代替的または付加的に、第3の対偶の運動の自由度2が、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを含む連結部によって与えられ、マウントアームが、前記ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、前記スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回することができるように構成されてもよい。
より詳細には、第1の平面と第2の平面とが直交するように構成されてもよい。
より詳細には、第2の部位の長手方向の軸は、前記平面の交差ラインと実質的に平行であるように構成されてもよい。
【0028】
代替的または付加的に、第1の部位および第2の部位の一方が他方の内部に配置されて、入れ子式にマウントアームの長さを調節することができるように構成されてもよい。
より詳細には、マウントアームが液圧シリンダを備えてもよい。
代替的または付加的に、第1の部位および第2の部位の共通の場所に位置する部分が、実質的に円形断面であるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、マウントアームが3つの部位を含み、第1の運動の自由度が第1の部位と第2の部位の間に与えられ、第2の運動の自由度が第2の部位と第3の部位の間に与えられるように構成されてもよい。
【0029】
より詳細には、第1の運動の自由度が第1の部位と第2の部位とが互いに摺動することであり、第2の運動の自由度が第2の部位と第3の部位とが互いに回転することであるように、マウントアームが構成されてもよい。
代替的に、第1の運動の自由度が第1の部位と第2の部位とが互いに回転することであり、第2の運動の自由度が第2の部位と第3の部位とが互いに摺動することであるように、マウントアームが構成されてもよい。
より詳細には、第1および第3の対偶の少なくとも1つが、運動の自由度3を与えるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、本発明のこの第3の特徴は、本発明の第1の特徴の1または2以上の特性を含んでもよい。
【0030】
本発明の第4の特徴によれば、可動式シャーシであって、該可動式シャーシ上にマウントされる側方コンベア、および該側方コンベアを支持するために本発明の第1〜3の特徴のいずれかの支持手段を備えた、前記可動式シャーシが提供される。
より詳細には、この可動式シャーシは、可動式の団粒物処理プラントである。このシャーシは、たとえば車輪または軌道に取り付けることができる。
【0031】
本発明の第5の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、第1の端部および第2の端部を有し、また、該可変長のマウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
一端は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、
マウントアームの他端は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
ここで、これは、コンベア頭部に対してマウントアームに運動の自由度3を与える連結部を介してなる、前記支持手段が提供される。
【0032】
より詳細には、マウントアームの一端は、少なくとも運動の自由度2を与える連結部により、可動式シャーシに接続されるか、または可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定されてもよい。
代替的または付加的に、指示手段は、可変長のマウントアームの長さを、運搬姿勢および/または補修姿勢におけるコンベアの長さに対応する一定の長さにロックするための手段をさらに備えてもよい。
代替的または付加的に、コンベアの頭部は、互いにピボット回転可能な少なくとも2つの隔離された部位からなり、前記第1の頭部が可動式シャーシに支持されるか、または可変長のアームによって可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定されるように構成されてもよい。
【0033】
代替的または付加的に、運動の自由度3を有する前記連結部は、ピボットマウントシャフト、スイベルマウントシャフトおよび回転マウントシャフトを含み、マウントアームは、前記ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、前記スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回し、また、回転マウントシャフト上の長手方向の軸の回りに回転することができるように構成されてもよい。
好ましくは、マントアームは2つの部位から形成され、この一方が他方の内部に配置されて、入れ子式にマウントアームの長さを調節することができるように構成されてもよい。また、マウントアームの一端をコンベアの尾部に接続し、マウントアームの他端をコンベアの頭部に接続することが有利に提供される。
この本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴の1または2以上の特性を含んでもよい。
【0034】
本発明の第6の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、第1の端部および第2の端部を有し、また、該可変長のマウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
一端は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、
マウントアームの他端は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
ここで、これは、コンベア頭部に対してマウントアームに第1および第2の運動の自由度を与える連結部を介してなり、
マウントアームは、可動式シャーシの方の第1の部位、および頭部の方の第2の部位を有し、
該第1の部位および第2の部位は、マウントアームの第1の部位に、コンベア頭部に対する第3の運動の自由度を与えるための相対的な運動のために構成される、前記指示手段が提供される。
【0035】
より詳細には、第3の運動の自由度は、第1の部位と第2の部位を互いに回転する関係に構成することによって与えられ、これにより第2の部位は、長手方向の軸の回りに回転することができる。
代替的または付加的に、運動の自由度2を有するこの連結部は、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが第1の平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが第2の平面において旋回することができるように構成されてもよい。
代替的または付加的に、第1の部位および第2の部位が相対運動するようにして、マウントアームの第1の部位に、コンベアの頭部に対する第4の運動の自由度を与えるようにさらに構成されてもよい。
【0036】
より詳細には、第1の部位および第2の部位を互いに摺動するように構成することによって、第4の運動の自由度が与えられてもよい。
より詳細には、第1の部位および第2の部位のうち一方が他方の中に配置されて、マウントアームの長さ調節を入れ子式でおこなうことができるように構成されてもよい。
より詳細には、第1の部位および第2の部位の共通の場所に位置する部位が、実質的に円形断面であってもよい。
代替的または付加的に、本発明の第6の特徴は、本発明の他の特徴のいずれか1または2以上を含むこともできる。
【0037】
本発明の第7の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記マウントアームの一端は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記マウントアームの他端は、前記可動式アームに固定されるか、または該可動式アームとの関係において移動不能に部分的に固定され、ここで、これは、前記コンベア頭部に対するマウントアームの運動の自由度3を与えることができる連結部を介してなるものである、前記支持手段が提供される。
本発明の第7の特徴は、本発明の他の特徴のいずれか1または2以上を含むことができる。
【0038】
本発明の第8の特徴によれば、
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記マウントアームの一端は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、
ここで、前記マウントアームの他端が、前記コンベア頭部に固定されるか、または該コンベア頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記少なくとも1つの一定の長さにロックされている場合に、マウントアームの長さを正確に変えるために調節手段が提供されることを特徴とする、前記支持手段が提供される。
本発明の第8の特徴は、本発明の他の特徴のいずれか1つまたは2つ以上の特徴を含むことができる。
【0039】
本発明の態様について、添付の図面を参照して下記説明する。
【0040】
本発明を実施する形態
ここで図面を参照し、一対の側方コンベア3がマウントされたシャーシ2を備える既知の可動式団粒状物質処理プラント1を図1に示す。このプラントは、スクリーニングされた物質を側方コンベア3に供給するスクリーン(図示せず)を備える。このプラントは、プラントのシャーシ2のいずれかの側面にマウントされた側方コンベア3を明確に示すために、その端面図が図1に示されている。
【0041】
液圧ラム4は、コンベアを、運搬のためのシャーシに隣接する収容姿勢(stowed position)から図1に示す稼働姿勢に広げるために稼働する。側方コンベアは、シャーシ2に隣接する尾部5、中間部6、およびシャーシ2から離れた頭部7を有する。コンベアの頭部は、図1に軸Aで示されるピボット点の回りにピボット回転することができるように、ピボット点P1を介して中間部にマウントされている。処理された物質は、側方コンベアに沿って尾部から頭部を通過し、頭部から排出されて頭部下方にストックパイルを形成する。コンベアの中間部は、コンベアの尾部に対して支持され、シャーシとの関係において移動不能である。中間部は、シャーシに対して矢印Bの方向に折りたたむことができるように、ピボット点P2を介してピボット回転可能に尾部に接続される。
【0042】
側方コンベアは、支持手段9(このうちの1つのみが明確化のために図1に示される)によってプラントのシャーシ上に支持され、この支持手段は、コンベアの尾部および中間部にそれぞれマウントされる。コンベアの尾部は、順にシャーシに強固にマウントされる。
【0043】
図2は、上述した従来技術に関連するタイプの側方コンベアであるが、本発明の一観点による支持手段を備えたものの分解図を示している。本発明の側方コンベア用の支持手段10は、箱形断面の軟鋼から形成されるマウントアーム11a、11bの形態を有する。これは、必要に応じて適切な長さになるよう押出加工もしくは鋳造されてよく、好ましい場合には中空断面としてもよい。側方フランジ12は、マウントアーム11aの一端13に隣接して提供される。三角支持ブラケット14は、フランジ12の下方、フランジの下面とマウントアーム11aとの間に形成される。
【0044】
フランジ12から離れたマウントアームの他端は、図3により詳細に示すように、回転マウントシャフト16を介してC形ブラケット15にマウントされる。これにより、図2においてブラケット15に対して示されたように、マウントアーム11aが軸Dの回りに回転することが可能になる。C形ブラケットは、実質的に平坦な上面17、実質的に平坦な底面18およびこれら2面の間に延在する裏板19を有する。このブラケットの上面および底面には、開口20が提供され、これはブラケットの共通の軸上に配列される。
【0045】
回転マウントシャフト16は、ブラケットの裏板の対応する開口(図示せず)およびマウントアームの端面21を貫通し、マウントアームが回転マウントシャフト上の長手方向の軸の回りに回転可能となる。ベアリング(図示せず)が、マウントアームの回転を補助するために、マウントアームの端面21とブラケットの裏面19との間に提供されてもよい。
【0046】
マウントアーム11aをコンベアに取り付ける手段の詳細を図3に示す。これは、C形ブラケット15を取り付けたマウントアーム11aの端部を示す。スイベルマウントシャフト22が提供され、図2の軸Fの回りのマウント手段の旋回(traversing)を補助する。これは、一端においてコンベアの頭部に取り付けられたシリンダシャフト部材23を備えるとともに、遠位端(distal end)には頭部24が設けられる。この頭部は、前記シャフトよりも大きい径を有する。
【0047】
シリンダシャフト部材の頭部24は、C形ブラケット15の上面17と底面18との間にマウントされるように寸法決めされ、また、頭部24をブラケットに与えたときにブラケットの上面および底面の開口20に配列する貫通穴25が提供される。
ピボットマウントシャフト26は、開口20および貫通穴25を貫いて延在し、スイベルマウント手段の頭部をブラケット15内部に保持する。ピボットマウントシャフト26は、ブラケット15をシャフト26の回りにピボット回転可能とすることによって、図2に示す軸Eの回りにマウントアーム11aの上昇を補助する。スイベルマウントシャフト22の頭部24とブラケットの上面17および底面18との間に、ベアリング(図示せず)が提供されてもよい。
頭部7とマウントアーム11aの間の関節連結部には、上述したように自由度3が与えられる。
【0048】
図4は、マウントアーム11bのコンベアの尾部5に対する接続を示す概略図である。マウントアームの下部11bの遠位端には、少なくとも自由度2を有する関節連結部が与えられる。マウントアームの下部11bは、下位関節連結部のスイベルマウントシャフト22bを介してシャーシにマウントされる。ここで、この連結部は、マウントアーム11aの上部と頭部7を接続するものと同様である。マウントアーム11bは、スイベルマウントシャフト22bとともに、図2に示す軸Gの回りに回転可能であり、また、ピボットマウントシャフト26bの回り、図2に示す軸Hの回りにピボット回転可能である。
【0049】
さらなる回転マウントシャフトが、マウントアーム11bの端部とC形ブラケット15bとの間に設けられてもよく、ブラケット15bに対してマウントアーム11bをさらに回転させることができる。これにより、尾部とマウントアーム11bの間に自由度3の連結部が与えられるであろう。これは、本発明を実施するにあたり許容されるものの、必須のものではない。
【0050】
コンベアを稼働姿勢と収容姿勢もしくは移送姿勢(transit position)の間に広げるために、液圧シリンダ4が、側方コンベア3の尾部5と中間部6の間、および中間部6と頭部7の間にマウントされる。第1の液圧シリンダ4aは、図5に示す軸Iの回りにシャーシからコンベアを広げるように作用する。第2の液圧シリンダ4bは、下記に詳細に述べるように稼働姿勢から移送姿勢に移行する際に、図5に示す軸Jの回りにシャーシに向かって、コンベアの頭部を折りたたむために用いられる。
【0051】
図6に詳細に示すように、カラー27がマウントアーム11a、11bの自由端の間に設けられる。このカラーには、マウントアーム11bの開口27’に対して配列する開口(図示せず)が設けられる。このうちの1つを図2に示す。
【0052】
ピン28は、カラーの開口およびマウントアーム11bを介して設けられる。このカラーには、上方マウントアーム部11aの側方フランジと同様の寸法の側方フランジ29が設けられるとともに、上述したブラケット14と同様の三角ブラケット30が設けられる。フランジ29は、ネジ溝付きの開口(図示せず)が設けられて、ネジ溝付きナット32または他の適当なロック手段によってその位置が保持されるロック部材31を受け入れる。カラーは、マウントアーム部11bの自由端を包囲し、ピン29で固定される。マウントアーム部11aの自由端は、重力のためにカラー上に設置される。
【0053】
このプラントの使用時、稼働時には、側方コンベアが、広げられた姿勢(extended position)でシャーシ上で支持される。コンベア上のベルトの軌道(tracking)が使用時に調節を必要とするような場合には、アーム長の微細な調節を提供するために、ネジ溝付きナット32を緩めてロックボルト31を回転させ、フランジ12とフランジ29の間の距離を増大または減少させる。コンベア頭部から離れた位置で使用する際に、ベルトの軌道の調節をコンベア3の使用時になし得るというのは、本発明の有利な点である。これは、コンベアの頭部を地面まで低くする必要がなく、また、落下物による負傷、もしくは引き込まれる(drawing-in)危険を常に伴う動作中のベルトに近付くことによる負傷が起こり得るような位置、つまり人員を、コンベア頭部7の下のストックパイル8の近傍に立たせる必要がないからである。
【0054】
プラントの稼働が完了し、シャーシ2を新しい場所に移動すべきときには、側方コンベア3が、機外に延びている稼働姿勢から移動し、シャーシの機内にある収納姿勢もしくは移送姿勢になる。ナット32およびロックボルト31が緩められ、ストッパーピン28がカラーの開口から取り外されて、マウントアーム11bの下部が、マウントアーム11aの上部内部に入れ子式(telescopically)に受け入れられることが可能になる。液圧バルブ(図示せず)は、第1の液圧シリンダ4aを稼働してコンベアの中間部を折りたたみ、また、第2の液圧シリンダ4bを稼働してコンベアの頭部を横向きに折りたたむために開放される。
【0055】
コンベアが地面に向かって下げられるとき、マウントアーム11はピボットマウントシャフトの回りにピボット回転する。頭部がコンベアの中間部に向かって折りたたまれるとき、マウントアームは、スイベルマウントシャフトでスイベル回転する。この動作の際に、マウントアームの長さは、伸縮自在(telescopically)に変化し、またカラーおよびピンは、マウントアームの長さを所望の長さにロックするために用いられる。さらに、この動作の際に、C形部材がマウントアームに対して回転マウントシャフトで回転する。
コンベアは、第1の面を貫いて延び、そして第2の面を貫いて横断してもよく、またはこの順番を逆にすることも可能であり、あるいは代替的に両方の動きを同時に行わせてもよい。
【0056】
コンベアが運搬姿勢になると、ピン28を置換してコンベアをこの姿勢にロックされてもよい。補修(service)または頭部のメンテナンスが必要な場合には、コンベアを運搬姿勢に移動させることなく、頭部を折りたたむことができる。運搬姿勢と同様に、上述したようにストッパーピンを置換することによって頭部を補修姿勢(service position)にロックすることもできる。
【0057】
上記のように、一端に自由度3の関節連結部を、他端に少なくとも自由度2の関節連結部を備えた可変長の支持手段は、従来技術のコンベアで可能であったものよりも長いマウントアームを用いることが可能になる。これは、本発明の長いマウントアームは、コンベアを運搬姿勢とすれば、プラントシャーシの寸法内に収納可能であるためである。より長いマウントアームを用いることができるので、より長いコンベアをプラントシャーシ上で支持することができる。より長いコンベアの使用により、プラントの稼働時により大きい物質処理能力を享受できる。さらに、コンベアにかかる荷重が、コンベアフレームのより大きい長さにわたって拡散するので、たとえば作業現場の地面が柔らかい、または不均一であるために広範囲にわたる振動が生じ得るような、不利な作業条件に影響を受けやすい従来利用可能であったものに比べて、より安定したプラントを提供する。
【0058】
上述のように、コンベアのベルトの軌道は、稼働時に調節することができる。これは、従来技術に対する重要な利点である。従来技術においては、コンベア頭部内部のローラ上のベルト姿勢を変えることによって軌道の調節がなされるが、これは地面の高さまで頭部を下げて行わなければならない。こういった作業は、処理作業が中断されている間にのみなし得るものといえる。
本発明は、1つのマウントアームの形態で支持部材を備えるものとして記載されているが、側方コンベアを支持するためにシャーシにこのようなマウントアームを2つ設けることも好適になされると考えられよう。
側方コンベアは、3つの部位、つまり尾部、中間部および頭部を有するものとして上述されているが、コンベアの頭部は、互いにピボット回転可能である分離された副部位に分けることもできる。
【0059】
本発明の一態様は、マウントアーム11aとコンベアの頭部7の間の連結部に自由度3を与え、マウントアーム11bとコンベアの尾部5の間の連結部に自由度2を与える。請求の範囲内において、これら2つのタイプの連結部は互いに置換可能である。また、この連結部にともに自由度3を与えることもできる。
この態様は、コンベアの頭部7と尾部5の間に延びる支持部を提供する。請求の範囲内において、この支持部は、コンベアの頭部7とシャーシ2との間、またはシャーシ上に強固にマウントされるプラントのいずれかの部分との間に延びるようにすることもできる。
さらに、液圧シリンダ駆動手段の代わりに他の駆動手段が使用されてもよい。たとえば、液圧モータ、空圧シリンダ、空圧モータまたは必要な電力伝達手段を備えた電気モータなどである。これらの駆動手段は、好ましくは前進および後退の複動式である。
【0060】
図7〜9は、本発明の別態様の支持手段を備えた側方コンベアの概略図を示す。図7〜9の態様の大部分のコンポーネントは、図2〜4の態様のものと同じものであるため、図2〜4に関する上述の説明を参照されたい。ここで、図7〜9の態様と図2〜4の態様の相違点を述べる。
【0061】
図7は、別態様の支持手段を備えた側方コンベアの分解図である。この態様は、既述の態様における運動の自由度3の代わりに、マウントアーム11aのコンベア頭部7に対する接続に運動の自由度2を与える。この運動の自由度2は:ブラケット15をシャフト26回りにピボット回転可能とすることによる、軸Eの回りのマウントアーム11aの上昇;およびスイベルマウントシャフト22による、軸Fの回りのマウント手段の旋回である。図8は、図7に示したマウントアーム11aの端部を拡大した側面概略図である。この態様において、マウントアーム11aを軸Dの回りに回転させることは必要ではない。しかしながら、この態様も、軸Dの回りにマウントアーム11aが回転する既述の態様と同じように構成されてもよい。
【0062】
図9には、既述の態様と同じように、マウントアーム11bがコンベアの尾部5に接続されたものが図示される。図9の接続は、既述の態様と共通して運動の自由度2が与えられる。さらに既述の態様と共通して、マウントアーム11bの端部とC形ブラケット15bの間にさらなる回転マウントシャフトが提供され、マウントアーム11bがブラケット15bに対してさらに回転できるようにされてもよい。これにより、尾部とマウントアーム11bの間の連結部に自由度3を与える。これは、本発明を実施するにあたり許容されるものの、必須のものではない。
【0063】
ここで図7を参照して、カラー40がマウントアーム11a、11bの自由端の間に提供される。この態様のカラー40の詳細な形態は、後述するように既述の態様のカラー27の形態と異なるが、カラー40の対応するコンポーネント部分については、図6を参照されたい。マウントアーム11a、11bの一方が他方に受け入れられて、入れ子式に可変長の支持手段10を提供する。同じ場所に配置されるマウントアーム11a、11bの端部13と端部41は、実質的に円形断面であるので、2つのマウントアーム11a、11bは、軸Dの回りに互いに回転可能である。カラー40は、2つのマウントアーム11a、11bの円形断面と協動するように構成される。これは、既述の態様においては運動の自由度1、つまり2つのマウントアーム11a、11bの相対的な直線運動であったのに対して、この態様ではマウントアーム11aとマウントアーム11bの間の接続により運動の自由度2が与えられることを意味する。
【0064】
この態様による本発明の動作は、既述の態様による動作と同じである。したがって、既述の態様の動作に関連する記載を参照されたい。
【0065】
要するに、この態様において、マウントアーム11aと頭部7の間の接続は、運動の自由度2が与えられ、マウントアーム11aとマウントアーム11bの間の接続は、運動の自由度2が与えられるということである。既述の態様では、マウントアーム11aと頭部7の接続は、運動の自由度3が与えられ、マウントアーム11aとマウントアーム11bの間の接続は、運動の自由度1が与えられる。
【0066】
産業上の利用可能性
本発明の支持手段は、団粒物質を処理する産業において用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】従来技術による既知の処理プラントの概略図であり、プラントのシャーシにマウントされた側方コンベア用の既知の支持手段を説明する図である。
【図2】本発明の一態様による支持手段を備えた側方コンベアの分解図である。
【図3】図2に示すマウントアームの部位の一端を拡大した側面概略図である。
【図4】図2のマウントアームの他端を拡大した側面概略図である。
【0068】
【図5】コンベアの折りたたまれた軸を示す、図2のコンベアおよび支持部の概略図である。
【図6】マウントアームおよびマウントアームに設けられた調節手段の長さをロックするカラーの概略図である。
【図7】本発明の別の態様による支持手段を備えた側方コンベアの分解図である。
【図8】図7に示すマウントアームの部位の一端を拡大した側面概略図である。
【図9】図7のマウントアームの他端を拡大した側面概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、少なくとも2つの部位ならびに第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記第1の端部は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記第2の端部は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
前記支持手段は、少なくとも3つの対偶を与えるように構成され、ここで、第1の対偶は、前記マウントアームの第1の部位と前記可動式シャーシによって形成され、第2の対偶は、前記マウントアームの第1の部位および第2の部位によって形成され、第3の対偶は、前記マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部によって形成されるとともに連結部によって提供され、
前記支持手段は、第1の対偶に運動の自由度2が与えられ、第2の対偶に運動の自由度1が与えられ、第3の対偶に運動の自由度3が与えられるようにさらに構成されてなる、前記支持手段。
【請求項2】
支持手段が、第1の対偶および第3の対偶の運動の自由度がともに3であるように構成される、請求項1に記載の支持手段。
【請求項3】
第1の対偶の運動の自由度2が、マウントアームの第1の部位と可動式シャーシとの間のさらなる連結部によって与えられる、請求項1または2に記載の支持手段。
【請求項4】
さらなる連結部が、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが一平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが他の平面において旋回することができる、請求項3に記載の支持手段。
【請求項5】
第3の対偶の運動の自由度3が、ピボットマウントシャフト、スイベルマウントシャフトおよび回転マウントシャフトを含む連結部によって与えられ、マウントアームが、前記ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、前記スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回し、また、回転マウントシャフト上の長手方向の軸の回りに回転することができる、請求項1〜4のいずれかに記載の支持手段。
【請求項6】
第1の平面と第2の平面とが直交する、請求項5に記載の支持手段。
【請求項7】
第2の部位の長手方向の軸が、前記平面の交差ラインと実質的に平行である、請求項6に記載の支持手段。
【請求項8】
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、少なくとも2つの部位ならびに第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記第1の端部は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記第2の端部は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
前記支持手段は、少なくとも3つの対偶を与えるように構成され、ここで、第1の対偶は、前記マウントアームの第1の部位と前記可動式シャーシによって形成されるとともに連結部によって提供され、第2の対偶は、前記マウントアームの第1の部位および第2の部位によって形成され、第3の対偶は、前記マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部によって形成され、
前記支持手段は、第1の対偶に運動の自由度3が与えられ、第2の対偶に運動の自由度1が与えられ、第3の対偶に運動の自由度2が与えられるように構成されてなる、前記支持手段。
【請求項9】
第3の対偶が、マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部の間のさらなる連結部によって提供される、請求項8に記載の支持手段。
【請求項10】
さらなる連結部が、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが一平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが他の平面において旋回することができる、請求項9に記載の支持手段。
【請求項11】
第2の対偶の運動の自由度が、第1の部位および第2の部位を互いに摺動するように構成することによって与えられる、請求項1〜10のいずれかに記載の支持手段。
【請求項12】
第2の対偶の運動の自由度が、第1の部位および第2の部位を互いの直線運動として構成することによって与えられる、請求項1〜11のいずれかに記載の支持手段。
【請求項13】
第2の部位が実質的に長手方向の軸の方向に移動する、請求項12に記載の支持手段。
【請求項14】
第1の対偶の運動の自由度3が、ピボットマウントシャフト、スイベルマウントシャフトおよび回転マウントシャフトを含む連結部によって与えられ、マウントアームが、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回し、また、回転マウントシャフト上の長手方向の軸の回りに回転することができる、請求項8〜13のいずれかに記載の支持手段。
【請求項15】
第1の平面と第2の平面とが直交する、請求項14に記載の支持手段。
【請求項16】
第2の部位の長手方向の軸が、前記平面の交差ラインと実質的に平行である、請求項15に記載の支持手段。
【請求項17】
第1の部位および第2の部位の一方が他方の内部に配置されて、入れ子式にマウントアームの長さを調節することができる、請求項1〜16のいずれかに記載の支持手段。
【請求項18】
マウントアームが液圧シリンダを備える、請求項17に記載の支持手段。
【請求項19】
マウントアームが3つの部位を含み、第2の対偶の運動の自由度が、少なくとも第1の部位と第2の部位、および第2の部位と第3の部位の間に与えられる、請求項1〜18のいずれかに記載の支持手段。
【請求項20】
上面、底面および該上面と該底面の間に延在する裏面プレートを含むC形ブラケットが、回転マウントシャフトを介してマウントアームの少なくとも1つの端部にマウントされる、請求項5または14に記載の支持手段。
【請求項21】
C形ブラケットの上面と底面が実質的に平行であり、裏面プレートが、上面および底面に対して実質的に直角に延在する、請求項20に記載の支持手段。
【請求項22】
ベアリング手段が、マウントアーム端面とブラケットの裏面プレートの間に設けられる、請求項20または21に記載の支持手段。
【請求項23】
C形ブラケットの上面および底面にそれぞれ開口が設けられ、該開口は、ブラケットを貫通して共通の軸に沿って配列される、請求項20〜22のいずれかに記載の支持手段。
【請求項24】
スイベルマウントシャフトに貫通穴が設けられるとともに、スイベルマウントシャフトがC形ブラケット内部にマウントされ、該貫通穴がブラケットの上面および底面の開口に対して配列されるようにしてなる、請求項20〜23のいずれかに記載の支持手段。
【請求項25】
ピボットマウントシャフトが、C形ブラケットの上面および底面の開口ならびにスイベルマウントシャフトの貫通穴を貫通して延在し、スイベルマウントシャフトの位置をブラケット内部にロックする、請求項24に記載の支持手段。
【請求項26】
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、少なくとも2つの部位ならびに第1の端部および第2の端部を有し、また、該マウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
前記第1の端部は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、また、前記第2の端部は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、
前記支持手段は、少なくとも3つの対偶を与えるように構成され、ここで、第1の対偶は、前記マウントアームの第1の部位と前記可動式シャーシによって形成され、第2の対偶は、前記マウントアームの第1の部位および第2の部位によって形成され、第3の対偶は、前記マウントアームの第2の部位とコンベアの頭部によって形成されるとともに連結部によって提供され、
前記支持手段は、第1の対偶に運動の自由度2が与えられ、第2の対偶に運動の自由度2が与えられ、第3の対偶に運動の自由度2が与えられるようにさらに構成されてなる、前記支持手段。
【請求項27】
第1の対偶の運動の自由度2が、マウントアームの第1の部位と可動式シャーシとの間のさらなる連結部によって与えられる、請求項26に記載の支持手段。
【請求項28】
さらなる連結部が、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを備え、ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによってマウントアームが一平面において上昇するとともに、スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによってマウントアームが他の平面において旋回することができる、請求項27に記載の支持手段。
【請求項29】
第2の対偶の運動の自由度2が、第1の部位および第2の部位を、互いに回転および摺動するように構成することによって与えられる、請求項26〜28のいずれかに記載の支持手段。
【請求項30】
第2の部位がその長手方向の軸の回りに回転可能であるとともに、実質的に長手方向の軸の方向に移動する、請求項29に記載の支持手段。
【請求項31】
第3の対偶の運動の自由度2が、ピボットマウントシャフトおよびスイベルマウントシャフトを含む連結部によって与えられ、マウントアームが、前記ピボットマウントシャフト上でピボット回転することによって第1の平面において上昇し、前記スイベルマウントシャフト上でスイベル回転することによって第2の平面において旋回することができる、請求項26〜30のいずれかに記載の支持手段。
【請求項32】
第1の平面と第2の平面とが直交する、請求項31に記載の支持手段。
【請求項33】
第2の部位の長手方向の軸が、前記平面の交差ラインと実質的に平行である、請求項32に記載の支持手段。
【請求項34】
第1の部位および第2の部位の一方が他方の内部に配置されて、入れ子式にマウントアームの長さを調節することができる、請求項26〜33のいずれかに記載の支持手段。
【請求項35】
マウントアームが液圧シリンダを備える、請求項34に記載の支持手段。
【請求項36】
第1の部位および第2の部位の共通の場所に位置する部分が、実質的に円形断面である、請求項26〜35のいずれかに記載の支持手段。
【請求項37】
マウントアームが3つの部位を含み、第1の運動の自由度が第1の部位と第2の部位の間に与えられ、第2の運動の自由度が第2の部位と第3の部位の間に与えられる、請求項26〜36のいずれかに記載の支持手段。
【請求項38】
第1の運動の自由度が第1の部位と第2の部位とが互いに摺動することであり、第2の運動の自由度が第2の部位と第3の部位とが互いに回転することであるように、マウントアームが構成される、請求項37に記載の支持手段。
【請求項39】
第1の運動の自由度が第1の部位と第2の部位とが互いに回転することであり、第2の運動の自由度が第2の部位と第3の部位とが互いに摺動することであるように、マウントアームが構成される、請求項37に記載の支持手段。
【請求項40】
第1および第3の対偶の少なくとも1つが、運動の自由度3を与えるように構成される、請求項26〜39のいずれかに記載の支持手段。
【請求項41】
可変長のマウントアームの長さを、運搬姿勢および/または補修姿勢におけるコンベアの長さに対応する一定の長さにロックするための手段をさらに備える、請求項1〜40のいずれかに記載の支持手段。
【請求項42】
コンベアの頭部が、互いにピボット回転可能な少なくとも2つの隔離された部位からなり、前記第1の頭部が可動式シャーシに支持されるか、または可変長のアームによって可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定される、請求項1〜41にのいずれかに記載の支持手段。
【請求項43】
マウントアームの一端がコンベアの尾部に接続され、マウントアームの他端がコンベアの頭部に接続される、請求項1〜43のいずれかに記載の支持手段。
【請求項44】
支持部の長さを、コンベアの作業姿勢に対応するように、好ましくは運搬姿勢およびメインテナンス姿勢にも対応するように固定するために、カラーおよびロックピンを設ける、請求項1〜44のいずれかに記載の支持手段。
【請求項45】
ベアリング手段をすべてのすべり面に設ける、請求項1〜44のいずれかに記載の支持手段。
【請求項46】
マウントアームが、金属またはいずれかの適当な物質から形成されるボックス部を含む、請求項1〜45のいずれかに記載の支持手段。
【請求項47】
ボックス部が、中空断面または開断面から所定の長さに、押出し加工、鋳造または切出し加工のうち少なくとも1つがなされたものである、請求項46に記載の支持手段。
【請求項48】
軟鋼から形成される、請求項1〜46のいずれかに記載の支持手段。
【請求項49】
可動式シャーシであって、該可動式シャーシ上にマウントされる側方コンベア、および該側方コンベアを支持するための請求項1〜48のいずれかに記載の支持手段を備えた、前記可動式シャーシ。
【請求項50】
可動式シャーシが可動式の団粒物処理プラントである、請求項49に記載の可動式シャーシ。
【請求項51】
可動式シャーシ上にマウントするのに適合された側方コンベアを支持するための支持手段であって、
前記コンベアは、尾部、中間部および少なくとも1つの頭部を含んでなり、該頭部は、前記各部を互いに分離するコンベアフレームに関連するピボット点を有し、
前記支持手段は、可変長のマウントアームを備え、
前記マウントアームは、第1の端部および第2の端部を有し、また、該可変長のマウントアームの長さを、作業姿勢におけるコンベアの長さに対応する少なくとも1つの一定の長さにロックするための手段を備え、
一端は、前記可動式シャーシに固定されるか、または該可動式シャーシとの関係において移動不能に部分的に固定され、
ここで、マウントアームの他端は、前記コンベアの頭部に固定されるか、または該コンベアの頭部との関係において移動不能に部分的に固定され、かつ、
前記少なくとも1つの一定の長さにロックした場合に、前記マウントアームの長さを微細に変更するために調節手段が設けられることを特徴とする、前記支持手段。
【請求項52】
図2〜9の1または2以上の図面を参照して実質的に説明された支持手段。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−525206(P2006−525206A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−506216(P2006−506216)
【出願日】平成16年4月30日(2004.4.30)
【国際出願番号】PCT/GB2004/001922
【国際公開番号】WO2004/096677
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(505409100)メッツォ ミネラルズ(カッパー) リミテッド (1)
【Fターム(参考)】