説明

可搬式防護デバイス

【解決手段】 防護部材を支持するための選択的に収縮可能なトラスを含む可搬式防護システムを提供する。当該トラスは、収縮位置と拡張位置の間で移動可能である。防護部材は、発射物を粉砕するための弾道装甲材料の少なくとも1つの層を含む。当該トラスは、防護部材をトラスに解除可能に接続するのに好適なコネクタを含み、また、防護壁を形成するように、トラスを隣り合ったトラスに解除可能に接続するのに好適なコネクタも含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2005年4月25日付けで出願された先の米国特許出願第11/113、149号の一部継続出願である。
【0002】
本発明は、弾道発射物、爆破または他のそのような脅威などの脅威に対する防護バリアを確立するために組み立てることができる可搬式防護システムに関する。より詳細には、本発明は、防護壁を形成するために装甲層を担持するように適合されたモジュラ型可搬式構造に関する。
【背景技術】
【0003】
軍事行動において、また民間人の行動に関して危険性の高いエリアにおいて、弾道発射物、爆発物、化学攻撃、ならびに簡易爆発物の起爆による力および物体(本明細書では集合的に「発射物」)から人員および重要な機器を保護することが重要である。発射物から人員および機器を保護するために、そのような発射物が標的に達するのを防止するために発射物の運動エネルギーを分散させるための手段を提供することが必要である。そのような発射物の運動エネルギーを分散させる効率的な手段は、保護されるべき物体および人と到来する脅威との間にシールドを挿入することである。弾道材料で製造されたシールドは、発射物に対する少なくとも何らかの保護を提供することがよく知られている。本明細書で使用される場合、「弾道」材料とは、発射物を止める、あるいは、発射物の進行の速度を著しく遅くする特性を有するものとして定義される。しかしながら、弾道シールドは、すべての状況下においてすべてのタイプの発射物により完全に貫通されないわけではないことが理解されよう。
【0004】
軍事行動および他のそのような用途では、到来する発射物からの攻撃の脅威の下にある間、あるエリアに人員、機器などを移動し、防御可能なポジションを確立することがしばしば必要になる。そのような状況では、到来する発射物からエリアを防護するために弾道シールドを組み込んでいる構造がしばしば使用され、それにより、人員が弾道シールド構造の後ろ側で到来する発射物から身を守ること可能になる。コンクリート壁または土嚢で形成された壁などの従来の弾丸シールド構造を使用するとき、そのような従来の弾丸シールド構造は容易に持ち運ぶことができないという点で問題が生じ、そのような従来の弾道シールド構造の組立てには時間がかかり、多くの労働力を必要とすることが多い。結果的に、到来する発射物からの攻撃の脅威の下にある間の、そのような従来の弾丸シールド構造の組立て、および使用は、しばし実用的ではない。
【0005】
さらに、弾道シールド構造の使用を含むある特定の用途では、しばしば、たとえば、保安要員がセキュリティチェックポイントを通過する人および車両と接触する間などに、弾丸シールド構造によって防護された人員が、弾丸シールド構造の向こう側の人および物体を観察し、それらの人および物体と接触することが必要になる。そのような用途では、しばしば、チェックポイントを通過する人および物体から見て弾道シールド構造の反対側に1人または複数の保安要員を位置させたままにできるようにし、また、保安要員が、弾道シールド構造の後ろ側に提供された比較的安全な場所から人および物体を観察できるようにすることが望ましい。
【0006】
従来のシールドシステムの例は、Vivesらの米国特許第6,681,679号、Fuguaの米国特許第6,807,890号、Levellの米国特許第6,581,505号、Linkerらの米国特許第5,386,788号、およびPaganoらの米国特許第4,398,446号に開示され、それらの内容は本明細書に参照として組み込まれる。これらの従来のシールドシステムは、しばしば、容易には持ち運びできず、組立てが困難で、提供される防護が限定され、シングルセットアップ構成に限定され、1つのタイプの装甲しか支持せず、様々な脅威レベルまたは環境に対して調整することができない。さらに、これらの従来のシールドシステムでは、しばしば従来のシールドシステムを介した人および物体の観察、人および物体との接触ができないことが多い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的は、対向する第1のフレームおよび第2のフレームを含む防護部材と、第1のフレームと第2のフレームとを接続する第1のフレームと第2のフレームの間に設けられた支持部材とを支持するためのトラスによって達成される。該支持部材は、選択的に移動可能であり、それにより第1のフレームと第2のフレームが互いに隣接している収縮位置と、第1のフレームおよび第2のフレームが互いに横方向に離間している拡張位置との間で、第1のフレームおよび第2のフレームが移動可能となる。該支持部材は、ロックによって拡張位置で解除可能に係止することができる。
【0008】
防護部材に解除可能に係合するために、第1のフレームおよび第2のフレームのうち少なくとも1つの上に保持部材が設けられる。防護部材は、たとえば、弾道材料などの防護材料で製造されたパネルを含む。防護部材は、さらに、保持部材に係合するのに好適なコネクタを含み、それにより、パネルがトラスに解除可能に固定できるようになる。一実施形態では、パネルは、パネルを通る選択的アクセスを可能にするように適合された窓をさらに含む。別の実施形態では、ルーフ構造を形成するために、オーバーヘッド構成で、トラスに少なくとも1つのルーフ防護部材を選択的に固定できる。
【0009】
トラス上に、複数のロケータ部材が設けられる。ロケータ部材は、隣接するトラスにトラスを係合し、選択的に固定するように構成され、それにより、複数のトラスを一緒に結束して、防護壁を形成することが可能になる。一実施形態では、地面などのフロア表面にトラスを固定するために、第1のフレームおよび第2のフレームのうち少なくとも1つの上に支柱部材が設けられる。別の実施形態では、砂などの分散性材料を保持するために、トラス内に容器が設けられる。さらに別の実施形態では、粉砕された弾道発射物の破砕を制御するために、可撓性の装甲ブランケットが提供される。
【0010】
添付の図面と併せて理解され、本発明の好ましい実施形態を開示する以下の詳細な説明から、本発明のその他の目的、利点および顕著な特徴が明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
以下の図面とともに本発明の以下の詳細な説明を読むと、上述の本発明の特徴がより明白に理解されるであろう。
【図1】可搬式防護システムの一実施形態の斜視図である。
【図2】可搬式防護システムのトラスの一実施形態の斜視図であり、拡張位置におけるトラスが示される。
【図3】図2のトラスの部分分解斜視図であり、第1の壁フレームが第2の壁フレームから分解されている収縮位置におけるトラスが示される。
【図4】本発明の別の実施形態のトラス部分の斜視図であり、拡張位置におけるトラスが示される。
【図5】図4のトラスの拡張可能な支持部材の斜視図であり、拡張位置における拡張可能な支持部材が示される。
【図6】図4のトラスの別の拡張可能な支持部材の斜視図であり、拡張位置における拡張可能な支持部材が示される。
【図7】図4のトラスの実施形態の斜視図であり、収縮位置におけるトラスが示される。
【図8】図4のフレームの拡張可能な支持部材の斜視図であり、収縮位置における拡張可能な支持部材が示される。
【図9】拡張可能な支持部材および付随するロックの拡大された部分斜視図である。
【図10】図4のトラスの一部分の部分斜視図であり、トラスの中空ピース、ポストおよびロック部分が示され、中空ピースとポストとは、互いに離間し、拡張されている。
【図11】図4のトラスの一部分の部分斜視図であり、トラスの中空ピース、ポストおよびロック部分が示され、ポストが中空ピース内に受容されている。
【図12】本発明の一実施形態の防護部材の部分斜視図であり、閉位置における窓が示される。
【図13】本発明の一実施形態の防護部材の部分斜視図であり、開位置における窓が示される。
【図14】図2に示されたトラスの保持部材の部分斜視図であり、自由位置で保持部材に係合している防護部材のコネクタが示される。
【図15】図14の保持部材の部分斜視図であり、当接位置で保持部材に係合している防護部材のコネクタが示される。
【図16】可搬式防護システムの別の実施形態を示す斜視図である。
【図17】図16の実施形態を示す斜視図であり、支柱が含まれる。
【図18】複数の可搬式防護システムで形成された防護壁の斜視図であり、ルーフ構造が示される。
【図19】図18のルーフ構造のルーフトラスを示す斜視図である。
【図20】可搬式防護システムの別の実施形態を示す斜視図である。
【図21】図2のトラスを示す斜視図であり、可撓性の装甲ブランケットが含まれる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に、本発明の一実施形態による可搬式防護システムを示す。可搬式防護システムまたはシステムは、本明細書および添付の各図において、10で指定される。例示された実施形態では、可搬式防護システム10は、一般に、選択的に収縮および拡張することができるトラス100を含み、このトラス100は、拡張位置に構成されるとき、少なくとも1つの防護部材102を担持および支持するように適合される。トラス100は、アルミニウム、スチール、繊維強化複合材、ポリマーなどのような実質的に剛性の材料で製造される。以下でさらに詳細に説明するように、トラス100は、拡張位置と収縮位置の間で選択的に構成されるように適合される。
【0013】
図2に、拡張位置に組み立てられたトラス100の一実施形態を示す。図2を参照すると、トラス100は、実質的に平行で重なり合った構成になされた第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108を含む。壁フレーム106、108は、各々、実質的に共面構成で、第1の側部部材118および第2の側部部材120と、第1の側部部材118および第2の側部部材120に固定され、その間に延びる第1の端部部材122および第2の端部部材124とを含む。第1の側部部材118および第2の側部部材120は、第1の対向する内部表面152、154を含む。例示された実施形態では、複数の中央ブレース160が提供され、少なくとも1つの中央ブレース160が第1の対向する内部表面152、154の間に延び、それにより、壁フレーム106、108が各々2つの区画に分割される。壁フレーム106、108の各々の第1の側部部材118は、第2の対向する内部表面162、164を含み、壁フレーム106、108の各々の第2の側部部材120は、第3の対向する内部表面166、168を含む。
【0014】
第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108は、複数の支持フレーム110、112、114、116により、互いに対して離隔して保持される。拡張位置に構成されるときに、トラス100に対して剛性の支持を提供するように、第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108を互いに空間的な関係で解除可能に固定するように、支持フレーム110、112、114、116が作用する。図2に示されるように、例示された実施形態では、4つの支持フレーム110、112、114、116が提供される。第1の壁フレーム106の第1の側部部材118と第2の壁フレーム108の第1の側部部材118との間に第1の支持フレーム110が延びる。第1の壁フレーム106の第2の側部部材120と第2の壁フレーム108の第2の側部部材120との間に第2の支持フレーム112が延びる。第1の壁フレーム106の第1の端部部材122と第2の壁フレーム108の第1の端部部材122との間に第3の支持フレーム114が延び、第1の壁フレーム106の第2の端部部材124と第2の壁フレーム108の第2の端部部材124との間に第4の支持フレーム116が延びる。当業者には、互いに近接した定位置に第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108を維持するのに好適な支持フレームに関する多数の構成が認識されよう、また、かかる構成は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく使用することができる。
【0015】
上述のように、トラス100は、選択的に収縮および拡張されるように適合される。いくつかの実施形態では、第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108は、拡張位置と収縮位置の間で互いに近接して、選択的に再配置できるように適合される。たとえば、例示された実施形態では、ラッチ、フック・ループファスナ、ナット・ボルト組立体、または他のそのような解除可能なファスナなど、解除可能なファスナによって、支持フレーム110、112、114、116の各々が第1の壁フレーム106に拡張位置で選択的に固定される。図3に示されるように、ヒンジ104によって、支持フレーム110、112、114、116の各々は、第2の壁フレーム108に回転可能に接続される。この実施形態では、第1の壁フレーム106を支持フレーム110、112、114、116の各々から解除することによって、トラス100は、収縮位置に選択的に構成される。第1の壁フレーム106が解除されると、支持フレーム110、112、114、116の各々は、隣り合ったヒンジ104を中心にして第2の壁フレーム108に対して選択的に回転され、それにより、第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108を収縮位置で選択的に積み重ねることが可能になり、支持フレーム110、112、114、116の各々が、その間で実質的に共面構成で設けられる。別の実施形態では、解除可能なファスナによって、拡張位置で第1の壁フレーム106と第2の壁フレーム108の両方に支持フレーム110、112、114、116の各々が選択的に固定され、それにより、壁フレーム106、108から支持フレーム110、112、114、116の各々を接続解除し、様々な支持フレームおよび壁フレームを積み重ねることによって、トラス100は選択的に収縮できる。
【0016】
図4〜図10に、トラス100aの別の実施形態を示す。この実施形態では、トラス100aは、支持フレーム110a、112a、114a、116aのいずれかから壁フレーム106、108のいずれかを選択的に接続解除することなく、選択的に収縮および拡張することができる。この実施形態では、拡張可能な支持部材によって各支持フレーム110a、112a、114a、116aが規定される。図5および図6を参照すると、支持フレーム110a、112a、114a、116aは各々、第1のゲート180を含み、この第1のゲート180は、に第1のヒンジ184により、第1のゲート180および第2のゲート182の内側縁部140、142に沿って第2のゲート182回転可能に接続されている。第1のゲート180および第2のゲート182の対向する外側縁部186、188は、それぞれ、第1のフレーム106および第2のフレーム108に、第2のヒンジ190および第3のヒンジ192により回転可能に接続される。支持フレーム110a、112a、114a、116aの各々について、第1のゲート180は、第2のゲート182に近接して第1のヒンジ184を中心にして回転して、トラス100aが収縮しているとき(図7および図8参照)には積層構成になり、トラス100aが拡張しているとき(図4および図5)にはサイドバイサイド構成になる。
【0017】
各ゲート180、182の対向する端部194、196の間に支持ブレース193が延びる。ゲート180、182は各々、ゲート180、182がサイドバイサイド拡張位置へと回転したときに隣り合ったゲートと係合する重複延長部195を規定する。例示された実施形態では、各ゲート180、182の対向する端部194、196の各々には、重複延長部195と係合してゲート180、182を拡張位置で解除可能に係止するために、ロック130が提供される。図9に、ロック130のうち1つを示すために切り取られた支持フレーム110aの一部分を示す。例示された実施形態では、各ゲート180、182の対向する端部194、196の各々が貫通ボア150を規定する。各ロック130は、貫通ボア150に近接して協働するゲート端部194、196上に設けられたハウジング134を含む。また、貫通ボア150を通って延びるためにばね付勢されたピン132も含まれる。各重複延長部195は、ゲート180、182がサイドバイサイド拡張位置まで回転したときに、協働するゲート端部194、196の貫通ボア150と実質的に整列するように構成された協働する貫通開口部144を規定する。この構成では、貫通ボア150および協働する開口部144を通ってピン132が延びることにより、それぞれ対応するゲート180、182をサイドバイサイド拡張位置で係止できるようになる。
【0018】
ばねの付勢に抵抗してハウジング134内にピン132を維持し、貫通ボア150からピン132を選択的に引き抜くことを可能にするために、各々のばね付勢されたピン132にリング136が固定される。図9に示されるように、ハウジング134は、リング136を受容し、ピン132がハウジング134内から貫通ボア150を通って摺動できるようにするように適合される複数のスロット138を備えている。スロット138からリング136を引き抜き、ハウジング134の複数のインデント146にリング136が係合するまでリング136を回すことによって、貫通ボア150からピン132が解除され、それにより、ピン132を貫通ボア150から後退させたままにすることが可能になる。このようにして、第1のフレーム部分106および第2のフレーム部分108を収縮位置で選択的に固定することができるように、ロック130は、選択的に係止および係止解除することができる。当業者は、当然、限定的ではなく、ファスナ、摩擦係合などを含めて、第1のフレーム部分106および第2のフレーム部分108を収縮位置で選択的に係止および係止解除するのに好適な数多くのデバイスおよび構成と、そのようなデバイスおよび構成が、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく使用することができること、とを認識するであろう。
【0019】
上述の内容から、第1の拡張可能な部材110、第2の拡張可能な部材112、第3の拡張可能な部材114、および第4の拡張可能な部材116は、トラス100を収縮および拡張するための任意の拡張可能な部材または拡張部材とすることができることが理解されよう。たとえば、一実施形態では、フレーム部分のうち1つに単一のゲートが枢動可能に取り付けられ、フレームか収縮するときに、内向きまたは外向きに枢動する。当業者は、テレスコープ式部材、ツイストロックシリンダ、枢動可能に相互接続可能なストラット、ばねなどを含めて、その他の拡張可能な部材/拡張部材を本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく採用することができることを認識するであろう。
【0020】
図4の実施形態では、第2のフレーム108に近接して第1のフレーム106を収縮位置に選択的に係止するために、第1のフレーム106と第2のフレーム108との間に少なくとも1つのロック130が設けられている。図10および図11に示されるように、第1のフレーム106の各隅部に中空ピース126が設けられ、この中空ピース126は第2のフレーム108に向かって片持ち式に延びるように構成されている。各中空ピース126の各々の片持ち端部128は、ロック130を備える。各中空ピース126が第1のフレーム106の周りに設けられている場合、各ポスト148が協働する中空ピース126内に受容され、中空ピース126と係合するように適合されるような構成で、第2のフレーム108から第1のフレーム106に向かって延びるようにポスト148が提供される。ポスト148を中空ピース126に選択的に連結するために、各中空ピース126に装着された各ロック130が協働するポスト148に係合するように適合され、それにより、トラス100が収縮位置にあるとき、第2のフレーム108を、第1のフレーム106に近接して固定させる。
【0021】
図10および図11に示されるように、各中空ピース126は、貫通ボア150を規定する。上述したように、各ロック130は、協働する貫通ボア150上に設けられたハウジング134を含み、各ロック130は、さらに、貫通ボア150を通って延びるようにばね付勢されたピン132を含む。各ポスト148は、ポスト148が中空ピース126内に受容されたときに、協働する中空ピース126の貫通ボア150と実質的に整列するように構成された協働する開口部144を規定する(図11参照)。この実施形態では、貫通ボア150と協働する開口部144とを通ってピン132を選択的に延ばすことにより、各協働する中空ピース126内にそれぞれ対応するポスト148を選択的に係止できるようになる。当業者は、当然、限定的ではなく、ファスナ、摩擦係合などを含めて、第1のフレーム部分106および第2のフレーム部分108を収縮位置で選択的に係止および係止解除するのに好適な多数のデバイスおよび構成と、そのようなデバイスおよび構成が、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく使用することができること、とを認識するであろう。
【0022】
図1を参照すると、各防護部材102は、一般に、弾道材料で製造されたパネル172を含む。パネル172は、スチール、弾道セラミック、ガラスセラミック、弾道ポリマー、発泡金属装甲、または弾道発射物を粉砕するのに好適な他のそのような装甲材料などの実質的に剛性の弾道材料の少なくとも1つの層によって規定される。一実施形態では、パネル172は、実質的に剛性の弾道材料の複数の層で製造される。その他の実施形態では、パネル172は、実質的に剛性の弾道材料の少なくとも1つの層と、破砕ブランケット、ガラス繊維、可撓性ポリマー、または弾道発射物をさらに粉砕できるその他の材料などの実質的に可撓性の弾道材料の少なくとも1つの層とを含む。また、その他の実施形態では、パネル172は、化学攻撃に耐えることができるポリマーまたはその他の材料などの化学的に耐性のある材料の少なくとも1つの層を含む。
【0023】
各パネル172は、装甲壁システム10を形成するために、トラス100に解除可能に固定されるように適合される。例示された実施形態では、各パネル172は、実質的に矩形であり、パネル172の2つの隣接する縁部に沿った傾斜したセクション173と、パネル172の残りの2つの縁部に沿った平坦なセクション175とを規定する。この実施形態では、パネル172の各傾斜したセクション173は、隣接するパネル172の対応する平坦な縁部175と重なるように適合され、それにより、隣接するパネル172同士の間の継ぎ目が、傾斜したセクション173により実質的に覆われ、強化される。当業者は、当然、隣接するパネル172同士の間の継ぎ目を強化することができるその他の好適な構成と、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、そのようなその他の構成を使用することができることを認識するであろう。この点において、隣接するパネル172の縁部の相互係止および隣接するパネル172の単純な摩擦係合が考慮される。
【0024】
図2を参照すると、防護部材102を解除可能に支持するために、第1のフレーム106および第2のフレーム108の少なくとも1つの上に、複数の保持部材174が提供されている。図14および図15に示されるように、第1のフレーム106および第2のフレーム108のうち1つの保持部材174の少なくとも一部分に、パネル172を解除可能に固定できるようにするために、各防護部材102は、パネル172の少なくとも1つの平らな表面上に設けられた好適なコネクタ202を含む。例示された実施形態では、パネル172の1つの表面に沿って複数のフック202が設けられる。フック202は、第1のフレーム106および第2のフレーム108のうち1つに防護部材102を固定するために、保持部材174の少なくとも1つに係合するように構成される。少なくとも1つのフック202に近接して細長の枢動部材204が提供される。図14および図15に示されるように、枢動部材204は、自由位置(図14)と当接位置(図15)の間でパネル172に沿って選択的に回転できるように構成される。フック202が協働する保持部材174と係合すると、各枢動部材204を当接位置で選択的に配置することができ、それにより、回転可能な部材がストップを提供して、協働するフック202から協働する保持部材174が係合解除しないようになる。したがって、回転可能な部材204は、防護部材102のトラス100への解除可能な係合を選択的に係止および係止解除するための手段を提供する。
【0025】
図1および図2の例示された実施形態では、防護部材174は、第1のフレーム106および第2のフレーム108のうち1つの一方の区画を実質的に覆うようにサイズ設定される。第1のフレーム106および第2のフレーム108の各区画内に複数の保持部材174が配置される。この実施形態では、一方の区画内に配置された協働する保持部材174は、1つの防護部材102を支持するのに対し、他方の区画内に配置された協働する保持部材174は、少なくとも1つの他の防護部材102を支持する。ただし、当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、防護部材174のサイズを変更できることを認識するであろう。この点において、別の実施形態では、一方の区画に設けられた保持部材174の一部分は、1つの防護部材102を支持するために協働し、他方、その区画内に設けられた保持部材174の他方の一部分は、少なくとも1つの他の防護部材102を支持するために協働する。さらに別の実施形態では、第1のフレーム106および第2のフレーム108のうち1つの上に提供されたすべての保持部材174は、単一の防護部材102を支持するように協働する。
【0026】
図12および図13を参照すると、一実施形態では、少なくとも1つの防護部材102は、窓216を含む。窓216は、ユーザが、パネル172を超えて環境の一部分に少なくとも視覚的にアクセスできるようにサイズ設定され、成形される。例示された実施形態では、窓216は、パネル172によって規定されたポータル218を含む。窓ガラス220は、ユーザが、ポータル218を通って選択的にアクセスできるようにするために、ポータル内に選択的に固定できる。例示された実施形態では、窓ガラス220は、ポータル218の1つの縁部222に沿ってヒンジ留めされ、窓ガラス220をポータル218内で閉位置に固定するのに好適なファスナ228が提供され、それにより、窓216は選択的に開閉可能になる。一実施形態では、窓ガラス220は、たとえば、スチール、弾道セラミック、弾道ポリマー、または他のそのような材料など、パネル172と実質的に類似した弾道材料から製造される。別の実施形態では、窓ガラス220は、ガラスセラミック、透明な弾道ポリマー、硼珪酸ガラス、強化ガラス、または他のそのような透明材料などの透明な弾道装甲から製造される。より具体的な実施形態では、透明な弾道装甲製の窓ガラス220がポータル218内に固定され、さらに、窓ガラス220を選択的に覆い、固定された透明な弾道装甲窓ガラスを通って選択的に観察できるように、半透明な選択的に開閉可能な扉が提供される。
【0027】
当業者は、脅威レベルに応じて、トラス100の前部または後部、あるいは両方に結合および装着できる、様々な組合せおよびタイプの防護部材102を認識するであろう。たとえば、脅威レベルが小火器である場合には、トラス100の前部に装着されたセラミックタイルパネルで十分である。図21を参照すると、より強力な兵器の脅威に対して、複層化された防護部材102をトラス100の前部に装着し、破砕ブランケット500を後部に装着することができる。図20に例示された実施形態のようないくつかのさらに具体的な実施形態では、トラス100の内部空間は、土嚢、あるいはコンクリート、岩、水、ゲル、濃縮流体、または他のそのような分散性材料など、分散性材料を充填した他のそのような容器を含むように適合される。たとえば、図20に示された実施形態では、トラス100の内部に少なくとも1つの土嚢502が提供される。さらに、トラス100内の高い位置に少なくとも1つの土嚢を吊るすために、少なくとも1つの吊り具504が提供される。
【0028】
いくつかの実施形態では、第1の壁フレーム106と第2の壁フレーム108の第2および第3の対向する内部表面162、164、166、168の各々の上に追加の保持部材174が提供される。図16に示されるように、これらの追加の保持部材174は、第1のフレーム106と第2のフレーム108の間に少なくとも1つの端部防護部材300を解除可能に支持するように適合される。端部防護部材300は、第1の壁フレーム106と第2の壁フレーム108の間にトラス100の内部の一部分を取り囲んで、トラス100の内部に追加の弾道防護を提供するだけでなく、システム10に追加の構造的支持を提供するように作用する。ただし、当業者は、本発明を達成するために、端部防護部材300を必ずしも含む必要がないことを認識するであろう。
【0029】
図17に、本発明のいくつかの実施形態のさらなる特徴を示す。図17に示されるように、トラス100を実質的に直立位置で支持するために、支柱302が提供される。該支柱は、壁フレーム106、108の第1の側部部材118および第2の側部部材120のうち少なくとも1つに沿ってトラス100に固定されるように適合される実質的に剛性の直立ビーム304を含む。直立ビーム304に固定された近位端部308と、遠位端部310とを有するフロアビーム306が提供され、このフロアビーム306は、直立ビーム304から、地面またはその他のフロア表面など、フロア表面に向かって延びている。フロアビーム306は、直立ビーム304を実質的に直立構成でフロア表面に近接して固定するために、フロア表面に係合する。例示された実施形態では、直立ビーム304の底端部312にフロアビーム306の近位端部308が固定され、それにより、直立構成で直立ビーム304を支持するために、フロアビーム306が直立ビーム304からフロア表面に沿って直交方向に延びることが可能になる。ただし、直立ビーム304とフロアビーム306の直交関係が本発明を達成するために必要ではないことが、当業者には理解されよう。この点において、別の実施形態では、フロアビーム306の近位端部308は、直立ビーム304の上側部分に固定され、フロアビーム306は、下向きに鋭角に直立ビーム304まで延びて、フロア表面に接触する。
【0030】
図17に示されるように、フロアビーム306の遠位端部310は、貫通開口部314を規定する。支柱をフロア表面に近接して定位置に固定するために、杭316は、貫通開口部314によって受容され、フロア表面中に打ち込まれるように適合される。当業者は、当然、支柱302をフロア表面に近接して固定するのに好適なその他のコネクタと、そのようなコネクタは、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく使用することができることを認識するであろう。
【0031】
各トラス100は、隣接するトラス100に係合するための手段を含む。たとえば、図2の実施形態では、第1の壁フレーム106および第2の壁フレーム108は複数の孔508を備える。各孔508は、隣接するトラス100の対応する孔と実質的に整列するように構成される。協働する孔508が実質的に整列するように、複数のトラスがサイドバイサイド構成で配置されるとき、各孔508は、ボルト、ねじ、ピン、またはその他の好適なコネクタなど、標準的なコネクタを受容するように適合される。
【0032】
図4の実施形態では、コネクタ206は、隣接するトラス100上に設けられたピン510と整列するように構成された開口部210を規定するブラケット208を含む。ブラケット208は、トラス100から全体的に外向きに、支持フレーム110、112、114、116から離れるように延びる。ブラケット208と隣り合ったトラス100の対応するピン510とが整列するように複数のトラス100を互いに隣接して配置すると、ピン510は、トラス100を隣接構成で固定するために開口部210内に受容されるように適合される。例示された実施形態では、支持フレーム110、112、114、116上にコネクタ206が設けられるが、代替的には、コネクタ206は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、トラス100の壁フレーム部分106、108上に提供することができることが理解されよう。さらに、ブラケット208およびピン510の代わりに、ボルト、フック、クリップ、ラッチ、タイなどのような任意の既知のコネクタを使用して、複数のトラス100を一緒に結束できることが理解されよう。
【0033】
当業者は、複数のトラス100をサイドバイサイド構成で設置し、1つのトラス100の側部、頂部、および底部を他のトラス100と解除可能に接続してシステム10の防護壁12を形成できることを認識するであろう。特定のニーズを満たすために、複数のフレーム100をサイドバイサイド構成またはエンドツーエンド構成で一緒に結束することにより、可搬式防護システムを数多くのモジュラ構成で形成することが可能になる。たとえば、図18に、3側部構造を形成するために、複数のシステム10を隣合わることによって形成された防護壁12を示す。図18に示された実施形態では、防護壁12の内部を覆い、頭上の弾道の脅威からの弾道防護を提供するために、ルーフ構造400が提供される。
【0034】
図18および図19に示されるように、ルーフ構造400は、少なくとも1つのトラス100の第1の端部部材122および第2の端部部材124のうち少なくとも1つに固定されるように適合される装着レール404を有するルーフトラス402を含む。装着レール404は、角度をつけた構成で装着レール404に固定された複数のルーフフレーム406を担持および支持し、中央ゲーブル408に沿って接触する。複数のルーフ防護部材410は、実質的に取り囲まれたルーフ表面を形成するためにまとめて成形される。防護部材102に関して上述したように、ルーフ防護部材410は、ルーフ防護部材410をルーフフレーム406に解除可能に装着するために、ルーフフレーム406に解除可能に係合するのに好適なコネクタを備える。
【0035】
システム10は、弾道防護、爆破防護、および化学防護を含む様々な防護のニーズに使用されるように適合される。任意の数のトラス100は、あらゆるニーズに応えるために、様々な壁構成で一緒に結束することができる。各トラス100は、持ち運び可能で軽量かつ自立式である。また、各トラス100は、収縮位置(図3)から拡張位置(図2)に容易に組み立てることができ、保管および輸送のために解体することができる。本発明の可搬式防護システム10は容易に移動可能で、任意の場所に素早く設置することができ、防護部材102は、あらゆるレベルの脅威に応えるように調節および変更することができる。上述のシステム10では、防護壁は、最小限の道具を必要するだけで、任意の構成で素早く容易に設置することができる。システム10はまた、防護部材102のコネクタ206を選択的に接続解除し、防護部材102を各フレームから取り外し、トラス100を収縮することによって、素早く解体することができる。各トラス100が本質的に軽量であるので、フレームは、別の防護壁を設置するために、別の場所に容易に移動させることができる。
【0036】
いくつかの実施形態を説明することにより本発明を説明し、例示的な実施形態を詳細に説明してきたが、本出願は、添付の特許請求の範囲をそのような詳細に限定する、またはあらゆる方法で制限すること意図するものではない。さらなる修正形態が当業者には容易に明らかになろう。したがって、より広い態様における本発明は、図示され説明された特定の詳細、代表的な装置および方法、ならびに例示的な実施例に限定されるものではない。したがって、出願人の全体的な本出願の概念の趣旨または範囲から逸脱することなく、そのような詳細から逸脱することがある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
選択的に収縮可能なトラスと、
前記トラスによって担持され、発射物を粉砕させるための少なくとも1つの弾道装甲層を有する少なくとも1つの防護部材と、
を備える可搬式防護デバイス。
【請求項2】
前記少なくとも1つの防護部材が、前記トラスから選択的に解除可能である、請求項1に記載される可搬式防護デバイス。
【請求項3】
前記少なくとも1つの防護部材が、
弾道装甲パネルと、
前記弾道装甲パネルを前記トラスに固定するために、前記トラスに解除可能に係合するように適合した複数のコネクタと、
を備える、請求項2に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項4】
前記コネクタの各々が、
前記トラスに係合するように適合され、前記弾道装甲パネルの表面に沿って設けられたフックと、
前記弾道装甲パネルの前記表面に沿って前記フックに近接して設けられ、前記弾道装甲パネルに沿って第1の位置から第2の位置まで選択的に回転することができるように構成され、それによって、前記第2の位置まで回転したときに前記トラスから前記フックが係合解除されないようにする枢動部材と、
を備える、請求項3に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項5】
前記少なくとも1つの防護部材が、隣接する防護部材の少なくとも1つの縁部と重なるように適合される少なくとも1つの傾斜した縁部を規定する、請求項2に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項6】
前記トラスが、
前記第1のフレームおよび第2のフレームのうち少なくとも1つが、前記少なくとも1つの防護部材に選択的に固定されるように適合される第1のフレームおよび第2のフレームと、
前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間に延び、前記第2のフレームに対して離隔して前記第1のフレームを支持し、収縮位置と拡張位置との間で選択的に移動可能である複数の支持部材と、
をさらに含む、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項7】
前記複数の支持部材が、前記第1のフレームと第2のフレームとの間に延びる複数の選択的に拡張可能な部材によって規定され、前記選択的に拡張可能な部材が、前記トラスを選択的収縮可能および選択的に拡張可能にすることを可能にするために、前記第1のフレームを前記第2のフレームに近接して選択的に再配置できるように構成される、請求項6に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項8】
前記複数の支持部材の各々が、前記第1のフレームおよび第2のフレームのうち少なくとも1つから選択的に解除可能である、請求項6に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項9】
前記少なくとも1つの防護部材が、実質的に剛性の弾道材料の少なくとも1つの層と、実質的に可撓性の弾道材料の少なくとも1つの層とをさらに備える、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項10】
実質的に剛性の弾道材料の前記少なくとも1つの層が、スチール、弾道セラミック、ガラスセラミック、弾道ポリマー、および発泡金属装甲からなる群から選択される、請求項9に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項11】
実質的に可撓性の弾道材料の前記少なくとも1つの層が、破砕ブランケット材料、ガラス繊維、および可撓性ポリマーからなる群から選択される、請求項9に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項12】
前記少なくとも1つの防護部材が、
弾道装甲パネルと、
前記弾道装甲パネルによって規定されたポータルと、
前記ポータル内に固定された窓と、
を備える、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項13】
前記窓が、前記ポータル内に解除可能に固定される、請求項12に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項14】
前記窓が選択的に開閉可能であり、前記窓が前記ポータル内に前記窓を解除可能に固定するためのラッチを含むように、前記ポータルに近接して前記弾道装甲パネルにヒンジ留めされる、請求項13に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項15】
前記トラスに解除可能に固定された支柱をさらに備え、前記支柱が、前記トラスを直立位置で支持するように適合される、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項16】
前記支柱が、
前記トラスに解除可能に固定された直立部材と、
近位端部および遠位端部を有し、前記近位端部が前記直立部材に連結され、前記遠位端部が、前記トラスが前記直立位置で支持されるとき、前記トラスからフロア表面に向かって外向きに延びるフロア部材と、
を備える、請求項15に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項17】
分散性材料を保持するための容器をさらに備え、前記容器が、前記トラス内に設けられる、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項18】
前記分散性材料が、砂、コンクリート、岩、水、ゲル、および濃縮流体からなる群から選択される、請求項17に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項19】
前記トラスに担持された可撓性の装甲ブランケットをさらに備え、前記可撓性の装甲ブランケットが、粉砕された発射物の粉砕を制御するように適合される、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。
【請求項20】
前記トラスに固定されるように適合される少なくとも1つの装着レールを有し、前記少なくとも1つの装着レールによって担持された少なくとも1つのルーフフレームをさらに有する、ルーフ構造と、
前記複数のルーフフレームのうち少なくとも1つに解除可能に固定され、発射物を粉砕するための少なくとも1つの弾道装甲層を有する、少なくとも1つのルーフ防護部材と、
をさらに備える、請求項1に記載の可搬式防護デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公表番号】特表2012−506989(P2012−506989A)
【公表日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−533329(P2011−533329)
【出願日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/061664
【国際公開番号】WO2010/048391
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(511102169)ダイナミック ディフェンス マテリアルズ、エルエルシー. (1)
【Fターム(参考)】